JP2004236463A - 電子機器およびバッテリ充電制御方法 - Google Patents

電子機器およびバッテリ充電制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】バッテリの充電動作を簡単かつ安定して行うことのできる電子機器を提供する。
【解決手段】ヘッドセット20は無線通信デバイス58と充電可能なバッテリ51を備える。バッテリ51の充電時に電源ケーブル53を電源コネクタ205に接続すると、その状態が電源コネクタ状態検出部56にて検出される。このとき、無線通信デバイス58を通じて他の機器との間で通信中であれば、その通信の切断処理が実行された後、CPU54がオフして動作停止状態となる。このように、電源ケーブル53を接続するだけで、当該機器の動作を停止状態に切り替えて、バッテリ51の充電動作を簡単かつ安定して行うことができる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、他の機器に無線接続可能な通信機能を備えた電子機器に係り、特に充電可能なバッテリにて駆動される電子機器およびバッテリ充電制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、無線通信技術としてBluetooth(R)が注目されている。Bluetooth(R)は低価格、低消費電力で、モバイル機器に適した、近距離の無線通信技術である。用途としては、ユーザ各個人個人が所有するさまざまなモバイル情報機器を相互に接続するために使われる。機器間は無線接続されるので、従来の有線による接続に比較して、自由、簡単、手軽に様々な機器同士を接続することができる。
【0003】
無線通信を利用したシステムの1つとして、音楽プレーヤなどの電子機器から、ヘッドフォンなどの他の電子機器に対して音楽データを無線信号によって送信するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。この種のシステムに用いられる電子機器の多くは、携帯型機器としてバッテリを内蔵し、充電可能な手段を備えている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−112383号公報(第5−6頁、第4図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、無線通信を利用したシステムに用いられる電子機器の多くは充電可能なバッテリを備えている。この種の電子機器において、バッテリの充電を安全に行うためには、電源をオフにして機器の動作を停止しておくことが好ましい。これは、機器が動作中であると、その間の電力消費により充電時間が長くなることや、電圧低下により動作不良となる可能性があるからである。しかしながら、無線通信中にバッテリの充電が必要になった場合、まず、通信スイッチをオフ操作して通信を終了してから、電源スイッチをオフ操作して機器の電源を落とすといった操作をユーザ自身が行わなければならず、非常に煩わしい。
【0006】
また、バッテリ充電中に機器の電源をオンした場合、そのときにバッテリが起動電源以上に充電されていれば、CPUは起動する。しかし、起動時にはかなりの電力を消費するので、電源オンによりCPUが起動しても直ぐに電圧が低下してしまい、動作不良となる。あるいは、起動後に他の機器から通信の接続要求があったり、当該機器の通信接続スイッチが操作されると、接続プロトコルの起動により電力がかなり消費されるため、直ぐに電圧が低下してしまい、上記同様に動作不良となる。このように、バッテリ充電中は非常に不安定であり、動作不良の原因にもなるため、電源をオンしないことが望ましい。
【0007】
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、バッテリの充電動作を簡単かつ安定して行うことのできる電子機器およびバッテリ充電制御方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、他の機器に無線接続可能な通信機能を備えた電子機器において、充電可能なバッテリと、このバッテリを充電するための電源ケーブルと、この電源ケーブルの接続状態を検出する接続検出手段と、この接続検出手段によって上記電源ケーブルの接続が検出された場合に、当該機器の動作を停止制御する制御手段とを具備して構成される。
【0009】
また、本発明は、他の機器に無線接続可能な通信機能を備えた電子機器において、充電可能なバッテリと、電源スイッチと、この電源スイッチがオン操作された場合に、上記バッテリが充電中であるか否かを判断する充電判断手段と、この充電判断手段によって上記バッテリが充電中であると判断された場合に、上記電源スイッチのオン操作によって起動される当該機器の動作を停止制御する制御手段とを具備して構成される。
【0010】
このような構成によれば、バッテリの充電動作を安定して行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
【0012】
図1は本発明の一実施形態に係る電子機器を用いた無線通信システムの構成を示す図であり、2つの電子機器10、20が互いに無線通信によって接続されている状態を示している。
【0013】
電子機器10は、音楽などのコンテンツデータをストリームとして電子機器20に無線信号によって送信可能な装置である。ここでは、一方の電子機器10を携帯型のオーディオプレーヤによって実現し、また、他方の電子機器20をワイヤレスヘッドセットによって実現した場合を想定する。ヘッドセット20は、ヘッドフォンとマイクを備えた機器であって、ここではオーディオプレーヤ10からストリームとして送信される音楽等のオーディオデータを再生する出力装置として機能すると共に、ユーザの音声データを入力するための入力装置として機能する。
【0014】
図1に示すように、オーディオプレーヤ10は、システム制御部31、送信データ生成部32、無線通信デバイス33、オーディオデータ記憶部34、ステータスデータベース35、およびユーザインタフェース36を備えている。
【0015】
システム制御部31はオーディオプレーヤ10の動作を制御するために設けられたプロセッサであり、送信データ生成部32、無線通信デバイス33等をそれぞれ制御する。送信データ生成部32は、音楽等の再生対象のオーディオデータをオーディオデータ記憶部34から読み出し、その読み出したオーディオデータから送信用のデジタルオーディオストリームを生成する。このオーディオストリームはシステム制御部31を介して無線通信デバイス33に送られ、そして無線信号によってヘッドセット20に送信される。
【0016】
無線通信デバイス33は、ヘッドセット20との間の無線通信を実行するデバイスであり、例えばBluetooth(R)の規格に準拠した手順で無線通信を実行する。この無線通信デバイス33は、音楽等のオーディオデータを無線信号によってヘッドセット20にストリームとして送信するために用いられる。
【0017】
Bluetooth(R)は近距離無線通信の規格であり、例えば2.45GHzのISM(Industrial Scientific Medical)帯の無線電波を用いて約10mの無線通信を実現するものである。Bluetooth(R)においては、マスタとそれに無線接続された1以上のスレーブとの間で無線通信を実行するというマスタ・スレーブ形式が用いられている。オーディオプレーヤ10とヘッドセット20との間の通信においては、オーディオプレーヤ10がマスタとして機能し、ヘッドセット20がスレーブとして機能する。
【0018】
なお、Bluetooth(R)においては、音楽等のオーディオデータのストリーミング再生を行うためのプロファイルとして、Advanced Audio Distribution Profile(A2DP)が規定されている。オーディオプレーヤ10はオーディオのストリームデータを送信する送信元装置(Bluetooth(R)においてはsorceデバイスと称される)として機能し、ヘッドセット20はオーディオのストリームデータの送信先となる送信先機器(Bluetooth(R)においてはsinkデバイスと称される)として機能する。
【0019】
無線通信デバイス33は、図示のように、RF部101、デジタルデータ変調部102、およびデジタルデータ復調部103を備えている。デジタルデータ変調部102およびデジタルデータ復調部103はベースバンド処理部として機能する。
【0020】
オーディオデータ記憶部34はオーディオデータを記憶するための不揮発性記憶装置であり、例えば、メモリカード、ハードディスクドライブなどから構成されている。このオーディオデータ記憶部34は、音楽等の複数のオーディオデータを記憶することができる。
【0021】
ステータスデータベース35は、オーディオプレーヤ10とヘッドセット20との間の無線接続の切断によって送信が中断されたオーディオデータに関するステータス情報を記憶するためのデータベースである。ステータスデータベース35は、オーディオデータ記憶部34と同一の不揮発性記憶装置上、または異なる不揮発性記憶装置上に構築される。ステータスデータベース35に記憶されたステータス情報は、無線接続の切断によって中断されたオーディオデータの送信処理を自動的に再開するために用いられる。
【0022】
中断されたオーディオデータの送信を再開するために、システム制御部31は、ステータスデータ管理部41および送信再開制御部42を備えている。ステータスデータ管理部41は、オーディオプレーヤ10からヘッドセット20へのオーディオデータの送信中にオーディオプレーヤ10とヘッドセット20との間の無線接続が切断された時、その切断によって送信が中断されたオーディオデータに関するステータスデータをステータスデータベース35に保存する。送信再開制御部42は、切断によってオーディオデータの送信が中断されたヘッドセット20と同一のヘッドセットがオーディオプレーヤ10に無線接続された時に、ステータスデータベース35に保存されたステータスデータに基づいて、中断されたオーディオデータの送信を再開する。
【0023】
システム制御部31は、さらに、エラーが検出されたデータを再送するという再送訂正方式を実現するために、再送制御部43を備えている。この再送制御部43は、ヘッドセット20によって誤りが検出されたデータと同一のデータをヘッドセット20に再送信する。この再送信は、オーディオプレーヤ10からヘッドセット20へのオーディオデータの送信処理の中で実行される手順である。ユーザインタフェース36は、ユーザが操作可能な操作スイッチおよび表示モニタなどから構成されている。
【0024】
一方、ヘッドセット20は、オーディオプレーヤ10から無線信号によって送信されるオーディオデータを再生して、そのオーディオデータに対応する音を発生する出力装置と、ユーザの音声を入力する入力装置とで構成される。
【0025】
図1に示すように、ヘッドセット20は、ユーザの頭部に装着可能な構造を有する。このヘッドセット20は、図示のように、ヘッドアーム201と、その両端にそれぞれ設けられた2つのパッド202,203と、一方のパッド202から延出されたマイクユニット204とを備える。2つのパッド202,203にはそれぞれスピーカが内蔵され、マイクユニット204にはマイクが内蔵されている。
【0026】
ヘッドセット20がユーザの頭部に装着された状態において、2つのパッド202,203はユーザの左右の耳をそれぞれ覆う。パッド202の外面には、電源スイッチ21、再生ボタン22、停止ボタン23、先送りボタン24、逆戻しボタン25、および通信スイッチ26が設けられている。
【0027】
電源スイッチ21は、ヘッドセット20の電源をオンまたはオフするためのスイッチである。再生ボタン22、停止ボタン23、先送りボタン24、逆戻しボタン25は、それぞれオーディオプレーヤ10のオーディオ再生動作を制御するための操作スイッチである。ユーザは、ヘッドセット20の再生ボタン22、停止ボタン23、先送りボタン24、および逆戻しボタン25を操作することにより、またはオーディオプレーヤ10のユーザインタフェース36を操作することによって、オーディオプレーヤ10のオーディオ再生動作を制御することができる。通信スイッチ26は、オーディオプレーヤ10との間の無線通信の開始または終了を指示するためのスイッチである。
【0028】
また、ヘッドセット20は、充電可能なバッテリ51(図2参照)を備えている。パッド203の外面には、このバッテリ51を充電する場合になどに用いられる電源ケーブル53(図2参照)を接続するための電源コネクタ205が設けられている。
【0029】
通常、無線通信中にバッテリ51の充電が必要となった場合、ユーザは、まず、通信スイッチ26を操作して通信を終了し、次に電源スイッチ21を操作してヘッドセット20の電源をオフした後、電源コネクタ205に電源ケーブル53を接続するといった一連の操作が必要である。本発明においては、これらの一連の操作は不要であり、ユーザは電源コネクタ205に電源ケーブル53を接続するだけで、バッテリ51の充電を行うことができる。
【0030】
図2にヘッドセット20の内部構成を示す。
【0031】
ヘッドセット20には、上述した操作スイッチ21〜26の他に、充電可能なバッテリ51、バッテリ充電回路52、CPU54、バッテリ状態検出部55、電源コネクタ状態検出部56、スイッチ状態検出部57、無線通信デバイス58、メモリ59、AD/DA変換・アンプ回路60、スピーカ61、マイク62などが設けられている。
【0032】
バッテリ51は、CPU54を含む各デバイスの駆動に必要な電力を供給する。バッテリ充電回路52は、電源コネクタ205に電源ケーブル53が接続された状態でバッテリ51を充電するための回路である。また、バッテリ51はヘッドセット20の機器本体に対して着脱可能な構造を有しており、このバッテリ51が外された状態では、電源コネクタ203からバッテリ充電回路52を介して各デバイスに対する電源供給がなされる。
【0033】
バッテリ状態検出部55は、バッテリ51の電源供給能力と着脱状態を検出する。電源コネクタ状態検出部56は、電源コネクタ205に電源ケーブル53が接続されているか否かを検出する。スイッチ状態検出部57は、操作スイッチ21〜26のそれぞれの操作状態を検出するものであり、特にここでは電源スイッチ21と通信スイッチ26の操作状態(オン/オフ)を検出する場合に用いられる。
【0034】
CPU54は、ヘッドセット20の動作を制御するために設けられたプロセッサであり、メモリ59に格納されたプログラムを読み込むことにより、そのプログラムに記述されて手順に従って所定の処理を実行する。
【0035】
無線通信デバイス58は、オーディオプレーヤ10の無線通信デバイス33と同じく、RF部、デジタルデータ変調部およびデジタルデータ復調部を備えており、Bluetooth(R)の規格に準拠した手順で無線通信を実行する。つまり、本実施形態において、オーディオプレーヤ10とヘッドセット20はそれぞれにBluetooth(R)の対応機器であり、所定の通信範囲内で互いに無線通信を行うことができる。
【0036】
この無線通信デバイス58は、オーディオプレーヤ10から無線信号によって送信される音楽等のオーディオデータを受信するために用いられる。また、無線通信デバイス58は、再生ボタン22、停止ボタン23、先送りボタン24、および逆戻しボタン25の操作に応じて各種再生制御信号をオーディオプレーヤ10に送信する処理等にも利用される。さらに、マイク62を通じて入力された音声信号をオーディオプレーヤ10を含む他の機器に対して送信する処理等にも利用される。音声信号をオーディオプレーヤ10に対して送信するものとした場合には、例えば「再生」、「停止」、「先送り」、「逆戻し」といったオーディオ再生操作をユーザの音声にて実現する。
【0037】
メモリ59には、プログラムなどの他に、CPU54が処理するデータが格納される。オーディオプレーヤ10からの音楽等のオーディオデータも無線通信デバイス58にて受信された後に、このメモリ59に一旦バッファされる。この場合、受信データは一般的に符号化されているため、CPU54によって復号し、その復号化したデータをAD/DA変換・アンプ回路60を介してスピーカ61から再生することになる。また、マイク62から入力された音声信号はAD/DA変換・アンプ回路60を介してCPU54に与えられ、ここで所定の方式で符号化された後に無線通信デバイス58により無線送信される。スピーカ61はヘッドセット20のパッド202,203のそれぞれに内蔵されており、マイク62はマイクユニット204に内蔵されている。
【0038】
このような構成のヘッドセット20にあっては、例えば無線通信中にバッテリ51の充電が必要となった場合、その状態はバッテリ状態検出部55にて電源供給能力不足の状態として検出される。CPU54は、このバッテリ状態検出部55からその旨の検出信号を受けることにより、例えばスピーカ61を通じてユーザに充電の必要性を促す。
【0039】
ここで、ユーザが電源コネクタ205に電源ケーブル53を接続すると、電源コネクタ状態検出部56にてその接続状態が検出される。CPU54は、この電源コネクタ状態検出部56からその旨の検出信号を受けることにより、通信スイッチ26の操作による通信終了の指示があった場合と同じ通信切断処理を行うと共に、電源スイッチ21の操作による電源オフの指示があった場合と同じ動作停止処理を行う。このように、電源ケーブル53を接続するだけで、バッテリ51の充電動作に必要な状態に自動的に切り替えられるので、バッテリ51の充電動作を簡単かつ安定して行うことが可能となる。
【0040】
また、バッテリ充電中に電源スイッチ21が押されると、CPU54が起動する。その際、電源コネクタ状態検出部56にて電源ケーブル53が電源コネクタ205に接続された状態が検出され、その旨の検出信号がCPU54に与えられる。CPU54はこの検出信号を受けることにより、オフ状態に切り替わる。このように、バッテリ充電中に電源スイッチ21が押された場合でも、動作停止状態を維持することができる。
【0041】
また、バッテリ51が未装着の場合には、バッテリ状態検出部55にてその状態か検出され、その旨の検出信号がCPU54に与えられる。CPU54はこの検出信号を受けることにより、そのままオン状態を維持する。このように、バッテリ51を外して電源ケーブル53を使用している場合には、CPU54はオン状態のままであり、ヘッドセット20としての機能を利用することができる。
【0042】
以下に、このようなヘッドセット20の動作について、図3および図4を参照して説明する。
【0043】
(a)バッテリ51の充電時の動作
図3はヘッドセット20におけるバッテリ51の充電時の動作を示すフローチャートである。
【0044】
ヘッドセット20に装着されたバッテリ51の電圧が所定値以下に低下すると、その状態がバッテリ状態検出部55にて検出され、例えば「バッテリを充電して下さい」といったような音声メッセージがスピーカ61を通じて出力される。この音声メッセージに従って、ユーザはヘッドセット20に設けられた電源コネクタ205に電源ケーブル53を接続してバッテリ51を充電することになる。
【0045】
ここで、電源コネクタ205に電源ケーブル53が接続されると(ステップA11のYes)、その接続状態が電源コネクタ状態検出部56によって電気的あるいは機械的に検出される。CPU54はこの電源コネクタ状態検出部56を通じて電源ケーブル53が接続されたことを検出すると、バッテリ51に対する充電動作が開始されるものと判断する。なお、バッテリ51の充電動作はCPU54の処理とは無関係に実行される。
【0046】
その際、ヘッドセット20に備えられた無線通信デバイス58により通信相手であるオーディオプレーヤ10と通信中である場合には(ステップA12のYes)、CPU54はそのオーディオプレーヤ10との間で確立されている物理的な無線接続(リンク)を切断するための通信切断処理を実行する(ステップA13)。このとき、例えばオーディオプレーヤ10からオーディオデータを受信中であれば、そのオーディオデータの受信終了を待ってからリンクの切断を行うことが好ましい。
【0047】
このような通信切断処理の後、CPU54がオフ状態に切り替えられる(ステップA14)。CPU54がオフ状態に切り替えられるとは、ヘッドセット20の電源を切った状態、つまり、ヘッドセット20の動作(充電動作を除く)が停止した状態になることである。
【0048】
このように、無線通信中にバッテリ51の充電が必要となった場合に、ユーザによる通信切断や電源オフの操作を必要とせずに、バッテリ51の充電動作に必要な環境を整え、その環境下で充電動作を安定して行うことができる。
【0049】
なお、上記ステップA13において、オーディオプレーヤ10との通信中に無線接続(リンク)が切断され、オーディオプレーヤ10からのオーディオデータが途中で中断された場合には、データ送信側であるオーディオプレーヤ10のステータスデータベース35に、そのときに中断されたオーディオデータに関するステータス情報(相手側機器ID、アルバムID、曲ID、既演奏時間等)が記憶される。そして、無線接続が新たに確立されたときに、そのステータスデータベース35に記憶されたステータス情報に基づいて、中断されたオーディオデータの送信が再開される。これにより、ユーザはオーディオ再生再開のための特別な操作を行うことなく、オーディオデータの再生を再開することができる。
【0050】
(b)バッテリ充電中に電源スイッチ21が押された場合の動作
図4はヘッドセット20におけるバッテリ充電中に電源スイッチ21が押された場合の動作を示すフローチャートである。
【0051】
電源スイッチ21がオン操作されると(ステップB11)、CPU54が起動して、ヘッドセット20が動作状態となる(ステップB12)。その際、CPU54は電源コネクタ状態検出部56を通じて電源コネクタ205に電源ケーブル53が接続されているか否かを判断する(ステップB13)。
【0052】
ここで、電源コネクタ205に電源ケーブル53が接続されている場合(ステップB13のYes)、次にCPU54はバッテリ状態検出部55を通じてバッテリ51がヘッドセット20に装着されているか否かを判断する(ステップB14)。このステップB14の処理は、バッテリ51なしで、電源ケーブル53から直接電源の供給を得て動作している状況を考慮したものである。
【0053】
バッテリ51がヘッドセット20に装着されていれば(ステップB14のYes)、CPU54はバッテリ51の充電中に電源スイッチ21がオン操作されたものと判断し、直ちにオフ状態に移行する(ステップB15)。つまり、電源オンの状態を直ぐに解除して、電源オフ状態に戻す。
【0054】
一方、電源スイッチ21がオン操作されても、そのときに電源ケーブル53が接続されていない場合(ステップB13のNo)、あるいは、バッテリ51がヘッドセット20に装着されていない場合には(ステップB14のYes)、バッテリ51の充電は関係ないことになるので、CPU54はそのままオン状態を維持し、通常の処理を継続的に実行する(ステップB16、B17…)。通常の処理とは、例えば通信スイッチ26がオン操作された場合に、通信相手であるオーディオプレーヤ10に無線接続して通信を開始するなどである。
【0055】
このように、電源スイッチ21がオン操作された場合に、バッテリ51が充電中であれば、直ぐにオフ状態に切り替えられる。これにより、バッテリ51の充電中に電源スイッチ21がオン操作された場合に発生する動作不良の問題を回避して、バッテリ51の充電動作を安定して行うことができる。
【0056】
なお、上記実施形態では、オーディオプレーヤ10とヘッドセット20とを無線接続して、オーディオプレーヤ10からヘッドセット20へオーディオデータを送信する無線通信システムを想定して説明したが、本発明はこれに限るものではなく、充電可能なバッテリで駆動される電子機器を用いて無線通信を行うシステムであれば適用可能である。
【0057】
また、各機器間に無線通信に用いられる方式としても、Bluetooth(R)に限るものではなく、他の無線通信方式であっても良い。
【0058】
要するに、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0059】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、バッテリの充電動作を簡単かつ安定して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電子機器を用いた無線通信システムの構成を示す図。
【図2】上記無線通信システムに用いられるヘッドセットの内部構成を示すブロック図。
【図3】上記ヘッドセットにおけるバッテリ充電時の動作を示すフローチャート。
【図4】上記ヘッドセットにおけるバッテリ充電中に電源スイッチが押された場合の動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
10…オーディオプレーヤ、20…ヘッドセット、21…電源スイッチ、26…通信スイッチ、201…ヘッドアーム、202,203…パッド、204…マイクユニット、205…電源コネクタ、31…システム制御部、32…送信データ生成部、33…無線通信デバイス、34…オーディオデータ記憶部、35…ステータスデータベース、51…バッテリ、52…バッテリ充電回路、53…電源ケーブル、54…CPU、55…バッテリ状態検出部、56…電源コネクタ状態検出部、57…スイッチ状態検出部、58…無線通信デバイス、59…メモリ、60…AD/DA変換・アンプ回路、61…スピーカ、62…マイク。

Claims (10)

  1. 他の機器に無線接続可能な通信機能を備えた電子機器において、
    充電可能なバッテリと、
    このバッテリを充電するための電源ケーブルと、
    この電源ケーブルの接続状態を検出する接続検出手段と、
    この接続検出手段によって上記電源ケーブルの接続が検出された場合に、当該機器の動作を停止制御する制御手段と
    を具備したことを特徴とする電子機器。
  2. 上記制御手段は、
    上記接続検出手段によって上記電源ケーブルの接続が検出された場合に、上記他の機器に無線接続しているか否かを判断する通信判断手段を備え、
    この通信判断手段によって上記他の機器に無線接続しているものと判断された場合に、その無線接続を切断した後、当該機器の動作を停止制御することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 他の機器に無線接続可能な通信機能を備えた電子機器において、
    充電可能なバッテリと、
    電源スイッチと、
    この電源スイッチがオン操作された場合に、上記バッテリが充電中であるか否かを判断する充電判断手段と、
    この充電判断手段によって上記バッテリが充電中であると判断された場合に、上記電源スイッチのオン操作によって起動される当該機器の動作を停止制御する制御手段と
    を具備したことを特徴とする電子機器。
  4. 上記バッテリの装着状態を検出する装着検出手段を備え、
    上記制御手段は、上記装着検出手段によって上記バッテリの装着が検出された場合のみ上記電源スイッチのオン操作によって起動される当該機器の動作を停止制御することを特徴とする請求項3記載の電子機器。
  5. バッテリを充電するための電源ケーブルと、
    この電源ケーブルの接続状態を検出する接続検出手段とを備え、
    上記充電判断手段は、上記接続検出手段によって検出される上記電源ケーブルの接続状態に基づいて上記バッテリが充電中であるか否かを判断することを特徴とする請求項3記載の電子機器。
  6. 他の機器に無線接続可能な通信機能を備えた電子機器に用いられる充電可能なバッテリの充電制御方法であって、
    上記バッテリを充電するための電源ケーブルの接続状態を検出し、
    上記電源ケーブルの接続が検出された場合に、当該機器の動作を停止制御することを特徴とするバッテリ充電制御方法。
  7. 上記電源ケーブルの接続が検出された場合に、上記他の機器に無線接続しているか否かを判断し、
    上記他の機器に無線接続しているものと判断された場合に、その無線接続を切断した後、当該機器の動作を停止制御することを特徴とする請求項6記載のバッテリ充電制御方法。
  8. 他の機器に無線接続可能な通信機能を備えた電子機器に用いられる充電可能なバッテリの充電制御方法であって、
    電源スイッチがオン操作された場合に、上記バッテリが充電中であるか否かを判断し、
    上記バッテリが充電中であると判断された場合に、上記電源スイッチのオン操作によって起動される当該機器の動作を停止制御することを特徴とするバッテリ充電制御方法。
  9. 上記バッテリが充電中であると判断された場合に、上記バッテリの装着状態を検出し、
    上記バッテリの装着が検出された場合のみ上記電源スイッチのオン操作によって起動される当該機器の動作を停止制御することを特徴とする請求項8記載のバッテリ充電制御方法。
  10. 上記バッテリを充電するための電源ケーブルの接続状態に基づいて上記バッテリが充電中であるか否かを判断することを特徴とする請求項8記載のバッテリ充電制御方法。
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