JP2004231048A - 車両のミラーの視野角調節用制御モジュール - Google Patents
車両のミラーの視野角調節用制御モジュール Download PDFInfo
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Abstract
【課題】車両用ディジタルバスを利用して、車両が曲がる際にミラーの視野角を調節する。
【解決手段】ミラー113、114の視野角調節用の制御モジュールM0をミラー113、114及びバス10に接続する。制御モジュールM2は、方向指示器のスイッチレバー110の動作に応じたディジタル符号化された信号をバス10上に出力し、制御モジュールM1又はM3はディジタル符号化された信号を読み取り、復号し、復号した情報に従って方向指示器111又は115を動作させる。制御モジュールM0は、ディジタル符号化された信号を読み取り、復号して、復号した情報に従って車両が曲がる方向に視野角が広くなるようにミラー113又は114を回転させる。
【選択図】 図1
【解決手段】ミラー113、114の視野角調節用の制御モジュールM0をミラー113、114及びバス10に接続する。制御モジュールM2は、方向指示器のスイッチレバー110の動作に応じたディジタル符号化された信号をバス10上に出力し、制御モジュールM1又はM3はディジタル符号化された信号を読み取り、復号し、復号した情報に従って方向指示器111又は115を動作させる。制御モジュールM0は、ディジタル符号化された信号を読み取り、復号して、復号した情報に従って車両が曲がる方向に視野角が広くなるようにミラー113又は114を回転させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のミラー(rearview mirror)の制御モジュール、特に車両用ディジタルバスを介して、曲がりつつある車両のミラー(ドアミラーやフェンダーミラー)の視野角を自動的に調節するための制御モジュールに関する。特に、車両用ディジタルバスとして、CANバス(controller area network bus)又はVANバス(vehicle area network bus)を利用する。
【0002】
【従来の技術】
現代の車両(vehicle)にとって、動くことはもはやその唯一の目的ではない。人々は、そのような車両としてではなく、より速く、より優しくかつより快適な乗用車(car)を必要としている。そのため、ドアのロック/ロック解除、ミラーの操作、座席の移動、ヘッドライトの点灯/消灯など、様々な種類の電子機器が現代の乗用車に搭載されている。さらに、曇り止めのヒータ、エアバッグ、カーステレオ等は、一般的な乗用車にとって不可欠な装置である。様々な電子機器の存在により、車両内部の配線は従来よりもずっと複雑である。特に、乗用車のあちらこちらに配置されている全ての電気部品を中央コンピュータに配線しなければならないとすると、必要なケーブルは長く、かさばり、かつ重いものとなる。これは、乗用車の性能及びパワー消費の効率に逆行する。
【0003】
それゆえ、配線の問題を解決するために、1990年代に、電気部品を接続するための様々なバスシステムが開発された。CANバスやVANバスは、最も一般的な接続基準の一つである。ローカルコンピュータを配置し、CAN又はVANバスを介してローカルコンピュータを接続することにより、配線を局部化し、簡単にすることができる。従って、必要な配線は短く、軽くかつ小奇麗になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
CANバスシステムは、配線の問題を解決するために乗用車に適用されているけれども、今のところ、基本的な電気部品の接続に限定されている。例えば、道路を曲がる(右折/左折)際のミラーの視野角を調節することによって死角をなくすなど、いくつかの新しい機能のために、さらに配線をしなければならない。
【0005】
そこで、本発明は、CAN又はVANバスを利用することによって、ミラーの視野角の調節を可能にする制御モジュールを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第1の態様は、モニタ装置及び車両用ディジタルバスに接続される制御モジュールであって、前記車両用ディジタルバス上に伝送された車両の曲がり動作に対応するディジタル符号化された信号を読み取り、復号し、復号された情報に従って前記モニタ装置の視野角を調節することを特徴とする。
【0007】
上記制御モジュールにおいて、前記車両用ディジタルバスは、CANバス又はVANバスであることが好ましい。
【0008】
また、前記ディジタル符号化された信号は、前記車両用ディジタルバス及び方向指示器スイッチに接続された別の制御モジュールによって、前記方向指示器スイッチが操作されたとき又は方向指示器が点滅されたときに出力されたものであることが好ましい。
【0009】
また、前記モニタ装置は、ミラー又はカメラであることが好ましい。
【0010】
本発明の第2の態様は、車両用ディジタルバスを介して相互に接続され、複数の電子部品をそれぞれ制御するための複数の制御モジュールを備えた車両制御システムに使用されるモニタ装置制御モジュールであって、前記車両用ディジタルバスに接続され、車両の曲がり動作に応じて、前記車両制御システムのいずれか1つの制御モジュールにより前記車両用ディジタルバス上に出力された第1のディジタル符号化された信号を読み取り、復号し、前記モニタ装置の視野角を調節するために第2のディジタル符号化された信号を出力することを特徴とする。
【0011】
前記車両用ディジタルバスは、CANバス又はVANバスであることが好ましい。
【0012】
また、前記第1のディジタル符号化された信号は、前記車両制御システムの別の制御モジュールによって、方向指示器スイッチが操作されたとき又は方向指示器が点滅されたときに出力されたものであることが好ましい。
【0013】
また、前記モニタ装置は、前記車両制御システムのうち選択されたいずれか1つの制御モジュールに接続され、前記選択された制御モジュールは、前記車両用ディジタルバス上に伝送された前記第2のディジタル符号化された信号を読み取り、復号し、復号された情報に従って動作されるように前記モニタ装置が接続されていることが好ましい。
【0014】
また、前記モニタ装置は、ミラー又はカメラであることが好ましい。
【0015】
また、前記第2のディジタル符号化された信号は、前記モニタ装置の視野角を調節するために、前記車両用ディジタルバスを介して前記いずれか1つの制御モジュールに伝送されたものであることが好ましい。
【0016】
本発明の第3の態様は、車両制御システムであって、車両用ディジタルバスと、前記車両用ディジタルバス及び方向指示器に接続され、方向指示器スイッチの操作に応じて出力される第1のディジタル符号化された信号に応答して前記方向指示器を動作させる第1の制御モジュールと、前記車両用ディジタルバスに接続され、前記第1のディジタル符号化された信号を読み取り、復号し、復号された情報に従ってモニタ装置の視野角を調節する第2の制御モジュールを備える。
【0017】
前記第2の制御モジュールは、前記第1のディジタル符号化された信号に応答して前記モニタ装置の視野角を調節するために、前記モニタ装置に接続されていることが好ましい。
【0018】
または、前記モニタ装置は前記第1の制御モジュールに接続され、前記第2の制御モジュールは、前記第1のディジタル符号化された信号を読み取り、復号した後、第2のディジタル符号化された信号を出力し、前記第1の制御モジュールは、前記第2のディジタル符号化された信号に応答して前記モニタ装置の視野角を調節することが好ましい。
【0019】
または、前記モニタ装置は第3の制御モジュールに接続され、前記第2の制御モジュールは、前記第1のディジタル符号化された信号を読み取り、復号した後、第2のディジタル符号化された信号を出力し、前記第3の制御モジュールは、前記第2のディジタル符号化された信号に応答して前記モニタ装置の視野角を調節することが好ましい。
【0020】
または、方向指示器スイッチが前記第1の制御モジュールに接続されており、前記第1のディジタル符号化された信号が前記第1の制御モジュールにより出力されることが好ましい。
【0021】
または、方向指示器スイッチが接続され、前記方向指示器スイッチが操作されたときに前記第1のディジタル符号化された信号を出力する第3の制御モジュールをさらに備えることが好ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明について、以下の実施の形態を参照しつつ詳細に説明する。以下に記載した本発明の好適な実施の形態は、説明の目的のためだけに例示されたものであって、発明を網羅するものでもなく、記載されたその形態だけに限定されるものではない。
【0023】
本実施の形態に係るCANバスシステムを図1に示す。このCANバスシステムは、CANバス10と、CANバス10を介して様々な電気部品110、111、113、114をそれぞれ制御するために、CANバス10に並列に接続された複数のローカル制御モジュールM1、M2・・・Mnを含む。左側が運転席の場合、ローカル制御モジュールM1は、例えば左前のドアの近くに配置されており、左前の座席の電動部品、左外のミラーの曇り止めヒータ、左側の方向指示器(標識灯)、左側のエアバッグ及び左側のスピーカを制御し、さらに、全てのドアのロック、全ての窓及び外部のミラーの電動部品を集中的に制御する。ローカル制御モジュールM2は、運転席の近くに配置されており、方向指示器スイッチ、ヘッドライト、運転席エアバッグ、警笛などを制御する。ローカル制御モジュールM3は、右前側に配置されており、右前の座席の電動部品、右外のミラーの曇り止めヒータ、右側の方向指示器、助手席側のエアバッグ及び右側のスピーカを制御する。
【0024】
ローカル制御モジュールの数は特に決められていないが、配線を簡単にする目的に応じて決めればよい。これらのローカル制御モジュールは、電気的にCANバス10に接続されており、電気部品をそれぞれ制御するためにCANバス10に信号を伝送する。例えば左折しようとするとき、運転者は方向指示器のスイッチレバー110を下側に動かす。そうすると、制御モジュールM2は、スイッチレバー110の下向きの動きに対応したディジタル符号化された信号をCANバス10に出力する。ディジタル符号化された信号は、CANバス10上を伝送され、対応する制御モジュール、すなわち、この例では左側の方向指示器111が接続された制御モジュールM1によって選択的に受信される。スイッチレバー110の下向きの動きに対応するディジタル符号化された信号を受信すると、制御モジュール1は、左側方向指示器111を動作、例えば点滅させるために、ディジタル符号化された信号を復号する。
【0025】
本発明によれば、さらに、ミラーの視野角を自動的に調節するための制御モジュールM0が設けられている。制御モジュールM0は、制御モジュールM1〜Mnと並列にCANバス10に接続されており、さらに左側ミラー113及び右側ミラー114に接続されている。制御モジュールM0は、左側の方向指示器111及び右側の方向指示器115の動作に関連したディジタル符号化された信号を認識するように設計されている。例えば、上記具体例のように、制御モジュールM2がスイッチレバー110の下向きの動きに対応するディジタル符号化された信号をCANバス10に出力したとすると、制御モジュールM0も、CANバス10上のディジタル符号化された信号を読み取り、復号し、左側の方向指示器111が動作可能であることを理解する。そして、制御モジュールM0は、左外側のミラー113を初期位置から所定位置まで外向きに回転させる。それによって、曲がる方向に視野角が拡大する。次に、手動により又は自動的にスイッチレバー110が初期位置に復帰すると、制御モジュール2は、ディジタル符号化された信号の出力を停止するか、又はスイッチレバー110の復帰に対応する別のディジタル符号化された信号を出力する。制御モジュールM1は、方向指示器111の点滅動作を停止する。制御モジュールM0は、ミラー113を初期位置に復帰させる。
【0026】
同様に、制御モジュールM2が、スイッチレバー110の上向きの動きに対応するディジタル符号化された信号をCANバス10に出力すると、制御モジュールM3及びM0は、それぞれCANバス10上のディジタル符号化された信号を読み取り、復号する。制御モジュールM3は、右側の方向指示器115を点滅させる。制御モジュールM0は、曲がる側の視野角を拡大するように、右外側のミラー114を初期位置から所定位置まで外向きに回転させる。一方、制御モジュール2は、ディジタル符号化された信号の出力を停止するか、又はスイッチレバー110の復帰に対応する別のディジタル符号化された信号を出力する。制御モジュールM3は、方向指示器115の点滅動作を停止する。制御モジュールM0は、ミラー114を初期位置に復帰させる。
【0027】
または、2つのミラーを同時に回転させてもよい。例えば、乗用車が左折する際には、左側の視野角を拡大するように、両方のミラーを反時計方向に回転させる。逆に、乗用車が右折する際には、右側の視野角を拡大するように、両方のミラーを時計方向に回転させる。さらに、初期位置から所定位置への動作に加えて、回転中にミラーの清掃動作を実行させてもよい。これは、制御モジュールM0のプログラムを修正することによって達成することができる。
【0028】
別の実施の形態では、左側のミラーと右側のミラーをそれぞれ別々に制御するために、制御モジュールM0と同様に2つの制御モジュールを用いてもよい。ケーブルの長さを短くするために、一方の制御モジュールをCANバス10と左側のミラー113に接続し、他方の制御モジュールをCANバス10と右側のミラー114に接続する。
【0029】
別の態様では、制御モジュールM0は、制御モジュールM2の代わりに制御モジュールM1によって出力されたディジタル符号化された信号に応じて、ミラー113及び114も制御してもよい。すなわち、制御モジュールM1がスイッチレバー110の下向きの動きに対応するディジタル符号化された信号を読み取ると、制御モジュールM1は、ディジタル符号化された信号を復号し、左側の方向指示器11を動作させるために別のディジタル符号化された信号を出力する。制御モジュールM0は、制御モジュールM1により出力されたディジタル符号化された信号を読み取り、復号し、復号した情報に従ってミラー113又は114を動作させる。
【0030】
上記実施の形態は、制御モジュールM0をCANバスシステムに接続することによって構成されている。しかしながら、同じ目的を達成するために、他の車両用のディジタルバスシステムを用いることができることを理解されるべきである。さらに、上記いずれかの制御モジュールと同じ制御モジュール又は同様の制御モジュールによって、ミラーの他に、CCD又はCMOSカメラ或いは補助レーダのような他のモニタ装置の角度も適正に調節することが可能である。さらに、制御モジュールはCANバスに接続されているという実施の形態に加えて、無線伝送モードを介したバスによって信号の送受信を行うことも可能である。
【0031】
図2は、本発明に係る制御モジュールの他の好適な実施の形態を取り入れたCANバスシステムを示す。この実施の形態では、方向指示器スイッチレバー210は、左側の方向指示器211及び左側のミラー213と共に制御モジュールM1に接族されている。右側の方向指示器215及び右側のミラー214は制御モジュールM3に接族されている。さらに、全てのローカル制御モジュールM1〜Mnは、CANバス20に接続されている。さらに、本発明に係る制御モジュールM0は、単独でCANバス20に接続されており、左側のミラー及び/又は右側のミラーは接続されていない。
【0032】
乗用車を左折させようとするとき、運転者は方向指示器スイッチレバー210を下向きに動かす。そうすると、制御モジュールM1は、他の制御モジュールの参照のために、スイッチレバー210の下向きの動きに対応した第1のディジタル符号化された信号をCANバス20に出力する。一般的に、第1のディジタル符号化された信号に応答する左側の方向指示器211は制御モジュールM2〜Mnではなく、制御モジュールM1に接続されているので、制御モジュールM2〜Mnは、第1のディジタル符号化された信号には応答しない。スイッチレバー210が下向きに動作されると、制御モジュールM1は、左側の方向指示器211を動作、すなわち点滅させる。
【0033】
しかしながら、本発明に係る制御モジュールM0は、第1のディジタル符号化された信号を認識し、第1のディジタル符号化された信号を復号し、制御モジュールM1により認識される擬似の第2のディジタル符号化された信号をCANバス20に出力する。制御モジュールM1は、CANバス20上の第2のディジタル符号化された信号を検出すると、第2のディジタル符号化された信号を読み取り、ミラー213の視野角を調節するために復号する。次に、手動により又は自動的にスイッチレバー210が初期位置に復帰すると、制御モジュールM1は、第1のディジタル符号化された信号の出力を停止するか、又はスイッチレバー210の復帰に対応する第3のディジタル符号化された信号を出力する。スイッチレバー210の復帰に対応する第3のディジタル符号化された信号が制御モジュールM1によって出力されたときは、制御モジュールM2〜Mnは第3のディジタル符号化された信号には応答しないが、制御モジュールM0は応答する。制御モジュールM0は、左側のミラー213を初期位置に復帰させるために、制御モジュールM1に認識される擬似の第4のディジタル符号化された信号をCANバス20に出力する。
【0034】
上記方向指示器スイッチレバー210は、制御モジュールM1に接続されているが、代わりに制御モジュールM3に接続してもよい。
【0035】
上記実施の形態において、曲がる際にミラーの視野角を自動的に調節するという目的は、既存のCANバスシステムに本発明の制御モジュールM0を後から取り付けることによっても達成されうる。もちろん、その目的は、少なくとも以下の機構を組み込むように、既存のCANバスシステムを変形することによっても達成されうる。
【0036】
(i)左側の方向指示器を動作させるためのディジタル符号化された信号がバス上に伝送されたことを検出したときに、左側のミラーを初期位置から所定位置まで反時計方向に回転させる機能。
(ii)右側の方向指示器を動作させるためのディジタル符号化された信号がバス上に伝送されたことを検出したときに、右側のミラーを初期位置から所定位置まで時計方向に回転させる機能。
(iii)左側の方向指示器を動作させないためのディジタル符号化された信号がバス上に伝送されたことを検出したときに、左側のミラーを所定位置から初期位置まで時計方向に回転させる機能。
(iv)右側の方向指示器を動作させないためのディジタル符号化された信号がバス上に伝送されたことを検出したときに、右側のミラーを所定位置から初期位置まで反時計方向に回転させる機能。
【0037】
なお、上記実施の形態ではCANバスシステムを用いるように記載したけれども、例えばVANバスのようなその他の好ましい車両用ディジタルバスを用いても本発明を実施しうることができることは言うまでもない。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、進歩した車両用ディジタルバスシステム、例えばCANバスシステムを介して、曲がる動作に応じてミラーを自動的に調節することができる。上記制御モジュールM0のようなミラー制御モジュールを付加することにより、大衆車が高級車のような進歩したミラー制御機能を持つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る制御モジュールの好適な一実施の形態を組み込んだCANバスシステム(車両制御システム)を示す図である。
【図2】本発明に係る制御モジュールの好適な別の実施の形態を組み込んだCANバスシステム(車両制御システム)を示す図である。
【符号の説明】
M0 (本発明の)制御モジュール
M1・・・Mn 制御モジュール
10、20 CANバス
110、210 スイッチレバー
111、211 左側の方向指示器
113、213 左側のミラー
114、214 右側のミラー
115、215 右側の方向指示器
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のミラー(rearview mirror)の制御モジュール、特に車両用ディジタルバスを介して、曲がりつつある車両のミラー(ドアミラーやフェンダーミラー)の視野角を自動的に調節するための制御モジュールに関する。特に、車両用ディジタルバスとして、CANバス(controller area network bus)又はVANバス(vehicle area network bus)を利用する。
【0002】
【従来の技術】
現代の車両(vehicle)にとって、動くことはもはやその唯一の目的ではない。人々は、そのような車両としてではなく、より速く、より優しくかつより快適な乗用車(car)を必要としている。そのため、ドアのロック/ロック解除、ミラーの操作、座席の移動、ヘッドライトの点灯/消灯など、様々な種類の電子機器が現代の乗用車に搭載されている。さらに、曇り止めのヒータ、エアバッグ、カーステレオ等は、一般的な乗用車にとって不可欠な装置である。様々な電子機器の存在により、車両内部の配線は従来よりもずっと複雑である。特に、乗用車のあちらこちらに配置されている全ての電気部品を中央コンピュータに配線しなければならないとすると、必要なケーブルは長く、かさばり、かつ重いものとなる。これは、乗用車の性能及びパワー消費の効率に逆行する。
【0003】
それゆえ、配線の問題を解決するために、1990年代に、電気部品を接続するための様々なバスシステムが開発された。CANバスやVANバスは、最も一般的な接続基準の一つである。ローカルコンピュータを配置し、CAN又はVANバスを介してローカルコンピュータを接続することにより、配線を局部化し、簡単にすることができる。従って、必要な配線は短く、軽くかつ小奇麗になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
CANバスシステムは、配線の問題を解決するために乗用車に適用されているけれども、今のところ、基本的な電気部品の接続に限定されている。例えば、道路を曲がる(右折/左折)際のミラーの視野角を調節することによって死角をなくすなど、いくつかの新しい機能のために、さらに配線をしなければならない。
【0005】
そこで、本発明は、CAN又はVANバスを利用することによって、ミラーの視野角の調節を可能にする制御モジュールを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第1の態様は、モニタ装置及び車両用ディジタルバスに接続される制御モジュールであって、前記車両用ディジタルバス上に伝送された車両の曲がり動作に対応するディジタル符号化された信号を読み取り、復号し、復号された情報に従って前記モニタ装置の視野角を調節することを特徴とする。
【0007】
上記制御モジュールにおいて、前記車両用ディジタルバスは、CANバス又はVANバスであることが好ましい。
【0008】
また、前記ディジタル符号化された信号は、前記車両用ディジタルバス及び方向指示器スイッチに接続された別の制御モジュールによって、前記方向指示器スイッチが操作されたとき又は方向指示器が点滅されたときに出力されたものであることが好ましい。
【0009】
また、前記モニタ装置は、ミラー又はカメラであることが好ましい。
【0010】
本発明の第2の態様は、車両用ディジタルバスを介して相互に接続され、複数の電子部品をそれぞれ制御するための複数の制御モジュールを備えた車両制御システムに使用されるモニタ装置制御モジュールであって、前記車両用ディジタルバスに接続され、車両の曲がり動作に応じて、前記車両制御システムのいずれか1つの制御モジュールにより前記車両用ディジタルバス上に出力された第1のディジタル符号化された信号を読み取り、復号し、前記モニタ装置の視野角を調節するために第2のディジタル符号化された信号を出力することを特徴とする。
【0011】
前記車両用ディジタルバスは、CANバス又はVANバスであることが好ましい。
【0012】
また、前記第1のディジタル符号化された信号は、前記車両制御システムの別の制御モジュールによって、方向指示器スイッチが操作されたとき又は方向指示器が点滅されたときに出力されたものであることが好ましい。
【0013】
また、前記モニタ装置は、前記車両制御システムのうち選択されたいずれか1つの制御モジュールに接続され、前記選択された制御モジュールは、前記車両用ディジタルバス上に伝送された前記第2のディジタル符号化された信号を読み取り、復号し、復号された情報に従って動作されるように前記モニタ装置が接続されていることが好ましい。
【0014】
また、前記モニタ装置は、ミラー又はカメラであることが好ましい。
【0015】
また、前記第2のディジタル符号化された信号は、前記モニタ装置の視野角を調節するために、前記車両用ディジタルバスを介して前記いずれか1つの制御モジュールに伝送されたものであることが好ましい。
【0016】
本発明の第3の態様は、車両制御システムであって、車両用ディジタルバスと、前記車両用ディジタルバス及び方向指示器に接続され、方向指示器スイッチの操作に応じて出力される第1のディジタル符号化された信号に応答して前記方向指示器を動作させる第1の制御モジュールと、前記車両用ディジタルバスに接続され、前記第1のディジタル符号化された信号を読み取り、復号し、復号された情報に従ってモニタ装置の視野角を調節する第2の制御モジュールを備える。
【0017】
前記第2の制御モジュールは、前記第1のディジタル符号化された信号に応答して前記モニタ装置の視野角を調節するために、前記モニタ装置に接続されていることが好ましい。
【0018】
または、前記モニタ装置は前記第1の制御モジュールに接続され、前記第2の制御モジュールは、前記第1のディジタル符号化された信号を読み取り、復号した後、第2のディジタル符号化された信号を出力し、前記第1の制御モジュールは、前記第2のディジタル符号化された信号に応答して前記モニタ装置の視野角を調節することが好ましい。
【0019】
または、前記モニタ装置は第3の制御モジュールに接続され、前記第2の制御モジュールは、前記第1のディジタル符号化された信号を読み取り、復号した後、第2のディジタル符号化された信号を出力し、前記第3の制御モジュールは、前記第2のディジタル符号化された信号に応答して前記モニタ装置の視野角を調節することが好ましい。
【0020】
または、方向指示器スイッチが前記第1の制御モジュールに接続されており、前記第1のディジタル符号化された信号が前記第1の制御モジュールにより出力されることが好ましい。
【0021】
または、方向指示器スイッチが接続され、前記方向指示器スイッチが操作されたときに前記第1のディジタル符号化された信号を出力する第3の制御モジュールをさらに備えることが好ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明について、以下の実施の形態を参照しつつ詳細に説明する。以下に記載した本発明の好適な実施の形態は、説明の目的のためだけに例示されたものであって、発明を網羅するものでもなく、記載されたその形態だけに限定されるものではない。
【0023】
本実施の形態に係るCANバスシステムを図1に示す。このCANバスシステムは、CANバス10と、CANバス10を介して様々な電気部品110、111、113、114をそれぞれ制御するために、CANバス10に並列に接続された複数のローカル制御モジュールM1、M2・・・Mnを含む。左側が運転席の場合、ローカル制御モジュールM1は、例えば左前のドアの近くに配置されており、左前の座席の電動部品、左外のミラーの曇り止めヒータ、左側の方向指示器(標識灯)、左側のエアバッグ及び左側のスピーカを制御し、さらに、全てのドアのロック、全ての窓及び外部のミラーの電動部品を集中的に制御する。ローカル制御モジュールM2は、運転席の近くに配置されており、方向指示器スイッチ、ヘッドライト、運転席エアバッグ、警笛などを制御する。ローカル制御モジュールM3は、右前側に配置されており、右前の座席の電動部品、右外のミラーの曇り止めヒータ、右側の方向指示器、助手席側のエアバッグ及び右側のスピーカを制御する。
【0024】
ローカル制御モジュールの数は特に決められていないが、配線を簡単にする目的に応じて決めればよい。これらのローカル制御モジュールは、電気的にCANバス10に接続されており、電気部品をそれぞれ制御するためにCANバス10に信号を伝送する。例えば左折しようとするとき、運転者は方向指示器のスイッチレバー110を下側に動かす。そうすると、制御モジュールM2は、スイッチレバー110の下向きの動きに対応したディジタル符号化された信号をCANバス10に出力する。ディジタル符号化された信号は、CANバス10上を伝送され、対応する制御モジュール、すなわち、この例では左側の方向指示器111が接続された制御モジュールM1によって選択的に受信される。スイッチレバー110の下向きの動きに対応するディジタル符号化された信号を受信すると、制御モジュール1は、左側方向指示器111を動作、例えば点滅させるために、ディジタル符号化された信号を復号する。
【0025】
本発明によれば、さらに、ミラーの視野角を自動的に調節するための制御モジュールM0が設けられている。制御モジュールM0は、制御モジュールM1〜Mnと並列にCANバス10に接続されており、さらに左側ミラー113及び右側ミラー114に接続されている。制御モジュールM0は、左側の方向指示器111及び右側の方向指示器115の動作に関連したディジタル符号化された信号を認識するように設計されている。例えば、上記具体例のように、制御モジュールM2がスイッチレバー110の下向きの動きに対応するディジタル符号化された信号をCANバス10に出力したとすると、制御モジュールM0も、CANバス10上のディジタル符号化された信号を読み取り、復号し、左側の方向指示器111が動作可能であることを理解する。そして、制御モジュールM0は、左外側のミラー113を初期位置から所定位置まで外向きに回転させる。それによって、曲がる方向に視野角が拡大する。次に、手動により又は自動的にスイッチレバー110が初期位置に復帰すると、制御モジュール2は、ディジタル符号化された信号の出力を停止するか、又はスイッチレバー110の復帰に対応する別のディジタル符号化された信号を出力する。制御モジュールM1は、方向指示器111の点滅動作を停止する。制御モジュールM0は、ミラー113を初期位置に復帰させる。
【0026】
同様に、制御モジュールM2が、スイッチレバー110の上向きの動きに対応するディジタル符号化された信号をCANバス10に出力すると、制御モジュールM3及びM0は、それぞれCANバス10上のディジタル符号化された信号を読み取り、復号する。制御モジュールM3は、右側の方向指示器115を点滅させる。制御モジュールM0は、曲がる側の視野角を拡大するように、右外側のミラー114を初期位置から所定位置まで外向きに回転させる。一方、制御モジュール2は、ディジタル符号化された信号の出力を停止するか、又はスイッチレバー110の復帰に対応する別のディジタル符号化された信号を出力する。制御モジュールM3は、方向指示器115の点滅動作を停止する。制御モジュールM0は、ミラー114を初期位置に復帰させる。
【0027】
または、2つのミラーを同時に回転させてもよい。例えば、乗用車が左折する際には、左側の視野角を拡大するように、両方のミラーを反時計方向に回転させる。逆に、乗用車が右折する際には、右側の視野角を拡大するように、両方のミラーを時計方向に回転させる。さらに、初期位置から所定位置への動作に加えて、回転中にミラーの清掃動作を実行させてもよい。これは、制御モジュールM0のプログラムを修正することによって達成することができる。
【0028】
別の実施の形態では、左側のミラーと右側のミラーをそれぞれ別々に制御するために、制御モジュールM0と同様に2つの制御モジュールを用いてもよい。ケーブルの長さを短くするために、一方の制御モジュールをCANバス10と左側のミラー113に接続し、他方の制御モジュールをCANバス10と右側のミラー114に接続する。
【0029】
別の態様では、制御モジュールM0は、制御モジュールM2の代わりに制御モジュールM1によって出力されたディジタル符号化された信号に応じて、ミラー113及び114も制御してもよい。すなわち、制御モジュールM1がスイッチレバー110の下向きの動きに対応するディジタル符号化された信号を読み取ると、制御モジュールM1は、ディジタル符号化された信号を復号し、左側の方向指示器11を動作させるために別のディジタル符号化された信号を出力する。制御モジュールM0は、制御モジュールM1により出力されたディジタル符号化された信号を読み取り、復号し、復号した情報に従ってミラー113又は114を動作させる。
【0030】
上記実施の形態は、制御モジュールM0をCANバスシステムに接続することによって構成されている。しかしながら、同じ目的を達成するために、他の車両用のディジタルバスシステムを用いることができることを理解されるべきである。さらに、上記いずれかの制御モジュールと同じ制御モジュール又は同様の制御モジュールによって、ミラーの他に、CCD又はCMOSカメラ或いは補助レーダのような他のモニタ装置の角度も適正に調節することが可能である。さらに、制御モジュールはCANバスに接続されているという実施の形態に加えて、無線伝送モードを介したバスによって信号の送受信を行うことも可能である。
【0031】
図2は、本発明に係る制御モジュールの他の好適な実施の形態を取り入れたCANバスシステムを示す。この実施の形態では、方向指示器スイッチレバー210は、左側の方向指示器211及び左側のミラー213と共に制御モジュールM1に接族されている。右側の方向指示器215及び右側のミラー214は制御モジュールM3に接族されている。さらに、全てのローカル制御モジュールM1〜Mnは、CANバス20に接続されている。さらに、本発明に係る制御モジュールM0は、単独でCANバス20に接続されており、左側のミラー及び/又は右側のミラーは接続されていない。
【0032】
乗用車を左折させようとするとき、運転者は方向指示器スイッチレバー210を下向きに動かす。そうすると、制御モジュールM1は、他の制御モジュールの参照のために、スイッチレバー210の下向きの動きに対応した第1のディジタル符号化された信号をCANバス20に出力する。一般的に、第1のディジタル符号化された信号に応答する左側の方向指示器211は制御モジュールM2〜Mnではなく、制御モジュールM1に接続されているので、制御モジュールM2〜Mnは、第1のディジタル符号化された信号には応答しない。スイッチレバー210が下向きに動作されると、制御モジュールM1は、左側の方向指示器211を動作、すなわち点滅させる。
【0033】
しかしながら、本発明に係る制御モジュールM0は、第1のディジタル符号化された信号を認識し、第1のディジタル符号化された信号を復号し、制御モジュールM1により認識される擬似の第2のディジタル符号化された信号をCANバス20に出力する。制御モジュールM1は、CANバス20上の第2のディジタル符号化された信号を検出すると、第2のディジタル符号化された信号を読み取り、ミラー213の視野角を調節するために復号する。次に、手動により又は自動的にスイッチレバー210が初期位置に復帰すると、制御モジュールM1は、第1のディジタル符号化された信号の出力を停止するか、又はスイッチレバー210の復帰に対応する第3のディジタル符号化された信号を出力する。スイッチレバー210の復帰に対応する第3のディジタル符号化された信号が制御モジュールM1によって出力されたときは、制御モジュールM2〜Mnは第3のディジタル符号化された信号には応答しないが、制御モジュールM0は応答する。制御モジュールM0は、左側のミラー213を初期位置に復帰させるために、制御モジュールM1に認識される擬似の第4のディジタル符号化された信号をCANバス20に出力する。
【0034】
上記方向指示器スイッチレバー210は、制御モジュールM1に接続されているが、代わりに制御モジュールM3に接続してもよい。
【0035】
上記実施の形態において、曲がる際にミラーの視野角を自動的に調節するという目的は、既存のCANバスシステムに本発明の制御モジュールM0を後から取り付けることによっても達成されうる。もちろん、その目的は、少なくとも以下の機構を組み込むように、既存のCANバスシステムを変形することによっても達成されうる。
【0036】
(i)左側の方向指示器を動作させるためのディジタル符号化された信号がバス上に伝送されたことを検出したときに、左側のミラーを初期位置から所定位置まで反時計方向に回転させる機能。
(ii)右側の方向指示器を動作させるためのディジタル符号化された信号がバス上に伝送されたことを検出したときに、右側のミラーを初期位置から所定位置まで時計方向に回転させる機能。
(iii)左側の方向指示器を動作させないためのディジタル符号化された信号がバス上に伝送されたことを検出したときに、左側のミラーを所定位置から初期位置まで時計方向に回転させる機能。
(iv)右側の方向指示器を動作させないためのディジタル符号化された信号がバス上に伝送されたことを検出したときに、右側のミラーを所定位置から初期位置まで反時計方向に回転させる機能。
【0037】
なお、上記実施の形態ではCANバスシステムを用いるように記載したけれども、例えばVANバスのようなその他の好ましい車両用ディジタルバスを用いても本発明を実施しうることができることは言うまでもない。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、進歩した車両用ディジタルバスシステム、例えばCANバスシステムを介して、曲がる動作に応じてミラーを自動的に調節することができる。上記制御モジュールM0のようなミラー制御モジュールを付加することにより、大衆車が高級車のような進歩したミラー制御機能を持つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る制御モジュールの好適な一実施の形態を組み込んだCANバスシステム(車両制御システム)を示す図である。
【図2】本発明に係る制御モジュールの好適な別の実施の形態を組み込んだCANバスシステム(車両制御システム)を示す図である。
【符号の説明】
M0 (本発明の)制御モジュール
M1・・・Mn 制御モジュール
10、20 CANバス
110、210 スイッチレバー
111、211 左側の方向指示器
113、213 左側のミラー
114、214 右側のミラー
115、215 右側の方向指示器
Claims (16)
- モニタ装置及び車両用ディジタルバスに接続される制御モジュールであって、前記車両用ディジタルバス上に伝送された車両の曲がり動作に対応するディジタル符号化された信号を読み取り、復号し、復号された情報に従って前記モニタ装置の視野角を調節することを特徴とする制御モジュール。
- 前記車両用ディジタルバスは、CAN(controller area network)バス又はVAN(vehicle area network)バスであることを特徴とする請求項1に記載の制御モジュール。
- 前記ディジタル符号化された信号は、前記車両用ディジタルバス及び方向指示器スイッチに接続された別の制御モジュールによって、前記方向指示器スイッチが操作されたとき又は方向指示器が点滅されたときに出力されたものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の制御モジュール。
- 前記モニタ装置は、ミラー又はカメラであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の制御モジュール。
- 車両用ディジタルバスを介して相互に接続され、複数の電子部品をそれぞれ制御するための複数の制御モジュールを備えた車両制御システムに使用されるモニタ装置制御モジュールであって、
前記車両用ディジタルバスに接続され、車両の曲がり動作に応じて、前記車両制御システムのいずれか1つの制御モジュールにより前記車両用ディジタルバス上に出力された第1のディジタル符号化された信号を読み取り、復号し、前記モニタ装置の視野角を調節するために第2のディジタル符号化された信号を出力することを特徴とするモニタ装置制御モジュール。 - 前記車両用ディジタルバスは、CAN(controller area network)バス又はVAN(vehicle area network)バスであることを特徴とする請求項5に記載のモニタ装置制御モジュール。
- 前記第1のディジタル符号化された信号は、前記車両制御システムの別の制御モジュールによって、方向指示器スイッチが操作されたとき又は方向指示器が点滅されたときに出力されたものであることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のモニタ装置制御モジュール。
- 前記モニタ装置は、前記車両制御システムのうち選択されたいずれか1つの制御モジュールに接続され、前記選択された制御モジュールは、前記車両用ディジタルバス上に伝送された前記第2のディジタル符号化された信号を読み取り、復号し、復号された情報に従って動作されるように前記モニタ装置が接続されていることを特徴とする請求項5から請求項7のいずれかに記載のモニタ装置制御モジュール。
- 前記モニタ装置は、ミラー又はカメラであることを特徴とする請求項5から請求項8のいずれかに記載のモニタ装置制御モジュール。
- 前記第2のディジタル符号化された信号は、前記モニタ装置の視野角を調節するために、前記車両用ディジタルバスを介して前記いずれか1つの制御モジュールに伝送されたものであることを特徴とする請求項5から請求項8のいずれかに記載のモニタ装置制御モジュール。
- 車両用ディジタルバスと、
前記車両用ディジタルバス及び方向指示器に接続され、方向指示器スイッチの操作に応じて出力される第1のディジタル符号化された信号に応答して前記方向指示器を動作させる第1の制御モジュールと、
前記車両用ディジタルバスに接続され、前記第1のディジタル符号化された信号を読み取り、復号し、復号された情報に従ってモニタ装置の視野角を調節する第2の制御モジュールを備えた車両制御システム。 - 前記第2の制御モジュールは、前記第1のディジタル符号化された信号に応答して前記モニタ装置の視野角を調節するために、前記モニタ装置に接続されていることを特徴とする請求項11に記載の車両制御システム。
- 前記モニタ装置は前記第1の制御モジュールに接続され、前記第2の制御モジュールは、前記第1のディジタル符号化された信号を読み取り、復号した後、第2のディジタル符号化された信号を出力し、前記第1の制御モジュールは、前記第2のディジタル符号化された信号に応答して前記モニタ装置の視野角を調節することを特徴とする請求項11に記載の車両制御システム。
- 前記モニタ装置は第3の制御モジュールに接続され、前記第2の制御モジュールは、前記第1のディジタル符号化された信号を読み取り、復号した後、第2のディジタル符号化された信号を出力し、前記第3の制御モジュールは、前記第2のディジタル符号化された信号に応答して前記モニタ装置の視野角を調節することを特徴とする請求項11に記載の車両制御システム。
- 方向指示器スイッチが前記第1の制御モジュールに接続されており、前記第1のディジタル符号化された信号が前記第1の制御モジュールにより出力されることを特徴とする請求項11に記載の車両制御システム。
- 方向指示器スイッチが接続され、前記方向指示器スイッチが操作されたときに前記第1のディジタル符号化された信号を出力する第3の制御モジュールをさらに備えたことを特徴とする請求項11に記載の車両制御システム。
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- 2003-01-30 JP JP2003022225A patent/JP2004231048A/ja active Pending
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