JP2004235029A - シールドケーブルのドレイン線接続構造 - Google Patents

シールドケーブルのドレイン線接続構造 Download PDF

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Abstract

【課題】複数本のシールドケーブルのドレイン線の集中接続のためのジョイントコネクタを不要にすることができるドレイン線の接続構造を提供すること。
【解決手段】1本の長尺サイズのシールドケーブルを複数本の所定サイズのシールドケーブルに裁断する際に、シースの裁断部分には長さ方向に沿った所定長さのスリットを切開形成し、ドレイン線をスリットの外側に取り出した後、スリットの途中部分において信号線とシールド層のみをシースと共に裁断して、ドレイン線は裁断することなくむき出し連続線として残すようにした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等に配索されるワイヤーハーネスに関し、さらに詳しくは、自動車のエンジンルーム等に複数本のシールドケーブルが配索されている場合の各シールドケーブルのドレイン線のアース接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般にワイヤーハーネスは、複数のケーブルとこれら複数のケーブルに接続される電子部品やコネクタ等によって所定の回路を構成する電気配線システムである。このうち、特にノイズの遮蔽が要求される車載電装品については、これと電子部品を接続するケーブルとして、シールドケーブルが用いられる。このシールドケーブルは、ケーブル外被であるシースの中にシールドテープなどのシールド層を介して複数本あるいは1本の信号線とドレイン線を内包してなるものがあり、通常、シールド層に導通されたドレイン線をアース接続する必要がある。
【0003】
このようなシールドケーブルを複数本用いたワイヤーハーネスの構成として例えば図9に示すようなものがある。これは、自動車のエンジンルーム内の各種センサ21と、室内の制御回路22とが複数本のシールドケーブル23によって接続されている。
【0004】
図示されるように、各シールドケーブル23の端部は皮剥きされて内部の信号線Waとドレイン線Wdが露出されている。この場合、各シールドケーブル23のドレイン線Wdのアース接続は、室内側における各ドレイン線Wdの先端に圧着端子24にてリード線25を接続し、このリード線25の先端に取り付けられた端子26を、ジョイントコネクタ27に挿入するとジョイントコネクタ27内でジョイント端子28により3本のドレイン線Wdは集中接続される。このジョイント端子28に接続されたアース線29の一端に接続されたアース端子30を車体パネル等に取り付けることで、シールドケーブル23のドレイン線Wdはアース接地される。
【0005】
この場合のシールドケーブル23端部のシースとシールド層の皮剥ぎ長さは通常80mmほどであることから、露出される信号線Waとドレイン線Wdの長さも80mmとなる。また、リード線25の長さはジョイントコネクタ27の設置場所との関係から200〜1000mmとなる場合がある。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−268893号公報
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上述したような複数本のドレイン線のアース接続を図るためにジョイントコネクタを用いると、そのジョイントコネクタの設置スペースを確保することが困難な場合がある。また、リード線、ジョイントコネクタ、端子などの部品が必要で、端子圧着、コネクタ接続などもあるため、配索のための作業工数が多いという問題があった。また、皮剥きされた部分は非シールド部となるため、皮剥き長さが長いと、端末部分において、シールドケーブルの所期の目的である十分なシールド効果を達成できないという問題がある。本発明が解決しようとする課題は、このような複数のドレイン線集中接続のためのジョイントコネクタを不要にすることができるドレイン線の接続構造を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するため本発明に係るシールドケーブルのドレイン線接続構造は、信号線とその信号線のシールドのためのシールド層とそのシールド層と導通されたドレイン線とをシースで被覆してなる複数本のシールドケーブルの各シールドケーブルの端部より露出されるドレイン線が、他のシールドケーブルのドレイン線と繋がり、各シールドケーブルのドレイン線が一繋がりの連続線として構成されていることを特徴とすることを要旨とするものである。
【0009】
上記構成を有するシールドケーブルのドレイン線接続構造によれば、複数本のシールドケーブルの各シールドケーブルの端部より露出されるドレイン線が他のシールドケーブルのドレイン線と繋がり、各シールドケーブルのドレイン線が一繋がりの連続線として構成されているので、例えば、一本目のシールドケーブルの右端より露出されたドレイン線は、2本目のシールドケーブルの同じく右端より露出されたドレイン線と繋がり、その2本目のシールドケーブルの左端より露出されたドレイン線は、更に3本目のシールドケーブルの同じく左端より露出されたドレイン線と繋がるというようにして各シールドケーブルのドレイン線が一繋がりの連続線状態となる。
【0010】
このように各シールドケーブルのドレイン線が、全体として一つの連続線として一繋がりになった1本のドレイン線となる構成であることから、ドレイン線が露出された部分のいずれかにアース端子を接続すればアース接続が一括して簡便に行える。つまり従来技術のような、集中接続のためのジョイントコネクタが不要になるため、その分部品点数が削減され、作業性も向上する。
【0011】
この場合、前記ドレイン線は、1本の長尺サイズのシールドケーブルを複数本の所定サイズのシールドケーブルに裁断する際にシールドケーブルの信号線とシールド層のみをシースと共に裁断し、ドレイン線は裁断されることなくシースよりむき出し状の連続線として構成されているようにすれば、各シールドケーブルのドレイン線同士は接続部分がない状態で一繋がりになるので、別途ドレイン線同士を接続するための加工や作業がなく簡便であり、また、接続部分のない連続線なので接続信頼性も高い。
【0012】
また、前記シースの裁断部分には長さ方向に沿った所定長さのスリットを切開形成し、ドレイン線をスリットの外側に取り出した後、スリットの途中部分において信号線とシールド層のみをシースと共に裁断して、ドレイン線は裁断することなくむき出し連続線として残すようにした構成にすれば、ドレイン線を裁断することなく残す加工が容易になる上に、スリットによりシールドケーブルの皮剥き除去部分の長さを短くすることが可能になり、信号線の露出長さを短くできるのでシールド性が向上する。
【0013】
更に、前記シールドケーブルが信号線を1本備える1芯型のもので、その信号線の外周にシールド層を有してその外側にドレイン線が位置する構成の1芯型シールドケーブルを用いれば、シースを剥ぎ取るだけでドレイン線を露出させることができ、ドレイン線を裁断することなく信号線だけをシースと共に裁断することが行い易くなる。また、シースを剥ぎ取っても信号線はシールド層を有したままなので、信号線は露出された状態でもシールド性能が維持され、剥き出しによるシールド性の低下がなくなる。
【0014】
同様に、前記シールドケーブルが信号線を複数本備える多芯型のもので、複数本の信号線のそれぞれが外周にシールド層を有してその外側にドレイン線が位置する構成と、複数の信号線をまとめたその外周にシールド層を有してその外側にドレイン線が位置する構成のいずれかの多芯型シールドケーブルを用いれば、シースを剥ぎ取るだけでドレイン線を露出させることができ、ドレイン線を裁断することなく信号線だけをシースと共に裁断することが行い易くなる。また、シースを剥ぎ取っても信号線はシールド層を有したままなので、信号線は露出された状態でもシールド性能が維持され、剥き出しによるシールド性の低下がなくなる。
【0015】
そして、この場合、前記ドレイン線は、前記信号線と撚り合わされることなく、前記シース内の所定位置に構成されているシールドケーブルを用いれば、ドレイン線の位置がわかり易く、シースを剥ぎ取ってドレイン線を露出させたり、シースをスリットで切り開いてドレイン線だけを外側に取り出す加工が容易になる。更に、前記シールドケーブルのシース外面には、シールドケーブル内のドレイン線の位置を示すマーキングが施されている構成にすれば、さらに加工性が良くなる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係るシールドケーブルのドレイン線接続構造について図面を参照して詳細に説明する。図1に示すワイヤーハーネス10は、複数本(本実施例では3本)のシールドケーブルの束からなるもので、図2(a)に示す1本の長尺サイズのシールドケーブル1Aを裁断する位置に長さ方向に沿った所定長さのスリット2,3を2箇所切開形成し、それぞれのスリット2,3からドレイン線Wd−1,Wd−2を外側に取り出した後、スリット2,3の途中部分において信号線WaをシースWbと共に裁断して、ドレイン線Wd−1,Wd−2は裁断することなく一繋ぎの連続線として残すように加工されたものである。
【0017】
このワイヤーハーネス10に用いられる用いられるシールドケーブル1Aは図3に示すような断面構造を有したもので、シールドテープWeが外周に巻かれた信号線Waとその外側位置でシールドテープWeと導通されたドレイン線WdがシースWbの中に内包されている。
【0018】
図2(a)〜(c)を用いて、ケーブル加工の手順について説明する。先ず、長尺のシールドケーブル1Aの2箇所の裁断位置のシースWbの外側から刃物治具等で所定長さのスリット2,3をケーブル長さ方向に切開形成して、そのスリット2,3からドレイン線Wd−1,Wd−2だけを外側に取り出し(図2(a)参照)、スリット2,3の途中部分において信号線WaおよびシールドテープWeをシースWbと共に裁断する(図2(b)参照)。
【0019】
そして、3本に裁断されたシールドケーブル1A−1,1A−2,1A−3を図2(c)に示すように並べると、3本のシールドケーブル1A−1,1A−2,1A−3の各ドレイン線Wdは露出されたドレイン線Wd−1,Wd−2によって一繋がりの連続線となる。つまり、図示されるように、1本目のシールドケーブル1A−1の右端のスリット2aより露出されたドレイン線Wd−1aは、2本目のシールドケーブル1A−2の同じく右端のスリット2bより露出されたドレイン線Wd−1bと切れ目なく繋がり、その2本目のシールドケーブル1A−2の左端のスリット3aより露出されたドレイン線Wa−2aは、3本目のシールドケーブル1A−3の同じく左端のスリット3bより露出されたドレイン線Wd−2bに切れ目なく繋がるというように、各シールドケーブル1A−1,1A−2,1A−3のドレイン線Wdが一切の切れ目なく一繋がりの状態になる。
【0020】
アース接地は、このように各シールドケーブルのドレイン線が全体として一つの連続線として一繋がりになっているので、露出したドレイン線のいずれかをアース接続すれば完了する。図1の場合は、1本目のシールドケーブル1A−1の左端部より露出されたドレイン線Wd−3がアース端子4に直接接続されている。
【0021】
そして、信号線Waを露出させるために、各シールドケーブルの端部のシースWbを除去し、コネクタ端子5を接続する(図1参照)。この実施例で用いたシールドケーブル1Aの場合、シースWbを除去しても信号線WaはシールドテープWeが巻かれた状態なので、露出されても巻かれている部分のシールド性は維持されるので、信号線の露出によるシールド性の低下が軽減されている。
【0022】
尚、3本のシールドケーブルを束ねた際に、例えばスリット3a,3bより露出されたドレイン線Wd−2の余った部分は、図4に示すようにケーブルにテープ6より固定しても良い。
【0023】
上述した実施例は、ドレイン線を裁断せずに残すことで、一繋がりの連続線とした構成を示したが、図5に示すように、長尺のシールドケーブル1Aを通常どおりドレイン線Wdごと3本に裁断して、ケーブル1A−1,1A−2,1A−3の端部のシースWbの除去によりそれぞれドレイン線Wd−1a,Wd−1b,Wd−2a,Wd−2bを露出させてから、全体でドレイン線Wdが一繋がりの連続線になるように露出されたドレイン線同士を圧着端子7で接続した構成でも良い。この図5の実施例では圧着端子7が必要になるが、従来技術のようなジャンクションコネクタは不要である。
【0024】
図6に示す断面構造を有する1芯型のシールドケーブル1Bや多芯型のシールドケーブル1Cのように、シースWbの中にシールドテープWeを介して一本ないし複数本の信号線Wa及びドレイン線Wdが内包されているタイプのシールドケーブルに対しても、図1及び図5に示した実施例のようなドレイン線接続構造を適用させることはもちろん可能であるが、上述したシールドケーブル1Aのように、外周にシールド層を有した信号線とその外側位置のドレイン線とを内包した構造のものを用いる方がケーブルからドレイン線を露出させ易い。
【0025】
特に、図7に示すようなシールドケーブル1Dが好適に用いられる。これは信号線Waを1本備える1芯型のもので、その信号線WaにシールドテープWeを巻いてその外側にドレイン線Wdが信号線Waと撚り合わされることなく、シースWb内の所定位置に構成されているものである。
【0026】
また、多芯型のシールドケーブルの同様なものとしては、図8に示すようなシールドケーブル1E,1Fが好適である。これは、信号線Waを複数本備える多芯型のフラットケーブルで、図8(a)のものは複数本の信号線WaのそれぞれにシールドテープWeを巻いてその外側にドレイン線Wdが位置する構造となっており、図8(b)のものは複数本の信号線WaをひとまとめにしてシールドテープWeを巻いてその外側にドレイン線Wdが位置する構造となっている。
【0027】
このようなシールド層の外側にドレイン線が位置する構造の1芯型や多芯型のシールドケーブルを用いれば、シースを剥ぎ取るだけでドレイン線を露出させたり、スリット切開形成してドレイン線を取り出すことが、ドレイン線の位置が認識し易いので行いやすい。この場合、更に図7及び図8に示すように、シースWb外面に、ドレイン線Wdの位置を示すマーキング8が施されていればなお良い。
【0028】
また、このような構造のシールドケーブルは、シースWbを剥ぎ取っても信号線WaにはシールドテープWeが巻かれたままの状態なので、信号線Waは露出された状態でもシールドされることになるため、剥き出しによるシールド性能の低下が少なく、従来技術に比べてケーブル端子のシールド性が向上する。
【0029】
以上詳述したように、複数本のシールドケーブルの各シールドケーブルの端部より露出されるドレイン線同士の接続において、1本目のシールドケーブルの一端より露出したドレイン線は、2本目のシールドケーブルの一端と繋がり、その2本目のシールドケーブルの他端より露出したドレイン線は、3本目のシールドケーブルの一端より露出したドレイン線と繋るというように、同様に4本目、5本目・・・と各シールドケーブルのドレイン線が順次繋がって一繋がりの連続線として構成することにより、露出された部分のいずれかにアース端子を接続すればアース接続が一括して簡便に行える。つまり従来技術のような、集中接続のためのジョイントコネクタやリード線が不要になるため、その分部品点数が削減され、作業性も向上する。
【0030】
また、長尺のシールドケーブルの裁断部分のシースに長さ方向に沿った所定長さのスリットを切開形成し、ドレイン線をスリットの外側に取り出した後、スリットの途中部分において信号線とシールド層のみをシースと共に裁断して、ドレイン線は裁断することなくむき出し連続線として残すようにすれば、裁断するだけで各シールドケーブルのドレイン線同士を繋がった状態にできるので、別途ドレイン線同士を接続するための加工や作業がなく、継ぎ目のない連続線であるので接続信頼性も高い。さらにはドレイン線を裁断することなく残す加工が容易になる上に、スリットによりシールドケーブルの皮剥き除去部分の長さを短くすることが可能になり、シールド性が向上する。
【0031】
更に、シールドケーブルが信号線の外周にシールド層を有してその外側にドレイン線が位置する構造のシールドケーブルを用いれば、シースを剥ぎ取るだけでドレイン線を露出させることができ、ドレイン線を裁断することなく信号線だけをシースと共に裁断することが行い易くなる。また、シースを剥ぎ取っても信号線はシールド層を有したままなので、信号線は露出された状態でもシールド性能が維持され、剥き出しによるシールド性の低下が減少する。
【0032】
そして、ドレイン線がシース内の所定位置に構成されているシールドケーブルを用いれば、ドレイン線の位置がわかり易く、シースを剥ぎ取ってドレイン線を露出させたり、シースをスリットで切り開いてドレイン線だけを外側に取り出すこと作業が容易になる。
【0033】
尚、本発明はこうした実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施できることは勿論である。例えば、シールド層としてシールドテープを備えたケーブルを用いて説明したが、金属箔、金属編祖線などのシールドであってもよく、また、ドレイン線についても複数素線の拠り線や単線であっても適用可能である。また、3本のシールドケーブルのドレイン線接続について説明したがそれ以上の本数のシールドケーブルについても適用可能なのは言うまでもない。
【0034】
【発明の効果】
本発明に係るシールドケーブルのドレイン線接続構造によれば、複数本のシールドケーブルの各シールドケーブルの端部より露出されるドレイン線が他のシールドケーブルのドレイン線と繋がり、各シールドケーブルのドレイン線が一繋がりの連続線として構成されているので、露出された部分のいずれかにアース端子を接続すればアース接続が一括して簡便に行える。つまり従来技術のような、集中接続のためのジョイントコネクタやリード線が不要になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る複数本のシールドケーブルのドレイン線の接続構造の概略構成を示した図である。
【図2】図1に示した複数本のシールドケーブルの加工の手順を示した図である。
【図3】本発明に好適に用いられるシールドケーブルの断面構造を示した図である。
【図4】テーピングによりドレイン線の余った部分をケーブルに固定した状態を示した図である。
【図5】図1の実施の形態の変形例を示した図である。
【図6】本発明に適用される従来型のシールドケーブルの断面構造を示した図である。
【図7】本発明に好適に用いられるシールドケーブルの断面構造を示した図である。
【図8】同じく本発明に好適に用いられるシールドケーブルの断面構造を示した図である。
【図9】従来一般的に用いられてきた複数本のシールドケーブルのドレイン接続構造の概略構成を示した図である。
【符号の説明】
1A,1B,1C,1D,1E,1F シールドケーブル
2,2a,2b スリット
3,3a,3b スリット
4 アース端子
5 コネクタ端子
6 テープ
7 圧着端子
8 マーキング
10 ワイヤーハーネス
Wa 信号線
Wb シース
Wd ドレイン線
We シールドテープ(シールド層)

Claims (7)

  1. 信号線とその信号線のシールドのためのシールド層とそのシールド層と導通されたドレイン線とをシースで被覆してなる複数本のシールドケーブルの各シールドケーブルの端部より露出されるドレイン線が、他のシールドケーブルのドレイン線と繋がり、各シールドケーブルのドレイン線が一繋がりの連続線として構成されていることを特徴とするシールドケーブルのドレイン線接続構造。
  2. 前記ドレイン線は、1本の長尺サイズのシールドケーブルを複数本の所定サイズのシールドケーブルに裁断する際にシールドケーブルの信号線とシールド層のみをシースと共に裁断し、ドレイン線は裁断されることなくシースよりむき出し状の連続線として構成されていることを特徴とする請求項1に記載のシールドケーブルのドレイン線接続構造。
  3. 前記シースの裁断部分には長さ方向に沿った所定長さのスリットを切開形成し、ドレイン線をスリットの外側に取り出した後、スリットの途中部分において信号線とシールド層のみをシースと共に裁断して、ドレイン線は裁断することなくむき出し連続線として残すようにしたことを特徴とする請求項2に記載のシールドケーブルのドレイン線接続構造。
  4. 前記シールドケーブルが信号線を1本備える1芯型のもので、その信号線の外周にシールド層を有してその外側にドレイン線が位置する構成であることを特徴する請求項1から3のいずれかに記載のシールドケーブルのドレイン線接続構造。
  5. 前記シールドケーブルが信号線を複数本備える多芯型のもので、複数本の信号線のそれぞれが外周にシールド層を有してその外側にドレイン線が位置する構成と、複数の信号線をまとめたその外周にシールド層を有してその外側にドレイン線が位置する構成の双方を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のシールドケーブルのドレイン線接続構造。
  6. 前記ドレイン線は、前記信号線と撚り合わされることなく、前記シース内の所定位置に構成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のシールドケーブルのドレイン線接続構造。
  7. 前記シールドケーブルのシース外面には、シールドケーブル内のドレイン線の位置を示すマーキングが施されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかにに記載のシールドケーブルのドレイン線接続構造。
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