JP2004230056A - ゴルフアシスタント携帯端末装置、ゴルフアシスタントシステム、ゴルフアシスタント方法、プログラム - Google Patents

Abstract

【課題】最適な情報をゴルフプレイヤに提供することができる。
【解決手段】情報を外部出力する表示部９及び音出力部１０と、ゴルフに関連する情報が記憶されるメモリ８と、ゴルフに関連するアドバイスを表示部９等から外部出力する対話管理部２７とを備える。対話管理部２７は、音声入力部２か音声コマンドが入力された場合には、当該音声コマンドに対応する回答をメモリ８に記憶されているゴルフに関連する情報に基づいて取得して、当該取得した回答をアドバイスとして表示部９等から外部出力する。
【選択図】 図３

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像や音声により、ゴルフプレイヤに各種情報を提供するためのゴルフアシスタント携帯端末装置、ゴルフアシスタントシステム、ゴルフアシスタント方法、ゴルフアシスタントを実現するプログラムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
ゴルフプレイヤに、画像表示や音声により情報を提供する携帯機器として種々の装置がある（例えば特許文献１、特許文献２及び特許文献３等）。
【０００３】
【特許文献１】
特開平５−１９０３５号公報
【特許文献２】
特開平８−１５５０７０号公報
【特許文献３】
特開平１１−３４７１７３号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
これらの装置には以下のような問題があった。
ゴルフプレイ中に、情報を得るためには、携帯機器を手で操作する必要があった。これでは、ゴルフプレイの進行が遅くなるといった問題が発生する。さらに、両手がふさがった状態では携帯機器の操作ができなく、携帯機器から情報を得ることができないといった問題が発生する。これにより、例えばアドレスにはいっているときに情報を得ることができなくなる。
【０００５】
また、コース攻略の際には、地図と現在のプレイヤ位置とが表示されるが、地図と現場での対比は困難であるため、どこにショットしてよいか判断できないといった問題が発生する。特に目標物が見えないなど、よく分からないときに、打つべき方向が分からなくなり、どこにショットしてよいか判断できない場合がある。
【０００６】
また、前述した装置は、様々な機能を有しているが、プレイヤによっては不要な場合がある。言い換えれば、プレイヤにとって不要な機能が多く、操作や情報が複雑となって、その結果、プレイの進行を妨げてしまうといった問題があった。
なお、ゴルフコースに入る前にプレイヤに種々の情報を提供できることはプレイヤにとって有用なことである。例えば、ここでいう種々の情報とは、施設での手続きについての情報等である。
【０００７】
そこで、本発明は、前述の問題に鑑みてなされたものであり、プレイヤに最適に情報の提供ができるゴルフアシスタント携帯端末装置、ゴルフアシスタントシステム、ゴルフアシスタント方法、ゴルフアシスタントを実現するプログラムの提供を目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
前述の問題を解決するために、請求項１記載の発明に係るゴルフアシスタント携帯端末装置は、外部音が入力される音入力手段と、情報を外部出力する外部出力手段と、ゴルフに関連する情報が記憶される記憶手段と、ゴルフに関連するアドバイスを前記外部出力手段から外部出力するゴルフアドバイス提供手段と、を備え、前記ゴルフアドバイス提供手段は、前記音入力手段からゴルフに関連する発話が入力された場合には、当該発話に対応する回答を前記記憶手段に記憶されている前記ゴルフに関連する情報に基づいて取得して、当該取得した回答を前記アドバイスとして前記外部出力手段から外部出力することを特徴とする。
【０００９】
また、請求項２記載の発明に係るゴルフアシスタント携帯端末装置は、請求項１記載の発明に係るゴルフアシスタント携帯端末装置において、回答開始要求が外部入力される回答開始要求入力手段を備え、前記回答開始要求入力手段から回答開始要求が外部入力されてから一定時間だけ、前記音入力手段から入力されたゴルフに関連する発話の入力を許可することを特徴とする。
【００１０】
また、請求項３記載の発明に係るゴルフアシスタント携帯端末装置は、請求項２記載の発明に係るゴルフアシスタント携帯端末装置において、前記回答開始要求入力手段から回答開始要求が外部入力されてから前記一定時間中は、ゴルフに関連する回答が可能な状態である旨を外部出力することを特徴とする。
また、請求項４記載の発明に係るゴルフアシスタント携帯端末装置は、請求項１乃至３のいずれかに記載の発明に係るゴルフアシスタント携帯端末装置において、現在位置を測位する測位手段を備え、前記ゴルフに関連する情報には、ゴルフコースの地図情報を含んでおり、前記ゴルフアドバイス提供手段が、前記測位手段が測位した現在位置及び前記ゴルフコースの地図情報に基づいて前記アドバイスを外部出力することを特徴とする。
【００１１】
また、請求項５記載の発明に係るゴルフアシスタント携帯端末装置は、請求項４記載の発明に係るゴルフアシスタント携帯端末装置において、前記アドバイスがその位置でのゴルフプレイに関連する注意事項であることを特徴とする。
また、請求項６記載の発明に係るゴルフアシスタント携帯端末装置は、請求項４記載の発明に係るゴルフアシスタント携帯端末装置において、前記アドバイスが打ち方のアドバイスであることを特徴とする。
【００１２】
また、請求項７記載の発明に係るゴルフアシスタント携帯端末装置は、請求項６記載の発明に係るゴルフアシスタント携帯端末装置において、方位を計測する方位計測手段を備え、前記ゴルフアドバイス提供手段が、前記測位手段が測位した現在位置、前記方位計測手段が計測した方位、及び前記ゴルフコースの地図情報に基づいて、打つ方向のアドバイスを外部出力することを特徴とする。
【００１３】
また、請求項８記載の発明に係るゴルフアシスタント携帯端末装置は、請求項６又は７に記載の発明に係るゴルフアシスタント携帯端末装置において、前記打ち方のアドバイスがゴルフコース内の所定の目標物への打ち方のアドバイスであり、前記ゴルフアドバイス提供手段が、前記音入力手段から入力された前記所定の目標物を示す単語に基づいて打ち方の回答を取得して、当該取得した回答を前記打ち方のアドバイスとして外部出力することを特徴とする。
【００１４】
また、請求項９記載の発明に係るゴルフアシスタント携帯端末装置は、請求項１乃至８のいずれかに記載の発明に係るゴルフアシスタント携帯端末装置において、使用者の特性を検出する特性検出手段を備え、前記ゴルフアドバイス提供手段が、前記特性検出手段が検出した使用者の特性に基づいて、前記アドバイスを変更することを特徴とする。
【００１５】
また、請求項１０記載の発明に係るゴルフアシスタント携帯端末装置は、請求項１乃至９のいずれかに記載の発明に係るゴルフアシスタント携帯端末装置において、使用者の感情を検出する感情検出手段を備え、前記ゴルフアドバイス提供手段が、前記感情検出手段が検出した使用者の感情に基づいて、前記アドバイスを変更することを特徴とする。
【００１６】
また、請求項１１記載の発明に係るゴルフアシスタント携帯端末装置は、請求項１０記載の発明に係るゴルフアシスタント携帯端末装置において、前記感情検出手段が、使用者の音声又は発話内容のうちの少なくとも一方に基づいて前記使用者の感情を検出することを特徴とする。
また、請求項１２記載の発明に係るゴルフアシスタント携帯端末装置は、請求項１０又は１１に記載の発明に係るゴルフアシスタント携帯端末装置において、前記ゴルフアドバイス提供手段が、前記使用者の感情に基づいて、前記アドバイスの外部出力の出力態様を変更することを特徴とする。
【００１７】
また、請求項１３記載の発明に係るゴルフアシスタント携帯端末装置は、請求項１乃至１２のいずれかに記載の発明に係るゴルフアシスタント携帯端末装置において、前記ゴルフに関連する情報にはゴルフ場のルール及びマナーの情報を含んでおり、前記ゴルフアドバイス提供手段が、前記音入力手段からゴルフ場のルール及びマナーについての発話が入力された場合、当該発話に対応するルール及びマナーについての回答を前記記憶手段に記憶されている前記ゴルフ場のルール及びマナーの情報に基づいて取得することを特徴とする。
【００１８】
また、請求項１４記載の発明に係るゴルフアシスタント携帯端末装置は、請求項１乃至１３のいずれかに記載の発明に係るゴルフアシスタント携帯端末装置において、前記ゴルフアドバイス提供手段が、ゴルフ場での使用者の行動に応じた施設の案内情報を前記アドバイスとして外部出力することを特徴とする。
また、請求項１５記載の発明に係るゴルフアシスタント携帯端末装置は、請求項１乃至１４のいずれかに記載の発明に係るゴルフアシスタント携帯端末装置において、前記ゴルフアドバイス提供手段が、現在位置に基づいて打ち込みに関するアドバイスを外部出力することを特徴とする。
【００１９】
また、請求項１６記載の発明に係るゴルフアシスタント携帯端末装置は、請求項１乃至１５のいずれかに記載の発明に係るゴルフアシスタント携帯端末装置において、他の通信装置との間で通話可能に構成されていることを特徴とする。
また、請求項１７記載の発明に係るゴルフアシスタント携帯端末装置は、請求項１乃至１６のいずれかに記載のゴルフアシスタント携帯端末装置において、各ショットのプレイに関する情報を記録可能に構成されていることを特徴とする。
【００２０】
また、請求項１８記載の発明に係るゴルフアシスタント携帯端末装置は、請求項１乃至１７のいずれかに記載の発明に係るゴルフアシスタント携帯端末装置において、前記外部出力手段が、前記外部出力を音声又は画像の少なくとも一方により行うことを特徴とする。
また、請求項１９記載の発明に係るゴルフアシスタント携帯端末装置は、請求項１乃至１７のいずれかに記載の発明に係るゴルフアシスタント携帯端末装置において、前記外部出力手段が、前記外部出力を、音声を主とし、画像を従として行うことを特徴とする。
【００２１】
以上のように、本発明に係るゴルフアシスタント携帯端末装置は、外部音が入力される音入力手段と、情報を外部出力する外部出力手段と、ゴルフに関連する情報が記憶される記憶手段と、ゴルフに関連するアドバイスを前記外部出力手段から外部出力するゴルフアドバイス提供手段とを備えている。そして、ゴルフアドバイス提供手段は、前記音入力手段からゴルフに関連する発話が入力された場合には、当該発話に対応する回答を前記記憶手段に記憶されている前記ゴルフに関連する情報に基づいて取得して、当該取得した回答を前記アドバイスとして前記外部出力手段から外部出力している。
【００２２】
これにより、ゴルフアシスタント携帯端末装置は、使用者からのゴルフに関連する発話入力に対し、その回答を外部出力する。
また、特に請求項７記載の発明に係るゴルフアシスタント携帯端末装置は、ゴルフアドバイス提供手段が、測位手段が測位した現在位置、方位計測手段が計測した方位、及びゴルフコースの地図情報に基づいて、打つ方向のアドバイスを外部出力している。すなわち、このゴルフアシスタント携帯端末装置は、目標に対して打つ方向の情報を使用者に提供する。
【００２３】
また、請求項１４記載の発明に係るゴルフアシスタント携帯端末装置は、前記回答出力手段が、ゴルフ場での使用者の行動に応じてゴルフ場の施設の案内情報を外部出力している。ここで、ゴルフ場での使用者の行動としては、クラブハウスからゴルフコースに入るまでの行動があげられ、そのゴルフ場の施設の案内情報としては、施設の受付や利用等に関する情報が挙げられる。
【００２４】
また、請求項２０記載の発明に係るゴルフアシスタントシステムは、ゴルフに関連する情報を提供する通信端末と、前記通信端末との間で通信を行い、当該通信端末を管理するとともに、ゴルフに関連する情報を当該通信端末に送信する管理装置と、を備え、前記管理装置は、前記通信端末の位置を管理し、当該通信端末の位置に基づいて、ゴルフに関連する情報を当該通信端末に送信し、当該通信端末は、前記管理装置から送信されてきた当該通信端末の位置に基づくゴルフに関連する情報を外部出力することを特徴とする。
【００２５】
また、請求項２１記載の発明に係るゴルフアシスタントシステムは、請求項２０記載の発明に係るゴルフアシスタントシステムにおいて、前記通信端末が、外部音が入力される音入力手段を備え、前記管理装置が、前記通信端末の前記音入力手段からゴルフに関連する発話が入力された場合、当該発話に対応する回答を前記ゴルフに関連する情報として取得して、当該取得した回答を当該通信端末に送信し、前記通信端末が、前記回答をゴルフに関連する情報を外部出力することを特徴とする。
【００２６】
また、請求項２２記載の発明に係るゴルフアシスタントシステムは、請求項２０又は２１に記載の発明に係るゴルフアシスタントシステムにおいて、前記管理装置が、複数の通信端末について管理する当該複数の通信端末それぞれの位置に基づいて打ち込みに関する情報を取得し、この打ち込みに関する情報を前記通信端末に送信し、前記通信端末は、前記打ち込みに関する情報を外部出力することを特徴とする。
【００２７】
以上のように、本発明に係るゴルフアシスタントシステムは、ゴルフに関連する情報を提供する通信端末と、前記通信端末との間で通信を行い、当該通信端末を管理するとともに、ゴルフに関連する情報を当該通信端末に送信する管理装置と、を備えている。そして、前記管理装置は、前記通信端末の位置を管理し、当該通信端末の位置に基づいて、ゴルフに関連する情報を当該通信端末に送信し、当該通信端末は、前記管理装置から送信されてきた当該通信端末の位置に基づくゴルフに関連する情報を外部出力する。
【００２８】
このように、ゴルフアシスタントシステムでは、前記管理装置が、通信端末の位置に基づいてゴルフに関連する情報を当該通信端末に送信し、当該通信端末が、管理装置から送信されてきた当該通信端末の位置に基づくゴルフに関連する情報を外部出力する。
また、請求項２３記載の発明に係るゴルフアシスタント方法は、ゴルフアシスタント携帯端末装置に使用者からゴルフに関連する外部入力がなされ、当該ゴルフアシスタント携帯端末装置が前記外部入力に対応する回答を外部出力するゴルフアシスタント方法であって、使用者からのゴルフに関連する発話入力に対して回答を外部出力することを特徴とする。
【００２９】
また、請求項２４記載の発明に係るゴルフアシスタント方法は、請求項２３記載の発明に係るゴルフアシスタント方法において、前記外部出力を音声により行うことを特徴とする。
また、請求項２５記載の発明に係るゴルフアシスタント方法は、請求項２３又は２４に記載の発明に係るゴルフアシスタント方法において、前記ゴルフに関連する発話入力を一定時間だけ許可することを特徴とする。
【００３０】
また、請求項２６記載の発明に係るゴルフアシスタント方法は、請求項２３乃至２５のいずれかに記載の発明に係るゴルフアシスタント方法において、前記回答を使用者の特性に基づいて行うことを特徴とする。
また、請求項２７記載の発明に係るゴルフアシスタント方法は、請求項２３乃至２６のいずれかに記載の発明に係るゴルフアシスタント方法において、前記回答を使用者の感情に基づいて行うことを特徴とする。
【００３１】
また、請求項２８記載の発明に係るプログラムは、外部入力手段により使用者からゴルフに関連する外部入力がなされ、当該外部入力に対応する回答を回答出力手段により外部出力するゴルフアシスタント携帯端末装置の動作を制御するためのプログラムであって、前記外部入力手段から外部入力された使用者からのゴルフに関連する発話入力に対し、前記回答出力手段によりその回答を外部出力させることを特徴とする。
【００３２】
また、請求項２９記載の発明に係るプログラムは、請求項２８記載の発明に係るプログラムにおいて、前記回答出力手段による前記外部出力を音声により行わせることを特徴とする。
また、請求項３０記載の発明に係るプログラムは、請求項２８又は２９に記載の発明に係るプログラムにおいて、前記外部入力手段からの前記ゴルフに関連する発話入力を一定時間だけ許可することを特徴とする。
【００３３】
また、請求項３１記載の発明に係るプログラムは、請求項２８乃至３０のいずれかに記載の発明に係るプログラムにおいて、前記回答出力手段による前記回答を使用者の特性に基づいて行わせることを特徴とする。
また、請求項３２記載の発明に係るプログラムは、請求項２８乃至３１のいずれかに記載の発明に係るプログラムにおいて、前記回答出力手段による前記回答を使用者の感情に基づいて行わせることを特徴とする。
【００３４】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。この実施の形態は、本発明を適用したゴルフアシスタントシステムである。
図１は、そのゴルフアシスタントシステムの概略構成を示す。この図１に示すように、ゴルフアシスタントシステムは、サーバ１００と、ゴルフアシスタント携帯端末装置１_１，１_２，・・・，１_ｎとを備えている。
【００３５】
なお、以下の説明では、ゴルフアシスタント携帯端末装置１_１，１_２，・・・，１_ｎのうちのいずれのゴルフアシスタント携帯端末装置にも特定しない場合には、ゴルフアシスタント携帯端末装置１と記す。また、図示しないが、ゴルフアシスタントシステムは、他の構成、例えばゴルフカートに搭載されている通信装置等の他の装置を含む構成になっている。
【００３６】
ゴルフアシスタント携帯端末装置１は、小型の端末装置として携帯可能に構成されている。例えば使用者がポケットの収納可能な小型形状として構成されている。
図２は、そのゴルフアシスタント携帯端末装置１の構成のブロック図である。このゴルフアシスタント携帯端末装置１は、入力部２、音声入力部３、ＧＰＳ（Ｇｌｏｂａｌ Ｐｏｓｉｔｉｏｎｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）受信部４、方位計測部５、通信部６、演算処理部７、メモリ８、表示部９及び音声出力部１０を備えている。また、演算部７は、各種演算処理を行う部分である。演算処理部７は例えばＣＰＵである。例えば、演算部７は、図３に示すように、雑音除去処理部２１、音声認識処理部２２、入力処理部２３、方位計測部２４、位置計測部２５、通信処理部２６、対話管理部２７、表示処理部２８及び音声処理部２９を備えている。また、メモリ８には、各種データや各種プログラムが記憶されている。また、メモリ８には、図２に示すように、知識データベース４１が記憶されている。
【００３７】
以下、このように構成されているゴルフアシスタント携帯端末装置１の各部の詳細を説明する。
入力部２は、当該ゴルフアシスタント携帯端末装置１の使用者（以下、プレイヤという。）が外部操作により各種情報を入力するための部分である。入力部２は例えば複数のボタンである。入力処理部２３は、この入力部２の操作に応じた情報を、対話処理部２３やメモリ８に出力する。
【００３８】
音声入力部３は、プレイヤが音声で情報を入力するための部分である。例えばマイクである。この音声入力部３から入力された音声信号は、図３に示すように、雑音除去処理部２１に入力される。
雑音除去処理部２１は、音声入力部３に入力された音声信号から雑音を除去する。すなわち、雑音除去処理部２１は、音声信号から当該ゴルフアシスタント携帯端末装置１を携帯しているプレイヤの音声のみを抽出する。例えば、フィルタ処理により、プレイヤの音声のみを抽出する。この雑音除去処理部２１は、そのように雑音除去した音声信号（プレイヤの音声信号）を、音声認識部２２に出力する。
【００３９】
音声認識部２２は、雑音除去処理部２１で抽出したプレイヤの音声に基づいて、発話情報を取得する。例えば、音声認識処理としては、公知の音声認識モデル或いは言語認識モデルがあるが、音声認識部２２は、このような公知の音声認識や言語認識処理により、プレイヤの発話を認識する。そして、音声認識部２２は、検出した発話情報を、対話管理部２７に出力する。
【００４０】
ＧＰＳ受信部４は、Ｇｌｏｂａｌ Ｐｏｓｉｔｉｏｎｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍからの測位用信号を受信する部分である。位置計測部２５は、このＧＰＳ受信部４からの測位用信号に基づいてゴルフアシスタント携帯端末装置１の現在位置を計測する。位置計測部２５で計測した現在位置はメモリ８に記憶されつつ更新される。
方位計測部５は、方位に応じた信号を出力する。例えば、方位計測部５は電子コンパスである。方位計測処理部２４は、この方位計測部５の出力信号に基づいて方位を計測する。この方位計測処理部２４で計測された方位情報はメモリ８に記憶されつつ更新される。
【００４１】
通信部６及び通信処理部２６は、無線通信により他の機器との間で通信を行う部分である。ここで、他の機器とは、例えば、サーバ１００が備える通信装置であり、この場合、通信部６は、図１に示すように、当該ゴルフアシスタント携帯端末装置１がサーバ１００との間でデータの送受信を行う部分をなす。また、他の機器には、他のゴルフアシスタント携帯端末装置１やゴルフカートが搭載している通信装置がある。
【００４２】
ここで、通信処理部２６は、通信部６が受信した信号から情報を取り出す信号処理等を行う。そして、通信処理部２６が取り出した情報は、メモリ８に記憶される。
メモリ８は、各種データや各種プログラムを記憶する部分である。メモリ８には、図２に示すように、前記各種データが知識データベース４１として記憶されている。図４は、知識データベース４１として記憶されるゴルフに関する情報をなす各種情報を示す。
【００４３】
この図４に示すように、知識データベース４１は、ゴルフ場情報、ホール情報、プレイアドバイス情報、ルール及びマナー情報、プレイヤ特性情報、目標名称情報及び受信情報から構成されている。
ゴルフ場情報としては、例えばゴルフ場の施設に関する情報がある。ホール情報としては、例えば各ホールのコースレイアウトの情報がある。プレイアドバイス情報としては、コースの平坦さ、バンカーの位置、ピンまでの距離、各種コース或いは天候等に対応して、現在位置及びその環境に応じてプレイヤに提供される情報がある。ルール及びマナー情報としては、そのゴルフ場或いは各ホール毎のルール及びマナーの情報がある。プレイヤ特性情報としては、技量、年齢、性別等の情報がある。目標名称情報は、単語の音声入力でゴルフ場の目標物を特定するための情報であり、例えば「グリーン」や「ピン」等の単語情報である。受信情報は、サーバ１００や他のゴルフアシスタント携帯端末装置１から送信されてきた情報である。例えば、サーバ１００から送信されてきた天候情報等である。
【００４４】
対話管理部２７は、プレイヤからの音声入力や外部操作入力に対応して当該プレイヤとの対話を管理する部分である。すなわち、対話管理部２７には、音声認識処理部２２により得たプレイヤの入力情報（以下、発話情報或いは音声コマンドという。）や入力処理部２３により得たプレイヤによる入力部３の入力情報（以下、操作入力情報という。）が入力されており、対話管理部２７は、これら入力情報と、メモリ８に記憶されている各種データに基づいて、回答を取得して、その回答を表示部９や音出力部１０から外部出力している。外部出力は、具体的には、対話管理部２７が表示処理部２８により表示部９を駆動し、或いは音出力処理部２９により音出力部１０を駆動することで実現している。
【００４５】
このように、対話管理部２７は、プレイヤからの入力に対して、対応する回答を外部出力することで、プレイヤとの対話を実現している。つまり、ここでいう対話管理とは、プレイヤからの音声や外部操作の入力に対応する最適な回答を外部出力することで、プレイヤとの間で対話を管理することである。
表示部９は、文字や図画を表示出力してプレイヤに各種情報を提供する部分である。画像情報としては、コースレイアウトの画像である。表示部９は例えば液晶表示部である。
【００４６】
音声出力部１０は、音声出力によりプレイヤに各種情報を提供する部分である。音声出力部１０は例えばスピーカである。なお、ここでいう音声には、単なる音も含まれる。
以上のように、ゴルフアシスタント携帯端末装置１の各部が構成されている。
次に、サーバ１００について説明する。
【００４７】
サーバ１００は、ゴルフアシスタントシステムにおいて、各ゴルフアシスタント携帯端末装置１_１，１_２，・・・，１_ｎを集中管理する管理装置である。このサーバ１００は、例えば、キャディーマスタ室に設置されている。
このサーバ１００は、ゴルフ場に関する情報やゴルフのプレイに必要な情報等を集中的に管理している。ゴルフのプレイに必要な情報としては、天候情報等が挙げられる。天候情報とは、雷、大雨等に関する情報である。
【００４８】
また、ゴルフ場では、一地点或いは複数地点の風速観測基地１１０で風速を観測しており、サーバ１００には、その風速観測基地１１０が観測した風速情報が、送受信装置１１０ａから送信されてくる。サーバ１００は、このような観測情報も管理している。
また、サーバ１００は、各ゴルフアシスタント携帯端末装置１_１，１_２，・・・，１_ｎの位置情報、すなわち各プレイヤの現在位置も管理している。さらに、サーバ１００は、その各ゴルフアシスタント携帯端末装置１_１，１_２，・・・，１_ｎの位置情報に基づいて、各ゴルフアシスタント携帯端末装置１_１，１_２，・・・，１_ｎ同士の位置関係、すなわち各プレイヤ間の位置関係も管理している。
【００４９】
このようなサーバ１００は、各ゴルフアシスタント携帯端末装置１_１，１_２，・・・，１_ｎとの間で、データの送受信ができるように構成されている。サーバ１００は、例えば、ゴルフアシスタント携帯端末装置１_１，１_２，・・・，１_ｎの全てに同一の情報を発信したり、各ゴルフアシスタント携帯端末装置１_１，１_２，・・・，１_ｎ個別に情報を送信している。
【００５０】
これにより、サーバ１００は、管理している情報、例えば前記天候情報等を各ゴルフアシスタント携帯端末装置１_１，１_２，・・・，１_ｎに送信している。サーバ１００は、例えば、ゴルフアシスタント携帯端末装置１_１，１_２，・・・，１_ｎの全てに同一の情報を発信したり、各ゴルフアシスタント携帯端末装置１_１，１_２，・・・，１_ｎ個別に情報を送信している。ゴルフアシスタント携帯端末装置１_１，１_２，・・・，１_ｎは、このサーバ１００から送信されてきた各種情報を画像や音声により外部出力する。
【００５１】
また、サーバ１００は、各ゴルフアシスタント携帯端末装置１_１，１_２，・・・，１_ｎ同士の位置関係の情報を利用して、打ち込み防止を目的とする処理を行っており、すなわち打ち込み可能のある位置関係になった場合には、該当するプレイヤのゴルフアシスタント携帯端末装置１にその旨（以下、打ち込み可能性報知情報という。）を送信する。
【００５２】
なお、図５は、サーバ１００のデータベースの構成例を示す。この図５に示すように、データベースには、ゴルフ場に関する情報、天候情報、観測情報、ゴルフアシスタント携帯端末装置の位置情報及び各ゴルフアシスタント携帯端末装置間の位置関係情報から構成されている。
次にゴルフアシスタントシステムのゴルフアシスタント携帯端末装置１或いはサーバ１００による動作及びその効果を説明する。
【００５３】
（１）音声インターフェース動作
音声入力部２に対してプレイヤが発話すると、音声入力部２から入力された発話信号が雑音除去処理部２１及び音声認識処理部２２で処理され、音声コマンドとして対話処理部２７に入力される。対話処理部２７は、その音声コマンドに応じて、知識データベース４１に記憶されている各種データに基づいて、回答を取得或いは作成する。そして、対話処理部２７は、その回答に基づいて、表示処理部２８や音出力処理部２９により表示部９や音出力部１０を駆動し、当該回答を画像や音声として出力する。
【００５４】
このように、ゴルフアシスタント携帯端末装置１は、プレイヤからの発話入力があった場合、その発話に対して最適な回答を画像や音声として出力する。すなわち、ゴルフアシスタント携帯端末装置１は、プレイヤと音声インターフェースで対話し、最適な回答を提供するように構成されている。
また、このとき、ゴルフアシスタント携帯端末装置１は、表示部９による表示又は音声出力部１０による音声出力のいずれか一方により回答をしたり、表示部９による表示と音声出力部１０による音声出力とを組み合わせて回答をする。
【００５５】
このように、ゴルフアシスタント携帯端末装置１は、プレイヤが音声インターフェースにより対話できるように構成されている。これにより、プレイヤはハンズフリーとしてゴルフアシスタント携帯端末装置１から音声対話により所望の情報を得ることができる。さらに、ゴルフアシスタント携帯端末装置１から音声によって回答を得ることもできるので、この場合、プレイヤは情報提供のためにゴルフアシスト携帯端末装置１の画面を見なくて済む。この場合、プレイヤはいわゆるアイズフリーにより回答を得ることができることになる。
【００５６】
このように、プレイヤは、ハンズフリー、さらにはアイズフリーとして、ゴルフアシスタント携帯端末装置１から所望の回答を得ることができる。よって、プレイヤは、両手がふさがった状態、例えばアドレスに入っている状態でもゴルフアシスタント携帯端末装置１から音声対話によって所望の情報を得ることができるので、プレイヤは煩わしさを感じることもなく、プレイの進行が妨げられることもない。
【００５７】
（２）音声受付時間制限動作
前述の音声インターフェース動作では、ゴルフアシスタント携帯端末装置１は、音声コマンドの受付時間を制限している。すなわち、対話処理部２７は、プレイヤから回答開始要求があったか否かを判定する。ここで、回答開始要求とは、プレイヤが音声インターフェースによりゴルフアシスタント携帯端末装置１から所望の回答を得たい場合に、ゴルフアシスタント携帯端末装置１にする要求であり、プレイヤが音声入力部２により音声コマンドでするものや、プレイヤが入力部３を操作することで行うものがある。対話処理部２７は、そのような回答開始要求があったか否かを判定する。
【００５８】
対話処理部２７は、回答開始要求があった場合、それをスイッチとして、音声インターフェース動作を開始して、音声コマンド受付状態にする。対話処理部２７は、この音声インターフェース動作中に、プレイヤからの音声コマンドの入力があった場合、前述したようにその音声コマンドに基づいて、対応する回答を表示部９や音出力部１０により出力する。そして、対話処理部２７は、プレイヤからの音声コマンドに基づいて表示部９や音出力部１０によりその回答を出力するが、音声インターフェース動作開始から一定時間経過した時点で、その音声インターフェース動作を終了して、音声コマンド受付不可状態にする。
【００５９】
このように、ゴルフアシスタント携帯端末装置１は、回答開始要求が外部入力されてから一定時間だけ、プレイヤからの音声コマンドを受け付けて、その音声コマンドに対応して画像や音声により回答を出力する。
また、ゴルフアシスタント携帯端末装置１は、このような一定時間だけの音声コマンドの受付動作に対応して、回答が可能であることを示す音声待ち状態（対話可能状態）である旨を表示部９に表示する。すなわち、ゴルフアシスタント携帯端末装置１は、プレイヤからの音声コマンドを一定時間に受け付けるようになっているが、その受け付け可能になっている場合に表示部９にその旨を表示する。なお、このような受け付け可能になっている状態を音声によって報知してもよい。
【００６０】
図６は、このような処理手順を示すフローチャートである。
すなわち、対話処理部２７は、ステップＳ１においてプレイヤから音声又は外部操作による受付要求（回答開始要求）があるまで待機し、受付要求があった場合、ステップＳ２に進む。
ステップＳ２では、対話処理部２７は、表示部９により音声待ち受け状態の表示をする。そして、続くステップＳ３において、対話処理部２７は、音声コマンドの入力があったか否かを判定する。ここで、対話処理部２７は、音声コマンドの入力があった場合、ステップＳ４に進み、音声コマンドの入力がない場合、ステップＳ６に進む。
【００６１】
ステップＳ４では、対話処理部２７は、入力された音声コマンドに対応する回答を知識データベース４１から所望のデータを検索して、最適の回答を取得する。そして、ステップＳ５において、対話処理部２７は、表示部９や音出力部１０によりその回答を画像や音声として出力する。そして、対話処理部２７は、ステップＳ６に進む。
【００６２】
ステップＳ６では、対話処理部２７は、受付要求から一定時間が経過したか否かを判定する。対話処理部２７は、受付要求から一定時間が経過している場合、当該図６に示す処理を終了し、受付要求から一定時間が経過していない場合、ステップＳ２からの処理を再び行う。
以上のように、ゴルフアシスタント携帯端末装置１は、プレイヤからの音声受付要求から一定時間だけ音声コマンドを受け付けるようにしている。
【００６３】
ゴルフを行う環境では、他のプレイヤの話し声もあり、また、周囲の雑音も多い。一方、前述したように、プレイヤが音声インターフェースより対話できることは有用である。しかし、音声インターフェースを採用した場合、他のプレイヤの話声や周囲の雑音に反応してしまう場合もあり、このような場合、当該ゴルフアシスタント携帯端末装置１のプレイヤに最適な回答をすることができなくなってしまう。すなわち、他のプレイヤの話声や周囲の雑音により、音声認識を誤認識してしまう場合がある。
【００６４】
これに対して、ゴルフアシスタント携帯端末装置１は、プレイヤからの音声受付要求から一定時間だけ音声コマンドを受け付けるようにすることで、そのような音声認識の誤認識をしてしまうことを抑制することができる。すなわち、音声要求があった場合には、少なくともその直後には確実にプレイヤからの音声コマンドが入力されるのであり、そのように音声要求の受付を一定時間にすることで、音声認識の誤認識をしてしまうことを抑制できる。
【００６５】
（３）最適表示動作
ゴルフアシスタント携帯端末装置１は、前記画像表示をプレイヤからの発話や操作入力に基づいて必要に応じて行っている。すなわち、ゴルフアシスタント携帯端末装置１は、前記回答を、音声を主とし、画像を従として行っている。
ここで、従として出力する画像としては、コースレイアウト表示、残り距離教示、攻略方法表示がある。ゴルフアシスタント携帯端末装置１は、コースレイアウト表示や残り距離表示を前記知識データベース４１内のホール情報に基づいて行い、攻略方法表示を前記知識データベース４１内の前記プレイアドバイス情報に基づいて行う。
【００６６】
このように、ゴルフアシスタント携帯端末装置１は、必要に応じて画像で情報を提供している。これにより、音声で表現が困難な情報を提供したり、画像によりその音声による情報を補足説明する。このようにすることで、情報の表現力を増し、最適形態としてプレイヤに情報の提供をすることができる。
（４）ショット方向アシスタント動作
ゴルフアシスタント携帯端末装置１では、位置計測部２５からの位置情報、方位処理部２４からの方位情報を知識データベース４１で管理している。対話管理部２７は、知識データベースで管理されている前記位置情報、方位情報及び元々知識データベース４１として記憶されているホール情報に基づいて、プレイヤがショットすべき方向を取得して、そのショット方向をアドバイス情報として表示部９や音出力部１０により画像や音声として出力する。
【００６７】
なお、ゴルフアシスタント携帯端末装置１は、プレイヤからの要求により、そのようなアドバイス情報を画像や音声としてプレイヤに提供してもよいが、所定のタイミング、例えば一定の時間間隔でそのようなアドバイス情報の提供を行うようにしてもよい。すなわち、プレイヤからの要求がなくても、そのアドバイス情報を画像や音声としてプレイヤに提供してもよい。例えば、所定時間位置の移動がないことを検出した場合に、その位置で前記アドバイス情報の提供を行う。
【００６８】
このように、ゴルフアシスタント携帯端末装置１は、プレイヤの位置に対応して、ショットすべき方向のアドバイスを画像や音声として提供している。
また、前述の音声インターフェース動作において、プレイヤからの音声コマンドがあった場合、対話処理部２７が、その音声コマンドを、知識データベース４１に記憶している目標名称情報（単語）であるか否かを判定している。そして、その音声コマンドが、知識データベース４１で管理している目標名称情報（単語）の場合、対話処理部２７は、その音声コマンド（目標位置）と、位置情報、方位情報及びホール情報とに基づいて、プレイヤがショットすべき方向を取得して、そのショット方向をアドバイス情報として画像や音声により出力する。
【００６９】
このように、ゴルフアシスタント携帯端末装置１は、プレイヤから音声コマンドが目標を示す単語である場合、その目標を基準にしてショットすべき方向をアドバイス情報として画像や音声により出力している。
これにより、プレイヤは、打つべき目標が見えないような場合でも、目標の単語を発するだけで、その目標の方向の情報をゴルフアシスタント携帯端末装置１から得ることができる。また、そのような目標を単語で入力できるので、プレイヤは、より簡単な指示語で所望の情報を得ることができる。
【００７０】
（５）プレイヤ位置管理動作
サーバ１００では、各ゴルフアシスタント携帯端末装置１_１，１_２，・・・，１_ｎの位置情報に基づいて、各ゴルフアシスタント携帯端末装置１_１，１_２，・・・，１_ｎ同士の位置関係、すなわち各プレイヤ間の位置関係を管理している。そして、サーバ１００は、その位置関係が打ち込みの可能性がある位置関係になった場合に、該当するプレイヤのゴルフアシスタント携帯端末装置１に打ち込み可能性情報を送信する。ゴルフアシスタント携帯端末装置１では、受信した打ち込み可能性情報を、通信部６及び通信処理部２６により受信して知識データベース４１に記憶する。対話管理部２７は、知識データベース４１に記憶された打ち込み可能性情報を表示部９や音出力部１０により画像や音声として出力する。
【００７１】
このように、ゴルフアシスタントシステムでは、サーバ１００が各ゴルフアシスタント携帯端末装置１の位置情報に基づいて打ち込み可能性情報を該当するゴルフアシスタント携帯端末装置１に送信し、ゴルフアシスタント携帯端末装置１では、その打ち込み可能性情報に基づいて、その旨を報知する。このように、ゴルフアシスタントシステムでは、各プレイヤの位置を把握し、きめ細かに打ち込み防止情報を提供している。これにより、プレイヤはより安全にプレイできる。
【００７２】
（６）プレイ環境報知動作
サーバ１００では、雷、大雨等の天候情報や、プレイ地点での風速の観測情報を管理しており、それら天候情報及び観測情報（以下、プレイ環境情報という。）を、各ゴルフアシスタント携帯端末装置１_１，１_２，・・・，１_ｎに送信する。各ゴルフアシスタント携帯端末装置１_１，１_２，・・・，１_ｎでは、受信したプレイ環境情報を、通信部６及び通信処理部２６により受信して、知識データベース４１に記憶する。対話管理部２７は、知識データベース４１に規則されたプレイ環境情報に基づいて、その旨を表示部９や音出力部１０により画像や音声として出力する。例えば、雷雨になることや、そのプレイ地点の風速を、画像や音声として報知する。
【００７３】
（７）注意情報提供動作
対話管理部２７は、知識データベース４１に記憶されているホール情報と、位置計測部２５からの位置情報とに基づいて、プレイヤの現在位置における注意情報を取得して、その注意情報を表示部９や音出力部１０により画像や音声として出力する。
【００７４】
このように、ゴルフアシスタント携帯端末装置１は、そのゴルフコース内におけるプレイヤの位置に対応して、画像や音声により注意情報を提供している。これにより、ゴルフアシスタント携帯端末装置１は、ゴルフ場やゴルフコースに対応する注意や警告をリアルタイムに行うことができる。これにより、プレイヤは、より安全にプレイができる。
【００７５】
（８）ゴルフ場情報提供動作
対話管理部２７は、プレイヤからの操作入力情報や音声コマンドがルールやマナーに関するものであった場合、知識データベース４１に記憶されているルール及びマナー情報に基づいて、そのゴルフ場或いはそのゴルフ場のホールのルールやマナーを表示部９や音出力部１０により画像や音声として出力する。
【００７６】
このように、ゴルフアシスタント携帯端末装置１は、プレイヤから問い合わせがあった場合に、そのゴルフ場或いはそのゴルフ場のホールのルールやマナーを画像や音声により提供する。例えば、プレイヤから音声コマンドとして、ホールについて、「〜するのはいいか？」といった問い合わせがあった、ゴルフアシスタント携帯端末装置１は、「〜は禁止されています。」とか「〜は禁止されていません。」といった回答をする。
【００７７】
このように、ゴルフアシスタント携帯端末装置１は、ゴルフ場やゴルフコースにマナーやルールをプレイヤに提供している。これにより、プレイヤは、ゴルフ場やゴルフコースでのマナーやルールを簡単な操作で知ることができる。
（９）施設案内情報提供動作
対話管理部２７は、ゴルフ場での使用者の行動に応じてゴルフ場の施設の案内情報を表示部９や音出力部１０により画像や音声として出力する。例えば、ゴルフ場のクラブハウスからホールまでの手続きについての情報を、画像として表示部９に表示しながら、音出力部１０により音声ガイドとして出力する。
【００７８】
すなわち、ゴルフ場のクラブハウスからに至るまでの手続きとして、ゴルフ場への到着、受付、着替え、プレイスタート前の種々の確認（手続き）等がある。例えば、ゴルフ場への到着の際の手続きには、着替え、スパイク等のプレイに必要な持ち物の確認手続きがあり、受付の際の手続きには、貴重品を預ける確認手続きがあり、着替えの際の手続きには、着替えに必要な場所での確認手続きがあり、プレイスタート前の手続きには、スコアカードなどをもらう確認手続きが必要である。ゴルフアシスタント携帯端末装置１は、このようなゴルフ場のクラブハウスからホールまでの各種手続きを、画像表示をしながら音声により案内する。
【００７９】
これにより、使用者は、ゴルフ場で確実に必要な手続きを滞りなく行うことができる。よって、使用者は、プレイに集中して、楽しむことができるようになる。
（１０）機器間通信動作
ゴルフアシスタント携帯端末装置１は、他の機器との間で通話可能に構成されている。ここで、他の機器としては、前述したように、他のゴルフアシスタント携帯端末装置１、ゴルフカートに搭載されている通信装置、或いはキャディーマスタ室に設置されている通信装置が挙げられる。
【００８０】
これにより、前記他の通信装置がゴルフアシスタント携帯端末装置である場合には、図１に示すように、一のゴルフアシスタント携帯端末装置１_１と他のゴルフアシスタント携帯端末装置１_２との間で音声通信が可能になる。これにより、ゴルフアシスタント携帯端末装置１を持つプレイヤ間で対話が可能になる。例えば、ゴルフアシスタント携帯端末装置１により、プレイヤ間の用件が緊急性がある場合でも、音声対話によりそのような用件を対処することができる。
【００８１】
（１１）プレイ記録動作
ゴルフアシスタント携帯端末装置１は、各ショットのプレイに関する情報を記録可能に構成されている。すなわち例えば、ゴルフアシスタント携帯端末装置１は、入力部３のボタン操作に自動的にスコア管理する。また、ゴルフアシスタント携帯端末装置１は、使用したクラブを記録したり、各ショットの飛距離を記録する。これにより、プレイヤは、各ショットのプレイを確実に記録しておくことができる。
【００８２】
（１２）プレイヤ特性対応動作
ゴルフアシスタント携帯端末装置１は、知識データベース４１に記憶されているプレイヤ特性情報に基づいて動作するようになっている。例えば、ゴルフアシスタント携帯端末装置１は、プレイヤからの問い合わせがあった場合、そのプレイヤの技量、年齢、性別等に応じた情報を提供する。例えば、年齢によっては、必要ともいえない手続きがある。このような場合に、ゴルフアシスタント携帯端末装置１は、プレイヤ特性情報に基づいて、そのような不要な情報を除き、プレイヤの特性に合致した情報だけを提供する。これにより、プレイヤは、不要な情報の提供を受けることなく、最適な情報のみを得ることができる。
【００８３】
（１３）プレイヤ感情対応動作
ゴルフアシスタント携帯端末装置１は、プレイヤの感情に基づいて動作するようになっている。例えば、次のように、感情を検出して、その感情に応じて動作している。
対話処理部２７は、音声認識処理部２２から入力される音声コマンドの状態、例えば発話内容、音声周波数或いは音声強度に基づいて、プレイヤの現在の感情を判断する。例えば、対話処理部２７は、音声強度が大きい場合には、プレイヤが苛立っていると判断する。そして、対話処理部２７は、そのようなプレイヤの感情に応じた最適な回答を得て、その回答を表示部９や音出力部１０により画像や音声として出力する。これにより、プレイヤからの音声コマンドの内容が同じであっても、そのプレイヤの感情に応じて異なった回答を提供することができるようになる。ここで、感情に応じた回答を異ならせる態様としては、感情に応じて回答の内容を異ならせることや、感情に応じて回答の出力態様を異ならせることが挙げられる。出力態様を異ならせることとしては、表示の質を異ならせることや、音や音声の質を異ならせることが挙げられる。
【００８４】
このように、ゴルフアシスタント携帯端末装置１は、プレイヤの感情に応じた回答をすることができる。すなわち、ゴルフアシスタント携帯端末装置１は、使用するプレイヤ毎の感情状態に合わせてサービスを提供している。言い換えれば、プレイヤは、不要な情報の提供を受けることなく、最適な情報のみを得ることができる。これにより、サービスの提供にプレイヤが不快に感じてしまうことを軽減することができる。よって、サービスの提供のプレイヤの満足度を向上させることができる。
【００８５】
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、前述の実施の形態として実現されることに限定されるものではない。
前述の実施の形態では、ゴルフアシスタントシステムでは、プレイヤに提供する情報をゴルフアシスタント携帯端末装置１が主に保持及び管理する場合について説明した。しかし、これに限定されないことはいうまでもない。プレイヤに提供する情報をサーバ１００が管理するようにしてもよい。この場合、プレイヤがゴルフアシスタント携帯端末装置１に問い合わせをした場合、ゴルフアシスタント携帯端末装置１は、その問い合わせをサーバ１００に送信する。そして、サーバ１００は、その問い合わせの回答を検索し、検索して得た回答をゴルフアシスタント携帯端末装置１に送信する。ゴルフアシスタント携帯端末装置１は、受信した回答を画像や音声により出力する。
【００８６】
また、ゴルフアシスタント携帯端末装置１は、知識データベース４１に記憶されている情報を更新してもよい。例えば、自動的に、例えば所定の更新時期に自動的に、或いはユーザからの更新命令の入力があった場合に、知識データベース４１の情報を更新する。更新情報の取得については、例えば、ゴルフ場で行うとすれば前記サーバ１００や、ゴルフ場以外、例えば自宅や会社で行うとすればインターネットのダウンロードサイトを利用して、取得するようにする。更新する情報については、例えば前記ゴルフ場情報、ホール情報或いはルール及びマナー情報が挙げられる。
【００８７】
このように、知識データベース４１として記憶されている情報を更新可能にすることで、使用者は、ゴルフアシスタント携帯端末装置１から常に新しい情報の提供を受けることができる。
また、前述の実施の形態では、ゴルフアシスタント携帯端末装置１の構成を図１や図２に示して具体的に説明した。しかし、これに限定されるものではない。例えば、ゴルフアシスタント携帯端末装置１を、例えばＧＰＳ受信部５、方位計測部５、通信部６或いは音出力部１０等の構成部を必要に応じて取り外し可能な構成にしてもよい。このようにすることで、ゴルフアシスタント携帯端末装置１は、必要十分な構成になり、携帯容易に構成されるようになる。
【００８８】
なお、前述の実施の形態の説明において、音声入力部２、雑音除去部２１及び音声認識部２２は、外部音が入力される音入力手段を実現しており、表示処理部２８、音出力処理部２９、表示部９及び音出力部１０は、情報を外部出力する外部出力手段を実現しており、メモリ８又は知識データベース４１は、ゴルフに関連する情報が記憶される記憶手段を実現しており、対話管理部２７は、ゴルフに関連するアドバイスを前記外部出力手段から外部出力するゴルフアドバイス提供手段を実現している。そして、対話管理部２７は、前記音入力手段からゴルフに関連する発話が入力された場合には、当該発話に対応する回答を前記記憶手段に記憶されている前記ゴルフに関連する情報に基づいて取得して、当該取得した回答を前記アドバイスとして前記外部出力手段から外部出力するゴルフアドバイス提供手段の機能を実現している。この場合、対話管理部２７は回答出力手段を実現している。
【００８９】
また、前述の実施の形態の説明のゴルフアシスタント携帯端末装置１の動作を、プログラムの実行により実現することもできる。この場合、また、プログラムは、外部入力手段により使用者からゴルフに関連する外部入力がなされ、当該外部入力に対応する回答を回答出力手段により外部出力するゴルフアシスタント携帯端末装置の動作を制御するためのプログラムであって、前記外部入力手段から外部入力された使用者からのゴルフに関連する発話入力に対し、前記回答出力手段によりその回答を外部出力させるプログラムになる。
【００９０】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項１、２３及び２８に記載の発明によれば、ゴルフアシスタント携帯端末装置が、使用者からのゴルフに関連する発話入力に対しその回答を外部出力するので、使用者は、ハンズフリーで種々の情報の提供を受けることができる。
【００９１】
また、請求項７記載の発明によれば、目標に対して打つ方向の的確な情報を使用者に提供することができる。
また、請求項９、２６及び３１に記載の発明によれば、ゴルフアシスタント携帯端末装置が使用者の特性に基づいて提供するアドバイスを変更することで、使用者は、自己に会ったアドバイスを得ることができる。
【００９２】
また、請求項１０、２７及び３２に記載の発明によれば、ゴルフアシスタント携帯端末装置が使用者の感情に基づいて提供するアドバイスを変更することで、使用者は、アドバイスの提供を不快に感じることもない。
また、請求項１４記載の発明によれば、ゴルフアシスタント携帯端末装置がゴルフ場での使用者の行動に応じてゴルフ場の施設の案内情報を外部出力することで、使用者は、ゴルフコースに入る前からも情報の提供を受けることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態であるゴルフアシスタントシステムの構成を示す図である。
【図２】前記ゴルフアシスタントシステムのゴルフアシスタント携帯端末装置の構成を示すブロック図である。
【図３】前記ゴルフアシスタント携帯端末装置の演算部の詳細構成を示すブロック図である。
【図４】前記ゴルフアシスタント携帯端末装置のデータベース構造を示す図である。
【図５】前記ゴルフアシスタントシステムのサーバのデータベース構造を示す図である。
【図６】前記ゴルフアシスタント携帯端末装置における音声コマンド受付の処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
１_１，１_２，・・・，１_ｎ ゴルフアシスタント携帯端末装置
２ 入力部
３ 音声入力部
４ ＧＰＳ受信部
５ 方位計測部
６ 通信部
７ 演算部
８ メモリ
９ 表示部
１０ 音出力部
２１ 雑音除去処理部
２２ 音声認識処理部
２３ 入力処理部
２４ 方位計測処理部
２５ 位置計測部
２６ 通信処理部
２７ 対話管理部
２８ 表示処理部
２９ 音出力処理部
４１ 知識データベース
１００ サーバ
１１０ 風速観測基地
１１０ａ 送受信装置

Claims (32)

1. 外部音が入力される音入力手段と、
   情報を外部出力する外部出力手段と、
   ゴルフに関連する情報が記憶される記憶手段と、
   ゴルフに関連するアドバイスを前記外部出力手段から外部出力するゴルフアドバイス提供手段と、を備え、
   前記ゴルフアドバイス提供手段は、前記音入力手段からゴルフに関連する発話が入力された場合には、当該発話に対応する回答を前記記憶手段に記憶されている前記ゴルフに関連する情報に基づいて取得して、当該取得した回答を前記アドバイスとして前記外部出力手段から外部出力すること
   を特徴とするゴルフアシスタント携帯端末装置。
2. 回答開始要求が外部入力される回答開始要求入力手段を備え、
   前記回答開始要求入力手段から回答開始要求が外部入力されてから一定時間だけ、前記音入力手段から入力されたゴルフに関連する発話の入力を許可することを特徴とする請求項１記載のゴルフアシスタント携帯端末装置。
3. 前記回答開始要求入力手段から回答開始要求が外部入力されてから前記一定時間中は、ゴルフに関連する回答が可能な状態である旨を外部出力することを特徴とする請求項２記載のゴルフアシスタント携帯端末装置。
4. 現在位置を測位する測位手段を備え、前記ゴルフに関連する情報には、ゴルフコースの地図情報が含まれており、
   前記ゴルフアドバイス提供手段は、前記測位手段が測位した現在位置及び前記ゴルフコースの地図情報に基づいて前記アドバイスを外部出力することを特徴とする請求項１乃至３のいずれかに記載のゴルフアシスタント携帯端末装置。
5. 前記アドバイスがその位置でのゴルフプレイに関連する注意事項であることを特徴とする請求項４記載のゴルフアシスタント携帯端末装置。
6. 前記アドバイスが打ち方のアドバイスであることを特徴とする請求項４記載のゴルフアシスタント携帯端末装置。
7. 方位を計測する方位計測手段を備え、
   前記ゴルフアドバイス提供手段は、前記測位手段が測位した現在位置、前記方位計測手段が計測した方位、及び前記ゴルフコースの地図情報に基づいて、打つ方向のアドバイスを外部出力することを特徴とする請求項６記載のゴルフアシスタント携帯端末装置。
8. 前記打ち方のアドバイスがゴルフコース内の所定の目標物への打ち方のアドバイスであり、
   前記ゴルフアドバイス提供手段は、前記音入力手段から入力された前記所定の目標物を示す単語に基づいて打ち方の回答を取得して、当該取得した回答を前記打ち方のアドバイスとして外部出力することを特徴とする請求項６又は７に記載のゴルフアシスタント携帯端末装置。
9. 使用者の特性を検出する特性検出手段を備え、
   前記ゴルフアドバイス提供手段は、前記特性検出手段が検出した使用者の特性に基づいて、前記アドバイスを変更することを特徴とする請求項１乃至８のいずれかに記載のゴルフアシスタント携帯端末装置。
10. 使用者の感情を検出する感情検出手段を備え、
    前記ゴルフアドバイス提供手段は、前記感情検出手段が検出した使用者の感情に基づいて、前記アドバイスを変更することを特徴とする請求項１乃至９のいずれかに記載のゴルフアシスタント携帯端末装置。
11. 前記感情検出手段は、使用者の音声又は発話内容のうちの少なくとも一方に基づいて前記使用者の感情を検出することを特徴とする請求項１０記載のゴルフアシスタント携帯端末装置。
12. 前記ゴルフアドバイス提供手段は、前記使用者の感情に基づいて、前記アドバイスの外部出力の出力態様を変更することを特徴とする請求項１０又は１１に記載のゴルフアシスタント携帯端末装置。
13. 前記ゴルフに関連する情報にはゴルフ場のルール及びマナーの情報が含まれており、
    前記ゴルフアドバイス提供手段は、前記音入力手段からゴルフ場のルール及びマナーについての発話が入力された場合、当該発話に対応するルール及びマナーについての回答を前記記憶手段に記憶されている前記ゴルフ場のルール及びマナーの情報に基づいて取得することを特徴とする請求項１乃至１２のいずれかに記載のゴルフアシスタント携帯端末装置。
14. 前記ゴルフアドバイス提供手段は、ゴルフ場での使用者の行動に応じてゴルフ場の施設の案内情報を外部出力することを特徴とする請求項１乃至１３のいずれかに記載のゴルフアシスタント携帯端末装置。
15. 前記ゴルフアドバイス提供手段は、現在位置に基づいて打ち込みに関するアドバイスを外部出力することを特徴とする請求項１乃至１４のいずれかに記載のゴルフアシスタント携帯端末装置。
16. 他の通信装置との間で通話可能に構成されていることを特徴とする請求項１乃至１５のいずれかに記載のゴルフアシスタント携帯端末装置。
17. 各ショットのプレイに関する情報を記録可能に構成されていることを特徴とする請求項１乃至１６のいずれかに記載のゴルフアシスタント携帯端末装置。
18. 前記外部出力手段は、前記外部出力を音声又は画像の少なくとも一方により行うことを特徴とする請求項１乃至１７のいずれかに記載のゴルフアシスタント携帯端末装置。
19. 前記外部出力手段は、前記外部出力を、音声を主とし、画像を従として行うことを特徴とする請求項１乃至１８のいずれかに記載のゴルフアシスタント携帯端末装置。
20. ゴルフに関連する情報を提供する通信端末と、前記通信端末との間で通信を行い、当該通信端末を管理するとともに、ゴルフに関連する情報を当該通信端末に送信する管理装置と、を備え、
    前記管理装置は、前記通信端末の位置を管理し、当該通信端末の位置に基づいて、ゴルフに関連する情報を当該通信端末に送信し、当該通信端末は、前記管理装置から送信されてきた当該通信端末の位置に基づくゴルフに関連する情報を外部出力することを特徴とするゴルフアシスタントシステム。
21. 前記通信端末は、外部音が入力される音入力手段を備え、
    前記管理装置は、前記通信端末の前記音入力手段からゴルフに関連する発話が入力された場合、当該発話に対応する回答を前記ゴルフに関連する情報として取得して、当該取得した回答を当該通信端末に送信し、前記通信端末は、前記回答をゴルフに関連する情報を外部出力することを特徴とする請求項２０記載のゴルフアシスタントシステム。
22. 前記管理装置は、複数の通信端末について管理する当該複数の通信端末それぞれの位置に基づいて打ち込みに関する情報を取得し、この打ち込みに関する情報を前記通信端末に送信し、前記通信端末は、前記打ち込みに関する情報を外部出力することを特徴とする請求項２０又は２１に記載のゴルフアシスタントシステム。
23. ゴルフアシスタント携帯端末装置に使用者からゴルフに関連する外部入力がなされ、当該ゴルフアシスタント携帯端末装置が前記外部入力に対応する回答を外部出力するゴルフアシスタント方法であって、
    使用者からのゴルフに関連する発話入力に対して回答を外部出力することを特徴とするゴルフアシスタント方法。
24. 前記外部出力を音声により行うことを特徴とする請求項２３記載のゴルフアシスタント方法。
25. 前記ゴルフに関連する発話入力を一定時間だけ許可することを特徴とする請求項２３又は２４に記載のゴルフアシスタント方法。
26. 前記回答を使用者の特性に基づいて行うことを特徴とする請求項２３乃至２５のいずれかに記載のゴルフアシスタント方法。
27. 前記回答を使用者の感情に基づいて行うことを特徴とする請求項２３乃至２６のいずれかに記載のゴルフアシスタント方法。
28. 外部入力手段により使用者からゴルフに関連する外部入力がなされ、当該外部入力に対応する回答を回答出力手段により外部出力するゴルフアシスタント携帯端末装置の動作を制御するためのプログラムであって、
    前記外部入力手段から外部入力された使用者からのゴルフに関連する発話入力に対し、前記回答出力手段によりその回答を外部出力させることを特徴とするプログラム。
29. 前記回答出力手段による前記外部出力を音声により行わせることを特徴とする請求項２８記載のプログラム。
30. 前記外部入力手段からの前記ゴルフに関連する発話入力を一定時間だけ許可することを特徴とする請求項２８又は２９に記載のプログラム。
31. 前記回答出力手段による前記回答を使用者の特性に基づいて行わせることを特徴とする請求項２８乃至３０のいずれかに記載のプログラム。
32. 前記回答出力手段による前記回答を使用者の感情に基づいて行わせることを特徴とする請求項２８乃至３１のいずれかに記載のプログラム。

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