JP2004234513A - 保険提示システム、保険提示サーバ、保険提示方法、及びプログラム - Google Patents

保険提示システム、保険提示サーバ、保険提示方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】個人毎の行動パターンと個人情報に基づいてリスク細分化された保険料を顧客に提供する。
【解決手段】個人端末10は、ゲート装置20から読み取り可能な状態で、ユーザ30の個人情報を格納し、ゲート装置20は、特定の区域40へのユーザ30の立ち入りを検出したことに応じて、個人端末10が格納するユーザ30の個人情報を読み取り、特定の区域40を示す区域情報と共に保険提示サーバ50に送信し、保険提示サーバ50は、ゲート装置20から受信する区域情報及び個人情報に基づいて当該区域におけるユーザを補償の対象とする保険の種別及び保険料を決定し、決定した種別及び保険料をゲート装置20及び個人端末10の少なくとも一方に送信する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、保険提示システム、保険提示サーバ、保険提示方法、及びプログラムに関する。特に本発明は、ユーザ毎に適した保険を提示する保険提示システム、保険提示サーバ、保険提示方法、及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、日常生活で起こる不慮の事故による損害を補償する保険として傷害保険や賠償責任保険がある。傷害保険や賠償責任保険の保険料は、職業の種類や保険期間によって決定されている(例えば、非特許文献1参照。)。
【0003】
【非特許文献1】
伊藤宏一監修「保険のしくみ」日本文芸社出版、平成10年6月20日、p.118−121
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、日常生活における不慮の事故のリスクは、個人の行動パターンによって大きく異なる。従来の損害保険や賠償責任保険は、このような個人毎の行動パターンに基づいてリスク細分化された保険料を、顧客に提供することができなかった。
【0005】
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできる保険提示システム、保険提示サーバ、保険提示方法、及びプログラムを提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明の第1の形態によると、ユーザが携帯する個人端末と、特定の区域へのユーザの立ち入りを検出するゲート装置と、ユーザを補償の対象とする保険を出力する保険提示サーバとを備える保険提示システムにおいて、個人端末は、ゲート装置から読み取り可能な状態で、ユーザの個人情報を格納し、ゲート装置は、特定の区域へのユーザの立ち入りを検出したことに応じて、個人端末が格納するユーザの個人情報を読み取り、特定の区域を示す区域情報と共に保険提示サーバに送信し、保険提示サーバは、ゲート装置から受信する区域情報及び個人情報に基づいて当該区域における当該ユーザを補償の対象とする保険の種別及び保険料を決定し、決定した種別及び保険料をゲート装置及び個人端末の少なくとも一方に送信する保険提示部を有する。
【0007】
保険提示サーバは、ユーザを識別するユーザIDに対応付けて、ユーザが既に加入している保険の種別を格納するユーザデータベースを更に備え、保険提示部は、ゲート装置から受信する個人情報に含まれるユーザIDに基づいてユーザデータベースを照会することにより、個人端末に送信しようとする保険の種別にユーザが既に加入しているか否かを判断し、加入していると判断した場合に区域における保険の補償を有効にするために必要な保険料を決定して個人端末に保険料として送信し、個人端末は、保険提示サーバから保険の種別及び保険料を受信してユーザに対して表示し、表示した種別及び保険料に対応した保険の補償を有効にする申し込みをユーザから受け付けて保険提示サーバに送信し、保険提示サーバは、補償を有効にする申し込みを個人端末から受信したことを条件に、保険の補償を有効にし、保険料を精算してもよい。
【0008】
あるいは保険提示サーバは、当該区域における保険の補償を有効にするために必要な保険料を決定してゲート装置に保険料として送信し、ゲート装置は、保険提示サーバから保険の種別及び保険料を受信してユーザに対して表示し、表示した種別及び保険料に対応した保険の補償を有効にする申し込みをユーザから受け付けて保険提示サーバに送信し、保険提示サーバは、補償を有効にする申し込みをゲート装置から受信したことを条件に、保険の補償を有効にし、保険料を精算してもよい。
【0009】
保険提示部は、ゲート装置から受信する個人情報に含まれるユーザIDに基づいてユーザデータベースを照会することにより、個人端末に送信しようとする保険の種別にユーザが既に加入しているか否かを判断し、加入していないと判断した場合に当該保険の種別と保険料の情報を含む加入案内を個人端末に送信し、個人端末は、保険提示サーバから加入案内を受信してユーザに対して表示し、表示した加入案内に対応した保険への加入の申し込みをユーザから受け付けて保険提示サーバに送信し、保険提示サーバは、加入の申し込みを個人端末から受信したことを条件に、保険の補償を有効にしてもよい。
【0010】
保険提示部は、ゲート装置から受信する個人情報に含まれるユーザIDに基づいてユーザデータベースを照会することにより、ゲート装置に送信しようとする保険の種別にユーザが既に加入しているか否かを判断し、加入していないと判断した場合に保険の種別と保険料の情報を含む加入案内をゲート装置に送信し、ゲート装置は、保険提示サーバから加入案内を受信してユーザに対して表示し、表示した加入案内に対応した保険への加入の申し込みをユーザから受け付けて保険提示サーバに送信し、保険提示サーバは、加入の申し込みをゲート装置から受信したことを条件に、保険の補償を有効にしてもよい。
【0011】
ゲート装置は、ユーザの特定の区域への進入を阻止する開閉部を有し、保険の補償を有効にする申し込み又は保険へ加入する申し込みを受け付けた場合に限り、ユーザの特定の区域への進入を可能にするべく開閉部を開放してもよい。
【0012】
保険提示サーバは、特定の区域に対応付けて、ユーザが加入すべき保険の種別を格納している保険種別データベースを更に有し、保険提示部は、ゲート装置から受信する区域情報に基づいて、保険種別データベースからユーザが加入すべき保険の種別を抽出する種別抽出部と、ゲート装置から受信する個人情報と種別抽出部が抽出した保険の種別とに基づいて保険の保険料を決定し、決定した保険料をゲート装置及び個人端末の少なくとも一方に送信する保険料決定部とを有してもよい。
【0013】
ゲート装置は、ユーザによる特定の区域への立ち入り日時及び立ち退き日時を保険料決定部に送信し、保険料決定部は、ゲート装置から受信する立ち入り日時及び立ち退き日時に更に基づいて保険料を決定してもよい。
【0014】
個人情報は、ユーザが予定している旅行の滞在予定地及び滞在予定期間を含み、保険種別データベースは、特定の区域としての空港に対応付けて、ユーザが加入すべき保険の種別としての旅行傷害保険を格納し、種別抽出部は、ゲート装置から受信する区域情報が空港を示す場合に、保険種別データベースから保険の種別としての旅行傷害保険を抽出し、保険料決定部は、個人情報が滞在予定地及び滞在予定期間を含む場合に、滞在予定地及び滞在予定期間に基づいて旅行傷害保険の保険料を決定し、決定した保険料をゲート装置及び個人端末の少なくとも一方に送信してもよい。
【0015】
保険料決定部は、滞在予定期間を過ぎた時点で、ユーザが特定の区域としての空港から立ち退いた旨を未だに受信していない場合、保険期間が過ぎている旨を個人端末あてに送信してもよい。
【0016】
区域毎の環境情報を提供する環境情報提供サーバを更に備え、保険料決定部は、環境情報提供サーバから特定の区域の環境情報を更に取得し、取得した環境情報に更に基づいて保険料を決定してもよい。
【0017】
本発明の第2の形態によれば、ユーザが携帯する個人端末と、特定の区域へのユーザの立ち入りを検出するゲート装置とに接続し、ユーザに対して保険を提示する保険提示サーバは、特定の区域に対応付けて、ユーザが加入すべき保険の種別を格納している保険種別データベースと、ゲート装置から特定の区域を示す区域情報を受信し、受信した区域情報に基づいて、保険種別データベースからユーザが加入すべき保険の種別を抽出する種別抽出部と、ゲート装置から受信するユーザの個人情報と種別抽出部が抽出した保険の種別とに基づいて保険の保険料を決定し、決定した保険料をゲート装置及び個人端末の少なくとも一方に送信する保険料決定部とを備える。
【0018】
本発明の第3の形態によれば、ユーザが携帯する個人端末と、特定の区域へのユーザの立ち入りを検出するゲート装置と、ユーザを補償の対象とする保険を出力する保険提示サーバとを利用した保険提示方法は、個人端末において、ゲート装置から読み取り可能な状態で、ユーザの個人情報を格納するステップと、ゲート装置において、特定の区域へのユーザの立ち入りを検出したことに応じて、個人端末が格納するユーザの個人情報を読み取り、特定の区域を示す区域情報と共に保険提示サーバに送信するステップと、保険提示サーバにおいて、特定の区域に対応付けて、ユーザが加入すべき保険の種別を管理するステップと、ゲート装置から受信する区域情報に基づいてユーザが加入すべき保険の種別を抽出するステップと、抽出された保険の種別とゲート装置から受信する個人情報とに基づいて保険の保険料を決定し、決定した保険料をゲート装置及び個人端末の少なくとも一方に送信するステップとを備える。
【0019】
本発明の第4の形態によれば、ユーザが携帯する個人端末と、特定の区域へのユーザの立ち入りを検出するゲート装置とに接続し、ユーザに対して保険を提示するコンピュータ用のプログラムは、特定の区域に対応付けて、ユーザが加入すべき保険の種別を管理する保険種別管理機能と、ゲート装置から特定の区域を示す区域情報を受信し、受信した区域情報に基づいて、保険種別データベースからユーザが加入すべき保険の種別を抽出する種別抽出機能と、ゲート装置から受信するユーザの個人情報と抽出された保険の種別とに基づいて保険の保険料を決定し、決定した保険料をゲート装置及び個人端末の少なくとも一方に送信する保険料決定機能とをコンピュータに実現させる。
【0020】
なお上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションも又発明となりうる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0022】
図1は、本発明の一実施形態に係る保険提示システム100の構成を示す。本実施形態の保険提示システム100は、顧客が訪れた特定の区域と顧客の個人属性とに基づいて適切な保険を顧客に提示する。
【0023】
保険提示システム100は、ユーザ30が携帯する個人端末10と、特定の区域40へのユーザ30の立ち入りを検出するゲート装置20と、ネットワーク80を介してゲート装置20と接続し、ユーザ30を補償の対象とする保険を出力する保険提示サーバ50と、ユーザ30が保険料の引き落とし先として指定した口座を管理する口座管理サーバ70と、区域毎の環境情報を提供する環境情報提供サーバ90とを備える。環境情報とは、区域の天候や混雑状況等、区域における不慮の事故の事故率を左右するパラメータである。保険提示サーバ50は、例えば損害保険や生命保険を提供する保険会社によって運用される。ゲート装置20は、例えば特定の区域40を管理する管理会社によって運用される。なお、図1はユーザが歩行している状態を示しているが、ユーザの状態はこれに限られず、自動車や電車などの移動手段に乗っていてもよい。
【0024】
個人端末10は、ゲート装置20による記録内容の読み取りが可能な情報記録媒体、例えば無線タグ(RFID)が埋め込まれた非接触ICカード、及びブルートゥース機能搭載の携帯電話等である。無線タグ(RFID)は、ゲート装置20からの読み取り電波を利用した電磁誘導により発電し、メモリの情報を無線で発信する。ブルートゥース機能搭載の携帯電話は、携帯電話のバッテリーを電源として利用しメモリの情報を無線で発信する。ゲート装置20は、個人端末10から無線で発信された情報を読み取る。
【0025】
特定の区域とは、例えば遊園地、スポーツクラブ、高速道路、及び高級ブティックなど、不慮の事故の発生率が比較的高い場所、天候やユーザの状態によって事故率が変化する場所、又は事故発生時の賠償金額が比較的高額になりやすい場所である。また特定の区域は、例えば空港のように、損害保険のニーズが高い海外旅行又は国内旅行に出発する場合の通過区域であってもよい。
【0026】
ゲート装置20は、特定の区域40へのユーザ30の立ち入りを検出すると、個人端末10に記録されたユーザ30の個人情報を読み取る。個人情報には、ユーザ30が不慮の事故に遭う可能性を左右するパラメータとして、例えば年齢、性別、健康状態、及び喫煙・飲酒の程度、並びに旅行における滞在予定地及び滞在予定期間等が含まれる。ゲート装置20は、個人端末10から読み取った個人情報を、特定の区域40を示す区域情報と共に保険提示サーバ50に送信する。
【0027】
保険提示サーバ50は、ゲート装置20から受信する区域情報及び個人情報に基づいて、ユーザ30が特定の区域40に立ち入った場合に想定される不慮の事故による損害を補償する保険の種別及び保険料を決定し、決定した種別及び保険料をゲート装置20及び個人端末10の少なくとも一方に送信する。このとき、保険提示サーバ50は、当該保険にユーザ30が未加入である場合、当該保険への加入案内を送信する。一方、当該保険にユーザ30が既に加入している場合には、当該区域における補償を有効にするために必要な保険料を送信する。保険提示サーバ50は、当該保険にユーザ30が既に加入している場合には、補償額を増額する提案をさらに送信してもよい。
【0028】
ゲート装置20は、保険提示サーバ50から受信した種別及び保険料をユーザ30に対して表示し、ユーザ30が当該保険に加入済みである場合には補償を有効にする申し込み(以下、補償申し込み)を、未加入である場合には加入の申し込み(以下、加入申し込み)を受け付けて保険提示サーバ50に送信する。ゲート装置20は、ユーザ30の特定の区域への進入を阻止する開閉部を有し、保険の加入申し込み又は補償申し込みを受け付けた場合に限り、ユーザ30の特定の区域40への進入を可能にするべく開閉部を開放してもよい。これにより、特定の区域40におけるユーザ30の不慮の事故の発生率が特に高い場合や、事故発生時の損害額が特に大きい場合等において、保険による補償を区域40へ進入する必須条件とすることができる。
【0029】
個人端末10は、保険提示サーバ50から受信した種別及び保険料をユーザ30に対して表示し、ユーザ30が当該保険に加入済みである場合には補償申し込みを、未加入である場合には加入申し込みを受け付けて保険提示サーバ50に送信する。個人端末10がユーザ30による申し込みを保険提示サーバ50に送信する場合には、ゲート装置20を介してもよいし介さなくてもよい。このように、ユーザ30が携帯する個人端末10に区域に適した保険を表示し、加入申し込み又は補償申し込みを受け付けるので、ユーザ30は、ゲート装置20で立ち止まることなく、保険の確認と申し込みとを行うことができる。
【0030】
保険提示サーバ50は、保険の補償申し込み又は加入申し込みをゲート装置20及び個人端末10の少なくとも一方から受信したことを条件に、当該保険による補償を有効にし、口座管理サーバ70に保険料の精算を要求する。口座管理サーバ70は、例えば銀行又は保険会社によって運用される。このようにして、保険提示システム100は、保険が適用される区域40にユーザ30が立ち入る度に、保険に未加入のユーザ30には保険への加入案内を出力し、を加入済みのユーザ30には当該区域における補償を有効にするか否かを都度確認する。従ってユーザ30は、保険による補償が必要でないと判断する区域40において保険料を支払わずにすむので、保険料の支払を節約することができる。
【0031】
図2は、本実施形態に係る保険提示サーバ50の構成を示す。保険提示サーバ50は、ユーザ30が加入すべき保険の種別を特定の区域に対応付けて格納している保険種別データベース54と、ユーザを識別するユーザIDに対応付けて、ユーザが既に加入している保険の種別を格納するユーザデータベース55と、ゲート装置20から受信する区域情報に基づいてユーザ30が加入すべき保険の種別を保険種別データベース54から抽出する種別抽出部56、及びゲート装置20から受信する個人情報と種別抽出部56が抽出した保険の種別とに基づいて保険料を決定し、抽出された種別及び決定した保険料をゲート装置20及び個人端末10の少なくとも一方に送信する保険料決定部58を有する保険提示部52とを備える。
【0032】
保険料決定部58は、ゲート装置20から受信する個人情報に含まれるユーザIDに基づいてユーザデータベース55を照会することにより、個人端末10に送信しようとする保険の種別にユーザ30が既に加入しているか否かを判断し、加入していると判断した場合に当該区域における保険の補償を有効にするために必要な保険料を決定して保険種別と共に個人端末10及びゲート装置20の少なくとも一方に送信する。一方、当該種別にユーザ30が未加入であると判断した場合には当該種別への加入案内を個人端末10及びゲート装置20の少なくとも一方に送信する。
【0033】
そして、送信した種別と保険料からなる保険の補償申し込み、あるいは加入申し込みを個人端末10及びゲート装置20の少なくとも一方から受信したことを条件に、当該保険の補償を有効にし、口座管理サーバ70に対して保険料の精算を要求する。保険料決定部58は、当該区域が環境によってリスクが変化する場所である場合に、当該区域の環境情報を環境情報提供サーバ90から受信し、受信した環境情報に更に基づいて保険料を決定する。
【0034】
記録媒体60は、保険提示サーバ50の保険提示部52、保険種別データベース54、ユーザデータベース55、種別抽出部56、及び保険料決定部58を動作させるプログラムを格納する。保険提示サーバ50は、記録媒体60からこれらのプログラムを読取って実行する。保険提示サーバ50は、これらのプログラムをネットワーク経由で取得してもよい。
【0035】
以上の説明で明らかなように、保険提示サーバ50は、区域40に応じた適切な保険の種別と、ユーザ30の個人情報及び種別に基づいた適切な保険料をユーザ30に提示することができる。そしてユーザ30が当該保険による補償を希望する場合に即座に補償を有効にすることができる。
【0036】
図3は、保険種別データベース54のデータフォーマットの一例を示す。保険種別データベース54は、区域に対応付けて、ユーザが加入すべき保険の種別を格納している。保険種別データベース54が格納している区域は、例えば遊園地、スポーツクラブ、及び高級ブティックなど、不慮の事故の発生率又は損害額が比較的高い場所であって、損害保険のニーズが高い場所である。また当該区域は、例えば空港のように、損害保険のニーズが高い海外旅行又は国内旅行に出発する場合に通過する区域であってもよい。
【0037】
さらに当該地域は、天候やユーザの状態によって不慮の事故のリスクが変化する高速道路等などの区域であってもよい。この場合、保険種別データベース54は、区域に対応付けて、当該区域における保険料を変動させる変動因子と保険料の変動料とを格納する。例えば高速道路Aで雨天時のスリップ事故が増加する場合、変動因子として天候が雨天であるか否か、そして変動料として保険料20%アップが対応付けて格納されている。また、他の変動因子としてユーザ30の平均速度、すなわちユーザ30が乗車している自動車の平均速度が80km以上であるか否か、そして変動料として保険料30%アップが対応付けて格納されている。
【0038】
それぞれの区域には、区域に応じた適切な保険種別が対応付けられている。すなわち、区域毎に想定される不慮の事故による損害を補償すべく担保範囲が設定された保険種別が対応付けられている。従って、保険提示サーバ50は、区域情報に基づいて保険種別データベース54を照会することにより、区域に応じた適切な保険種別を容易に抽出することができる。また、一つの区域に対して複数種類の保険種別が対応付けられていてもよい。そして、それぞれの保険種別には、さらに複数の特約が割り当てられていてもよい。これにより保険提示サーバ50は、より詳細な保険をユーザに提示することが可能になる。
【0039】
図4は、ユーザデータベース55のデータフォーマットの一例を示す。ユーザデータベース55は、ユーザを識別するユーザIDに対応付けて、ユーザが既に加入している保険の種別を格納する。また、一つのユーザIDに複数種類の保険種別が対応付けて格納されていてもよい。ユーザデータベース55を参照することにより、保険提示サーバ50は、ユーザ30が加入している保険の種別を容易に確認することができる。
【0040】
図5は、保険提示システム100がユーザ30に保険を提示する動作を示すシーケンスである。まず、ユーザ30が区域40に進入すべくゲート装置20を通過しようとすると、ゲート装置20は、個人端末10に記録された個人情報を読み出す信号を個人端末10に送信する(S100)。個人端末10は、ゲート装置20からの読み出し信号を受信すると、記録している個人情報をゲート装置20に送信する(S102)。個人端末10がゲート装置20に送信する個人情報は、ユーザ30を特定するユーザID、ユーザ30の保険料を精算する口座の口座ID、並びに保険料を決定するために用いられるユーザ30の年齢、健康状態、及び旅行計画等である。
【0041】
ゲート装置20は、個人端末10から個人情報を受信すると、受信した個人情報と区域40を示す区域情報とを保険提示サーバ50に送信する。この時、ゲート装置20は、個人端末10から個人情報を受信した日時を、ユーザ30が区域40に立ち入った立ち入り日時として保険提示サーバ50に更に送信する(S104)。
【0042】
次に種別抽出部56は、ゲート装置20から受信した区域情報に基づいて保険種別データベース54を照会することにより、区域40に適した保険種別を抽出する(S106)。そして、保険料決定部58は、ゲート装置20から受信する個人情報に含まれるユーザ30のユーザIDに基づいてユーザデータベース55を照会することにより、ステップ106で抽出した保険種別にユーザ30が加入しているか否かを判断する(S107)。ステップ107において加入済みであると判断された場合には(S107:Yes)、ステップ112に進む。ステップ107において加入していないと判断された場合には(S107:No)、保険料決定部は当該保険種別と保険料の情報を含む加入案内を個人端末10に送信する(S108)。
【0043】
個人端末10は、保険提示サーバ50から加入案内を受信すると、当該加入案内をユーザ30に対して表示し、当該保険種別への加入を申し込むか否かを受け付ける(S109)。ステップ109において、加入申し込みを受け付けた場合には(S109:Yes)、当該加入申し込みを精算サーバ50に送信する(S111)。ステップ109において、加入申し込みを受け付けなかった場合には(S109:No)、当該区域における事故の補償を無効にする(S110)。
【0044】
ステップ107において加入済みであると判断された場合には(S107:Yes)、保険料決定部58は加入済みの保険の補償を当該区域において有効にするために必要な保険料をステップ106で抽出した保険種別及びステップ104で受信した個人情報に基づいて決定し(S112)、ユーザ30が当該保険に加入済みである旨と共に当該保険料を個人端末10に送信する(S113)。保険種別が例えばスポーツ・レジャー保険の場合、保険料決定部58は、個人情報の一例である年齢が60歳代である顧客に対する保険料を、30歳代である顧客の保険料よりも高く決定する。
【0045】
個人端末10は、保険提示サーバ50から受信した保険料を画面に表示する(S114)。表示される保険料は、例えば保険期間の日数と共に増額される保険料の料金表として表示される。個人端末10は、加入済みの保険の当該区域における補償を申し込むか否かをを受け付ける(S115)。
【0046】
ステップ115において、補償申し込みを受け付けた場合には(S115:Yes)、当該補償申し込みを精算サーバ50に送信する(S117)。ステップ115において、補償申し込みを受け付けなかった場合には(S115:No)、当該区域における事故の補償を無効にする(S116)。保険提示サーバ50は、ステップ111における加入申し込み又はステップ117における補償申し込みを受信したことを条件に、当該保険による補償を有効にする(S118)。
【0047】
以下、ユーザ30が区域40から立ち退く場合の保険提示システム100の動作に続く。ユーザ30が区域40から立ち退くべくゲート装置20を通過しようとすると、ゲート装置20は、個人端末10に記録された個人情報を読み出す信号を個人端末10に送信する(S119)。個人端末10は、ゲート装置20からの読み出し信号を受信したことに応じて、ユーザIDを含む個人情報をゲート装置20に送信する(S120)。ゲート装置20は、個人端末10からユーザIDを受信した日時を、ユーザ30が区域40から立ち退いた立ち退き日時として、ユーザIDと共に保険提示サーバ50に送信する(S121)。
【0048】
保険提示サーバ50は、ステップ104で受信した立ち入り日時とステップ121で受信した立ち退き日時とから保険期間を算出し、算出した保険期間に基づいて最終の保険料を決定する(S122)。そして、決定した保険料を個人端末10に送信する一方で(S124)、口座管理サーバ70に要求して当該保険料を精算する(S128)。
【0049】
個人端末10は保険提示サーバ50から受信した保険料を画面に表示する(S126)。これによりユーザ30は、自分が保険を利用した期間に応じて精算される保険料を確認することができる。以上で本シーケンスは完了する。
【0050】
なお、個人端末10が格納する個人情報は、ユーザ30の世帯情報を含んでもよい。この場合、ステップ110又はステップ116において、特定の区域における保険の補償が無効になったことを、世帯情報に含まれる家族の連絡先に通知してもよい。
【0051】
保険提示サーバ50は、図5で説明した実施例において、ユーザ30の区域40への立ち入り日時と立ち退き日時とから保険期間を算出し、保険期間に応じた保険料を決定したが、これに代えて、区域40への立ち入りの時点で、所定の期間分、例えば一日分の保険料を暫定的に決定して精算してもよい。
【0052】
また、ユーザ30が海外旅行に出かけるために特定の区域40としての空港を訪れる場合、個人端末10が記録している個人情報にユーザ30が予定している旅行の滞在予定地及び滞在予定期間が含まれていれば、保険料決定部58は、滞在予定地及び滞在予定期間に基づいて旅行傷害保険の保険料を決定し、決定した保険料をゲート装置20及び個人端末10の少なくとも一方に送信する。ユーザ30が予定している旅行の滞在予定地及び滞在予定期間は、ユーザ30が自ら個人端末10に入力してもよいが、例えば旅行代理店の情報書き込み装置によって、個人端末10に書き込まれてもよい。
【0053】
また、記保険料決定部58は、滞在予定期間を過ぎた時点で、ユーザ30が区域40としての空港から立ち退いた旨を未だに受信していない場合、保険期間が過ぎている旨を個人端末10あてに送信してもよい。あるいは、個人端末10とは別の通信端末であって、予め保険提示サーバ50に登録しておいた通信端末、例えば携帯電話あてに保険期間が過ぎている旨を例えば電子メールとして送信してもよい。これによりユーザ30は、旅行の予定を延長した場合であっても、保険期間の延長手続きを忘れずに行うことができる。
【0054】
保険料決定部58は、環境情報提供サーバ90から当該区域の環境情報を更に取得し、取得した環境情報に更に基づいて保険料を決定してもよい。これにより、保険料決定部58は、リスクがより細分化された精度の高い保険料を算出することができる。たとえば、ゲート装置20から種別抽出部56が受信した区域情報から、当該区域が図3における高速道路Aであることが判った場合、保険料決定部58は環境情報提供サーバ90から高速道路Aの天候を取得し、高速道路Aの天候が雨である場合に保険料を20%増額して出力する。
【0055】
保険料決定部58は、個人端末10が測定するユーザ30の状態を受信して、受信したユーザ30の状態に更に基づいて保険料を決定してもよい。ユーザ30の状態とは、ユーザ30の移動速度や心身状態等を指す。これにより、保険料決定部58は、リスクがより細分化された精度の高い保険料を算出することができる。例えば、区域が図3における高速道路Aである場合、個人端末10は、高速道路Aの入り口に設けられたゲート装置を通過したときから高速道路Aの出口に設けられたゲート装置を通過するまでのユーザ30の移動速度を逐次測定し、平均速度を算出して保険料決定部58に送信する。保険料決定部58は、個人端末10から受信したユーザ30の平均速度が80kmを超過している場合、精算すべき保険料として個人端末に送信する保険料を30%増額する。
【0056】
また保険料決定部58は、ユーザ30に推奨すべき保険種別及び補償額を保険種別及び個人情報に基づいて決定し、ユーザ30が加入済みの保険種別が推奨すべき保険種別と一致する場合に、加入済みの補償額の推奨すべき補償額に対する不足額を計算して個人端末10に送信してもよい。これにより、より適正な補償額に契約を見直すべくユーザ30に勧めることができる。
【0057】
保険種別保険料の精算は、ユーザ30又は保険会社の都合に合わせていかなるタイミングでおこなってもよい。例えば保険を利用する都度行ってもよいし、月毎、年毎、あるいは所定の保険期間が終了するときにまとめて行ってもよい。
【0058】
上記説明から明らかなように、本実施形態の保険提示システム、保険提示サーバ、保険提示方法、及びプログラムによれば、個人毎の行動パターンと個人情報に基づいてリスク細分化された損害保険の保険料を、顧客に提供することができる。また、顧客が当該損害保険を利用する毎に、保険料を精算することができる。
【0059】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることができる。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る保険提示システム100の構成を示す図である。
【図2】保険提示サーバ50の構成を示すブロック図である。
【図3】保険種別データベース54のデータフォーマットの一例である。
【図4】ユーザデータベース55のデータフォーマットの一例である。
【図5】保険提示システム100がユーザ30に保険を提示する動作を示すシーケンスである。
【符号の説明】
10 個人端末 20 ゲート装置
30 ユーザ 40 区域
50 保険提示サーバ 52 保険提示部
54 保険種別データベース 55 ユーザデータベース
56 種別抽出部 58 保険料決定部
60 記録媒体 70 口座管理サーバ
80 ネットワーク 90 環境情報提供サーバ90
100 保険提示システム

Claims (15)

  1. ユーザが携帯する個人端末と、特定の区域への前記ユーザの立ち入りを検出するゲート装置と、前記ユーザを補償の対象とする保険を出力する保険提示サーバとを備える保険提示システムであって、
    前記個人端末は、前記ゲート装置から読み取り可能な状態で、前記ユーザの個人情報を格納し、
    前記ゲート装置は、前記特定の区域への前記ユーザの立ち入りを検出したことに応じて、前記個人端末が格納する前記ユーザの前記個人情報を読み取り、前記特定の区域を示す区域情報と共に前記保険提示サーバに送信し、
    前記保険提示サーバは、
    前記ゲート装置から受信する前記区域情報及び前記個人情報に基づいて前記区域における前記ユーザを補償の対象とする前記保険の種別及び保険料を決定し、決定した前記種別及び前記保険料を前記ゲート装置及び前記個人端末の少なくとも一方に送信する保険提示部
    を有することを特徴とする保険提示システム。
  2. 前記保険提示サーバは、前記ユーザを識別するユーザIDに対応付けて、前記ユーザが既に加入している保険の種別を格納するユーザデータベースを更に備え、
    前記保険提示部は、前記ゲート装置から受信する前記個人情報に含まれる前記ユーザIDに基づいて前記ユーザデータベースを照会することにより、前記個人端末に送信しようとする前記保険の種別に前記ユーザが既に加入しているか否かを判断し、加入していると判断した場合に前記区域における前記保険の補償を有効にするために必要な保険料を決定して前記個人端末に前記保険料として送信し、
    前記個人端末は、前記保険提示サーバから前記保険の前記種別及び前記保険料を受信して前記ユーザに対して表示し、表示した前記種別及び前記保険料に対応した前記保険の補償を有効にする申し込みを前記ユーザから受け付けて前記保険提示サーバに送信し、
    前記保険提示サーバは、前記申し込みを前記個人端末から受信したことを条件に、前記保険の補償を有効にし、前記保険料を精算することを特徴とする請求項1に記載の保険提示システム。
  3. 前記保険提示サーバは、前記ユーザを識別するユーザIDに対応付けて、前記ユーザが既に加入している保険の種別を格納するユーザデータベースを更に備え、
    前記保険提示部は、前記ゲート装置から受信する前記個人情報に含まれる前記ユーザIDに基づいて前記ユーザデータベースを照会することにより、前記ゲート装置に送信しようとする前記保険の種別に前記ユーザが既に加入しているか否かを判断し、加入していると判断した場合に前記区域における前記保険の補償を有効にするために必要な保険料を決定して前記ゲート装置に前記保険料として送信し、
    前記ゲート装置は、前記保険提示サーバから前記保険の種別及び前記保険料を受信して前記ユーザに対して表示し、表示した前記種別及び前記保険料に対応した前記保険の補償を有効にする申し込みを前記ユーザのから受け付けて前記保険提示サーバに送信し、
    前記保険提示サーバは、前記補償を有効にする申し込みを前記ゲート装置から受信したことを条件に、前記保険の補償を有効にし、前記保険料を精算することを特徴とする請求項1に記載の保険提示システム。
  4. 前記ゲート装置は、前記ユーザの前記特定の区域への進入を阻止する開閉部を有し、前記補償を有効にする申し込みを受け付けた場合に限り、前記ユーザの前記特定の区域への進入を可能にするべく前記開閉部を開放することを特徴とする請求項3に記載の保険提示システム。
  5. 前記保険提示サーバは、前記ユーザを識別するユーザIDに対応付けて、前記ユーザが既に加入している保険の種別を格納するユーザデータベースを更に備え、
    前記保険提示部は、前記ゲート装置から受信する前記個人情報に含まれる前記ユーザIDに基づいて前記ユーザデータベースを照会することにより、前記個人端末に送信しようとする前記保険の種別に前記ユーザが既に加入しているか否かを判断し、加入していないと判断した場合に前記保険の種別と保険料の情報を含む加入案内を前記個人端末に送信し、
    前記個人端末は、前記保険提示サーバから前記加入案内を受信して前記ユーザに対して表示し、表示した前記加入案内に対応した前記保険への加入の申し込みを前記ユーザから受け付けて前記保険提示サーバに送信し、
    前記保険提示サーバは、前記加入の申し込みを前記個人端末から受信したことを条件に、前記保険の補償を有効にすることを特徴とする請求項1に記載の保険提示システム。
  6. 前記保険提示サーバは、前記ユーザを識別するユーザIDに対応付けて、前記ユーザが既に加入している保険の種別を格納するユーザデータベースを更に備え、
    前記保険提示部は、前記ゲート装置から受信する前記個人情報に含まれる前記ユーザIDに基づいて前記ユーザデータベースを照会することにより、前記ゲート装置に送信しようとする前記保険の種別に前記ユーザが既に加入しているか否かを判断し、加入していないと判断した場合に前記保険の種別と保険料の情報を含む加入案内を前記ゲート装置に送信し、
    前記ゲート装置は、前記保険提示サーバから前記加入案内を受信して前記ユーザに対して表示し、表示した前記加入案内に対応した前記保険への加入の申し込みを前記ユーザから受け付けて前記保険提示サーバに送信し、
    前記保険提示サーバは、前記加入の申し込みを前記ゲート装置から受信したことを条件に、前記保険の補償を有効にすることを特徴とする請求項1に記載の保険提示システム。
  7. 前記ゲート装置は、前記ユーザの前記特定の区域への進入を阻止する開閉部を有し、前記加入の申し込みを受け付けた場合に限り、前記ユーザの前記特定の区域への進入を可能にするべく前記開閉部を開放することを特徴とする請求項6に記載の保険提示システム。
  8. 前記保険提示サーバは、
    前記特定の区域に対応付けて、ユーザが加入すべき保険の種別を格納している保険種別データベースを更に有し、
    前記保険提示部は、
    前記ゲート装置から受信する前記区域情報に基づいて、前記保険種別データベースから前記ユーザが加入すべき保険の種別を抽出する種別抽出部と、
    前記ゲート装置から受信する前記個人情報と前記種別抽出部が抽出した前記保険の種別とに基づいて前記保険の保険料を決定し、抽出した前記種別及び決定した前記保険料を前記ゲート装置及び前記個人端末の少なくとも一方に送信する保険料決定部と
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の保険提示システム。
  9. 前記ゲート装置は、前記ユーザによる前記特定の区域への立ち入り日時及び立ち退き日時を前記保険料決定部に送信し、前記保険料決定部は、前記ゲート装置から受信する前記立ち入り日時及び前記立ち退き日時に更に基づいて前記保険料を決定することを特徴とする請求項8に記載の保険提示システム。
  10. 前記個人情報は、前記ユーザが予定している旅行の滞在予定地及び滞在予定期間を含み、
    前記保険種別データベースは、前記特定の区域としての空港に対応付けて、ユーザが加入すべき保険の種別としての旅行傷害保険を格納し、
    前記種別抽出部は、前記ゲート装置から受信する前記区域情報が空港を示す場合に、前記保険種別データベースから前記保険の種別としての旅行傷害保険を抽出し、
    前記保険料決定部は、前記個人情報が前記滞在予定地及び前記滞在予定期間を含む場合に、前記滞在予定地及び前記滞在予定期間に基づいて前記旅行傷害保険の保険料を決定し、決定した前記保険料を前記ゲート装置及び前記個人端末の少なくとも一方に送信することを特徴とする請求項8に記載の保険提示システム。
  11. 前記保険料決定部は、前記滞在予定期間を過ぎた時点で、前記ユーザが前記特定の区域としての空港から立ち退いた旨を未だに受信していない場合、保険期間が過ぎている旨を前記個人端末あてに送信することを特徴とする請求項10に記載の保険提示システム。
  12. 区域毎の環境情報を提供する環境情報提供サーバを更に備え、
    前記保険料決定部は、前記環境情報提供サーバから前記特定の区域の環境情報を更に取得し、取得した前記環境情報に更に基づいて前記保険料を決定することを特徴とする請求項8に記載の保険提示システム。
  13. ユーザが携帯する個人端末と、特定の区域への前記ユーザの立ち入りを検出するゲート装置とに接続し、前記ユーザに対して保険を提示する保険提示サーバであって、
    前記特定の区域に対応付けて、ユーザが加入すべき保険の種別を格納している保険種別データベースと、
    前記ゲート装置から前記特定の区域を示す区域情報を受信し、受信した前記区域情報に基づいて、前記保険種別データベースから前記ユーザが加入すべき前記保険の種別を抽出する種別抽出部と、
    前記ゲート装置から受信する前記ユーザの個人情報と前記種別抽出部が抽出した前記保険の種別とに基づいて前記保険の保険料を決定し、抽出された前記種別及び決定した前記保険料を前記ゲート装置及び前記個人端末の少なくとも一方に送信する保険料決定部と
    を備えることを特徴とする保険提示サーバ。
  14. ユーザが携帯する個人端末と、特定の区域への前記ユーザの立ち入りを検出するゲート装置と、前記ユーザを補償の対象とする保険を出力する保険提示サーバとを利用した保険提示方法であって、
    前記個人端末において、前記ゲート装置から読み取り可能な状態で、前記ユーザの個人情報を格納するステップと、
    前記ゲート装置において、前記特定の区域への前記ユーザの立ち入りを検出したことに応じて、前記個人端末が格納する前記ユーザの前記個人情報を読み取り、前記特定の区域を示す区域情報と共に前記保険提示サーバに送信するステップと、
    前記保険提示サーバにおいて、
    前記特定の区域に対応付けて、ユーザが加入すべき保険の種別を管理するステップと、
    前記ゲート装置から受信する前記区域情報に基づいて前記ユーザが加入すべき保険の種別を抽出するステップと、
    抽出した前記保険の種別と前記ゲート装置から受信する前記個人情報とに基づいて前記保険の保険料を決定し、抽出した前記種別及び決定した前記保険料を前記ゲート装置及び前記個人端末の少なくとも一方に送信するステップと
    を備えることを特徴とする保険提示方法。
  15. ユーザが携帯する個人端末と、特定の区域への前記ユーザの立ち入りを検出するゲート装置とに接続し、前記ユーザに対して保険を提示するコンピュータ用のプログラムであって、
    前記特定の区域に対応付けて、ユーザが加入すべき保険の種別を管理する保険種別管理機能と、
    前記ゲート装置から前記特定の区域を示す区域情報を受信し、受信した前記区域情報に基づいて、前記保険種別データベースから前記ユーザが加入すべき前記保険の種別を抽出する種別抽出機能と、
    前記ゲート装置から受信する前記ユーザの個人情報と抽出された前記保険の種別とに基づいて前記保険の保険料を決定し、抽出された前記種別及び決定した前記保険料を前記ゲート装置及び前記個人端末の少なくとも一方に送信する保険料決定機能と
    を前記コンピュータに実現させることを特徴とするプログラム。
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