JP4270883B2 - 乾燥食品復元用容器及び乾燥食品用包装袋 - Google Patents

乾燥食品復元用容器及び乾燥食品用包装袋 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乾燥食品を復元させるのに使用するための乾燥食品復元用容器、及び内部に収納されている乾燥食品を簡単に復元することができるとともに乾燥食品を復元させる容器として繰り返し使用できる乾燥食品用包装袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、乾燥食品を復元させる方法としては、容器に乾燥食品を入れ水を加えて一定時間放置し乾燥食品を復元させた後に、ザル等に注いで水を切る方法が一般的であるが、この方法では、容器とザルが必要であり、使用する器具および操作性の点で問題があった。また、所定量の乾燥食品とその乾燥食品を復元するのに必要な水とを混合可能にプラスチックフィルム製の袋内に真空包装した構成の凍結乾燥食品包装袋(例えば、特許文献1参照)が知られている。しかしながら、この包装袋の場合、利用者により乾燥食品を復元する好みの硬さが異なるため、全ての利用者の好みに合う硬さに乾燥食品を復元するのに必要な水量を封入するのが不可能である上に、水と乾燥食品を水が乾燥食品側に流入可能に仕切った構成の袋の作製が技術的に難しい上に、水と乾燥食品を包装した袋を輸送、保管中に水が乾燥食品に流入しないようにするのがきわめて困難であるという欠点を有している。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−84572号公報(請求項1、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、乾燥食品を簡単に復元させることのできる乾燥食品復元用容器、及び乾燥食品が収納されている袋を開封し内部に水を注入し一定時間放置して乾燥食品を復元させた後に袋の下部から余分な水を排水することにより簡単に乾燥食品を復元させることができるとともに、乾燥食品を復元させる容器として繰り返し使用することができる乾燥食品用包装袋を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
容器内に乾燥食品及び水又は湯を注入し前記乾燥食品を復元させるための乾燥食品復元用容器であって、前記容器は、プラスチックフィルムからなり両側端縁が側端熱接着部により熱接着される筒状体の内部に、折目にて2つ折りした熱接着性を有する透水性基材を前記筒状体の全巾にわたって挿入し、前記透水性基材の折目と対向する両端縁がそれぞれ対向する前記プラスチックフィルムの内面に熱接着するとともに、前記透水性基材の両側端部を前記プラスチックフィルムの前記側端熱接着部にて熱接着して内底部材を取り付け、前記内底部材の上方で前記筒状体の上方部に、上部ファスナーを前記プラスチックフィルムの内面に熱接着して取り付けるとともに、前記内底部材の下方で前記筒状体の下方部に、下部ファスナーを前記プラスチックフィルムの内面に熱接着して取り付けた構成からなり、前記下部ファスナーが閉じられた状態で乾燥食品及び乾燥食品の全体が浸るように適量の水又は湯を注入して前記上部ファスナーを閉じて一定時間放置して乾燥食品を復元させ、前記下部ファスナーを開いて前記内底部材を通して余分の水又は湯を排出させることにより乾燥食品を復元させることを特徴とする乾燥食品復元用容器とすることにより、乾燥食品を簡単に復元することができ、復元した乾燥食品は容器から簡単に取り出すことができる。
【0006】
水又は湯に浸した状態で一定時間放置し余分な水又は湯を排出することにより復元可能な乾燥食品を包装袋の内部に収納した乾燥食品包装袋であって、前記包装袋は、プラスチックフィルムからなり周縁が両側端熱接着部と上端熱接着部と下端熱接着部にて熱接着されて密封される包装袋の内部に、折目にて2つ折りした熱接着性を有する透水性基材を前記包装袋の左右方向の全巾にわたって挿入し、前記透水性基材の折目と対向する両端縁をそれぞれ対向する前記プラスチックフィルムの内面に熱接着するとともに、前記透水性基材の両側端部を前記プラスチックフィルムの前記側端熱接着部にて熱接着して内底部材が取り付けられ、前記内底部材の上方で前記包装袋の上部に上部ファスナーを前記プラスチックフィルムの内面に熱接着して取り付けるとともに前記上部ファスナーの上部に上部開口予定部を設け、前記内底部材の下方で前記包装袋の下部に下部ファスナーを前記プラスチックフィルムの内面に熱接着して取り付けるとともに前記下部ファスナーの下部に下部開口予定部を設け、前記包装袋の前記内底部材と前記上部ファスナーとの間に乾燥食品を収納した構成からなり、前記上部開口予定部に沿って前記包装袋を切り取り包装袋の上部を開封し、前記下部ファスナーが閉じた状態で該包装袋に収納された乾燥食品の全体が浸るように適量の水又は湯を注入して前記上部ファスナーを閉じて一定時間放置して乾燥食品を復元させ、前記下部開口予定部に沿って前記包装袋を切り取り包装袋の下部を開封するとともに前記下部ファスナーを開いて前記内底部材を通して余分の水又は湯を排出することにより乾燥食品を復元させることを特徴とする乾燥食品用包装袋とすることにより、内部に乾燥食品を収納して密封した包装袋で、且つ、乾燥食品を簡単に復元することができ、復元した乾燥食品は包装袋から簡単に取り出すことができる。また、上部開口予定部と下部開口予定部にて包装袋の上部及び下部を切り取った使用済みの包装袋は、乾燥食品復元用容器として繰り返し使用することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を引用して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の乾燥食品復元用容器の実施形態を示す平面図、図2は図1におけるI−I断面図、図3は本発明の乾燥食品用包装袋の実施形態を示す平面図、図4は図3におけるII−II断面図、図5はファスナーの他の実施例を示す断面図であり、1はプラスチックフィルム、2は側端熱接着部、3は上端熱接着部、4は下端熱接着部、5は内底部材、6aは内底部材下端縁熱接着部、6bは内底部材側端熱接着部、7は上部ファスナー、8は下部ファスナー、9は上部開口予定部、10は下部開口予定部、11は切欠、12,12' は交合凸部、13,13' は交合凹部をそれぞれ表す。
【0008】
本発明の乾燥食品復元用容器の実施形態は、平面図が図1に容器下部の縦方向の断面が図2にそれぞれ示されるとおりである。平面形状は、図1に示すように、長方形状の表裏2枚のプラスチックフィルム1,1からなり、両側端縁が側端熱接着部2,2により熱接着された筒状体の内部に、折目にて2つ折りした熱接着性を有する透水性基材を折目を上側にして筒状体の巾方向の全巾にわたって挿入して、筒状体の全巾にわたって透水性基材の折目と対向する両下端部がそれぞれ対向するプラスチックフィルム1,1の内面に内底部材下端熱接着部6aにより熱接着されるとともに、透水性基材の両側端部が内底部材側端熱接着部6bにより側端熱接着部2の箇所にて熱接着された状態で内底部材5が取り付けられており、筒状体の上方部に上部ファスナー7が表裏2枚のプラスチックフィルム1,1の内面に熱接着されて取り付けられ、筒状体の下方部に下部ファスナー8が表裏2枚のプラスチックフィルム1,1の内面に熱接着されて取り付けられた構成となっている。
【0009】
実施形態の乾燥食品復元用容器の下方部の内底部材5及び下部ファスナー8が取り付けられた箇所の巾方向中央部における縦方向の断面形状は、図2に示すように、帯状の熱接着性を有する透水性基材を長手方向に2つ折りして折目が上側にくるように筒状体の巾方向の全長にわたって挿入し、透水性基材の折目と対向する2つの下端縁部が筒状体の全巾にわたってそれぞれ対向する表裏のプラスチックフィルム1,1の内面に内底部材下端縁熱接着部6aにより熱接着されるとともに、透水性基材の両側端部が内底部材側端熱接着部6bにより側端熱接着部2の箇所にて包装袋の内部に取り付けられて内底部材5が形成されている。下部ファスナー8は交合凸部12と交合凹部13を嵌合されることにより封止できるプラスチックファスナーが使用されている。上部ファスナー7についても同じ構成のものが使用される。なお、上部ファスナー7及び下部ファスナー8として、図5に示すような形状の交合凸部12' と交合凹部13' を備えた構成のファスナーを使用することもできる。この構成の場合、ファスナーの嵌合強度が大きくなるので、内部に水を入れた際の封止強度を強くすることができる。
【0010】
本発明の乾燥食品用包装袋の実施形態は、平面図が図3に包装袋下部の縦方向の断面が図4にそれぞれ示されるとおりである。平面形状は、図3に示すように、表裏2枚のプラスチックフィルム1,1からなり、周縁が側端熱接着部2,2と上端熱接着部3と下端熱接着部4にて熱接着されて密封された長方形状の包装袋であって、帯状の熱接着性を有する透水性基材を長手方向に2つ折りし折目を上側にして包装袋の全巾にわたって挿入し、透水性基材の折目と対向する両下端部を包装袋の全巾にわたってそれぞれ対向するプラスチックフィルム1,1の内面に内底部材下端縁熱接着部6aにより熱接着されるとともに、透水性基材の両側端部が内底部材側端熱接着部6bにより側端熱接着部2の箇所にて熱接着された状態で内底部材5が取り付けられており、内底部材5の上方の包装袋の上部に上部ファスナー7を取り付けるとともに上部ファスナー7の上部に両端に切欠11を有する上部開口予定部9を設け、内底部材5の下方の包装袋の下部に下部ファスナー8を取り付けるとともに下部ファスナー8の下部に両端に切欠11を有する下部開口予定部10を設けた構成からなる。
【0011】
乾燥食品用包装袋の下方部の内底部材5及び下部ファスナー8が取り付けられ下端熱接着部4が形成された箇所の巾方向中央部における縦方向の断面形状は、図4に示すように、帯状の熱接着性を有する透水性基材を長手方向に2つ折りして折目が上側にくるように包装袋の巾方向の全長にわたって挿入し、透水性基材の折目と対向する両下端縁部が巾方向の全長にわたってそれぞれ対向する表裏のプラスチックフィルム1,1の内面に内底部材下端縁熱接着部6aにより熱接着されるとともに、透水性基材の両側端部が内底部材側端熱接着部6bにより側端熱接着部2の箇所にて包装袋の内部に取り付けられて内底部材5が形成されており、内底部材5の下方の包装袋の下部に下部ファスナー8を取り付けるとともに下部ファスナー8の下部に両端に切欠11を有する下部開口予定部10を設けた構成となっている。上部ファスナー7についても下部ファスナー8と同じ構成である。なお、上部ファスナー7及び下部ファスナー8として、図5に示すような形状のファスナーを使用することもできる。
【0012】
本発明の乾燥食品復元用容器及び乾燥食品用包装袋の実施形態において、内底部材5は、帯状の熱接着性を有する透水性基材を2つ折りし折目を上側にして容器ないしは包装袋の全巾にわたって挿入して、容器ないしは包装袋の全巾にわたって透水性基材の折目と対向する両下端部がそれぞれ対向するプラスチックフィルム1,1の内面に船底形の内底部材下端熱接着部6aにより熱接着されるとともに、透水性基材の両側端部が内底部材側端熱接着部6bにより側端熱接着部2の箇所にて熱接着されて取り付けられた構成とされているが、内底部材を、帯状の熱接着性を有する透水性基材を2つ折りし折目を下側にして包装袋の全巾にわたって挿入し内底部材熱接着部と内底部材側端熱接着部にて取り付けた構成としてもよく、また、内底部材熱接着部を船底形とせずに所定巾を有する左右方向の直線状とした構成としてもよい。内底部材熱接着部を船底形とした場合には、2つ折りした透水性基材の上端と側端熱接着部2との交点において下方を向く力の加わるのが軽減されるので内底部材の強度を確保することができるとともに、2つ折りした熱接着性を有する透水性基材の下側角部において透水性基材とプラスチックフィルム間に隙間が生じることがないのでその隙間に収納された乾燥食品が詰まるのを防止することができる。
【0013】
本発明の乾燥食品復元用容器の使用方法は、先ず、下部ファスナー8を閉じ、上部ファスナー7を開いて容器内に乾燥食品を入れて乾燥食品の全体が浸るように水又は湯を注入して上部ファスナー7を閉じ一定時間放置して乾燥食品を復元させる。次いで、乾燥食品の復元が完了した時点で、下部ファスナー8を開いて容器内の余分の水又は湯を排出させることにより、乾燥食品を簡単に復元させることができる。復元させた乾燥食品は上部ファスナー7を開いて簡単に取り出すことができる。この乾燥食品復元用容器は乾燥食品を復元させるのに繰り返し使用することができるものであり、取扱いが簡単で、折り畳めるので嵩を取らず、保管にもきわめて便利である。
【0014】
本発明の乾燥食品用包装袋は、包装袋の内底部材5と上部ファスナー7間の部分に乾燥食品が収納されて乾燥食品包装体とされるものである。本発明の乾燥食品用包装袋を使用した包装体は、先ず、切欠11の箇所から上部開口予定部9に沿って包装袋を切り取って包装袋の上部を開封し、上部ファスナー7を開いて包装袋内に収納された乾燥食品の全体が浸るように適量の水又は湯を注入した後上部ファスナー7を閉じて一定時間放置して乾燥食品を復元させる。次いで、切欠11の箇所から下部開口予定部10に沿って包装袋を切り取って包装袋の下部を開封した後、下部ファスナー8を開いて、内底部材5を通して包装袋内の余分の水又は湯を排出させることにより、乾燥食品を簡単に復元させることができる。復元させた乾燥食品は上部ファスナー7を開いて簡単に取り出すことができる。
【0015】
内底部材5を形成するための熱接着性を有する透水性基材としては、熱接着性不織布、細孔を形成した熱接着性プラスチックフィルム、樹脂製ネット等が使用できる。熱接着性不織布としては、不織布同志が熱接着性があり且つポリオレフィンと熱接着性を有するものであれば特に限定されるものではない。熱接着性不織布としては、低融点樹脂を鞘成分とし高融点樹脂を芯成分とする熱接着性複合繊維、例えば、高密度ポリエチレン/ポリプロピレン、高密度ポリエチレン/ポリエステル、ポリプロピレン共重合体/ポリエステルからなる熱接着性(鞘/芯)複合繊維を用いた熱接着性不織布、共重合体ポリエステル組成物と高融点ポリエステルとのコンジュゲート長繊維からなる熱接着性不織布、パルプ繊維からなるマットに熱接着性のバインダーを含浸固着した熱接着性不織布、熱接着性複合繊維を引き揃え所定の目付に積層、絡合させて熱処理し繊維相互を融着させた熱接着性不織布、熱可塑性樹脂からなる長繊維不織布に高融点の熱可塑性樹脂を含む繊維からなる不織布を積層し交絡した熱接着性不織布、線状低密度ポリエチレンスパンボンド不織布、高密度ポリエチレンスパンボンド不織布等である。熱接着性不織布の目付としては40〜100g/m2 程度が好ましい。細孔を形成した熱接着性プラスチックフィルムとしては、2軸延伸ポリエチレンテレフタレート等の延伸フィルムの両面にポリエチレン等のポリオレフィンを積層した積層体、低密度ポリエチレンと高密度ポリエチレンと低密度ポリエチレンを積層した積層体等に、貫通する多数の細孔を形成した構成のもの等が使用できる。孔形状としては、水を通しても内容物の乾燥食品の小さな切片等を通さない機能を満たせばよい。孔形状を円とした場合、直径は0.3〜2.0mmが良好であり、0.5〜1.5mmがより望ましい。開口率としては、3〜15%とすることが必要であり、7〜12%であれば良好な水切り性が得られる。15%以上であると、孔形状、配置にもよるがフィルムが極端に低下し、加工適性に影響を及ぼす可能性が高い。
【0016】
上部開口予定部9及び下部開口予定部10において、プラスチックフィルム1を直線状に引き裂いて開封しやすくするために、プラスチックフィルム1を構成する1つの層に切目を形成した構成、ないしはプラスチックフィルム1を1軸延伸フィルムを延伸方向を引き裂き方向と一致するように積層した構成とすることにより開封性を良くすることができる。プラスチックフィルム1に切目を形成するには、プラスチックフィルム1が基材層と熱接着性樹脂層からなる2層構成の場合は、基材層の表面から基材層の厚さの範囲内の深さの切目を形成した構成とされ、また、プラスチックフィルム1が基材層と中間層と熱接着性樹脂層からなる3層構成では中間層に貫通する切目を形成した構成とすることができる。中間層に貫通する切目を形成する場合は基材層をガスバリヤー性を有する層とすることが必要である。
【0017】
実施形態の乾燥食品復元用容器ないしは乾燥食品用包装袋を構成するプラスチックフィルム1としては、基材層と熱接着性樹脂層が積層された構成、ないしは基材層と中間層と熱接着性樹脂層が積層された構成の積層体が使用できる。基材層としては、2軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)、アルミニウム蒸着2軸延伸ポリエチレンテレフタレート(VMPET)、2軸延伸ポリプロピレン(OPP)、2軸延伸ナイロン(ON)等の2軸延伸フイルムが使用でき、中間層としては、1軸延伸ポリプロピレン、1軸延伸ポリエチレン、2軸延伸ナイロン(ON)、アルミニウム蒸着2軸延伸ポリエチレンテレフタレート(VMPET)、アルミニウム蒸着2軸延伸ナイロン(VMON)等が使用でき、熱接着性樹脂層としては、低密度ポリエチレン(LDPE)、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、未延伸ポリプロピレン(CPP)等が使用できる。上記のフィルムを積層する方法としては、ポリエチレン等による押出ラミネーション(EC)又はウレタン系接着剤を使用したドライラミネーション(DL)が使用できる。
【0018】
プラスチックフィルム1の具体的な積層構成としては、2層構成の場合は、例えば、VMPET/DL/LLDPE、VMPET/EC/LLDPE、VMPET/DL/CPP等であり、3層構成の場合は、例えば、VMPET/DL/ON/DL/LLDPE、VMPET/DL/ON/DL/CPP、VMON/DL/PET/DL/LLDPE、VMON/DL/PET/DL/CPP等である。中間層としてガスバリヤー性に優れるアルミニウム箔(AL)を使用した、PET/DL/ON/DL/AL/DL/LLDPE、PET/DL/ON/DL/AL/DL/CPPの構成も使用できる。
【0019】
【発明の効果】
本発明の乾燥食品復元用容器とすることにより、折り畳めるので嵩をとらず軽量であり、使用時には、下部ファスナーを閉じ上部ファスナーを開いて容器の内部に乾燥食品を入れて水を加え上部ファスナーを閉じ一定時間放置して乾燥食品を復元させた後に、下部ファスナーを開いて容器内の余分の水を排出させることにより乾燥食品を簡単に復元することができ、復元した乾燥食品は上部ファスナーを開いて簡単に取り出すことができる。
【0020】
本発明の構成の乾燥食品用包装袋とすることにより、この乾燥食品用包装袋の内部に乾燥食品を収納して密封した包装体とし、使用時に、上部開口予定部にて開封し、上部ファスナーを開いて包装袋の内部に水を注入して上部ファスナーを閉じ、一定時間放置して乾燥食品を復元させた後に、包装袋の下部開口予定部にて底部を切り取り、下部ファスナーを開いて包装袋内の余分の水を排出させることにより乾燥食品を簡単に復元することができ、復元した乾燥食品は上部ファスナーを開いて簡単に取り出すことができる。また、上部開口予定部と下部開口予定部にて包装袋の上部及び下部を切り取った使用済みの包装袋は、乾燥食品復元用容器として繰り返し使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の乾燥食品復元用容器の実施形態を示す平面図。
【図2】図1におけるI−I断面図。
【図3】本発明の乾燥食品用包装袋の実施形態を示す平面図。
【図4】図3におけるII−II断面図。
【図5】ファスナーの他の実施例を示す断面図。
【符号の説明】
1 プラスチックフィルム 9 上部開口予定部
2 側端熱接着部 10 下部開口予定部
3 上端熱接着部 11 切欠
4 下端熱接着部 12,12' 交合凸部
5 内底部材 13,13' 交合凹部
6a 内底部材下端縁熱接着部
6b 内底部材側端熱接着部
7 上部ファスナー
8 下部ファスナー

Claims (2)

  1. 容器内に乾燥食品及び水又は湯を注入し前記乾燥食品を復元させるための乾燥食品復元用容器であって、前記容器は、プラスチックフィルムからなり両側端縁が側端熱接着部により接着され筒状体の内部に、折目にて2つ折りした熱接着性を有する透水性基材を前記筒状体の全巾にわたって挿入し、前記透水性基材の折目と対向する両端縁がそれぞれ対向する前記プラスチックフィルムの内面に熱接着するとともに、前記透水性基材の両側端部を前記プラスチックフィルムの前記側端熱接着部にて熱接着して内底部材を取り付け、前記内底部材の上方で前記筒状体の上部に上部ファスナーを前記プラスチックフィルムの内面に熱接着して取り付けるとともに前記内底部材の下方で前記筒状体の下部に下部ファスナーを前記プラスチックフィルムの内面に熱接着して取り付けた構成からなり、前記下部ファスナーが閉じられた状態で乾燥食品及び乾燥食品の全体が浸るように適量の水又は湯を注入して前記上部ファスナーを閉じて一定時間放置して乾燥食品を復元させ、前記下部ファスナーを開いて前記内底部材を通して余分の水又は湯を排出させることにより乾燥食品を復元させることを特徴とする乾燥食品復元用容器。
  2. 水又は湯に浸した状態で一定時間放置し余分な水又は湯を排出することにより復元可能な乾燥食品を包装袋の内部に収納した乾燥食品包装袋であって、前記包装袋は、プラスチックフィルムからなり周縁が両側端熱接着部と上端熱接着部と下端熱接着部にて熱接着されて密封され包装袋の内部に、折目にて2つ折りした熱接着性を有する透水性基材を前記包装袋の左右方向の全巾にわたって挿入し、前記透水性基材の折目と対向する両端縁をそれぞれ対向する前記プラスチックフィルムの内面に熱接着するとともに、前記透水性基材の両側端部を前記プラスチックフィルムの前記側端熱接着部にて熱接着して内底部材が取り付けられ、前記内底部材の上方で前記包装袋の上部に上部ファスナーを前記プラスチックフィルムの内面に熱接着して取り付けるとともに前記上部ファスナーの上部に上部開口予定部を設け、前記内底部材の下方で前記包装袋の下部に下部ファスナーを前記プラスチックフィルムの内面に熱接着して取り付けるとともに前記下部ファスナーの下部に下部開口予定部を設け、前記包装袋の前記内底部材と前記上部ファスナーとの間に乾燥食品を収納した構成からなり、前記上部開口予定部に沿って前記包装袋を切り取り包装袋の上部を開封し、前記下部ファスナーが閉じた状態で該包装袋に収納された乾燥食品の全体が浸るように適量の水又は湯を注入して前記上部ファスナーを閉じて一定時間放置して乾燥食品を復元させ、前記下部開口予定部に沿って前記包装袋を切り取り包装袋の下部を開封するとともに前記下部ファスナーを開いて前記内底部材を通して余分の水又は湯を排出することにより乾燥食品を復元させることを特徴とする乾燥食品用包装袋。
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