JP2514509B2 - 探知素子自在設置装置 - Google Patents

探知素子自在設置装置

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JP2514509B2
JP2514509B2 JP32803191A JP32803191A JP2514509B2 JP 2514509 B2 JP2514509 B2 JP 2514509B2 JP 32803191 A JP32803191 A JP 32803191A JP 32803191 A JP32803191 A JP 32803191A JP 2514509 B2 JP2514509 B2 JP 2514509B2
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frame
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昌弘 長谷川
勝 臼井
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Tobishima Corp
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  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地質状況を弾性波を用
いて調査する探査法において、その探知素子を所望の場
所に設置するために使用する探知素子自在設置装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば山岳トンネル掘削工事において切
羽前方地山の地質を調査することは、設計施工の合理化
や施工の安全性向上のために重要である。その調査のた
めに現に採用されている先行ボーリング等は施工速度等
において限界があり、これに替わる方法として、弾性波
を用いて調査する探査法が有望視されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】その弾性波を用いて調
査する探査法では、探知素子の切羽前面への固定を、打
着したボルト又は釘に取り付けるか、塗布したグリース
に圧着するか、あるいは又切羽に穿った削孔内へ装入す
るか等によって行っている。しかし、ボルト又は釘によ
る固定方法は、利用する弾性波の周波数が低いときは良
いが、指向性,分解能の高い高周波を利用できない。
【0004】グリースに圧着する固定方法は、高周波を
利用できるが、探知素子の向きが一定になってしまう。
したがって、図5に示すように、必要な方向に向けた複
数の探知素子aを設置する不経済を余儀無くされる。ま
た、削孔に装入する固定方法では、その削孔作業及び装
入作業自体に時間を要し、しかも、グリースに圧着する
場合と同様、高周波を利用できるが、探知素子の向きが
一定になってしまうので、必要な方向に向けた複数の探
知素子を設置する不経済を避けられない。
【0005】本発明の目的は、高周波を利用することが
できるとともに、設置が容易であり、かつ探知素子を任
意の方向に向けて探査方向を自由に変えられる探知素子
自在設置装置の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明探知素子自在設置
装置は、上記目的を達成するために、弾性波伝播材料製
の内空半球枠体1と同じく弾性波伝播材料製の中実半球
体2とが、前者の半球状内面に後者の半球状外面を密接
させて摺動自在に嵌合され、かつ、中実半球体2の平坦
面4の中心に弾性波探知素子3を装着してなる。
【0007】上記において、内空半球枠体1に支持枠9
を設け、その支持枠9に柄杆10を設立するとともに、
内空半球枠体1に嵌合した中実半球体2の平坦面4と上
記支持枠9との間にシリンダ装置11,11を架設した
構成とすることによって、ボーリング孔底に設置して使
用するのに好適なものとなる。
【0008】
【作用】切羽または孔底に内空半球枠体を密着設置する
とともに、それに嵌合した中実半球体を、互いの半球状
内外面を密接させながら摺動することによって、弾性波
探知素子の向きを自由に変えて弾性波の送受信を行い、
所定の弾性波探査を行うことができる。
【0009】
【実施例】以下まず、本発明装置を図1,2に示した第
1実施例について述べる。1は弾性波伝播材料で製作し
た内空半球枠体、2は同じく弾性波伝播材料で製作した
中実半球体で、これら内空半球枠体1と中実半球体2と
は、前者の半球状内面に後者の半球状外面を密接させて
摺動自在に嵌合される。3は中実半球体2の平坦面4の
中心に装着した弾性波探知素子、5はそのリード線であ
る(図1)。
【0010】上記構成の本発明装置による切羽6の前方
地山の探査には、まず、切羽6の前面に取付け凹処7を
掘設し、その取付け凹処7にセメントモルタル8等を介
し内空半球枠体1を嵌め込むことにより、該内空半球枠
体1を切羽6に密着状態において設置する。
【0011】弾性波探知素子3を装着した中実半球体2
を、上記内空半球枠体1に嵌合し、平坦面4を手で押さ
え、互いの半球状内外面を密接させながら摺動すること
によって、弾性波探知素子3の向きを自由に変えて各前
方地山との間で弾性波の送受信を行い、所定の弾性波探
査を続行する(図2)。この場合、弾性波探知素子3,
中実半球体2,内空半球枠体1及び切羽6は互いに密接
状態を維持するから送受信する弾性波を減衰させるよう
なことがない。
【0012】図3,4は、本発明装置の第2実施例であ
って、特にボーリング孔底に設置して使用するのに便利
な構成にしたものである。すなわち、この第2実施例の
ものは、上記第1実施例のものの内空半球枠体1に門形
の支持枠9を設け、その支持枠9に柄杆10を設立する
とともに、内空半球枠体1に嵌合した中実半球体2の平
坦面4と上記支持枠9との間に一対のシリンダ装置1
1,11を架設してなる。
【0013】この装置によるボーリング孔12の底部外
方地盤の探査は、該装置をボーリング孔12の底部に挿
入設置し、シリンダ装置11,11を適宜遠隔操作する
ことによって、また、上記柄杆10により中実半球体2
を嵌合させたまま内空半球体1を適宜回転することによ
って、弾性波探知素子3の向きを任意の方向に変えて各
外方地盤との間で弾性波の送受信を行い、所定の弾性波
探査を続行するものである。
【0014】なお、上記第2実施例において、シリンダ
装置11,11に代えて、中実半球体2を内空半球体1
に対し回動させる所要の回動機構を付設し、これによっ
て弾性波探知素子3の向きを任意の方向に変えることる
こと明らかである。
【0015】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
本発明探知素子自在設置装置によれば次の効果を奏す
る。切羽または孔底に内空半球枠体を密着設置するとと
もに、それに嵌合した中実半球体を、互いの半球状内外
面を密接させながら摺動することによって、弾性波探知
素子の向きを自由に変えて弾性波の送受信を行い、所定
の弾性波探査を行うことができる。高周波を利用するこ
とができるとともに、設置が極めて容易である。
【0016】したがって、特に山岳トンネルにおける切
羽前方の地質状況の把握に好適であり、工事の安全性の
向上や合理的施工に寄与するところが大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明探知素子自在設置装置の第1実施例の斜
視図である。
【図2】同上の切羽での使用状態を示す断面図である。
【図3】本発明探知素子自在設置装置の第2実施例のボ
ーリング孔底での使用状態を示す断面図である。
【図4】同上の要部の拡大断面図である。
【図5】従来例の使用状態の断面図である。
【符号の説明】
1 内空半球枠体 2 中実半球体 3 弾性波探知素子 4 平坦面 5 リード線 6 切羽 7 取付け凹処 8 セメントモルタル 9 支持枠 10 柄杆 11 シリンダ装置 12 ボーリング孔

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性波伝播材料製の内空半球枠体と同じく
    弾性波伝播材料製の中実半球体とが、前者の半球状内面
    に後者の半球状外面を密接させて摺動自在に嵌合され、
    かつ、中実半球体の平坦面の中心に弾性波探知素子を装
    着してなることを特徴とする探知素子自在設置装置。
  2. 【請求項2】内空半球枠体に支持枠を設けるとともに、
    その支持枠に柄杆を設立し、かつ、その内空半球枠体に
    嵌合した中実半球体の平坦面と上記支持枠との間にシリ
    ンダ装置を架設してなることを特徴する請求項1記載の
    探知素子自在設置装置。
JP32803191A 1991-11-16 1991-11-16 探知素子自在設置装置 Expired - Fee Related JP2514509B2 (ja)

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JPH05142212A JPH05142212A (ja) 1993-06-08
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7105077B2 (en) 2003-01-28 2006-09-12 Ichikawa Co., Ltd. Press felt for papermaking and manufacturing method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7105077B2 (en) 2003-01-28 2006-09-12 Ichikawa Co., Ltd. Press felt for papermaking and manufacturing method

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