JPH1055391A - 情報再生装置および資料提示装置 - Google Patents

情報再生装置および資料提示装置

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JPH1055391A
JPH1055391A JP22929796A JP22929796A JPH1055391A JP H1055391 A JPH1055391 A JP H1055391A JP 22929796 A JP22929796 A JP 22929796A JP 22929796 A JP22929796 A JP 22929796A JP H1055391 A JPH1055391 A JP H1055391A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 会議やプレゼンテーションの場で提示された
資料の電子文書を、動画像および音声などの時系列情報
の再生時に、実際に会議やプレゼンテーションの場で提
示された通りのタイミングで同期して表示する。 【解決手段】 会議やプレゼンテーションの際に提示さ
れた資料の電子文書を、資料に付与された識別子との対
応を付けて電子文書格納手段113に格納する。提示さ
れた資料の識別子と、その提示時刻に関する情報とを、
対応を付けて資料提示タイミング格納手段114に格納
する。会議やプレゼンテーションを再現するために記録
された時系列情報の再生時に、時系列情報の現在再生点
において提示されていた資料の電子文書を、資料提示タ
イミング格納手段114の格納情報に基づいて検索して
電子文書格納手段113から取得し、取得した電子文書
を、時系列情報の再生に同期して表示する再生部102
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、会議やプレゼン
テーションを再現するための動画像や音声情報などのマ
ルチメディア情報からなる時系列情報と、会議やプレゼ
ンテーションの際に使用した資料の電子文書とを、相互
に関係付けて、同期的に再生表示する情報再生装置およ
びこの情報再生装置のための資料提示装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】会議やプレゼンテーションを再現するた
めに、ビデオカメラで、会議状況やプレゼンテーション
の録画を行い、また、マイクロホンで収音した会議中の
音声やプレゼンテーションの音声を併せて記録すること
が、一般に行われている。
【0003】ところで、会議やプレゼンテーションを行
う場合に、オーバ・ヘッダ・プロジェクタ装置(以下O
HP装置と呼ぶ)や電子式スライド装置などの資料提示
装置を用いて、参加者に、統計グラフや説明文などの文
書資料を、スクリーンに拡大表示して提示することがよ
くある。これらの資料は、会議やプレゼンテーションを
再現するためには、重要なものであることが多く、これ
らは、詳細に判読できることが要求される。
【0004】しかしながら、上述のように、ビデオカメ
ラで会議やプレゼンテーションの風景を記録したときに
は、その再生画像の解像度が低いという問題から、スク
リーンに表示されて提示されている説明文や統計表やグ
ラフの内容を十分に読み取ることができないという問題
がある。
【0005】OHPシートやスライド文書などのコピー
を紙文書として入手すれば、この問題は解決するが、ビ
デオカメラで撮影した画像の再生画像からだけでは、あ
る時点で提示されているOHPシートやスライド文書
が、どれなのかを特定することが困難であることも多
い。
【0006】また、OHPシートの資料などのコピーを
別に入手した場合などでは、それを見ただけでは十分に
内容がわからない資料について、その部分だけの説明を
ビデオテープの記録から参照したいという要求がある場
合があるが、この場合もビデオテープのどの部分を見れ
ばよいのか分からず、テープの最初から再生して検索し
なければならないという問題もある。
【0007】前者の問題を解決するために、動画像を効
率良く、検索を行えるようにする提案が、従来から種々
行われている。例えば特開平6-83877 号公報には、動画
像の全体的な流れを容易に把握できる情報として、記録
動画像の中から、例えば時間的に等間隔に抽出した画像
と、その位置を示す位置コードとを印刷し、かつ、その
印刷物の位置コードに対して指示することで、動画像検
索作業を効率よく行い得る画像情報表示手段が提供され
ている。
【0008】また、後者の問題に関しては、電子文書と
動画や音声とを同期的に表示する装置が提供されてい
る。すなわち、この種の装置は、例えば、既に製品化さ
れているマクロメディア(MACROMEDIA)社の製品名「Di
rector」などのオーサリング・ツールを用いて、予め、
動画のフレームと電子文書との対応付けや、索引を作成
しておき、この予めの対応付けや、作成された索引に基
づいて、同期表示を行うものである。
【0009】また、これらが動作するパソコンには計時
手段は標準的に備えられている。さらに提示スライドを
替える操作をした際にそのスライドの提示順序や名前を
記録する手段も、例えばApple 社のAppleScript の記録
機能などによってすでに実現が可能である。しかしなが
ら、これらは定型操作を記録し、繰り返し実行させるこ
とをその目的としているため、順序は記録できるが、そ
の操作が行われた時刻を同時に記録することができな
い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】例えば特開平6-83877
号公報の場合、印刷された画像は動画像を印刷したもの
であり、解像度が向上するわけではないので、ビデオカ
メラで撮影された場合に、資料の内容が読めないという
問題は解決できない。
【0011】また、従来の、電子文書と動画や音声とを
同期的に表示する装置の場合、前述したように、予め、
動画のフレームと電子文書とを対応づけたり、索引を作
成するための編集作業が必要になる。さらに、この編集
作業においても、編集者が、提示されていた資料を動画
から正確に特定できないという問題が発生する。これを
回避するには、編集者自身も録画の場に参加するか、編
集者に渡すために誰かが、資料ごとに、資料提示の時刻
を正確に記録しておかなければならない。
【0012】この発明は、上述の点に鑑みて、会議やプ
レゼンテーションの場で提示されたOHPシートやスラ
イドなどの資料を電子文書として格納し、動画像および
音声再生時に、実際に会議やプレゼンテーションの場で
提示された通りのタイミングで電子文書資料を同期して
表示する機能と、これとは逆に任意の電子文書を指定す
ることによって、その資料が提示されていたときの、実
際の会議やプレゼンテーションの動画および音声の部分
を再生する機能を提供することができるようにすること
を目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、後述の実施の形態の参照符号を対応させると、請求
項1の発明による情報再生装置は、会議やプレゼンテー
ションの際に提示された資料の電子文書を、前記資料に
付与された識別子との対応を付けて格納する電子文書格
納手段(113)と、前記提示された資料の前記識別子
と、その提示時刻に関する情報とが、対応を付けられて
格納されている資料提示タイミング格納手段(114)
と、前記会議やプレゼンテーションを再現するために記
録された時系列情報を順次に再生すると共に、前記時系
列情報の現在再生点に提示されていた前記資料の電子文
書を、前記資料提示タイミング格納手段の格納情報に基
づいて検索して前記電子文書格納手段から取得し、当該
取得した電子文書を、前記時系列情報の再生に同期して
表示する再生手段(102)とを備えることを特徴とす
る。
【0014】また、請求項2の発明による資料提示装置
は、資料の文書を、参加者に観視させるべく表示画面に
映出して提示する資料提示手段(202)と、前記提示
された資料に付与された識別子を読み取る識別子読み取
り手段(204)と、計時手段(205)と、前記識別
子読み取り手段により読み取った前記識別子が変化した
際に、当該識別子と、前記計時手段からの時刻情報に基
づいて得られる前記変化時刻の情報とを、対応を付けて
格納する資料提示タイミング格納手段(206)と、前
記格納手段の資料提示タイミング格納情報を出力するた
めの出力手段(207)とを備えることを特徴とする。
【0015】また、請求項3の発明による資料提示装置
は、資料として電子文書のスライドを表示画面に表示す
る表示手段(402)と、前記表示画面に表示するスラ
イドを変更する変更手段(404)と、計時手段(40
5)と、前記変更手段からの変更タイミングの情報を受
けて、前記計時手段からの時刻情報に基づいて得られる
前記スライドの変更時刻の情報と、表示中の前記スライ
ドの識別子とを、対応を付けて格納する資料提示タイミ
ング格納手段(406)と、前記資料提示タイミング格
納手段の格納情報を出力するための出力手段(407)
とを備えることを特徴とする。
【0016】また、請求項4の発明による情報再生装置
は、会議やプレゼンテーションの際に提示された資料の
電子文書を、前記資料に付与された識別子との対応を付
けて格納する電子文書格納手段(113)と、前記提示
された資料の前記識別子と、その提示時刻に関する情報
とが、対応を付けられて格納されている資料提示タイミ
ング格納手段(114)と、前記会議やプレゼンテーシ
ョンを再現するために記録された時系列情報を格納する
時系列情報格納手段(111、112)と、前記資料提
示タイミング格納手段の提示時刻に関する情報に基づく
時刻順に従って、電子文書を順次閲覧表示する表示手段
(104)と、前記閲覧表示中の任意の電子文書を指示
することによって、前記指示された電子文書の資料が提
示されていた時間に相当する部分の時系列情報を再生す
る再生手段(102)とを備えることを特徴とする。
【0017】また、請求項5の発明による情報再生装置
は、会議やプレゼンテーションの際に提示された資料の
電子文書を、前記資料に付与された識別子との対応を付
けて格納する電子文書格納手段(113)と、前記提示
された資料の前記識別子と、その提示時刻に関する情報
とが、対応を付けられて格納されている資料提示タイミ
ング格納手段(114)と、前記会議やプレゼンテーシ
ョンを再現するために記録された時系列情報を格納する
時系列情報格納手段(111、112)と、前記資料提
示タイミング格納部の識別子に基づいて前記電子文書格
納手段から電子文書を取り出して縮小し、縮小された電
子文書の複数個を一覧表示する手段(104)と、前記
一覧されている複数個の電子文書のうちの任意の一つを
指示することによって、前記指示された電子文書の資料
が提示されていた時間に相当する部分の時系列情報を再
生する再生手段(102)とを有することを特徴とす
る。
【0018】また、請求項6の発明は、請求項4または
請求項5に記載の情報再生装置において、前記資料提示
タイミング格納手段の提示時刻に関する情報に基づき、
前記指示された電子文書の資料が提示されていた時間が
不連続の場合を検出し、不連続となる位置の前記時系列
情報に、予め指定してある視覚的な告知情報または音声
による告知情報を自動的に挿入する手段(ステップS3
9)とを有することを特徴とする。
【0019】また、請求項7の発明は、請求項4または
請求項5に記載の情報再生装置において、前記指示され
た電子文書の資料が提示されていた時間に相当する部分
の時系列情報を切り出し、その切り出した時系列情報部
分を一つの単位として出力する手段を有することを特徴
とする。
【0020】また、請求項8の発明は、請求項1〜請求
項7のいずれかに記載の情報再生装置または資料提示装
置において、前記資料提示タイミング格納手段は、前記
資料の前記識別子と、その提示時刻に関する情報との対
応テーブルを格納することを特徴とする。
【0021】
【作用】上記の構成の請求項1の発明においては、再生
手段は、音声、動画などの時系列情報を順次に再生した
とき、資料提示タイミング格納手段の情報を参照して、
会議やプレゼンテーションの際に資料が提示された時刻
になると、当該提示された資料の電子文書を電子文書格
納部から取り出して、時系列情報に同期して再生する。
【0022】したがって、請求項1の発明においては、
音声および動画などの時系列情報を再生したときには、
会議やプレゼンテーションの際に資料が提示された時刻
に対応する再生時点において、資料の電子文書が同期し
て表示されることによって、動画像では読み難い資料
を、見易い電子文書の表示形態で同時的に参照すること
が可能になる。
【0023】請求項2の発明の資料提示装置において
は、例えば、この資料提示装置がOHP装置であれば、
OHPシートに印字または貼付けられたバーコードを、
識別子読み取り手段、例えばバーコード読み取り機によ
り読み取り、提示中のOHPシートが、いずれのもので
あるかを特定する。そして、読み取ったバーコードの値
が変化したとき、すなわち、提示されるOHPシートが
次のものに変更されたとき、そのバーコードの値と、当
該変更時刻とを、対応を付けて資料提示タイミング格納
手段に格納する。
【0024】この場合、対応付けて記憶する方法として
は、請求項8に記載の発明のように、バーコードの値
と、当該変更時刻との対応関係を示す資料提示時刻テー
ブルとして格納すると良い。
【0025】以上のようにして資料提示タイミング格納
手段に格納した情報、例えば資料提示時刻テーブルの情
報は、電気信号として出力、あるいはフロッピーディス
クなどの可搬可能な記憶媒体に格納して出力し、例えば
請求項1に記載の情報再生装置に転送することができ
る。
【0026】請求項3に記載の発明によれば、電子文書
のスライドを表示する手段によって資料を提示し、プレ
ゼンテーションを行う際に、計時手段と前記表示中のス
ライドが変化した際に、そのスライドの識別子と時刻と
を、例えば請求項8のように、資料提示時刻テーブルと
して格納することにより、各電子文書のスライドが提示
されていた時刻・時間を自動的に記録することができ
る。
【0027】そして、この資料提示時刻テーブルの情報
を再生装置用に保存しておくことができると共に、出力
手段により、電気信号として、あるいはフロッピーディ
スクを媒介として、例えば請求項1の情報再生装置に転
送することができる。
【0028】また、請求項4または請求項5の発明にお
いては、前記資料提示時刻テーブルの時刻順に従って、
電子文書が順次閲覧表示され、または複数個の縮小され
た電子文書が一覧表示される。そして、閲覧表示中の任
意の電子文書、または一覧表示されている電子文書の任
意の一つが指示されると、当該指示された電子文書の資
料が提示されていた時間に相当する時系列情報部分が再
生される。
【0029】こうして、この請求項4または請求項5の
発明によれば、特定の資料が提示されていたときの、動
画像および音声による説明を検索して、再生することが
できる。
【0030】そして、この請求項6の発明においては、
例えば、ある一つの資料Aが提示され、それが他の資料
に変更された後に、再び資料Aが提示された場合のよう
に、資料Aについての時系列情報を再生すると、時間的
に不連続の部分が生じるような場合の再生時には、再生
時系列情報のその不連続となる位置に、予め指定してあ
る、例えばアイキャッチャなどの視覚的な告知情報や、
音声による告知信号音が自動的に挿入される。したがっ
て、視聴している者が時間的不連続に容易に気付くこと
ができる。
【0031】請求項7に記載の発明によれば、指示され
た電子文書の資料が提示されていた時間に相当する動画
や音声の時系列情報部分を切り出し、その複製を、例え
ば一つのフォルダまたはファイルとして出力することが
できる。したがって、資料別に、説明の動画像および音
声を管理することが可能になる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、この発明による情報再生装
置および情報提示装置の実施の形態を、図を参照しなが
ら説明する。以下に説明する実施の形態は、オーバ・ヘ
ッド・プロジェクタで資料を提示しながらプレゼンテー
ションを行う場合の例である。
【0033】図1は、この実施の形態のプレゼンテーシ
ョンの記録および再生システムの全体の構成図であり、
100はプレゼンテーション再生装置、200はオーバ
・ヘッド・プロジェクタ装置(OHP装置という)、3
00はプレゼンテーション記録装置である。
【0034】プレゼンテーション記録装置300は、プ
レゼンテーション時の画像情報と、音声情報とを、プレ
ゼンテーションの開始から終了まで、時系列情報として
記録するもので、例えばビデオカメラでプレゼンテーシ
ョン風景を撮影して記録すると共に、マイクロホンで収
音した音声を記録する。1台でなく、複数台のビデオカ
メラで記録することも可能であり、記録された動画情報
は、例えば磁気テープやディスクなどの記録媒体に格納
される。
【0035】音声情報に関しては、プレゼンテーション
を行う者に割り当てられたマイクロホンからの音声信号
や、プレゼンテーションを受ける者の質問用などに設け
られたマイクロホンからの音声信号が、テープやディス
クの記録媒体に記録されて格納される。
【0036】この実施の形態の場合、記録されて格納さ
れた画像情報および音声情報は、デジタル信号の形式と
される。なお、これら画像情報および音声情報は、デー
タ圧縮して記録するようにしてもよい。
【0037】また、このプレゼンテーション記録装置3
00は、記録し格納した動画の画像情報や音声情報を、
プレゼンテーション再生装置100に電気信号として転
送する機能を有している。
【0038】なお、直接、電気信号により転送するので
はなく、プレゼンテーション記録装置300において、
ビデオカメラや音声用テープレコーダなどを用いて画像
情報および音声情報を記録した磁気テープやディスク媒
体を介して、プレゼンテーション記録装置300からプ
レゼンテーション再生装置100に転送するようにして
もよい。
【0039】OHP装置200は、この発明による情報
提示装置の一実施の形態であり、通常のOHP装置の機
能の他に、プレゼンテーションの際に、資料として提示
されたすべてのOHPシートのそれぞれの識別子と、そ
のOHPシートが資料として提示された時刻との対応テ
ーブル(以下、このテーブルを資料提示時刻テーブルと
呼ぶ)を生成して格納する機能を有する。
【0040】また、この例では、プレゼンテーションの
終了後に、格納した資料提示時刻テーブルの情報を、プ
レゼンテーション再生装置100に転送する機能を備え
る。もっとも、資料提示時刻テーブルの情報を、プレゼ
ンテーションの最中に、順次、変更があるごとに転送す
るようにしてもよい。また、資料提示時刻テーブルの情
報をフロッピーディスクなどの記憶媒体に記憶してお
き、この記憶媒体を介して転送するようにしても、もち
ろんよい。以上のOHP装置200の詳細については、
後述する。
【0041】プレゼンテーション再生装置100は、こ
の発明による情報再生装置の一実施の形態を示すもので
ある。このプレゼンテーション再生装置100は、プレ
ゼンテーション記録装置300からの画像情報や音声情
報の転送を受けて、対応する格納部に格納し、順次に再
生する機能を備える。
【0042】また、プレゼンテーション再生装置100
は、プレゼンテーションの際にOHP装置200により
提示された、すべてのOHPシートの内容(統計グラフ
やその説明文などの資料文書)を読み取って、電子文書
として格納する機能を有する。
【0043】また、プレゼンテーション再生装置100
は、OHP装置200からの資料提示時刻テーブルの情
報の転送を受けて、この資料提示時刻テーブルを参照し
て、画像情報や音声情報のプレゼンテーションの時系列
情報の再生の際に、各資料が提示された時刻になったと
きに、当該資料の電子文書を同期して再生する機能を有
する。
【0044】さらに、プレゼンテーション再生装置10
0は、格納したすべてのOHPシートの電子文書を、1
枚づつ順次表示し、あるいはOHPシートの電子文書を
縮小して、その複数枚を1画面内(または1つのウイン
ドウ内)に表示してユーザが閲覧することができるよう
にする機能を備えている。この実施の形態では、資料提
示時刻テーブルに資料提示時刻が記録されており、電子
文書格納部113に存在するすべての資料の電子文書の
縮小文書を、一覧表示するようにしている。
【0045】そして、そのような閲覧を行っているとき
に、特定の電子文書をユーザが指定できるようにされて
おり、その指定がなされた場合には、指定された電子文
書の資料が、プレゼンテーションのときに提示された時
間部分の画像情報および音声情報が抽出されて再生でき
る機能を備えている。さらに、このようにして一つの資
料に対応して抽出された画像情報および音声情報の複製
を、一つのファイルあるいはフォルダーとして出力する
機能も備えている。このプレゼンテーション再生装置1
00の詳細についても後述する。
【0046】次に、OHP装置200の詳細例について
説明する。図2は、この実施の形態のOHP装置200
の処理機能を中心として示した機能ブロック図、図3
は、この実施の形態のOHP装置200の機構部分の構
成例を示す図である。
【0047】このOHP装置200は、図2に示すよう
に、システムバス201に対して、装置全体の制御を行
うための制御部210が接続されると共に、プロジェク
タ部202、操作処理部203、バーコード読み取り機
204、計時装置部205、資料提示時刻テーブル格納
部206、信号インターフェース207が接続されて構
成されている。
【0048】プロジェクタ部202は、通常のOHP装
置と同様に、図3に示すように、投影ガラス面11に載
置されたOHPシートに描かれている統計グラフや、説
明文を、スクリーンに投影して拡大表示するものであ
る。
【0049】この例の場合、OHPシート12には1枚
毎に、それぞれのOHPシート12を識別するための識
別子の例としてのバーコードが付与されている。この例
の場合には、図4に示すように、各OHPシート12の
左下隅の位置には、バーコード・マーク13が、この例
では、印字されている。このバーコードマーク13は、
予め、バーコード・マークが印刷されたバーコード・ラ
ベルを、各OHPシート12に貼り付けるようにしても
よい。バーコードとしては、資料名を記録することもで
きるが、これは、単なる識別番号であってもよい。
【0050】操作処理部203は、電源キーや、転送キ
ーなどの操作キー入力を受けて、そのキー判別出力を制
御部210に送るものである。制御部210は、このキ
ー判別出力を受けて、各キー操作に応じた処理を実行す
るようにする。
【0051】バーコード読み取り機204は、図4に示
すように、OHPシート12に付与されたバーコード・
マーク13を読み取ることができるOHP装置200内
の位置に設けられている。OHPシート12が投影ガラ
ス面11に載置されると、それに付与されているバーコ
ード・マーク13を読み取り、その読み取り結果をシス
テムバス201に出力する。
【0052】計時装置部205は、時計であり、時刻情
報をシステムバス201に出力するものである。
【0053】資料提示時刻テーブル格納部206は、制
御部210による作成処理により作成された資料提示時
刻テーブルの情報を格納する。この資料提示時刻テーブ
ル格納部206は、例えばRAMなどのメモリが用いら
れる。
【0054】なお、前述したように、資料提示時刻テー
ブルの情報の転送をフロッピーディスクを介して行う場
合であれば、この資料提示時刻テーブル格納部206
は、フロッピーディスクへの書き込みが可能なフロッピ
ーディスクドライバで構成される。
【0055】信号インターフェース207は、操作処理
部203で転送キーが押されたことを検知したときに、
資料提示時刻テーブルの情報を、プレゼンテーション再
生装置100に転送する際に使用される。図3に示すよ
うに、この信号インターフェース207は、コネクタジ
ャック207Cを備え、プレゼンテーション再生装置1
00の後述するインターフェースが備えるコネクタジャ
ックに一端が接続されている図示しないケーブルのコネ
クタプラグが、このコネクタジャック207Cに装着さ
れて、プレゼンテーション再生装置100と接続される
ものである。
【0056】また、図3において、220は回路基板部
を示すもので、この回路基板部220には、システムバ
ス201、制御部210、計時装置部205、資料提示
時刻テーブル格納部206としてのメモリ、操作処理部
203などの回路素子(ICなど)が配設されていると
共に、この回路基板部220のシステムバス201に対
してバーコード読み取り機204の出力端や、信号イン
ターフェース207の入力端が接続されている。
【0057】以上のような構成を有するOHP装置20
0においては、プレゼンテーションの実行に伴い、制御
部210は、提示された複数枚のOHPシート12につ
いての資料提示時刻テーブルを作成し、その作成した資
料提示時刻テーブルを格納部206に格納する。
【0058】図5に、この資料提示時刻テーブル作成お
よび格納処理ルーチンのフローチャートの例を示す。
【0059】まず、ステップS1で、提示資料レジスタ
の提示資料名(バーコード値)の初期値として不定値を
設定する。次に、ステップS2で、OHP装置200の
投影ガラス面11に載置されているOHPシート12の
左下隅のバーコード・マーク13を、バーコード読み取
り機204により読み取る。
【0060】次に、ステップS3で提示資料レジスタの
値と、読み取ったバーコードとを比較し、提示資料名が
等しいか否か判別する。提示資料名が変わっていなけれ
ば、投影ガラス面11に載置されて提示されているOH
Pシート12が変わっていないと判断し、ステップS7
で予め定められた一定時間待って、ステップS2に戻
る。
【0061】また、ステップS3で読み取ったバーコー
ド値が、提示資料レジスタの値と異なっており、提示中
のOHPシート12が変わったと判別されたときには、
ステップS4に進み、提示資料レジスタの値を読み取っ
たバーコード値に書き替える。
【0062】そして、ステップS5に進み、その時点で
の時刻を計時装置部205から取得する。次にステップ
S6に進み、その時刻とレジスタの格納値であるバーコ
ード値の対を、資料提示時刻テーブル格納部206に追
記する。その後、ステップS7に進み、一定時間待った
後、ステップS2に戻る。以上を、プレゼンテーション
の最後まで繰り返し実行する。
【0063】なお、この実施の形態では、OHP装置2
00には、プレゼンテーションの開始時刻が別途、記録
される。この開始時刻は、前述したビデオカメラでプレ
ゼンテーションの撮影を開始し、また、マイクロホンで
プレゼンテーションの際の音声の録音を開始した時刻で
ある。
【0064】例えば、プレゼンテーションの開始と同時
にビデオカメラでの撮影が開始され、これとほぼ同時
に、OHP装置200に電源が投入され、そのときの時
刻を記憶しておき、資料提示時刻テーブルの情報と共
に、プレゼンテーション再生装置100に転送するよう
にする。
【0065】このように、開始時刻を記録しておくこと
により、再生時、資料提示時刻は、当該開始時刻からの
相対時刻として扱いことができる。
【0066】以上のように構成されているOHP装置2
00での資料提示時刻テーブルの作成処理について、具
体例を挙げて説明する。以下に説明する例は、3枚のO
HPシートを使用したプレゼンテーションを例にとって
説明する。
【0067】まず、この例では、プレゼンテーションに
使用する3枚のOHPシートの隅に、予め、バーコード
値が、例えばN1,N2,N3(ただしN1≠N2≠N
3)であるバーコードマーク13を、図4に示したよう
に印字または貼り付ける。
【0068】今、プレゼンテーションは15:00に始
まり、この開始時点からOHP装置200が駆動されて
おり、発表者はバーコード値がN1のOHPシートを、
プロジェクタの投影ガラス面11上に載置しておいたと
する。
【0069】このとき、図3のOHP装置200のバー
コード読み取り機204は、そのOHPシートのバーコ
ードを読み取ることにより、コードN1を読み取る。提
示資料名レジスタには、初期値として不定値が格納され
ていたので、図5のステップS3で、バーコードの値が
“N1”に変化したことが検知され、(提示時刻 資料
名(バーコード値))として、図6に示すように、(1
5:00 N1)が資料提示時刻テーブルTBLに格納
される。なお、時刻の記録は、秒単位や、さらに詳細に
記録しても良いが、ここでは説明の便宜上分単位として
いる。
【0070】次に発表者は15:04にOHP装置20
0のプロジェクター上のOHPシートを、バーコード値
がN2のものに置き換えたとする。すると、このとき、
バーコード読み取り機204は、このバーコード値N2
を読み取る。コードの値が“N1”から“N2”に変化
したので、図6に示すように、(15:04 N2)が
資料提示時刻テーブルTBLに追加格納される。
【0071】次に、発表者が15:07に、OHP装置
200のプロジェクター上のOHPシートを、バーコー
ド値がN3のものに置き換えると、上述と同様にして、
(15:07 N3)が資料提示時刻テーブルTBLに
追加格納される。
【0072】次に、発表者は質問を受けたので、15:
11にOHP装置200のプロジェクター上のOHPシ
ートを再びコードがN2のものに置き換えるとすると、
同様にして、このOHPシートのバーコードが読み取ら
れることにより、(15:11 N2)が、図6に示す
ように、資料提示時刻テーブルTBLに追加格納され
る。以上で、プレゼンテーションが終了したとすると、
OHP装置200の資料提示時刻テーブル格納部206
には、結局、図6に示す資料提示時刻テーブルTBLが
格納される。
【0073】次に、図1のプレゼンテーション再生装置
100の詳細について説明する。すなわち、図1に示す
ように、プレゼンテーション装置100は、システムバ
ス101に対して、制御部110が接続されると共に、
再生部102、音声出力部103、表示部104、信号
インターフェース部105および106、読み取り装置
部(イメージリーダ)107、計時装置部108、複製
出力部109が接続される。また、システムバス101
に対して、さらに、音声格納部111と、動画格納部1
12と、電子文書格納部113と、資料提示時刻格納部
114と、操作処理部115とが接続される。
【0074】プレゼンテーション再生装置100は、プ
レゼンテーション記録装置300から転送されてくる音
声情報および画像情報を、信号インターフェース106
を通じて受けて、音声格納部111および画像格納部1
12にそれぞれ格納する。
【0075】また、プレゼンテーション再生装置100
は、OHP装置200から転送されてくる資料提示時刻
テーブルTBLの情報を、信号インターフェース105
を通じて受け、資料提示時刻テーブル格納部114に格
納する。
【0076】さらに、プレゼンテーションの際にOHP
装置200が用いられて提示されたすべてのOHPシー
トを、読み取り装置部107で、逐次読み取って、それ
ぞれ電子文書に変換して電子文書格納部113に格納す
る。この際に、読み取り装置部107は、各OHPシー
ト12に付与されているバーコードも読み取り、このバ
ーコードを各OHPシート12を読み込んだ電子文書の
識別子として、この識別子と対応させて電子文書を電子
文書格納部113に格納している。
【0077】音声出力部103は、プレゼンテーション
の再生音声を放音するためのスピーカで構成される。
【0078】操作処理部115は、再生開始指示や、表
示部104の表示画面に表示されているOHPシートの
電子文書の中から所望の電子文書を選択するためのマウ
スなどからの操作指示を受け付け、その操作指示信号を
制御部110に通知する。
【0079】そして、再生部102は、制御部110の
制御を受け、時系列情報の再生を行うと共に、この時系
列情報の再生に同期して、プレゼンテーションにおける
各資料文書(OHPシート)の提示時刻に、対応する電
子文書を再生して表示部104に表示する。
【0080】すなわち、再生部102は、音声格納部1
11から音声情報を取り出して音声出力部13に送り、
音響再生すると共に、画像格納部112から画像情報を
取り出して、表示部104に表示して、時系列情報を再
生する。また、資料提示時刻テーブル格納部114の資
料提示時刻テーブルTBLを参照し、各資料文書、この
例ではOHPシートの提示時刻に、その提示されたOH
Pシートの電子文書を電子文書格納部114から取り出
して表示部104に表示する。
【0081】この例の場合、前述したように、プレゼン
テーション再生装置100には、資料提示時刻テーブル
と共に、プレゼンテーションの開始時刻の情報が転送さ
れてくる。
【0082】表示部104は、表示画面104Dを備
え、後述もするように、マルチウインドウ表示する機能
を備えている。ウインドウの種類としては、図7に示す
ような、時系列情報である動画表示用のウインドウ20
および電子文書の表示ウインドウ30と、図8および図
9に示すような、任意の電子文書を指定するための2種
類の文書指定ウインドウ40および50(図8および図
9)や、その他とがある。
【0083】表示部104は、また、表示ウインドウ2
0、40、50中に表示するユーザインターフェースを
生成する。
【0084】すなわち、図7に示すように、動画表示用
ウインドウ20中には、動画表示部21と、時系列情報
再生操作ユーザインターフェース部22と、再生中にお
いて現在再生点位置の動画像などの時系列情報の記録開
始点からの時刻(以下、再生点時刻という)を表示する
時刻表示部23が表示される。
【0085】時系列情報再生操作ユーザインターフェー
ス部22は、再生開始点指定用のスライドボタン22
a、再生停止ボタンと再生スタートボタンと早送りボタ
ンと巻戻しボタンとからなる操作ボタン22b、音量調
整用のスライドボタン22cを含む。
【0086】図8の文書指定ウインドウ40は、電子文
書表示ウインドウ30に電子文書を順次に1枚ずつ表示
して、その内の一つを指定するための閲覧表示ウインド
ウである。この文書指定ウインドウ40には、電子文書
のページを繰るための操作ボタン41と、電子文書表示
ウインドウ30に表示されている電子文書名を表示する
選択文書名表示欄42と、電子文書のページ表示欄43
(総ページと、その時に電子文書表示ウインドウ30に
表示されている電子文書のページが表示される)と、
「一覧表示」アイコン44とが表示される。
【0087】図9の文書指定ウインドウ50は、図8の
「一覧表示」アイコン44がマウスによりクリックされ
たときに開かれる一覧表示ウインドウ画面である。表示
部104は、プレゼンテーションの際に提示された資料
の電子文書のすべてを、提示順に、各1ページを縮小し
て一覧表示する。ユーザは、その縮小された資料の一覧
の内から一つの電子文書を指定することができる。
【0088】図9の例は、図6に示した資料提示時刻テ
ーブルTBLが資料提示時刻テーブル格納部114に格
納されている場合の例で、4枚のOHPシートの電子文
書N1,N2,N3,N2が縮小されて表示されている
状態であり、そのうちの現在選択されている文書は、文
書N1であり、それは4枚中の先頭の1枚であることを
示している。
【0089】なお、プレゼンテーションの際に提示され
た資料が多い場合には、すべての資料の縮小文書を1つ
のウインドウ50の画面中に表示するのではなく、複数
毎づつウインドウ50中に表示するようにしても、もち
ろんよい。
【0090】そして、前記閲覧表示ウインドウ40や一
覧表示ウインドウ50において、表示画面に表示された
電子文書の一つを操作処理部115を通じて指定する
と、すなわち、現在の選択状態で確定させると、再生部
102は、後述するように、指定された電子文書のOH
Pシートの資料が、プレゼンテーションにおいて、提示
されていた時間区間に相当する時系列情報を検索して、
音声格納部111および画像格納部112から抽出して
再生する機能を備える。この機能についてはさらに後述
する。
【0091】また、複製出力部109は、ファイル化指
示あるいはフォルダー化指示が、操作処理部を通じてユ
ーザにより行われると、そのとき抽出された音声情報お
よび画像情報を、ファイル化し、あるいはフォルダー化
して出力するようにする。このファイルあるいはフォル
ダーには、指定された資料の電子文書も含まれる。
【0092】次に、このプレゼンテーション再生装置1
00の再生動作について説明する。ユーザは、再生の開
始に当たって、図7に示した再生開始点指定用のスライ
ドボタン22aにより、どの録画点位置から再生するか
指示する。再生部102は、操作ボタン22bの再生ボ
タンのマウスによるクリック操作を受けて、このスライ
ドボタン22aの再生開始指示位置に相当する再生位置
から時系列情報の再生を実行する。
【0093】この再生部102における、再生開始位置
の決定の処理ルーチンの例を、図10のフローチャート
に示す。
【0094】すなわち、ステップS11において、スラ
イドボタン22aの位置を、このスライドボタン22a
の可動全長との相対値(割合)として得る。次に、ステ
ップS12に進み、時系列情報としての動画像データの
全再生時間を求める。これは、例えば、プレゼンテーシ
ョン開始時刻と終了時刻とから求めることができる。
【0095】次に、ステップS13で、全再生時間と相
対値(割合)との積を求め、プレゼンテーション開始時
点から再生開始点までの経過時間を求める。そして、ス
テップS14に進み、プレゼンテーション開始時点に、
求めた経過時間を加えて目的位置の再生点時刻を求め
る。
【0096】以上の処理ルーチンで求められた再生点時
刻は、一時格納される。ついで、図7のユーザインター
フェースの操作ボタン22bの再生ボタンをマウスでク
リックすると、再生部102は、この求められた再生点
時刻の音声情報および画像情報を、それぞれ音声格納部
111および動画格納部112から、抽出を開始して、
時系列情報の順次再生を実行する。
【0097】このように、図7の再生ボタンをクリック
すると、動画および音声が再生でき、スライダーボタン
22aによって任意の再生位置から再生を開始させるこ
とができると共に、再生開始位置をジャンプさせること
もできるものである。
【0098】なお、スライドボタン22aが左端の
「S」の位置にあれば、これは先頭位置を表し、時系列
情報は、その最初から再生される。
【0099】この時系列情報の順次再生の間に、再生部
102は、所定の時間間隔、例えば10秒間隔で、図1
1の処理ルーチンを実行し、前述したように、資料の電
子文書の同期再生を行う。
【0100】すなわち、図11の処理ルーチンが実行さ
れると、まず、ステップS21で、資料提示時刻テーブ
ル格納部114の資料提示時刻テーブルの先頭の要素を
取り出す。そして、次のステップS22で、取り出した
要素の資料提示時刻が現在再生中の時点の再生点時刻よ
り後か否か判断する。
【0101】ステップS22での判断の結果、取り出し
た要素の資料提示時刻が再生点時刻よりも前であると判
断されたときには、ステップS23に進み、資料提示時
刻テーブルの次の要素があるかどうか判断し、次の要素
があればステップS24で当該次の要素を資料提示時刻
テーブルから取り出す。次の要素がなければ、ステップ
S25で、現在取り出している(すなわち、最後の)要
素のバーコード(識別子)を、再生提示すべき文書名と
して出力する。
【0102】また、ステップS22での判断の結果、取
り出した要素の資料提示時刻が再生点時刻よりも後であ
ると判断されたときには、ステップS26に進み、資料
提示時刻テーブルに、取り出した要素の一つ前の要素が
存在するか否か判断し、存在すれば、ステップS27に
進み、当該一つ前の要素を資料提示時刻テーブルから取
り出し、ステップS28で、取り出した要素のバーコー
ド(識別子)を、再生提示すべき文書名として出力す
る。
【0103】また、ステップS26で、資料提示時刻テ
ーブルに、取り出した要素の一つ前の要素が存在しない
と判断されたときには、ステップS29に進んで、現在
取り出している(すなわち、先頭の)要素のバーコード
(識別子)を、再生提示すべき文書名として出力する。
以上でこの処理ルーチンを終了する。
【0104】再生部102は、この処理ルーチンの結果
として戻ってきたバーコードを識別子とする電子文書
を、電子文書格納部113から取り出し、図7に示した
電子文書ウインドウ30に表示する。
【0105】すなわち、例えば、資料提示時刻テーブル
が、前述した図6の場合において、時系列情報の最初か
ら再生を行った場合、再生開始から4分の間は、バーコ
ード値N1の資料の電子文書が電子文書ウインドウ30
に表示される。そして、再生開始から4分経過した時点
になると、電子文書ウインドウ30の表示内容が、2番
目のバーコード値N2の資料の電子文書が変わる。そし
て、再生開始から4分経過後、7分経過前までの間は、
このバーコード値N2の資料の電子文書が電子文書表示
ウインドウ30に表示され続ける。
【0106】そして、再生開始から7分経過後、11分
経過前までの間は、バーコード値N3の資料の電子文書
が電子文書表示ウインドウ30に表示され、再生開始か
ら11分経過後には、バーコード値N2の資料の電子文
書がウインドウ30に表示されるものである。
【0107】以上の例では、再生しながら、各再生位置
で提示されていた資料を、図11に示したフローチャー
トに従って特定し、図7に示すように、その電子文書を
表示するようにしたが、図10のフローチャートにおけ
る各資料毎の同期再生区間の計算は再生時毎に行う必要
はなく、予め行い、結果をテーブルとして保存してお
き、これを参照して再生する方法を用いるようにしても
良い。
【0108】特に、動画像情報や音声情報の格納手段が
ディスクを用いたものである場合には、各同期再生区間
は何トラック目の何セクタ目から何トラック目の何セク
タ目までかを予め知ることができるので、これを用いて
迅速な検索が可能になる。
【0109】次に、前述した閲覧表示または縮小の一覧
表示の中から、一つ電子文書を選択して指示し、当該選
択された資料が提示されていた時間に相当する時系列情
報を再生する処理について説明する。
【0110】図8の閲覧表示においては、文書指定のユ
ーザインタフェース中の操作ボタン41の、例えば先送
りおよび後戻りボタンのクリックにより、資料提示時刻
テーブルの記録に従って、順次、電子文書を図7に示す
ように、電子文書表示ウインドウ30に表示する。表示
中の文書名(例えばバーコード値)が、選択文書名表示
欄42に表示され、また、それが総頁中の何頁目かが、
ページ表示欄43に表示される。
【0111】この例の場合は、操作ボタン41の先送り
ボタンをクリックし続けると、プレゼンテーションで提
示された資料N1,N2,N3,N2が、その提示順で
表示される。ここで資料N2の電子文書が表示されてい
る際に、図7の操作ボタン22bの再生ボタンをクリッ
クすると、資料提示時刻テーブルの記録に従って、資料
提示時刻テーブルの1行目の15:04から次の資料N
3が提示される15:07までの3分間の動画および音
声が再生され、資料提示時刻テーブルの4行目の15:
11から終了までの動画および音声が再生される。
【0112】この場合、15:07から15:11まで
はこの資料N2が提示されておらず、時間的不連続があ
るので、これを視覚的および聴覚的にユーザに明示する
ため、予め指定されたアイキャッチャと信号音が特定フ
レーム数分、あるいは数秒の時間、挿入される。
【0113】また、前述もしたように、図8の一覧表示
ボタン44をマウスでクリックすると、図9に示すよう
に、資料提示時刻テーブルの記録に従って電子文書の縮
小資料の一覧が表示される。前述の具体例の場合であれ
ば、N1,N2,N3,N2の順で電子文書の資料の一
覧が表示される。ここで、縮小表示された電子文書の一
つをマウスでクリックすると、その電子文書が図7に示
すように、表示され、その資料の提示開始時刻から別の
資料の提示開始時刻までの時間に相当する動画および音
声が再生される。例えば、先の例で縮小表示された資料
N3の電子文書をクリックすると、15:07から1
5:11の区間に相当する動画および音声が再生され
る。
【0114】図12および図13は、図8または図9の
文書指定ウインドウにおいて、一つの電子文書が選択指
定された場合の処理ルーチンの例を示すフローチャート
である。
【0115】すなわち、ユーザインターフェースを通じ
たユーザの文書選択操作を受けて、図12の処理ルーチ
ンが起動されると、まず、ステップS31で、資料提示
時刻テーブル格納部114の資料提示時刻テーブルの先
頭の要素を取り出す。そして、次のステップS32で、
取り出した要素の資料名(この例では、バーコード)が
選択された資料と同一かどうか判断する。
【0116】同一であれば、ステップS33に進み、取
り出した要素の資料提示時刻を再生開始時刻とする。そ
して、ステップS34に進み、資料提示時刻テーブルに
次の要素が存在するか否か判断し、次の要素があればス
テップS35に進み、当該次の要素を資料提示時刻テー
ブルから取り出す。この要素は、必ず、選択された資料
とは異なっているので、ステップS36に進み、取り出
した要素の資料提示時刻を再生終了時刻とする。
【0117】次に、ステップS37に進み、ステップS
33で定めた再生開始時刻と、ステップS36で定めた
再生終了時刻との間の区間の音声と動画像を、音声格納
部111および動画格納部112から抽出して、再生す
る。
【0118】そして、ステップS37での再生が終了す
ると、ステップS38に進み、資料提示時刻テーブル
に、次の要素が存在するか否か判断する。次の要素がな
ければ、この処理ルーチンを終了する。次の要素があれ
ば、ステップS39に進み、時間的不連続を示す信号音
と、画像を出力する。そして、ステップS40に進み、
資料提示時刻テーブルの次の要素を取り出し、ステップ
S32に戻る。
【0119】ステップS32で、取り出した要素の提示
資料名が、選択された資料と同一であると判断されれ
ば、以上説明したのと同様の処理手順で、その資料が提
示されていた時間に相当する音声および動画像が、ステ
ップS37で再生される。このとき、ステップS39
で、時間的不連続であることがユーザに予め知らされて
いることになる。
【0120】ステップS32で、資料提示時刻テーブル
から取り出した要素の提示資料名が、選択されたものと
異なっている場合には、図13のステップS42に進
み、資料提示時刻テーブルにさらに次の要素があるか否
か判断し、なければ、その処理ルーチンを終了し、あれ
ば、ステップS44に進み、当該要素を資料提示時刻テ
ーブルから取り出し、ステップS32に戻り、上述と同
様の動作を繰り返す。
【0121】また、ステップS34で資料提示時刻テー
ブルに、次の要素が存在しないと判断されたときには、
ステップS44に進み、ステップS33で求められた再
生開始時刻から、時系列情報の最後までの音声と動画像
を再生する。そして、この処理ルーチンを終了する。
【0122】例えば、選択された資料がバーコード値N
2の電子文書であれば、図6の資料提示時刻テーブルT
BLに示されるように、15:04〜15:07の間
と、15:11〜最後までの間に相当する音声および動
画像が抽出されて再生されると共に、途中が不連続であ
る告知が視覚的および聴覚的に行われる。
【0123】以上のように、特定の資料が提示されてい
た区間の時系列情報が抽出された再生されると共に、同
じ資料が、時間的に不連続の状態で、プレゼンテーショ
ンの際に提示された場合であっても、その時間的不連続
位置には、それを示す信号音や画像を出力するので、ユ
ーザは、明確に時間的不連続を認識することができる。
【0124】そして、以上のようにして、抽出された音
声および動画像情報は、ユーザの適宜の複製要求に応じ
て、複製出力部109により、ファイル化あるいはフォ
ルダー化されて、出力される。したがって、プレゼンテ
ーションの資料毎の編集が容易にできると共に、短時間
に、特定の資料についての説明や議論の様子だけを見た
いという要求に応えることができる。
【0125】なお、上述の実施の形態では、資料提示装
置は、OHP装置で構成した場合について説明したが、
資料提示装置は、電子スライド文書表示装置を用いるこ
ともできる。
【0126】図14は、資料提示装置の他の実施の形態
としての電子スライド文書表示装置400を、その処理
機能を中心として示した機能ブロック図である。
【0127】この電子スライド文書表示装置400は、
図14に示すように、システムバス401に対して、装
置全体の制御を行うための制御部410が接続されると
共に、スライド表示部402、スライド電子文書格納部
403、操作処理部404、計時装置部405、資料提
示時刻テーブル格納部406、信号インターフェース4
07が接続されて構成されている。
【0128】この電子スライド文書表示装置400にお
いては、スライド電子文書格納部403のスライド電子
文書が、キーボードやマウスからなる操作処理部404
を通じたユーザによる明示的な変更入力に応じて、変更
されて、スライド表示部402に送られ、そのスクリー
ンに拡大表示されるものである。
【0129】そして、資料提示時刻テーブル格納部40
6には、操作処理部404の変更入力の時点の時刻が、
提示時刻として計時装置部405から取得されて格納さ
れると共に、この提示時刻と対をなすスライド電子文書
の識別子(文書名や識別コード)が格納されて、資料提
示時刻テーブルが生成され、格納される。そして、この
資料提示時刻テーブルが、信号インターフェース407
を通じてプレゼンテーション再生装置100に転送され
るものである。この場合も、フロッピーディスクなどの
記録媒体を介して転送するようにしてもよい。
【0130】この電子スライド文書表示装置を資料提示
装置として用いた場合には、提示する電子文書のスライ
ドの変更はキーボードやマウスによる明示的な入力があ
るので、この入力イベントの発生時に、時刻と提示中の
電子ファイル名を資料提示時刻テーブルに格納するだけ
でよくなり、OHP装置200の場合のようなバーコー
ドの読み取り機204は不要になる。
【0131】また、資料の電子文書データも、スライド
電子文書格納部403から、信号インターフェース40
7を通じて、プレゼンテーション再生装置100に転送
することができるので、プレゼンテーション再生装置に
読み取り装置部(イメージリーダ)107を設ける必要
もない。
【0132】なお、以上の実施の形態では、時系列情報
として、動画像と音声とを記録格納するようにしたが、
時系列情報としては、音声のみ、あるいは動画像のみで
あってもよい。
【0133】また、時系列情報については、時刻データ
を記録しない例について説明したが、時系列情報に、い
わゆるタイムコードを付加して記録すると共に、資料提
示時刻として、時系列情報のタイムコードを記憶するよ
うにすれば、両者の対応が容易に付くという効果があ
る。
【0134】また、プレゼンテーション再生装置100
の音声格納部111および動画格納部112を、ディス
クやテープを媒体として再生するディスク再生装置やテ
ープ再生装置で構成すれば、プレゼンテーションの再現
を行うときにのみ、プレゼンテーションの音声や動画像
を記録したディスクやテープを装填すればよいので、音
声や動画像のデータを、プレゼンテーション再生に先立
ち、予め転送しておく必要はない。
【0135】
【発明の効果】以上の説明したように、この発明によれ
ば、会議やプレゼンテーションの場で提示されたOHP
シートやスライドの資料を電子文書として格納し、動画
像や音声など時系列情報の再生時に、実際に会議やプレ
ゼンテーションの場で提示された通りのタイミングで電
子文書資料を同時に表示することができる。
【0136】また、逆に任意の電子文書を指定すること
によって、その資料が提示されていたときの、実際の会
議やプレゼンテーションの動画または音声などの時系列
情報の部分を再生することができる。
【0137】したがって、ビデオカメラで撮影した画像
からだけでは、提示されている資料がどれなのかを特定
することが困難であることや、内容を十分に読み取るこ
とができない、といった問題を解決でき、プレゼンテー
ションの非参加者であっても、参加者が得るのと同程度
の情報の再生が可能となるという効果がある。
【0138】さらに、短時間で特定の資料についての説
明や議論の様子だけを見たいという要求に応えることが
できるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による情報再生装置および資料提示装
置の一実施の形態の全体の構成を説明するための図であ
る。
【図2】この発明による資料提示装置の一実施の形態の
機能ブロック図である。
【図3】図2の実施の形態の資料提示装置の機構的構成
例を示す図である。
【図4】提示資料の一例を示す図である。
【図5】図2の実施の形態の資料提示装置の要部の処理
ルーチンのフローチャートである。
【図6】資料提示時刻テーブルの一例を示す図である。
【図7】図1の実施の形態における情報再生装置におけ
る表示画面の一例を示す図である。
【図8】図1の実施の形態における情報再生装置におけ
る表示画面の一例を示す図である。
【図9】図1の実施の形態における情報再生装置におけ
る表示画面の一例を示す図である。
【図10】図1の実施の形態における情報再生装置にお
ける再生開始時点を決定する処理ルーチンのフローチャ
ートである。
【図11】図1の実施の形態における情報再生装置にお
いて、時系列情報と同期して資料の電子文書を再生する
タイミングを決める処理ルーチンのフローチャートであ
る。
【図12】図1の実施の形態における情報再生装置にお
いて、資料の電子文書に対応する時間区間の時系列情報
を再生する処理ルーチンのフローチャートの一部であ
る。
【図13】図1の実施の形態における情報再生装置にお
いて、資料の電子文書に対応する時間区間の時系列情報
を再生する処理ルーチンのフローチャートの一部であ
る。
【図14】この発明による資料提示装置の他の実施の形
態の機能ブロック図である。
【符号の説明】
100 プレゼンテーション再生装置 101 システムバス 102 再生部 103 音声出力部 104 表示部 107 読み取り装置部(イメージリーダ) 108 計時装置部 109 複製出力部 110 制御部 111 音声格納部 112 画像格納部 113 電子文書格納部 114 資料提示時刻テーブル格納部 200 OHP(オーバ・ヘッド・プロジェクタ)装置 201、401 システムバス 202 プロジェクタ部 204 バーコード読み取り機 205、405 計時装置部 206、406 資料提示時刻テーブル 207、407 信号インターフェース 210、410 制御部 300 プレゼンテーション記録装置 402 スライド表示部 403 スライド電子文書格納部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】会議やプレゼンテーションの際に提示され
    た資料の電子文書を、前記資料に付与された識別子との
    対応を付けて格納する電子文書格納手段と、 前記提示された資料の前記識別子と、その提示時刻に関
    する情報とが、対応を付けられて格納されている資料提
    示タイミング格納手段と、 前記会議やプレゼンテーションを再現するために記録さ
    れた時系列情報の再生時に、前記時系列情報の現在再生
    点において提示されていた前記資料の電子文書を、前記
    資料提示タイミング格納手段の格納情報に基づいて検索
    して前記電子文書格納手段から取得し、当該取得した電
    子文書を、前記時系列情報の再生に同期して表示する再
    生手段とを備えることを特徴とする情報再生装置。
  2. 【請求項2】資料の文書を、参加者に観視させるべく表
    示画面に映出して提示する資料提示手段と、 前記提示された資料に付与された識別子を読み取る識別
    子読み取り手段と、 計時手段と、 前記識別子読み取り手段により読み取った前記識別子が
    変化した際に、当該識別子と、前記計時手段からの時刻
    情報に基づいて得られる前記変化時刻の情報とを、対応
    を付けて格納する資料提示タイミング格納手段と、 前記資料提示タイミング格納手段の格納情報を出力する
    ための出力手段とを備えることを特徴とする資料提示装
    置。
  3. 【請求項3】資料として電子文書のスライドを表示画面
    に表示する表示手段と、 前記表示画面に表示するスライドを変更する変更手段
    と、 計時手段と、 前記変更手段からの変更タイミングの情報を受けて、前
    記計時手段からの時刻情報に基づいて得られる前記スラ
    イドの変更時刻の情報と、表示中の前記スライドの識別
    子とを、対応を付けて格納する資料提示タイミング格納
    手段と、 前記資料提示タイミング格納手段の格納情報を出力する
    ための出力手段とを備えることを特徴とする資料提示装
    置。
  4. 【請求項4】会議やプレゼンテーションの際に提示され
    た資料の電子文書を、前記資料に付与された識別子との
    対応を付けて格納する電子文書格納手段と、 前記提示された資料の前記識別子と、その提示時刻に関
    する情報とが、対応を付けられて格納されている資料提
    示タイミング格納手段と、 前記会議やプレゼンテーションを再現するために記録さ
    れた時系列情報を格納する時系列情報格納手段と、 前記資料提示タイミング格納手段の提示時刻に関する情
    報に基づく時刻順に従って、電子文書を順次閲覧表示す
    る表示手段と、 前記閲覧表示中の任意の電子文書を指示することによっ
    て、前記指示された電子文書の資料が提示されていた時
    間に相当する部分の時系列情報を、前記時系列情報格納
    手段から抽出して再生する再生手段とを有することを特
    徴とする情報再生装置。
  5. 【請求項5】会議やプレゼンテーションの際に提示され
    た資料の電子文書を、前記資料に付与された識別子との
    対応を付けて格納する電子文書格納手段と、 前記提示された資料の前記識別子と、その提示時刻に関
    する情報とが、対応を付けられて格納されている資料提
    示タイミング格納手段と、 前記会議やプレゼンテーションを再現するために記録さ
    れた時系列情報を格納する時系列情報格納手段と、 前記資料提示タイミング格納部の識別子に基づいて前記
    電子文書格納手段から電子文書を取り出して縮小し、縮
    小された電子文書の複数個を一覧表示する手段と、 前記一覧表示されている複数個の縮小された電子文書の
    うちの任意の一つを指示することによって、前記指示さ
    れた電子文書の資料が提示されていた時間に相当する部
    分の時系列情報を再生する再生手段とを有することを特
    徴とする情報再生装置。
  6. 【請求項6】前記資料提示タイミング格納手段の提示時
    刻に関する情報に基づき、前記指示された電子文書の資
    料が提示されていた時間が不連続の場合を検出し、不連
    続となる位置の前記時系列情報に、予め指定してある視
    覚的な告知情報または音声による告知情報を自動的に挿
    入する手段とを有することを特徴とする請求項4または
    請求項5に記載の情報再生装置。
  7. 【請求項7】前記指示された電子文書の資料が提示され
    ていた時間に相当する部分の時系列情報を切り出し、そ
    の切り出した時系列情報部分を一つの単位として出力す
    る手段を有することを特徴とする請求項4または請求項
    5に記載の情報再生装置。
  8. 【請求項8】前記資料提示タイミング格納手段は、前記
    資料の前記識別子と、その提示時刻に関する情報との対
    応テーブルを格納することを特徴とする請求項1〜請求
    項7のいずれかに記載の情報再生装置または資料提示装
    置。
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