JP2023091073A - プログラム、方法及び情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モバイルバッテリーのレンタルサービスの利便性を、よりいっそう向上させる技術を提供する。【解決手段】プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行させ、モバイルバッテリーのレンタルサービスを提供するためのプログラムであって、プログラムは、プロセッサに、ユーザにモバイルバッテリーを貸し出してから第1期間が経過するまでのレンタルサービスの利用に対し、ユーザに第1の利用料金を設定する第1のステップと、第1期間が経過してモバイルバッテリーが返却されていない場合に、当該返却されていないことに対して第2の利用料金を課してモバイルバッテリーの返却を不要とする第2のステップと、第1期間が経過しているにもかかわらず、モバイルバッテリーが返却された場合に、ユーザに第1の特典を付与する第3のステップとを実行させる。【選択図】図1

Description

本開示は、プログラム、方法及び情報処理装置に関する。
スマートフォンなどのモバイル端末の普及に応じて、モバイル端末を使用する時間は長くなる傾向がある。このようなモバイル端末の電池は容量及び駆動時間に上限がある。そのため外出先で充電不足になることは少なくない。外出先でのモバイル端末の電池切れの対策として、持ち運び可能なモバイルバッテリーはある。ただし、充電された状態のモバイルバッテリーを常に携帯することは面倒であり、電池切れのたびに新しいモバイルバッテリーを買うのはコストが高い。
そのため、近年、モバイルバッテリーをレンタルするサービスが提供されている。例えば、特許文献1には、モバイルバッテリーを貸し出し、返却可能な地点を提示可能にする技術について記載されている。特許文献1には、モバイルバッテリーの利用時間と1時間当たりの料金とに基づきレンタル料を算出することが記載されている。
特開2019-087165号公報
しかしながら、特許文献1においては、モバイルバッテリーの利用時間と1時間当たりの料金とに基づきレンタル料が算出されるため、ユーザの利用時間が長くなるにつれて、レンタル料が増加し続けることとなる。
ユーザによっては、近所に返却可能なスポットがなくて返却できず、または返却し忘れている可能性がある。このようなユーザにとって、モバイルバッテリーのレンタル料が増加し続けることは、レンタルサービスの利便性を損なうおそれがあり得る。
したがって、モバイルバッテリーのレンタルサービスの利便性を、よりいっそう向上させる技術が必要とされている。
一実施の形態によると、プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行させ、モバイルバッテリーのレンタルサービスを提供するためのプログラムが提供される。プログラムは、プロセッサに、ユーザにモバイルバッテリーを貸し出してから第1期間が経過するまでのレンタルサービスの利用に対し、ユーザに第1の利用料金を設定する第1のステップと、第1期間が経過してモバイルバッテリーが返却されていない場合に、当該返却されていないことに対して第2の利用料金を課してモバイルバッテリーの返却を不要とする第2のステップと、第1期間が経過しているにもかかわらず、モバイルバッテリーが返却された場合に、ユーザに第1の特典を付与する第3のステップとを実行させる。
本開示によれば、モバイルバッテリーのレンタルサービスの利便性を、よりいっそう向上させることができる。
モバイルバッテリーレンタルシステム1の全体の構成を示す図である。 第1の実施の形態のモバイルバッテリーレンタルシステム1を構成する端末装置10のブロック図である。 第1の実施の形態のモバイルバッテリーレンタルシステム1を構成するサーバ20の機能的な構成を示す図である。 第1の実施の形態のモバイルバッテリーレンタルシステム1を構成するレンタルスポット30の機能的な構成を示す図である。 サーバ20が記憶するユーザ情報データベース281、レンタルスポット情報データベース282のデータ構造を示す図である 第1の実施の形態のモバイルバッテリーレンタルシステム1により、課金処理及び返金処理を行う流れの一例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態における端末装置10の画面例の図である。
以下、図面を参照しつつ、本開示の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
<1 モバイルバッテリーレンタルシステム1の全体構成>
図1は、モバイルバッテリーレンタルシステム1の全体の構成を示す図である。
モバイルバッテリーレンタルシステム1は、ユーザの操作に応じて、モバイルバッテリーをユーザにレンタルするためのシステムである。図1に示すように、モバイルバッテリーレンタルシステム1は、端末装置10と、サーバ20と、レンタルスポット30とを含む。端末装置10、サーバ20及びレンタルスポット30は、ネットワーク80を介して相互に通信可能に接続されている。ネットワーク80は、有線または無線ネットワークにより構成される。
端末装置10は、例えば、スマートフォン、タブレット等、各ユーザが操作し、移動体通信システムに対応した携帯端末である。この他に、端末装置10は、例えばゲーム専用機、ウェアラブルデバイス、PC(Personal Computer)等であるとしてもよい。
端末装置10は、ネットワーク80を介してサーバ20及びレンタルスポット30と通信可能に接続される。端末装置10は、5G、LTE(Long Term Evolution)などの通信規格に対応した無線基地局、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11などの無線LAN(Local Area Network)規格に対応した無線LANルータ等の通信機器と通信することによりネットワーク80に接続される。
サーバ20は、各ユーザの情報、及び、各レンタルスポットの情報を管理する装置である。サーバ20は、ネットワーク80に接続されたコンピュータである。
図1に示すように、サーバ20は、通信IF22と、入出力IF23と、メモリ25と、ストレージ26と、プロセッサ29とを備える。
通信IF22は、サーバ20が外部の装置と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。入出力IF23は、ユーザからの入力操作を受け付けるための入力装置、および、ユーザに対し情報を提示するための出力装置とのインタフェースとして機能する。メモリ25は、プログラム、および、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものであり、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。ストレージ26は、データを保存するための記憶装置であり、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)である。プロセッサ29は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路などにより構成される。
レンタルスポット30は、複数のモバイルバッテリーを収容して、モバイルバッテリーのレンタルサービスを提供する装置である。例えば、レンタルスポット30は、(i)鉄道駅、空港、高速道路のサービスエリア等の、不特定多数の人が各地へ移動する際に利用する施設に設置される。よって、レンタルスポット30は、旅行客等に利用され得る。これに限らず、レンタルスポット30は、(ii)ショッピングモール、商業ビル等の商業施設、(iii)飲食店、コンテンツを記録した記録媒体をレンタルする店舗等のサービス提供店舗、(iv)コンビニエンスストア、書店、雑貨店等の小売店舗、(v)公共施設、(vi)観光地等に設置してもよい。よって、レンタルスポット30は、商業施設で買い物をすることと、サービスの提供を受けること等を目的として来訪した顧客によって利用され得る。
図1に示すように、レンタルスポット30は、蓄電池31Aと、発電パネル31Bと、通信IF(Interface)32と、入力装置33と、出力装置34と、メモリ35と、記憶部36と、バッテリー収容部37と、レンタル処理実行部38と、プロセッサ39とを備える。また、図示していないが、レンタルスポット30は、電源装置等を有する。
蓄電池31Aは、電気を蓄えるための装置であり、二次電池、バッテリーとも称される。蓄電池31Aに電気エネルギーを蓄えておくことにより、災害等により電力系統に異常が発生して電力系統からの電力の供給が困難となった場合等において、レンタルスポット30を、非常時の電源として機能させることができる。
発電パネル31Bは、太陽光発電パネル等であり、発電した電気エネルギーを蓄電池31Aに蓄えさせる。
なお、レンタルスポット30は、蓄電池31A、発電パネル31Bのように、非常時に備えて電力を蓄えておくための機構を有さず、送電設備等から電力の供給を受けて動作させることとしてもよい。レンタルスポット30が有する貸し出し対象のモバイルバッテリーについて、災害時等の緊急事態が発生した際に、レンタルスポット30が鍵による開錠等を受け付けて、保持するモバイルバッテリーを、災害等が発生した場合に提供できることとしてもよい。
通信IF32は、レンタルスポット30が外部の装置と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。例えば、レンタルスポット30がビーコン信号を出力する場合に、ビーコン信号に応答した端末装置10と通信IF32を介して通信し、端末装置10から信号を受信する。
入力装置33は、ユーザからの入力操作を受け付けるための入力装置(例えば、タッチパネル、タッチパッド、マウス等のポインティングデバイス、物理的なボタン等)である。
出力装置34は、ユーザに対し情報を提示するための出力装置(ディスプレイ、スピーカ等)である。
例えば、レンタルスポット30は、貸出可能なモバイルバッテリーに関する情報、レンタル処理を行うためのQRコード(登録商標)、プロモーション情報、広告などをユーザに提示しつつ、ユーザからモバイルバッテリーを借りて又は返すための操作を受け付けるためのタッチスクリーンを備える。
メモリ35は、プログラム、および、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものであり、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。
記憶部36は、データを保存するための記憶装置であり、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)である。
バッテリー収容部37は、複数のモバイルバッテリーを収容するための複数の空間であり、例えば、1つのバッテリー収容部37に1つのモバイルバッテリーを収容している。また、バッテリー収容部37は、モバイルバッテリーを送り出し又は取り込むためのガイドレール、および、貸し出されていないモバイルバッテリーが意図せず取り出されることを防止するためのロック機構等を有してよい。例えば、バッテリー収容部37は、レンタルスポット30の筐体の外面において、モバイルバッテリーの装着を受け付けるための1または複数の挿入口として構成されている。当該挿入口にモバイルバッテリーを差し込むことで、モバイルバッテリーをレンタルスポット30に収容して充電する。
レンタルスポット30は、バッテリー収容部37の各挿入口のいずれにモバイルバッテリーが収容されているか、各挿入口のモバイルバッテリーの充電度合を管理している。レンタルスポット30またはサーバ20等は、挿入口にモバイルバッテリーが収容され、充電度合が一定以上(例えば、満充電のもの)である場合に、当該モバイルバッテリーを、貸し出し可能な数としてカウントする。
レンタルスポット30は、各挿入口のうちモバイルバッテリーが収容されていない挿入口の数を管理している。レンタルスポット30またはサーバ20等は、当該収容されていない挿入口の数を、レンタルスポット30においてモバイルバッテリーの返却を受け付けることができる数としてカウントする。
レンタル処理実行部38は、プロセッサ39の制御により、貸出時にロック機構を解除すること、モバイルバッテリーをバッテリー収容部37から送り出すこと等の、レンタルバッテリーの貸し出し時の動作を行う。また、レンタル処理実行部38は、モバイルバッテリーの返却時にモバイルバッテリーをバッテリー収容部37に取り込むこと、モバイルバッテリーを取り込むことに応答してロック機構を有効にすること等の、レンタルバッテリーの返却時の動作を行う。これにより、レンタルスポット30は、ユーザに対し、モバイルバッテリーのレンタルサービスを提供する。
プロセッサ39は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路などにより構成される。
<1.1 端末装置10の構成>
図2は、実施の形態1のモバイルバッテリーレンタルシステム1を構成する端末装置10のブロック図である。図2に示すように、端末装置10は、複数のアンテナ(アンテナ111、アンテナ112)と、各アンテナに対応する無線通信部(第1無線通信部121、第2無線通信部122)と、操作受付部130(タッチ・センシティブ・デバイス131およびディスプレイ132を含む)と、音声処理部140と、マイク141と、スピーカ142と、位置情報センサ150と、カメラ160と、記憶部170と、制御部180と、料金決済部186とを含む。端末装置10は、図2では特に図示していない機能及び構成(例えば、電力を保持するためのバッテリー、バッテリーから各回路への電力の供給を制御する電力供給回路など)も有している。図2に示すように、端末装置10に含まれる各ブロックは、バス等により電気的に接続される。
アンテナ111は、端末装置10が発する信号を電波として放射する。また、アンテナ111は、空間から電波を受信して受信信号を第1無線通信部121へ与える。
アンテナ112は、端末装置10が発する信号を電波として放射する。また、アンテナ112は、空間から電波を受信して受信信号を第2無線通信部122へ与える。
第1無線通信部121は、端末装置10が他の無線機器と通信するため、アンテナ111を介して信号を送受信するための変復調処理などを行う。第2無線通信部122は、端末装置10が他の無線機器と通信するため、アンテナ112を介して信号を送受信するための変復調処理などを行う。第1無線通信部121と第2無線通信部122とは、チューナー、RSSI(Received Signal Strength Indicator)算出回路、CRC(Cyclic Redundancy Check)算出回路、高周波回路などを含む通信モジュールである。第1無線通信部121と第2無線通信部122とは、端末装置10が送受信する無線信号の変復調や周波数変換を行い、受信信号を制御部180へ与える。
操作受付部130は、ユーザの入力操作を受け付けるための機構を有する。具体的には、操作受付部130は、タッチスクリーンとして構成され、タッチ・センシティブ・デバイス131と、ディスプレイ132とを含む。
タッチ・センシティブ・デバイス131は、端末装置10のユーザの入力操作を受け付ける。タッチ・センシティブ・デバイス131は、例えば静電容量方式のタッチパネルを用いることによって、タッチパネルに対するユーザの接触位置を検出する。タッチ・センシティブ・デバイス131は、タッチパネルにより検出したユーザの接触位置を示す信号を入力操作として制御部180へ出力する。
ディスプレイ132は、制御部180の制御に応じて、画像、動画、テキストなどのデータを表示する。ディスプレイ132は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイによって実現される。
音声処理部140は、音声信号の変復調を行う。音声処理部140は、マイク141から与えられる信号を変調して、変調後の信号を制御部180へ与える。また、音声処理部140は、音声信号をスピーカ142へ与える。音声処理部140は、例えば音声処理用のプロセッサによって実現される。マイク141は、音声入力を受け付けて、当該音声入力に対応する音声信号を音声処理部140へ与える。スピーカ142は、音声処理部140から与えられる音声信号を音声に変換して当該音声を端末装置10の外部へ出力する。
位置情報センサ150は、端末装置10の位置を検出するセンサであり、例えばGPS(Global Positioning System)モジュールである。GPSモジュールは、衛星測位システムで用いられる受信装置である。衛星測位システムでは、少なくとも3個または4個の衛星からの信号を受信し、受信した信号に基づいて、GPSモジュールが搭載される端末装置10の現在位置を検出する。
カメラ160は、受光素子により光を受光して、撮影画像として出力するためのデバイスである。カメラ160は、例えば、カメラ160から撮影対象までの距離を検出できる深度カメラである。また、カメラ160により、光学読み取り用の情報(バーコードなどの一次元コード、QRコード(登録商標)などの二次元コードを含む)を撮影することにより、撮影画像に基づいて、QRコード等に示される情報を読み取ることができる。
記憶部170は、例えばフラッシュメモリ等により構成され、端末装置10が使用するデータおよびプログラムを記憶する。ある局面において、記憶部170は、ユーザ情報171を記憶する。
ユーザ情報171は、端末装置10を用いてモバイルバッテリーのレンタルサービスを利用しているユーザの情報である。ユーザ情報としては、ユーザを識別する情報(ユーザID)、ユーザの名称、モバイルバッテリーレンタルサービスの利用に関する情報(例えば、借りたモバイルバッテリーのID、貸出日時、貸出スポットID、返却日時、返却スポットID、課金金額)等が含まれる。
制御部180は、記憶部170に記憶されるプログラムを読み込んで、プログラムに含まれる命令を実行することにより、端末装置10の動作を制御する。制御部180は、例えば予め端末装置10にインストールされているアプリケーションである。制御部180は、プログラムに従って動作することにより、入力操作受付部181と、送受信部182と、データ処理部183と、通知制御部184としての機能を発揮する。
入力操作受付部181は、タッチ・センシティブ・デバイス131等の入力装置に対するユーザの入力操作を受け付ける処理を行う。入力操作受付部181は、タッチ・センシティブ・デバイス131に対してユーザが指などを接触させた座標の情報に基づき、ユーザの操作がフリック操作であるか、タップ操作であるか、ドラッグ(スワイプ)操作であるか等の操作の種別を判定する。
送受信部182は、端末装置10が、サーバ20等の外部の装置と、通信プロトコルに従ってデータを送受信するための処理を行う。
データ処理部183は、端末装置10が入力を受け付けたデータに対し、プログラムに従って演算を行い、演算結果をメモリ等に出力する処理を行う。
通知制御部184は、ユーザに対し情報を提示する処理を行う。通知制御部184は、表示画像をディスプレイ132に表示させる処理、音声をスピーカ142に出力させる処理、振動をカメラ160に発生させる処理等を行う。
料金決済部186は、ユーザがモバイルバッテリーのレンタルサービスを利用した履歴に応じて利用料金を決済する処理を行う。例えば、ユーザはモバイルバッテリーのレンタルサービスを利用するため、所定のアプリケーションを端末装置10にインストールする。そして、端末装置10は、ユーザから、クレジットカード情報、携帯決済サービス事業者が提供する決済サービス(キャリア決済)に関する情報、またはスマートフォン等を使って利用料金を支払う決済サービス(モバイル決済)に関する情報の登録を受け付ける。モバイルバッテリーレンタルシステム1において端末装置10は、料金決済部186により、ユーザがモバイルバッテリーをレンタルすることに伴う決済処理(例えば、課金処理、特典を付与する処理、返金する処理)を行う。
<1.2 サーバ20の機能的な構成>
図3は、サーバ20の機能的な構成を示す図である。図3に示すように、サーバ20は、通信部201と、記憶部202と、制御部203としての機能を発揮する。
通信部201は、サーバ20が外部の装置と通信するための処理を行う。
記憶部202は、サーバ20が使用するデータ及びプログラムを記憶する。記憶部202は、ユーザ情報データベース281と、レンタルスポット情報データベース282等を記憶する。
ユーザ情報データベース281は、モバイルバッテリーレンタルシステム1における各ユーザの情報を保持するためのデータベースである。詳細は後述する。
レンタルスポット情報データベース282は、モバイルバッテリーを収容している各レンタルスポットに関する情報を保持するためのデータベースである。詳細は後述する。
制御部203は、サーバ20のプロセッサがプログラムに従って処理を行うことにより、各種モジュールとして示す機能を発揮する。
受信制御モジュール2031は、サーバ20が外部の装置から通信プロトコルに従って信号を受信する処理を制御する。
送信制御モジュール2032は、サーバ20が外部の装置に対し通信プロトコルに従って信号を送信する処理を制御する。
レンタルスポット提示モジュール2033は、レンタルスポットに関する情報をユーザに提示する処理を制御する。具体的には、レンタルスポット提示モジュール2033は、端末装置10の位置情報によって、ユーザから所定範囲内の各レンタルスポットの設置場所、各レンタルスポットが貸出可能または返却可能なモバイルバッテリーの台数をユーザに提示する。
課金金額特定モジュール2034は、ユーザがモバイルバッテリーをレンタルすることにより発生する料金を特定する。
(i)レンタルサービスの利用に対する利用料金の算出
具体的には、課金金額特定モジュール2034は、ユーザがモバイルバッテリーをレンタルするレンタルサービスの利用に対する利用料金として、ユーザにモバイルバッテリーを貸し出した時点から所定の第1期間(例えば48時間)が経過するまで利用したことに対し、第1の利用料金を特定する。
課金金額特定モジュール2034は、第1の利用料金として、ユーザへのモバイルバッテリーの貸し出しがされてからの経過時間に基づいて課金金額を特定する。例えば、経過時間ごとに段階的に利用料金が設定されていることがあり得る。例えば、利用料金の設定として、レンタルサービスの利用料金は、レンタルサービスの利用を開始してから数時間までは第1の金額であり、24時間(1日以内の返却)までは第1の金額に所定額を加算した第2の金額である等としてもよい。課金金額特定モジュール2034は、ユーザがサービスを利用している利用時間の長さに応じて、第1の金額または第2の金額を利用料金としてユーザに設定する。
また、時間経過に応じて従量的に利用料金が設定されていることもあり得る。所定の時間経過ごと(例えば、1時間あたり)の利用料金が定まっている場合、課金金額特定モジュール2034は、モバイルバッテリーの利用時間(レンタルスポット30からモバイルバッテリーを貸し出してからの経過時間)と、所定の時間経過ごとの利用料金とに基づいて課金金額を算出することとしてもよい。
(ii)一定期間内にモバイルバッテリーが返却されないことに対する利用料金の設定
課金金額特定モジュール2034は、当該第1期間が経過してモバイルバッテリーが返却されていない場合に、当該返却されていないことに対する第2の利用料金を特定する。例えば、第2の利用料金は、モバイルバッテリーの買い取り代金に相当する金額である。つまり、課金金額特定モジュール2034が、第2の利用料金をユーザに設定することにより、ユーザがモバイルバッテリーを買い取ることとして、ユーザが当該モバイルバッテリーをレンタルスポット30に返却することを不要とする。
課金処理モジュール2035は、課金金額特定モジュール2034により特定される利用料金をユーザが支払うための課金処理を行う。課金処理を行うとは、ユーザに対し課金額を提示することと、ユーザから決済のための操作を受け付けて決済処理を行うこととを含む。
例えば、ユーザの情報と対応付けられるプリペイド方式またはポストペイ方式の残高をユーザが有している場合に、課金処理モジュール2035は、利用料金を、当該残高から差し引くことで決済を行う。また、課金処理モジュール2035は、ユーザの情報と対応付けられず管理されるプリペイド方式またはポストペイ方式の残高から、利用料金を差し引くことで決済を行うこととしてもよい。例えば、ICカードのように、記録媒体自体に残高が記録されている一方でユーザの情報と対応付けられていない記録媒体を用いて、課金処理モジュール2035が決済処理を行う。
また、課金処理モジュール2035は、端末装置10で動作するアプリケーションを配信する配信プラットフォームが提供する決済処理を利用することにより、利用料金をユーザに課して課金処理を行うこととしてもよい。また、課金処理モジュール2035は、予めユーザからクレジットカード等の登録を受け付けておくことにより、利用料金に応じて決済処理を行うこととしてもよい。
対価返却モジュール2036は、ユーザがモバイルバッテリーを返却することに対して、特典を付与する。具体的には、対価返却モジュール2036は、ユーザがモバイルバッテリーの貸し出しを受けてから、時間経過に応じて利用料金を課していく期間を超えた後においてモバイルバッテリーの返却がされたことに応答して、ユーザに特典を付与する。
(i)第2の利用料金を課しつつ、特典として第2の利用料金の一部または全部を返却
対価返却モジュール2035は、例えば、第1期間が経過してから第2期間(例えば、モバイルバッテリーを貸し出した時点からの96時間)が経過する前に、ユーザが当該モバイルバッテリーを返却した場合、第2期間が経過するまでにモバイルバッテリーが返却されることについて特典を付与する。当該特典は、ユーザに課した第2の利用料金の少なくとも一部を返金することが含まれる。
なお、第1期間が経過したことに応答して、課金処理モジュール2035が、第2期間が経過する前に、第2の利用料金(モバイルバッテリーの買い取り代金)をユーザに課す(例えばユーザの情報と関連付けてプリペイド方式により残高を記録するシステムをユーザが利用している場合に、当該残高から第2の利用料金を差し引く)こととしてもよい。例えば、課金処理モジュール2035は、まず第1期間が経過したタイミングにおいて、ユーザに対し、第2の利用料金の課金処理を行う。これにより、ユーザに対し、第2期間が経過するまでの間にモバイルバッテリーを返却することで特典の付与を受けよう(返金を受けよう)と動機づけることができる。
これにより、ユーザが、モバイルバッテリーを買い取って所有物とすることまでは不要である場合に、ユーザがモバイルバッテリーを返却するよう促すことができ、レンタルサービスに対するユーザの満足感をよりいっそう高めることができる。
また、端末装置10において、第1期間が経過してから第2期間が経過するまでの間にモバイルバッテリーを返却することにより特典が付与されること及び当該特典の内容をユーザに通知する(端末装置10のディスプレイ132に通知内容を表示させる等)こととしてもよい。端末装置10は、当該通知を、第1期間が経過したタイミングに基づいて、または、第2の利用料金の課金処理のタイミングに基づいて行うこととしてもよい。
(ii)モバイルバッテリーの買い取り代金が課されることを予告しつつ特典を付与
対価返却モジュール2036は、ユーザに対し、第1期間が経過することにより第2の利用料金が課されることをユーザに予告しつつ、第2期間が経過する前にユーザがモバイルバッテリーを返却した場合に、第2の利用料金の課金処理を行うことなく特典を付与することとしてもよい。
例えば、端末装置10において、第1期間が経過する前のタイミングにおいて、モバイルバッテリーを返却することなく第1期間が経過することによりユーザに第2の利用料金が課されることを予告してもよい(例えば、モバイルバッテリーの買い取りが発生することを、第1期間が経過する前にユーザに予告してもよい)。サーバ20の課金処理モジュール2035は、第2期間が経過したことに応答して、第2の利用料金の課金処理を行うこととしてもよい。
これにより、ユーザが、モバイルバッテリーを買い取って所有物とすることまでは不要である場合に、ユーザがモバイルバッテリーを返却するよう促すことができ、レンタルサービスに対するユーザの満足感をよりいっそう高めることができる。また、第1期間が経過しても直ちにユーザに第2の利用料金の課金処理が行われるわけではないため、ユーザがモバイルバッテリーを買い取って所有物とすることまでは不要である場合に、ユーザの可処分所得を不要に減らしてしまうことを回避することができ、ユーザの満足感をよりいっそう高めることができる。
(iii)特典として付与する対象
対価返却モジュール2036は、ユーザに特典を付与することとして、(ア)決済処理に用いることができる価値をユーザに付与することとしてもよい。例えば、対価返却モジュール2036は、特典として、ユーザの預金残高に所定の金額を入金してもよい。また、サーバ20または他の決済サーバ等がユーザの情報と関連付けてプリペイド方式の残高に基づく決済サービスを提供している場合に、対価返却モジュール2036は、当該決済サービスの残高に、特典として所定額を加算することとしてもよい。当該特典として加算される決済サービスの残高は、ユーザが銀行口座等に出金可能(つまり、法定通貨と引き換え可能)であるとしてもよく、法定通貨と引き換えることはできないが決済処理に使用することができる価値(例えば、ポイント)であるとしてもよい。
(イ)また、対価返却モジュール2036は、特典としてユーザの残高に加算することの他に、ユーザが製品またはサービスに対して対価を支払うといった消費行動をする際の当該対価を減じることとしてもよい。例えば、対価返却モジュール2036は、特典として、ユーザが消費行動をする際に利用可能な割引券(クーポン)を、有効期限付きまたは無期限で付与することとしてもよい。当該割引券は、レンタルスポット30が設置される場所(店舗等)において利用可能なものであってもよい。これにより、レンタルスポット30が設置される場所へとユーザが移動して消費行動を行うことが促される。
(ウ)また、対価返却モジュール2036は、特典として、店舗等で提供される製品またはサービスをユーザが入手できる権利を付与することとしてもよい。例えば、対価返却モジュール2036は、特典として、特定の店舗(例えば、飲食店)の特定のメニュー(例えば、飲料、食品、プロモーション対象の商品等)を無料で利用できる権利(例えば、電子的なチケットとして端末装置10等において管理される)を付与することとしてもよい。
(エ)また、対価返却モジュール2036は、特典として、物品(例えば、キャラクターグッズ、ファッションアイテム、食料品等)をユーザに提供することとしてもよい。
例えば、モバイルバッテリーを貸し出してから48時間(第1期間)が経過して返却されていない場合に、課金処理モジュール2035は、当該モバイルバッテリーを借りたユーザに、モバイルバッテリーの買い取り代金に相当する金額(例えば、モバイルバッテリーの市場価格に応じて定めることとしてもよい。例えば、2000円程度としてもよい)を課す。以上のように、ユーザがモバイルバッテリーを借りてから第1期間が経過した場合に、モバイルバッテリーをユーザが買い取る代金を課金処理の対象としつつ、第1期間の経過後の経過時間については時間経過に応じた従量的な課金体系としないこととしている。
当該ユーザが、モバイルバッテリーを借りてから96時間(第2期間)が経過する前に当該モバイルバッテリーを返却した場合、対価返却モジュール2036は、モバイルバッテリーの買い取り代金のうち少なくとも一部(例えば、買い取り代金を2000円程度とした場合に、その一部である1500円)をユーザに返金する。なお、この場合、買い取り代金の全額をユーザへの返金対象としてもよい。
(貸し出し、返却を受け付けるレンタルスポットの組み合わせに応じた特典)
また、ユーザがモバイルバッテリーの貸し出しをしたレンタルスポット30の情報と、ユーザが返却をしたレンタルスポット30の情報とに基づいて、対価返却モジュール2036がユーザに対して付与する特典の量(例えば、返金する額)を決定してもよい。例えば、貸し出しをしたレンタルスポット30の店舗の属性と、返却をしたレンタルスポット30の店舗の属性が同じ(例えば、同一のブランドを扱うチェーン店同士である、関連会社が運営する店舗である等)である場合に、属性が異なる場合と比べてユーザに対して付与する特典の量を多くしてもよい。これにより、例えば、同じブランド名の複数の店舗にユーザが来客するよう促すことができる。また、貸し出しをしたレンタルスポット30の店舗が第1の属性(例えばブランド名)であり、返却をしたレンタルスポット30の店舗が第2の属性(例えばブランド名)であり、これら貸し出しと返却とを行う店舗の属性の組み合わせが予め定められた組み合わせである場合に、ユーザに対して付与する特典の量を変動させる(例えば、多くする、少なくする)こととしてもよい。これにより、例えば、コラボレーションを行っている属性の複数の店舗をユーザが訪問するよう促すことができる。
(利用料金の課金方法)
(1) 時間経過による従量課金とする範囲
なお、ユーザがモバイルバッテリーを借りてから第2期間を経過した場合に、第2期間経過後にさらに経過した時間に応じて従量的に超過料金をユーザに設定してもよい。
(2) 時間経過による利用料金は、レンタル時に一括課金:
また、第1期間が経過するまでは時間経過に応じた第1の利用料金とする場合、課金処理モジュール2035は、ユーザがレンタルスポット30によりモバイルバッテリーをレンタルする際、第1期間が経過するまでの最大の課金額に基づいて課金処理を行うことで、レンタルスポット30においてモバイルバッテリーの貸し出しを行うこととしてもよい。
ここで、第1期間が経過するまでの時間経過に応じて、段階的に、または、経過した時間の長さに応じて第1の利用料金が料金体系として規定されている場合がある。例えば、レンタル開始から所定時間までは第1の料金、所定時間が過ぎてから24時間以内(一日以内)であれば第1の料金よりも高い第2の料金になるとする。この場合、課金処理モジュール2035が、モバイルバッテリーのレンタル開始時に、第1期間が経過するまでの最大の課金額の課金処理を行う。ユーザがレンタルスポット30にモバイルバッテリーを返却したタイミングで、ユーザの第1の利用料金が当該最大の課金額に満たないことがある場合に、サーバ20は、ユーザに対し、最大の課金額から、ユーザの第1の利用料金に相当する額を除外した額を返金する。
つまり、ユーザがレンタルを開始してから第1期間を経過するまでの最大額については、予めレンタルサービスの事業者側が、ユーザから先払いで費用の支払いを受け付ける。これにより、事業者側は、第1期間を経過するまでの利用料金をモバイルバッテリーの返却時に課金する場合にユーザの残高が不足してしまう事態を回避することができる。
(3)モバイルバッテリーの買い取り代金は、返却期間の経過後に課金:
第1期間が経過して第2の利用料金(モバイルバッテリーの買い取り代金)をユーザに課すタイミングとしては、第1期間が経過した後のタイミングであるとしてもよい。モバイルバッテリーの買い取り代金(第2の利用料金)が、モバイルバッテリーをレンタルする料金(第1の利用料金)より高額であると想定される場合に、ユーザがモバイルバッテリーのレンタルを開始するタイミングで、モバイルバッテリーの買い取り代金をユーザの残高から予め減算してしまう場合と比較すると、モバイルバッテリーのレンタルを開始する段階では、第1の利用料金よりも高額と想定される第2の利用料金がユーザに課されるわけではないため、ユーザがモバイルバッテリーのレンタルを開始する動機付けを与えることができ、レンタルサービスの利用がよりいっそう促される。
なお、ユーザがモバイルバッテリーの貸し出しを受ける局面で(サーバ20が、ユーザから、モバイルバッテリーの貸し出しの操作を受け付けることに応答して)、予め、第2の利用料金の課金処理を行うこととしてもよい。これにより、ユーザがモバイルバッテリーの返却をしない場合において、買い取り代金に対してユーザの残高が不足する事態を回避し得る。ただし、ユーザがモバイルバッテリーを返却する意思がある場合において、モバイルバッテリーの貸し出しのタイミングで買い取り代金に相当する額をユーザの残高から減じてしまうと、ユーザの可処分所得が一時的に減ることとなるため、サーバ20は、貸し出しのタイミングにおいて、ユーザに対応付けられる残高に対し、買い取り代金に相当する額の決済処理が可能かを試行してもよい。つまり、サーバ20は、貸し出しのタイミングにおいて、ユーザに対応付けられる残高の情報が、買い取り代金よりも大きいか否かを判断してもよい。
なお、モバイルバッテリーの貸し出しのタイミングにおいて、ユーザに対応付けられる残高が買い取り代金よりも小さい場合であっても、サーバ20は、ユーザに対し、モバイルバッテリーを貸し出すこととしてもよい。この場合、サーバ20がユーザに対し第2の利用料金の課金処理を行ったにもかかわらず残高が不足して決済処理が完了しなかった場合に、決済サービス等の利用ができなくなる等のペナルティが発生することを、端末装置10、レンタルスポット30等によりユーザに通知することとしてもよい。
<1.3 レンタルスポット30の機能的な構成>
図4は、レンタルスポット30の機能的な構成を示す図である。図4に示すように、レンタルスポット30は、通信部301と、記憶部302と、制御部303としての機能を発揮する。
通信部301は、レンタルスポット30が外部の装置と通信するための処理を行う。
記憶部302は、レンタルスポット30が使用するデータ及びプログラムを記憶する。記憶部302は、レンタルスポット情報381を記憶する。
レンタルスポット情報381は、当該レンタルスポット30を識別する情報(レンタルスポットID)、設置場所の情報、当該レンタルスポット30が貸出可能または返却可能なモバイルバッテリーの台数、当該レンタルスポット30のレンタル履歴などの情報を含む。設置場所の情報は、設置場所の名称(建物の名称、店舗の名称など)、住所、電話番号、営業時間、休業日(レンタルスポットを利用できない時間帯)、無線通信のアクセスポイントの有無、分煙化の有無などの情報を含む。
広告情報382は、レンタルスポット30において配信する広告の情報と、広告の配信スケジュールとを含む。レンタルスポット30は、ディスプレイを有しており、広告の配信スケジュールに従って、ディスプレイに広告を表示させる。
周辺環境情報383は、レンタルスポット30の周辺の環境の情報を含み、例えば、レンタルスポット30の周辺の交通機関(鉄道、バス等)の運行状況等の情報を含む。
制御部303は、レンタルスポット30のプロセッサがプログラムに従って処理を行うことにより、各種モジュールとして示す機能を発揮する。
受信制御モジュール3031は、レンタルスポット30が外部の装置から通信プロトコルに従って信号を受信する処理を制御する。
送信制御モジュール3032は、レンタルスポット30が外部の装置に対し通信プロトコルに従って信号を送信する処理を制御する。
バッテリー送り出しモジュール3034は、モバイルバッテリーの貸出時に、モバイルバッテリーをレンタルスポット30から送り出す処理(例えば、モバイルバッテリーをバッテリー収容部37から取り出せるようにロック機構を解除する等)を制御する。
バッテリー取り込みモジュール3035は、モバイルバッテリーの返却時に、モバイルバッテリーをレンタルスポット30に取り込む処理(例えば、当該モバイルバッテリーをレンタルスポット30において充電できるよう、モバイルバッテリーがバッテリー収容部37に収容されたことを検出する等)を制御する。
ユーザ認証モジュール3036は、レンタルスポット30がモバイルバッテリーの貸し出しを行う場合、または、モバイルバッテリーの返却を受ける場合に、ユーザの情報を取得する。例えば、レンタルスポット30は、ユーザの端末装置10で読み取り可能な二次元コードを表示する。当該二次元コードは、レンタルスポット30を識別する情報を含む。端末装置10で当該二次元コードを読み取った読み取り結果(レンタルスポット30を識別する情報)と、ユーザが貸し出しまたは返却を行うことを示す情報とを、端末装置10がサーバ20へ送信する。サーバ20は、レンタルスポット30の識別情報に基づいて、当該識別情報を有するレンタルスポット30と通信し、モバイルバッテリーを貸し出しまたは返却する指示を送信し、レンタルスポット情報データベース282を更新する。サーバ20は、ユーザがモバイルバッテリーを貸し出す操作または返却する操作を行ったことに応答して、レンタルスポット30に、貸し出しまたは返却の処理を行わせて、レンタルスポット情報データベース282のモバイルバッテリーの貸し出し可能台数または返却可能台数を更新する。
非常時動作モジュール3037は、災害発生時などの非常時に、レンタルスポット30が保持するモバイルバッテリーを貸し出し可能にする。例えば、レンタルスポット30は、電力系統に異常が発生した際等に、一定期間にわたって、モバイルバッテリーの貸し出しを無料で提供することとしてもよい。また、レンタルスポット30を非常用電源または太陽光発電等により動作させて、災害に関連する情報をディスプレイに表示させることとしてもよい。
<2 データ構造>
図5は、サーバ20が記憶するユーザ情報データベース281、レンタルスポット情報データベース282のデータ構造を示す図である。
図5に示すように、ユーザ情報データベース281のレコードのそれぞれは、項目「ユーザID」と、項目「ユーザ名」と、項目「レンタルサービス利用履歴」等を含む。
項目「ユーザID」は、ユーザそれぞれを識別する情報である。
項目「ユーザ名」は、ユーザが設定した名称である。
項目「レンタルサービス利用履歴」は、各ユーザがモバイルバッテリーのレンタルサービスを利用した履歴に関する情報であり、具体的には、項目「バッテリーID」、「貸出日時」、「貸出スポットID」、「返却日時」、「返却スポットID」、「利用時間」、「課金金額」、「特典内容」等を含む。
項目「バッテリーID」は、ユーザが利用したモバイルバッテリーを識別する情報である。
項目「貸出日時」は、レンタルスポット30からモバイルバッテリーをユーザに貸し出した日付と時刻を示す情報である。サーバ20は、モバイルバッテリーをレンタルスポット30から送り出す日時を、「貸出日時」として記録する。例えば、レンタルスポット30が、貸し出しの操作に応答してモバイルバッテリーを送り出すことに応答して、サーバ20に、モバイルバッテリーを貸し出したことを通知する。レンタルスポット30が、モバイルバッテリーの装着を受け付けるための各挿入口を識別する情報(スロットのID)を保持している場合、各挿入口に装着されるモバイルバッテリーの識別情報およびモバイルバッテリーが装着されていない挿入口の識別情報(空きスロットのID)をサーバ20へ送信する。
項目「貸出スポットID」は、ユーザにモバイルバッテリーを貸し出すとき、モバイルバッテリーを送り出すレンタルスポット30を識別する情報である。
項目「返却日時」は、ユーザがレンタルスポット30にモバイルバッテリーを返却した日付と時刻を示す情報である。サーバ20は、モバイルバッテリーをレンタルスポット30に取り込む日時を、「返却日時」として記録する。
項目「返却スポットID」は、ユーザがモバイルバッテリーを返却するとき、モバイルバッテリーを取り込むレンタルスポット30を識別する情報である。
項目「利用時間」は、モバイルバッテリーをレンタルスポット30からユーザに貸し出した時刻から、モバイルバッテリーがレンタルスポット30に返却された時刻までの期間を示す情報であり、すなわち、項目「貸出日時」から項目「返却日時」までの期間を示す情報である。
項目「課金金額」は、モバイルバッテリーをレンタルすることにより課金した料金を示す情報である。貸出日時から第1期間(例えば48時間)が経過するまでの期間において、モバイルバッテリーの利用時間と1時間あたりの料金に基づいて課金金額を算出する。当該第1期間が経過してモバイルバッテリーが返却されていない場合に、当該返却されていないことに対して、ユーザにモバイルバッテリーの買い取り代金に相当する金額を課す。
例えば、モバイルバッテリーを貸し出してから48時間(第1期間)が経過するまでの期間において、ユーザがモバイルバッテリーを3時間利用して返却し、4時間あたりの料金が100円である場合に、課金金額として、3時間の利用時間と4時間あたりの料金とに基づいて100円と算出する。また、48時間(第1期間)が経過するまでは、課金金額として、48時間の利用時間と4時間あたりの料金に基づいて最大で1200円をユーザに課すこととなるが、48時間(第1期間)を超過すると、利用時間に応じた課金額ではなく、モバイルバッテリーの買い取り代金に相当する2000円をユーザに課す。図示する例では、項目「ユーザID」の値「#4D5E6F」のユーザについて、項目「課金金額」において第1の利用料金(1200円)と第2の利用料金(2000円)とが示されている。ユーザが第2期間(例えば、モバイルバッテリーを貸し出した時点から96時間)が経過してもモバイルバッテリーを返却しない場合、ユーザに対し第1の利用料金を課さず第2の利用料金を課す。一方、第1期間が経過して第2期間が経過するより前にユーザがモバイルバッテリーを返却した場合、ユーザに対し、第1の利用料金と第2の利用料金とを課すとともに、項目「特典内容」に示される特典をユーザに付与する。
項目「特典内容」は、第1期間が経過して第2期間(例えば、モバイルバッテリーを貸し出した時点からの96時間)が経過する前に、ユーザが当該モバイルバッテリーを返却した場合にユーザに付与する特典の内容を示す。図示する例では、特典の内容は、ユーザに課したモバイルバッテリーの買い取り代金に相当する金額の少なくとも一部を返金する金額を示す。
例えば、ユーザがモバイルバッテリーの貸出日時から48時間(第1期間)が経過して当該モバイルバッテリーを返却していないが、貸出日時から50時間が経過した時点に返却した場合、サーバ20は、買い取り代金に相当する額(2000円)から、第1期間を超過した超過時間の長さ(2時間)に応じた額(例えば、超過時間が2時間の場合に300円)を減算することにより、返金金額(1700円)を特定する。これにより、ユーザに対し、第1の利用料金(1200円)と第2の利用料金(2000円)とを課したうえで返金金額(1700円)を返却するため、ユーザの料金は合計「1500円」となる。以上のように、第1期間が経過してからの超過時間の長さに応じて返金額を減算することにより、ユーザがモバイルバッテリーを買い取って所有物とすることまでは不要である場合の利便性を高めることができる。また、第1期間が経過したとしても、モバイルバッテリーを所有物とすることまではユーザにとって不要である場合に、いち早く返却するようユーザを促すことができる。なお、第2期間が経過するまでの間にユーザがモバイルバッテリーを返却した場合にユーザに課される料金の合計(第1の利用料金と第2の利用料金とを合算したうえで、返金金額を減算した値)は、第2の利用料金より小さくすることとしてもよい。例えば、第2期間が経過するまでの間にモバイルバッテリーを返却した場合、ユーザに課される料金の合計は、第2の利用料金(2000円)を超えないこととしてもよい。これにより、第2期間が経過するより前に、ユーザに対し、モバイルバッテリーを返却するよう促すことができる。
サーバ20は、各ユーザにモバイルバッテリーをレンタルすることに伴って、ユーザ情報データベース281を更新する。
レンタルスポット情報データベース282のレコードのそれぞれは、項目「スポットID」と、項目「設置場所」と、項目「貸出可能台数」と、項目「返却可能台数」と、項目「レンタル履歴」等を含む。
項目「スポットID」は、それぞれのレンタルスポット30を識別する情報である。
項目「設置場所」は、それぞれのレンタルスポット30が設置されている位置を示す情報である。レンタルスポット30が設置されている位置を示す情報には、例えば、レンタルスポット30が設置される施設の名称、当該施設におけるレンタルスポット30の位置(ビルの階層、フロアにおける位置等)等の情報が含まれることとしてもよい。また、レンタルスポット30が設置されている位置を示す情報には、緯度及び経度からなる座標が含まれることとしてもよい。
項目「貸出可能台数」は、各レンタルスポット30から貸出可能なモバイルバッテリーの台数を示す情報である。例えば、貸出可能台数は、モバイルバッテリーを収容しているバッテリー収容部の数のうち、バッテリー収容部において充電が完了しているモバイルバッテリーの数と対応している。つまり、バッテリー収容部においてモバイルバッテリーが収容されていても、充電が完了していないモバイルバッテリーは、貸出可能台数にカウントしないこととしている。項目「貸出可能台数」において、レンタルスポット30の各挿入口の識別情報(スロットのID)について、収容しているモバイルバッテリーの識別情報を保持することとしてもよい。また、項目「貸出可能台数」は、各レンタルスポット30に収容しているモバイルバッテリーのバッテリーIDの情報を含む。
項目「返却可能台数」は、各レンタルスポット30に返却可能なモバイルバッテリーの台数を示す情報である。例えば、返却可能台数は、モバイルバッテリーを収容していないバッテリー収容部の数と対応している。
項目「レンタル履歴」は、各レンタルスポット30がモバイルバッテリーをレンタルした結果を示す情報である。例えば、レンタル履歴は、所定の日付に当該レンタルスポット30おけるモバイルバッテリーの貸出台数及び返却台数を記録する。
サーバ20は、各ユーザにモバイルバッテリーをレンタルすることに伴って、レンタルスポット情報データベース282を更新する。
<3 動作>
以下、図6を参照しながら、モバイルバッテリーレンタルシステム1による課金処理及び返金処理について説明する。
図6は、第1の実施の形態におけるモバイルバッテリーレンタルシステム1により、課金処理及び返金処理を行う流れの一例を示すフローチャートである。
ステップS611において、端末装置10は、ユーザから、モバイルバッテリーを借りるための操作を受け付ける。例えば、ユーザは端末装置10を用いて、所定のレンタルスポット30に表示される二次元コードを読み取り、当該レンタルスポット30からモバイルバッテリーを借りようとする操作を行う。当該二次元コードは、レンタルスポット30を識別するための情報を含む。端末装置10は、二次元コードの読み取り結果(ユーザがモバイルバッテリーの貸し出しをうけようとするレンタルスポット)をサーバ20へ送信することにより、モバイルバッテリーの貸出を要求する。サーバ20は、端末装置10から受信したレンタルスポット30の識別情報に基づいて、当該識別情報に示されるレンタルスポット30に、モバイルバッテリーの貸し出しの指示を送信する。
ステップS631において、レンタルスポット30は、ステップS611におけるユーザの操作に応答して、モバイルバッテリーを送り出し、ユーザに貸し出す。レンタルスポット30は、貸し出しの処理を完了したことを、サーバ20へ送信する。サーバ20は、当該モバイルバッテリーの利用時間を、この貸し出しの時点から起算する。
ステップS612において、端末装置10は、ユーザがモバイルバッテリーをレンタルスポット30へ返却する操作を行うことなく第1期間が経過するか否かを判断する。例えば、端末装置10は、ユーザがモバイルバッテリーを返却する際に、レンタルスポット30のディスプレイに表示される二次元コード(レンタルスポット30の識別情報を含む)を読み取って読み取り結果をサーバ20へ送信する。サーバ20が、当該識別情報に示されるレンタルスポット30に対し、ユーザからのモバイルバッテリーの返却を受け付けるよう指示する。端末装置10は、第1期間が経過する前にモバイルバッテリーを返却する操作を受け付けた場合に(例えば端末装置10がレンタルスポット30に表示される二次元コードを読み取ったこと、二次元コードの読み取り結果をサーバ20へ送信したこと等)、第1期間が経過する前に当該返却する操作が行われたと判断する(ステップS612においてNO)。または、端末装置10は、サーバ20のユーザ情報データベース281又はレンタルスポット情報データベース282に問い合わせることにより、当該モバイルバッテリーを返却したか否かを判断する。第1期間は、モバイルバッテリーを貸し出した時点から起算する所定期間である。
ステップS632において、レンタルスポット30は、ユーザが返却しようとするモバイルバッテリーを取り込み、返却完了とする。レンタルスポット30は、ユーザからモバイルバッテリーの返却を受け付ける処理を完了させたことをサーバ20へ送信する。
サーバ20は、当該モバイルバッテリーの利用時間を、例えば、レンタルスポット30から返却の処理を完了させた通知を受信したタイミングで終了させる。サーバ20は、レンタルスポット30で、返却を受け付ける処理が完了したことを端末装置10へ通知し、ステップS621の処理を行う。なお、ここでは、説明の便宜上、ステップS612、ステップS632の順に説明しているが、実際には、ステップS632において、レンタルスポット30がモバイルバッテリーを取り込んで、返却完了としてから、ステップS612において、端末装置10は返却完了と判断する。
ステップS621において、サーバ20は、モバイルバッテリーの利用時間に基づいて、課金金額を算出する。例えば、サーバ20は、モバイルバッテリーの利用時間に応じて、予め定められた料金プランに従って課金金額を算出する。
ステップS613において(ステップS612でNOの場合)、端末装置10は、料金決済部186により、ステップS621にサーバ20が算出した課金金額を決済する。決済方法としては、クレジットカードによる決済、携帯決済サービス事業者が提供する決済サービス(キャリア決済)、またはスマートフォン等を使って利用料金を支払う前払い式の決済サービス(モバイル決済)などが挙げられる。
ステップS622において、サーバ20は、端末装置10及びレンタルスポット30と通信を行うことにより、最新のレンタルサービス利用状況を取得し、ユーザ情報データベース281及びレンタルスポット情報データベース282を更新する。
ステップS614において(ステップS612でYESの場合)、端末装置10は、第1期間が経過してモバイルバッテリーを返却していないことに対して、モバイルバッテリーの買い取り代金に相当する金額(第2の利用料金)の決済処理を行う。
ステップS615において、端末装置10は、第1期間が経過してモバイルバッテリーを返却していないユーザが、第2期間が経過する前に当該モバイルバッテリーを返却したか否かを判断する。例えば、端末装置10は、第2期間が経過する前に、レンタルスポット30に対してモバイルバッテリーを返却する操作をユーザから受け付ける。例えば、レンタルスポット30が、ディスプレイに、レンタルスポット30の識別情報を示す二次元コードを表示している。端末装置10が、ユーザからモバイルバッテリーを返却する指示を受け付けて、二次元コードを読み取ることにより、ユーザがモバイルバッテリーを返却するレンタルスポット30の情報をサーバ20へ送信する。これにより、サーバ20を介してレンタルスポット30がユーザからモバイルバッテリーの返却を受け付ける。レンタルスポット30が、ユーザからモバイルバッテリーの返却を受け付けたことを検出することにより(例えば、レンタルスポット30の挿入口に、ユーザがレンタルした識別情報を有するモバイルバッテリーが装着されたことを検出する)、返却が完了したことをサーバ20へ送信する。サーバ20は、レンタルスポット30からの、返却が完了したことの通知に応答して、ユーザがモバイルバッテリーを返却したレンタルスポット30の識別情報および返却日時に基づきユーザ情報データベース281を更新する。サーバ20は、モバイルバッテリーの返却が完了したことを端末装置10に通知する。これにより、端末装置110は、第2期間が経過する前にユーザがモバイルバッテリーをレンタルスポット30に返却したか否かを判断する。または、端末装置10は、サーバ20のユーザ情報データベース281又はレンタルスポット情報データベース282に問い合わせることにより、当該モバイルバッテリーを返却したか否かを判断する。
第2期間は、モバイルバッテリーを貸し出した時点から起算し、第1期間よりも長い所定期間である。第2期間は、予め設定された一定の期間であってよいし、第1期間が経過する前のユーザの位置情報及び返却可能な場所によって決定される期間であってもよい。例えば、第1期間が経過する前、ユーザの位置と最寄りの返却可能な場所との間の距離が遠ければ遠いほど(または、返却可能な場所への経路探索に基づいて特定されるユーザの移動時間が長いことに応じて)、第2期間を長くする。これにより、第1期間内にモバイルバッテリーを返却しようとしても近くに返却可能な場所がないため返却できなかったユーザを救済することができる。
ステップS633において、レンタルスポット30は、第2期間が経過する前にユーザが返却しようとするモバイルバッテリーを取り込み、返却完了とする。当該モバイルバッテリーの利用時間は、この時点に終了する。なお、ここでは、説明の便宜上、ステップS615、ステップS633の順に説明しているが、実際には、ステップS633において、レンタルスポット30がモバイルバッテリーを取り込んで、返却完了としてから、ステップS615において、端末装置10は返却完了と判断する。
ステップS623において(ステップS615でYESの場合)、サーバ20は、ユーザに付与する特典として返金を行うこととし、ステップS614に課したモバイルバッテリーの買い取り代金に相当する金額について、返金の金額を算出して返金処理を行う。
サーバ20は、第1期間が経過してからモバイルバッテリーが返却されるまでの期間の長さによって、返金の金額を決定してよい。例えば、サーバ20は、第1期間が経過してからモバイルバッテリーが返却されるまでの期間(超過時間)と、1時間あたりの超過料金を乗算して超過料金を算出し、モバイルバッテリーの買い取り代金に相当する金額から当該超過料金を減算した金額を、返金の金額とする。これにより、第1期間が経過したとしても、モバイルバッテリーを利用した分だけの金額をユーザに課して、残りの金額をユーザに返金するので、ユーザにとってリーズナブルな料金を課すことができる。また、モバイルバッテリーを早めに返却するようにユーザを促すことができる。
また、サーバ20は、第1期間が経過する前のユーザの位置情報及び返却可能な場所によって、返金の金額を決定してもよい。例えば、第1期間が経過する前、ユーザの位置と最寄りの返却可能な場所との間の距離が遠ければ遠いほど、返金の金額を高くする。これにより、第1期間内にモバイルバッテリーを返却しようとしても近くに返却可能な場所がないため返却できなかったユーザを救済することができる。
ステップS616において(ステップS615でYESの場合)、端末装置10は、料金決済部186により、ステップS623にサーバ20が算出した返金金額を受け取る。返金を受け取る方法としては、クレジットカードによる決済、携帯決済サービス事業者が提供する決済サービス(キャリア決済)、またはスマートフォン等を使って利用料金を支払う決済サービス(モバイル決済)などが挙げられる。
ステップS624において、サーバ20は、端末装置10及びレンタルスポット30と通信を行うことにより、最新のレンタルサービス利用状況を取得し、ユーザ情報データベース281及びレンタルスポット情報データベース282を更新する。
ステップS617において(ステップS615でNOの場合)、端末装置10は、第2期間が経過してもモバイルバッテリーを返却していないユーザに対して、当該モバイルバッテリーを当該ユーザの所有物として返却不要とする。
<4 画面例>
図7は、本開示の第1の実施の形態における端末装置10の画面例を示す図である。
図7の画面例(A)は、モバイルバッテリーが貸出可能または返却可能なレンタルスポット30に関する情報をユーザに提示する局面を示す図である。
画面例(A)に示すように、ユーザの端末装置10において、ユーザの現在地と、現在地の近くにあるレンタルスポット30A、30Bを、地図上に表示している。また、ユーザの端末装置10において、各レンタルスポットの設置場所、各レンタルスポットにおいて貸出可能なモバイルバッテリーの台数、返却可能なモバイルバッテリーの台数、各レンタルスポットまでのルートなどを表示するとしてもよい。例えば、地図上に表示されるレンタルスポットの画像(30A、30B)をユーザが指定する操作に応答して、各レンタルスポットの情報およびルートを表示することとしてもよい。これにより、モバイルバッテリーを借りて又は返すのに有益な情報をユーザに提供し、ユーザを適宜なレンタルスポット30に案内することができる。
図7の画面例(B)は、第1期間の満了についてユーザに通知する局面を示す図である。
画面例(B)に示すように、ユーザの端末装置10において、第1期間の満了時刻と、第1期間が経過してモバイルバッテリーが返却されていない場合、モバイルバッテリーの買い取り代金に相当する金額が課金される旨の通知をディスプレイに表示している。これにより、第1期間が経過する前にレンタルスポット30に対してモバイルバッテリーを返却するようにユーザを動機づけることができる。
図7の画面例(C)は、第2期間の満了についてユーザに通知する局面を示す図である。
画面例(C)に示すように、ユーザの端末装置10において、第2期間の満了時刻と、第2期間が経過する前にモバイルバッテリーが返却される場合、モバイルバッテリーの買い取り代金に相当する金額の一部が返金される旨の通知をディスプレイに表示している。これにより、第2期間が経過する前にモバイルバッテリーを返却するようにユーザを動機づけることができる。
図7の画面例(D)は、第2期間が経過する前にモバイルバッテリーを返却したユーザに、返金の通知をする局面を示す図である。
画面例(D)に示すように、ユーザの端末装置10において、第1期間が経過したときに課金したモバイルバッテリーの買い取り代金に相当する金額の一部が返金された旨の通知をディスプレイに表示している。これにより、返金されたことをユーザに知らせて、ユーザに安心感を与えてユーザ体験を向上させることができる。
<小括>
以上のように、本実施の形態によると、モバイルバッテリーのレンタルサービスを提供するシステムにおいて、料金プランにより規定された、時間単位の従量課金期間が経過したとき、モバイルバッテリーの買い取り代金に相当する金額をユーザに課金したとしても、所定期間内にモバイルバッテリーを返却したユーザに対して、モバイルバッテリーの買い取り代金に相当する金額の少なくとも一部を返金する。これにより、モバイルバッテリーを所有することが不要なユーザに対して、救済措置を提供し、ユーザ体験を向上させることができる。
以上の動作の説明では、時間単位の従量課金期間が経過した後の救済措置として、課金したモバイルバッテリーの買い取り代金に相当する金額の少なくとも一部を返金する形態を挙げた。上記のように、救済措置として、ユーザに特典を付与することとしてもよい。
例えば、第1期間が経過して第2期間が経過する前に、モバイルバッテリーを返却されたユーザに第1特典を付与する。ここでいう「特典」とは、データとして記録されるもの、例えば、ポイント、アイテム、仮想通貨又はゲームキャラクタ、クーポンなど、モバイルバッテリーレンタルサービスにおいて活用できるもの、またはユーザにとって有益なものであればよい。
サーバ20は、第1期間が経過してからモバイルバッテリーが返却されるまでの期間の長さによって、ユーザに付与する第1特典を決定してよい。例えば、第1期間が経過してからモバイルバッテリーが返却されるまでの期間が短ければ短いほど、当該特典をユーザにとって有利にする。これにより、モバイルバッテリーを早めに返却するようにユーザを促すことができる。
また、サーバ20は、第1期間が経過する前のユーザの位置情報及び返却可能な場所によって、ユーザに付与する特典を決定してもよい。例えば、第1期間が経過する前、ユーザの位置と最寄りの返却可能な場所との間の距離が遠ければ遠いほど、当該特典をユーザにとって有利にする。これにより、第1期間内にモバイルバッテリーを返却しようとしても近くに返却可能な場所がないため返却できなかったユーザを救済することができる。
<変形例1>
サーバ20は、ユーザの端末装置10のバッテリー残量に応じて、レンタルスポット30に関する情報をユーザに通知するとしてよい。レンタルスポット30に関する情報は、各レンタルスポットの設置場所、貸出可能なモバイルバッテリーの台数、返却可能なモバイルバッテリーの台数、各レンタルスポットまでのルートなどを含む。これにより、適宜なタイミングでレンタルスポット30に関する通知をユーザに送信することができる。
例えば、端末装置10は、バッテリー残量と、予め定められた閾値とを比較し、バッテリー残量が閾値を下回ったことに応答して、レンタルスポット30に関する情報をプッシュ通知する。
例えば、ユーザの端末装置10のバッテリー残量が第1残量以下になった場合に、ユーザの位置から所定距離内に存在するレンタルスポット30をユーザに通知するとしてもよい。例えば、端末装置10のバッテリー残量が20%以下になった場合に、ユーザの位置から所定距離内(例えば徒歩圏内)に存在し、または、端末装置10の現在値からレンタルスポット30までの移動経路に基づき移動時間が所定時間内であることの少なくともいずれかを満たし、かつモバイルバッテリーが貸出可能なレンタルスポット30に関する情報をユーザに通知する。これにより、充電が必要なタイミングでレンタルスポット30に関する情報をユーザに通知し、モバイルバッテリーの利用率を向上させることができる。例えば、地図上に、複数のレンタルスポット30のうち、モバイルバッテリーを貸し出すことが困難なレンタルスポット30を表示しないこととしてもよい。モバイルバッテリーを貸し出すことが困難なレンタルスポット30とは、例えば、貸し出し可能な数が一定値以下(例えば、貸し出せるモバイルバッテリーがない)であること、レンタルスポットが設置される場所(店舗等)が営業時間外であること等がある。これにより、ユーザの端末装置10のバッテリー残量が少なくなってきた場合においても、モバイルバッテリーを貸し出し可能なレンタルスポット30を、ユーザが効率よく発見することができ、端末装置10の充電切れをよりいっそう回避することができる。
また、モバイルバッテリーを借りたユーザの端末装置10のバッテリー残量が第2残量以上になった場合に、ユーザの位置から所定距離内に存在するレンタルスポット30をユーザに通知するとしてもよい。例えば、モバイルバッテリーを借りて充電している端末装置10のバッテリー残量が70%以上になった場合に、ユーザの位置から徒歩圏内に存在し、かつモバイルバッテリーが返却可能なレンタルスポット30に関する情報をユーザに通知する。これにより、モバイルバッテリーを十分に利用した場合、バッテリーを返却するタイミングを逃さないようにするができる。
また、第1残量または第2残量は、プログラムによって予め設定された数値であってよいし、ユーザの指定によって設定される数値であってもよい。例えば、ユーザがもうすぐ帰宅する場合、第1残量をデフォルト値より低く設定する。これにより、ユーザの実際の必要に応じて、柔軟に通知のタイミングを制御することができる。
また、サーバ20は、ユーザの移動手段に応じて、モバイルバッテリーの貸出可能な場所又は返却可能な場所を通知するとしてもよい。例えば、端末装置10が、予めユーザから、ユーザの移動手段(走行車両に乗車している、徒歩である等)の指定を受け付けることにより、ユーザの移動手段を記憶することとしてもよい。また、端末装置10の位置情報を時系列で取得することにより、ユーザの移動速度を判定し、移動速度に応じてユーザの移動手段を判別することとしてもよい。例えば、ユーザが車で移動している場合に、繁華街の小店舗よりも、駐車できる場所に設置されているレンタルスポット30をユーザに提示する。これにより、ユーザが行きやすいレンタルスポットを提示し、モバイルバッテリーを利用することを容易にするできる。
<変形例2>
サーバ20は、所定の場所に設置されるレンタルスポット30からモバイルバッテリーを借りたユーザに対して、第2の特典を付与するとしてもよい。例えば、所定のコンビニエンスストアに設置されるレンタルスポット30からモバイルバッテリーを借りたユーザにクーポンを付与する。これにより、所定の場所に設置されるレンタルスポットを利用するようにユーザを促すことができる。
ここでいう「特典」とは、データとして記録されるもの、例えば、ポイント、アイテム、仮想通貨又はゲームキャラクタ、クーポンなど、モバイルバッテリーレンタルサービスにおいて活用できるもの、またはユーザにとって有益なものであればよい。
また、サーバ20は、当該所定の場所についての情報をユーザに通知するとしてもよい。例えば、所定のコンビニエンスストアに設置されるレンタルスポット30からモバイルバッテリーを借りると、クーポンが付与される旨の通知をユーザに送信し、ユーザの近くにある所定のコンビニエンスストアの位置情報をユーザに通知する。これにより、所定の場所にユーザを誘導することができる。
また、所定の場所は店舗であり、当該店舗で消費行動をしたユーザに対して、消費行動をしていないユーザよりも有利な第2の特典を付与するとしてもよい。例えば、コンビニエンスストアに設置されるレンタルスポット30からモバイルバッテリーを借りてかつ買い物したユーザに付与するポイントは、モバイルバッテリーを借りるだけで買い物していないユーザに付与するポイントよりも多いこととしてもよい。これにより、モバイルバッテリーを設置した店舗の集客率と売上を向上させ、店舗との提携関係を深めることができる。
<付記>
以上の各実施の形態で説明した事項を以下に付記する。
(付記1) プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行させ、モバイルバッテリーのレンタルサービスを提供するためのプログラムであって、プログラムは、プロセッサに、ユーザにモバイルバッテリーを貸し出してから第1期間が経過するまでのレンタルサービスの利用に対し、ユーザに第1の利用料金を設定する第1のステップと(S612)、第1期間が経過してモバイルバッテリーが返却されていない場合に、当該返却されていないことに対して第2の利用料金を課してモバイルバッテリーの返却を不要とする第2のステップと(S614)、第1期間が経過しているにもかかわらず、モバイルバッテリーが返却された場合に、ユーザに第1の特典を付与する第3のステップと(S616、S623)を実行させる。
(付記2) 第1のステップにおいて、モバイルバッテリーを貸し出してから第1期間が経過するまでの期間において、ユーザのモバイルバッテリーの利用時間に基づいて第1の利用料金を設定する(S613)、(付記1)に記載のプログラム。
(付記3) 第2のステップにおいて、第1期間が経過してから第2期間が経過したにもかかわらずモバイルバッテリーが返却されない場合に、時間経過により変動しない固定的な第2の利用料金を確定的にユーザに課し(S613、S617)、
第3のステップにおいて、第1期間が経過してから第2期間が経過するまでの間にモバイルバッテリーが返却された場合に第1の特典を付与する(S616)、(付記1)または(付記2)に記載のプログラム。
(付記4) 第3のステップにおいて、第1期間が経過してから第2期間が経過する前に、モバイルバッテリーが返却された場合に、第2のステップでユーザに課される第2の利用料金の少なくとも一部に相当する価値を、第1の特典としてユーザに付与する(S616)、(付記1)に記載のプログラム。
(付記5) 第3のステップ(S623)において、第1期間が経過してからモバイルバッテリーが返却されるまでの期間の長さによって、第1の特典の内容を決定する、(付記1)から(付記4)のいずれかに記載のプログラム。
(付記6) 第3のステップにおいて、第1期間が経過してからモバイルバッテリーが返却されるまでの期間の長さによって、第1の特典として、第2の利用料金のうちユーザに付与する価値の量を決定する、(付記4)に記載のプログラム。
(付記7) 第3のステップ(S623)において、第1期間が経過する前のユーザの位置情報及び返却可能な場所によって、第1の特典の内容を決定する、(付記1)から(付記6)のいずれかに記載のプログラム。
(付記8) 第3のステップ(S623)において、第1期間が経過する前のユーザの位置情報及び返却可能な場所によって、第2期間の長さを決定する、(付記3)または(付記4)に記載のプログラム。
(付記9)第1期間又は第2期間の少なくとも一方が満了することに基づいて、ユーザに当該満了にかかる情報を通知する、(付記3)または(付記4)のいずれかに記載のプログラム。
(付記10)第3のステップ(S623)において、第1期間が経過して第2期間が経過する前に、モバイルバッテリーを返却したユーザに、第1の特典として、対価として支払い可能な価値、または、割引クーポンとして使用可能な権利の少なくともいずれかを付与する、(付記1)から(付記9)のいずれかに記載のプログラム。
(付記11) ユーザの端末装置(10)のバッテリー残量に応じて、モバイルバッテリーの貸出可能な場所又は返却可能な場所を通知する、(付記1)から(付記10)のいずれかに記載のプログラム。
(付記12) ユーザの端末装置(10)のバッテリー残量が第1残量以下である場合に、ユーザの位置から所定距離内に存在する、モバイルバッテリーの貸出可能な場所を通知する、(付記11)に記載のプログラム。
(付記13) モバイルバッテリーを利用しているユーザの端末装置(10)のバッテリー残量が第1残量以上である場合に、ユーザの位置から所定距離内に存在する、モバイルバッテリーの返却可能な場所を通知する、(付記11)に記載のプログラム。
(付記14) 第1残量または第2残量は、ユーザの指定によって設定される、(付記12)または(付記13)に記載のプログラム。
(付記15) ユーザの移動手段に応じて、モバイルバッテリーの貸出可能な場所又は返却可能な場所を通知する、(付記11)から(付記13)のいずれかに記載のプログラム。
(付記16) 所定の場所に設置されるレンタルスポットを利用してモバイルバッテリーを借りて又は返したユーザに対して、第2の特典を付与する、(付記1)から(付記15)のいずれかに記載のプログラム。
(付記17) 所定の場所についての情報をユーザに通知する、(付記16)に記載のプログラム。
(付記18) 所定の場所は店舗であり、店舗で消費行動をしたユーザに対して、消費行動をしていないユーザよりも有利な第2の特典を付与する、(付記16)または(付記17)に記載のプログラム。
10 端末装置、20 サーバ、30 レンタルスポット、80 ネットワーク、130 操作受付部(タッチスクリーン)、171 ユーザ情報、190 料金決済部、22 通信IF、23 入出力IF、25 メモリ、26 ストレージ、29 プロセッサ、201 通信部、202 記憶部、281 ユーザ情報データベース、282 レンタルスポット情報データベース、203制御部、301 通信部、302 記憶部、303制御部。

Claims (20)

  1. プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行させ、モバイルバッテリーのレンタルサービスを提供するためのプログラムであって、前記プログラムは、前記プロセッサに、
    ユーザにモバイルバッテリーを貸し出してから第1期間が経過するまでの前記レンタルサービスの利用に対し、前記ユーザに第1の利用料金を設定する第1のステップと、
    前記第1期間が経過して前記モバイルバッテリーが返却されていない場合に、当該返却されていないことに対して第2の利用料金を課して前記モバイルバッテリーの返却を不要とする第2のステップと、
    前記第1期間が経過しているにもかかわらず、前記モバイルバッテリーが返却された場合に、前記ユーザに第1の特典を付与する第3のステップとを実行させる、プログラム。
  2. 前記第1のステップにおいて、前記モバイルバッテリーを貸し出してから前記第1期間が経過するまでの期間において、前記ユーザの前記モバイルバッテリーの利用時間に基づいて前記第1の利用料金を設定する、請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記第2のステップにおいて、前記第1期間が経過してから第2期間が経過したにもかかわらず前記モバイルバッテリーが返却されない場合に、時間経過により変動しない固定的な前記第2の利用料金を確定的に前記ユーザに課し、
    前記第3のステップにおいて、前記第1期間が経過してから前記第2期間が経過するまでの間に前記モバイルバッテリーが返却された場合に前記第1の特典を付与する、請求項1または2に記載のプログラム。
  4. 前記第3のステップにおいて、前記第1期間が経過してから第2期間が経過する前に、前記モバイルバッテリーが返却された場合に、第2のステップで前記ユーザに課される前記第2の利用料金の少なくとも一部に相当する価値を、前記第1の特典として前記ユーザに付与する、請求項1に記載のプログラム。
  5. 前記第3のステップにおいて、前記第1期間が経過してから前記モバイルバッテリーが返却されるまでの期間の長さによって、前記第1の特典の内容を決定する、請求項1から4のいずれかに記載のプログラム。
  6. 前記第3のステップにおいて、前記第1期間が経過してから前記モバイルバッテリーが返却されるまでの期間の長さによって、前記第1の特典として、前記第2の利用料金のうち前記ユーザに付与する価値の量を決定する、請求項4に記載のプログラム。
  7. 前記第3のステップにおいて、前記第1期間が経過する前のユーザの位置情報及び返却可能な場所によって、前記第1の特典の内容を決定する、請求項1から6のいずれかに記載のプログラム。
  8. 前記第3のステップにおいて、前記第1期間が経過する前のユーザの位置情報及び返却可能な場所によって、前記第2期間の長さを決定する、請求項3または4に記載のプログラム。
  9. 前記第1期間又は前記第2期間の少なくとも一方が満了することに基づいて、前記ユーザに当該満了にかかる情報を通知する、請求項3または4に記載のプログラム。
  10. 前記第3のステップにおいて、第1期間が経過して第2期間が経過する前に、前記モバイルバッテリーを返却した前記ユーザに、前記第1の特典として、対価として支払い可能な価値、または、割引クーポンとして使用可能な権利の少なくともいずれかを付与する、請求項1から9のいずれか一項に記載のプログラム。
  11. ユーザの端末装置のバッテリー残量に応じて、前記モバイルバッテリーの貸出可能な場所又は返却可能な場所を通知する、請求項1から10のいずれかに記載のプログラム。
  12. ユーザの端末装置のバッテリー残量が第1残量以下である場合に、ユーザの位置から所定距離内に存在する、前記モバイルバッテリーの貸出可能な場所を通知する、請求項11に記載のプログラム。
  13. モバイルバッテリーを利用しているユーザの端末装置のバッテリー残量が第1残量以上である場合に、ユーザの位置から所定距離内に存在する、前記モバイルバッテリーの返却可能な場所を通知する、請求項11に記載のプログラム。
  14. 前記第1残量は、ユーザの指定によって設定される、請求項12または13に記載のプログラム。
  15. ユーザの移動手段に応じて、前記モバイルバッテリーの貸出可能な場所又は返却可能な場所を通知する、請求項11から13のいずれかに記載のプログラム。
  16. 所定の場所に設置されるレンタルスポットを利用して前記モバイルバッテリーを借りて又は返したユーザに対して、第2の特典を付与する、請求項1から15のいずれかに記載のプログラム。
  17. 前記所定の場所についての情報をユーザに通知する、請求項16に記載のプログラム。
  18. 前記所定の場所は店舗であり、前記店舗で消費行動をしたユーザに対して、消費行動をしていないユーザよりも有利な前記第2の特典を付与する、請求項16又は17に記載のプログラム。
  19. プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータにより実行され、モバイルバッテリーのレンタルサービスを提供するための方法であって、前記方法は、前記プロセッサが、前記メモリに記憶されるプログラムを読み込んで実行することにより、
    ユーザにモバイルバッテリーを貸し出してから第1期間が経過するまでの期間において、前記ユーザに第1の利用料金を設定する第1のステップと、
    前記第1期間が経過するまでの期間において前記モバイルバッテリーが返却されていない場合に、当該返却されていないことに対して第2の利用料金を課す第2のステップと、
    前記第1期間が経過しているにもかかわらず、前記モバイルバッテリーが返却された場合に、前記ユーザに第1の特典を付与する第3のステップを実行する、方法。
  20. 制御部と、記憶部とを備え、モバイルバッテリーのレンタルサービスを提供するための情報処理装置であって、
    前記制御部が、前記記憶部に記憶されるプログラムに基づいて動作することにより、
    ユーザにモバイルバッテリーを貸し出してから第1期間が経過するまでの期間において、前記ユーザに第1の利用料金を設定する第1のステップと、
    前記第1期間が経過するまでの期間において前記モバイルバッテリーが返却されていない場合に、当該返却されていないことに対して第2の利用料金を課す第2のステップと、
    前記第1期間が経過しているにもかかわらず、前記モバイルバッテリーが返却された場合に、前記ユーザに第1の特典を付与する第3のステップを実行させる、情報処理装置。
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