JP2004135256A - 情報ファイルのデータ構造、情報ファイル生成方法、情報ファイル生成装置、情報ファイル生成プログラム、これを記憶する記憶媒体、情報ファイル再生方法、情報ファイル再生装置、情報ファイル再生プログラム、及びこれを記憶する記憶媒体 - Google Patents

情報ファイルのデータ構造、情報ファイル生成方法、情報ファイル生成装置、情報ファイル生成プログラム、これを記憶する記憶媒体、情報ファイル再生方法、情報ファイル再生装置、情報ファイル再生プログラム、及びこれを記憶する記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】主情報とこれに付随する付随情報とを別の情報として扱うことができる情報ファイルを容易に生成可能にすることである。
【解決手段】経時変化する視聴可能な主情報55(映像、画像、音声等)と付随情報53,57とで表示ファイルを生成する。付随情報53,57は、主情報55に付随する表示出力可能な付随表示情報と、この付随表示情報の表示を主情報に同期させるためのイベント情報とを含む。これにより、主情報55のデータ構造に付随表示情報のデータ構造が依存しなくなる。例えば、主情報55が映像情報であった場合、一例として1秒間に30ものフレームが存在することになるが、フレーム毎に付随表示情報を生成する必要がない。よって、主情報55とは無関係に付随表示情報を生成することが可能となり、その生成が容易となる。
【選択図】  図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像、画像又は音声のような視聴可能な主情報とこの主情報に付随する付随情報とを有する情報ファイルのデータ構造に関する。本発明は、また、そのような情報ファイルを生成するための情報ファイル生成方法、情報ファイル生成装置、情報ファイル生成プログラム、これを記憶する記憶媒体に関する。本発明は、さらに、そのような情報ファイルを再生するための情報ファイル再生方法、情報ファイル再生装置、情報ファイル再生プログラム、及びこれを記憶する記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、映像、画像又は音声のような視聴可能な情報(主情報)に対して、例えば映画やテレビ放送等で多用されている字幕、テレビ放送で実施されている副音声等のようないわば付随情報を伴わせている例がある。現在の地上波テレビ放送での映画番組を例に挙げると、海外映画の場合、主情報である映画の映像に付随情報として字幕が埋め込まれていたり、吹替え前の音声が付随情報としてステレオでの片チャンネルで放送されたりしている。
【0003】
近年、情報技術、情報通信技術の飛躍的な発展によって、そのような映像、画像又は音声のような視聴可能な情報が極めて身近になってきている。このような視聴可能な情報は、例えばインターネットで配信されたり、光ディスクに収められて流通したりしている。このような場合、視聴可能な情報は、電子的なデータとして扱われるのが一般的である。こうしてデータ化された視聴可能な情報は、前述したような主情報と付随情報とから構成されることも多く、この場合のデータの形態としては、主情報に付随情報が埋め込まれているのが一般的である。例えば、主情報である映像中に付随情報である文字情報が埋め込まれている場合、埋め込まれた文字情報は文字コード情報ではなく、映像中に画像(ビットパターン)として埋め込まれている。このため、そのような文字情報については、再利用は殆んどできないし、ましてや表示位置を変更することもできない。つまり、付随情報については、単独での利用可能性が殆んどないのが実情である。
【0004】
これに対して、主情報とこれに付随する付随情報とを別の情報として扱うことができる技術が実用化されつつある。例えば、MPEG−7では、映像や音声コンテンツの内容をメタ情報として記述するが、その際に、各種の情報をオブジェクトとして扱うことができるため、主情報とこれに付随する付随情報とを別の情報として扱うことが可能である。別の例としては、別個独立した映像や音声等の主情報とこれに付随する付随情報とを同期させて単一のデータ構造として生成することを可能にした同期統合言語、例えばSMIL(Synchronized Multimedia Integration Language)という技術も、既に実用化されている。
【0005】
また、別個独立した映像や音声等の主情報とこれに付随する付随情報とを同期させる手法としては、例えば付随情報がある資料であるとして、そのような付随情報を構成する資料の単位(例えばページ)が変わるタイミングで時刻情報を記録し、その再生時には記録した時刻情報を参照して映像や音声等の主情報と同期させて再生する、という手法が知られている(特許文献1及び特許文献2参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−55391号公報
【特許文献2】
特開2002−232858公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、MPEG−7を例に挙げると、主情報が映像情報であった場合、これに付随する付随情報を生成するには、映像情報を構成するフレーム毎に付随情報を生成していかなければならず、その作業が極めて煩雑であるという問題がある。
【0008】
本発明の目的は、主情報とこれに付随する付随情報とを別の情報として扱うことができる情報ファイルを容易に生成可能にすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の情報ファイルのデータ構造の発明は、経時変化する視聴可能な主情報と、前記主情報に付随する表示出力可能な付随表示情報とこの付随表示情報の表示を前記主情報に同期させるためのイベント情報とを含む付随情報と、を具備する。
【0010】
したがって、主情報のデータ構造に付随表示情報のデータ構造が依存しない。例えば、主情報が映像情報であった場合、一例として1秒間に30ものフレームが存在することになるが、フレーム毎に付随表示情報を生成する必要がない。これにより、主情報とは無関係に付随表示情報を生成することが可能となり、その生成が容易となる。また、イベント情報によって、別個独立する主情報と付随表示情報とが同期的に再生される。この際、主情報と付随表示情報とは別個独立であるため、付随表示情報を様々な表現態様で自由に表示させることが可能である。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の情報ファイルのデータ構造において、前記主情報は、映像情報を含む。
【0012】
したがって、主情報である映像情報とは無関係に付随情報を生成することが可能となり、情報ファイルの生成が容易となる。
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の情報ファイルのデータ構造において、前記主情報は、画像情報を含む。
【0014】
したがって、主情報である画像情報とは無関係に付随情報を生成することが可能となり、情報ファイルの生成が容易となる。
【0015】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の情報ファイルのデータ構造において、前記主情報は、音声情報を含む。
【0016】
したがって、主情報である音声情報とは無関係に付随情報を生成することが可能となり、情報ファイルの生成が容易となる。
【0017】
請求項5記載の発明は、請求項1ないし4の何れか一記載の情報ファイルのデータ構造において、前記付随表示情報は、前記主情報の理解を助ける補足情報を含む。
【0018】
したがって、補足情報を表示させることによって、主情報(映像、画像、音声等)の理解が助けられる。
【0019】
請求項6記載の発明は、請求項1ないし4の何れか一記載の情報ファイルのデータ構造において、前記付随表示情報は、前記主情報に関連する関連情報を含む。
【0020】
したがって、主情報(映像、画像、音声等)に関連する関連情報の表示が可能となる。
【0021】
請求項7記載の発明は、請求項1ないし4の何れか一記載の情報ファイルのデータ構造において、前記付随表示情報は、前記主情報の構造を表現する構造情報を含む。
【0022】
したがって、構造情報を表示させることによって、主情報(映像、画像、音声等)の構造が明確になり、主情報の体系的な理解が可能となる。
【0023】
請求項8記載の発明は、請求項1記載の情報ファイルのデータ構造において、前記付随情報に含まれる前記イベント情報は、カウンタのカウント値である。
【0024】
したがって、カウンタのカウント値をイベント情報とし主情報に付随表示情報を同期表示可能となる。
【0025】
請求項9記載の情報ファイル生成方法の発明は、経時変化する視聴可能な主情報を生成するステップと、前記主情報に付随する表示出力可能な付随表示情報とこの付随表示情報の表示を前記主情報に同期させるためのイベント情報とを含む付随情報を生成するステップと、を具備する。
【0026】
したがって、主情報のデータ構造に付随表示情報のデータ構造が依存しない。例えば、主情報が映像情報であった場合、一例として1秒間に30ものフレームが存在することになるが、フレーム毎に付随表示情報を生成する必要がない。これにより、主情報とは無関係に付随表示情報を生成することが可能となり、その生成が容易となる。また、イベント情報によって、別個独立する主情報と付随表示情報とが同期的に再生される。この際、主情報と付随表示情報とは別個独立であるため、付随表示情報を様々な表現態様で自由に表示させることが可能である。
【0027】
請求項10記載の発明は、請求項9記載の情報ファイル生成方法において、前記付随情報を生成するステップは、前記主情報の再生に際してカウンタのカウント動作を実行するサブステップと、前記付随情報についてイベントが発生した時の前記カウンタのカウント値を前記イベント情報として取り込むサブステップとを含む。
【0028】
したがって、付随情報についてイベントが発生すると、その時のカウンタのカウント値がイベント情報として取り込まれる。
【0029】
請求項11記載の情報ファイル生成装置の発明は、経時変化する視聴可能な主情報を生成する手段と、前記主情報に付随する表示出力可能な付随表示情報とこの付随表示情報の表示を前記主情報に同期させるためのイベント情報とを含む付随情報を生成する手段と、を具備する。
【0030】
したがって、主情報のデータ構造に付随表示情報のデータ構造が依存しない。例えば、主情報が映像情報であった場合、一例として1秒間に30ものフレームが存在することになるが、フレーム毎に付随表示情報を生成する必要がない。これにより、主情報とは無関係に付随表示情報を生成することが可能となり、その生成が容易となる。また、イベント情報によって、別個独立する主情報と付随表示情報とが同期的に再生される。この際、主情報と付随表示情報とは別個独立であるため、付随表示情報を様々な表現態様で自由に表示させることが可能である。
【0031】
請求項12記載の発明は、請求項11記載の情報ファイル生成装置において、前記付随情報を生成する手段は、前記主情報の再生に際してカウンタのカウント動作を実行するサブ手段と、前記付随情報についてイベントが発生した時の前記カウンタのカウント値を前記イベント情報として取り込むサブ手段とを含む。
【0032】
したがって、付随情報についてイベントが発生すると、その時のカウンタのカウント値がイベント情報として取り込まれる。
【0033】
請求項13記載の情報ファイル生成プログラムの発明は、コンピュータにインストールされ、このコンピュータに、経時変化する視聴可能な主情報を生成する手段と、前記主情報に付随する表示出力可能な付随表示情報とこの付随表示情報の表示を前記主情報に同期させるためのイベント情報とを含む付随情報を生成する手段と、を実行させる。
【0034】
したがって、主情報のデータ構造に付随表示情報のデータ構造が依存しない。例えば、主情報が映像情報であった場合、一例として1秒間に30ものフレームが存在することになるが、フレーム毎に付随表示情報を生成する必要がない。これにより、主情報とは無関係に付随表示情報を生成することが可能となり、その生成が容易となる。また、イベント情報によって、別個独立する主情報と付随表示情報とが同期的に再生される。この際、主情報と付随表示情報とは別個独立であるため、付随表示情報を様々な表現態様で自由に表示させることが可能である。
【0035】
請求項14記載の発明は、請求項13記載の情報ファイル生成プログラムにおいて、前記付随情報を生成する手段は、前記主情報の再生に際してカウンタのカウント動作を実行するサブ手段と、前記付随情報についてイベントが発生した時の前記カウンタのカウント値を前記イベント情報として取り込むサブ手段とを含む。
【0036】
したがって、付随情報についてイベントが発生すると、その時のカウンタのカウント値がイベント情報として取り込まれる。
【0037】
請求項15記載の発明は、請求項13又は14記載の情報ファイル生成プログラムを記憶する記憶媒体である。
【0038】
したがって、請求項13又は14記載の発明と同一の作用を有する。
【0039】
請求項16記載の情報ファイル再生方法の発明は、経時変化する視聴可能な主情報と、前記主情報に付随する表示出力可能な付随表示情報とこの付随表示情報の表示を前記主情報に同期させるためのイベント情報とを含む付随情報と、を具備する情報ファイルを解釈するステップと、解釈した前記情報ファイル中の前記主情報と前記付随表示情報とを前記イベント情報によって同期させて再生するステップと、を具備する。
【0040】
したがって、イベント情報によって、別個独立する主情報と付随表示情報とが同期的に再生される。この際、主情報と付随表示情報とは別個独立であるため、付随表示情報を様々な表現態様で自由に表示させることが可能である。
【0041】
請求項17記載の発明は、請求項16記載の情報ファイル再生方法において、前記主情報と前記付随表示情報とを再生するステップでは、前記主情報と前記付随情報とをマルチメディア同期統合言語に変換する。
【0042】
したがって、マルチメディア同期統合言語による主情報と付随表示情報との再生が可能となる。
【0043】
請求項18記載の発明は、請求項17記載の情報ファイル再生方法において、マルチメディア同期統合言語への変換処理では、前記主情報及び前記付随表示情報の配置と背景画像の種類とを選択された雛型情報に基づいて設定する。
【0044】
したがって、選択された雛型情報に応じて主情報及び付随表示情報の配置位置及び背景画像の種類が決められる。これにより、主情報及び付随表示情報の配置位置の設定と背景画像の種類の設定とが容易となる。
【0045】
請求項19記載の発明は、請求項16記載の情報ファイル再生方法において、前記主情報と前記付随表示情報とを再生するステップは、前記付随表示情報の表示態様を選択可能とする。
【0046】
したがって、付随表示情報を適宜所望の表示態様で表示させることが可能となる。
【0047】
請求項20記載の発明は、請求項16又は19記載の情報ファイル再生方法において、前記主情報と前記付随表示情報とを再生するステップは、前記付随表示情報の表示と非表示とを選択的に実行する。
【0048】
したがって、必要な付随情報のみを表示させることが可能となる。
【0049】
請求項21記載の発明は、請求項16記載の情報ファイル再生方法において、前記主情報と前記付随表示情報とを再生するステップは、前記付随表示情報が前記主情報の構造を表現する構造情報を含む場合、選択指定された前記構造情報に対応する時点に前記主情報の再生時点を移動させる。
【0050】
したがって、主情報の所望の場所への瞬時のアクセスが可能となる。
【0051】
請求項22記載の発明は、請求項16記載の情報ファイル再生方法において、前記主情報と前記付随表示情報とを再生するステップは、前記主情報が表示可能な情報である場合、この主情報の表示に重ならない位置に前記付随表示情報を表示する。
【0052】
したがって、付随表示情報が主情報の表示再生の妨げとならない。
【0053】
請求項23記載の発明は、請求項16記載の情報ファイル再生方法において、前記主情報と前記付随表示情報とを再生するステップは、前記主情報が表示可能な情報である場合、前記付随表示情報を透明ウインドウで表示する。
【0054】
したがって、付随表示情報を主情報の表示位置に囚われない所望の場所に表示させながらも、そのような付随表示情報が主情報の表示再生の妨げとならない。
【0055】
請求項24記載の発明は、請求項16記載の情報ファイル再生方法において、前記主情報と前記付随表示情報とを再生するステップは、前記付随表示情報をスクロールさせて表示する。
【0056】
したがって、付随表示情報が長い場合にもその全体を表示させることが可能となり、また、付随表示情報に注意を喚起することも可能となる。
【0057】
請求項25記載の発明は、請求項24記載の情報ファイル再生方法において、前記主情報と前記付随表示情報とを再生するステップは、前記付随表示情報のスクロール完了時間が前記主情報に同期するように制御する。
【0058】
したがって、付随表示情報のスクロール表示が主情報と同期する。
【0059】
請求項26記載の発明は、請求項16記載の情報ファイル再生方法において、前記主情報と前記付随表示情報とを再生するステップは、前記付随表示情報に含まれる文字の属性を選択可能とする。
【0060】
したがって、付随表示情報が含む文字を所望の属性、例えば文字の色、フォントの種類、サイズ等で表示することが可能となる。
【0061】
請求項27記載の発明は、請求項16記載の情報ファイル再生方法において、前記主情報と前記付随表示情報とを再生するステップは、選択指定可能なイベント取得用のオブジェクトとこのオブジェクトを前記主情報に重ねて表示し、そのオブジェクトが選択指定された場合に前記付随表示情報に設定されたイベントを発生させる。
【0062】
したがって、オブジェクトの選択指定によってあるイベントを発生させることが可能である。
【0063】
請求項28記載の発明は、請求項27記載の情報ファイル再生方法において、前記主情報と前記付随表示情報とを再生するステップは、前記オブジェクトを透明に表示する。
【0064】
したがって、オブジェクトが主情報の表示再生の妨げとならない。
【0065】
請求項29記載の発明は、請求項16記載の情報ファイル再生方法において、前記付随情報に含まれる前記イベント情報は、カウンタのカウント値である。
【0066】
したがって、カウンタのカウント値をイベント情報とし主情報に付随表示情報を同期表示可能となる。
【0067】
請求項30記載の情報ファイル再生装置の発明は、経時変化する視聴可能な主情報と、前記主情報に付随する表示出力可能な付随表示情報とこの付随表示情報の表示を前記主情報に同期させるためのイベント情報とを含む付随情報と、を具備する情報ファイルを解釈する手段と、解釈した前記情報ファイル中の前記主情報と前記付随表示情報とを前記イベント情報によって同期させて再生する手段と、を具備する。
【0068】
したがって、イベント情報によって、別個独立する主情報と付随表示情報とが同期的に再生される。この際、主情報と付随表示情報とは別個独立であるため、付随表示情報を様々な表現態様で自由に表示させることが可能である。
【0069】
請求項31記載の発明は、請求項30記載の情報ファイル再生装置において、前記付随情報に含まれる前記イベント情報は、カウンタのカウント値である。
【0070】
したがって、カウンタのカウント値をイベント情報とし主情報に付随表示情報を同期表示可能となる。
【0071】
請求項32記載の情報ファイル再生プログラムの発明は、コンピュータにインストールされ、このコンピュータに、経時変化する視聴可能な主情報と、前記主情報に付随する表示出力可能な付随表示情報とこの付随表示情報の表示を前記主情報に同期させるためのイベント情報とを含む付随情報と、を具備する情報ファイルを解釈する手段と、解釈した前記情報ファイル中の前記主情報と前記付随表示情報とを前記イベント情報によって同期させて再生する手段と、を実行させる。
【0072】
したがって、イベント情報によって、別個独立する主情報と付随表示情報とが同期的に再生される。この際、主情報と付随表示情報とは別個独立であるため、付随表示情報を様々な表現態様で自由に表示させることが可能である。
【0073】
請求項33記載の発明は、請求項32記載の情報ファイル再生プログラムにおいて、前記付随情報に含まれる前記イベント情報は、カウンタのカウント値である。
【0074】
したがって、カウンタのカウント値をイベント情報とし主情報に付随表示情報を同期表示可能となる。
【0075】
請求項34記載の発明は、請求項32又は33記載の情報ファイル再生プログラムを記憶する記憶媒体である。
【0076】
したがって、請求項32又は33記載の発明と同一の作用を有する。
【0077】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について説明する。
【0078】
[情報ファイルのデータ構造、情報ファイル生成方法、情報ファイル生成装置、情報ファイル生成プログラム、これを記憶する記憶媒体]
図1は、情報ファイル生成装置である情報ファイル生成システム1の全体のハードウエア構成を示すブロック図である。
【0079】
本実施の形態では、電子化されたプレゼンテーション資料を用いた講演や発表などを映像で録画記録する場合を例として説明する。このようなプレゼンテーションを行なう場合、通常、発表者は、プロジェクター等の投影機に接続したパーソナルコンピュータ(PC)に電子化されたプレゼンテーション資料を格納し、発表時には、このプレゼンテーション資料を投影機で表示するプレゼンテーション・ソフトを操作しながら発表を進めていく。
【0080】
そこで、この情報ファイル生成システム1は、プレゼンテーション用のPC2と、このPC2に接続されて、プレゼンテーション映像を表示するプロジェクター等の投影機3と、プレゼンテーションの状況を音声と共に動画撮影する音声取り込み機能付きのDVカメラ4と、このDVカメラ4を制御可能にIEEE1394などのインターフェイスで接続された撮影用のPC5とを備えている。PC2とPC5とはIEEE802.11bなどの通信インターフェイスで接続されている。無線通信環境がない場合は、通常のイーサ(Ether)ネットによるピア・ツー・ピア接続などであっても良い。
【0081】
図2は、PC2,5の電気的な接続を示すブロック図である。図2に示すように、PC2,5は、各種演算を実行して各部を集中的に制御するCPU11と、各種のROM、RAMからなるメモリ12とが、バス13で接続されている。
【0082】
バス13には、所定のインターフェイスを介して、ハードディスクなどの磁気記憶装置14と、入力装置であるマウス15と、入力装置であるキーボード21と、LCD等の表示装置16とが接続されている。また、光ディスクなどの記憶媒体17を読み取る記憶媒体読取装置18が接続可能であり、インターネットなどのネットワーク19と通信を行なう所定の通信インターフェイス20が接続されていても良い。なお、記憶媒体17としては、CD,DVDなどの光ディスク、光磁気ディスク、フレキシブルディスクなどの各種方式のメディアを用いることができる。また、記憶媒体読取装置18には、記憶媒体17の種類に応じて光ディスク装置、光磁気ディスク装置などが用いられる。
【0083】
PC2,5のそれぞれには、その磁気記憶装置14に、情報ファイル生成プログラムが記憶されている。この情報ファイル生成プログラムは、記憶媒体17から記憶媒体読取装置18により読み取るか、あるいは、インターネットなどのネットワーク19からダウンロードするなどして、磁気記憶装置14にインストールしたものである。この意味で、磁気記憶装置14はもとより、記憶媒体17も、情報ファイル生成プログラムを記憶する記憶媒体として機能する。
【0084】
そして、情報ファイル生成プログラムがインストールされることにより、PC2,5は情報ファイル生成動作可能な状態となる。すなわち、CPU11が情報ファイル生成プログラムに基づいて動作することにより、後述する各種モジュールの機能(本願発明の各種手段及びステップ)をそれぞれ実現する。なお、情報ファイル生成プログラムは、特定のアプリケーションソフトの一部をなすものであっても良い。また、所定のOS上で動作するものであっても、OSの機能を一部利用して動作するものであっても良い。また、PC2の磁気記憶装置14には、所定のプレゼンテーション・ソフトも記憶されている。
【0085】
以下では、情報ファイル生成プログラムに基づいて情報ファイル生成システム1が行なう処理の内容について説明する。
【0086】
図3は、情報ファイル生成プログラム等に基づいて実現される情報ファイル生成システム1の機能ブロック図である。
【0087】
PC2は、その磁気記憶装置14に電子化されたプレゼンテーション資料31が記憶されていて、ユーザはプレゼンテーション・ソフトによりプレゼンテーション資料31を用いたプレゼンテーションを行なう。
【0088】
通常、プレゼンテーションを行なう場合のPC2の操作は以下のような手順である。
【0089】
1.PC2の起動
2.プレゼンテーション・ソフトの起動
3.発表の開始
4.キーボード21又はマウス15の操作によるページめくり
5.発表の終了
6.プレゼンテーション・ソフトの終了
7.PC2の終了
PC2は、情報ファイル生成プログラムに基づいてイベント送信装置32としても機能して、イベント発生装置としてのPC2の操作、すなわち、プレゼンテーションの発表時にDVカメラ4で撮影し取り込む映像音声内容に関して発生するイベントを的確に記録することで、DVカメラ4で撮影し取り込む映像音声に対する付随情報の生成を効率良く行なうことを支援する。
【0090】
前述のような手順でプレゼンテーションの発表が行われる際に、PC2上で捉えることができる映像音声内容に関して発生するイベントとしては、例えば以下の1〜3に示すようなものがある。すなわち、ここでは、DVカメラ4の映像音声内容中、被写体の少なくとも一部をなすプレゼンテーション映像の画面の切換えを行なうコンピュータの操作をイベントとしている。また、このイベントに関する情報であるイベント情報として、イベントの種類とその発生時刻も正確に記録する必要がある。
【0091】
1.プレゼンテーション・ソフトの起動、終了
2.キーボード21の操作(どのキーが押されたか)
3.マウス15の操作(ドラッグ、クリック)
そこで、イベント送信装置32は、イベントキャプチャーモジュール33により、これらのイベントの種類とその発生時刻をイベント情報として取得する。そして、イベント記録モジュール34は、このイベント情報のログを記録し、イベント送信モジュール44は通信インターフェイスを介してPC5(PC5が情報ファイル生成プログラムに基づいて実現するイベント受信装置35)に送信する。
【0092】
このイベント送信装置32から送信されたイベント情報は、イベント受信装置35において、イベント受信モジュール36により受信される。そして、イベント制御モジュール37は、イベント記録モジュール38と撮影機器制御モジュール39に、受信したイベント情報を渡す。イベント記録モジュール38は、イベント情報を時系列に記録する。
【0093】
撮影機器制御モジュール39は、イベント情報に基づいてDVカメラ4を制御する。映像キャプチャモジュール40は、DVカメラ4で撮影し取り込んだ映像音声をキャプチャする。映像ファイル管理モジュール41は、DVカメラ4で撮影し取り込んだ映像音声の映像音声ファイルを記憶して管理する。また、イベント記録モジュール38が記録するイベント情報には、イベント送信装置32から受信したイベント情報のみならず、DVカメラ4の制御のイベント情報も含まれる。
【0094】
イベント解釈モジュール42は、イベント情報の内容を解釈する。そして、情報ファイル生成モジュール43は、イベント解釈モジュール42によって解釈されたイベント情報の内容を参照し、PC5の磁気記憶装置14に記憶されているプレゼンテーション資料31及び映像音声ファイルに基づいて、情報ファイルを生成する。
【0095】
次に、イベント送信装置32とイベント受信装置35との間のイベント情報の交換について具体的に説明する。
【0096】
1.プレゼンテーション・ソフトの起動というイベントが発生したときは、撮影機器制御モジュール39により、DVカメラ4による撮影及び音声取り込みを開始する。また、このイベント情報をイベント記録モジュール38で記録する。
【0097】
2.プレゼンテーション資料31のスライドが進行しているときは、キーボード21のキー操作によるイベントが発生するので、このイベント情報をイベント記録モジュール38で記録する。
【0098】
3.プレゼンテーション・ソフトが終了したときは、撮影機器制御モジュール39により、DVカメラ4による撮影及び音声取り込みを終了する。また、このイベント情報をイベント記録モジュール38で記録する。
【0099】
このようにして、DVカメラ4で撮影し取り込んだ映像音声中のイベントのイベント情報を映像音声情報とともにイベント受信装置35で管理することができる。つまり、DVカメラ4で撮影され取り込まれた映像音声情報は、主情報として、その時間の推移を規定する第1の時間情報を付されて保存される。また、記録されたイベント情報は、情報ファイル生成モジュール43により、プレゼンテーション資料31とマージされ、内容記述言語(MPEG−7など)により管理される。このような手順を以下に示す。
【0100】
1.イベント情報に付随するプレゼンテーション内容の付加
例えば、キーボード21のキー操作が順に、「N,N,N,P,N,N」と押下されるイベントが発生した場合、プレゼンテーション資料31のページの推移は、「1,2,3,2,3,4」といった推移が予想される。そこで、図4(a)に示すように、このようなイベントの発生に対応するページのプレゼンテーション資料31から文字情報からなる付随表示情報51を抽出し、キーボード21の操作によるイベント情報52に付加する。これにより、イベントの発生時刻に表示しているプレゼンテーションの内容を代表する文字列(付随表示情報51)にイベント情報52を伴わせた付随情報53を生成することができる(図4(c)参照)。
【0101】
2.ビデオ映像音声情報に対する映像音声物理ファイル構成
実際に撮影され取り込まれた映像音声は、撮影カットの単位で物理ファイル54として(AVI,MPEG−1,2,4等)格納される(図4(b)参照)。そして、実際に1つの意味のある映像音声のまとまりを映像音声ファイル群からなる主情報55として扱う(図4(c)参照)。
【0102】
3.プレゼンテーション内容を含むイベント情報と映像物理ファイルとのマッピング
1つの意味のまとまりとして管理される映像音声ファイル群からなる主情報55と付随情報53とは、映像音声に記録されているタイムコード(記録されていない場合は、1秒間のフレーム数による換算)により対応付けられ(図4(c)参照)、イベントと映像再生位置との時間関係を特定することが可能になる。これにより、映像情報である主情報55とイベント情報52とを時系列的に対応付けて記録することができる。DVカメラ4による撮影等の開始、終了に関するイベント情報56も、付随情報57として映像情報(主情報)に対応付けられる。
【0103】
このように、映像音声ファイル群からなる主情報55と、その内容情報を管理する付随情報53,57とは、同期可能な状態で記録され、管理が可能となる。
【0104】
ここで、映像音声ファイル群からなる主情報55と、その内容情報を管理する付随情報53,57とを同期させる手法について図13ないし図15に基づいて説明する。図13は、主情報55と付随情報53,57とを同期させる手法を説明するための模式図である。図14は、主情報55と付随情報53,57とを同期させる別の手法を説明するための模式図である。図15は、主情報55と付随情報53,57とを同期させる更に別の手法を説明するための模式図である。
【0105】
まず、図13に基づいて、主情報55と付随情報53,57とを同期させる手法を説明する。ここでは、仮に、PC2とPC5とが単一のコンピュータであると仮定する。この場合、PC2及びPC5を構成するコンピュータ中の例えばCPU11やメモリ12を利用し、ある単位で値が一つずつ加算されるカウンタを用意する。このカウンタは、プレゼンテーションの発表開始と同時、一例としてプレゼンテーション・ソフトの起動時に指定値(通常は0値)にリセットする。リセット後におけるカウンタ値の増加は、図13中、矩形枠として表現する。そして、イベントが発生する毎に、イベントの内容とその時のカウンタのカウンタ値とをイベント情報を構成する同期信号として記録する。図13中、イベントは、カウンタ値として示される矩形枠に対応する楕円枠として表現する。そして、このような処理をプレゼンテーションが終了するまで続行する。この際、カウンタのカウントアップ単位としては、任意の値、例えば主情報のN(例えば1)フレームでもN(例えば1)秒というような時間単位でもN(例えば1)クロックというようなCPU11のクロック周波数でも良い。こうして記録されるイベント情報を構成する同期信号は、最終的には情報ファイル生成モジュール43において情報ファイルに記録される。こうして、映像音声ファイル群からなる主情報55と、その内容情報を管理する付随情報53,57とは、同期可能な状態で記録され、管理が可能となる。
【0106】
ここで、イベントの例としては、ここでは単一のコンピュータとして説明しているPC2とPC5とを再度別個のコンピュータとして考えるとすると、プレゼンテーションを実行するPC2においては、プレゼンテーション資料の単位の変更、例えばページ切り替え、ファイル切り替え、URL切り替え、デモ等が挙げられる。また、撮影用のPC5におけるイベントの例としては、DVカメラ4から取り込まれた例えば「この部分重要」、「この部分注意」というような主観的な音声情報、PC2では検出されない「デモ」などのような入力操作等が挙げられる。もっとも、以上例示した内容は、あくまでも例示に過ぎない。
【0107】
その後に発生する情報ファイルの再生時には、主情報の再生開始と共に記録時と同じ単位でカウンタを動作させ、イベント情報を構成する同期信号を読み込んでイベント発生時のプレゼンテーション資料等を表示させる。別の一例としては、イベント情報を構成する同期信号のカウンタ値を00h:00m:00s:00fを気点とする時刻の値に変換し、主情報の再生と共にカウンタ値に相当する時刻に合わせてイベント発生時のプレゼンテーション資料等を表示させる。
【0108】
次いで、PC2とPC5とが別個独立するコンピュータである場合について説明する。これらのPC2とPC5とは、前述したように、相互に通信可能である。そこで、PC2とPC5とのうちの一方、例えば撮影用のPC5を親機である機器0とし、他方、例えばプレゼンテーションを実行するPC2を子機ある機器1と決める。親器である機器0においてカウンタを動作させ、最初にカウンタのリセット動作を実行する。そのタイミングで、機器0より機器1に対してそのカウンタをリセットして動作させるべき命令を送信し、機器1のカウンタもリセットする。これにより、機器0と機器1とは、略同一のタイミングでカウンタの加算動作を実行する。その後、機器0と機器1との双方において、前述したような手法によってイベント情報を構成する同期信号をイベント記録モジュール34、38で記録する。そして、プレゼンテーションが終了すると、親機である機器0から子機である機器1に記録終了の指示命令を送信し、これに応じて機器1から機器0に記録情報の送信が行なわれる。そこで、機器0及び機器1において生成された記録されるイベント情報を構成する同期信号は、最終的には情報ファイル生成モジュール43において情報ファイルに記録される。こうして、映像音声ファイル群からなる主情報55とその内容情報を管理する付随情報53,57とは、同期可能な状態で記録され、管理が可能となる。
【0109】
なお、以上説明した例では、一例として子機となるプレゼンテーション用のPC2である機器1が一台である場合を説明したが、子機が複数台の場合にも上述した手法によるイベント情報の記録動作を実行し得る。
【0110】
次いで、図14に基づいて、主情報55と付随情報53,57とを同期させる別の手法を説明する。図13に基づいて説明した手法によれば、機器0と機器1との間の通信に要する時間分だけ機器0と機器1とに発生したイベント情報に誤差が生ずる。このような誤差が無視し得る場合には、図13に基づいて説明した手法に不都合はない。
【0111】
これに対して、通信時間による誤差が無視し得ない場合には、図14に例示するように、誤差補正のための処理を実行する必要がある。つまり、機器0から機器1にデータ送信し機器1から機器0にデータ返信する処理で、親機である機器0が子機である機器1にデータ送信して返信を受け取るまでのカウンタのカウント数Nを計数し、その半分のN/2を通信時間として補正する。すなわち、機器0及び機器1におけるカウンタのカウント値をXiとした瞬間の機器0のカウンタ値Piは、Pi=Xi+N/2として求めることができる。
【0112】
そこで、機器0及び機器1において生成された記録されるイベント情報を構成する同期信号を情報ファイル生成モジュール43において情報ファイルに記録するに際して、Pi=Xi+N/2の演算式で機器0の同期信号を補正する。これにより、機器0と機器1との間の通信に要する時間分だけ生ずる機器0と機器1との間のイベント情報の誤差が解消される。
【0113】
次いで、図15に基づいて、主情報55と付随情報53,57とを同期させる更に別の手法を説明する。図13及び図14では、機器0と機器1とのカウンタを略同時にリセットして同期させる例を説明した。これに対して、図15に例示する手法では、機器0と機器1(あるいは機器1〜N)が自由にカウンタを刻む例を説明する。つまり、記録開始を指示する命令が親機である機器0から子機である機器1に送信され、それ以降、機器1では、イベントを検知した瞬間のカウント値とこれに対応するイベント内容とを記録する。いうまでもなく、このようなイベントを検知した瞬間のカウント値とこれに対応するイベント内容との記録は、機器0においても実行される。この場合、ある時刻における機器0と機器1とのカウンタ値、あるいは機器1が複数ある場合には各機器におけるカウンタのカウント値はばらばらであっても良い。
【0114】
こうしてイベントを検知した瞬間のカウント値とこれに対応するイベント内容との記録が機器0及び機器1において実行されてプレゼンテーションが終了すると、親機である機器0から子機である機器1に記録終了を指示する命令を送信する。そして、機器1から機器0に対して、その時点でのカウンタのカウント値Xeを機器1での記録情報と共に送信する。この場合、親機である機器0における記録開始から記録終了までのカウンタのカウント数をCとすると、(Xe−C)が記録開始時の機器1のカウンタのカウント値Xsであると推定することができる。そこで、記録開始時の機器0のカウンタのカウント値をPsとすれば、機器0と機器1との間のカウンタの補正値Dは、D=(Xs−Ps)となる。これにより、ある時点での機器1におけるカウンタのカウント値をXiとすると、その時の機器0のカウンタ値PiはPi=Xi−Dとして求めることができる。
【0115】
そこで、機器0及び機器1において生成された記録されるイベント情報を構成する同期信号を情報ファイル生成モジュール43において情報ファイルに記録するに際して、Pi=Xi−Dの演算式で機器0の同期信号を求める。これにより、機器0と機器1との間の通信に要する時間分だけ生ずる機器0と機器1との間のイベント情報の誤差が解消される。
【0116】
次いで、図13、図14、図15にそれぞれ基づいて以上説明した全ての例において、自動で生成されたイベント情報を手動で編集する場合の便宜を提供することが可能である。つまり、本実施の形態では、情報ファイル生成モジュール43を具備するPC5においてイベント情報を編集する機能が提供される。このイベント情報を編集する機能では、カウンタのカウント値とその表記とを直感的に認識し易い単位に変換して表示し、編集終了後にまた元の単位に変換するための変換モジュールが要求される。この変換モジュールは、PC5に設けられる。この場合、直感的に認識し易い単位としては、秒単位やフレーム単位を例示することができる。そして、カウント値の表記としては、自分秒ミリ秒、フレーム数等がある。この場合、あまり細かすぎても煩雑なだけであるので、ある程度大雑把な単位が一般的には望ましい。また、要求される精度に応じて単位を変更し得るようにしても良い。こうして、変換モジュールにおいて、カウンタのカウント値とその表記とを直感的に認識し易い単位に変換して表示し、編集終了後にまた元の単位に変換することが可能となるため、自動で生成されたイベント情報を手動で編集する場合の便宜が図られる。この際、編集作業としては、変換モジュールにより変換されたテキストをテキスト編集しても良いし、変換モジュールをイベント編集ツールに組み込んで利用しても良い。また、イベントの利用目的が予め決められているアプリケーションの場合には、カウンタの1単位の加算時間を例えば1秒に予め決めて利用し、変換の手間をなくしてもかまわない。
【0117】
以上、図13、図14、図15にそれぞれ基づいて、映像音声ファイル群からなる主情報55と、その内容情報を管理する付随情報53,57とを同期させる処理内容について説明した。このようなPC2及びPC5において実行される処理内容は、それらのPC2及びPC5にインストールされた情報ファイル生成プログラムがそれらのPC2及びPC5に解釈実行されることで実行される。
【0118】
図5は、主情報55と付随情報53,57とのキャプチャリング処理の流れ及びキャプチャリング処理により生成された情報ファイルのファイル構成を例示する模式図である。図5に示すように、撮影作業に際しては、DVカメラ4による実際の撮影作業101と共に、プレゼンテーション資料31を付随表示情報として取得する付随表示情報取得102、及びキーボード21やマウス15の操作に応じたイベント情報取得103が実行され、これによって付随情報53,57が生成される(付随情報取得104)。付随情報53,57は、例えばMPEG−7の形式に変換されて保管される。一方、DVカメラ4による実際の撮影作業101の結果得られた情報は、主情報105として例えばMPEG−2の形式に変換されて保管される。こうして、主情報105と付随情報53,57とから構成される情報ファイルが生成される。
【0119】
ここで、図5は、図1ないし図4に例示したキャプチャリング処理による主情報55と付随情報53,57との生成を例示する。これに対して、本発明は、必ずしもこのような処理を要求するわけではなく、人手によって付随情報53,57を生成しても良い。つまり、図6に例示するように、付随情報53,57は、人が主情報55である映像を見ながら手で記述を行なって生成しても良い。この場合、図6に示すように、付随情報生成ツール201を利用しながら実際に見ている主情報55からなる映像音声を構造化し、各構造に対して必要な付随情報53,57(付随表示情報51及びイベント情報52)を付加することで、情報ファイルが生成される。
【0120】
図7は、MPEG−7で記述された付随情報53,57の一例を示す模式図である。この一例では、映像中のあるシーンに対し、字幕情報301、登場人物302、行動303、場所304、日時305が記載された例である。このように記載された情報は、利用者が実際に閲覧する映像情報(主情報55)に対する補足情報(付随表示情報51)となるわけであるが、主情報55とは独立して存在することにより、そのような補足情報(付随表示情報51)は、様々な表現形態を自由に採り得る。
【0121】
なお、以上説明した例では、主情報55として、画像音声情報を例示したが、主情報55は、経時変化する視聴可能な情報であればその種類を問わない。例えば、アニメーション等のような画像情報も、経時変化する限り、主情報55として扱うことが可能である。
【0122】
図8は、情報ファイルのより詳細なファイル構造を例示する模式図である。ここで、図8に基づいて、本実施の形態における情報ファイルのより詳細な一例を説明する。
【0123】
DVカメラ4で撮影され取り込まれた映像音声のデータは、MPEG−1に変換され(ステップS101)、さらにマルチメディアソフトによってマルチメディアファイルに変換されて主情報55となる(ステップS102)。
【0124】
プレゼンテーションで用いられたプレゼンテーション資料31は、前述した情報ファイル生成プログラムに従いHTMLの形態に変換されて付随表示情報51となり(ステップS201)、同時に獲得されたイベント情報52(ステップS202)と統合処理によりマージされて付随情報53,57が生成される(ステップS203)。ステップS203の統合処理では、プレゼンテーションにおいて画像として表示されたプレゼンテーション資料31が画像データとしてJPEG方式で圧縮され(ステップS204)、この圧縮されたプレゼンテーション資料31に基づく画像データも付随表示情報51として別の付随表示情報51及びイベント情報52と共にマージされる。そして、こうしてマージされたデータはMPEG−7のデータ構造に変換される(ステップS205)。
【0125】
この際、ステップS102でマルチメディアファイルに変換された主情報55は、ステップS203で、付随表示情報51及びイベント情報52と共にマージされても良い。
【0126】
あるいは、ステップS102でマルチメディアファイルに変換された主情報55は、ステップS206においてXSLT構造で同期統合表現された付随情報53,57と、マルチメディア同期統合言語(例えばSMIL(Synchronized Multimedia Integration Language))を用いてマージされても良い(ステップS301)。この際、各種のテンプレート401を用いても良い。
【0127】
[情報ファイルの再生]
前述したようにして生成された情報ファイルは、例えばパーソナルコンピュータ(PC)によって再生が可能である。PCは、例えば図2のブロック図に例示したようなアーキテクチャを有している。つまり、PCは、各種演算を実行して各部を集中的に制御するCPU11と、各種のROM、RAMからなるメモリ12とが、バス13で接続されて構成されている。バス13には、所定のインターフェイスを介して、ハードディスクなどの磁気記憶装置14と、入力装置であるマウス15と、入力装置であるキーボード21と、LCD等の表示装置16とが接続されている。また、光ディスクなどの記憶媒体17を読み取る記憶媒体読取装置18が接続可能であり、インターネットなどのネットワーク19と通信を行なう所定の通信インターフェイス20が接続されていても良い。なお、記憶媒体17としては、CD,DVDなどの光ディスク、光磁気ディスク、フレキシブルディスクなどの各種方式のメディアを用いることができる。また、記憶媒体読取装置18には、記憶媒体17の種類に応じて光ディスク装置、光磁気ディスク装置などが用いられる。
【0128】
このような構成のPCには、その磁気記憶装置14に、情報ファイル再生プログラムがインストールされている必要がある。この情報ファイル再生プログラムは、記憶媒体17から記憶媒体読取装置18により読み取るか、あるいは、インターネットなどのネットワーク19からダウンロードするなどして、磁気記憶装置14にインストールしたものである。この意味で、磁気記憶装置14はもとより、記憶媒体17も、情報ファイル再生プログラムを記憶する記憶媒体として機能する。
【0129】
そして、情報ファイル再生プログラムがインストールされることにより、PCは情報ファイル再生動作可能な状態となる。すなわち、CPU11が情報ファイル再生プログラムに基づいて動作することにより、後述する各種モジュールの機能(本願発明の各種手段及びステップ)をそれぞれ実現する。なお、情報ファイル再生プログラムは、特定のアプリケーションソフトの一部をなすものであっても良い。また、所定のOS上で動作するものであっても、OSの機能を一部利用して動作するものであっても良い。
【0130】
図9は、情報ファイル再生プログラム等に基づいて実現される情報ファイル再生処理を示す機能ブロック図である。ここでは、情報ファイル再生プログラムによってPCが実行する機能をブロック化して示している。まず、情報ファイルに含まれている主情報55及び付随情報53,57の内容は、ファイル構造を解釈する付随情報解釈モジュール501によって解釈される。実際には、XMLパーサ等に相当する付随情報解釈部502が文書構造を解釈する。その後、構造情報解釈部503が文書構造中での主情報55の構造を表現するタグ(図7に示す例では、<MediaTime>で表現される部分306)から実際の映像情報の構造を解釈し、付随情報53,57の内容とその映像情報の出現位置とを特定する。また、表示情報抽出部504は、実際に利用者が表示させることができる情報を抽出する。
【0131】
次に、主情報55の再生情報を生成する例を示す。映像情報である主情報55は、そのフレームレート(1秒間に再生するフレーム数)に従い映像を表示する。そこで、主情報・付随情報統合モジュール511では、まず、主情報同期部512が映像と付随情報提供時間との同期を行なう。次いで、付随情報選択部513が実際に利用者が表示要求をする項目を判定する。さらに、必要に応じて、利用者からの主情報表示位置指定への構造情報からのスキップを可能にするために関連情報として開始点操作部514が映像の構造と開始位置(時間)との関係を明確にする。以上の情報から、実際に、主情報55と付随情報53,57とについいての表示指示を、主情報表示部515と付随情報表示部516とに出力する。
【0132】
図10は、付随情報53,57に基づいてマルチメディア同期統合言語、例えばSMILのテンプレート401に各情報を統合表示した表示例を示す模式図である。このように主情報55(映像)と付随表示情報51とを1つのテンプレート(雛型情報)401上に適宜配置することで、主情報55(映像)、映像の構造情報601、関連する資料602(プレゼンテーション・ソフトによって表示したページ)、タイトル603等を統合的に表示することができる。この際、テンプレート401は、主情報55及び付随表示情報51の配置と背景画像402の種類とを設定する。また、テンプレート401として各表示レイアウトパターンを予め用意することで、簡単にこのような表示画面を生成することが可能となる。利用者は、映像の内容や雰囲気から任意のテンプレート401を選択するだけで良い。
【0133】
このような同期統合表示は、図9に示す同期統合表示モジュール521によって実行される。この同期統合表示モジュール521は、情報表示レイアウト部522と文字属性変更部523と同期統合表示部524とを備えている。同期統合表示を司るのが同期統合表示部524であり、この際、情報表示レイアウト部522は選択されたテンプレート401に応じて情報表示レイアウトを設定し、同様に、文字属性変更部523は、選択されたテンプレート401に応じて付随表示情報51における文字の属性、例えば文字の色、フォント、サイズ等を変更する。
【0134】
なお、図10(a)と図10(b)とは、異なるテンプレート401を用いた例をそれぞれ示している。
【0135】
図11は、付随表示情報51を任意に表示する表示例を示す模式図である。図11(a)では、付随表示情報51をウインドウ701内に表示し、これらのウインドウ701を任意の位置へ移動可能としている。図11(b)では、各付随表示情報51のウインドウ701の背景及び枠を透明化し、ウインドウ内に表示される文字やオブジェクトだけを可視化することで、他の情報の閲覧への支障を最小限に抑えている。また、実際には、ウインドウ701の幅より長い文字列に対しては、文字列の自走スクロール(ウインドウ領域内で電光掲示板のように流れる)機能を入れ、任意のスピードやシーン時間と同期したスピードでスクロールすることで内容を把握できるようにする。このスクロールの完了時間は、主情報55に同期するように制御される。さらに、表示する文字の属性、例えば文字列の色、大きさ、フォント等を任意に変更することで、表示されている情報の意味や重要性を区別することができる。加えて、付随表示情報51を任意に表示する表示中には、イベント取得用のオブジェクト702が表示されている。このオブジェクト702は、例えば映像再生・停止の指示ボタンとして映像表示画面(主情報55)の上に重ねて配置され、この場合には、マウスクリック等で映像の再生・停止操作を行なうことが可能である。つまり、付随表示情報51には、オブジェクト702の表示情報の他、このオブジェクト702が位置付けられている主情報55の内容に応じたイベントが含まれている。そこで、オブジェクト702をマウスクリック等で選択指定することによって、付随表示情報51に含まれているイベントの実行が可能となる。
【0136】
このような同期統合表示は、図9に示す同期任意表示モジュール531によって実行される。この同期任意表示モジュール531は、付随情報表示ウインドウ化532、ウインドウ透明化533、文字属性変更部534、文字列スクロール535、及び領域オブジェクト536を備えている。付随情報表示ウインドウ化532は、付随表示情報51をウインドウ701内に表示する。ウインドウ透明化533は、ウインドウ701を完全に透明化する。文字属性変更部534は、表示する文字の属性を任意に変更する。文字列スクロール535は、文字列の自走スクロール機能を実現する。領域オブジェクト536は、オブジェクト702の表示処理とこのオブジェクト702が選択指示された場合のイベントの実行とを司る。
【0137】
図12は、情報ファイルの表示例を示す模式図である。付随表示情報51は、主情報55の理解を助ける補足情報801、主情報55に関連する関連情報802、主情報55の構造を表現する構造情報803を含んでいても良い。
【0138】
補足情報801は、図12中、内容情報及び字幕情報として実現されている。内容情報は、図7に例示した映像中のあるシーンに対する登場人物302、行動303、場所304、日時305等のような情報に基づいて表示される。この内容情報は、一例として、シーン内容情報表示、つまり、現在再生されている主情報55のあるシーンにおける登場人物、場所、日時等を表示する。これにより、シーンに対するよりきめ細かな理解を可能とする。字幕情報は、同様に図7に例示した映像中のあるシーンに対する字幕情報301に基づいて表示される。この字幕情報は、一例として、現在再生されている主情報55に対応する字幕をスクロールしながら表示する。いずれにしても、これらの補足情報801は、主情報55の理解を助ける情報として有効である。
【0139】
関連情報802は、一例として、現在再生されている主情報55のあるシーンに関連する情報である。図12に示す例では、シーン中の代表フレーム(キーフレーム)を表示している。もっとも、これは一例に過ぎず、例えば、関連した画像や発表原稿イメージ等を関連情報802として付随表示情報51に持たせても良い。
【0140】
構造情報803は、一例として、付随表示情報51から主情報55の構造情報を抽出し、各構造の見出しに相当する文字列を表示したものである。これにより、主情報55全体の構造の把握が容易となる。また、別の一例としては、構造情報803において、現在再生中の主情報55のシーンに相当する文字列をハイライト(他の色)とすることで、再生箇所の把握も容易とすることができる。
【0141】
加えて、図12に例示する情報ファイルの表示例には、オブジェクト702が表示されている。このオブジェクト702は、図11に基づいて説明したオブジェクト702と同一のものである。説明を補足すると、このオブジェクト702は、その選択指定によって様々なイベントを発生するように構築可能である。例えば、主情報55のシーンに重ねて表示させたオブジェクト702が選択指定されることで、そのシーンに登場する人や物の情報を表示するというような使い方もできる。この場合、付随表示情報51がその人や物に関する情報を図9に示すような形態で保有していても良いが、付随表示情報51にハイパーリンクが設定されていても良い。つまり、その人や物に関する情報自体は、例えばURLによってアクセス可能な何処かに保存されており、付随表示情報51にはそのURLを指定するハイパーリンクを記述する。もっとも、オブジェクト702によって発生するイベントは、その種類を問わず、あらゆるイベントを生じさせることが可能である。そして、この場合、オブジェクト702は主情報55に埋め込まれているわけではないので、その設定作業が極めて容易である。
【0142】
【発明の効果】
請求項1記載の情報ファイルのデータ構造の発明は、経時変化する視聴可能な主情報と、前記主情報に付随する表示出力可能な付随表示情報とこの付随表示情報の表示を前記主情報に同期させるためのイベント情報とを含む付随情報と、を具備するので、主情報とは無関係に付随表示情報を生成することができ、情報ファイルの生成の容易化を図ることができる。また、主情報と付随表示情報とは別個独立であるため、付随表示情報を様々な表現態様で自由に表示させることができる。
【0143】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の情報ファイルのデータ構造において、前記主情報は、映像情報を含むので、主情報である映像情報とは無関係に付随情報を生成することができ、したがって、情報ファイルの生成の容易化を図ることができる。
【0144】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の情報ファイルのデータ構造において、前記主情報は、画像情報を含むので、主情報である画像情報とは無関係に付随情報を生成することができ、したがって、情報ファイルの生成の容易化を図ることができる。
【0145】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の情報ファイルのデータ構造において、前記主情報は、音声情報を含むので、主情報である音声情報とは無関係に付随情報を生成することができ、したがって、情報ファイルの生成の容易化を図ることができる。
【0146】
請求項5記載の発明は、請求項1ないし4の何れか一記載の情報ファイルのデータ構造において、前記付随表示情報は、前記主情報の理解を助ける補足情報を含むので、補足情報を表示させることによって、主情報(映像、画像、音声等)の理解を容易にすることができる。
【0147】
請求項6記載の発明は、請求項1ないし4の何れか一記載の情報ファイルのデータ構造において、前記付随表示情報は、前記主情報に関連する関連情報を含むので、主情報(映像、画像、音声等)に関連する関連情報を表示させ、これにより、主情報を元にしたより発展的な情報を提供することができる。
【0148】
請求項7記載の発明は、請求項1ないし4の何れか一記載の情報ファイルのデータ構造において、前記付随表示情報は、前記主情報の構造を表現する構造情報を含むので、構造情報を表示させることによって、主情報(映像、画像、音声等)の構造が明確になり、主情報の体系的な理解を助けることができる。
【0149】
請求項8記載の発明は、請求項1記載の情報ファイルのデータ構造において、前記付随情報に含まれる前記イベント情報は、カウンタのカウント値であるので、カウント値を用いることで、付随情報を主情報に容易に同期させることができる。
【0150】
請求項9記載の情報ファイル生成方法の発明は、経時変化する視聴可能な主情報を生成するステップと、前記主情報に付随する表示出力可能な付随表示情報とこの付随表示情報の表示を前記主情報に同期させるためのイベント情報とを含む付随情報を生成するステップと、を具備するので、主情報とは無関係に付随表示情報を生成することができ、情報ファイルの生成の容易化を図ることができる。また、主情報と付随表示情報とは別個独立であるため、付随表示情報を様々な表現態様で自由に表示させることができる。
【0151】
請求項10記載の発明は、請求項9記載の情報ファイル生成方法において、前記付随情報を生成するステップは、前記主情報の再生に際してカウンタのカウント動作を実行するサブステップと、前記付随情報についてイベントが発生した時の前記カウンタのカウント値を前記イベント情報として取り込むサブステップとを含むので、付随情報を主情報に同期させるイベント情報を容易に生成することができる。
【0152】
請求項11記載の情報ファイル生成装置の発明は、経時変化する視聴可能な主情報を生成する手段と、前記主情報に付随する表示出力可能な付随表示情報とこの付随表示情報の表示を前記主情報に同期させるためのイベント情報とを含む付随情報を生成する手段と、を具備するので、主情報とは無関係に付随表示情報を生成することができ、情報ファイルの生成の容易化を図ることができる。また、主情報と付随表示情報とは別個独立であるため、付随表示情報を様々な表現態様で自由に表示させることができる。
【0153】
請求項12記載の発明は、請求項11記載の情報ファイル生成装置において、前記付随情報を生成する手段は、前記主情報の再生に際してカウンタのカウント動作を実行するサブ手段と、前記付随情報についてイベントが発生した時の前記カウンタのカウント値を前記イベント情報として取り込むサブ手段とを含むので、付随情報を主情報に同期させるイベント情報を容易に生成することができる。
【0154】
請求項13記載の情報ファイル生成プログラムの発明は、コンピュータにインストールされ、このコンピュータに、経時変化する視聴可能な主情報を生成する手段と、前記主情報に付随する表示出力可能な付随表示情報とこの付随表示情報の表示を前記主情報に同期させるためのイベント情報とを含む付随情報を生成する手段と、を実行させるので、主情報とは無関係に付随表示情報を生成することができ、情報ファイルの生成の容易化を図ることができる。また、主情報と付随表示情報とは別個独立であるため、付随表示情報を様々な表現態様で自由に表示させることができる。
【0155】
請求項14記載の発明は、請求項13記載の情報ファイル生成プログラムにおういて、前記付随情報を生成する手段は、前記主情報の再生に際してカウンタのカウント動作を実行するサブ手段と、前記付随情報についてイベントが発生した時の前記カウンタのカウント値を前記イベント情報として取り込むサブ手段とを含むので、付随情報を主情報に同期させるイベント情報を容易に生成することができる。
【0156】
請求項15記載の発明は、請求項13又は14記載の情報ファイル生成プログラムを記憶する記憶媒体であるので、請求項13又は14記載の発明と同一の効果を有する。
【0157】
請求項16記載の情報ファイル再生方法の発明は、経時変化する視聴可能な主情報と、前記主情報に付随する表示出力可能な付随表示情報とこの付随表示情報の表示を前記主情報に同期させるためのイベント情報とを含む付随情報と、を具備する情報ファイルを解釈するステップと、解釈した前記情報ファイル中の前記主情報と前記付随表示情報とを前記イベント情報によって同期させて再生するステップと、を具備するので、主情報と付随表示情報とは別個独立であるため、付随表示情報を様々な表現態様で自由に表示させることができる。
【0158】
請求項17記載の発明は、請求項16記載の情報ファイル再生方法において、前記主情報と前記付随表示情報とを再生するステップでは、前記主情報と前記付随情報とをマルチメディア同期統合言語に変換するので、マルチメディア同期統合言語によって主情報と付随表示情報とを再生することができる。
【0159】
請求項18記載の発明は、請求項17記載の情報ファイル再生方法において、マルチメディア同期統合言語への変換処理では、前記主情報及び前記付随表示情報の配置と背景画像の種類とを選択された雛型情報に基づいて設定するので、主情報及び付随表示情報の配置位置の設定と背景画像の種類の設定との容易化を図ることができる。
【0160】
請求項19記載の発明は、請求項16記載の情報ファイル再生方法において、前記主情報と前記付随表示情報とを再生するステップは、前記付随表示情報の表示態様を選択可能とするので、付随情報を適宜所望の表示態様で表示させることができる。
【0161】
請求項20記載の発明は、請求項16又は19記載の情報ファイル再生方法において、前記主情報と前記付随表示情報とを再生するステップは、前記付随表示情報の表示と非表示とを選択的に実行するので、必要な付随表示情報のみを表示させることができる。
【0162】
請求項21記載の発明は、請求項16記載の情報ファイル再生方法において、前記主情報と前記付随表示情報とを再生するステップは、前記付随表示情報が前記主情報の構造を表現する構造情報を含む場合、選択指定された前記構造情報に対応する時点に前記主情報の再生時点を移動させるので、主情報の所望の場所へ瞬時にアクセスすることができる。
【0163】
請求項22記載の発明は、請求項16記載の情報ファイル再生方法において、前記主情報と前記付随表示情報とを再生するステップは、前記主情報が表示可能な情報である場合、この主情報の表示に重ならない位置に前記付随表示情報を表示するので、付随表示情報が主情報の表示再生の妨げとならないようにすることができる。
【0164】
請求項23記載の発明は、請求項16記載の情報ファイル再生方法において、前記主情報と前記付随表示情報とを再生するステップは、前記主情報が表示可能な情報である場合、前記付随表示情報を透明ウインドウで表示するので、付随表示情報を主情報の表示位置に囚われない所望の場所に表示させながらも、そのような付随表示情報が主情報の表示再生の妨げとならないようにすることができる。
【0165】
請求項24記載の発明は、請求項16記載の情報ファイル再生方法において、前記主情報と前記付随表示情報とを再生するステップは、前記付随表示情報をスクロールさせて表示するので、付随表示情報が長い場合にもその全体を表示させることができ、また、付随表示情報に注意を喚起することもできる。
【0166】
請求項25記載の発明は、請求項21記載の情報ファイル再生方法において、前記主情報と前記付随表示情報とを再生するステップは、前記付随表示情報のスクロール完了時間が前記主情報に同期するように制御するので、付随表示情報のスクロール表示を主情報と同期させることができる。
【0167】
請求項26記載の発明は、請求項16記載の情報ファイル再生方法において、前記主情報と前記付随表示情報とを再生するステップは、前記付随表示情報に含まれる文字の属性を選択可能とするので、付随表示情報が含む文字を所望の属性、例えば文字の色、フォントの種類、サイズ等で表示することができる。
【0168】
請求項27記載の発明は、請求項16記載の情報ファイル再生方法において、前記主情報と前記付随表示情報とを再生するステップは、選択指定可能なイベント取得用のオブジェクトとこのオブジェクトを前記主情報に重ねて表示し、そのオブジェクトが選択指定された場合に前記付随表示情報に設定されたイベントを発生させるので、オブジェクトの選択指定によってあるイベントを発生させることができ、しかも、イベントの発生を主情報に一切手を加えることなく実現させることができるので、情報ファイルの生成の容易化を図ることができる。
【0169】
請求項28記載の発明は、請求項27記載の情報ファイル再生方法において、前記主情報と前記付随表示情報とを再生するステップは、前記オブジェクトを透明に表示するので、オブジェクトが主情報の表示再生の妨げとならないようにすることができる。
【0170】
請求項29記載の発明は、請求項16記載の情報ファイル再生方法において、前記付随情報に含まれる前記イベント情報は、カウンタのカウント値であるので、カウント値を用いることで、付随情報を主情報に容易に同期させることができる。
【0171】
請求項30記載の情報ファイル再生装置の発明は、経時変化する視聴可能な主情報と、前記主情報に付随する表示出力可能な付随表示情報とこの付随表示情報の表示を前記主情報に同期させるためのイベント情報とを含む付随情報と、を具備する情報ファイルを解釈する手段と、解釈した前記情報ファイル中の前記主情報と前記付随表示情報とを前記イベント情報によって同期させて再生する手段と、を具備するので、主情報と付随表示情報とは別個独立であるため、付随表示情報を様々な表現態様で自由に表示させることができる。
【0172】
請求項31記載の発明は、請求項30記載の情報ファイル再生装置において、前記付随情報に含まれる前記イベント情報は、カウンタのカウント値であるので、カウント値を用いることで、付随情報を主情報に容易に同期させることができる。
【0173】
請求項32記載の情報ファイル再生プログラムの発明は、コンピュータにインストールされ、このコンピュータに、経時変化する視聴可能な主情報と、前記主情報に付随する表示出力可能な付随表示情報とこの付随表示情報の表示を前記主情報に同期させるためのイベント情報とを含む付随情報と、を具備する情報ファイルを解釈する手段と、解釈した前記情報ファイル中の前記主情報と前記付随表示情報とを前記イベント情報によって同期させて再生する手段と、を実行させるので、主情報と付随表示情報とは別個独立であるため、付随表示情報を様々な表現態様で自由に表示させることができる。
【0174】
請求項33記載の発明は、請求項32記載の情報ファイル再生プログラムにおいて、前記付随情報に含まれる前記イベント情報は、カウンタのカウント値であるので、カウント値を用いることで、付随情報を主情報に容易に同期させることができる。
【0175】
請求項34記載の発明は、請求項32又は33記載の情報ファイル再生プログラムを記憶する記憶媒体であるので、請求項32又は33記載の発明と同一の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるシステムの全体の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本システムで使用するPCの電気的な接続を示すブロック図である。
【図3】本システムの機能ブロック図である。
【図4】本システムによる付随情報生成処理について説明する説明図である。
【図5】主情報を構成する映像音声ファイル群と付随情報とのキャプチャリング処理の流れ及びキャプチャリング処理により生成された情報ファイルのファイル構成を例示する模式図である。
【図6】人手による情報ファイルの生成処理の流れを示す模式図である。
【図7】MPEG−7で記述された付随情報の一例を示す模式図である。
【図8】情報ファイルのより詳細なファイル構造を例示する模式図である。
【図9】情報ファイル再生プログラム等に基づいて実現される情報ファイル再生処理を示す機能ブロック図である。
【図10】付随情報に基づいてマルチメディア同期統合言語のテンプレートに各情報を統合表示した表示例を示す模式図である。
【図11】付随表示情報を任意に表示する表示例を示す模式図である。
【図12】情報ファイルの表示例を示す模式図である。
【図13】主情報と付随情報とを同期させる手法を説明するための模式図である。
【図14】主情報と付随情報とを同期させる別の手法を説明するための模式図である。
【図15】主情報と付随情報とを同期させる更に別の手法を説明するための模式図である。
【符号の説明】
17    記憶媒体
53,57 付随情報
55    主情報(映像音声ファイル群)
401   雛型情報(テンプレート)
402   背景画像
702   オブジェクト
801   補足情報
802   関連情報
803   構造情報
PC    コンピュータ

Claims (34)

  1. 経時変化する視聴可能な主情報と、
    前記主情報に付随する表示出力可能な付随表示情報とこの付随表示情報の表示を前記主情報に同期させるためのイベント情報とを含む付随情報と、
    を具備する情報ファイルのデータ構造。
  2. 前記主情報は、映像情報を含む請求項1記載の情報ファイルのデータ構造。
  3. 前記主情報は、画像情報を含む請求項1記載の情報ファイルのデータ構造。
  4. 前記主情報は、音声情報を含む請求項1記載の情報ファイルのデータ構造。
  5. 前記付随表示情報は、前記主情報の理解を助ける補足情報を含む請求項1ないし4の何れか一記載の情報ファイルのデータ構造。
  6. 前記付随表示情報は、前記主情報に関連する関連情報を含む請求項1ないし4の何れか一記載の情報ファイルのデータ構造。
  7. 前記付随表示情報は、前記主情報の構造を表現する構造情報を含む請求項1ないし4の何れか一記載の情報ファイルのデータ構造。
  8. 前記付随情報に含まれる前記イベント情報は、カウンタのカウント値である請求項1記載の情報ファイルのデータ構造。
  9. 経時変化する視聴可能な主情報を生成するステップと、
    前記主情報に付随する表示出力可能な付随表示情報とこの付随表示情報の表示を前記主情報に同期させるためのイベント情報とを含む付随情報を生成するステップと、
    を具備する情報ファイル生成方法。
  10. 前記付随情報を生成するステップは、前記主情報の再生に際してカウンタのカウント動作を実行するサブステップと、前記付随情報についてイベントが発生した時の前記カウンタのカウント値を前記イベント情報として取り込むサブステップとを含む請求項9記載の情報ファイル生成方法。
  11. 経時変化する視聴可能な主情報を生成する手段と、
    前記主情報に付随する表示出力可能な付随表示情報とこの付随表示情報の表示を前記主情報に同期させるためのイベント情報とを含む付随情報を生成する手段と、
    を具備する情報ファイル生成装置。
  12. 前記付随情報を生成する手段は、前記主情報の再生に際してカウンタのカウント動作を実行するサブ手段と、前記付随情報についてイベントが発生した時の前記カウンタのカウント値を前記イベント情報として取り込むサブ手段とを含む請求項11記載の情報ファイル生成装置。
  13. コンピュータにインストールされ、このコンピュータに、
    経時変化する視聴可能な主情報を生成する手段と、
    前記主情報に付随する表示出力可能な付随表示情報とこの付随表示情報の表示を前記主情報に同期させるためのイベント情報とを含む付随情報を生成する手段と、
    を実行させる情報ファイル生成プログラム。
  14. 前記付随情報を生成する手段は、前記主情報の再生に際してカウンタのカウント動作を実行するサブ手段と、前記付随情報についてイベントが発生した時の前記カウンタのカウント値を前記イベント情報として取り込むサブ手段とを含む請求項13記載の情報ファイル生成プログラム。
  15. 請求項13又は14記載の情報ファイル生成プログラムを記憶する記憶媒体。
  16. 経時変化する視聴可能な主情報と、前記主情報に付随する表示出力可能な付随表示情報とこの付随表示情報の表示を前記主情報に同期させるためのイベント情報とを含む付随情報と、を具備する情報ファイルを解釈するステップと、
    解釈した前記情報ファイル中の前記主情報と前記付随表示情報とを前記イベント情報によって同期させて再生するステップと、
    を具備する情報ファイル再生方法。
  17. 前記主情報と前記付随表示情報とを再生するステップでは、前記主情報と前記付随情報とをマルチメディア同期統合言語に変換する請求項16記載の情報ファイル再生方法。
  18. マルチメディア同期統合言語への変換処理では、前記主情報及び前記付随表示情報の配置と背景画像の種類とを選択された雛型情報に基づいて設定する請求項17の情報ファイル再生方法。
  19. 前記主情報と前記付随表示情報とを再生するステップは、前記付随表示情報の表示態様を選択可能とする請求項16記載の情報ファイル再生方法。
  20. 前記主情報と前記付随表示情報とを再生するステップは、前記付随表示情報の表示と非表示とを選択的に実行する請求項16又は19記載の情報ファイル再生方法。
  21. 前記主情報と前記付随表示情報とを再生するステップは、前記付随表示情報が前記主情報の構造を表現する構造情報を含む場合、選択指定された前記構造情報に対応する時点に前記主情報の再生時点を移動させる請求項16記載の情報ファイル再生方法。
  22. 前記主情報と前記付随表示情報とを再生するステップは、前記主情報が表示可能な情報である場合、この主情報の表示に重ならない位置に前記付随表示情報を表示する請求項16記載の情報ファイル再生方法。
  23. 前記主情報と前記付随表示情報とを再生するステップは、前記主情報が表示可能な情報である場合、前記付随表示情報を透明ウインドウで表示する請求項16記載の情報ファイル再生方法。
  24. 前記主情報と前記付随表示情報とを再生するステップは、前記付随表示情報をスクロールさせて表示する請求項16記載の情報ファイル再生方法。
  25. 前記主情報と前記付随表示情報とを再生するステップは、前記付随表示情報のスクロール完了時間が前記主情報に同期するように制御する請求項24記載の情報ファイル再生方法。
  26. 前記主情報と前記付随表示情報とを再生するステップは、前記付随表示情報に含まれる文字の属性を選択可能とする請求項16記載の情報ファイル再生方法。
  27. 前記主情報と前記付随表示情報とを再生するステップは、選択指定可能なイベント取得用のオブジェクトとこのオブジェクトを前記主情報に重ねて表示し、そのオブジェクトが選択指定された場合に前記付随表示情報に設定されたイベントを発生させる請求項16記載の情報ファイル再生方法。
  28. 前記主情報と前記付随表示情報とを再生するステップは、前記オブジェクトを透明に表示する請求項27記載の情報ファイル再生方法。
  29. 前記付随情報に含まれる前記イベント情報は、カウンタのカウント値である請求項16記載の情報ファイル再生方法。
  30. 経時変化する視聴可能な主情報と、前記主情報に付随する表示出力可能な付随表示情報とこの付随表示情報の表示を前記主情報に同期させるためのイベント情報とを含む付随情報と、を具備する情報ファイルを解釈する手段と、
    解釈した前記情報ファイル中の前記主情報と前記付随表示情報とを前記イベント情報によって同期させて再生する手段と、
    を具備する情報ファイル再生装置。
  31. 前記付随情報に含まれる前記イベント情報は、カウンタのカウント値である請求項30記載の情報ファイル再生装置。
  32. コンピュータにインストールされ、このコンピュータに、経時変化する視聴可能な主情報と、前記主情報に付随する表示出力可能な付随表示情報とこの付随表示情報の表示を前記主情報に同期させるためのイベント情報とを含む付随情報と、を具備する情報ファイルを解釈する手段と、
    解釈した前記情報ファイル中の前記主情報と前記付随表示情報とを前記イベント情報によって同期させて再生する手段と、
    を実行させる情報ファイル再生プログラム。
  33. 前記付随情報に含まれる前記イベント情報は、カウンタのカウント値である請求項32記載の情報ファイル再生プログラム。
  34. 請求項32又は33記載の情報ファイル再生プログラムを記憶する記憶媒体。
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