JP2004234568A - タイミング情報取得装置、インデキシング装置、タイミング情報取得方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】PC110では、文書データ作成編集アプリケーション401が動作し、文書画像等を表示させる。イベントデータ取得アプリケーション402は、ユーザからのスクロール指示等にしたがって行われる文書データ作成編集アプリケーション401による画像表示状態を取得し、かかる画像表示状態が予め設定された状態、例えばページの切り替わり部分が表示される等の状態となった場合に、そのタイミングを含むイベントデータを作成記録する。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、アプリケーションによって表示される画像の状態が所定の状態になったタイミングを取得するタイミング情報取得装置、インデキシング装置、タイミング情報取得方法およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、会議等でプレゼンテーションを行う際に、PC(Personal Computer)およびプロジェクター装置、またはOHP(オーバヘッドプロジェクタ)装置等を用い、複数の画像を順次切り替えてスクリーン等に表示させながら説明等を行う手法がとられることがある。
【0003】
また、上記のような手法で行ったプレゼンテーションの様子をビデオカメラで撮影することもある。そして、このビデオカメラで撮影した録画データを再生することで、プレゼンテーションの再現を行うのである。
【0004】
しかしながら、単にスクリーン等に表示される画像を含めてプレゼンテーションの様子をビデオカメラで録画し、それを再生するだけでは、スクリーンに表示される画像が鮮明に再現できない場合が多い。
【0005】
また、プレゼンテーションは、グラフ、表、文書などの資料を表示する複数のスライド画像を順次表示させながら、表示されている資料について説明等を行うといった形式で行われるのが一般的である。したがって、上記のように単にプレゼンテーションの様子を録画し再生する方法では、ある1つの画像に表示されている資料についての説明等のみを再現したい場合に、ビデオ再生を早送りする等の操作を行って所望の再生位置を探し出すといった煩雑な操作を行わなくてはならない。
【0006】
そこで、プレゼンテーションの様子をビデオに録画するとともに、プレゼンテーションの際に説明者が、各々の資料画像をスクリーンに表示させたタイミング情報を取得するといった技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
かかる技術では、プレゼンテーションの様子を録画した映像を再生する際に、取得した各画像の表示タイミング情報を参照することで、プレゼンテーション映像の再生時刻がある画像の表示タイミングとなった時点で当該ある画像を、その画像データに基づいて表示させるようにしている。このように録画映像とは別に資料等を表示させるために用意されている画像データに基づいて資料画像を表示させることで、資料等の画像を鮮明に表示させることができる。
【0008】
ところで、近年では、OHP装置を利用するのではなく、PCでプレゼンテーション用アプリケーションを動作させ、ユーザのキー操作に応じて順次画像データに基づく画像を表示させながらプレゼンテーションを行うのが主流となりつつある。
【0009】
このようにPCで動作するプレゼンテーション用アプリケーションを利用する場合、スライド画像データがページ単位で用意されているので、表示対象となるスライド画像を切り替えたタイミングを取得することができる。
【0010】
【特許文献1】
特開平10−55391号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術では、1枚、1枚のスライド画像といった単位で切り替えて画像表示を行うプレゼンテーション用アプリケーションを利用したプレゼンテーションであれば、切り替えタイミング情報を取得することができるものの、文書作成編集(いわゆるワードプロセッサ)アプリケーションで作成された文書画像を表示させながら、説明等を行う場合には文書中のページ切り替わり等のタイミング情報を取得することができない。
【0012】
すなわち、文書作成編集アプリケーションによって作成される文書データは、1ページといった単位でデータを切り替えて表示させるといったものではなく、1つの文書データ中に複数ページにわたる文書が含まれ、表示画面に表示させる際にはこのような複数ページにわたる文書を表示範囲を順次スクロールさせながら連続して表示させている。
【0013】
したがって、プレゼンテーション用アプリケーションのようにページ単位で用意されたスライド画像データの表示、つまり連続しない各画像ごとの表示を行う場合にはその切り替えタイミングを取得することができるが、文書作成編集アプリケーションのような連続して画像を表示させるアプリケーションについては表示ページが切り替わったなどの画像表示状態の変動タイミング等を取得することができないのである。
【0014】
同様に連続して画像を表示させるアプリケーションとしては、動画像データに基づく映像を再生表示させるアプリケーションがあり、このようなアプリケーションについては再生上切り替わりといった概念がなく、再生シーンが切り替わった等のアプリケーションの所定の再生状態になったタイミングを取得することができない。
【0015】
以上のように文書データ作成編集アプリケーションなどのように連続して画像を表示させるアプリケーションによる画像表示を行わせた場合に、ページの切り替わり等、所定の表示状態のタイミングを得るためには、ユーザがスクリーンを参照しながら表示状態が所定のタイミングになったことを確認し、その時刻等をメモに記載しておくといった煩雑な操作を行わなくてはならなかった。
【0016】
この発明は上記に鑑みてなされたもので、プレゼンテーション用アプリケーションのようにページ単位で用意された画像を個別に表示するのではなく、連続する画像表示を行うアプリケーションによる画像表示状態が所定の画像表示状態となったタイミングを自動的に取得することができるタイミング情報取得装置、インデキシング装置、タイミング情報取得方法およびプログラムを得ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、ユーザ操作に応じてアプリケーションデータに基づいた連続する画像表示を含む機能を実現するアプリケーションによる画像表示状態を取得する状態取得手段と、前記状態取得手段によって取得された画像表示状態が予め設定された画像表示状態となったタイミングを取得するタイミング取得手段とを具備することを特徴とするタイミング情報取得装置である。
【0018】
請求項1にかかる発明によれば、ユーザ操作に応じてアプリケーションデータに基づく連続する画像表示を行うアプリケーションによる画像表示状態が、予め設定された画像表示状態、例えばページの切り替わりを表示する状態等となった場合に、その状態となったタイミングを自動的に取得することができ、人が表示状態を監視して所定の表示状態となったタイミングをメモに記載するといった煩雑な操作が不要となる。
【0019】
また、請求項2にかかる発明は、請求項1にかかる発明の構成において、前記アプリケーションは、文書データの作成編集機能を実現するアプリケーションであり、前記タイミング取得手段は、前記状態取得手段によって取得された前記アプリケーションによる画像表示状態が、前記文書データに基づいて表示される文書のページの切り替わり部分が表示画面内の決められた位置に表示されるという状態となったタイミングを取得することを特徴とする。
【0020】
請求項2にかかる発明によれば、文書データ作成編集機能を実現するアプリケーションによる画像表示状態が、文書のページの切り替わり部分が表示画面内の決められた位置に表示されるといった状態となった場合に、そのタイミングが自動的に取得される。つまり、ページの切り替わったタイミングを自動的に取得することができる。
【0021】
また、請求項3にかかる発明は、請求項1にかかる発明の構成において、前記アプリケーションは、グラフ表示を含む表計算機能を実現するアプリケーションであり、前記タイミング取得手段は、前記状態取得手段によって取得された前記アプリケーションによる画像表示状態が、グラフが表示画面に表示されるという状態になったタイミングを取得することを特徴とする。
【0022】
請求項3にかかる発明によれば、表計算機能を実現するアプリケーションによる画像表示状態が、グラフが表示されるといった状態となった場合そのタイミングが自動的に取得される。
【0023】
また、請求項4にかかる発明は、請求項1にかかる発明の構成において、前記アプリケーションは、動画像データに基づいて動画像を再生するアプリケーションであり、前記タイミング取得手段は、前記状態取得手段によって取得された前記アプリケーションによる画像表示状態が、前記動画像データに基づいて映像の切り替わり部分を表示するという状態になったタイミングを取得することを特徴とする。
【0024】
請求項4にかかる発明によれば、動画像再生アプリケーションによる画像表示状態が、シーン切り替わりなどの映像が切り替わる状態となった場合にそのタイミングを自動的に取得することができる。
【0025】
また、請求項5にかかる発明は、撮影装置によって撮影される、または録音装置によって録音される再現データを記録する記録手段と、ユーザ操作に応じてアプリケーションデータに基づいた連続する画像表示を含む機能を実現するアプリケーションによる画像表示状態を取得する状態取得手段と、前記状態取得手段によって取得された画像表示状態が予め設定された画像表示状態となったタイミングを取得するタイミング取得手段と、前記記録手段によって記録される再現データと、前記タイミング取得手段によって取得されたタイミングにおける前記アプリケーションの動作状態とを、前記タイミング取得手段によって取得されたタイミングに基づいて時系列に対応づけるインデキシング手段とを具備することを特徴とするインデキシング装置である。
【0026】
請求項5にかかる発明によれば、ユーザ操作に応じてアプリケーションデータに基づく連続する画像表示を行うアプリケーションによる画像表示状態が、予め設定された画像表示状態、例えばページの切り替わりを表示する状態等となった場合に、その状態となったタイミングを自動的に取得することができる。そして、取得したタイミングにおける画像表示状態と、撮影等される再現データとが取得されたタイミングに基づいて対応つけられる。したがって、この対応付けを参照すれば、撮影等された映像のどのタイミングにおいてどのような画像表示状態となったかがわかり、アプリケーションによって表示された画像と、撮影等された再現データの再生とを同期させるデータ等の作成が容易となる。
【0027】
また、請求項6にかかる発明は、ユーザ操作に応じてアプリケーションデータに基づいた画像表示を含む機能を実現するアプリケーションによる画像表示状態を取得する状態取得ステップと、前記状態取得ステップで取得された画像表示状態が予め設定された画像表示状態となったタイミングを取得するタイミング取得ステップとを具備することを特徴とするタイミング情報取得方法である。
【0028】
請求項6にかかる発明によれば、ユーザ操作に応じてアプリケーションデータに基づく連続する画像表示を行うアプリケーションによる画像表示状態が、予め設定された画像表示状態、例えばページの切り替わりを表示する状態等となった場合に、その状態となったタイミングを自動的に取得することができ、人が表示状態を監視して所定の表示状態となったタイミングをメモに記載するといった煩雑な操作が不要となる。
【0029】
また、請求項7にかかる発明は、ユーザ操作に応じてアプリケーションデータに基づいた画像表示を含む機能を実現するアプリケーションが動作するコンピュータを、前記アプリケーションによる画像表示状態を取得する状態取得手段、前記状態取得手段によって取得された画像表示状態が予め設定された画像表示状態となったタイミングを取得するタイミング取得手段として機能させるためのプログラムである。
【0030】
請求項7にかかる発明によれば、プログラムをコンピュータに実行させることで、上記請求項1にかかる発明と同様、アプリケーションによる画像表示状態が、予め設定された画像表示状態となった場合に、その状態となったタイミングを自動的に取得することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるタイミング情報取得装置、インデキシング装置、タイミング情報取得方法およびプログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0032】
A.実施形態
図1は、本発明の一実施形態にかかるインデキシングシステムの構成を示す図である。同図に示すように、このインデキシングシステム100は、PC(Personal Computer)110と、PC(Personal Computer)120と、DV(Digital Video)カメラ130と、投影機140とを備える。
【0033】
PC110は、プロジェクター装置等である投影機140とIEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394等のインターフェースを介して接続されており、このような通信手段を介して両者間でデータの授受を行うことができるようになっている。PC120は、DVカメラ130とIEEE1394等のインターフェースを介して接続されており、このような通信手段を介して両者の間でデータの授受を行うことができるようになっている。
【0034】
また、PC110とPC120とは、IEEE802.11b等の無線通信インターフェースもしくは有線通信インターフェース等を介して接続されており、両者間でデータの授受を行うことができるようになっている。
【0035】
PC110の電源を投入すると、CPUが、ファイル管理、メモリ管理、入出力の管理、ユーザインターフェース等の提供を行う基本ソフトウェアであるOS(Operating System)を読み出して起動し、その後ユーザが指定したアプリケーション等がCPUによって外部記憶装置から読み出されて実行され、種々の機能が実現できるようになっている。
【0036】
PC110の外部記憶装置には、文書データ作成編集アプリケーション(ワードプロセッサアプリケーション)、表計算アプリケーション、動画像再生アプリケーションといった種々の機能を実現するアプリケーション等が格納されている。
【0037】
かかるPC110において、これらのアプリケーションを起動させることで、文書データ作成編集、表計算、動画像再生といった機能を実現することができる。例えば、文書データ作成編集アプリケーション(例えば、マイクロソフト社の「word」など)によれば、ディスプレイ等に表示させながら、文書データを作成することができ、作成した文書データに基づく文書を表示させたり、紙に印刷させたりすることができる。また、表計算アプリケーション(例えば、マイクロソフト社の「excel」など)によれば、数値データの集計・分析、数値データのグラフ化等の処理が行え、集計表やグラフなどをディスプレイに表示させたり、紙に印刷させたりすることができる。また、動画像再生アプリケーションによれば、所定の形式(例えばMPEG(Moving Pictures Experts Group)2)の動画像データを再生し、再生画像をディスプレイ等に出力表示させることができる。
【0038】
上述したようにPC110は、投影機140と接続されているので、上記のような各アプリケーションによって実現される文書、グラフ、動画像等の表示をスクリーン上になすことができる。したがって、ユーザはPC110を適宜操作することで、スクリーン上に文書、グラフ、動画像等を表示させながら、その表示された内容について説明等を行うといったプレゼンテーションができる。
【0039】
なお、文書データ作成編集アプリケーションによる画像表示、表計算アプリケーションによる画像表示および動画像再生アプリケーションによる画像表示は、プレンゼーテーション用のアプリケーション(例えば、マイクロソフト社の「PowerPoint」等)のようにスライド単位で画像を表示させ、ユーザ指示に応じて表示画像を切り替えるといったものではなく、ユーザの指示にしたがって一連の文書等をスクロールさせながら表示したり、映像を再生するといった連続した画像表示である。
【0040】
したがって、上記のアプリケーションによる画像表示には、1枚、1枚用意されているスライド画像を切り替えるといった明確な区切りがない。本実施形態では、上記のように画像表示状態の明確な区切りのない場合であっても、文書データ作成編集アプリケーションによって表示される文書のページが切り替わりといった画像表示状態の変化タイミングおよび変化内容といったイベントデータを取得する機能を実現するため、PC110の外部記憶装置にはイベントデータ取得アプリケーションが格納されている。イベントデータ取得アプリケーションによって実現される機能の詳細については後述する。
【0041】
一方、PC120の外部記憶装置にはインデキシングアプリケーションが格納されており、かかるインデキシングアプリケーションを起動することで、PC120においてDVカメラ130によって撮影された撮影データと、上述したPC110で動作するイベントデータ取得アプリケーションによって取得されたイベントデータとを対応つけることができる。そして、インデキシングアプリケーションはこのような対応つけによって、DVカメラ130によって撮影された撮影データに基づく動画像再生と、文書データ作成編集アプリケーション等によって表示された画像の表示とを同期させることができる同期再生用データを作成する。
【0042】
次に、上記のような同期再生用データを作成する場合のインデキシングシステム100について説明する。かかるインデキシングシステム100を利用し、プレゼンテーション等の様子を撮影した画像等を表示させる同期再生データを作成する場合、説明者がPC110を操作して投影機140によってスクリーン等に所望の画像を表示させながら説明を行い、その説明をしている様子をDVカメラ130で撮影する必要がある。また、プレゼンテーションを行う前にユーザはPC120においてインデキシングアプリケーションを起動させ、PC110において文書データ編集アプリケーションとイベントデータ取得アプリケーションを起動させる。なお、PC110で表計算アプリケーションや動画像再生アプリケーションを起動した場合であっても同期再生用データを作成することができるが、これについては後述する。
【0043】
そして、これらのアプリケーションをPC110およびPC120において起動させたときのインデキシングシステム100の機能構成を図2に示す。以下においては、これらの構成(アプリケーション等)を動作主体として説明するが、実際の動作主体はCPU等のハードウェアである。
【0044】
同図に示すように、このインデキシングシステム100におけるPC110は、キーボードやマウス等を有するユーザインターフェース(I/F)107と、文書データ作成編集アプリケーション401と、イベントデータ取得アプリケーション402と、文書データ作成編集アプリケーションによって作成された文書データ等を記憶するハードディスクドライブ等の記憶部105とを備える。
【0045】
上述したようにPC110における文書データ作成編集アプリケーション401は、ユーザインターフェース107を介して入力されるユーザの操作指示内容にしたがって文書データに基づく文書画像を表示させる。かかるシステムにおいては、表示画像に対応するデータがPC110から投影機140(図1参照)に出力されるので、文書画像は図示せぬスクリーン上に表示されることになる。そして、ユーザが表示スクロールを指示すれば、その指示にしたがって図示せぬ画面(スクリーン)上に表示される文書がスクロールされ、ユーザはかかる複数ページ分にわたる文書画像を順次スクロール表示させながら説明等を行う。
【0046】
すなわち、図3に示すように、文書データ作成編集アプリケーション401によって作成された文書データに基づいて表示される画像は、印刷時にはページごとに用紙に印刷されるものの、画像表示の際には各ページの文書は独立したものではなく連続したものである。そして、これらの文書はページごとに個別に表示されるのではなく、表示範囲に入った部分が表示され、ユーザのスクロール指示によってその表示範囲を変動させることで、文書全体を表示させることができるのである。
【0047】
イベントデータ取得アプリケーション402は、画像表示状態取得部405と、イベントデータ記録送信部406とを有している。画像表示状態取得部405は、上記のように文書データに基づく文書画像を表示させる文書データ作成編集アプリケーション401による画像の表示状態を取得する。画像の表示状態とは、文書データ作成編集アプリケーション401によって、文書データにおけるどの位置の文書が画面(スクリーン)上のどの位置に表示されているかといった状態である。画像表示状態取得部405は文書データ作成編集アプリケーション401による画像表示状態を常時監視して取得し、これをイベントデータ記録送信部406に供給する。
【0048】
ここで、画像表示状態取得部405は、文書データ作成編集アプリケーション401から供給されるアプリケーションの状態を示す情報を取得することによって、画像表示状態を取得する。
【0049】
例えば、文書データ作成編集アプリケーションがマイクロソフト社の「word」である場合にはOLE(Object Linking and Embedding)と呼ばれる技術を利用し、文書の○○行目を表示している、フォントサイズなど種々のアプリケーション状態を示す情報を取得することができる。この場合には、イベントデータ取得アプリケーション402とOLEをサポートしている文書データ作成編集アプリケーションとの間でデータの授受を行えるよう関数を呼び出すことで、上記のようなアプリケーション状態を示す情報を取得することができる。
【0050】
なお、このようなOLE技術を利用して文書データ作成編集アプリケーション401の状態を示す情報を取得し、文書データ作成編集アプリケーション401による画像表示状態(文書データに対応する文書のどの位置が画面上のどの位置に表示されるかといった状態)を取得することができるが、画像表示状態の取得方法はこれに限定されるものではない。例えば、文書データ作成編集アプリケーションによる画像表示状態を、当該アプリケーションが逐一イベントデータ取得アプリケーション402に対して通知する処理を実行するよう構成された文書データ作成編集アプリケーションを用いるようにしてもよい。
【0051】
イベントデータ記録送信部406は、画像表示状態取得部405から供給される画像表示状態に基づいてイベントデータを作成記録するとともに、文書データ作成編集アプリケーション401による画像表示を利用して行われるプレゼンテーション等が終了した旨の指示があると、記録しておいたイベントデータと、文書画像表示に用いられた文書データとをPC120に送信するようPC110の通信インターフェース等を制御する。
【0052】
より具体的にはイベントデータ記録送信部406は図4に示すような処理を行う。まず、イベントデータ記録送信部406は、画像表示状態取得部405から画像表示状態が供給されたか否かを判別する(ステップSa1)。そして、画像表示状態が供給された場合には、その画像表示状態が予め設定されている画像表示状態であるか否かを判別する(ステップSa2)。
【0053】
ここで、予め設定された状態とは、デフォルトもしくはユーザの指示にしたがって設定された画像表示状態であり、種々の状態を設定することができるが、本実施形態においてはかかる状態として、文書データによって表示される文書のページ切り替わり部分(図3中一点差線で示す部分)が表示範囲の上端位置に表示された状態が設定されている。つまり、1ページ目と2ページ目の切り替わり部分が表示範囲の上端位置にあるということは、図3右側に示すように表示範囲には2ページ目の文書が表示されていることになる。なお、ページの切り替わり部分には、予め文書のページ設定情報で設定されている行数に文書が達したためにページが切り替わる部分や、改ページを挿入したことで設定行数に達していなくてもページが切り替わる部分も含む。
【0054】
すなわち、イベントデータ記録送信部406は、ユーザのスクロール指示等にしたがって文書データ作成編集アプリケーション401が、文書のあるページの切り替わり部分を表示範囲の上端位置に表示させた場合、予め設定された画像表示状態となったと判別するのである。
【0055】
このように画像表示状態が予め設定された状態となると、イベントデータ記録送信部406は、その画像表示状態の内容と、その表示状態となったタイミングとを含むイベントデータを作成し、作成したイベントデータを記録する(ステップSa3)。ここで、画像表示状態の内容とは、「XページとX+1ページの切り替わり部分が表示上端位置に表示された」という内容であり、かかる画像表示状態内容と「0:15」等のタイミング情報とを含むイベントデータを記録する。なお、タイミング情報は、その表示状態となった時の絶対時刻でもよいし、ユーザによる指示があった時点等の所定の開始時からの経過時間であってもよい。
【0056】
イベントデータ記録送信部406は、画像表示状態取得部405から画像表示状態が供給される毎に以上のようなステップSa1〜ステップSa3までの処理を行い、これにより1ページ目と2ページ目の切り替わり部分が上端位置に表示されたタイミング、2ページ目と3ページ目の切り替わり部分が上端位置に表示されたタイミングといった各ページの切り替わり部分が上端位置に表示されたタイミングを取得することができ、かかるタイミングを含むイベントデータを記録することができる。
【0057】
一方、文書データ作成編集アプリケーション401による画像表示を行いながらの説明等が終了し、ユーザがその旨をPC110のユーザインターフェース107を介して入力すると、終了指示がイベントデータ取得アプリケーション402に供給される。
【0058】
かかる終了指示があると(ステップSa4の判別「Yes」)、イベントデータ記録送信部406は、終了指示時刻を含む終了イベントデータを作成するとともに、今まで記録していたイベントデータをPC120に送信するよう通信インターフェースを制御する(ステップSa5)。また、イベントデータ記録送信部406は、文書データ作成編集アプリケーション401によって画像表示がなされていた元となる文書データを記憶部105から読み出して取得し、この文書データをPC120に送信する制御を行い、処理を終了する。
【0059】
図2に戻り、同期再生データ作成時におけるPC120は、録画部411と、インデキシングアプリケーション412とを備える。
【0060】
録画部411は、ソフトウェアである録画アプリケーションまたはハードウェア回路によって構成されるキャプチャボード等であり、DVカメラ130に対して撮影開始、撮影終了等の指示を行うとともに、DVカメラ130によって撮影されてPC120に供給される映像データを外部記憶装置に記憶(録画)する。
【0061】
同期再生データを作成する際において、撮影開始の指示は説明者によるプレゼンテーション等の開始と同期してユーザがPC120に対して、もしくDVカメラ130に対して直接行うようにしてもよいし、以下のように自動的にプレゼンテーション開始と同期して撮影が行われるようにしてもよい。すなわち、上述したようにイベントデータ取得アプリケーション402に対してユーザが開始指示を行った場合に、それをイベントデータ取得アプリケーション402がPC120に通知する。そして、この通知を受けた録画部411がDVカメラ130に対して撮影開始指示を行うようにしてもよい。このようにすることで、ユーザは、PC110に対するプレゼンテーション開始の指示と、PC120またはDVカメラ130に対する撮影開始の指示を同時に行うといった煩雑な操作を行わなくてもよくなる。
【0062】
また、撮影終了も上記のようにイベントデータ取得アプリケーション402に対するユーザの終了指示に応じて録画部411が自動的に行うようにしてもよいし、ユーザがプレゼンテーションが終了したときに自ら終了指示をPC120またはDVカメラ130に対して行うようにしてもよい。
【0063】
そして、録画部411は、以上のようなDVカメラ130によるプレゼンテーションの様子の撮影が終了すると、撮影開始から撮影終了までに録画したデータを映像ファイルとして外部記憶装置に記憶させ、その保存ディレクトリやファイル名等の保存個所特定情報(パス情報)をインデキシングアプリケーション412に通知する。
【0064】
インデキシングアプリケーション412は、上述したようにプレゼンテーション等が終了した後にPC110で動作するイベントデータ取得アプリケーション402から供給されるイベントデータおよび文書データと、録画部411によって録画された映像ファイルとに基づいて、録画映像と文書画像とを同期再生させることができる同期再生データを作成する。
【0065】
このように画像、映像、文字等の種々の異なる形式のデータの再生を制御して同期させるデータフォーマットとしては、例えばSMIL(Synchronized Multimedia Integration Language)形式があり、本実施形態におけるインデキシングアプリケーション412は同期再生データとしてかかるSMIL形式のデータを作成する。
【0066】
このような同期再生データをPC等で所定の再生ソフトウェア(例えばSMIL形式データを再生するソフトウェア)により再生することで、その表示画面には図5に示すような表示がなされることになる。
【0067】
同図に示すように、この表示画面には、DVカメラ130が撮影したプレゼンテーションの様子を表示する映像表示欄500と、プレゼンテーション中において映像表示欄500にその時点で表示されている映像の撮影時に表示されていた文書ページを表示する文書表示欄510と、このプレゼンテーションで利用された文書ページを一覧表示する目次欄520とが表示されるようになっている。
【0068】
また、目次欄520に表示されたページ番号をマウスによってクリック等することで、そのページの文書画像が文書表示欄510に表示されるとともに、そのページの文書画像を表示していたときに撮影された映像が映像表示欄500に表示されるようになっている。
【0069】
同期再生データとは、以上のような映像、文書画像、ページ番号等の文字を同期して再生表示させることを可能とするデータであり、以下、同期再生データ作成処理の詳細について説明する。
【0070】
まず、インデキシングアプリケーション412は、PC110のイベントデータ取得アプリケーション402から供給された文書データに基づき、当該文書の各ページの画像を所定の形式(例えば、JPEG(Joint Photographic ExpertsGroup)などの汎用の形式)の文書ページ表示用のデータに変換して保存する。
【0071】
次に、インデキシングアプリケーション412は、イベントデータ取得アプリケーション402から供給されるイベントデータ、文書画像表示用データおよび録画部411によって作成された映像ファイルに基づいて、図5に示されるように当該映像データに基づく映像と、スライド画像ファイル中のスライド画像表示用データに基づくスライド画像と、これらのスライド画像のタイトル等の文字情報を同期して表示させることができる同期再生データを作成する。
【0072】
上述したように本実施形態では、このような同期再生データとしてSMIL形式のデータを作成することとしており、インデキシングアプリケーション412は、供給される各データから、以下のデータを取得し、これらをSMIL形式にしたがって記述することでSMIL形式のプレゼンテーションデータを作成する。
(1)各ページの切り替わりタイミング(開始時刻、終了時刻)
(2)各ページの文書画像表示データ(JPEG等)の保存場所(ファイルパス情報)
(3)各ページの文書画像表示に対応する映像ファイルの保存場所(ファイルパス情報)
(4)映像表示欄500、文書表示欄510、目次欄520(図5参照)をどのように配置するかを示すレイアウトデータ
【0073】
なお、(4)のレイアウト情報については、イベントデータ等の供給されるデータからではなく、ユーザが設定指示したレイアウトにしたがって作成されたデータである。
【0074】
また、(1)の情報については、イベントデータに含まれるページの切り替わりタイミング、つまりページの切り替わり部分が表示範囲の上端位置に達したタイミングであり、例えば1ページと2ページの切り替わり部分が表示範囲の上端位置に達したタイミングが2ページの表示開始タイミングかつ1ページの表示終了タイミングとして取得される。
【0075】
このように作成される同期再生データにおける、ページ文書画像データと映像ファイルとの同期の対応関係について図6に模式的に示す。同図に示す例では、プレゼンテーション時にユーザの文書データ作成編集アプリケーション401に対する操作により、最初に1ページ目の文書が表示され、その後のスクロール指示等によって1ページ目と2ページ目の切り替わり部分が表示範囲の上端位置に「1:15」の時点で達し、2ページ目と3ページ目の切り替わり部分が表示範囲の上端位置に「2:43」の時点で達し、3ページ目と4ページ目の切り替わり部分が表示範囲の上端位置「3:53」の時点で達したものとする。
【0076】
プレゼンテーション時に以上のようなタイミングで文書画像のスクロール表示が行われると、1ページ目の文書画像が表示されている間(時刻0:00〜1:15)に撮影された映像ファイルと1ページ目の文書画像表示用データとが対応つけられ、2ページ目の文書画像が表示されている間(時刻1:15〜2:45)に撮影されていた映像ファイルと2ページ目の文書画像表示用データとが対応つけられ、さらに3ページ目の文書画像が表示されている間(時刻2:45〜3:53)に撮影された映像ファイルが3ページ目の文書画像表示用データに対応つけられる。
【0077】
インデキシングアプリケーション412は、ページごとの文書画像という静止画、プレゼンテーションの様子を撮影した映像ファイルといった異なる形式のデータの再生を上記のような対応関係に基づいて制御して同期させることができるSMIL形式のデータを作成するのである。
【0078】
かかる同期再生データをPC等で所定の再生ソフトウェアにより再生することで、その表示画面には図5に示すような表示がなされることになる。この表示を参照しているユーザが目次欄520の「2ページ」をクリックすれば、同期再生データにはこの表示に2ページ目の文書画像表示用データへのパスおよびこれに対応する映像ファイル(開始時刻1:15〜)のリンクが記述されているので、再生ソフトウェアによってこれに対応する2ページ目の文書画像が文書表示欄510に表示されるとともに、時刻1:15から映像ファイルの再生が開始され映像表示欄500に表示される。また、「3ページ」をクリックすれば、3ページ目の文書画像および映像ファイル(開始時刻2:45)へのパスがリンクされているので、上記と3ページ目の文書画像が文書表示欄510に表示されるとともに、映像表示欄500には時刻2:45からの映像ファイルの再生映像が表示される。
【0079】
もちろん、映像表示欄500に表示される映像の時刻をユーザが指定することで、その指定時刻に表示されていたページの文書画像を文書表示欄510に表示させることもできる。例えば、ユーザが2:30からの映像再生を指示した場合には、同期再生データにしたがって再生ソフトウェアが、その時刻からの映像再生を行うとともに、指定時刻2:30に対応つけられている2ページの文書画像(1:15〜2:45の映像に対応している)を読み出して文書表示欄510に表示させる。
【0080】
したがって、この再生内容を視聴した視聴者は、プレゼンテーションの様子を映像表示欄500を参照しながら、映像表示欄500で再生されるプレゼンテーションの各々の時刻でそれぞれスクリーンに表示されていたページの文書画像を、映像表示欄500に表示される再生映像ではなく別個に文書表示欄510で参照することができる。
【0081】
上記のようにプレゼンテーション等の様子を撮影した映像(音声付)と、そのプレゼンテーションの際にスクリーン上に表示されていた文書画像とを同期させて表示させることができる同期再生データは、プレゼンテーションの様子を再現するデータとして非常に優れたものである。このような同期再生データを作成するためには、上述したようにスクリーン上に表示される文書のページの切り替わりタイミングを含むイベントデータを取得する必要がある。
【0082】
本実施形態では、上記のようにスライド画像毎の表示用データが用意され、かかる表示用データを切り替えてスライド画像を表示させるプレゼンテーション用アプリケーションを用いずに、複数ページにわたる文書画像を表示範囲をスクロールさせながら連続して表示する文書データ作成編集アプリケーションを用いた場合であっても、その文書のページの表示切り替わりタイミングを含むイベントデータを自動的に取得することができる。
【0083】
したがって、プレゼンテーションの発表者以外の者が、発表者がスライド画像表示を切り替えた時刻や切り替えたページ番号等を逐一メモに記載するなどの煩雑な操作を行うことなく、ページ切り替わりといった画像表示状態が発生したタイミングを含むイベントデータを自動的に取得し、上記のような同期再生データの作成に用いることができるのである。
【0084】
B.変形例
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような種々の変形が可能である。
【0085】
(変形例1)
上述した実施形態においては、ユーザが文書データ作成編集アプリケーションによって文書画像を表示させたプレゼンテーションを行った場合について説明したが、文書データ作成編集アプリケーション以外であっても、連続して画像を表示させるアプリケーション、例えば動画像再生アプリケーションや表計算アプリケーション等であっても本発明を適用することができる。
【0086】
例えば、表計算アプリケーションによって画像を表示させながらプレゼンテーション等を行う際に本発明を適用する場合、PC110で動作する表計算アプリケーションによる画像表示状態をイベントデータ取得アプリケーション402(図2参照)が取得し、上記実施形態と同様に取得した画像表示状態が予め設定された表示状態である場合にそのタイミングを含むイベントデータを作成記録するようにすればよい(図4参照)。
【0087】
なお、表計算アプリケーションがマイクロソフト社の「excel」である場合には上述したOLEと呼ばれる技術を利用し、どのグラフや表を表示している、フォントサイズなど種々のアプリケーション状態を示す情報を取得することができる。この場合には、イベントデータ取得アプリケーション402とOLEをサポートしている表計算アプリケーションとの間でデータの授受を行えるよう関数を呼び出すことで、上記のようなアプリケーション状態を示す情報を取得することができる。また、OLE技術を利用せずに、予めアプリケーション状態をイベントデータ取得アプリケーション402に対して通知するよう構成された表計算アプリケーションを用いるようにしてもよい。
【0088】
ここで、予め設定された状態とは、上述した実施形態と同様、デフォルトもしくはユーザの指示にしたがって設定された画像表示状態であり、種々の表示状態を設定することができるが、例えば表計算アプリケーションによって作成された複数のグラフ等を表示させる表計算データによって、図7に示すように1つのグラフの全体が表示範囲に表示されるといった表示状態などを設定することができる。
【0089】
このような状態を設定しておいた場合、ユーザのスクロール指示等によって表示状態がグラフAの全体が表示範囲内に表示されるといった状態に至ると、イベントデータ取得アプリケーション402がその表示状態に至ったタイミングを取得し、かかるタイミングを含むグラフAを表示させたというイベントデータを作成して記録する。以上のようなイベントデータ取得処理を行うことで、グラフBが表示されると、そのタイミングを含むグラフBを表示させたというイベントデータが記録され、グラフCが表示されると、そのタイミングを含むグラフCを表示させたというイベントデータが記録されることになる。
【0090】
そして、プレゼンテーション等の終了指示があると、上記のように記録されたイベントデータがイベントデータ取得アプリケーション402によってPC120に送信され、PC120において同期再生データを作成する際に用いられる。
【0091】
このように表計算アプリケーションであっても、そのアプリケーションによる画像表示状態を取得し、予め決められた画像表示状態(例えば、グラフや集計表を表示させる状態)となったタイミングを取得することができ、上記実施形態と同様、同期再生データを容易に作成することができる。
【0092】
(変形例2)
また、連続して画像を表示させる動画像再生アプリケーションによって画像を表示させながら説明等を行う際にも、本発明を適用することができる。例えば、スポーツ映像を動画像再生アプリケーションによって再生させながら、再生されているスポーツ(例えば、野球映像ならバッティングフォーム等)について解説等を行う様子をDVカメラ130で撮影する場合などがある。
【0093】
この場合、PC110で動作する動画像再生アプリケーションによる画像表示状態をイベントデータ取得アプリケーション402(図2参照)が取得し、上記実施形態と同様に取得した画像表示状態が予め設定された表示状態である場合にそのタイミングを含むイベントデータを作成記録するようにすればよい(図4参照)。
【0094】
動画像再生アプリケーションとしては、MPEG2データを再生するアプリケーション等があり、その動画像再生状態をイベントデータ取得アプリケーション402に対して通知するよう構成された動画像再生アプリケーションを用いるようにすればよい。
【0095】
ここで、予め設定された状態とは、上述した実施形態と同様、デフォルトもしくはユーザの指示にしたがって設定された画像表示状態であり、種々の表示状態を設定することができるが、例えば動画像再生アプリケーションによって再生される映像のシーンの切り替わりといった状態や、動画像データが編集作業によって複数の動画像がつなぎ合わされたものである場合にはその編集による接続部分の直前または直後を再生して表示させた状態など、映像についての何らかの切り替わり部分が表示された状態を設定することができる。
【0096】
シーンの切り替わりを取得する方法としては、動画像データ中の再生時間において隣り合うフレームの画像内容の比較し、両画像の内容が大きく異なる場合にシーン切り替えがあったと判別する方法があり、かかる方法を用いてイベントデータ取得アプリケーションがシーンの切り替わりを検出すればよい。より具体的には、フレーム画像の色、配色、エッジ、テクスチャ情報などを利用し、時間的に隣り合うフレームの各情報に示される情報の変化が予め決められた条件となった場合にシーンが切り替わったと判別するようにすればよい。
【0097】
このような状態を設定しておいた場合、動画像再生アプリケーションによる再生画像のシーンが切り替わると、イベントデータ取得アプリケーション402がその切り替わりタイミングを取得し、かかるタイミングを含むイベントデータを作成して記録する。以上のようなイベントデータ取得処理を行うことで、その後シーンが切り替わると、そのタイミングを含むイベントデータが記録されることになる。
【0098】
そして、プレゼンテーション等の終了指示があると、上記のように記録されたイベントデータがイベントデータ取得アプリケーション402によってPC120に送信され、PC120において同期再生データを作成する際に用いられる。
【0099】
このように動画像再生アプリケーションであっても、そのアプリケーションによる画像表示状態を取得し、予め決められた画像表示状態(例えば、シーンの切り替わり)となったタイミングを取得することができ、上記実施形態と同様、同期再生データを容易に作成することができる。
【0100】
(変形例3)
また、上述した実施形態では、文書データ作成編集アプリケーションから、「○○行目を表示している」等のアプリケーションの状態の通知を受けてイベントデータ取得アプリケーション402が画像表示状態を取得するようにしていたが、文書データ作成編集アプリケーションや表計算アプリケーションに対してユーザが行った操作指示内容を取得し、かかる操作指示内容に基づいてイベントデータ取得アプリケーション402が文書データ作成編集アプリケーションによる画像表示状態を求めるようにしてもよい。
【0101】
このようにして画像表示状態を取得する場合、まずイベントデータ取得アプリケーション402は文書データ作成編集アプリケーションから表示している文書のページ設定情報(縦横の文字数や印刷する際の用紙サイズ等)を取得しておく。そして、文書データに基づく文書画像が最初に表示された時点(1ページ目が表示されている状態)からのユーザの操作指示内容およびページ設定情報に基づいて、表示範囲のスクロール量を求め、現在どのような範囲の文書が表示されているかという画像表示状態を判別する。
【0102】
例えば、図8に例示するように、ページ設定情報に示される文書1ページの行数がX行であり、導出した初期状態からのスクロール量が2X行に相当する場合には、その時点では3ページ目の文書が表示範囲にあるといったように画像表示状態を判別することができるのである。
【0103】
このようにして判別した画像表示状態が、予め設定された画像表示状態(例えば、ページの切り替わり部分が表示範囲の上端位置に達した状態)となった場合に、上記実施形態と同様イベントデータ取得アプリケーション402がそのタイミングを含むイベントデータを記録するといった処理を行うようにすればよい(図4参照)。
【0104】
以上のようにすることで、上記実施形態と同様、自動的にイベントデータを取得することができ、同期再生データを容易に作成することができる。
【0105】
(変形例4)
また、上述した実施形態および変形例では、DVカメラ130による撮影を行ったプレゼンテーション等が、1つのアプリケーションによって表示された画像を参照しながら行うといったケースを想定していたが、DVカメラ130によって撮影される1つのプレゼンテーション等において、まず文書データ作成編集アプリケーションによる画像表示を行い、次に表計算アプリケーションによるグラフ等の表示を行い、その後動画像再生アプリケーションによる動画像表示を行うといったように複数のアプリケーションによる画像表示を行った場合であっても本発明を適用することができる。
【0106】
すなわち、イベントデータ取得アプリケーション402が、上述した実施形態および変形例で説明したように各々のアプリケーションによる画像表示状態を取得し、取得した画像表示状態が各々のアプリケーションについて予め設定されている画像表示状態となった場合に、そのタイミングを含むイベントデータを記録するようにすればよい。
【0107】
(変形例5)
また、上述した実施形態および変形例では、プレゼンテーション等を撮影した映像データと、文書画像等といった異なる形式のデータの再生を制御して同期させることができるSMIL形式のデータを作成していたが、プレゼンテーション等を撮影した映像データに限らず、プレゼンテーション等を録音した音声データに基づく音声再生に、上記のように取得したイベントデータを用いて文書画像等の表示を同期させる同期再生データを生成するようにしてもよい。
【0108】
(変形例6)
また、上述した実施形態では、インデキシングアプリケーション412が、イベントデータ、ページ文書画像表示用データおよび映像ファイルに基づいて、映像と文書画像とを同期して表示させることができる同期再生データとしてSMIL形式のデータを作成するようにしていた。
【0109】
このように同期再生データとしてSMIL形式のデータを作成するようにしてもよいが、SMIL以外のデータであっても、映像(または音声等)と、文書画像等と撮影映像といった異なる形式のデータの再生を制御して同期させることができる形式のデータであればよく、SMIL形式以外の形式のデータを作成するようにしてもよい。
【0110】
(変形例7)
また、上述した実施形態では、PC110において文書データ作成編集アプリケーション401およびイベントデータ取得アプリケーション402が動作し、PC120においてインデキシングアプリケーション412が動作するといったように互いにデータの授受が可能な2台のPCが処理を分担して同期再生データを作成するようにしていたが、単独のPC等の装置で同期再生データ作成を行うようにしてもよいし、3台以上の互いにデータの授受が可能なPCに処理を分担させて同期再生データの作成を実現するようにしてもよい。
【0111】
(変形例8)
また、上述した実施形態や変形例においては、PC110のCPUがイベントデータ取得アプリケーション402の機能を実現するようにしていたが、これと同じイベントデータ取得処理を、コンピュータに実行させるためのプログラムをインターネット等の通信回線を介してユーザに提供するようにしてもよいし、当該プログラムをCD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)などのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録してユーザに提供するようにしてもよい。また、上記のような処理を行う専用のハードウェア回路によって実現する装置として構成し、ユーザに提供等するようにしてもよい。
【0112】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1にかかる発明によれば、アプリケーションによる画像表示状態が、予め設定された画像表示状態となった場合に、その状態となったタイミングを自動的に取得することができ、人が表示状態を監視して所定の表示状態となったタイミングをメモに記載するといった煩雑な操作が不要となるという効果を奏する。
【0113】
また、請求項2にかかる発明によれば、文書データ作成編集機能を実現するアプリケーションによる画像表示状態が、文書のページの切り替わり部分が表示画面内の決められた位置に表示されるといった状態となった場合に、そのタイミングが自動的に取得できるという効果を奏する。
【0114】
また、請求項3にかかる発明によれば、表計算機能を実現するアプリケーションによる画像表示状態が、グラフが表示されるといった状態となった場合そのタイミングが自動的に取得できるという効果を奏する。
【0115】
また、請求項4にかかる発明によれば、動画像再生アプリケーションによる画像表示状態が、シーン切り替わりなどの映像が切り替わる状態となった場合にそのタイミングを自動的に取得することができるという効果を奏する。
【0116】
また、請求項5にかかる発明によれば、アプリケーションによる画像表示状態が、予め設定された画像表示状態となった場合に、その状態となったタイミングを自動的に取得することができる。そして、取得したタイミングにおける画像表示状態と、撮影等される再現データとが取得されたタイミングに基づいて対応つけることができ、アプリケーションによって表示された画像と、撮影等された再現データの再生とを同期させるデータ等の作成が容易となるという効果を奏する。
【0117】
また、請求項6にかかる発明によれば、アプリケーションによる画像表示状態が、予め設定された画像表示状態となったタイミングを自動的に取得することができるという効果を奏する。
【0118】
また、請求項7にかかる発明によれば、プログラムをコンピュータに実行させることで、上記請求項1にかかる発明と同様、アプリケーションによる画像表示状態が、予め設定された画像表示状態となった場合に、その状態となったタイミングを自動的に取得することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるインデキシングシステムの構成を示す図である。
【図2】前記インデキシングシステムの機能構成を示すブロック図である。
【図3】前記インデキシングシステムの構成要素であるPCで動作する文書データ作成編集アプリケーションによる文書画像表示について説明する図である。
【図4】前記インデキシングシステムの構成要素であるイベントデータ取得アプリケーションによって行われる処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】前記インデキシングシステムによって作成された同期再生データに基づく再生画像の一例を示す図である。
【図6】映像および文書画像といった異なる形式のデータを同期再生させる前記同期再生データにおける、映像と文書画像との対応関係を模式的に示す図である。
【図7】前記インデキシングシステムによって表計算アプリケーションによる画像表示状態を取得する方法を説明するための図である。
【図8】前記インデキシングシステムの変形例において、文書データ作成編集アプリケーションによる画像表示状態を取得する手法を説明するための図である。
【符号の説明】
100 インデキシングシステム
105 記憶部
107 インターフェース
107 ユーザインターフェース
130 DVカメラ
140 投影機
401 文書データ作成編集アプリケーション
402 イベントデータ取得アプリケーション
405 画像表示状態取得部
406 イベントデータ記録送信部
411 録画部
412 インデキシングアプリケーション
Claims (7)
- ユーザ操作に応じてアプリケーションデータに基づいた連続する画像表示を含む機能を実現するアプリケーションによる画像表示状態を取得する状態取得手段と、
前記状態取得手段によって取得された画像表示状態が予め設定された画像表示状態となったタイミングを取得するタイミング取得手段と
を具備することを特徴とするタイミング情報取得装置。 - 前記アプリケーションは、文書データの作成編集機能を実現するアプリケーションであり、
前記タイミング取得手段は、前記状態取得手段によって取得された前記アプリケーションによる画像表示状態が、前記文書データに基づいて表示される文書のページの切り替わり部分が表示画面内の決められた位置に表示されるという状態となったタイミングを取得する
ことを特徴とする請求項1に記載のタイミング情報取得装置。 - 前記アプリケーションは、グラフ表示を含む表計算機能を実現するアプリケーションであり、
前記タイミング取得手段は、前記状態取得手段によって取得された前記アプリケーションによる画像表示状態が、グラフが表示画面に表示されるという状態になったタイミングを取得する
ことを特徴とする請求項1に記載のタイミング情報取得装置。 - 前記アプリケーションは、動画像データに基づいて動画像を再生するアプリケーションであり、
前記タイミング取得手段は、前記状態取得手段によって取得された前記アプリケーションによる画像表示状態が、前記動画像データに基づいて映像の切り替わり部分を表示するという状態になったタイミングを取得する
ことを特徴とする請求項1に記載のタイミング情報取得装置。 - 撮影装置によって撮影される、または録音装置によって録音される再現データを記録する記録手段と、
ユーザ操作に応じてアプリケーションデータに基づいた連続する画像表示を含む機能を実現するアプリケーションによる画像表示状態を取得する状態取得手段と、
前記状態取得手段によって取得された画像表示状態が予め設定された画像表示状態となったタイミングを取得するタイミング取得手段と、
前記記録手段によって記録される再現データと、前記タイミング取得手段によって取得されたタイミングにおける前記アプリケーションの動作状態とを、前記タイミング取得手段によって取得されたタイミングに基づいて時系列に対応づけるインデキシング手段と
を具備することを特徴とするインデキシング装置。 - ユーザ操作に応じてアプリケーションデータに基づいた画像表示を含む機能を実現するアプリケーションによる画像表示状態を取得する状態取得ステップと、
前記状態取得ステップで取得された画像表示状態が予め設定された画像表示状態となったタイミングを取得するタイミング取得ステップと
を具備することを特徴とするタイミング情報取得方法。 - ユーザ操作に応じてアプリケーションデータに基づいた画像表示を含む機能を実現するアプリケーションが動作するコンピュータを、
前記アプリケーションによる画像表示状態を取得する状態取得手段、
前記状態取得手段によって取得された画像表示状態が予め設定された画像表示状態となったタイミングを取得するタイミング取得手段
として機能させるためのプログラム。
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