JP2019185574A - 特典付与システム、特典付与装置、特典付与方法、及び特典付与プログラム - Google Patents

特典付与システム、特典付与装置、特典付与方法、及び特典付与プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】施設の利用者数を効率良く増加させることが可能な特典付与システム、特典付与装置、特典付与方法、及び特典付与プログラムを提供すること。【解決手段】特典付与システムは、第1施設の利用者の前記第1施設とは異なる第2施設の利用履歴情報を取得する取得処理部と、前記利用履歴情報に基づいて、前記第1施設を利用した利用者に特典を付与する付与処理部と、前記付与処理部により前記利用者に前記特典が付与された場合に、前記利用者に前記特典が付与されたことを示す特典履歴情報を記録する記録処理部とを備え、前記付与処理部は、前記特典履歴情報が特定条件を満たす場合に、前記利用者に前記特典を付与する。【選択図】図7

Description

本発明は、特典付与システム、特典付与装置、特典付与方法、及び特典付与プログラムに関する。
駐車料金を精算する際に、交通機関用ICカードから乗車履歴データを取得して、前記乗車履歴データが所定条件を満たしている場合に駐車料金を割り引く駐車料金精算機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−33566号公報
ところで、特定の交通機関を利用して飲食店に来訪した利用者に対して、飲食代の割引などの特典を付与することによって、前記交通機関の利用者数の増加を図ることが考えられる。この場合、前記交通機関を利用して飲食店に来訪した利用者に対して無条件に飲食代を割り引くと、通勤や通学などで前記交通機関を日常的に利用している利用者に対して飲食代を常に割り引くことになる。このような利用者に対して飲食代を割り引くことは、前記交通機関の利用者数の増加には貢献しない。
本発明の目的は、施設の利用者数を効率良く増加させることが可能な特典付与システム、特典付与装置、特典付与方法、及び特典付与プログラムを提供することにある。
本発明に係る特典付与システムは、第1施設の利用者の前記第1施設とは異なる第2施設の利用履歴情報を取得する取得処理部と、前記利用履歴情報に基づいて、前記第1施設を利用した利用者に特典を付与する付与処理部と、前記付与処理部により前記利用者に前記特典が付与された場合に、前記利用者に前記特典が付与されたことを示す特典履歴情報を記録する記録処理部とを備え、前記付与処理部は、前記特典履歴情報が特定条件を満たす場合に、前記利用者に前記特典を付与する。
本発明に係る特典付与装置は、第1施設の利用者の前記第1施設とは異なる第2施設の利用履歴情報を取得する取得処理部と、前記利用履歴情報に基づいて、前記第1施設を利用した利用者に特典を付与する付与処理部と、前記付与処理部により前記利用者に前記特典が付与された場合に、前記利用者に前記特典が付与されたことを示す特典履歴情報を記録する記録処理部とを備え、前記付与処理部は、前記特典履歴情報が特定条件を満たす場合に、前記利用者に前記特典を付与する。
本発明に係る特典付与方法は、第1施設の利用者の前記第1施設とは異なる第2施設の利用履歴情報を取得する取得ステップと、
前記利用履歴情報に基づいて、前記第1施設を利用した利用者に特典を付与する付与ステップと、前記付与ステップで前記利用者に前記特典が付与された場合に、前記利用者に前記特典が付与されたことを示す特典履歴情報を記録する記録ステップとを含み、前記付与ステップでは、前記特典履歴情報が特定条件を満たす場合に、前記利用者に前記特典が付与される。
本発明に係る特典付与プログラムは、一又は複数のプロセッサーに、第1施設の利用者の前記第1施設とは異なる第2施設の利用履歴情報を取得する取得ステップと、前記利用履歴情報に基づいて、前記第1施設を利用した利用者に特典を付与する付与ステップと、前記付与ステップで前記利用者に前記特典が付与された場合に、前記利用者に前記特典が付与されたことを示す特典履歴情報を記録する記録ステップとを実行させ、前記付与ステップでは、前記特典履歴情報が特定条件を満たす場合に、前記利用者に前記特典が付与される。
本発明によれば、施設の利用者数を効率良く増加させることが可能な特典付与システム、特典付与装置、特典付与方法、及び特典付与プログラムが提供される。
図1は、本発明の実施形態に係る特典付与システムの構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施形態に係る特典付与システムで使用される店舗情報の一例を示す図である。 図3は、本発明の実施形態に係る特典付与システムで使用される予約情報の一例を示す図である。 図4は、本発明の実施形態に係る特典付与システムで使用される特典情報の一例を示す図である。 図5は、本発明の実施形態に係る特典付与システムで使用される特典履歴情報の一例を示す図である。 図6は、本発明の実施形態に係る特典付与システムで使用される利用履歴情報の一例を示す図である。 図7は、本発明の実施形態に係る特典付与装置で実行される特典付与処理の手順の一例を示すフローチャートである。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[特典付与システム100]
図1に示すように、本発明の実施形態に係る特典付与システム100は、特典付与装置1と店舗端末2と鉄道業者サーバー3と利用者端末4とを含む。特典付与装置1、店舗端末2、鉄道業者サーバー3、及び利用者端末4は、インターネット、LAN、WAN、又は公衆電話回線などの通信網N1を介して通信可能である。
[特典付与装置1]
特典付与装置1は、複数の飲食店に関する情報(例えば、店名、所在地、電話番号、営業日、営業時間帯、業態、メニュー、席数、予算など)を提供するグルメ情報提供サイトとしての機能を備えている。また、特典付与装置1は、前記飲食店についての予約を受け付ける予約受付サイトとしての機能を備えている。
ところで、特定の交通機関を利用して飲食店に来訪した利用者に対して、飲食代の割引などの特典を付与することによって、前記交通機関の利用者数の増加を図ることが考えられる。この場合、前記交通機関を利用して飲食店に来訪した利用者に対して無条件に飲食代を割り引くと、通勤や通学などで前記交通機関を日常的に利用している利用者に対して飲食代を常に割り引くことになる。このような利用者に対して飲食代を割り引くことは、前記交通機関の利用者数の増加には貢献しない。これに対して、本実施形態に係る特典付与システム100によれば、施設の利用者数を効率良く増加させることが可能である。
本実施形態では、一例として、鉄道を利用して飲食店に来訪した利用者に対して飲食代の割引などの特典を付与することによって、鉄道の利用者数の増加を図る場合について説明する。前記飲食店は、本発明の「第1施設」の一例であり、前記鉄道は、本発明の「第2施設」の一例である。なお、本発明の「第1施設」及び「第2施設」は、飲食店と鉄道との組み合わせに限定されず、任意の2つの施設(例えば、商品を販売する店舗、宿泊施設、映画館、動物園、遊園地、ゴルフ場など)の組み合わせであればよい。本発明の「第1施設」及び「第2施設」は、同一の種類の施設であってもよいし、異なる種類の施設であってもよい。
図1に示されるように、特典付与装置1は、制御部11、記憶部12、及び通信I/F13などを備えるサーバーコンピューターである。なお、特典付与装置1は、1台のコンピューターに限らず、複数台のコンピューターが協働して動作するコンピューターシステムであってもよい。また、特典付与装置1で実行される各種の処理は、一又は複数のプロセッサーによって分散して実行されてもよい。
通信I/F13は、特典付与装置1を有線又は無線で通信網N1に接続し、通信網N1を介して店舗端末2、鉄道業者サーバー3,利用者端末4などの外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
記憶部12は、各種の情報を記憶する半導体メモリ、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)などを含む不揮発性の記憶部である。具体的に、記憶部12には、店舗情報D1、予約情報D2、特典情報D3、及び特典履歴情報D4などのデータが記憶される。ここに、図2は、店舗情報D1の一例を示す図である。図3は、予約情報D2の一例を示す図である。図4は、特典情報D3の一例を示す図である。図5は、特典履歴情報D4の一例を示す図である。
店舗情報D1には、前記グルメ情報提供サイトに登録されている複数の飲食店に関する情報が含まれる。図2に示されるように、店舗情報D1には、飲食店ごとに、対応する「店舗ID」、「店舗名」、「所在地」、「最寄駅」、「業態」などの情報が含まれる。「店舗ID」は、前記飲食店を識別するための識別情報である。「店舗名」は、前記飲食店の名称である。「所在地」は、前記飲食店の所在地を示す。「最寄駅」は、前記飲食店に最も近い駅を示す。なお、「最寄駅」に、複数の鉄道業者の各々ごとに、前記飲食店に最も近い駅が示されていてもよい。「業態」は、前記飲食店で提供される料理ジャンルなどに基づく前記飲食店の分類である。
予約情報D2には、前記予約受付サイトにおいて受け付けられた予約に関する情報が含まれる。図3に示されるように、予約情報D2には、前記予約受付サイトにおいて受け付けられた予約ごとに、対応する「受付日時」、「利用者ID」、「利用日時」、「利用人数」などの情報が含まれる。「受付日時」は、前記予約が受け付けられた日時である。「利用者ID」は、前記予約を申し込んだ利用者(予約者)の識別情報である。「利用日時」は、前記予約者が飲食店を利用する日時である。「利用人数」は、飲食店を利用するグループの人数である。
特典情報D3には、飲食店を利用した利用者に対して付与される特典に関する情報が含まれる。図4に示されるように、特典情報D3には、利用者に対して特典を付与するキャンペーンを実施中の飲食店ごとに、「店舗ID」、「キャンペーンID」、「実施期間」、「特典ID」、「特典付与条件」などの情報が含まれる。「店舗ID」は、飲食店を識別するための識別情報である。「キャンペーンID」は、前記キャンペーンを識別するための識別情報である。前記キャンペーンは、例えば、特定期間に最寄駅まで特定の鉄道を利用して特定の飲食店を利用すると当該飲食店での飲食代が半額になるキャンペーン、特定期間に最寄駅まで特定の鉄道を利用して特定の飲食店を利用すると当該飲食店の特定の飲食物が無料になるキャンペーンなどである。「実施期間」は、前記キャンペーンの実施期間であって、例えば、前記キャンペーンの開始日及び終了日を示す情報である。「特典ID」は、前記キャンペーンの実施中に前記飲食店の利用者に付与される特典を識別するための識別情報である。前記特典は、例えば、飲食代が半額になる特典、特定の飲食物が無料になる特典、割引クーポンのようなクーポンが付与される特典、金銭的価値を有するポイントが付与される特典などである。「特典付与条件」は、前記利用者に前記特典が付与される条件である。前記条件は、例えば、「飲食店を利用した利用者に対して同一のキャンペーンの特典が所定回数(例えば1回)以上付与されておらず、且つ前記利用者が特定の鉄道を利用して前記飲食店に来訪したこと」、「飲食店を利用した利用者に対して前記飲食店の特典が所定回数(例えば1回)以上付与されておらず、且つ前記利用者が特定の鉄道を利用して前記飲食店に来訪したこと」などである。
特典履歴情報D4には、過去に飲食店を利用した利用者に対して付与された特典に関する情報が含まれる。図5に示されるように、特典履歴情報D4には、いずれかの飲食店を利用した利用者に対して特典が付与されるごとに、「店舗ID」、「付与日時」、「利用者ID」、「キャンペーンID」、「特典ID」などの情報が記録される。「店舗ID」は、前記利用者が利用した飲食店を識別するための識別情報である。「付与日時」は、前記利用者に対して特典が付与された日時である。「利用者ID」は、前記利用者を識別するための識別情報である。「キャンペーンID」は、前記利用者に特典が付与されたときに開催されていたキャンペーンを識別するための識別情報である。「特典ID」は、前記利用者に付与された特典を識別するための識別情報である。前記特典は、例えば、飲食代が半額になる特典、特定の飲食物が無料になる特典、割引クーポンのようなクーポンが付与される特典、金銭的価値を有するポイントが付与される特典などである。
なお、他の実施形態として、店舗情報D1、予約情報D2、及び特典履歴情報D4の一部又は全部が、特典付与装置1から通信網N1を介してアクセス可能な他のサーバーに記憶されていることも考えられる。そして、特典付与装置1の制御部11は、必要に応じて前記サーバーから各種の情報を取得して、後述の特典付与処理(図7参照)などの各処理を実行してもよい。また、他の実施形態として、店舗情報D1、予約情報D2、及び特典履歴情報D4の一部又は全部が、店舗端末2に記憶されていることも考えられる。そして、特典付与装置1の制御部11は、必要に応じて店舗端末2から各種の情報を取得して、後述の特典付与処理(図7参照)などの各処理を実行してもよい。また、他の実施形態として、店舗情報D1、予約情報D2、及び特典履歴情報D4の一部又は全部が、特典付与装置1と店舗端末2の両方に記憶されていることも考えられる。
さらに、記憶部12には、制御部11に後述の特典付与処理(図7参照)を実行させるための特典付与プログラムなどの制御プログラムが記憶されている。例えば、前記特典付与プログラムは、CD又はDVDなどのコンピューター読取可能な記録媒体に非一時的に記録されており、特典付与装置1が備えるCDドライブ又はDVDドライブなどの読取装置(不図示)で読み取られて記憶部12に記憶される。
制御部11は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の演算処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部11は、前記ROM又は記憶部12に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより特典付与装置1を制御する。
具体的に、制御部11は、図1に示されるように、取得処理部111、付与処理部112、記録処理部113などの各種の処理部を含む。なお、制御部11は、前記CPUで前記特典付与プログラムに従った各種の処理を実行することによって前記各種の処理部として機能する。また、制御部11に含まれる一部又は全部の処理部が電子回路で構成されていてもよい。なお、前記特典付与プログラムは、複数のプロセッサーを前記各種の処理部として機能させるためのプログラムであってもよい。
取得処理部111は、飲食店(本発明の「第1施設」の一例)の利用者の、鉄道(本発明の「第2施設」の一例)の利用履歴情報を取得する。取得処理部111は、例えば、鉄道業者サーバー3から前記利用者の鉄道の利用履歴情報を通信網N1を通じて受信する。図6は、鉄道業者サーバー3の記憶部32に記憶される利用履歴情報D5の一例を示す図である。
利用履歴情報D5には、過去に鉄道を利用した利用者及びその乗車区間に関する情報が含まれる。利用履歴情報D5には、利用者が鉄道を利用するごとに、「利用者ID」、「乗車駅」、「乗車日時」、「降車駅」、「降車日時」などの情報が記録される。これらの情報は、鉄道の各駅に設置された自動改札機で読み取られたICカード(運賃の支払い機能を有するICカード)の情報に基づいて、利用履歴情報D5として記録される。「利用者ID」は、鉄道の利用者(すなわち、前記ICカードの所有者)を識別するための識別情報である。「乗車駅」は、前記利用者が列車に乗車した駅である。「乗車日時」は、前記利用者が列車に乗車した日時(より正確には、乗車駅に設置された自動改札機で前記ICカードが読み取られた日時)である。「降車駅」は、前記利用者が列車から降車した駅である。「降車日時」は、前記利用者が列車から降車した日時(より正確には、降車駅に設置された自動改札機で前記ICカードが読み取られた日時)である。「乗車駅」及び「降車駅」は、本発明の「駅情報」の一例であり、「乗車日時」及び「降車日時」は、本発明の「日時情報」の一例である。
取得処理部111は、飲食店の利用者を識別するための識別情報(例えば、利用者IDなど)を鉄道業者サーバー3に送信する。鉄道業者サーバー3は、利用履歴情報D5の中から前記識別情報に対応する利用者の利用履歴情報を抽出して、特典付与装置1に送信する。なお、取得処理部111は、前記利用者の識別情報を、店舗端末2又は利用者端末4から取得することができる。前記飲食店における飲食代の精算時に、店舗端末2が、前記利用者が携帯しているICカードからICカードリーダー(不図示)を通じて前記利用者の識別情報を読み出して、特典付与装置1に送信してもよい。もしくは、店舗端末2が、前記利用者が携帯している利用者端末4から前記利用者の識別情報を受信して、特典付与装置1に送信してもよい。もしくは、前記利用者が携帯している利用者端末4が、前記利用者の識別情報を特典付与装置1に送信してもよい。
なお、他の実施形態では、取得処理部111は、飲食店の利用者の鉄道の利用履歴情報を、前記飲食店に設置された店舗端末2から通信網N1を通じて受信してもよい。例えば、店舗端末2は、前記利用者が携帯しているICカードからICカードリーダー(不図示)を通じて鉄道の利用履歴情報を読み出して、特典付与装置1に送信してもよい。もしくは、店舗端末2は、前記利用者が携帯している利用者端末4から鉄道の利用履歴情報を受信して、特典付与装置1に送信してもよい。
また、他の実施形態では、取得処理部111は、飲食店の利用者の鉄道の利用履歴情報を、前記利用者が携帯している利用者端末4から通信網N1を通じて受信してもよい。
また、他の実施形態では、取得処理部111は、利用者端末4において周期的に記録されるGPS(Global Positioning System)などの位置情報(すなわち、利用者端末4の移動経路を示す情報)を、鉄道の利用履歴情報として利用者端末4から受信してもよい。そして、取得処理部111は、前記位置情報に基づいて、乗車駅、乗車日時、降車駅、降車日時などを判定してもよい。この場合、取得処理部111は、前記位置情報に基づいて利用者端末4の移動速度を算出し、利用者端末4の移動経路と移動速度とに基づいて、前記利用者が鉄道を利用したか否かを判定してもよい。
また、他の実施形態では、駅の構内に掲示された二次元コード(例えば、駅の識別情報を含む二次元コード)が利用者端末4のカメラ(不図示)で撮影されてもよい。そして、取得処理部111は、前記二次元コードに含まれる情報を、鉄道の利用履歴情報として利用者端末4から受信してもよい。もしくは、利用者端末4の操作表示部43に表示された前記二次元コードが店舗端末2に接続されたバーコードリーダー(不図示)によって読み取られてもよい。そして、取得処理部111は、前記二次元コードに含まれる情報を店舗端末2から受信してもよい。
付与処理部112は、取得処理部111により取得される鉄道の利用履歴情報に基づいて、飲食店を利用した利用者に特典を付与する。例えば、付与処理部112は、図4に示される特典情報D3に基づいて、飲食店を利用した利用者に特典を付与する。例えば、付与処理部112により前記利用者に付与される特典が、飲食代が半額になる特典である場合、付与処理部112は、飲食代が半額になる旨を示す信号を店舗端末2に送信する。その結果、店舗端末2では、本来の飲食代の半額が、前記利用者への請求金額として提示される。また、付与処理部112により前記利用者に付与される特典が、金銭的価値を有するポイントが付与される特典である場合、付与処理部112は、記憶部12に記憶されている前記利用者のポイント数に所定数を加算する。
記録処理部113は、付与処理部112により前記利用者に前記特典が付与された場合に、前記利用者に前記特典が付与されたことを示す特典履歴情報D4を記録する。具体的に、記録処理部113は、図5に示される特典履歴情報D4に、新たなレコードを追加する。なお、「店舗ID」は、例えば、前記利用者が利用した飲食店に設置されている店舗端末2から、通信網N1を通じて受信されてもよい。もしくは、前記利用者が利用した飲食店の店内に、「店舗ID」の情報が含まれる二次元コードが掲示されており、前記二次元コードを読み取った利用者端末4が、「店舗ID」の情報を通信網N1を通じて特典付与装置1に送信してもよい。
付与処理部112は、特典履歴情報D4が特定条件を満たす場合に、前記利用者に前記特典を付与する。前記特定条件は、特定期間(例えば、同一のキャンペーンの実施期間など)に前記利用者に前記特典が付与された回数に関する条件を含んでいてもよい。例えば、前記特定条件が、同一のキャンペーンの実施期間において前記利用者に特典が所定回数(例えば1回)以上付与されていないことであってもよい。また、前記特定条件は、飲食店各々で前記利用者に前記特典が付与された回数に関する条件を含んでいてもよい。例えば、前記特定条件が、同一の飲食店において前記利用者に特典が所定回数(例えば1回)以上付与されていないことであってもよい。これにより、例えば、特定の交通機関を利用して飲食店に来訪した利用者に対して特典を付与する場合に、通勤や通学などで前記交通機関を日常的に利用している利用者に対して前記特典が無制限に付与されてしまうことを回避することができる。これにより、前記交通機関の利用者数の増加には貢献しないような利用者への特典の付与が抑制されるので、前記交通機関の利用者数を効率良く増加させることが可能である。
付与処理部112は、前記利用者が前記飲食店を予約済みであるか否かを予約情報D2に基づいて判断し、前記利用者が前記飲食店を予約済みであることを条件として、前記利用者に前記特典を付与してもよい。この場合、前記予約受付サイトにおいて、前記飲食店を予約した上で特定の交通機関を利用して前記飲食店に来訪した利用者に対してのみ特典が付与される旨が表示されてもよい。これにより、例えば、特定の交通機関を利用して飲食店に来訪した利用者に対して特典を付与する場合に、通勤や通学などで前記交通機関を日常的に利用している利用者(すなわち、前記交通機関の利用者数の増加には貢献しないような利用者)への特典の付与が抑制されるので、前記交通機関の利用者数を効率良く増加させることが可能である。
付与処理部112は、前記利用者が前記飲食店を予約済みである場合に、前記利用者が前記飲食店に来訪するために利用した交通機関(例えば、鉄道、バス、タクシーなど)が特定の交通機関(例えば、鉄道)であるか否かに応じて前記利用者に異なる特典を付与してもよい。例えば、付与処理部112は、前記交通機関が第1交通機関(例えば、鉄道)である場合は前記利用者に第1特典を付与し、前記交通機関が第2交通機関(例えば、バス)である場合は前記利用者に前記第1特典とは異なる第2特典を付与し、前記交通機関が第3交通機関(例えば、タクシー)である場合は前記利用者に特典を付与しないようにしてもよい。
付与処理部112は、前記利用者による前記飲食店の利用日時(例えば、入店日時、精算日時など)と前記利用者が前記鉄道の最寄駅で降車又は乗車した日時とが予め定められた条件を満たすことを条件として、前記利用者に前記特典を付与してもよい。ところで、通勤又は通学などで前記最寄駅を利用している利用者が、休憩時間に前記飲食店を利用する場合、前記飲食店の利用日時と前記最寄駅で降車又は乗車した日時との間に大きな時間差が生じることがある。一方、利用者が、前記飲食店に来訪するためだけに前記最寄駅を利用した場合、前記飲食店の利用日時と前記最寄駅で降車又は乗車した日時との間に大きな時間差は生じない。そこで、付与処理部112は、例えば、前記利用者による前記飲食店の利用日時と前記利用者が前記鉄道の最寄駅で降車又は乗車した日時との時間差が、予め定められた閾値以下であることを条件として、前記利用者に前記特典を付与してもよい。これにより、通勤や通学などで前記最寄駅を日常的に利用している利用者(すなわち、鉄道の利用者数の増加には貢献しないような利用者)への特典の付与が抑制されるので、鉄道の利用者数を効率良く増加させることが可能である。なお、前記閾値は、前記飲食店ごとに個別に設定されてもよい。例えば、前記閾値が、前記飲食店と前記最寄駅との間の距離又は道程に応じて設定又は変更されてもよい。
付与処理部112は、前記利用者が前記飲食店に来訪するために利用した鉄道の利用区間に応じて前記利用者に異なる特典を付与してもよい。例えば、付与処理部112は、前記利用区間が相対的に長い利用者に対して、前記利用区間が相対的に短い利用者よりも有利な特典(例えば、飲食代をより大きく割り引くことなど)を付与してもよい。これにより、鉄道の利用区間がより長い利用者の数を効率良く増加させることが可能である。
付与処理部112は、前記利用者による前記飲食店の最寄駅の利用頻度が予め定められた条件を満たすことを条件として、前記利用者に前記特典を付与してもよい。例えば、付与処理部112は、前記利用者による前記飲食店の最寄駅の利用頻度(例えば、過去1ヶ月間の利用回数)が予め定められた閾値(例えば、15日)よりも低いことを条件として、前記利用者に前記特典を付与してもよい。これにより、通勤や通学などで前記最寄駅を日常的に利用している利用者(すなわち、鉄道の利用者数の増加には貢献しないような利用者)への特典の付与が抑制されるので、鉄道の利用者数を効率良く増加させることが可能である。
付与処理部112は、前記利用者が前記飲食店の最寄駅で下車後に前記飲食店を利用し、且つ前記利用者が前記飲食店の利用後に前記最寄駅で乗車したことを条件として、前記利用者に前記特典を付与してもよい。これにより、前記飲食店に行くときと前記飲食店から帰るときの両方とも鉄道を利用した利用者にのみ特典を付与することが可能となる。ただし、この場合は、前記利用者が前記飲食店の利用後に前記最寄駅で乗車したか否かを確認する必要があるため、例えば飲食代の精算時にその場で飲食代を割り引くことはできない。一方、支払った飲食代の一部又は全部を現金又はポイントで還元すること、前記最寄駅で乗車する際の運賃をその場で割り引くことなどは可能である。なお、付与処理部112は、前記利用者が前記最寄駅で降車した列車の進行方向と、前記利用者が前記最寄駅で乗車した列車の進行方向とが反対方向であることを条件として、前記利用者に前記特典を付与してもよい。もしくは、付与処理部112は、前記利用者が前記最寄駅で降車した列車に乗車した乗車駅と、前記利用者が前記最寄駅で乗車した列車から降車した降車駅とが同一であることを条件として、前記利用者に前記特典を付与してもよい。これにより、乗車駅から本来の目的駅へと電車で向かう途中で前記最寄駅で一旦降車して前記飲食店を利用した利用者(すなわち、鉄道の利用者数の増加には貢献しないような利用者)には特典を付与せず、前記最寄駅で折り返した利用者(すなわち、前記飲食店を利用するためだけに鉄道を利用した利用者)にのみ特典を付与することができる。よって、鉄道の利用者数を効率良く増加させることが可能である。
なお、取得処理部111、付与処理部112、及び記録処理部113の一部又は全部の処理部が、店舗端末2に設けられてもよい。取得処理部111、付与処理部112、及び記録処理部113が設けられた店舗端末2は、本発明の「特典付与装置」の一例である。
[店舗端末2]
図1に示されるように、店舗端末2は、制御部21、記憶部22、操作表示部23、及び通信I/F24などを備える。店舗端末2は、飲食店に配置され、飲食店の従業員によって操作される。店舗端末2は、例えば携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、又はパーソナルコンピューターのような情報処理装置である。なお、店舗端末2は、従業員ごとに設けられていてもよい。例えば、1台の据置端末(レジ端末)と従業員が携帯する複数の携帯端末(オーダーエントリー端末)とが店舗端末2として飲食店に配置されてもよい。
通信I/F24は、店舗端末2を有線又は無線で通信網N1に接続し、通信網N1を介して特典付与装置1などの外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
操作表示部23は、各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルなどの操作部とを備えるユーザーインターフェースである。
記憶部22は、各種の情報を記憶するフラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶部である。例えば、記憶部22には、特典付与装置1との間で各種の情報を送受信するための店舗端末プログラムなどの制御プログラムが記憶されている。例えば、前記店舗端末プログラムは、CD又はDVDなどのコンピューター読取可能な記録媒体に非一時的に記録されており、店舗端末2に電気的に接続されるCDドライブ又はDVDドライブなどの読取装置(不図示)で読み取られて記憶部22に記憶される。
制御部21は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶された不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部21は、前記ROM又は記憶部22に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより店舗端末2を制御する。
制御部21は、例えば、飲食代の精算時に、前記利用者が携帯しているICカードからICカードリーダー(不図示)を通じて前記利用者の識別情報を読み出して、特典付与装置1に送信してもよい。もしくは、制御部21は、前記利用者が携帯している利用者端末4から前記利用者の識別情報を受信して、特典付与装置1に送信してもよい。そして、制御部21は、特典付与装置1から受信される信号(例えば、飲食代が半額になる旨を示す信号など)に基づいて、本来の飲食代から割り引かれた金額を、前記利用者への請求金額として操作表示部23に表示させてもよい。なお、前記ICカードが電子マネーとしての機能を有する場合、制御部21は、前記ICカードリーダー(不図示)で読み取った前記ICカードの情報に基づいて、前記請求金額についての電子決済処理を実行してもよい。
[鉄道業者サーバー3]
図1に示されるように、鉄道業者サーバー3は、制御部31、記憶部32、及び通信I/F33などを備える。鉄道業者サーバー3は、鉄道業者により管理されるサーバーである。鉄道業者サーバー3には、例えば、鉄道の各駅に設置されたクライアント端末から、自動改札機で読み取られたICカードの情報がアップロードされる。
通信I/F33は、鉄道業者サーバー3を有線又は無線で通信網N1に接続し、通信網N1を介して特典付与装置1などの外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
記憶部32は、各種の情報を記憶するフラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶部である。例えば、記憶部32には、図6に示される利用履歴情報D5が記憶される。また、記憶部32には、鉄道の各駅に設置された前記クライアント端末から各種情報を収集して利用履歴情報D5として記録するための制御プログラムなどが記憶されている。
制御部31は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶された不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部31は、前記ROM又は記憶部32に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより鉄道業者サーバー3を制御する。
制御部31は、特典付与装置1からの要求に応じて、記憶部32に記憶されている利用履歴情報D5から任意の利用者の利用履歴情報を抽出して、特典付与装置1に送信することができる。
[利用者端末4]
図1に示されるように、利用者端末4は、制御部41、記憶部42、操作表示部43、及び通信I/F44などを備える。利用者端末4は、飲食店の利用者が所有する携帯端末であり、例えばスマートフォン、携帯電話、又はタブレット端末のような情報処理装置である。
通信I/F44は、利用者端末4を有線又は無線で通信網N1に接続し、通信網N1を介して特典付与装置1などの外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
操作表示部43は、各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるタッチパネル、ボタンなどの操作部とを備えるユーザーインターフェースである。
記憶部42は、各種の情報を記憶するフラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶部である。記憶部42には、制御部41に各種の処理を実行させるための各種の制御プログラムが記憶されている。
制御部41は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶された不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部41は、前記ROM又は記憶部42に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより利用者端末4を制御する。
[特典付与処理]
以下、図7を参照しつつ、特典付与装置1の制御部11によって実行される特典付与処理について説明する。例えば、店舗端末2は、飲食代の精算処理時に、特典付与装置1にアクセスする。特典付与装置1の制御部11は、店舗端末2からのアクセスに応じて前記特典付与プログラムの実行を開始することによって、前記特典付与処理の実行を開始する。なお、制御部11は、複数の店舗端末2からアクセスされた場合に、店舗端末2ごとに前記特典付与処理を個別に並行して実行してもよい。
なお、本発明は、前記特典付与処理に含まれる一又は複数のステップを実行する特典付与方法の発明として捉えることができる。
なお、ここで説明する前記特典付与処理に含まれる一又は複数のステップが適宜省略されてもよい。また、前記特典付与処理における各ステップは、同様の作用効果を生じる範囲で実行順序が異なってもよい。さらに、ここでは制御部11によって前記特典付与処理における各ステップが実行される場合を例に挙げて説明するが、他の実施形態では、複数のプロセッサーによって前記特典付与処理における各ステップが分散して実行されてもよい。
<ステップS11>
ステップS11において、制御部11は、飲食店の利用者の識別情報を取得する。例えば、制御部11は、前記利用者の識別情報を通信網N1を通じて店舗端末2から受信してもよい。すなわち、店舗端末2が、前記利用者が携帯しているICカードからICカードリーダー(不図示)を通じて前記利用者の識別情報を読み出して、特典付与装置1に送信してもよい。もしくは、店舗端末2が、前記利用者が携帯している利用者端末4から前記利用者の識別情報を受信して、特典付与装置1に送信してもよい。もしくは、制御部11は、前記利用者の識別情報を通信網N1を通じて利用者端末4から受信してもよい。
<ステップS12>
ステップS12において、制御部11は、記憶部12に記憶されている特典履歴情報D4が、予め定められた特定条件を満たすか否かを判断する。前記特定条件は、例えば、特典情報D3における前記飲食店の「特典付与条件」に含まれる条件のうち、特典履歴情報に関する条件である。前記特定条件は、例えば、「同一のキャンペーンの実施期間において前記利用者に特典が所定回数(例えば1回)以上付与されていないこと」、「同一の飲食店において前記利用者に特典が所定回数(例えば1回)以上付与されていないこと」などである。例えば、制御部11は、記憶部12に記憶されている特典履歴情報D4の中から、前記ステップS11で取得された前記識別情報に対応する利用者のレコードを抽出する。そして、制御部11は、抽出されたレコードに基づいて、前記特定条件を満たすか否かを判断する。なお、特典履歴情報D4がまだ存在しない場合、又は特典履歴情報D4の中に前記利用者のレコードがまだ1つも含まれていない場合は、制御部11は、前記利用者に特典がまだ1回も付与されていないとみなして、前記特定条件を満たすか否かを判断してもよい。そして、前記特定条件を満たすと判断されると(S12:Yes)、処理がステップS13に移行する。一方、前記特定条件を満たさないと判断されると(S12:No)、前記特典付与処理が終了される。なお、前記特定条件を満たさないと判断された場合に、制御部11は、前記利用者には特典が付与されない旨を示す信号を店舗端末2に送信してもよい。
<ステップS13>
ステップS13において、制御部11は、前記利用者の鉄道の利用履歴情報を取得する。例えば、制御部11は、前記ステップS11で取得された前記利用者の識別情報を、通信網N1を通じて鉄道業者サーバー3に送信する。そして、制御部11は、鉄道業者サーバー3から前記利用者の鉄道の利用履歴情報を通信網N1を通じて受信する。なお、他の実施形態では、制御部11は、前記利用者の鉄道の利用履歴情報を、店舗端末2又は利用者端末4から通信網N1を通じて受信してもよい。すなわち、店舗端末2が、前記利用者が携帯しているICカードからICカードリーダー(不図示)を通じて鉄道の利用履歴情報を読み出して、特典付与装置1に送信してもよい。もしくは、前記利用者が携帯している利用者端末4が、前記利用者の識別情報を記憶部42から読み出して、特典付与装置1に送信してもよい。当該ステップS13は、本発明の「取得ステップ」の一例である。当該ステップS13の処理は、制御部11の取得処理部111により実行される。
<ステップS14>
ステップS14において、制御部11は、予め定められた特典付与条件を満たすか否かを判断する。なお、前記特典付与条件は、特典情報D3における前記飲食店の「特典付与条件」に示される条件である。前記特典付与条件は、例えば、「前記利用者が前記飲食店を予約済みであること」、「前記利用者による前記飲食店の利用日時と前記利用者が前記鉄道の最寄駅で降車又は乗車した日時との時間差が、予め定められた閾値以下であること」、「前記利用者による前記飲食店の最寄駅の利用頻度が予め定められた閾値よりも低いこと」などである。すなわち、制御部11は、記憶部12に記憶されている店舗情報D1、予約情報D2、前記ステップS13で取得された利用履歴情報などに基づいて、前記特典付与条件を満たすか否かを判断する。そして、前記特典付与条件を満たすと判断されると(S14:Yes)、処理がステップS15に移行する。一方、前記特典付与条件を満たさないと判断されると(S14:No)、前記特典付与処理が終了される。なお、前記特典付与条件を満たさないと判断された場合に、制御部11は、前記利用者には特典が付与されない旨を示す信号を店舗端末2に送信してもよい。
<ステップS15>
ステップS15において、制御部11は、前記利用者に特典を付与する。具体的に、制御部11は、特典情報D3に示される前記飲食店の「特典ID」に対応する特典を、前記利用者に付与する。前記特典は、例えば、飲食代が半額になる特典、特定の飲食物が無料になる特典、割引クーポンのようなクーポンが付与される特典、金銭的価値を有するポイントが付与される特典などである。なお、前記特典が、例えば、飲食代が半額になる特典、特定の飲食物が無料になる特典などである場合、制御部11は、飲食代が半額になる旨を示す信号、特定の飲食物が無料になる旨を示す信号などを店舗端末2に送信する。その結果、店舗端末2において、飲食代を半額にする処理、特定の飲食物を無料にする処理などが実行される。当該ステップS15は、本発明の「付与ステップ」の一例である。当該ステップS15の処理は、制御部11の付与処理部112により実行される。
<ステップS16>
ステップS16において、制御部11は、前記ステップS15で前記利用者に付与された特典に関する情報を、特典履歴情報として記録する。具体的に、制御部11は、記憶部12に記憶されている特典履歴情報D4に、前記ステップS15で前記利用者に付与された特典に関する新たなレコードを追加する。当該ステップS16は、本発明の「記録ステップ」の一例である。当該ステップS16の処理は、制御部11の記録処理部113により実行される。こうして、前記特典付与処理が終了される。
以上説明したように、本実施形態に係る特典付与システム100では、鉄道の利用履歴情報に基づいて前記利用者に特典が付与される。ただし、特典付与システム100では、飲食店の利用者に特典が付与された場合に、前記利用者に前記特典が付与されたことを示す特典履歴情報が記録される。そして、前記特典履歴情報が特定条件を満たす場合に、鉄道の利用履歴情報に基づいて前記利用者に特典が付与される。よって、通勤や通学などで鉄道を日常的に利用している利用者に対して特典が無制限に付与されてしまうことを回避することができる。これにより、鉄道の利用者数の増加には貢献しないような利用者への特典の付与が抑制されるので、鉄道の利用者数を効率良く増加させることが可能である。
なお、本実施形態では、鉄道の利用履歴情報に基づいて、飲食店の利用者に特典が付与されるが、本発明はこれに限定されない。他の実施形態では、鉄道以外の特定の交通機関(例えば、バス、タクシーなど)の利用履歴情報に基づいて、飲食店の利用者に特典が付与されてもよい。これにより、特定の交通機関の利用者数を効率良く増加させることが可能である。もしくは、飲食店の利用履歴情報に基づいて、鉄道の利用者に特典が付与されてもよい。例えば、特定の飲食店を利用した利用者に対して、前記飲食店の最寄駅からの運賃が割り引かれてもよい。これにより、前記飲食店の利用者数を効率良く増加させることが可能である。もしくは、宿泊施設の利用履歴情報に基づいて、飲食店の利用者に特典が付与されてもよい。これにより、前記飲食店の利用者数を効率良く増加させることが可能である。もしくは、飲食店Aの利用履歴情報に基づいて、飲食店Aとは異なる飲食店Bの利用者に特典が付与されてもよい。これにより、前記飲食店Aの利用者数を効率良く増加させることが可能である。
100 特典付与システム
1 特典付与装置
11 制御部
111 取得処理部
112 付与処理部
113 記録処理部
12 記憶部
13 通信I/F
2 店舗端末
3 鉄道業者サーバー
4 利用者端末

Claims (13)

  1. 第1施設の利用者の前記第1施設とは異なる第2施設の利用履歴情報を取得する取得処理部と、
    前記利用履歴情報に基づいて、前記第1施設を利用した利用者に特典を付与する付与処理部と、
    前記付与処理部により前記利用者に前記特典が付与された場合に、前記利用者に前記特典が付与されたことを示す特典履歴情報を記録する記録処理部とを備え、
    前記付与処理部は、前記特典履歴情報が特定条件を満たす場合に、前記利用者に前記特典を付与する、
    特典付与システム。
  2. 前記特定条件は、特定期間に前記利用者に前記特典が付与された回数に関する条件を含む、
    請求項1に記載の特典付与システム。
  3. 前記特定条件は、前記第1施設各々で前記利用者に前記特典が付与された回数に関する条件を含む、
    請求項1に記載の特典付与システム。
  4. 前記付与処理部は、前記利用者が前記第1施設を予約済みであるか否かを前記第1施設の予約情報に基づいて判断し、前記利用者が前記第1施設を予約済みであることを条件として、前記利用者に前記特典を付与する、
    請求項1〜3のいずれかに記載の特典付与システム。
  5. 前記第2施設が特定の交通機関であり、
    前記付与処理部は、前記利用者が前記第1施設を予約済みである場合に、前記利用者が前記第1施設に来訪するために利用した交通機関が特定の交通機関であるか否かに応じて前記利用者に異なる特典を付与する、
    請求項4に記載の特典付与システム。
  6. 前記第2施設が鉄道であり、
    前記利用履歴情報には、前記利用者が乗車及び降車した駅を示す駅情報と、前記利用者が乗車及び降車した日時を示す日時情報とが含まれている、
    請求項1〜5のいずれかに記載の特典付与システム。
  7. 前記付与処理部は、前記利用者による前記第1施設の利用日時と前記利用者が前記鉄道の最寄駅で降車又は乗車した日時とが予め定められた条件を満たすことを条件として、前記利用者に前記特典を付与する、
    請求項6に記載の特典付与システム。
  8. 前記付与処理部は、前記利用者が前記第1施設に来訪するために利用した鉄道の利用区間に応じて前記利用者に異なる特典を付与する、
    請求項6又は請求項7に記載の特典付与システム。
  9. 前記付与処理部は、前記利用者による前記第1施設の最寄駅の利用頻度が予め定められた条件を満たすことを条件として、前記利用者に前記特典を付与する、
    請求項6〜8のいずれかに記載の特典付与システム。
  10. 前記付与処理部は、前記利用者が前記第1施設の最寄駅で下車後に前記第1施設を利用し、且つ前記利用者が前記第1施設の利用後に前記最寄駅で乗車したことを条件として、前記利用者に前記特典を付与する、
    請求項6〜9のいずれかに記載の特典付与システム。
  11. 第1施設の利用者の前記第1施設とは異なる第2施設の利用履歴情報を取得する取得処理部と、
    前記利用履歴情報に基づいて、前記第1施設を利用した利用者に特典を付与する付与処理部と、
    前記付与処理部により前記利用者に前記特典が付与された場合に、前記利用者に前記特典が付与されたことを示す特典履歴情報を記録する記録処理部とを備え、
    前記付与処理部は、前記特典履歴情報が特定条件を満たす場合に、前記利用者に前記特典を付与する、
    特典付与装置。
  12. 第1施設の利用者の前記第1施設とは異なる第2施設の利用履歴情報を取得する取得ステップと、
    前記利用履歴情報に基づいて、前記第1施設を利用した利用者に特典を付与する付与ステップと、
    前記付与ステップで前記利用者に前記特典が付与された場合に、前記利用者に前記特典が付与されたことを示す特典履歴情報を記録する記録ステップとを含み、
    前記付与ステップでは、前記特典履歴情報が特定条件を満たす場合に、前記利用者に前記特典が付与される、
    特典付与方法。
  13. 一又は複数のプロセッサーに、
    第1施設の利用者の前記第1施設とは異なる第2施設の利用履歴情報を取得する取得ステップと、
    前記利用履歴情報に基づいて、前記第1施設を利用した利用者に特典を付与する付与ステップと、
    前記付与ステップで前記利用者に前記特典が付与された場合に、前記利用者に前記特典が付与されたことを示す特典履歴情報を記録する記録ステップとを実行させ、
    前記付与ステップでは、前記特典履歴情報が特定条件を満たす場合に、前記利用者に前記特典が付与される、
    特典付与プログラム。
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