JP2004238098A - リフト装置 - Google Patents

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Yoshiharu Hosoda
田 由 晴 細
Harumi Nakayama
山 治 己 中
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Tokai Techno Co Ltd
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Tokai Techno Co Ltd
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Abstract

【課題】リフト装置を容易に搬送できること。
【解決手段】被昇降物を載置可能な昇降テーブル11が、シザーズリンク12、13の動作によりベース15に対し垂直方向に昇降するリフト装置10であって、昇降テーブル11、ベース15及びシザーズリンク12、13、並びにシザーズリンク12、13を動作させる昇降機構14を有する本体ユニット40と、昇降機構を駆動させる駆動モータ24を備えた駆動ユニット41とが、着脱可能に別体に構成されたものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車椅子や人(特に下肢障害者)、荷物などの被昇降物を昇降させるリフト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
下肢障害者が車椅子に搭乗したまま、例えば建物の玄関などに存在する段差や、車両への乗り降りの際に存在する段差を乗り越えたい場合、段差のある場所に設置して、乗り入れた車椅子を昇降させるリフト装置が従来から提案されている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
また、車椅子に搭乗していない下肢障害者が上記段差を乗り越える際にも、下肢障害者を直接搭載させて昇降させるリフト装置が知られている。
さらに、荷役作業において、荷物を所定の場所に積み上げる際にも、荷物を昇降させるリフト装置が使用されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001‐58796号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、特許文献1に記載のリフト装置では、昇降テーブルにおける垂直方向の昇降が、シザーズリンクを介して、このシザーズリンクを動作させる昇降手段(スクリュー軸、ナット部)及び駆動モータにより実施されるが、これらの昇降手段及び駆動モータは一体化されて、昇降テーブルの下方に設置されている。このように駆動モータが昇降機構と一体化されていることから、これらの部品の配置レイアウトに自由度が乏しい。
また、駆動モータと昇降機構とが一体化されているため、重量の大きな駆動モータによってリフト装置全体の重量が増大し、リフト装置の搬送が困難になってしまう。
【0006】
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、装置を容易に搬送できるリフト装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、被昇降物を載置可能な昇降テーブルが、シザーズリンクの動作によりベースに対し垂直方向に昇降するリフト装置であって、上記昇降テーブル、上記ベース及び上記シザーズリンク、並びに上記シザーズリンクを動作させる昇降手段を有する本体ユニットと、上記昇降手段を駆動させる駆動モータを備えた駆動ユニットとが別体に構成されたことを特徴とするものである。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記駆動ユニットが、本体ユニットに対し着脱可能に構成されたことを特徴とするものである。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記駆動ユニットが、撓み変形可能なフレキシブルシャフトを介して本体ユニットに連結されたことを特徴とするものである。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、上記駆動ユニットには、本体ユニットの昇降テーブルから駆動ユニットに作用するトルク反力を支持する反力受け手段が設けられたことを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
図1は、本発明に係るリフト装置の第1の実施の形態を示す斜視図である。図2は、図1のリフト装置における本体ユニットを示す側面図である。
【0012】
これらの図1及び図2に示すリフト装置10は、車椅子や下肢障害者、荷物などの被昇降物(特に下肢障害者)を昇降させるものであり、車椅子や下肢障害者が、建物の玄関に存在する段差、あるいは車両への乗り降りの際に存在する段差を乗り越えることを可能とし、または荷物を所定高さまで移動させることを可能とするものである。
【0013】
このリフト装置10は、図示しないに被昇降物を載置する昇降テーブル11と、この昇降テーブル11をベース15に対し垂直方向に昇降させる2つのシザーズリンク12及び13と、駆動モータ24の駆動力により昇降テーブル11を上述のごとく昇降させる昇降手段としての昇降機構14と、上記シザーズリンク12、13及び昇降機構14等が設置された前記ベース15とを備えた本体ユニット40を有する。更に、このリフト装置10は、前記駆動モータ24を備えた駆動ユニット41と、駆動モータ24の正転起動、逆転起動及び停止を制御する制御ユニット42(図7)とを有する。
【0014】
上記本体ユニット40のベース15は、図8に示すように四角枠形状であり、シザーズリンク12及び13、並びに後述の同期軸31、上昇端リミットスイッチ43及び下降端リミットスイッチ44を支持する。このうち、上昇端リミットスイッチ43及び下降端リミットスイッチ44は、図3に示すように、センサレール45を介してベース15に取り付けられる。
【0015】
図1及び図4に示すように、上記昇降テーブル11は、被昇降物を載置可能とする載置面部18の両側に、リンク支持部19が一体化されたものであり、図9及び図10に示すようにモノコック構造にて構成されている。
【0016】
載置面部18は、リンク支持部19に比べて高低差Hだけ低い位置に設けられ、主にこの載置面部18の裏面に補強リブ16が複数枚に固着されて、昇降テーブル11の剛性が確保される。この昇降テーブル11は、図2及び図4に示すシザーズリンク12、13及び昇降機構14の作用で、ベース15の上方を垂直方向に昇降可能とされる。
【0017】
上記シザーズリンク12、13は、昇降テーブル11の載置面部18における両側のリンク支持部19のそれぞれとベース15との間に配置される。これらの各シザーズリンク12、13は、内側リンクアーム21と外側リンクアーム22とが、それぞれの長手方向中央位置でリンクヒンジボルト23により枢支されたものである。シザーズリンク12と13のそれぞれの内側リンクアーム21は、リンクステー20により連結されて一体化されている。
【0018】
図4及び図5に示すように、上記内側リンクアーム21は、下端部21Bが、ベース15に固定されたヒンジブラケット33に、ヒンジピン49を介して軸支されると共に、上端部21Aがローラ34を用いて昇降テーブル11のリンク支持部19に摺動自在に配設される。また、外側リンクアーム22は、上端部22Aが、昇降テーブル11のリンク支持部19に固定されたヒンジブラケット35に、ヒンジピン50を介して軸支されると共に、下端部22Bがローラ36を用いてベース15に摺動自在に配設される。
【0019】
内側リンクアーム21の上端部21Aがローラ34を用いて昇降テーブル11のリンク支持部19を摺動し、且つ、外側リンクアーム22の下端部22Bがローラ36を用いてベース15を摺動することによって、図2の2点鎖線に示すように、シザーズリンク12及び13は、昇降テーブル11をベース15に対し垂直方向に昇降させる。
【0020】
上記ローラ34は、図4及び図5に示すように、軸支ボルト37を介して内側リンクアーム21の上端部21Aに回転自在に軸支されて、昇降テーブル11のリンク支持部19のローラ押え38との間に介在されて転動する。ローラ押え38は、図2及び図4に示すように、ローラ34の転動方向に延在され、リンク支持部19に固定された板ナット39を用いて当該リンク支持部19に取り付けられる。また、このローラ押え38の存在により、昇降テーブル11は、外側リンクアーム22の上端部22Aを中心に回転する方向のモーメントFを受けても、ローラ34がローラ押え38に当接することによって、上記上端部22Aを中心とした跳ね上りが防止される。
【0021】
尚、上記板ナット39を用いて、昇降テーブル11の両リンク支持部19に化粧カバー46がビス止めされている。この化粧カバー46により、昇降テーブル11の最下降状態等において、シザーズリンク12、13及び昇降機構14等が外方から目視されないよう構成される。
【0022】
上記ローラ36は、図3及び図6に示すようにナット軸47に回転自在に軸支される。このナット軸47は、後述のナット部27及び28から延在され、且つ外側リンクアーム22の下端部22Bを貫通する。ローラ36は、ベース15とローラ押え48との間に介在されて転動する。このローラ押え48も、ローラ36の転動方向に延在されてベース15に固定される。更に、このローラ押え48も、ローラ36に当接することによって、ベース15の昇降テーブル11に対する平行状態を確保する。
【0023】
前記昇降機構14は、図3及び図4に示すように、スクリュー軸25及び26とナット部27及び28を有して構成され、スクリュー軸25にナット部27が、スクリュー軸26にナット部28がそれぞれ螺装される。スクリュー軸25及びナット部27はシザーズリンク12側で、昇降テーブル11の一方のリンク支持部19に対応する位置に配置される。また、スクリュー軸26及びナット部28はシーザズリンク13側で、昇降テーブル11の他方のリンク支持部19に対応する位置に配置される。
【0024】
上記ナット部27、28は、前述の如く、シザーズリンク12、13のそれぞれにおける外側リンクアーム22の下端部22Bを貫通してローラ36を軸支するナット軸47と一体に構成される。
【0025】
また、スクリュー軸25、26のそれぞれは、互いに噛み合う傘歯車30A及び30Bを介して同期軸31に連結される。この同期軸31は、その両端側がベース15に軸受スタンド32を介して回転自在に支持され、この同期軸31の一端部側および他端部に上記傘歯車30Bが回転一体に結合されている。また、上記傘歯車30Aは、スクリュー軸25及び26のそれぞれの一端部に回転一体に結合される。
【0026】
これらのスクリュー軸25及び26は水平状態に配設され、ナット部27、28が螺合される側の他端部は、ベース15の嵌合穴29に回転(自転)自在に支持され、また、傘歯車30Aが結合された一端部側は、ベアリングブロック51により回転(自転)自在に支持される。このベアリングブロック51は、シーザーズリンク12、13の内側リンクアーム21における下端部21Bを軸支する前記ヒンジピン49に一体化して設けられる。従って、このベアリングブロック51は、ヒンジピン49を介してヒンジブラケット33によりベース15に支持される。
【0027】
更に、図5に示すように、スクリュー軸25及び26は水平配置状態に配設されると共に、同期軸31及び上記ヒンジピン49(つまり、ジザーズリンク12、13における内側リンクアーム21のベース15への固定側支点)と同一高さに設定される。また、スクリュー軸25、26にそれぞれ螺合するナット部27、28も、同期軸31及びヒンジピン49と同一高さに設定される。従って、スクリュー軸25、26の回転(自転)によりナット部27、28を介してシーザーズリンク12、13が動作したときにも、このシザーズリンク12、13の動作に伴いスクリュー軸25及び26が昇降することがなく、定位置に保持されて、スクリュー軸25及び26の傘歯車30Aと同期軸31の傘歯車30Bとの噛み合いが良好に確保される。
【0028】
図3に示すように、上記同期軸31の一端部に入力用ナット52が回転一体に結合される。この入力用ナット52は、図1及び図7に示す前記駆動ユニット41の出力ソケット53に回転一体に、且つ離脱可能に嵌合される。駆動ユニット41は、駆動モータ24及び減速機構54が連結されて内蔵されたものであり、出力ソケット53は減速機構54に結合される。また、駆動モータ24は、正転又は逆転可能な例えば交流電動機である。
【0029】
従って、駆動ユニット41の出力ソケット53が本体ユニット40における同期軸31の入力ソケット52に嵌合された状態で、駆動ユニット41の駆動モータ24が起動されることにより、この駆動モータ24の駆動力は出力ソケット53を経て同期軸31へ伝達され、この同期軸31が回転駆動される。この同期軸31の回転により、昇降機構14のスクリュー軸25及び26が、傘歯車30B及び30Aを介して同期して回転され、ナット部27がスクリュー軸25の軸方向に沿って、またナット部28がスクリュー軸26の軸方向に沿ってそれぞれ同一量を相対移動する。これにより、シザーズリンク12、13の内側リンクアーム21及び外側リンクアーム22がリンクヒンジボルト23を枢支点として動作して、昇降テーブル11は、水平状態に確保されつつベース15の上方を垂直方向に昇降する。
【0030】
上記駆動ユニット45と前記制御ユニット42とは、図7に示すように、接続ケーブル55を用いて電気的に接続され、また、この制御ユニット42に電源ケーブル56が接続される。駆動ユニット41の駆動モータ24へは、電源ケーブル56、制御ユニット42及び接続ケーブル55を経て給電される。また、この制御ユニット42には上昇操作ボタン57及び下降操作ボタン58が設けられる。上昇操作ボタン57、下降操作ボタン58のそれぞれの押圧操作により、駆動ユニット41の駆動モータ24が正転起動、逆転起動されて、昇降テーブル11がそれぞれ上昇、下降する。
【0031】
更に、制御ユニット42には、信号ケーブル59を用いて上昇端リミットスイッチ43及び下降端リミットスイッチ44が電気的に接続されている。これらの上昇端リミットスイッチ43、下降端リミットスイッチ44は、図3及び図6に示すように、シザーズリンク12を動作させる昇降機構14のナット部27に装着されたドク60に接触可能とされる。このドク60が上昇端リミットスイッチ43に接触するにより、昇降テーブル11が最上昇端に到達したことが当該上昇端リミットスイッチ43により検出され、制御ユニット42は、駆動モータ24の正転を停止させる。また、ドク60が下降端リミットスイッチ44に接触することにより、昇降テーブル11が最下降端に到達したことが当該下降端リミットスイッチ44により検出され、制御ユニット42は駆動モータ24の逆転を停止させる。
【0032】
前述の如く、リフト装置10は本体ユニット40、駆動ユニット41、制御ユニット42が別体に構成され、このうち、駆動ユニット41と制御ユニット42が接続ケーブル55にて接続され、駆動ユニット41が本体ユニット40に着脱自在に設けられている。本体ユニット40と駆動ユニット41とが装着された状態では、駆動ユニット41の出力ソケット53が本体ユニット40の同期軸31における入力ナット52に嵌合されると共に、駆動ユニット41における反力受け手段としての反力受けピン61が、本体ユニット40の挿入穴62に挿入される。
【0033】
上記反力受けピン61は、駆動ユニット41において出力ソケット53の両側に突設され、また、挿入穴62は、本体ユニット40のベース15に固着された接続プレート63に、反力受けピン61に対応して形成される。反力受けピン61がベース15の接続プレート63における挿入穴62に挿入された状態で、本体ユニット41における駆動モータ24の駆動が減速機構54、同期軸31及び昇降機構14を経てシーザズリンク12及び23へ伝達され、昇降テーブル11が昇降された際に、この昇降テーブル11からシザーズリンク12、13、昇降機構14及び同期軸31を経て駆動ユニット41の出力ソケット53へ作用するトルク反力は、上記反力受けピン61を介してベース15の接続プレート63により支持される。
【0034】
以上のように構成されたことから、上記実施の形態によれば、次の効果▲1▼〜▲5▼を奏する。
▲1▼昇降テーブル11がガイドポストではなく、シザーズリンク12及び13を用いて、ベース15に対する垂直方向に昇降されたことから、昇降テーブル11への荷物の積み下ろし作業や、車椅子を用いた又は車椅子を用いない下肢障害者の昇降テーブル11への乗り降り動作が、ガイドポストにより支障をきたすことがない。
【0035】
▲2▼昇降テーブル11における載置面部18の両側のリンク支持部19にシザーズリンク12、13が配置され、昇降機構14としてのスクリュー軸25及びナット部27、スクリュー軸26及びナット部28がそれぞれシザーズリンク12、13近傍で載置面部18の両側に配置されたので、載置面部18の下方中央位置にシザーズリンク12、13及び昇降機構14が配置されない。このため、昇降テーブル11の載置面部18を平面化できると共に、この昇降テーブル11の最下降位置を、地面又は床に接近した極めて低い位置に設定することができる。昇降テーブル11の最下降位置が極めて低い結果、車椅子を用いた又は車椅子を用いない下肢障害者の昇降テーブル11への乗り降り動作や、昇降テーブル11への荷物の積み下ろし作業を容易化できる。
【0036】
▲3▼昇降テーブル11における載置面部18の両側に対応してベース15に配置されたスクリュー軸25、26が、同一の駆動モータ24により同期軸31を用いて同期回転可能に構成されたことから、これらのスクリュー軸25、26にそれぞれ螺装されたナット部27、28のスクリュー軸25、26に対するそれぞれの軸方向の相対移動量が略同一となる。この結果、シザーズリンク12及び13も、その動作が同期して実施されるので、昇降テーブル11に傾きが発生せず、この昇降テーブル11を、水平状態を確保しつつ良好に昇降させることができる。
【0037】
▲4▼昇降機構14におけるスクリュー軸25及び26が水平状態でベース15に配置され、しかも、これらのスクリュー軸25及び26が、同期軸31、及びシザーズリンク12、13の内側リンクアーム21をベース15に固定状態で軸支するヒンジピン49と同一高さに設定されたので、スクリュー軸25、26の回転によりナット部27、28を介してシザーズリンク12、13が動作したときにも、このシザーズリンク12、13の動作に伴いにスクリュー軸25及び26が昇降せず、このスクリュー軸25及び26を定位置に保持できる。このため、スクリュー軸25及び26の傘歯車30Aと同期軸31の傘歯車30Bとの噛み合いを良好に確保できる。
【0038】
▲5▼昇降テーブル11、シザーズリンク12、13、昇降機構14及びベース15を備えた本体ユニット40と、駆動モータ24を備えた駆動ユニット41とが別体に構成され、駆動ユニット41の出力ソケット53が本体ユニット40の同期軸31における入力ソケット52に離脱可能に嵌合されて、駆動ユニット41が本体ユニット40に着脱可能に構成されたことから、本体ユニット40と駆動ユニット41とを分離させることができる。駆動ユニット41が重量の大きな駆動モータ24を備えることから、本体ユニット40と駆動ユニット41とを分離して所定場所へ搬送することができ、リフト装置10の搬送を容易化できる。
【0039】
[B]第2の実施の形態(図11)
図11は、本発明に係るリフト装置の第2の実施の形態を示す斜視図である。この第2の実施の形態において、前記第1の実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
【0040】
この第2の実施の形態のリフト装置70が、前記第1の実施の形態のリフト装置10と異なる点は、本体ユニット71と駆動ユニット72とがフレキシブルシャフト73により連結され、本体ユニット71側に減速機構74が設けられたことである。この場合、駆動ユニット72に減速機構を備えてもよい。尚、この図11では、駆動ユニット72に接続された制御ユニット42は図示が省略されている。
【0041】
フレキシブルシャフト73は、撓み変形可能に設けられ、その一端が駆動ユニット72の出力ソケット53に回転一体に結合される。フレキシブルシャフト73の他端には、駆動プーリ75が回転一体に結合される。この駆動プーリ75と従動プーリ76とにタイミングベルト77が巻き掛けられて上記減速機構74が構成される。上記従動プーリ76は、本体ユニット71における同期軸31の一端に回転一体に結合されたものである。
【0042】
駆動ユニット72内の駆動モータ24からの駆動力は、(駆動ユニット72に減速機構が内蔵されている場合にはこの減速機構を経た後、)出力ソケット53及びフレキシブルシャフト73を経て本体ユニット71の減速機構74へ伝達されて減速され、同期軸31を回転させ、昇降機構14を駆動させてシザーズリンク12、13を動作させ、昇降テーブル11を昇降させる。
【0043】
駆動ユニット72の底部には、出力ソケット53の両側に、反力受け手段としての反力受けアーム78が収納可能に取り付けられている。これら一対の反力受けアーム78は、本体ユニット71の昇降テーブル11からシザーズリンク12、13、昇降機構14、同期軸31、減速機構74及びフレキシブルシャフト73を経て駆動ユニット72の出力ソケット53に作用するトルク反力を支持する。
【0044】
従って、この第2の実施の形態におけるリフト装置70においても、前記リフト装置10の効果▲1▼〜▲4▼と同様な効果を奏するほか、次の効果▲6▼及び▲7▼を奏する。
▲6▼駆動ユニット72における駆動モータ24の駆動力が、撓み変形可能なフレキシブルシャフト73を用いて本体ユニット71の同期軸31へ伝達されることから、駆動ユニット72を本体ユニット71とは異なった場所に設置できるので、本体ユニット71及び駆動ユニット72の配置レイアウトの自由度を向上させることができる。
【0045】
▲7▼フレキシブルシャフト73を、駆動ユニット72の出力ソケット53又は本体ユニット71の同期軸31に対し離脱可能に構成した場合には、本体ユニット71と駆動ユニット72とが着脱可能とされる。このため、本体ユニット71と駆動ユニット72とを分離してそれぞれ搬送することにより、リフト装置70の搬送性を向上させることができる。
【0046】
[C]第3の実施の形態(図12)
図12は、本発明に係るリフト装置の第3の実施の形態が適用された座椅子を示す斜視図である。この第3の実施の形態において、前記第1及び第2の実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
【0047】
この第3の実施の形態の座椅子80は、第2の実施の形態のリフト装置70において、本体ユニット71の昇降テーブル11を座面部81とし、この座面部81に背当て部82を設けたものである。尚、この図12においても、制御ユニット42の図示が省略されている。
【0048】
この座椅子80においても、第2の実施の形態のリフト装置70と同様な効果を奏し、更に、本体ユニット71と駆動ユニット72の配置レイアウトの自由度が増大したことで、座椅子80におけるスペースの有効利用を図ることができる。
【0049】
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、駆動モータ24にステッピングモータ又はサーボモータを採用し、モータの回転角を基準として昇降テーブル11の停止位置を予め設定し、制御ユニット42が、当該停止位置に昇降テーブル11を停止させるべくモータをプログラム制御してもよい。本体ユニット40と駆動ユニット41とが着脱可能な場合には、本体ユニット40の昇降テーブル11を例えば最下降位置に位置付けたときにその位置を検出するセンサを駆動ユニット41に設置し、本体ユニット40に駆動ユニット41を装着して、センサが昇降テーブル11の例えば最下降位置を検出したときのモータ回転角(ステッピングモータの場合にはモータ駆動パルス数)を初期値とし、この初期値のモータ回転角に基づいて制御ユニット42がモータを制御する。
【0050】
【発明の効果】
本発明に係るリフト装置によれば、装置を容易に搬送できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリフト装置の第1の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】図1のリフト装置における本体ユニットを示す側面図である。
【図3】図2のIII‐III線に沿う断面図である。
【図4】図2のIV矢視図である。
【図5】図4のV‐V線に沿う断面図である。
【図6】図3のVI‐VI線に沿う断面図である。
【図7】図1の駆動ユニット及び制御ユニットを示す平面図である。
【図8】図1のベースを示す平面図である。
【図9】図1の昇降テーブルを示し、(A)が平面図、(B)が側面図である。
【図10】図1の昇降テーブルを示し、(A)が正面図、(B)が図9(A)のX‐X線に沿う断面図である。
【図11】本発明に係るリフト装置の第2の実施の形態を示す斜視図である。
【図12】本発明に係るリフト装置の第3の実施の形態が適用された座椅子を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 リフト装置
11 昇降テーブル
12、13 シザーズリンク
14 昇降機構
15 ベース
18 載置面部
19 リンク支持部
24 駆動モータ
25、26 スクリュー軸
27、28 ナット部
31 同期軸
49 本体ユニット
41 駆動ユニット
42 制御ユニット
52 入力ナット
53 出力ソケット
61 反力受けピン(反力受け手段)
62 挿入穴
70 リフト装置
71 本体ユニット
72 駆動ユニット
73 フレキシブルシャフト
74 減速機構
78 反力受けアーム(反力受け手段)
80 座椅子

Claims (4)

  1. 被昇降物を載置可能な昇降テーブルが、シザーズリンクの動作によりベースに対し垂直方向に昇降するリフト装置であって、
    上記昇降テーブル、上記ベース及び上記シザーズリンク、並びに上記シザーズリンクを動作させる昇降手段を有する本体ユニットと、上記昇降手段を駆動させる駆動モータを備えた駆動ユニットとが別体に構成されたことを特徴とするリフト装置。
  2. 上記駆動ユニットが、本体ユニットに対し着脱可能に構成されたことを特徴とする請求項1に記載のリフト装置。
  3. 上記駆動ユニットが、撓み変形可能なフレキシブルシャフトを介して本体ユニットに連結されたことを特徴とする請求項1に記載のリフト装置。
  4. 上記駆動ユニットには、本体ユニットの昇降テーブルから駆動ユニットに作用するトルク反力を支持する反力受け手段が設けられたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のリフト装置。
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