JP2004238072A - 多面立体構造のティーバッグ - Google Patents

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Yasuji Yasumitsu
保二 安光
Ravel Kahoko Yasumitsu
香保子 安光ラヴェル
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Kinsei Seishi Co Ltd
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Abstract

【課題】緑茶や紅茶などの内容物がティーバッグ本体によって押しつけらず、自由に膨潤することができるばかりでなく、湯や水の侵入や排出が容易に行われる多面立体構造のティーバッグを提供する。
【解決手段】蓋体14と偏平な筒形の本体12から構成されている。上記蓋体14は上記本体の一方の面12aに外付けされている。上記本体12は上記蓋体14に対して交差する方向に向けられた底部19を有している。その上、上記底部19の中央部20が上記蓋体14の方向に向けて谷折りされている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、湯や水の中に浸漬して袋内に封入した緑茶や紅茶などの内容物の成分を抽出するためのティーバッグ、特に、多面立体構造のティーバッグに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図12に示すように、不織布で作られた偏平な袋形のティーバッグ1は、既に、広く知られている。このティーバッグ1は、袋形の偏平な本体2と、本体開口部5を塞ぐための蓋体4を備えている。
【0003】
このティーバッグ1は、図13に示すように、偏平な本体2の中に緑茶や紅茶などの内容物3を詰めた後、両端が本体2にヒートシールされている蓋体4を本体2の背面側に反転、あるいは、めくり返して本体2の開口部5を閉鎖すると、緑茶や紅茶などの内容物3を本体2の中に閉じ込めることができる。
【0004】
しかる後に、緑茶や紅茶などの内容物3を閉じ込めたティーバッグ1を図示しない急須やティーポットに入れて湯や水を注ぐと、緑茶や紅茶などの内容物3の成分を抽出させることができる。
【0005】
しかし、従来のティーバッグ1は、緑茶や紅茶などの内容物3が偏平な袋状のティーバッグ本体2によって押しつけられ、自由に膨潤することができないばかりでなく、湯や水の侵入や排出が容易でないなどの難点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、このような問題を克服するためになされたものであり、緑茶や紅茶などの内容物がティーバッグ本体によって押しつけらず、自由に膨潤することができるばかりでなく、湯や水の侵入や排出が容易に行われる多面立体構造のティーバッグを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を達成するため、本発明の多面立体構造のティーバッグは、蓋体と偏平な筒形の本体から構成され、上記蓋体は上記本体の一方の面に外付けされ、上記本体は上記蓋体に対して交差する方向に向けられた底部を有し、かつ、上記底部の中央部が上記蓋体の方向に向けて谷折りされている。
【0008】
ここで、本発明は、蓋体の左右両端を偏平な筒形の本体の左右両端に止着している。また、本発明は、本体および蓋体の接合部をヒートシール、接着剤、あるいは、超音波シールにより止着している。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。なお、この実施の形態では、横長の長方形の不織布によって造られた多面立体構造のティーバッグを例に取る。
【0010】
図1は、本発明に係る多面立体構造のティーバッグの一例を示す斜視図である。図1において、11は、不織布で作られた多面立体構造のティーバッグであり、蓋体14と偏平な筒形の本体12から構成されている。
【0011】
なお、理解し易いように、本体12の下部が前後に開脚しているように図示したが、実際は、包装上、蓋体14と同じ面内にあるように閉じられている。
【0012】
上記蓋体14は、本体12の一方の面(正面)12aに外付けされている。具体的に説明すると、蓋体14は、本体12の開口部15の縁部16より一方の面、すなわち、正面12aの外側に折り返され、その端部17は、それぞれ、本体12の端部18にヒートシールされている。
【0013】
さらに、本体12の底部19は、蓋体14に対して90度だけ方向を違えてヒートシールされている。換言すれば、本体12の底部19は、蓋体14に対して直交する方向に向けてヒートシールされている。その上、底部19の中央部20は、蓋体14の方向に向けて「谷折り」されている。
【0014】
次に、このティーバッグの作り方について説明する。
(1)まず、図2に示すように、不織布製の長方形のシート31を用意し、その一方の長辺32の真ん中に所定長の切り込み33を入れる。
【0015】
(2)次に、左耳の部分34を2点鎖線35の個所から後方(背面)に折り返すと共に、右耳の部分36を1点鎖線37の個所から前方に折り返し、(イ)の部分、すなわち、左右の耳部34,36の隣接部分を、それぞれ、ヒートシールする(図3参照)。38は、その接着部である。なお、右耳の部分36は、蓋体14になる部分である。
【0016】
(3)次に、シート31を2点鎖線39の個所から「山折り」して左端40が右端41の下側になるように重ね合わせた後、両端40,41をヒートシールする。43は、その接着部である。このようして、両端が止着された蓋体14および筒形のティーバッグ本体12が形成される(図4参照)。
【0017】
(4)次に、図5に示すように、蓋体14が無い方の開口部42を蓋体14に対して90度だけ方向を違えて重ね合わせる。
【0018】
(5)次に、その重合部をヒートシールして底部19を形成する(図6参照)。44は、その接着部である。
【0019】
(6)次に、底部19の中央部20を2点鎖線45に沿って蓋体14の方向に向けて「谷折り」すると、図7の如きティーバッグ11が形成される。
【0020】
しかして、図8に示すように、ティーバッグ11の本体12の中に緑茶や紅茶などの内容物13を詰めた後、蓋体14を本体12の背面側に反転、あるいは、めくり返して本体12の開口部15を閉鎖すると、本体12が多面立体構造となる。その結果、緑茶や紅茶などの内容物13が自由に膨潤できるようになるばかりでなく、湯や水の侵入や排出が容易になる。
【0021】
本発明のティーバッグ11は、例えば、図9(a)のような偏平な袋51から造ることもできる。すなわち、1点鎖線52の個所を「山折り」した後、2点鎖線53の個所を「谷折り」することにより図9(b)のようなティーバッグ11aができる。54,55は、接着部を示している。
【0022】
また、図10(a)のような偏平な袋61から造ることもできる。
すなわち、1点鎖線62の個所を「山折り」した後、2点鎖線62の個所を「谷折り」することにより図10(b)のようなティーバッグ11bができる。64は、接着部を示している。
【0023】
さらに、図11(a)のような偏平な袋71から造ることもできる。すなわち、シール部72を矢印A方向に広げた後、二点鎖線73の個所を「谷折り」することにより図11(b)のようなティーバッグ11cができる。72,74は、接着部を示している。
【0024】
不織布としては、湯や水の中に有害物質が溶出しないものであれば如何なる不織布でもよいが、ヒートシールを考えた場合には、熱可塑性合成繊維リッチの不織布を用いることが好ましい。
【0025】
このような不織布としては、例えば、乾式不織布、湿式不織布、スパンポンド不織布、エアレイド法による不織布などが好ましい。特に、エアレイド法で製造された不織布は、不織布を形成している繊維が、不織布の長手方向、幅方向および厚み方向にランダムに3次元配向されているので好ましい。
【0026】
ここで、エアレイド法による不織布の製法は、繊維を空気流に均一分散させながら搬送し、吐出部に設けた細孔から吹き出した繊維を、下部に設置された金属またはプラスチックのネットに落とし、ネット下部で空気をサクションしながら、繊維のみをネット上に集積する。このように製造された不織布は、不織布の流れ方向、幅方向および厚み方向へ繊維をランダムに3次元配向させることが可能である。また、エアレイド法で製造した不織布は、均一性が良好なので、性能のバラツキも少なくなる。
【0027】
エアレイド法において、繊維交絡点を互いに結合させ、不織布シートとして一体化するには、加熱して繊維どうしを融着させるのが効率的である。このような熱融着繊維としては、ポリオレフィン系以外にポリエステル系も挙げられる。
【0028】
このうち、ポリオレフィン系熱融着繊維としては、芯鞘型や偏芯サイドバイサイド型の複合繊維が好適である。鞘あるいは繊維外周部を構成するポリオレフィンとしては、ポリエチレンやポリプロピレンが挙げられる。芯成分あるいは繊維内層部を構成するポリマーとしては、鞘より高融点であり、加熱融着処理温度で変化しないポリマーが好ましい。このような組み合わせとして、例えば、ポリエチレン/ポリプロピレン、ポリエチレン/ポリエステル、ポリプロピレン/ポリエステルなどが挙げられる。これらのポリマーは、本発明の作用・効果を阻害しない範囲で変性されていても差し支えがない。
【0029】
このような熱融着繊維のウエブを、鞘あるいは繊維外周部のポリマーの融点以上、好ましくは、融点プラス10℃以上の温度で加熱処理することにより繊維間がしっかり融着され、繊維の脱落現象が皆無となる。
【0030】
以上の不織布は、単層でもよいが、二層以上でもよい。また、不織布の目付けは、8〜40g/mの範囲が好ましい。目付けが8g/m未満の低目付けの場合は、破れやすくなったり、緑茶や紅茶などの内容物が不織布の網目から流失する恐れがある。一方、目付けが40g/mを超える高目付けの場合は、柔軟性を欠くばかりか、抽出速度が遅くなるなどのデメリットを生じる。
【0031】
また、本体および蓋体の接合部のシール方法としては、ヒートシール法、超音波シール法、あるいは、接着剤を使用する方法などがある。
【0032】
【発明の効果】
上記のように、本発明は、蓋体と偏平な筒形の本体から構成され、上記蓋体は上記本体の一方の面に外付けされ、上記本体は上記蓋体に対して交差する方向に向けられた底部を有し、かつ、上記底部の中央部が上記蓋体の方向に向けて谷折りされているので、本体の中に緑茶や紅茶などの内容物を詰めた時に、ティーバッグ本体が多面立体構造となり、緑茶や紅茶などの内容物がティーバッグ本体によって押しつけらず、自由に膨潤することができる。また、湯や水の侵入や排出が容易に行われ、緑茶や紅茶などの内容物のエキスの抽出が容易になる。さらに、むぎ茶、薬草、各種のダシ類にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るティーバッグの一例を示す斜視図である。
【図2】一辺に切れ目を入れた不織布製シートの平面図である。
【図3】耳部の内端部をシールした不織布製シートの平面図である。
【図4】偏平な筒形本体の平面図である。
【図5】底部を蓋体と直交させるようにした本体の斜視図である。
【図6】底部をシールした本体の斜視図である。
【図7】底部の中央部を谷折りした本体の斜視図である。
【図8】本体の中に内容物を詰めた本体の一部断面を含む斜視図である。
【図9】(a)本発明に係るティーバッグの中間体の斜視図、(b)本発明に係るティーバッグの他の一例を示す斜視図である。
【図10】(a)本発明に係るティーバッグの中間体の斜視図、(b)本発明に係るティーバッグの他の一例を示す斜視図である。
【図11】(a)本発明に係るティーバッグの中間体の斜視図、(b)本発明に係るティーバッグの他の一例を示す斜視図である。
【図12】従来のティーバッグの平面図である。
【図13】内容物を詰めた従来のティーバッグの一部断面を含む平面図である。
【符号の説明】
12 本体
12a 本体の一方の面
14 蓋体
19 底部
20 底部の中央部

Claims (5)

  1. 蓋体と偏平な筒形の本体から構成され、上記蓋体は上記本体の一方の面に外付けされ、上記本体は上記蓋体に対して交差する方向に向けられた底部を有し、かつ、上記底部の中央部が上記蓋体の方向に向けて谷折りされている多面立体構造のティーバッグ。
  2. 蓋体の左右両端を、偏平な筒形の本体の左右両端に止着した請求項1記載の多面立体構造のティーバッグ。
  3. 本体および蓋体の接合部をヒートシールにより止着した請求項1または2記載の多面立体構造のティーバッグ。
  4. 本体および蓋体の接合部を接着剤により止着した請求項1または2記載の多面立体構造のティーバッグ。
  5. 本体および蓋体の接合部を超音波シールにより止着した請求項1または2記載の多面立体構造のティーバッグ。
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