JP2004229166A - 通信端末装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】IP電話によりデータの受信を行うIP電話受信手段と、IP電話の着信を受信したとき、その着信が音声通信に係る着信であるか、音声通信以外のデータ通信に係る着信であるかにかかわらず着信があることを報知する報知手段と、前記着信に応答するための着信応答手段と、該手段により前記着信に応答したとき、前記音声通信又は前記データ通信を開始する手段と、を備える通信端末装置1
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、IP(インターネットプロトコル)網をデータの伝送路として用い、音声データ、画像データ、テキストデータなど各種データの伝送を行う、通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、IP網を利用して電話を行うIP電話通信や、同じくIP網を利用してファクシミリを行うIPファクシミリ通信が普及しつつあり、これら複数の通信機能が1つの装置に統合された、いわゆる複合機も開発されている。例えば、特許文献1に開示されているように、IP電話通信機能とITU−T勧告T.38に準拠したIPファクシミリ通信機能を具備し、IP電話通信とIPファクシミリ通信による送信及び受信を同時に行うことができる通信端末装置がある。
【0003】
IP電話通信やIPファクシミリ通信を行うとき、相手の呼び出しや通話の管理など、一般公衆網の交換機が行う処理に相当する制御は、呼制御プロトコルによって行われる。呼制御プロトコルにはH.323とSIP(Session Initiation Protocol;RFC2543)が多く利用されている。特にSIPは、セッションの確立、変更、終了を行うだけで、セッションの内容には関知しないため、上記したIP電話通信やIPファクシミリ通信に限らず、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)など種々の通信手順を、発信側と着信側の間で確立したコネクション上において実行することが可能である。したがって、SIPによれば、送信元の通信端末装置は、送信相手装置とリアルタイムに直接データのやり取りを行うことができるという利点がある。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−101256号公報(第3−5頁、第2図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、かかる通信端末装置は、IP網から呼制御プロトコルによる着信があった場合に、直ちに受信処理を開始するため、オペレータはIP網からの着信に対する応答を行うか否かを選択することができなかった。
【0006】
また、上記した特許文献1に開示されている通信装置のように、受信パケットを分割して同時に複数の相手からの着信を受信し、各々通信コネクションを確立する技術があるにもかかわらず、そのような技術を利用してより便利な機能を実現した通信端末装置は未だ市場に提供されていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、IP網からの着信に応答するか否かを選択できる通信端末装置、及び、複数の着信があった場合に、適切な処理を実行して、ユーザの利便性の向上を図る通信端末装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の通信端末装置は、IP電話によりデータの受信を行うIP電話受信手段と、IP電話の着信を受信したとき、その着信が音声通信に係る着信であるか、音声通信以外のデータ通信に係る着信であるかにかかわらず着信があることを報知する報知手段と、前記着信に応答するための着信応答手段と、該手段により前記着信に応答したとき、前記音声通信又は前記データ通信を開始する手段と、を備えることを特徴としている。
【0009】
請求項2記載の通信端末装置は、IP電話によりデータの受信を行うIP電話受信手段と、複数の相手からのIP電話の着信を受信する受信手段と、呼制御プロトコルによって確立されたコネクション上で、相手から受信した利用する通信手順の通知に基づいて、着信が音声通信に係るものであるか、音声通信以外のデータ通信に係るものであるかを判断する判断手段と、該判断手段に基づいて、一度に複数の相手からの音声通信に係る着信があったと判断した場合に、何れか1の着信に応答し、その他の着信の発信元に接続を拒否することを示す信号を送信する手段と、を備えることを特徴としている。
【0010】
請求項3記載の通信端末装置は、IP電話によりデータの受信を行うIP電話受信手段と、複数の相手からのIP電話の着信を受信する受信手段と、呼制御プロトコルによって確立されたコネクション上で、相手から受信した利用する通信手順の通知に基づいて、着信が音声通信に係るものであるか、音声通信以外のデータ通信に係るものであるかを判断する判断手段と、該判断手段に基づいて、一度に複数の相手からのデータ通信に係る着信があったと判断した場合に、各着信ごとに応答してデータ通信を実行する手段と、を備えることを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態に係る通信端末装置について図面に基づき説明する。図1に通信端末装置1の一例として、呼制御プロトコルによりIP網を利用した音声通信及び音声以外のデータ通信(以下、音声通信以外のデータ通信を単に「データ通信」という。)を行う機能を備えたファクシミリ装置1の構成例を示す。すなわち、ファクシミリ装置1は、CPU(中央処理装置)2、RAM(ランダムアクセスメモリー)3、ROM(リードオンリーメモリー)4、コーデック5、読取部6、記録部7、操作部8、ハンドセットP、スピーカ9及びLANインターフェース10を備えたものであって、各部2乃至10は通信可能にバス11によって接続されている。
【0012】
CPU2は、所定のプログラムに従って、このファクシミリ装置1を構成する各部を制御する。RAM3は、画像データ、各種設定情報、後述する設定情報X等を記憶する記憶部として、また、一時的に蓄積される諸データの記憶部として機能する。ROM4は、CPU2によりこのファクシミリ装置1の各部の動作が制御されるための各種プログラムを記憶している。
【0013】
設定情報Xは、ファクシミリ装置1がIP網からの着信を受信した場合に、常にオペレータを呼び出すための報知を行う「常時報知」設定と、音声通信に係る着信があった場合にのみ報知を行う「音声通信報知」設定の何れか一方が登録されるようになっている。そして、これらの設定は、操作部8からのオペレータの所定操作によって登録されるようになっている。
【0014】
コーデック5は、使用する通信手順に応じた形式にて符号化復号する。例えば、SMTPにより送受信する電子メールに添付される画像フォーマットであるTIFF(Tagged Image File Format)形式に対応して画データを符号化、復号する。
【0015】
読取部6は、原稿の画像データを読み取って、白黒2値化した画像データ生成する。記録部7は、例えば電子写真方式のものからなり、受信した画像データ等を記録紙上に記録する。
【0016】
操作部8は、このファクシミリ装置1の状態に関する情報、各種画面等を表示するディスプレイ8a、IP電話番号(イントラネットや電話会社の電話番号体系等により取り決められたIP網用の電話番号;例えば「050−」で始まる電話番号など)、メールアドレス等の各種情報を入力する操作キー8b等からなり、オペレータによる各種操作はこの操作部8から行われる。
【0017】
LANインターフェース10は、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)12とのインターフェースであり、ファクシミリ装置1をLAN12に通信可能に接続する。LAN12には、ルータ13が設けられており、ファクシミリ装置1は、ルータ13を通じてIP網14における相手装置15と後述する呼制御プロトコルを利用して直接リアルタイムにデータ通信を行うことができるようになっている。
【0018】
上記に説明した構成を備えるファクシミリ装置1は、UDP/IP(UserDatagram Protocol/Internet Protcol)、及びSIPを実装している。そして、IP電話番号により指定した相手装置15とSIPによるコネクション(以下「SIPコネクション」という。)を確立した上で、各種通信手順、具体的にはVoIP(Voice over IP)、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)等の通信手順を、相手装置との間で直接実行することにより音声通信や画像データ、テキストデータ等のデータ通信を行う機能を備えている。
【0019】
ファクシミリ装置1は、図2のシーケンス図に示すように、受信側端末装置Rとして、同じくUDP/IP、SIP、VoIP、SMTP、HTTP等を実装した相手と、呼制御セッションを形成して、SIPコネクションを確立し、確立したSIPコネクション上で例えば図示するようなメディアセッションを形成した後、通信を切断するための呼制御セッションを形成する。
【0020】
すなわち、送信側端末装置Tは、SIPサーバ17に対しIP電話番号を指定した「INVITE」により相手先の呼出を要求する。これを受けたSIPサーバ17は、送信側端末装置Tから指定されたIP電話番号のIPアドレスを、IP電話番号とIPアドレスの対応付け情報を持つロケーションサーバ(不図示)に問い合わせて、IPアドレスを取得し、該IPアドレスから特定される受信側端末装置Rに対して、同じく「INVITE」を送出することにより呼び出しを行う(T1)。この時SIPサーバ17から送信側端末装置Tに対しては、受信側端末装置Rが呼出中であることを示す信号「RINGING」が送出される(R1)。
【0021】
SIPサーバ17が呼び出した受信側端末装置Rが呼出に対して応答すると、受信側端末装置Rは、SIPサーバ17に対して成功応答コード「200」を送出し(R2)、これを受けたSIPサーバ17は、送信側端末装置Tに対して同じく成功応答コード「200」を送出する。送信側端末装置Tは、次いで、前記成功応答コードを受け取ったことを示す「ACK」をSIPサーバ17へ送出し、これを受けたSIPサーバ17は、受信側端末装置Rに同じく「ACK」を送出して(T2)、送信側端末装置Tと受信側端末装置Rとの間に、SIPコネクションを確立し、種々の通信手順の実行を可能とする通信状態を形成する。なお、上記のようにSIPコネクションが確立されるまで形成される呼制御セッションを以下において「開始呼制御セッション」という。
【0022】
送信側端末装置Tは、確立されたSIPコネクション上で、受信側端末装置Rとの間で通信手順を実行する前に、相手が対処可能な通信手順の提示を要求する所定コマンドを受信側端末装置Rに送信し(T3)、受信側端末装置Rはこれに応答して自装置Rの対処可能な通信手順についての情報を送信側端末装置Tに対して提示するようになっている(R3)。また、送信側端末装置Tは、通信手順を実行する前に利用する通信手順を予め受信側端末装置Rに対して通知するようになっており(T4)、その通知を受けた受信側端末装置Rの受信準備を促した後、受信側端末装置Rとの間で通知した通信手順を実行し、音声通信又はデータ通信を相互間で行う(T5)。
【0023】
送信側端末装置Tは、上記音声通信又はデータ通信を終了した後(T6)、SIPコネクションの切断を要求する「BYE」をSIPサーバ17へ送出し、これを受けたSIPサーバ17から受信側端末装置Rは「BYE」を受信する(T7)。そして、受信側端末装置Rが、成功応答コード「200」をSIPサーバ17に対し送出し(R4)、SIPサーバ17が同じく送信側端末装置Tに対しても成功応答コード「200」を送出し、一連のセッションを終了する(通信を切断する)。なお、メディアセッションを終了した後、通信が切断されるまで形成される上記呼制御セッションを以下に、「終了呼制御セッション」という。
【0024】
つぎに、上記に説明した構成及び通信機能を備えるファクシミリ装置1が、受信側端末装置Rとして、IP網から呼制御プロトコルによる着信があった場合に実行する処理動作について図3及び4に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、このフローチャートに基づいて説明するファクシミリ装置1の動作は、ROM4に記憶された制御プログラムに基づいてCPU2が発行する命令に従って行われる。
【0025】
ファクシミリ装置1において、IP電話による着信、すなわち、SIPサーバ17からの「INVITE」を受信すると、前述した開始呼制御セッションを形成して、発信元である送信側端末装置TとSIPコネクションを確立する(S1)。
【0026】
次いで、確立されたSIPコネクション上で、送信側端末装置Tから自装置1が対処可能な通信手順の提示要求を受信し(S2、T3)、自装置1の対処可能な通信手順情報を提示して(S3、R3)、送信側端末装置Tから利用する通信手順の通知を受信する(S4、T4)。
【0027】
次いで、ファクシミリ装置1は、設定情報Xに基づき着信を自動処理するか否かを判断し、自動処理する場合(設定情報Xが「音声通信報知」である場合)には(S5:自動)、前記S4で受信した通信手順の通知内容に基づいて着信が音声通信に係るものであるかデータ通信に係るものであるかを判断する(S6)。着信が音声通信に係るものであると判断したときは(S6:音声)、オペレータに音声通信に係る着信があることを報知手段により報知する(S7)。具体的には、所定のベル音(第1ベル音)を報知手段であるスピーカ9によって鳴動させるとともに、同じく報知手段であるディスプレイ8aに音声通信に係る着信がある旨のダイヤログ、例えば「音声通信を着信しています。」等、を表示させる。そして、オペレータによる着信応答操作として、着信応答手段であるハンドセット(受話器)Pがオフフックされると(S8:YES)、その旨を示す通信接続受付信号を送信側端末装置Tへ返信する(S9)。該通信接続受付信号を受信した相手先はファクシミリ装置1がオフフックしたと判断し、相互に通話できる状態を確立する(S10、T5)。
【0028】
オペレータが相手との通話を終了し、ハンドセットPがオンフックされると(S11:YES)、SIPコネクションの切断を要求する「BYE」が送信側端末装置TからSIPサーバ17へ送出され、SIPコネクションが切断される(S12)。
【0029】
一方、前記S6において、着信がデータ通信に係るものであると判断ときは(S6:データ通信)、着信の報知を行わずに、接続受付信号(オフフック信号)を送信側端末装置Tへ返信し(S13)、同装置Tとデータ通信を行う(S14、T5)。そして、データ通信の終了後、SIPコネクションの切断を要求する「BYE」が送信側端末装置TからSIPサーバ17へ送出され、SIPコネクションが切断される(S12)。
【0030】
つぎに、前記S5において着信処理設定がオペレータを呼び出す設定になっている場合(S5:オペレータ呼出)について説明する。この場合は、前記S4で受信した通信手順の通知内容に基づいて着信が音声通信に係るものであるかデータ通信に係るものであるかを判断する。そして、着信が音声通信に係るものであるときは(S51:音声通信)、オペレータに音声通信に係る着信があることを報知し(S52)、着信がデータ通信に係るものであるときは(S51:データ通信)、オペレータにデータ通信に係る着信があることを報知する(S53)。具体的には、着信が音声通信に係るものである場合は、第1ベル音をスピーカ9によって鳴動させるとともに、ディスプレイ8aに音声通信に係る着信がある旨のダイヤログ、例えば「音声通信を着信しています。」等、を表示させる。一方、着信がデータ通信に係るものである場合は、第1ベル音とは異なる第2ベル音をスピーカ9によって鳴動させるとともに、ディスプレイ8aにデータ通信に係る着信がある旨のダイヤログ、例えば「データ通信を着信しています。」等、を表示させる。
【0031】
次いで、オペレータによって、着信が音声通信に係るものである場合は、着信応答手段であるハンドセットPのオフフックがなされることにより、又、着信がデータ通信に係るものである場合は、同じく着信応答手段である操作部8におけるデータ受信を開始するための所定操作がなされることにより(S54:YES)、接続受付信号を送信側端末装置に返信する(S55)。一方、操作部8における所定操作により接続を拒否する操作がなされると(S54:NO)、当該着信の発信元に対し接続を拒否するための接続拒否信号を送信する(S56)。そして、着信が音声通信に係るものである場合は、前記S10以降の処理動作、つまり、通話できる状態の確立等を行い、着信がデータ通信に係るものである場合は、前記S14以降の処理動作、つまり、データ通信等を実行する(S57)。
【0032】
以上の説明から明らかなように、第1の実施の形態に係るファクシミリ装置1によれば、音声通信を着信した場合にのみオペレータを呼び出し、データ通信を着信した場合に自動受信するようにすることができるので、オペレータは応対に不可欠な音声通信の着信があった場合にのみハンドセット(受話器)をとって応対すればよく、着信応対操作の簡略化が図られる。また、設定により全ての着信に対しオペレータを呼び出すことも可能であり、かかる設定がなされている場合には、オペレータに対して、着信が音声通信に係るものであるか、データ通信に係るものであるかが判るように報知されるので、オペレータは、通信の種類を確認してから受信するか否かを選択することができる。さらに、全ての着信についてオペレータを呼び出し、オペレータによる着信応答操作があった場合にのみ着信に応答するので、音声通信であるか、データ通信であるかにかかわらず、オペレータは、着信に応答するか否かを選ぶことができる。
【0033】
以下、本発明の第2の実施の形態に係る通信端末装置1Aの一例として、ファクシミリ装置1Aについて説明する。このファクシミリ装置1Aは、LANインターフェース10を通じて受信したパケットを発信元毎に分別して着信する機能を有し、同時に複数の相手から着信した場合に、各々の着信に応答して通信処理を同時に行う機能を有する点において第1の実施の形態に係るファクシミリ装置1と相違する。
【0034】
以下、図5のフローチャートに基づいて、ファクシミリ装置1Aにおいて着信があった場合に実行される処理動作について説明する。なお、このフローチャートに基づいて説明するファクシミリ装置1Aの動作は、ROM4に記憶された制御プログラムに基づいてCPU2が発行する命令に従って行われる。
【0035】
ファクシミリ装置1AにおいてIP電話の着信があった場合、第1の実施の形態で説明した、前記S1乃至S4の着信処理を着信毎に実行するとともに、単一の着信があるか、データ通信に係る複数の着信があるか、音声通信に係る複数の着信があるかについて、3つの判別を順に繰返し行い、何れかに該当する場合に後述する所定の処理動作を実行する。ここで、音声通信に係る複数の着信があるか、データ通信に係る複数の着信があるか、については、前記S4において受信する、利用する通信手順の内容(着信は音声通信に係るものか、データ通信に係るものか)に基づいて行われる。
【0036】
単一の着信がある場合には(S101:YES)、その着信に応答して音声通信又はデータ通信を実行する(S102)。ここで、音声通信又はデータ通信としては、前記したS6乃至S14の処理動作が実行される。
【0037】
一方、データ通信に係る複数の着信がある場合は(S103:YES)、各着信ごとに応答してデータ通信を実行する(S104)。つまり、着信の報知を行わずに、各着信ごとに、前記したS13、S14、S12の処理動作として、接続受付信号の返信、データ通信、SIPコネクション切断の処理を順に実行する。
【0038】
また一方、音声通信に係る複数の着信がある場合は(S105:YES)、オペレータに音声通信に係る着信が複数ある旨を報知する。具体的には、前記した第1ベル音及び第2ベル音の双方と異なる第3ベル音をスピーカ9によって鳴動させるとともに、ディスプレイ8aに音声通信に係る着信が複数ある旨のダイヤログ、例えば「複数の音声通信を着信しています。」等、を表示させる。
【0039】
そして、オペレータによる相手先との着信応答操作として、着信応答手段であるハンドセットPがオフフックされると何れか1の着信に応答して(S107)、着信応答を示す接続受付信号を応答した送信側端末装置Tへ返信するとともに、その他の着信の発信元へ接続を拒否することを示す接続拒否信号を送信する(S108)。そして、応答した相手先に対してのみ通話できる状態を確立する(S109)。なお、前記S107において、応答する着信は、何れでも良いが、例えば、各着信ごとに、着信時からの経過時間をカウントし、経過時間に基づいて着信順序を判定する着信順序判別部を形成し、これにより最も早い着信に対して応答するようにしてもよい。また、前記接続拒否信号は、音声通信を開始せずに、SIPコネクション上で送信されるものであるが、音声通信を開始して、音声により「只今電話中です。お掛け直し下さい。」など、電話中であることを伝えるメッセージを前記接続拒否信号として送出してもよい。これにより、応答されなかった相手は、接続を拒否された理由を知ることができる。
【0040】
次いで、オペレータが相手との通話を終了し、ハンドセットPがオンフックされ(S110)、SIPコネクションの切断を要求する「BYE」が送信側端末装置TからSIPサーバ17へ送出されると、SIPコネクションが切断される(S112)。
【0041】
以上の説明から明らかなように、第2の実施の形態に係るファクシミリ装置1Aによれば、データ通信に係る複数の着信があった場合に、自動的に各着信ごとに画像データ、テキストデータ等のデータ受信処理を実行し、音声通信に係る複数の着信が合った場合に、何れか1の着信に応答し、応答しなかったその他の着信の発信元に対して接続拒否信号を送信する。このため、本装置1Aが接続できない状態にあることを着信応答されなかった発信元は早期に判断することができる。
【0042】
【発明の効果】
請求項1記載の通信端末装置によれば、全ての着信についてオペレータを呼び出し、オペレータによる着信応答操作があった場合にのみ着信に応答するので、音声通信であるか、データ通信であるかにかかわらず、オペレータは、着信に応答するか否かを選ぶことができる。
【0043】
請求項2記載の通信端末装置によれば、音声通信に係る複数の着信が合った場合に、何れか1の着信に応答し、応答しなかったその他の着信の発信元に対して接続拒否信号を送信する。このため、本装置が接続できない状態にあることを着信応答されなかった発信元は早期に判断することができる。
【0044】
請求項3記載の通信端末装置によれば、着信が音声通信に係るものか音声通信以外のデータ通信に係るものかを判断するので、データ通信に係る複数の着信があった場合に、着信の報知を行わずに自動的に各着信ごとにデータ受信処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る通信端末装置の構成例を示した図である。
【図2】SIP(呼制御プロトコル)により通信する場合に形成されるセッション例を示したシーケンス図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る通信端末装置において着信があった場合に実行される処理動作を示したフローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る通信端末装置において着信があった場合に実行される処理動作を示したフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る通信端末装置において着信があった場合に実行される処理動作を示したフローチャートである。
【符号の説明】
X 設定情報
P ハンドセット(着信応答手段)
1 ファクシミリ装置(通信端末装置)
2 CPU
3 RAM
4 ROM
8 操作部(着信応答手段)
8a ディスプレイ(報知手段)
9 スピーカ(報知手段)
Claims (3)
- IP電話によりデータの受信を行うIP電話受信手段と、IP電話の着信を受信したとき、その着信が音声通信に係る着信であるか、音声通信以外のデータ通信に係る着信であるかにかかわらず着信があることを報知する報知手段と、前記着信に応答するための着信応答手段と、該手段により前記着信に応答したとき、前記音声通信又は前記データ通信を開始する手段と、を備えることを特徴とする通信端末装置。
- IP電話によりデータの受信を行うIP電話受信手段と、複数の相手からのIP電話の着信を受信する受信手段と、呼制御プロトコルによって確立されたコネクション上で、相手から受信した利用する通信手順の通知に基づいて、着信が音声通信に係るものであるか、音声通信以外のデータ通信に係るものであるかを判断する判断手段と、該判断手段に基づいて、一度に複数の相手からの音声通信に係る着信があったと判断した場合に、何れか1の着信に応答し、その他の着信の発信元に接続を拒否することを示す信号を送信する手段と、を備えることを特徴とする通信端末装置。
- IP電話によりデータの受信を行うIP電話受信手段と、複数の相手からのIP電話の着信を受信する受信手段と、呼制御プロトコルによって確立されたコネクション上で、相手から受信した利用する通信手順の通知に基づいて、着信が音声通信に係るものであるか、音声通信以外のデータ通信に係るものであるかを判断する判断手段と、該判断手段に基づいて、一度に複数の相手からのデータ通信に係る着信があったと判断した場合に、各着信ごとに応答してデータ通信を実行する手段と、を備えることを特徴とする通信端末装置。
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