JP2004238532A - 透明複合体組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】線膨張係数及び吸湿性が小さく、耐熱性、耐溶剤性に優れ、液晶表示素子や有機EL表示素子用の光学シートなどとしてガラスに代替可能な透明複合体組成物を提供する。
【解決手段】反応性モノマー及び/またはオリゴマー(a)1〜99重量%と非晶質熱可塑性樹脂(b)99〜1重量%からなる透明樹脂とガラスフィラー(c)からなる架橋体であり、厚さ100μmでの波長550nmにおける光線透過率が80%以上である透明複合体組成物。

Description

【0001】
【発明の技術分野】
本発明は透明複合体組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、アクティブマトリックスタイプなどの液晶表示素子や有機EL表示素子用の表示素子基板、カラーフィルター基板、太陽電池用基板等には、ガラス板が広く用いられている。しかしながら、ガラス板は割れ易い、曲げられない、比重が大きく軽量化に不向きであるなどの理由から、近年、その代替えとして種々のプラスチック素材が検討されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、非晶質の熱可塑性樹脂及び活性エネルギー線硬化の可能なビス(メタ)アクリレートからなる樹脂組成物に対し、活性エネルギー線を用いて硬化を行った部材が液晶基板などとして、ガラス基板に代えて用い得ると記載されている。また、特許文献2には、脂環式構造、芳香族等の特定のビス(メタ)アクリレートを含む組成物を活性エネルギー線等により硬化成形した透明基板を用いた液晶表示素子が記載されている。
【0004】
しかしながら、これら従来のガラス代替用のプラスチック材料は、いずれもガラス板に比べ線膨張係数が大きく、表示素子用基板、特にアクティブマトリックス表示素子基板に用いると、製造工程において反りやアルミ配線の断線などの不具合を生じる可能性があり、これらの用途への使用は困難である。このように、表示素子基板、特にアクティブマトリックス表示素子用基板に要求される、透明性、耐溶剤性、耐熱性等を満足しつつ、線膨張係数の小さなプラスチック素材が求められている。
【0005】
線膨張係数を低減するためには、従来、樹脂にガラスパウダーやガラス繊維などの無機フィラーを配合する材料の複合化も種々行われている。しかしながら、これら樹脂と無機フィラーとの複合材では、基板の透明性が損なわれることが多い。これは、無機フィラーの屈折率と樹脂の屈折率とが異なるため、樹脂中を透過する光が乱屈折することが主な原因である。
【0006】
このような問題を解決するため、スチレン−メタクリレート共重合体の組成を調整して屈折率をガラス繊維に一致させる方法、あるいはアクリル樹脂とスチレン−アクリロニトリル共重合体とをブレンドして屈折率を調整する方法、さらにはN−置換マレイミド−オレフィン系共重合体の組成を調整することにより屈折率を調整する方法など、様々な方法が提案されている(特許文献3、特許文献4、特許文献5など)。しかしながら、これらの材料をガラス基板に代えてアクティブマトリックス表示素子基板などに用いると耐熱性や耐溶剤性が不充分である。
【0007】
【特許文献1】
特開平10−77321号公報
【特許文献2】
特開平10−90667号公報
【特許文献3】
特開昭54−24993号公報
【特許文献4】
特公平6−94523号公報
【特許文献5】
特許第3216179号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は線膨張係数や吸湿性が小さく、耐熱性、耐溶剤性に優れ、ガラスに代替可能な透明複合体組成物を提供することにある。本発明の透明複合体組成物は、アクティブマトリックスタイプを含む液晶表示素子用基板、有機EL表示素子基板、カラーフィルター用基板、タッチパネル用基板、太陽電池基板などの光学シート、透明板、光学レンズ、光学素子、光導波路、LED封止材などの用途に適する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は
・ 反応性モノマー及び/またはオリゴマー(a)1〜99重量%と非晶質熱可塑性樹脂(b)99〜1重量%からなる透明樹脂とガラスフィラー(c)からなる架橋体であり、厚さ100μmでの波長550nmにおける光線透過率が80%以上である透明複合体組成物、
・ 前記透明樹脂の架橋後の屈折率と前記ガラスフィラー(c)の屈折率との差が0.01以下である(1)の透明複合体組成物、
・ 前記透明樹脂の架橋後のアッベ数が45以上である(1)〜(2)の透明複合体組成物。
・ 前記反応性モノマー及び/またはオリゴマー(a)が2官能以上のアクリロイル基またはメタクリロイル基を有する1種類以上の(メタ)アクリレートである(1)〜(3)の透明複合体組成物、
・ 前記反応性モノマー及び/またはオリゴマー(a)が1種類以上の脂環式(メタ)アクリレート及び/または1種類以上の環状エーテル構造を有する(メタ)アクリレートである(1)〜(4)の透明複合体組成物、
・ 前記脂環式(メタ)アクリレートが (1)式に示されるノルボルナンジメチロールジアクリレート及び/または (2)式に示されるジシクロペンタジエニルジアクリレートである(5)の透明複合体組成物、
・ 前記環状エーテル構造を有する(メタ)アクリレートが (3)式に示されるネオペンチルグリコール変性トリメチロールプロパンジアクリレートである(5)の透明複合体組成物、
・ 前記非晶質熱可塑性樹脂(b)が脂環式ポリオレフィン樹脂である(1)〜(7)の透明複合体組成物、
・ 前記ガラスフィラー(c)が、ガラス繊維布である(1)〜(8)の透明複合体組成物、
・ 前記ガラスフィラー(c)の屈折率が1.45〜1.55である(1)〜(9)の透明複合体組成物、
・ 30〜150℃における平均線膨張係数が40ppm以下である(1)〜(10)の透明複合体組成物、
・ 厚さ50〜2000μmのシートである(1)〜(11)の透明複合体組成物、
(13)透明複合体組成物が、光学シート、表示素子用プラスチック基板又はアクティブマトリックス表示素子用基板である(1)〜(12)の透明複合体組成物を提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明をさらに具体的に説明する。
本発明の透明複合体組成物は、厚さ100μmでの波長550nmにおける光線透過率が80%以上である必要があり、さらに好ましくは85%以上であり、最も好ましくは88%以上である。波長550nmにおける光線透過率が80%より低いと、例えば表示素子用プラスチックの基板として用いた場合に表示性能が不十分となる。
【0011】
かかる複合体において、波長550nmにおける光線透過率を80%以上にするには、(1)透明樹脂とガラスフィラーの屈折率を一致させるか、あるいは(2)光の波長以下の微細なガラスフィラーを用いる方法などが採用し得るが、材料の入手の容易さから屈折率を調整する方法が好ましい。
【0012】
本発明において、反応性モノマー及び/またはオリゴマー(a)と非晶質熱可塑性樹脂(b)からなる透明樹脂の架橋後の屈折率とガラスフィラー(c)の屈折率との差は、優れた透明性を得るため0.01以下であることが好ましく、より好ましくは0.005以下である。かかる屈折率差が0.01より大きいと得られる複合体組成物の透明性が劣る傾向にある。
【0013】
反応性モノマー及び/またはオリゴマー(a)と非晶質熱可塑性樹脂(b)からなる透明樹脂の架橋後の屈折率とガラスフィラー(c)の屈折率との差を0.01以下にする方法としては、特に限定されるものではなく、例えば、単独でガラスフィラー(c)の屈折率に合うような反応性モノマー及び/またはオリゴマー(a)や非晶質熱可塑性樹脂(b)を選択する方法や、屈折率の異なる2種類以上の樹脂を混合して屈折率を調整しガラスフィラー(c)の屈折率に合わせる方法などが挙げられる。
【0014】本発明における透明樹脂は、ガラス繊維(c)と複合化して優れた透明性を得るために、架橋後のアッベ数が45以上であることが好ましく、50以上であることがより好ましい。ここでいうアッベ数(υ)とは、屈折率の波長依存性、すなわち分散の度合いを示すもので、υ=(n−1)/(n−n)で求めることができる。ここで、n、n、nは、それぞれブラウンホーファーの線のC線(波長656nm)、D線(589nm)、F線(486nm)に対する屈折率である。アッベ数が小さい材料は、波長によって屈折率が大きく変化する。一般的なガラスフィラーはアッベ数が50以上であるため、架橋後のアッベ数が45以下の透明樹脂と複合化すると、波長589nmで屈折率を合わせたとしても、例えば400nm以下の波長では屈折率がずれてしまい、400nm以下の光線透過率が低下する傾向にある。架橋後のアッベ数が45以上の透明樹脂を用いれば、一般的なガラスフィラーと広い波長範囲で屈折率を一致させることができ、例えば400nm以下の波長においても優れた光線透過率を実現できる。
【0015】
本発明における反応性モノマー及び/またはオリゴマー(a)は活性エネルギー線および/または熱によって架橋可能であり、架橋させて得られる硬化物が可視光線に対し高い透過性を有していれば良く、特に限定されるものではない。具体的にはアクリロイル基またはメタクリロイル基を有するモノマー及び/またはオリゴマーやエポキシ基を有するモノマー及び/またはオリゴマーなどがあげられ、2官能以上のアクリロイル基またはメタクリロイル基を有する(メタ)アクリレートが好ましい。透明性や耐熱性の面から脂環式(メタ)アクリレートや環状エーテル構造を有する(メタ)アクリレートがより好ましく、脂環式(メタ)アクリレートの中でも下記式(1)に示されるノルボルナンジメチロールジアクリレート及び下記式(2)に示されるジシクロペンタジエニルジアクリレートが特に好ましく、環状エーテル構造を有する(メタ)アクリレートの中でも下記式(3)に示されるネオペンチルグリコール変性トリメチロールプロパンジアクリレートが特に好ましい。これらは単独で用いても、二種類以上を混合して用いても構わない。
【化4】
Figure 2004238532
【化5】
Figure 2004238532
【化6】
Figure 2004238532
【0016】
本発明における非晶質熱可塑性樹脂(b)は、可視光線に対し高い透過性を有するものであれば特に限定されるものではないが、例としては、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、脂環式ポリオレフィン樹脂などが挙げられ、最も好ましくは脂環式ポリオレフィン樹脂である。脂環式ポリオレフィン樹脂としては、JSR(株)製のアートン、日本ゼオン(株)製のゼオノアやゼオネック、三井化学(株)製のアペルなどが挙げられ、特にJSR(株)製のアートンが好ましい。
【0017】
本発明における透明樹脂は、反応性モノマー及び/またはオリゴマー(a)1〜99重量%と非晶質熱可塑性樹脂(b)99〜1重量%を混合し架橋させることが好ましい。より好ましくは反応性モノマー及び/またはオリゴマー(a)20〜97重量%と非晶質熱可塑性樹脂(b)80〜3重量%、最も好ましくは反応性モノマー及び/またはオリゴマー(a)30〜95重量%と非晶質熱可塑性樹脂(b)70〜5重量%である。反応性モノマー及び/またはオリゴマーと非晶質熱可塑性樹脂を混合し架橋させることにより反応性モノマー及び/またはオリゴマーのみを架橋させるよりも、ガラスフィラー(c)と組み合わせた時により高い透明性とより低い吸湿性を得ることができる。また、非晶質熱可塑性樹脂のみでは耐溶剤性が問題となる。
【0018】
本発明の透明複合体組成物に配合するガラスフィラー(c)の屈折率は特に限定されるものではないが、組み合わせる樹脂の屈折率の調整が容易なように1.45〜1.55の範囲にあるのが好ましい。より好ましくは1.50〜1.54である。ガラスフィラー(c)の屈折率が1.55以上では、同じ屈折率でアッベ数が45以上の樹脂を選択するのが困難であり、1.45以下では特殊な組成のガラスフィラーとなり、コスト的に不利である。特に、1.50〜1.54の範囲であれば、一般的なガラスフィラーが適用でき、かつ同じ屈折率でアッベ数が45以上の樹脂の選択も容易である。
【0019】
本発明で用いるガラスフィラー(c) としては、ガラス繊維、ガラスクロスやガラス不織布などのガラス繊維布、ガラスビーズ、ガラスフレーク、ガラスパウダー、ミルドガラスなどが挙げられる。中でも線膨張係数の低減効果が高いことから、ガラス繊維、ガラスクロス、ガラス不織布が好ましく、ガラスクロスが最も好ましい。
【0020】
ガラスの種類としては、Eガラス、Cガラス、Aガラス、Sガラス、Dガラス、NEガラス、Tガラス、クォーツ、低誘導率ガラス、高誘導率ガラスなどがあげられ、中でもアルカリ金属などのイオン性不純物が少なく、入手が容易なEガラス、Sガラス、Tガラス、NEガラスが好ましい。
【0021】
ガラスフィラーとしてガラスクロスや不織布を用いる場合、フィラメントの織りかたに限定はなく、平織り、ななこ織り、朱子織り、綾織りなどが適用でき、中でも平織りが好ましい。ガラスクロスの厚みは、通常、30〜200μmであるのが好ましく、より好ましくは40〜150μmである。ガラスクロスやガラス不織布などのガラス繊維布は1枚だけでもよく、複数枚を重ねて用いてもよい。
【0022】
透明複合体組成物におけるガラスフィラーの配合量は、1〜90重量%が好ましく、より好ましくは10〜80重量%、さらに好ましくは30〜70重量%である。ガラスフィラーの配合量がこれより少ないと、複合化による低線膨張化の効果が認められず、一方、これより多いと成形外観が低下する傾向にある。
【0023】
透明複合体組成物は、ガラス繊維布などのガラスフィラーと樹脂とが密着しているほど、プラスチック基板などにした場合の透明性が向上するため、ガラスフィラー表面をシランカップリング剤などの公知の表面処理剤で処理することが好ましい。具体的には、反応性モノマーとして アクリロイル基またはメタクリロイル基を有するモノマー及び/またはオリゴマーを用いた場合には(メタ)アクリルシランで処理することが好ましい。
【0024】
本発明の複合体組成物中には、必要に応じ、透明性、耐溶剤性、耐熱性等の特性を損なわない範囲で、他の熱可塑性又は熱硬化性のオリゴマーやポリマーを併用してよい。他のオリゴマーやポリマーを併用する場合は、全体の屈折率がガラスフィラーの屈折率に合うように組成比を調整すればよい。
【0025】
また、本発明のプラスチック基板など複合体組成物中には、必要に応じて、透明性、耐溶剤性、耐熱性等の特性を損なわない範囲で、少量の酸化防止剤、紫外線吸収剤、染顔料、他の無機フィラー等の充填剤等を配合してもよい。
【0026】
複合体組成物の成形方法には制限がなく、▲1▼反応性モノマー及び/またはオリゴマーと非晶質熱可塑性樹脂、ガラスフィラーとを直接混合し、必要な型に注型したのち架橋させる方法、▲2▼反応性モノマー及び/またはオリゴマーと非晶質熱可塑性樹脂を溶剤に溶解しガラスフィラーを分散させキャストした後、架橋させる方法、さらに▲3▼反応性モノマー及び/またはオリゴマーと非晶質熱可塑性樹脂をガラス繊維布に含浸させたのち架橋させ、必要に応じてシート化する方法などが挙げられる。
【0027】
前記の反応性モノマー及び/またはオリゴマーを架橋させるには、活性エネルギー線により硬化させる方法、熱をかけて熱重合させる方法等があり、これらを併用してもよい。反応性モノマー及び/またはオリゴマー、好ましくは 2官能以上のアクリロイル基またはメタクリロイル基を有する(メタ)アクリレートを用いる場合には、活性エネルギー線により硬化させる方法が好ましく、反応の完結、リターデーション値を低くする、線膨張係数を低減する等の目的で、活性エネルギー線による硬化及び/又は熱をかけて熱重合させる工程の後に、さらに高温での熱処理を併用することが好ましい。使用する活性エネルギー線としては、紫外線が好ましい。紫外線の光源としては、例えば、メタルハライドタイプ、高圧水銀灯ランプ等が挙げられる。
【0028】
反応性モノマー及び/またはオリゴマーを紫外線等の活性エネルギー線により架橋、硬化させるには、樹脂組成物中にラジカルを発生する光重合開始剤を加えるのが好ましい。かかる光重合開始剤としては、例えばベンゾフェノン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインプロピルエーテル、ジエトキシアセトフェノン、1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニルケトン、2,6−ジメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシドが挙げられる。これらの光重合開始剤は2種以上を併用しても良い。
【0029】
光重合開始剤の複合体組成物中における含有量は、適度に硬化させる量であればよく、反応性モノマー及び/またはオリゴマー、好ましくは2官能以上のアクリロイル基またはメタクリロイル基を有する(メタ)アクリレート合計100重量部に対し、0.01〜2重量部が好ましく、さらに好ましくは、0.02〜1重量部であり、最も好ましくは、0.1〜0.5重量部である。光重合開始剤の添加量が多すぎると、重合が急激に進行し、複屈折の増大、着色、硬化時の割れ等の問題が発生する。また、少なすぎると組成物を充分に硬化させることができず、架橋後に型に付着して取り外せないなどの問題が発生する恐れがある。
【0030】
活性エネルギー線による硬化及び/又は熱重合による架橋後に高温で熱処理する場合は、その熱処理工程の中に、線膨張係数を低減する等の目的で、窒素雰囲気下又は真空状態で、250〜300℃、1〜24時間の熱処理工程を加えるのが好ましい。
【0031】
本発明の透明複合体組成物を、光学用途、すなわち透明板、光学レンズ、液晶表示素子用プラスチック基板、カラーフィルター用基板、有機EL表示素子用プラスチック基板、太陽電池基板、タッチパネル、光学素子、光導波路、LED封止材等として用いる場合は、30〜150℃の平均線膨張係数が40ppm以下であることが好ましく、より好ましくは30ppm以下である。最も好ましくは20ppm以下である。前記値を越えると、製造工程において反りやアルミ配線の断線などの問題が生じる恐れがあるが、線膨張係数が前記の値以下であると従来のガラス基板を用いた場合の設備を大きく変更せずにTFT形成工程を実施できる。
【0032】
本発明の複合体組成物を、液晶表示素子用プラスチック基板、カラーフィルター用基板、有機EL表示素子用プラスチック基板、太陽電池基板、タッチパネル等として用いる場合、基板の厚さは50〜2000μmであることが好ましく、50〜1000μmであるのがより好ましい。基板の厚さがこの範囲内にあれば、平坦性に優れ、ガラス基板と比較して、基板の軽量化を図ることができる。
【0033】
本発明の複合体組成物を光学シートとして用いる場合、平滑性向上のために両面に樹脂のコート層を設けてもよい。コートする樹脂としては、優れた透明性、耐熱性、耐薬品性を有していることが好ましく、具体的には多官能アクリレートやエポキシ樹脂などをあげることができる。コート層の厚みは0.1〜50μmが好ましく、0.5〜30μmであるのがより好ましい。
本発明の光学シートを特に表示素子用プラスチック基板として用いる場合には、必要に応じて水蒸気や酸素に対するガスバリア層や透明電極層を設けてもよい。
【0034】
【実施例】
以下に本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、これらは本発明の範囲を限定するものではない。
【0035】
(実施例1)
NEガラス系ガラスクロス(厚さ100μm、屈折率1.510、日東紡製NEA2116)を、焼きだしをして有機物を除去した後、アクリロイロキシプロピルトリエトキシシラン(アクリルシラン)で処理した。このガラスクロスに、ノルボルナンジメチロールジアクリレート (東亞合成(株)製、架橋後の屈折率1.520)81重量部、ネオペンチルグリコール変性トリメチロールプロパンジアクリレート (日本化薬(株)製R−604、架橋後の屈折率1.496)9重量部、ARTON(JSR(株)製、グレード:G6810B、屈折率1.513)10重量部、光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン(チバスペシャリティケミカル製、イルガキュア184))0.45重量部及び塩化メチレン100重量部とからなる樹脂溶液を含浸し脱泡を行った。このガラスクロスを離型処理したガラス板上でキャストして塩化メチレンを十分に揮発除去した後、離型処理したガラス板に挟み込んで、両面から約500mJ/cmのUV光を照射して硬化させた。さらに真空オーブン中、約100℃にて3時間加熱後、さらに約250℃にて3時間加熱し、シート状のプラスチック基板(厚さ0.1mm)を得た。該基板のガラスフィラー含有率は50重量%であった。
【0036】
(実施例2)
樹脂溶液として、ノルボルナンジメチロールジアクリレート (東亞合成(株)製、架橋後の屈折率1.520)63重量部、ネオペンチルグリコール変性トリメチロールプロパンジアクリレート (日本化薬(株)製R−604、架橋後の屈折率1.496)7重量部、ARTON(JSR(株)製、グレード:G6810B、屈折率1.513)30重量部、光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン(チバスペシャリティケミカル製、イルガキュア184))0.35重量部及び塩化メチレン200重量部とからなる樹脂溶液を調製し、これを実施例1と同様のガラスクロスに含浸し、脱泡した。このガラスクロスを実施例1と同様にキャストによる塩化メチレンの揮発除去、UV光照射及び加熱の処理を施してシート状のプラスチック基板(厚さ0.1mm)を得た。該基板のガラスフィラー含有率は50重量%であった。
【0037】
(実施例3)
樹脂溶液として、ノルボルナンジメチロールジアクリレート (東亞合成(株)製、架橋後の屈折率1.520)45重量部、ネオペンチルグリコール変性トリメチロールプロパンジアクリレート (日本化薬(株)製R−604、架橋後の屈折率1.496)5重量部、ARTON(JSR(株)製、グレード:G6810B、屈折率1.513)50重量部、光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン(チバスペシャリティケミカル製、イルガキュア184))0.25重量部及び塩化メチレン450重量部とからなる樹脂溶液を調製し、これを実施例1と同様のガラスクロスに含浸し、脱泡した。このガラスクロスを実施例1と同様にキャストによる塩化メチレンの揮発除去、UV光照射及び加熱の処理を施してシート状のプラスチック基板(厚さ0.1mm)を得た。該基板のガラスフィラー含有率は30重量%であった。
【0038】
(比較例1)
ジシクロペンタジエニルジアクリレート(東亞合成(株)製M−203、架橋後の屈折率1.527)100重量部に光重合開始剤0.5重量部添加し、離型処理したガラス板に挟み込んで、両面から約500mJ/cmのUV光を照射して硬化させた。さらに真空オーブン中で、約100℃にて3時間加熱後、さらに約250℃にて3時間加熱し、シート状のプラスチック基板(厚さ0.1mm)を得た。
【0039】
(比較例2)
ノルボルナンジメチロールジアクリレート (東亞合成(株)製、架橋後の屈折率1.520)81重量部、ネオペンチルグリコール変性トリメチロールプロパンジアクリレート (日本化薬(株)製R−604、架橋後の屈折率1.496)9重量部、ARTON(JSR(株)製、グレード:G6810B、屈折率1.513)10重量部、光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン(チバスペシャリティケミカル製、イルガキュア184))0.45重量部及び塩化メチレン100重量部とからなる樹脂溶液を調製し、離型処理したガラス板上でキャストして塩化メチレンを十分に揮発除去し、その後離型処理したガラス板に挟み込んで、両面から約500mJ/cmのUV光を照射して硬化させた。さらに真空オーブン中、約100℃にて3時間加熱後、さらに約250℃にて3時間加熱し、シート状のプラスチック基板(厚さ0.1mm)を得た。
【0040】
(比較例3)
ジシクロペンタジエニルジアクリレート(東亞合成(株)製M−203、架橋後の屈折率1.527)90重量部、ARTON(JSR(株)製、グレード:G6810B、屈折率1.513)10重量部、光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン(チバスペシャリティケミカル製、イルガキュア184))0.45重量部及び塩化メチレン100重量部とからなる樹脂溶液を調製し、離型処理したガラス板上でキャストして塩化メチレンを十分に揮発除去し、その後離型処理したガラス板に挟み込んで、両面から約500mJ/cmのUV光を照射して硬化させた。さらに真空オーブン中、約100℃にて3時間加熱後、さらに約250℃にて3時間加熱し、シート状のプラスチック基板(厚さ0.1mm)を得た。
【0041】
(比較例4)
樹脂溶液として、ネオペンチルグリコール変性トリメチロールプロパンジアクリレート (日本化薬(株)製R−604、架橋後の屈折率1.496)90重量部、ARTON(JSR(株)製、グレード:G6810B、屈折率1.513)10重量部、光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン(チバスペシャリティケミカル製、イルガキュア184))0.45重量部及び塩化メチレン100重量部とからなる樹脂溶液を調製し、これを実施例1と同様のガラスクロスに含浸し、脱泡した。このガラスクロスを実施例1と同様にキャストによる塩化メチレンの揮発除去、UV光照射及び加熱の処理を施してシート状のプラスチック基板(厚さ0.1mm)を得た。該基板のガラスフィラー含有率は50重量%であった。
【0042】
(比較例5)
塩化メチレン900重量部にARTON(JSR(株)製、グレード:G6810B、屈折率1.513)100重量部を溶解した後、キャスト法により塩化メチレンを十分に揮発除去し、シート状のプラスチック基板(厚さ0.1mm)を得た。
【0043】
(評価方法)
前記の実施例、比較例にて作製したシート状のプラスチック基板(光学シート)について、下記の評価方法により各種の特性を測定した。
【0044】
a)平均線膨張係数
セイコー電子(株)製TMA/SS120C型熱応力歪測定装置を用いて、窒素の雰囲気下、1分間に5℃の割合で温度を30℃から150℃まで上昇させた後、一旦0℃まで冷却し、再び1分間に5℃の割合で温度を上昇させて30℃〜150℃の時の値を測定して求めた。
【0045】
b)耐溶剤性
試料をキシレン中、25℃で24時間浸漬した。試料を取り出した後、目視にて外観を観察した。完全に変形、変色を伴わず、侵食されないもののみ○、他は×とした。
【0046】
c)光線透過率
分光光度計U3200(日立製作所製)で400nm及び550nmの光線透過率を測定した。
【0047】
d)屈折率、アッベ数
アタゴ社製アッベ屈折率計DR−M2を用いて、25℃で波長589nmの屈折率を測定した。また、波長656nm及び486nmの屈折率を測定してアッベ数を求めた。
【0048】
e)吸水率(吸湿性)
試料を200℃のオーブン中で2時間乾燥させた後、純水90℃の温水中に5時間浸漬し、乾燥後と純水浸漬後の試料の重量を測定し以下の式により吸水率を算出した。
吸水率(%)=(純水浸漬後の重量−乾燥後の重量)/ 乾燥後の重量 × 100
これら評価方法により、前記実施例、比較例にて得られた試料を評価した結果をつぎの表1〜3に示す。
【0049】
【表1】
Figure 2004238532
【0050】
【表2】
Figure 2004238532
【0051】
【表3】
Figure 2004238532
【0052】
【発明の効果】
本発明の透明複合体組成物は、低線膨張係数、低吸湿性で耐熱性、耐溶剤性等に優れる。また、アッベ数を45以上とすることで、広い波長範囲で優れた透明性がえられるため、例えば、透明板、光学レンズ、液晶表示素子用プラスチック基板、カラーフィルター用基板、有機EL表示素子用プラスチック基板、太陽電池基板、タッチパネル、光学素子、光導波路、LED封止材等に好適に利用でき、特に液晶表示素子基板や有機EL素子基板用の光学シートとして好ましい。

Claims (13)

  1. 反応性モノマー及び/またはオリゴマー(a)1〜99重量%と非晶質熱可塑性樹脂(b)99〜1重量%からなる透明樹脂とガラスフィラー(c)からなる架橋体であり、厚さ100μmでの波長550nmにおける光線透過率が80%以上である透明複合体組成物。
  2. 前記透明樹脂の架橋後の屈折率と前記ガラスフィラー(c)の屈折率との差が0.01以下である請求項1の透明複合体組成物。
  3. 前記透明樹脂の架橋後のアッベ数が45以上である請求項1または2の透明複合体組成物。
  4. 前記反応性モノマー及び/またはオリゴマー(a)が2官能以上のアクリロイル基またはメタクリロイル基を有する1種類以上の(メタ)アクリレートである請求項1〜3いずれかの透明複合体組成物。
  5. 前記反応性モノマー及び/またはオリゴマー(a)が1種類以上の脂環式(メタ)アクリレート及び/または1種類以上の環状エーテル構造を有する(メタ)アクリレートである請求項1〜3いずれかの透明複合体組成物。
  6. 前記脂環式(メタ)アクリレートが下記(1)式に示されるノルボルナンジメチロールジアクリレート及び/または下記(2)式に示されるジシクロペンタジエニルジアクリレートである請求項5の透明複合体組成物。
    Figure 2004238532
    Figure 2004238532
  7. 前記環状エーテル構造を有する(メタ)アクリレートが下記(3)式に示されるネオペンチルグリコール変性トリメチロールプロパンジアクリレートである請求項5の透明複合体組成物。
    Figure 2004238532
  8. 前記非晶質熱可塑性樹脂(b)が脂環式ポリオレフィン樹脂である請求項1〜7いずれかの透明複合体組成物。
  9. 前記ガラスフィラー(c)が、ガラス繊維布である請求項1〜8いずれかの透明複合体組成物。
  10. 前記ガラスフィラー(c)の屈折率が1.45〜1.55である請求項1〜9いずれかの透明複合体組成物。
  11. 30〜150℃における平均線膨張係数が40ppm以下である請求項1〜10いずれかの透明複合体組成物。
  12. 厚さ50〜2000μmのシートである請求項1〜11いずれかの透明複合体組成物。
  13. 透明複合体組成物が、光学シート、表示素子用プラスチック基板又はアクティブマトリックス表示素子用基板である請求項1〜12いずれかの透明複合体組成物。
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