JP2004235074A - 作業用電灯 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は狭くて入り込んだ場所でも照明することができるとともに、金属材であればどこにでも吸着固定して、作業場所を正確に照明できるように位置させて、両手を使用しての修理作業を行なうことができ、かつマスコットとして使用できる可愛らしい作業用電灯を得るにある。
【解決手段】半円弧形状のケース体と、このケース体内に発光体が位置するように該ケース体に取付けられたバッテリーで発光体を点灯させる点灯装置と、前記ケース体に取付けられた少なくとも2本以上の針金状の可撓性材製の脚部材本体、この少なくとも2本以上の脚部材本体の下部にそれぞれ固定された金属面に吸着される磁石材製の吸着体とからなる脚部材とで作業用電灯を構成している。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車等を修理する場合等に使用される作業用電灯に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の作業用電灯は床面に設置する電球の外周部を格子状のカバーで覆ったものや、ペンシル型の懐中電灯が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の作業用電灯ではエンジンルーム等の修理を行なう場合に、修理箇所を照明できなかったり、照明しても、片手で懐中電灯を持たなければならず、作業性が悪いという欠点があった。
また、ペンシル型の懐中電灯は棒状であるため、狭い空間では上下方向の照明しかできず、上下方向の空間から側方に入り込んだ部位の照明は不可能であるという欠点があった。
【0004】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、狭くて入り込んだ場所でも照明することができるとともに、金属材であればどこにでも吸着固定して、作業場所を正確に照明できるように位置させて、両手を使用しての修理作業を行なうことができ、かつマスコットとして使用できる可愛らしい作業用電灯を提供することを目的としている。
【0005】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は半円弧形状あるいは有底筒状のケース体と、このケース体内に発光体が位置するように該ケース体に取付けられたバッテリーで発光体を点灯させる点灯装置と、前記ケース体に取付けられた少なくとも2本以上の針金状の可撓性材製の脚部材本体、この少なくとも2本以上の脚部材本体の下部にそれぞれ固定された金属面に吸着される磁石材製の吸着体とからなる脚部材とで作業用電灯を構成している。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施の形態により、本発明を詳細に説明する。
【0008】
図1ないし図9に示す本発明の第1の実施の形態において、1は本発明の作業用電灯で、この作業用電灯1は直径が20mmの半円弧形状の磁石が吸着される材質で内壁面が反射鏡に形成されたケース体2と、このケース体2内に発光体3、3、3が位置するように、該ケース体2に取付けられたバッテリー4で発光体3、3、3を点灯させる点灯装置5と、前記ケース体2の前面を覆う前面にガラス6が取付けられたカバー7と、前記ケース体2の外周部の任意の部位で挟着される磁石8および、この磁石8の底面および外周部を覆う支持皿9とからなる支持体10、この支持体10に一端部が固定された3本の針金状の可撓性材製の脚部材本体11、11、11、この脚部材本体11、11、11の下部にそれぞれ固定された金属面に吸着される円柱状の磁石材製の吸着体12、12、12とからなる脚部材13とで構成されている。
【0009】
前記点灯装置5は前記ケース体2の中央部に形成された透孔14を開閉可能に覆う開閉蓋15と、この開閉蓋15に取付けられた前記ケース体2内に位置する発光ダイオード等の発光体3、3、3と、前記開閉蓋15に取付けられたスイッチ16のON・OFFによって、前記発光体3、3、3を点灯、消灯する、該開閉蓋15に着脱可能に取付けられたボタン形状のバッテリー4とで構成されている。
【0010】
上記構成の作業用電灯1は点灯装置5のスイッチ16をON状態にして、発光体3、3、3を点灯させ、脚部材13の挟着体12、12、12を金属部分に吸着固定する。
しかる後、可撓性材製の脚部材本体11、11、11を発光体3、3、3の照射方向が照明部分に位置するように、図9に示すように曲げたり、支持体10のケース体2との吸着位置を調整して行なう。
照明部分に発光体3、3、3の照射方向が一致した所で、両手で作業を行なうことができる。
【0011】
また、設置場所にスペースがある場合には、金属材でない部位にでも脚部材13の3本の脚部材本体11、11、11や吸着体12、12、12の配置により立った状態で必要部位を照明することができるとともに、3本足のマスコットとして使用することもできる。
また、ポケットの中に脚部材13を曲げて収納して使用したり、帽子やヘルメットに取付けた金属板に3本の脚部材を取付けて使用することもできる。
【0012】
【発明の異なる実施の形態】
次に、図10ないし図18に示す本発明の異なる実施の形態につき説明する。なお、これらの本発明の異なる実施の形態の説明に当って、前記本発明の第1の実施の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0013】
図10ないし図12に示す本発明の第2の実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に異なる点は、脚部材本体11、11、11の一端部をケース体2に直接固定した脚部材13Aを用いた点で、このように形成した脚部材13Aを用いて構成した作業用電灯1Aにしても、前記本発明の第1の実施の形態と同様な作用効果が得られるとともに、構造が簡単で、ケース体2を金属材以外で形成されたものを用いることもできる。
【0014】
図13ないし図15に示す本発明の第3の実施の形態において、前記本発明の第2の実施の形態と主に異なる点は、2本の脚部材本体11、11および吸着体12、12とからなる脚部材13Bを用いた点で、このように構成した作業用電灯1Bにしても、2本の脚部材本体11、11を任意に曲げることにより、照明したい部位を発光体3、3、3の点灯によって照明することができるとともに、2本足となり、より人間のようなマスコットにすることができる。
【0015】
図16ないし図18に示す本発明の第4の実施の形態において、前記本発明の第2の実施の形態と主に異なる点は、ケース体2の中央部外方に突出するように固定されたカバー体17と、このカバー体17の後端部と着脱可能に取付けられた開閉蓋15にボタン形状のバッテリー4、発光体としての電球18を取付けた点で、このように構成した作業用電灯1Cにしてもよい。
【0016】
なお、前記本発明の各実施の形態では脚部材13、13A、13Bの吸着体12として、円柱状の磁石材を用いるものについて説明したが、本発明はこれに限らず、円柱状の金属あるいは非金属材の底面に円盤状の磁石を固定した吸着体を用いた脚部材を使用してもよい。
また、本発明の作業用電灯は磁石を用いるため、該磁石部分を磁気を遮断する材質で収納容器や収納袋を形成して収納保管してもよい。この場合、ケース体2部分を外側に出した状態で収納できるようにしてもよい。
さらに、前記本発明の各実施の形態では半円弧形状で内壁面が反射鏡に形成されたケース体2を用いるものに付いて説明したが、本発明はこれに限らず有底筒状形状のケース体でも良く、また、内壁面が反射鏡に形成されていないケース体を用いても良い。
【0017】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0018】
(1)半円弧形状あるいは有底筒状のケース体と、このケース体内に発光体が位置するように該ケース体に取付けられたバッテリーで発光体を点灯させる点灯装置と、前記ケース体に取付けられた少なくとも2本以上の針金状の可撓性材製の脚部材本体、この少なくとも2本以上の脚部材本体の下部にそれぞれ固定された金属面に吸着される磁石材製の吸着体とからなる脚部材とで構成されているので、脚部材の吸着体を金属部分に吸着固定し、少なくとも2本以上の脚部材本体を任意に曲げることにより、必要部位を発光体で照明することができる。
したがって、両手で作業を行なうことができるとともに、設置場所を比較的自由に設定することができる。
【0019】
(2)前記(1)によって、少なくとも2本以上の脚部材本体を使用した脚部材を用いているので、可愛らしく、マスコットとして使用することができる。
【0020】
(3)前記(1)によって、小型コンパクトに形成することができるので、狭い場所にでも挿入固定して、作業場所を照明することができる。
【0021】
(4)前記(1)によって、脚部材の可撓性材製の脚部材本体を曲げてポケット等に挿入することにより、ポケットに取付けた状態にでき、ポケットに取付けた状態で照明することができる。
【0022】
(5)請求項2、3も前記(1)〜(4)と同様な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の側面図。
【図2】本発明の第1の実施の形態の正面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態の背面図。
【図4】本発明の第1の実施の形態の平面図。
【図5】本発明の第1の実施の形態の底面図。
【図6】図4の6−6線に沿う断面図。
【図7】本発明の第1の実施の形態の概略回路図。
【図8】本発明の第1の実施の形態のケース体と脚部材の分解説明図。
【図9】本発明の第1の実施の形態の使用状態の説明図。
【図10】本発明の第2の実施の形態の側面図。
【図11】本発明の第2の実施の形態の正面図。
【図12】本発明の第2の実施の形態の底面図。
【図13】本発明の第3の実施の形態の側面図。
【図14】本発明の第3の実施の形態の正面図。
【図15】本発明の第3の実施の形態の底面図。
【図16】本発明の第4の実施の形態の側面図。
【図17】本発明の第4の実施の形態の平面図。
【図18】本発明の第4の実施の形態の底面図。
【符号の説明】
1、1A、1B、1C:作業用電灯、
2:ケース体、 3:発光体、
4:バッテリー、 5:点灯装置、
6:ガラス、 7:カバー、
8:磁石、 9:支持皿、
10:支持体、 11:脚部材本体、
12:吸着体、
13、13A、13B:脚部材、
14:透孔、 15:開閉蓋、
16:スイッチ、 17:カバー体、
18:電灯。

Claims (3)

  1. 半円弧形状あるいは有底筒状のケース体と、このケース体内に発光体が位置するように該ケース体に取付けられたバッテリーで発光体を点灯させる点灯装置と、前記ケース体に取付けられた少なくとも2本以上の針金状の可撓性材製の脚部材本体、この少なくとも2本以上の脚部材本体の下部にそれぞれ固定された金属面に吸着される磁石材製の吸着体とからなる脚部材とからなることを特徴とする作業用電灯。
  2. 半円弧形状あるいは有底筒状で内壁面が反射鏡に形成されたケース体と、このケース体内に発光体が位置するように該ケース体に取付けられたバッテリーで発光体を点灯させる点灯装置と、前記ケース体に一端部が固定された、少なくとも2本以上の針金状の可撓性材製の脚部材本体、この少なくとも2本以上の脚部材本体の下部にそれぞれ固定された金属面に吸着される磁石材製の吸着体とからなる脚部材とからなることを特徴とする作業用電灯。
  3. 半円弧形状あるいは有底筒状で磁石が吸着される材質で内壁面が反射鏡に形成されたケース体と、このケース体内に発光体が位置するように該ケース体に取付けられたバッテリーで発光体を点灯させる点灯装置と、前記ケース体の外周部の任意の部位で吸着される磁石を用いた支持体、この支持体に一端部が固定された少なくとも2本以上の針金状の可撓性材製の脚部材本体、この少なくとも2本以上の脚部材本体の下部にそれぞれ固定された金属面に吸着される磁石材製の吸着体とからなる脚部材とからなることを特徴とする作業用電灯。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013175385A (ja) * 2012-02-27 2013-09-05 Kuniaki Tatsumi 携帯用電燈
KR101407219B1 (ko) 2012-12-18 2014-06-13 호서대학교 산학협력단 조명 장치

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