JP2004232098A - 抄紙用プレスフェルト及びその製造方法 - Google Patents

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明 鬼久保
Hiroyuki Oda
浩之 小田
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靖彦 小林
Masushi Shimodaira
益史 下平
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Abstract

【課題】圧縮回復性に優れ、且つ、長期間にわたりその圧縮回復性が高いレベルで維持できる抄紙用プレスフェルト及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】抄紙用プレスフェルト10は、基体20、繊維集合体30、及び立体編物の層40からなる。この抄紙用プレスフェルト10は、湿紙接触面11と、機械接触面12とを具えている。
立体編物の層40の配置形態としては、基体20と立体編物の層40とを接触させる場合、基体20と立体編物の層40との間に繊維集合体30を介在させる場合等がある。
このような構成で立体編物の層40を抄紙用プレスフェルト内に設けることにより、持続性に優れた圧縮回復効果を付与することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、抄紙機械に使用される、抄紙用プレスフェルト(以下、単に「フェルト」と称することがある。)に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のとおり、抄紙工程のプレスパートにおいては、湿紙からの水分を搾水すべく、抄紙用プレスフェルトが使用されている。
抄紙工程のプレスパートにおけるプレス部の概略を、図17乃至図19を参照して説明する。
【0003】
図17に示す装置は、一対のプレスロールPR,PRにより構成されるプレス部PP内において、単一のフェルト10Aにより湿紙WWからの水分を搾水するものである。
一方、図18に示す装置は、プレス部PP内において、2枚のフェルト10A,10Aにより湿紙WWを挟持することにより、湿紙WWからの水分を搾水する構造である。
さらに、図19には、プレスロールPRと、樹脂製ベルトSBを介したプレスシューPSとによりプレス部PPを構成した装置を示す。この場合も、このプレス部PP内において、2枚のフェルト10A,10Aにより、湿紙WWからの水分を搾水する。
【0004】
上記図17〜19のいずれの場合であっても、フェルト10Aは、回転するプレスロールPRに連れ回りすることにより駆動され、プレス部PP内で加圧される。
【0005】
次に、図20に基づいて、一般的なフェルトの構成を説明する。
フェルト10Aは無端状に形成されている。そして、フェルト10Aは、織布等によりフェルト全体の強度を発現させる基体20Aと、基体20Aに連結された繊維集合体30Aとにより構成される。
【0006】
このように構成されたフェルト10Aは、前述のとおり、湿紙と接触した状態でプレス部PP内へ突入する。そして、フェルト10Aは、プレス部PPにおける加圧により圧縮され、プレス部脱出後、再び圧縮される前の状態に回復する。
【0007】
ここで、仮にフェルト10Aがプレス部PPに突入する際、圧縮されないと、湿紙WWがプレス圧力を強く受け、破断等が生ずることとなる。
従って、フェルトに要求される機能として、圧縮性及び圧縮回復性が要求されていた。
【0008】
特に、近年の抄紙速度の高速化に伴い、フェルトの駆動速度や、プレス圧力がそれぞれ高速、高圧化してきている。従って、フェルトの使用環境がますます苛酷なものとなっている。
このような状況において、フェルトの長寿命化を図るために、前述の圧縮回復機能を持続させることが、課題となっていた。
【0009】
そこで、圧縮回復性の持続を目的とした構造の提案が従来より行われている。
その1つに、糸材を織製してなる基布と、基布にステープルファイバーをニードルパンチング連結することにより構成した抄紙用プレスフェルトがある(例えば、特許文献1参照。)。
これは、基布の糸材又はステープルファイバーとして、弾性を有する繊維を使用するものである。具体的な弾性繊維としては、ポリアミド成分からなるハードセグメントと、ポリエーテル成分からなるソフトセグメントとを有するポリアミド系ブロックコポリマーからなる繊維が用いられる。
【0010】
一方、圧縮回復性を向上させる目的で、基布とステープルファイバー以外の構成を抄紙用プレスフェルト内に配置する構成も提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
このフェルトにおいては、図21に示すように、基体20Aが織布20A1のみならず、熱可塑性樹脂網目状成形体シート20A2と、合成ゴム材料により完全に包囲されたマルチフィラメントからなる補強ヤーン20A3とにより構成されている。
【0011】
【特許文献1】
実用新案登録第2514509号公報
【特許文献2】
特開2001−504167号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1に開示されているような構造では、基布とステープルファイバーからなる抄紙用プレスフェルトの構造自体が、従来から一般的に使用されているものと同一であるため、十分な効果を得ることができなかった。
すなわち、プレス圧力による圧縮が繰返されるにつれ、ステープルファイバー同士の間に形成された空隙が押し潰されてしまい、ひいては圧縮回復性が低下していた。
【0013】
また、図21に示す特許文献2の構成にあっては、弾性のある構成(シート20A2、補強ヤーン20A3)を有することで厚み持続性の向上を図っている。
しかし、この「弾性のある構成」は比較的圧縮されづらい性質を有しているため、「圧縮回復性」という意味では、「弾性のある構成」が形成されていない図20の構成とあまり変わりは無かった。
【0014】
本発明は、上述した問題点に鑑み、圧縮回復性に優れ、且つ、長期間にわたりその圧縮回復性が高いレベルで維持できる抄紙用プレスフェルト及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、基体と繊維集合体とを有し、湿紙接触面と機械接触面とを具えた抄紙用プレスフェルトにおいて、
2枚の編地と該2枚の編地を連結する連結糸からなる立体編物の層を、前記湿紙接触面と機械接触面のいずれとも間隔を置いて有することを特徴とする抄紙用プレスフェルトによって、前記の課題を解決した。
また、請求項11,12は、このような抄紙用プレスフェルトの製造方法である。
【0016】
【作用】
本発明によれば、抄紙用プレスフェルト中に、一対の編地を連結糸で結合してなる立体編物の層を設けることによって、圧縮回復性に優れ、且つ、長期間にわたり、その圧縮回復性が高いレベルで維持できる抄紙用プレスフェルトを提供することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の抄紙用プレスフェルトの実施形態を、図6乃至図13に基づき説明する。
【0018】
まず、図6乃至図11を参照して、本発明の核心をなす立体編物の構成を説明する。
図6は立体編物の斜視図、図7は立体編物の側面図である。立体編物42は、第1の編地44と、第2の編地46と、これら第1の編地44と第2の編地46とを連結する連結糸48とを有している。
なお、便宜上、図6及び図7においては、第1の編地44を連続する黒丸で、第2の編地46を連続する白丸で表現している。
【0019】
なお、立体編物42の構造そのものは、例えば、特開昭61−31241号、特開平2−229247号、特開2001−234456号等に記載されている周知の構成を採用することが可能である。
すなわち、第1又は第2の編地としては、図8に示す六角メッシュや、図9に示す菱形メッシュ等を適宜選択することができる。
【0020】
さらに、連結糸48の構成としても、様々な構成を選択することができる。
すなわち、図10に示す、第1の編地と第2の編地をほぼ平行な連結糸48で連結する構造や、図11に示す、連結糸48が交差する構造を使用することができる。
【0021】
このような構成の立体編物の層40を、抄紙用プレスフェルト内に設けることにより、持続性に優れた圧縮回復効果を付与することが可能となる。
何故なら、立体編物42は、厚み方向に配列された連結糸48が第1及び第2の編地44,46を支持する構成であって、負荷により立体編物42が圧縮された場合であっても、負荷が取除かれれば、連結糸48が厚み方向の元の形状に復帰するので、圧縮回復性に優れているからである。
【0022】
すなわち、この立体編物の層40が配置された抄紙用プレスフェルトは、フェルト全体における「圧縮回復効果の高い構成が占める割合」が、従来の構成に比して増すものである。従って、本発明の抄紙用プレスフェルトは圧縮回復性に優れた効果を有するのである。
【0023】
ここで、連結糸48としては、耐屈曲疲労性に優れたナイロンのモノフィラメントが好適であり、また、10〜500dtexの繊度を有するものが好ましい。
なお、立体編物は100〜800g/m、好ましくは300〜600g/mの坪量を有するものが好ましい。
【0024】
次に、図1乃至図5に基づき、抄紙用プレスフェルトに対する具体的な立体編物の層40の配置形態を説明する。
本発明の抄紙用プレスフェルト10は、基体20、繊維集合体30、及び立体編物の層40からなる。そして、抄紙用プレスフェルト10は、湿紙接触面11と、機械接触面12とを具えている。
この場合、立体編物の層40の配置形態としては、様々な構成を適宜選択することができる。
【0025】
例えば、図1に示すように、基体20と湿紙接触面11との間に、立体編物の層40を配置することができる。
この際、図1(a)に示すように、基体20と立体編物の層40とを接触させても、図1(b)に示すように、基体20と立体編物の層40との間に繊維集合体30を介在させてもよい。
【0026】
また、図2に示すように、基体20と機械接触面12との間に、立体編物の層40を配置することができる。
この際、図2(a)に示すように、基体20と立体編物の層40とを接触させても、図2(b)に示すように、基体20と立体編物の層20との間に繊維集合体30を介在させてもよい。
【0027】
さらに、図3に示すように、2つの基体20,20を有する抄紙用プレスフェルト10においても、立体編物の層40を配置することができる。この際、一方の基体20と湿紙接触面11との間、又は他方の基体20と機械接触面12との間に立体編物の層40を配置する場合には、前述の図1及び図2で説明した構成を適宜選択することができる、
【0028】
一方、基体20,20の間に立体編物の層40を配置する場合には、図3に示した構成を採用することができる。
すなわち、図3(a)に示すように、それぞれの基体20と立体編物の層40とを接触させる構造とすることができる。一方、図3(b)に示すように、基体20と立体編物の層40との間に、それぞれ繊維集合体30を介在させることもできる。
さらに、図3(c)に示すように、湿紙接触面11側の基体20と立体編物の層40との間には繊維集合体30を介在させ、機械接触面12側の基体20と立体編物の層40とは接触させる構造とすることもできる。
【0029】
これとは逆に、図3(d)に示すように、湿紙接触面11側の基体20と立体編物の層40とを接触させ、機械接触面12側の基体20と立体編物の層40との間に繊維集合体30を介在させる構造とすることもできる。
【0030】
さらに、図4に示すように、基体20と湿紙接触面11との間、及び基体20と機械接触面12との間にそれぞれ立体編物の層40を配置することができる。
この際、図4(a)に示すように、基体20とそれぞれの立体編物の層40とを接触させる構造とすることができる。一方、図4(b)に示すように、基体20とそれぞれの立体編物の層40との間に、それぞれ繊維集合体30を介在させることもできる。
【0031】
さらに、図4(c)に示すように、湿紙接触面11側の立体編物の層40と基体20との間には繊維集合体30を介在させ、機械接触面12側の立体編物の層40と基体20とは接触させる構造とすることもできる。
これとは逆に、図4(d)に示すように、湿紙接触面11側の立体編物の層40と基体20とを接触させ、機械接触面12側の立体編物の層40と基体20との間に繊維集合体30を介在させる構造とすることもできる。
【0032】
一方、図5に示すように、基体20と湿紙接触面11又は基体20と機械接触面12との間に、立体編物の層を複数配置することも勿論可能である。この際、基体20と立体編物の層40の間や、立体編物の層40同士の間を接触させるか、又は繊維集合体30を介在させるかは適宜選択できる。
【0033】
上記の通り、本発明の抄紙用プレスフェルトにおいては、種々の構成を選択・採用することが可能となる。
ここで先ず、機械接触面12側に立体編物の層40が形成されている場合の問題点と対策を説明する。
例えば、抄紙用プレスフェルトの機械接触面12に当接する機械構成として溝付きロール(グルーブドロール)等が存在する場合がある。このような状況下において使用される抄紙用プレスフェルトにあっては、機械接触面12側の摩耗に留意した構成とすべきである。すなわち、機械接触面12を構成する繊維集合体の繊維量を増加させる等により、摩耗による立体編物の層40の露出・破壊を防止する必要がある。
【0034】
一方、湿紙接触面11側に立体編物の層40を形成した場合は、上述のような問題点は生ぜず、好適なものとなる。しかし、この場合は、立体編物42の編地が湿紙へ転写するおそれが生ずる。
従って、湿紙接触面11側に立体編物の層40を配置する場合は、湿紙接触面11を構成する繊維集合体の繊維量を増加させる、編地の目を細かくする等の構成を選択すべきである。
好適な構成としては、表編地の開孔率が50%以下であり、且つ、繊維に囲まれた一つの孔の大きさが0.03cm以下である。
【0035】
ここで、例えば、図3のように、立体編物の層42における湿紙接触面11側及び機械接触面12側に、それぞれ基体20を配置した場合には、機械接触面12側の摩耗問題や、湿紙接触面11側の転写問題が発生しにくいため、より好適な構成となる。
【0036】
また、立体編物の層42と基体20との間に繊維集合体30を配置した構成にあっては、この繊維集合体30により立体編物40と基体20とが強固に連結される。
すなわち、立体編物の層42と基体20との間に繊維集合体30が配置されている構成は、この箇所に繊維集合体30が配置されていない構成に比して、より強度の高い構成となる。
【0037】
なお、基体20は抄紙用プレスフェルト全体の強度を発現させるための構成であって、MD方向糸材とCMD方向糸材とを織製して得られた織布や、MD方向糸材とCMD方向糸材とを織製せずに重ねて得られた構成、有端状の布体を巻回して得られた構成など、種々の構成を含む。
【0038】
一方、繊維集合体30は、ステープルファイバーの集合体である。
この繊維集合体30の抄紙用プレスフェルト10への具体的な配置形態にあっては、基体20又は立体編物の層40上にカーディング装置により、ステープルファイバーを積層し、ニードルパンチングにより絡合一体化させることができる。この際、ステープルファイバーの集合体のみをニードルパンチングにより絡合一体化させた不織布を基体20又は立体編物の層40上に載置し、この不織布と基体20又は立体編物の層40とをニードルパンチングにより絡合一体化させることもできる。
【0039】
また、繊維集合体30を、接着により、基体20又は立体編物の層40に連結することもできる。
しかし、基体20、繊維集合体30及び立体編物40間の連結強度等を考慮すると、ニードルパンチングによる連結がより好ましい。
【0040】
なお、立体編物42と繊維集合体30とをニードルパンチングにより連結した場合には、立体編物内に繊維が入り込むこととなる。この際、立体編物内に入り込んだ繊維量が多いと立体編物40の連結糸48が奏する作用・効果が減少し、結果としてフェルト全体が奏する圧縮回復性およびその持続性といった作用・効果が減少する。
従って、立体編物40内に入り込む繊維量につき留意すべきである。ここで、具体的には、繊維が入り込んだ状態の立体編物40であっても、その密度が0.1g/cm以上0.4g/cm以下となるように構成することが望ましい。
【0041】
また、立体編物42と繊維集合体30とをニードルパンチングにより連結する場合は、連結糸48が著しく湾曲したり、折れ曲ったりしないように注意すべきである。
【0042】
また、製造工程における、立体編物の層40の配置形態であるが、抄紙用プレスフェルトの幅と同幅の有端状立体編物を、巻回することにより配置することができる。
一方、抄紙用プレスフェルトの幅よりも狭い幅を有する有端状の立体編物42を使用することもできる。
【0043】
この場合、図12に示すように、二本のロール上に張られた無端状の基体20又は繊維集合体30上に、立体編物42をスパイラル状に配置し、隣合う立体編物42同士を連結することにより、抄紙用プレスフェルトの幅方向に立体編物の層40を配置することができる。
一方、図13に示すように、立体編物42を同軸上に巻回して無端状としたものを、並列することにより、抄紙用プレスフェルトの幅方向に立体編物42を配置することもできる。
【0044】
なお、上述した例は、立体編物42を単独で配置する構造である。従って、立体編物42を配置した工程の後に、この立体編物42上に繊維集合体30を連結する工程を有する。
一方、立体編物42を基体20等に配置する前の工程として、立体編物42へ繊維集合体30を連結して複合体を得る工程を選択することもできる。この工程を選択した場合、複合体を基体等の上側へ配置、連結することができる。この場合は、この複合体上への繊維集合体30の連結作業が省略又は簡素化されることとなる。
【0045】
【実施例】
本発明の実施例を、図14乃至図16に基づき説明する。
図14に、実施例及び比較例のサンプルを示す。
図14(a)は、本発明の実施例1の断面図である。フェルト10は、MD方向糸材とCMD方向糸材とを織製して得られた織布からなる基体20と、基体20に接触して連結された立体編物の層40と、基体20及び立体編物の層40にニードルパンチングにより絡合一体化されたステープルファイバー30とにより構成される。
図14(b)は、本発明の実施例2の断面図であり、図14(c)は、本発明の実施例3の断面図である。
この実施例2及び実施例3のフェルト10は、基本的には、2枚の基体20と、2枚の基体20間に配置された立体編物の層40と、基体20及び立体編物の層40にニードルパンチングにより絡合一体化されたステープルファイバー30とにより構成される。
この際、実施例2においては、立体編物40における湿紙接触面11側及び機会接触面12側に、それぞれの基体20が直接接触している。
一方、実施例3においては、立体編物40の湿紙接触面11側には基体20が直接接触している。しかし、立体編物40の機械接触面11側と、この機械接触面11側における基体20との間には繊維集合体30が形成されている。
【0046】
図14(d)は、比較例1の断面図である。フェルト10Bは、従来から広く使用されている構成であり、基体20と、基体20の両面側にニードルパンチングにより絡合一体化されたステープルファイバー30とにより構成される。
【0047】
図14(e)は、比較例2の断面図である。フェルト10Cは、重ねられた2枚の基体20、20と、基体20、20の両面側にニードルパンチングにより連結されたステープルファイバー30とにより構成される。なお、この際、ニードルパンチングにより打込まれたステープルファイバーにより、2枚の基布は連結される。
【0048】
ここで、実施例1〜3、比較例1、比較例2の条件を統一すべく、全てのフェルト10,10B,10Cの坪量(g/m)を同一にした。
すなわち、実施例1〜3においては、全て同一の立体編物40を採用した。そして、繊維集合体の総坪量も同一の数値とした。
一方、実施例2,3に使用された基体20は全て同一のものを使用し、その1枚の基体20の坪量を、実施例1に使用された基体20の坪量の「半分の数値」とした。
【0049】
また、比較例1のフェルト10Bにおいては、実施例の立体編物42に相当する坪量の繊維集合体30を配置することにより、実施例の坪量と同一にした。
また、比較例2のフェルト10Cにおいては、一方の基体20及び繊維集合体30の坪量とを調整することにより、実施例の坪量と同一にしている。
なお、実施例1、比較例1、比較例2において、基体20と、繊維集合体30を構成するステープルファイバーとしては、全て同一の構成を用いた。
【0050】
ここで、図15に示す実験装置により第1の実験を行った。すなわち、第1の実験においては、実施例1〜3、比較例1、比較例2のフェルトの圧縮回復性能と、持続性能の比較を行った。
図15の実験装置は、一対のプレスロールPR,PRと、フェルトに一定の張力を掛けて支持する複数のガイドロールGRと、一対のプレスロールPR、PRによる圧力の直下におけるフェルトの厚みを計測する第1のセンサSE1と、この圧力を脱した直後のフェルトの厚みを計測する第2のセンサSE2とを有している。
【0051】
なお、一対のプレスロールPR,PRにおいて、上側のプレスロールPRは、回転するとともに、下側のプレスロールPRに対して圧力を加えることができる。この構成により、フェルト10,10B,10CはガイドロールGRに支持されるとともに、プレスロールPR,PRの回転に伴い駆動されることとなる。
【0052】
実験装置の駆動条件は、プレス圧力が100kg/cm、フェルト駆動速度が1000m/分で、120時間継続して行われた。
そして、次の式より実施例及び比較例のフェルトの圧縮回復性能を算出した。
(t−t)/t×100
【0053】
なお、tはセンサSE1による、ニップ加圧下でのフェルトの厚み(mm)であり、tはセンサSE2による、ニップ加圧を脱した直後のフェルトの厚み(mm)である。
実験で計測された数値をこの式に代入することで、実施例及び比較例1,2のフェルトの圧縮回復性能を算出した。なお、計測に当たっては、実験開始直後の数値と、実験終了時の数値とをそれぞれ求めた。
そして、実験開始時における比較例1の数値を評点3とした。そして、この評点3を基準に、それ以上であれば良好とし、数値が高いほど良い評点とした(評点4,5)。一方、それ以下であれば不良とし、数値が低いほど悪い評点とした(評点2,1)。
【0054】
また、持続性能としては実験中のフェルト密度の保持率、圧縮回復性能の保持率により評価した。比較例1の数値を評点3とした。そして、この評点3を基準に、それ以上であれば良好とし、数値が高いほど良い評点とした(評点4,5)。一方、それ以下であれば不良とし、数値が低いほど悪い評点とした(評点2,1)。
【0055】
また、湿紙に対する破断の影響を図るべく、第2の実験を行った。これは、上記実験を120時間行ったフェルトに対し、同試験装置を使用して行った。
すなわち、実験装置のプレス部に、比較的薄い湿紙(坪量40g/m)を通し、プレス後に回収した湿紙を目視確認することで実験を行った。
この際、湿紙に皺、破損が見られないものを、良好として評価○を与えた。これに対し、湿紙に皺が見られたものをやや不良として評価△、破損が見られたものを不良として評価×とした。
なお、上記湿紙は、熊谷理機工業株式会社製の実験用配向性抄紙機で作製した。
本試験は、湿紙が損傷しやすい状態に置かれた場合の試験であり、本発明の作用効果を計るものであることは言うまでも無い。
【0056】
さらに、第3の実験として、基体20と立体編物40の連結強度を評価するための剥離試験を行った。これは、実施例1〜3及び比較例2に対し、インストロン型引っ張り試験機を用いて行った。この際、比較例2における基体20同士の剥離強度における数値を評点3とし、この評点を基準に、数値が高いほど高い評点とした。一方、数値が低いほど低い評点とした。
【0057】
この結果を、図16に示す。
実験1の結果により、比較例1は、初期の圧縮回復性に優れるが、繰返し加圧に対する圧縮回復性能及び持続性能に劣ることが確認された。
また、比較例2は、初期の圧縮回復性は劣るものの、繰返し加圧に対する持続性能に優れることが確認された。
一方、実施例1〜3においては、圧縮回復性能も高いレベルで維持でき、繰返し加圧に対する持続性に優れており、抄紙用プレスフェルトとして最適な特性を有することが確認された。
なお、圧縮回復性に優れているのは実施例1であり、持続性能に優れているのは実施例2及び3であることが確認された。
これは、実施例1の場合は、抄紙用プレスフェルトに対する立体編物が占める比率が高いからであると判断される。
【0058】
また、実験2においては、全ての実施例において、湿紙への破断影響は見られなかった。しかし、実施例1〜3の方が、比較例1,2に対してより良い評価を得ることができた。
【0059】
さらに、実験3では、実施例2がやや劣るものの、いずれの実施例も実用上差し支えない剥離強度を有することが確認できた。
【0060】
【発明の効果】
本発明によれば、抄紙用プレスフェルト中に、2枚の編地を連結糸で結合してなる立体編物の層を設けることにより、抄紙用プレスフェルトの圧縮回復性能及びその持続性を向上させることができるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の抄紙用プレスフェルトの立体編物の配置形態の説明図。
【図2】本発明の抄紙用プレスフェルトの立体編物の配置形態の説明図。
【図3】本発明の抄紙用プレスフェルトの立体編物の配置形態の説明図。
【図4】本発明の抄紙用プレスフェルトの立体編物の配置形態の説明図。
【図5】本発明の抄紙用プレスフェルトの立体編物の配置形態の説明図。
【図6】立体編物の斜視図。
【図7】立体編物の側面図。
【図8】立体編物の編地の平面図。
【図9】立体編物の編地の平面図。
【図10】立体編物の側面図。
【図11】立体編物の側面図。
【図12】立体編物の配置方法の説明図。
【図13】立体編物の配置方法の説明図。
【図14】本発明の実施例及び比較例の断面図。
【図15】実施例及び比較例の抄紙用プレスフェルトについて、圧縮回復性及びその持続性を評価するための装置の概要図。
【図16】図15の装置によって評価した結果を示す図。
【図17】抄紙工程のプレスパートにおけるプレス部の概略図。
【図18】抄紙工程のプレスパートにおけるプレス部の概略図。
【図19】抄紙工程のプレスパートにおけるプレス部の概略図。
【図20】従来の抄紙用プレスフェルトの断面図。
【図21】従来の抄紙用プレスフェルトの斜視図。
【符号の説明】
10:抄紙用プレスフェルト
11:湿紙接触面
12:機械接触面
20:基体
30:繊維集合体
40:立体編物の層
42:立体編物
44,46:編地
48:連結糸

Claims (12)

  1. 基体と繊維集合体とを有し、湿紙接触面と機械接触面とを具えた抄紙用プレスフェルトにおいて、
    2枚の編地と該2枚の編地を連結する連結糸からなる立体編物の層を、前記湿紙接触面と機械接触面のいずれとも間隔を置いて有することを特徴とする、
    抄紙用プレスフェルト。
  2. 前記連結糸がモノフィラメントである、請求項1の抄紙用プレスフェルト。
  3. 前記立体編物の層が、前記基体から見て前記湿紙接触面側に配置されている、請求項1又は2の抄紙用プレスフェルト。
  4. 前記立体編物の層が、前記基体から見て前記機械接触面側に配置されている、請求項1又は2の抄紙用プレスフェルト。
  5. 前記基体を複数具え、前記立体編物の層が前記複数の基体の間に配置されている、請求項1から4のいずれかの抄紙用プレスフェルト。
  6. 前記立体編物の層と前記基体とが接触している、請求項1から5のいずれかの抄紙用プレスフェルト。
  7. 前記立体編物の層と前記基体との間に前記繊維集合体が配置されている、請求項1から5のいずれかの抄紙用プレスフェルト。
  8. 前記立体編物の層と前記繊維集合体とが接着されている、請求項1から7のいずれかの抄紙用プレスフェルト。
  9. 前記立体編物の層と前記繊維集合体とがニードルパンチングによって一体化されている、請求項1から7のいずれかの抄紙用プレスフェルト。
  10. 基体と繊維集合体とを有し、湿紙接触面と機械接触面とを具え、2枚の編地と該2枚の編地を連結する連結糸からなる立体編物の層を、前記湿紙接触面と機械接触面のいずれとも間隔を置いて有する抄紙用プレスフェルトの製造方法であって、
    前記抄紙用プレスフェルトよりも狭い幅の立体編物をスパイラル状に巻回することにより前記立体編物の層を形成することを特徴とする、
    抄紙用プレスフェルトの製造方法。
  11. 基体と繊維集合体とを有し、湿紙接触面と機械接触面とを具え、2枚の編地と該2枚の編地を連結する連結糸からなる立体編物の層を、前記湿紙接触面と機械接触面のいずれとも間隔を置いて有する抄紙用プレスフェルトの製造方法であって、
    前記抄紙用プレスフェルトよりも狭い幅の立体編物を同軸状に巻回することにより前記立体編物の層を形成することを特徴とする、
    抄紙用プレスフェルトの製造方法。
  12. 基体と繊維集合体とを有し、湿紙接触面と機械接触面とを具え、2枚の編地と該2枚の編地を連結する連結糸からなる立体編物の層を、前記湿紙接触面と機械接触面のいずれとも間隔を置いて有する抄紙用プレスフェルトの製造方法であって、
    前記抄紙用プレスフェルトと同幅の立体編物を同軸状に巻回することにより前記立体編物の層を形成することを特徴とする、
    抄紙用プレスフェルトの製造方法。
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