JP2004230820A - 筆記具のインキ吸蔵体 - Google Patents

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JP2004230820A
JP2004230820A JP2003024336A JP2003024336A JP2004230820A JP 2004230820 A JP2004230820 A JP 2004230820A JP 2003024336 A JP2003024336 A JP 2003024336A JP 2003024336 A JP2003024336 A JP 2003024336A JP 2004230820 A JP2004230820 A JP 2004230820A
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ink
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ink absorbing
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Kazunari Takahashi
一成 高橋
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Pentel Co Ltd
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Pentel Co Ltd
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Abstract

【課題】インキ吸蔵体を取り扱う組立製造時、又は使い切ったインキ吸蔵体を新しいものに交換するとき、あるいは分別廃棄などのために分解するときにおいて、繊維収束体に含浸したインキが手に付着又は、製造機に付着し汚してしまいやすいものであった。
【解決手段】被覆体の端部が繊維収束体の端部よりも突出した位置関係となるよう形成したもの。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボールペン、小管式筆記具、繊維ペンなどの筆記具のインキ吸蔵体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、筆記具のインキ吸蔵体は、折れやバラケなど形状が崩れにくくして取り扱い易くするためや、インキ吸蔵体を内蔵した筆記具とした時に、このインキ吸蔵体を収容する容器とお間に空間を確保し、インキ吸蔵体の後部にて確実に空気を流通させ、ペン先へのインキ供給を阻害しないようにするために、繊維収束体の外側に被覆体を被着している。例えば、実開昭62−114783号公報に開示されているものである(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
実開昭62−114783号公報(第3頁第7行〜第4頁第2行、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
繊維収束体と被覆体の端部が略同一面であるインキ吸蔵体は、組立製造時、又は使い切ったインキ吸蔵体を新しいものに交換するとき、あるいは分別廃棄などのために分解するときにおいて、繊維収束体に含浸したインキが手指や製造機などの不要なところに付着して汚してしまうことがあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明は、繊維収束体と被覆体とからなり、前記被覆体の端部が前記繊維収束体の端部よりも突出した位置関係である筆記具のインキ吸蔵体を要旨とする。
【0006】
【作用】
インキ吸蔵体の取り扱い時等に、インキが含浸している繊維収束体の端部より突出した被覆体の端部を把持することができる。また、この繊維収束体の端部より突出した被覆体の端部は、繊維収束体の端部に対しての接触を抑制する壁たり得るので、繊維収束体が他のものに接触する機会を極力低減させていると言える。よって、インキ吸蔵体の中程を掴んで取り扱っていても、誤って手指または製造機がインキ吸蔵体の端部に触れてしまう場合もあるが、このような場合でも、インキが含浸された繊維収束体に触れるのを極力避けることが可能となるものである。
【0007】
【実施例】
以下、本発明を詳細に説明する。
図1に示す一例において符号1はインキ吸蔵体であり、符号2はポリエステル、ポリプロピレン、アクリル等よりなる繊維の収束体からなり、インキを含浸する繊維収束体である。繊維収束体2の外側は、ポリエステル、ポリプロピレン、アクリル等の材料からなる押し出し成型による筒状体である被覆体3で覆われており、外周の被覆体3の端部3aが繊維収束体2の端部2aよりも少し突出した位置関係となるよう形成されている。この位置関係はインキ吸蔵体1の両方の端部に施され、インキ吸蔵体として前後の区別がないようにして筆記具に組み込む際の組立の容易性を考慮したものとなっている。
【0008】
このように、被覆体3の端部3aが繊維収束体2の端部2aよりも少し突出した位置関係となっているため、インキ吸蔵体1の取り扱い時に手指または製造機がインキ吸蔵体1の端部に触れても、インキが含浸された繊維収束体2の端部2aに触れるのを極力避けることが可能となり、インキの付着による汚れが防止可能となるものである。
【0009】
被覆体3の端部3aが繊維収束体2の端部2aよりも突出した位置関係となるよう形成する方法として以下の例が挙げられる。
切断前の繊維収束体を押し出し成型機に送出し、繊維収束体の外側に溶融樹脂を被着する。その後この溶融樹脂を冷却し被覆体3となす。その後、任意の長さに切断し、次工程で繊維収束体2の両方の端部2aをこの端面2aと略同一形状の押し棒にて押圧し繊維収束体2を圧縮する。押し棒の押圧を解除すると圧縮された繊維収束体2は復元するが被覆体3の端部3aよりも繊維収束体2の端部2aが凹んだ位置で安定する。尚、繊維収束体2は特に端部2a周辺で圧縮により空間率が少し減少するが、フェルトペンのペン芯などを挿入したときの圧縮による空間率が少し減少する分も考慮し、インキの保持性や排出性が適切になるよう押し棒の押圧力や押圧時間を適宜設定すると好ましいと言える。尚、被覆体3の端部3aが繊維収束体2の端部2aよりも突出している位置関係は適宜設定可能である。また、繊維収束体2の外径や被覆体3の突出長さ、硬さ等により手指または製造機のインキ吸蔵体1への触れやすさは変えることができ、繊維収束体2に使用する繊維の繊度、長さなどや繊維収束体2と被覆体3とを熱融着や接着剤による接着により固定し、ずれ発生防止の手段を講じる等、適宜なすことができる。
【0010】
また、他の方法として、任意長さに形成した繊維収束体に、この繊維収束体より少し長いフィルムを巻着け接着剤により接着して被覆体としてもよく、更に、繊維収束体2の端部2aと被覆体3の端部3aが略同一面であるインキ吸蔵体から、繊維収束体2の端部2aを研磨し被覆体3の端部3aより凹ませたものとしてもよい。
【0011】
図2に前述のインキ吸蔵体1を筆記具(マーカー)に組み込んだ状態の一例を示す。
本例のインキ吸蔵体1を内蔵したマーカーにおいては、軸筒4の内側前方に形成された受け部5とインキ吸蔵体1の被覆体3の端部3aとを当接させてインキ吸蔵体1を保持させ、インキが含浸された繊維収束体2と受け部5とを離間して配置してある。そのため、マーカーが衝撃を受けた場合でも繊維収束体2が受け部5に押しつけられることはないので、衝撃によりインキが軸筒4内に染み出すといった不具合を極力防止できる。
【0012】
図3に他の一例を示す。
本例のインキ吸蔵体は、被覆体3の端部3aの開口面積を繊維収束体2の端部2aの面積より小さくしたものである。よって、被覆体3の端部3aから繊維収束体2の端部2a側に手や製造機などの他のものが挿入されにくくなっている。従って、インキ吸蔵体1の取り扱い時に手指または製造機がインキ吸蔵体1の端部に触れても、インキが含浸された繊維収束体2に触れるのを図1に示した一例よりも避けることが可能となり、更にインキの付着の汚れが発生しにくいものである。
【0013】
本例においては、被覆体3の端部を小径に加工する方法として、円錐状凹型内面をもつ加熱された治具にインキ吸蔵体にセットされた状態の被覆体3の端部3aを押しつけ、内方に変形させる方法を用いている。この他の形成方法としては、図4に示すように、被覆体3の端部3aの複数箇所に折り目を付与し内方に折り曲げることにより、被覆体3の端部3aの開口面積を繊維収束体2の端部2aの面積より小さくしてもよい。この場合加熱無しに形成可能であるため繊維収束体2や被覆体3の焼け不良を防止できる。
【0014】
【発明の効果】
本発明は、インキ吸蔵体の取り扱い時に手指または製造機がインキ吸蔵体の端部に触れても、インキが含浸された繊維収束体に触れるのを極力避けることが可能となり、インキの付着による汚れが防止可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一例を示す縦断面図
【図2】図1のインキ吸蔵体を筆記具に組み込んだ状態を示す要部縦断面図
【図3】他の一例を示す縦断面図
【図4】他の形成方法にて形成した一例を示す斜視図
【符号の説明】
1 インキ吸蔵体
2 繊維収束体
2a 端部
3 被覆体
3a 端部
4 軸筒
5 受け部

Claims (2)

  1. 繊維収束体と被覆体とからなり、前記被覆体の端部が前記繊維収束体の端部よりも突出した位置関係である筆記具のインキ吸蔵体。
  2. 前記被覆体の端部の開口面積が前記繊維収束体の端部の面積より小さくなるようにした請求項1記載の筆記具のインキ吸蔵体。
JP2003024336A 2003-01-31 2003-01-31 筆記具のインキ吸蔵体 Pending JP2004230820A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009012190A (ja) * 2007-06-29 2009-01-22 Pilot Ink Co Ltd 直液式筆記具

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