JP2002101256A - Ipネットワーク通信用ファクシミリ - Google Patents

Ipネットワーク通信用ファクシミリ

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JP2002101256A
JP2002101256A JP2000287037A JP2000287037A JP2002101256A JP 2002101256 A JP2002101256 A JP 2002101256A JP 2000287037 A JP2000287037 A JP 2000287037A JP 2000287037 A JP2000287037 A JP 2000287037A JP 2002101256 A JP2002101256 A JP 2002101256A
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communication
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JP2000287037A
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Rika Kamimura
理香 上村
Takayuki Noda
貴之 野田
Katsutoshi Tajiri
勝敏 田尻
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M7/00Arrangements for interconnection between switching centres
    • H04M7/006Networks other than PSTN/ISDN providing telephone service, e.g. Voice over Internet Protocol (VoIP), including next generation networks with a packet-switched transport layer
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/66Arrangements for connecting between networks having differing types of switching systems, e.g. gateways
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M2201/00Electronic components, circuits, software, systems or apparatus used in telephone systems
    • H04M2201/52Telephonic communication in combination with fax communication

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電話機およびFAX装置などの複数の送受信手
段を同時に利用して通信を行うことのできるIPネットワ
ーク通信用ファクシミリの提供。 【解決手段】 FAX装置10では、IPネットワークインタ
ーフェース部12により、電話機60およびFAX部59などの
送受信手段ごとに、相手方装置に対する1つ以上の通信
コネクションが同時に設定される。相手方装置からいず
れかの通信コネクションを通じて転送されたパケットに
ついて、いずれの送受信手段59、60に属するかがパケッ
ト分別部18によって分別され、分別されたパケットは音
声パケット処理部34またはIFPパケット処理部36にて復
号されて対応する送受信手段に出力される。送受信手段
59、60によって入力されたデータは逆に、音声パケット
処理部34またはIFPパケット処理部36によって符号化さ
れ、パケット化されてコネクションごとに相手方装置に
送出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IP(インターネッ
トプロトコル)ネットワークを伝送路として用い、特
に、FAX(ファクシミリ)データおよび音声データの伝
送を行うIPネットワーク通信用ファクシミリに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のITU-T(International Telecommu
nication Union-Telecommunication Standardization S
ector:国際電気通信連合電気通信標準化部門)勧告のI
シリーズで定義されているグループ3ファックス装置
(以下G3FAX装置と呼ぶ)では、モデム信号を用いて通
信を実現している。したがって、通話用の電話機を有す
るG3FAX装置において、手動でFAX送信を行う場合、最初
に電話をかけて通話をし、その後FAX送信に切り替える
動作をしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のモデム
信号によるFAX通信を行うG3FAX装置では、回線交換によ
って通信を行うため、電話中またはFAX通信中は、それ
らのうち一方によって電話回線が占有され、他方を利用
できない。このように、電話とFAX通信とが同時に実行
できないことから、良好なコミュニケーションに支障が
生じていた。
【0004】また、前記G3FAX装置では、同様の理由
で、FAXの双方向通信が同時にできない。すなわち、FAX
受信中(印字中)はFAX送信ができず、逆に、FAX送信中
(スキャン中)はFAX受信ができない。このような状況
では、特に大量の情報を送信または受信する場合に、他
の作業が待たされるという問題が生じていた。
【0005】本発明はこのような従来技術の欠点を解消
し、電話およびFAX送受信などの複数の送受信手段を同
時に利用して通信を行うことのできるIPネットワーク通
信用ファクシミリを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、音声データ、画像データ、コードデータ
等のデータ形態が異なる複数の情報のいずれかに対応し
た1つ以上の送受信手段を含み、かかる送受信手段によ
ってIPネットワークを介して相手方装置と通信を行うIP
ネットワーク通信用ファクシミリにおいて、相手方装置
に対し、送受信手段ごとに、パケット転送用の1つ以上
の通信コネクションを同時に設定可能なIPネットワーク
インターフェース手段と、相手方装置からいずれかの通
信コネクションを通じて転送されたパケットがいずれの
送受信手段に属するかを分別するパケット分別手段と、
送受信手段にそれぞれ対応し分別されたパケットを通信
コネクションごとに復号して対応する送受信手段に出力
する復号手段と、送受信手段にそれぞれ対応し対応する
送受信手段によって入力されたデータを符号化してパケ
ット化する符号化手段とを含む。
【0007】本発明によれば、IPネットワークインター
フェース手段で設定された1つ以上の通信コネクション
を通じて、1つ以上の送受信手段が同時に利用可能とな
る。
【0008】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よるIPネットワーク通信用ファクシミリの実施例を詳細
に説明する。なお本発明と直接関係のない部分について
は、図示および説明を省略する。また、信号の参照符号
はその現れる接続線の参照番号で表す。
【0009】図1は本実施例の第1の実施例の概略構成
図である。FAX装置10は、本実施例ではインターネット
を介してFAX通信および音声通信を行う装置である。以
下、FAX装置10に含まれる構成要件について説明する。
【0010】IPネットワークインターフェース部12は、
IPネットワークとのインターフェースであり、基本的
に、他のノードを介して供給される信号に関する物理的
/電気的な特性を相互接続する。また、相手方装置の電
話番号をIPアドレスに変換して通信コネクション(呼接
続)の確立およびプロトコルに対する処理も行うインタ
ーフェースである。本実施例ではインターネットとのイ
ンターフェースとして機能するが、イントラネット等の
他のIPネットワークにも適用可能である。IPネットワー
クインターフェース部12は、通信コネクションを通して
インターネットから供給されるTCP/IP(Transmission C
ontrol Protocol / Internet Protocol)またはUDP/IP
(User Datagram Protocol / Internet Protocol)パケ
ット14を、接続線16を介してパケット分別部18に出力す
る。
【0011】ここで、IPネットワークインターフェース
部12で設定される通信コネクションについて図2を参照
して説明する。図2は、図1または後述の図3のIPネッ
トワークインターフェース部12で設定される通信コネク
ションの概念図である。同図では、実在する接続線のう
ち、回線14以外は省略している。通信コネクションと
は、一連のパケットをエラーなく転送するための仮想的
な経路をいう。「仮想的な」としたのは、物理的に同一
の経路を通って相手方装置に転送されるパケットであっ
ても、異なるコネクションに属するものは、コネクショ
ンごとに分別されるからである。
【0012】これらのコネクションは図2では参照符号
20、22、24で示す。コネクション20は通話用コネクショ
ンであり、音声パケットの送受信の経路となる。コネク
ション22、24はFAX通信用コネクションであり、コネク
ション22は相手方装置26へのFAX送信用の経路であり、
コネクション24は相手方装置26からのFAX受信用の経路
である。このように、FAX通信用コネクションは、送信
用22および受信用24に個別に設定可能である。一方、図
示しないが、通話用コネクション20も、FAX通信用コネ
クションと同様に、送信用および受信用に個別に設定し
てもよい。
【0013】今、FAX装置10を送信側とし、相手方装置2
6を受信側とした場合、通信コネクション20、22、24
は、送信側10からのデータ転送要求パケットに対して、
受信側26から確認パケットが返信されることにより、そ
れぞれ設定される。
【0014】本実施例では、このような通信コネクショ
ンは、同時に複数設定できる。これは、IPアドレスの異
なる複数の相手方装置と同時に通信を行う場合はむろん
のこと、同一のIPアドレスを有する同一の相手方装置と
通信を行う場合であっても、異なる送受信手段を同時に
使用して通信を行う場合は、個別に設定可能である。例
えば、装置10、26が電話60およびファクシミリ59で同時
に通信を行う場合、図2に示すコネクションのうち、電
話用コネクション20を1本、およびファクシミリ用コネ
クション22または24を1本(送信用または受信用)設定
可能である。これらのコネクションを通るパケットに添
付される転送先のIPアドレスは同一であるが、受け手が
同一であっても、別のコネクションを通って転送された
ものは、個別に再構成され、それぞれ転送先の電話また
はファクシミリ(図示しない)に別々に出力される。こ
のように、電話60およびファクシミリ59は、同一の装置
10に含まれていながら、同時に使用可能である。
【0015】再び図1を参照する。パケット分別部18で
は、例えば、ハイレベルIFP(Internet Facsimile Prot
ocol)/TCP/IPパケット構造を示すIFP/TCP/IPパケット
の階層モデルやフラットモデルのいずれかを受信する。
具体的に説明すると、階層モデルの場合、IPペイロード
中のTCPペイロードそのものが音声パケットまたはIFPパ
ケットに対応している。また、フラットモデルの場合、
TCPヘッダの直下に音声パケットまたはIFPパケットがあ
る。なお、リアルタイム性を重視し、多少のパケット損
失はやむを得ないものとしてパケットサイズをなるべく
小さくし、到着確認を行わない場合には、トランスポー
ト層において、TCPの代わりにUDP(User Datagram Prot
ocol)を利用することもできる。パケット分別部18は、
まず、これらのモデルのうちから、音声パケット30また
はIFPパケット32の領域を分離する。
【0016】分離された音声パケット30またはIFPパケ
ット32は、コネクション毎に、音声パケットまたはIFP
パケットに分別される。音声パケット30として、例えば
ITU-T勧告H.323に準拠したものを使用でき、FAXパケッ
ト32として、例えば同勧告T.38に準拠したIFPパケット3
2を使用できる。ITU-T勧告H.323は、音声・動画像・デ
ータ通信の端末規定である。これらのパケット30、32の
分別は、例えば、ペイロード長を参照するか、パケット
分離前のTCPヘッダに含まれる、パケットが属する通信
サービス(電話またはファクシミリ)を表示するポート
番号によって識別してもよい。分別された音声パケット
30またはIFPパケット32は、それぞれ音声パケット処理
部34またはIFPパケット処理部36に供給される。
【0017】処理部34および36は構造が等しいため、以
下、IFPパケット処理部36を代表として説明する。IFPパ
ケット処理部36は、パケット分別部18から受信したIFP
パケット30を解析して復号し、後述のユーザインタフェ
ース部40にアナログFAX信号42として出力するととも
に、ユーザインタフェース部40から入力されたアナログ
FAX信号44を符号化してIFPパケット化するゲートウェイ
装置である。IFPパケット処理部36には、パケット解析
部46、復号部48、符号化部50およびパケット化部52が含
まれる。
【0018】パケット解析部46は、パケット分別部18か
ら供給されたIFPパケット32を受信し、これが含むタイ
プ、タイプフィールドの設定がどのようになっているか
を解析する。ここで、IFPパケット32の内容を解析する
ことによって、ユーザインターフェース部40とのやり取
りをいかに行うかの指示がわかる。この指示は、ITU-T
勧告T.30のインジケータ値、T.30のデータタイプ、接続
した公衆回線(PSTN; Public Switched Telephone Netw
ork)からのデータやその他のデータフォーマットのイ
ンジケータを含むIFPデータ要素で表されている。IFPデ
ータ要素は、一つ以上のフィールドを有している。各フ
ィールドには、フィールド部分とフィールド−データの
部分がある。このような定義に基づいてIFPパケット32
の解析を行う。
【0019】復号部48は、前記解析結果に基づいてIFP
パケット54をFAX装置10用のアナログFAX信号42に変換す
る装置である。すなわち、復号部48は、IFPパケットを
復号してアナログ化し、これをどのように変調するか等
の前記解析結果から得られた指示に応じて、FAX規格の
供給元の変調されたアナログFAX信号42を生成する。復
号部48は、生成したFAX信号42をユーザインターフェー
ス部40に出力する。
【0020】ユーザインターフェース部40は、アナログ
FAX信号42を通常のPSTNを介して供給されたFAX信号と同
様に信号処理する。ユーザインターフェース部40には印
字部56およびスキャナ部58からなるFAX部59と、電話機6
0とが含まれる。印字部56はFAX信号42を紙に出力する装
置である。スキャナ部58は原稿を読み取ってFAX信号44
に変換する装置である。電話機60は図示しないが、送話
器と受話器とを含み、音声と電気信号との相互変換を行
う。電話機60はさらに、図示しないが、少なくともダイ
ヤル用のテンキーと、ダイヤルされた番号を電気信号に
変換するダイヤラとを含む。
【0021】ユーザインターフェース部40からスキャナ
部58で読み込んだ情報を送信する場合、スキャナ部58
は、FAX信号をFAX規格に基づいて変調する。変調された
FAX信号44はIFPパケット処理部36の符号化部50に供給さ
れる。符号化部50は、供給されたアナログFAX信号44を
符号化し、ディジタル圧縮する装置である。 ディジタ
ル圧縮されたFAX データ62はパケット化部52に供給され
る。
【0022】パケット化部52は、FAXデータ62をITU-T勧
告T.38に準拠したIFPパケットにパケット化する装置で
ある。パケット化部52は、IFPパケット64をIPネットワ
ークインターフェース部12に供給する。
【0023】IPネットワークインターフェース部12は、
IFPパケット64に対してモデルに応じたIPヘッダおよびT
CPヘッダを付けてTCP/IPパケットを作成する。IPパケッ
ト14は物理的/電気的な特性の相互接続を行い、ルータ
(図示しない)を介してインターネットに出力される。
【0024】図1ではパケット分別部18から出力される
パケット30、32のうち、IFPパケット32の流れについて
のみ構成を説明したが、既に述べたように、音声パケッ
ト30が処理される音声パケット処理部34の構成およびそ
のユーザインターフェース40とのやり取りは、IFPパケ
ットについて説明したものと同様である。音声パケット
処理部34は、ネットワーク上で音声伝送を実現する、い
わゆるVoIP(Voice over IP)としての機能を有するゲー
トウェイ装置である。音声パケット処理部34には、パケ
ット化部66、符号化部68、復号部70およびパケット解析
部72が含まれる。その符号化部68で行われる音声圧縮符
号化方式は、例えば、ITU-T勧告H.323に準拠した方式を
使用する。パケット解析部72で解析された音声パケット
74は、復号部70によってアナログ音声信号76としてユー
ザインターフェース部40に送られ、同インターフェース
部40から送られたアナログ音声信号78は、符号化部68に
よって圧縮符号化され、ディジタル音声信号80としてパ
ケット化部66に送られ、音声パケット82として出力され
る。
【0025】このように、IFPパケット処理部36および
音声パケット処理部34は、FAX装置10の内部に一体的に
備えられるが、ゲートウェイ装置として機能するもので
ある。すなわち、ユーザインターフェース部40とIFPパ
ケット処理部36および音声パケット処理部34との間の接
続線42、44、76、78は、アナログ信号を転送し、両処理
部34、36からインターネット方向に向かう接続線64、82
等の経路は、前記アナログ信号がパケット化されたパケ
ットを送信する。
【0026】本実施例では上記のように、接続線42、4
4、76、78にアナログ信号を転送させる構成としている
が、電話機60およびFAX部59にディジタル信号用のイン
ターフェース(図示しない)を設けることもできる。そ
の場合、復号部48、70および符号化部50、68を取り除
き、電話機60およびFAX部59にディジタル信号を直接入
出力して、通話または印字等が実行できる。
【0027】なお、両パケット処理部34、36以降のイン
ターネット方向に向かう部分をFAXアダプタとしてFAX装
置10と分離した構成とすることもできる(図示しな
い)。しかし、その場合、上述のようにFAX装置10とア
ダプタとの間は、アナログ信号を転送するため、転送中
は回線が占有されることから、電話機60やファクシミリ
59などの送受信手段ごとに回線が必要となり、接続が複
雑となる。したがって、本実施例のように、ゲートウェ
イ機能を有する処理部34、36はFAX装置10に一体化した
構成とする方が良好である。
【0028】以上のように構成された本発明の第1の実
施例の動作について図1および図2を参照して説明す
る。送信側ユーザはユーザインターフェース部40を利用
して相手26にダイヤルする。なお、ダイヤルする番号
は、PSTNで使用する電話番号としてよい。本来、相手側
装置26のIPアドレスを指定する必要があるが、IPネット
ワークインターフェース部12でアドレステーブルによる
IPアドレスへの変換を行い、またはインターネット上の
ITU-T勧告H.323に準拠したゲートキーパ装置(図示しな
い)を使用すれば、電話番号をIPアドレスに変換可能だ
からである。
【0029】IPネットワークインターフェース部12に
て、相手方装置26へデータ転送要求パケットを送り、確
認パケットが返され、通信コネクション(呼接続)が設
定される。コネクションの種類は、本実施例では、音声
パケット用コネクション20またはIFPパケット用コネク
ション22である。オペレータが音声通話を開始すると、
ユーザインターフェース部40から出力された音声データ
は、音声パケット処理部34において音声パケット化さ
れ、IPネットワークインターフェース部12でUDP/IPヘッ
ダを付けられ、IPパケット14としてIPネットワークイン
ターフェース部12が管理する音声コネクション20上に流
される。一方、ユーザインターフェース部40から出力さ
れたFAXデータは、IFPパケット処理部36においてIFPパ
ケット化され、IPネットワークインターフェース部12で
TCP/IPヘッダを付けられ、IPパケット14としてIPネット
ワークインターフェース部12が管理するFAXコネクショ
ン22上に流される。このようにして、音声パケットおよ
びIFPパケットは、物理的に同一の経路14を通りなが
ら、異なるコネクション20、22に属するパケットとし
て、同時に相手方26に送ることができる。
【0030】FAX装置10で音声パケットを受信する場合
は、IPパケット14をIPネットワークインターフェース部
12で受信すると、パケット分別部18で音声パケット30を
分離・分別し、音声パケット処理部34に送って複合化
し、アナログ化された信号76をユーザインターフェース
部40で受信し、電話機60の受話器によって音声として聞
くことができる。
【0031】このように、本発明の第1の実施例では、
通信部12をIPネットワーク接続に変更することにより、
音声データ用およびFAXデータ用のコネクション20、22
の計2本を設定し、相互に依存することなく独立に音声
データおよびFAXデータを送信可能である。
【0032】上述のように、本実施例では、音声データ
用のコネクションはコネクション20の1本であり、この
1本のコネクション20を利用して双方向に音声パケット
が送られるが、既に述べたように、送信用および受信用
それぞれに個別にコネクションを設定してもよい。すな
わち、図1の電話機60は、図示を省略している送話器と
受話器とを含み、それぞれについてコネクションを設定
できる。
【0033】また、上述の実施例では、FAXデータ用の
コネクションもコネクション22の1本であるが、これに
ついても送信用および受信用それぞれに個別にコネクシ
ョンを設定できる。これについては、次の第2の実施例
において説明する。
【0034】図3は本発明の第2の実施例の概略構成図
である。本実施例は同時双方向通信(全二重)FAX機能
のみを有するFAX装置100である。同装置100は、図1のF
AX装置10から音声パケット処理部34および電話機60を除
いた構成であり、FAX機能のみを有するユーザインター
フェース部90を含む。その他図1と同一の要素は同一の
符号で表している。これら同一の符号で表される要素の
機能は、図1と同様である。
【0035】第2の実施例の動作を図2および図3を参
照して説明する。第1の実施例と同様に、送信側オペレ
ータはユーザインターフェース部90を利用して相手にダ
イヤルする。これにより、IPネットワークインターフェ
ース部12にて、相手装置26との間にIFPパケット用コネ
クション22が設定される。オペレータがFAX送信を開始
すると、ユーザインターフェース部90のスキャナ部58か
ら送られたFAXデータ44が、IFPパケット処理部36によっ
て符号化されIFPパケット64が作成される。IFPパケット
64はIPネットワークインターフェース部12でIPパケット
化され、FAXコネクション22上に流される。
【0036】第2の実施例では、FAX送信中にFAX受信の
要求があった場合、他のIPコネクション24を設定可能で
ある。コネクション24は装置100が専ら受信用として使
用するコネクションである。コネクション24をIPパケッ
トが流れて来ると、IPネットワークインターフェース部
12で受信されたIPパケットは、第1の実施例と同様にIF
Pパケット処理部36によって解析・復号され、アナログF
AX信号42としてユーザインターフェース部90にて印字さ
れる。
【0037】このように、本発明の第2の実施例では、
FAX通信用のコネクションをコネクション22、24の2本
設定することにより、FAX送受信が同時に可能である。
【0038】第1および第2の実施例では、送受信手段
は電話およびファクシミリに限られていたが、これら以
外の送受信手段を増設することもできる。すなわち、こ
れらの実施例に記載の電話機60、FAX部59に加えて、例
えばビデオ信号発生装置またはモニタなどの動画像送受
信用のユーザ機器を増設できる。各機器をそれぞれに固
有の回線によって、新たに設けた動画像パケット処理部
に別個に接続し、第1または第2の実施例のように、個
別に通信コネクションを設定すれば、それらを同時に使
用することができる。
【0039】以上の例からも明らかなように、第1およ
び第2の実施例では音声およびFAXデータについて本発
明を説明したが、本発明は、音声とビデオなどのFAX以
外の機能を含んだIPネットワーク通信装置にも適用可能
である。さらに、ITU-T勧告T.30およびT.38に基づく、I
Pネットワーク上のリアルタイムG3FAX装置にも適用可能
である。
【0040】なお、本実施例では、インターネットをは
じめとするIP網を介した通信を扱っているが、ディジタ
ル化された音声信号を伝送する技術として、フレームリ
レーを介するVoFR(Voice over Flame Relay)、ATM WAN
を利用するVoATM(Voice overATM)など、近年注目されて
いるネットワークについても、本発明を適用可能であ
る。
【0041】
【発明の効果】このように本発明によれば、単一のファ
クシミリに含まれる複数の送受信手段について個別に通
信コネクションを設定できることから、例えばFAXデー
タを送りながら通話を行い、FAX内容に関する話をする
ことが可能となり、良好なコミュニケーションが期待で
きる。
【0042】また、同一の送受信手段について、送信用
および受信用の通信コネクションを個別に設定できるこ
とから、例えばFAX送信中であっても同時にFAXを受信可
能となり、通信効率が改善され、良好なオペレーション
効果が得られる。
【0043】さらに、単一のファクシミリに各種送受信
手段およびゲートウェイ機能を一体化したことにより、
PBX(Private Branch eXchange)などの電子交換機が不
要となり、大幅なコスト削減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるIPネットワーク通信用ファクシミ
リの第1の実施例の概略構成図である。
【図2】図1または図3のIPネットワークインターフェ
ース部で設定される通信コネクションの概念図である。
【図3】本発明によるIPネットワーク通信用ファクシミ
リの第2の実施例の概略構成図である。
【符号の説明】
10、100 FAX装置 12 IPネットワークインターフェース部 18 パケット分別部 34 音声パケット処理部 36 IFPパケット処理部 40、90 ユーザインターフェース部 56 印字部 58 スキャナ部 60 電話機
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 11/00 302 H04L 11/20 101C 11/06 H04N 1/32 (72)発明者 田尻 勝敏 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 Fターム(参考) 5C062 AA29 AB17 AB22 AB40 AC38 AE02 AE07 AE11 AE14 5C075 AB90 BA05 BA90 BB05 CD90 5K030 HA08 HB04 HD03 HD06 JA05 JT01 JT05 KA19 5K033 CB08 CC01 DB18 EC03 5K101 KK01 LL00 NN07 NN15 SS07 SS08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声データ、画像データ、コードデータ
    等のデータ形態が異なる複数の情報のいずれかに対応し
    た1つ以上の送受信手段を含み、該送受信手段によって
    IP(インターネットプロトコル)ネットワークを介して
    相手方装置と通信を行うIPネットワーク通信用ファクシ
    ミリにおいて、該ファクシミリは、 前記相手方装置に対し、前記送受信手段ごとに、パケッ
    ト転送用の1つ以上の通信コネクションを同時に設定可
    能なIPネットワークインターフェース手段と、 前記相手方装置からいずれかの通信コネクションを通じ
    て転送されたパケットがいずれの送受信手段に属するか
    を分別するパケット分別手段と、 前記送受信手段にそれぞれ対応し前記分別されたパケッ
    トを前記通信コネクションごとに復号して該対応する送
    受信手段に出力する復号手段と、 前記送受信手段にそれぞれ対応し該対応する送受信手段
    によって入力されたデータを符号化してパケット化する
    符号化手段とを含むことを特徴とするIPネットワーク通
    信用ファクシミリ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のファクシミリにおい
    て、前記送受信手段は少なくとも電話機を含み、該ファ
    クシミリは、ファックスを送信または受信するのと同時
    に、前記電話機による通話またはその他の前記送受信手
    段による通信が可能であることを特徴とするIPネットワ
    ーク通信用ファクシミリ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のファクシミリ
    において、前記IPネットワークインターフェース手段
    は、同一の送受信手段用の前記通信コネクションを、受
    信用および送信用に個別に設定可能であることを特徴と
    するIPネットワーク通信用ファクシミリ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のファクシミリにおい
    て、該ファクシミリは、ファックスの送信および受信が
    同時に可能であることを特徴とするIPネットワーク通信
    用ファクシミリ。
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