JP3095965U - 万華鏡 - Google Patents
万華鏡Info
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- JP3095965U JP3095965U JP2003000737U JP2003000737U JP3095965U JP 3095965 U JP3095965 U JP 3095965U JP 2003000737 U JP2003000737 U JP 2003000737U JP 2003000737 U JP2003000737 U JP 2003000737U JP 3095965 U JP3095965 U JP 3095965U
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- JP
- Japan
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- kaleidoscope
- observation piece
- observation
- piece holder
- outer cylinder
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 明るい使用環境のみならず暗い使用環境でも
手軽に模様の変化を楽しめる万華鏡を提供する。 【解決手段】 外筒2内に二等辺三角筒状の鏡筒3を組
み込み、鏡筒3の一方の開放端に覗き窓3aを形成す
る。鏡筒3の他方の開放端に両端閉塞円筒状の透明な観
察片保持体5を縦向きに取り付け、観察片保持体5内に
ミネラルオイルなど所定の粘性をもつ液体9を充填す
る。液体9にスパンコールなど各種の観察片10を多数
個混入し、外筒2に照明装置12を観察片保持体5の側
面に向けて投光しうる形で一体に取り付ける。これによ
り、観察片10が照明装置12に照らされて光量不足が
補われつつ、観察片保持体の正面から光が入射すること
に起因する幻惑が回避され、観察片10を見ている間は
片方の手で外筒2を把持するだけで済む。照明装置12
を外筒2に沿って格納しうるようにすれば、照明装置1
2が邪魔にならず、万華鏡1の使い勝手が向上する。
手軽に模様の変化を楽しめる万華鏡を提供する。 【解決手段】 外筒2内に二等辺三角筒状の鏡筒3を組
み込み、鏡筒3の一方の開放端に覗き窓3aを形成す
る。鏡筒3の他方の開放端に両端閉塞円筒状の透明な観
察片保持体5を縦向きに取り付け、観察片保持体5内に
ミネラルオイルなど所定の粘性をもつ液体9を充填す
る。液体9にスパンコールなど各種の観察片10を多数
個混入し、外筒2に照明装置12を観察片保持体5の側
面に向けて投光しうる形で一体に取り付ける。これによ
り、観察片10が照明装置12に照らされて光量不足が
補われつつ、観察片保持体の正面から光が入射すること
に起因する幻惑が回避され、観察片10を見ている間は
片方の手で外筒2を把持するだけで済む。照明装置12
を外筒2に沿って格納しうるようにすれば、照明装置1
2が邪魔にならず、万華鏡1の使い勝手が向上する。
Description
【0001】
本考案は、周囲の明るさを問わずに模様の変化を手軽に楽しめる万華鏡に関す
るものである。
【0002】
従来、夜間や暗室など暗い使用環境で万華鏡を楽しむときには、液体と観察片
が入った透明な観察片保持体をペンライトその他の懐中電灯で照らして観察片の
光量不足を補っていた。
【0003】
しかし、これでは、片方の手で万華鏡を把持し、もう片方の手で懐中電灯を持
たなければならず、観察片を見ている間はずっと両手が塞がってしまうため、万
華鏡が作り出す模様の変化を手軽に楽しむことができないという不都合があった
。
【0004】
本考案は、このような事情に鑑み、明るい使用環境のみならず暗い使用環境で
も手軽に模様の変化を楽しむことが可能な万華鏡を提供することを目的とする。
【0005】
まず、本考案のうち請求項1に係る考案は、外筒(2)内に鏡筒(3)を組み
込み、この鏡筒の一方の開放端に覗き窓(3a)を形成し、前記鏡筒の他方の開
放端に透明な観察片保持体(5)を設け、この観察片保持体内に液体(9)を充
填し、この液体に観察片(10)を混入した万華鏡(1)において、前記外筒に
照明装置(12)を前記観察片保持体の側面に向けて投光しうる形で一体に取り
付けて構成される。こうした構成を採用することにより、観察片が照明装置から
の光で照らされて光量不足が補われつつ、観察片保持体の正面から光が入射する
ことに起因する幻惑が回避され、さらに観察片を見ている間は片方の手で外筒を
把持するだけで済むように作用する。
【0006】
また、本考案のうち請求項2に係る考案は、前記照明装置(12)を前記外筒
(2)に沿って格納しうるようにして構成される。かかる構成により、照明装置
が付設されているからといって邪魔になることがなくなるように作用する。
【0007】
さらに、本考案のうち請求項3、4に係る考案は、前記観察片(10)として
金属片を含ませて構成される。かかる構成により、金属片が光を受けてきらきら
輝くように作用する。
【0008】
なお、括弧内の符号は図面において対応する要素を表す便宜的なものであり、
したがって、本考案は図面上の記載に限定拘束されるものではない。このことは
「実用新案登録請求の範囲」の欄についても同様である。
【0009】
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本考案に係る万華鏡の一実施形態を示す斜視図、
図2は図1に示す万華鏡の側面図、
図3は図1に示す万華鏡の平面図である。
【0010】
この万華鏡1は、図1に示すように、四角筒状に形成された木製の外筒2を有
しており、外筒2内には二等辺三角筒状の鏡筒3が組み込まれている。この鏡筒
3は、3枚の鏡板をその鏡面が内側に向くように二等辺三角筒状に組み合わせた
ものであり、その一方の開放端には覗き窓3aが形成されている。また、鏡筒3
の他方の開放端には、図2に示すように、アクリル樹脂などの合成樹脂からなる
両端閉塞円筒状の透明な観察片保持体5が2個のU形金具6、6で外筒2に縦向
きに取り付けられており、観察片保持体5の外周には2個のOリング7、7が各
U形金具6、6の外側に当接して嵌着されている。そして、この観察片保持体5
は、その内部空間が二重螺旋構造で二分されており、それぞれの空間にはミネラ
ルオイル(鉱油)や水など所定の粘性をもつ液体9が充填されており、各液体9
にはスパンコール、色ガラス、金属片、色砂など各種の観察片10が多数個混入
されている。
【0011】
ところで、外筒2の側面には、図3に示すように、照明装置12が蝶番13を
介して矢印M、N方向に開閉しうる形で一体に取り付けられており、この照明装
置12は、直方体状に形成された木製の本体16を有している。本体16には電
球17および乾電池18が埋設されており、スイッチ19を押すたびに電球17
が点灯と消灯を繰り返すように電気回路が構成されている。そして、この照明装
置12は磁力によって外筒2の側面に沿って格納することができる。すなわち、
外筒2の側面には永久磁石15が埋設されているとともに、照明装置12の側面
には磁性金属板20がビス止めされている。したがって、照明装置12を矢印N
方向に閉じると、図3に想像線で示すように、磁性金属板20が永久磁石15に
磁着するため、図1に示すように、照明装置12が外筒2の側面に沿って格納さ
れた状態となる。逆に、照明装置12を矢印M方向に開くと、図3に実線で示す
ように、照明装置12がU形金具6、6に当接して所定角度で止まり、電球17
が観察片保持体5の側面に対向した状態となる。
【0012】
万華鏡1は以上のような構成を有するので、夜間や暗室など暗い使用環境で万
華鏡1を楽しむ際には、まず外筒2を片手で把持し、照明装置12を矢印M方向
に開いて電球17を観察片保持体5の側面に対向させる。この状態で、スイッチ
19を押して電球17を観察片保持体5の側面に向けて投光した後、万華鏡1全
体を上下反転させて観察片保持体5内の各種の観察片10を液体9中でゆっくり
と遊動させ、鏡筒3の覗き窓3aから観察片保持体5を覗く。すると、観察片保
持体5の内部空間は二重螺旋構造で二分されているため、それぞれの空間にある
各種の観察片10が互いに混ざり合うことなく別個に複雑な動きを見せ、これら
の観察片10が鏡筒3に反射して幻想的な模様を呈する。
【0013】
このとき、観察片10は照明装置12の電球17からの光で照らされて光量不
足が補われるので、特に金属片などの観察片10が光を受けてきらきら輝き、暗
い使用環境でも十分に幻想的な模様の変化を楽しむことが可能となる。しかも、
この電球17の光は観察片保持体5の側面から入射するので、観察片保持体5の
正面から光が入射する場合と異なり、電球17の光が眩しくて観察片10がよく
見えない事態が起きることはない。また、観察片10を見ている間は片方の手で
外筒2を把持するだけで済み、もう片方の手は自由なので、万華鏡1が作り出す
模様の変化を手軽に楽しむことができる。なお、観察片保持体5の外周には2個
のOリング7、7が各U形金具6、6の外側に当接して嵌着されているので、万
華鏡1を上下反転させても観察片保持体5が抜け落ちる心配はない。
【0014】
また、昼間など明るい使用環境で万華鏡1を楽しむ際には、観察片保持体5内
の観察片10を照らす必要がないので、照明装置12を閉じたまま鏡筒3の覗き
窓3aから観察片保持体5を覗けばよい。このとき、照明装置12は外筒2の側
面に沿って格納されているため、照明装置12が付設されているからといって邪
魔になることはなく、万華鏡1の使い勝手が良好となる。
【0015】
なお、上述の実施形態においては、木製の外筒2および照明装置12の本体1
6をそのまま使用した場合について説明したが、これら外筒2、本体16にステ
ンドグラスその他の装飾部品(図示せず)を付設して装飾性を高めることも可能
である。
【0016】
また、上述の実施形態では、外筒2内に二等辺三角筒状の鏡筒3を組み込んだ
場合について説明したが、鏡筒3の形状はこれに限るわけではなく、正三角形筒
状や菱形筒状の鏡筒3を採用した万華鏡1に本考案を同様に適用することもでき
る。
【0017】
さらに、上述の実施形態では、四角筒状の外筒2に両端閉塞円筒状の観察片保
持体5を縦向きに取り付けた場合について説明したが、外筒2や観察片保持体5
の形状はこれらに限るわけではない。例えば、円筒状の外筒2に太鼓状の観察片
保持体5を同心状に結合し、外筒2をゆっくり回しながら覗くタイプの万華鏡1
に本考案を同様に適用することも可能である。
【0018】
以上説明したように、本考案のうち請求項1に係る考案によれば、観察片が照
明装置からの光で照らされて光量不足が補われつつ、観察片保持体の正面から光
が入射することに起因する幻惑が回避され、さらに観察片を見ている間は片方の
手で外筒を把持するだけで済むことから、明るい使用環境のみならず暗い使用環
境でも手軽に模様の変化を楽しむことが可能な万華鏡を提供することができる。
【0019】
また、本考案のうち請求項2に係る考案によれば、照明装置が付設されている
からといって邪魔になることがなくなるので、万華鏡の使い勝手を向上させるこ
とができる。
【0020】
さらに、本考案のうち請求項3、4に係る考案によれば、金属片が光を受けて
きらきら輝くため、万華鏡が作り出す模様の変化をますます幻想的なものとする
ことができる。
【図1】本考案に係る万華鏡の一実施形態を示す斜視図
である。
である。
【図2】図1に示す万華鏡の側面図である。
【図3】図1に示す万華鏡の平面図である。
1……万華鏡
2……外筒
3……鏡筒
3a……覗き窓
5……観察片保持体
9……液体
10……観察片
12……照明装置
Claims (4)
- 【請求項1】 外筒(2)内に鏡筒(3)を組み込み、 この鏡筒の一方の開放端に覗き窓(3a)を形成し、 前記鏡筒の他方の開放端に透明な観察片保持体(5)を
設け、 この観察片保持体内に液体(9)を充填し、 この液体に観察片(10)を混入した万華鏡(1)にお
いて、 前記外筒に照明装置(12)を前記観察片保持体の側面
に向けて投光しうる形で一体に取り付けたことを特徴と
する万華鏡。 - 【請求項2】 前記照明装置(12)を前記外筒(2)
に沿って格納しうるようにしたことを特徴とする請求項
1に記載の万華鏡。 - 【請求項3】 前記観察片(10)として金属片を含ま
せたことを特徴とする請求項1に記載の万華鏡。 - 【請求項4】 前記観察片(10)として金属片を含ま
せたことを特徴とする請求項2に記載の万華鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003000737U JP3095965U (ja) | 2003-02-18 | 2003-02-18 | 万華鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003000737U JP3095965U (ja) | 2003-02-18 | 2003-02-18 | 万華鏡 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3095965U true JP3095965U (ja) | 2003-08-29 |
Family
ID=43249865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003000737U Expired - Fee Related JP3095965U (ja) | 2003-02-18 | 2003-02-18 | 万華鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3095965U (ja) |
-
2003
- 2003-02-18 JP JP2003000737U patent/JP3095965U/ja not_active Expired - Fee Related
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