JP2004228565A - 半導体製造装置用部品および半導体製造装置 - Google Patents

半導体製造装置用部品および半導体製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】チャンバー内でサセプター上の半導体を加熱処理するのに際して、サセプターの設定温度を高くした場合にもサセプターの温度分布を低減できるようにすることである。
【解決手段】半導体製造装置用チャンバー2において、半導体Wを載置するためのサセプター5の周囲に設置されるべき半導体製造装置用部品3、4、10を提供する。部品3、4、10は自己発熱機能を有する。好ましくは、部品3、4、10が発熱素子を備えており、更に好ましくは、発熱素子が部品内に埋設されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体製造装置用チャンバー内において、半導体を載置するためのサセプターの周囲に設置されるべき半導体製造装置用部品に関するものである。
半導体製造装置においては、熱CVDなどによってシランガスなどの原料ガスから半導体薄膜を製造するに当たって、基板であるウエハーを加熱する方法として、以下の2つがある。
(1)赤外線ランプを用いてチャンバー外から半導体ウエハーを加熱する方式(間接加熱方式)
(2) セラミックヒーター上に半導体ウエハーを載置して加熱する方式(直接加熱方式)
間接加熱方式では、サセプターの加熱効率が低く、サセプターを高温に加熱し、サセプターの温度を均一化することが難しい。このため、直接加熱方式が主流となっている。
セラミックヒーターとしては、いわゆるマルチゾーン(多数ゾーン)と呼ばれるものが知られている。マルチゾーンにおいては、セラミックス基体中に、高融点金属からなる内周側抵抗発熱体と外周側抵抗発熱体とを埋設し、これらの抵抗発熱体にそれぞれ別個の電流導入端子を接続し、各抵抗発熱体にそれぞれ独立して電圧を印加することにより、内周抵抗発熱体および外周側抵抗発熱体を独立に制御する。
特許文献1においては、セラミックヒーターの抵抗発熱体を、高融点金属などからなる複数の回路パターンによって構成している。そして、一つの回路パターンの折れ目や折り返し部などに、他の回路パターンを重ね合わせている。
特開平5−326112号公報
半導体ウエハーを加熱する用途においては、加熱面の温度を全体に均一に制御することが必要であり、使用条件下で例えば加熱面の全体にわたって±5℃以下といった厳格な仕様を満足することが要求されている。
例えばセラミックヒーターを製造した後に、内部の抵抗発熱体に対して電力を供給し、目標温度まで昇温したときに、目標の均熱性が得られたものとする。しかし、このセラミックヒーターを、実際のチャンバーに取り付けると、加熱面の温度分布が変化する。これは、セラミックヒーターをチャンバーに取り付けるための器具との接触面の面積、接触面の形状、器具の熱容量、チャンバーの形状および熱容量、チャンバー内面の熱反射および熱吸収、チャンバー内外の気体の気圧と流れといった多数の複雑な要因によって左右される。
こうした理由から、セラミックヒーターをチャンバーに取り付ける前に加熱面の均熱性が得られていた場合でも、ヒーターをチャンバーに取り付けた後には、目標の均熱性が得られないことが多い。
いわゆる2ゾーンヒーターは、加熱面の外周部分の平均温度や内周部分の平均温度を変化させるのには有効である。しかし、セラミックヒーターの設置後には、加熱面の一部のみにコールドスポットやホットスポットが発生することが多く、このため有効に対応できない。
また、セラミックヒーターを多数のゾーンに分割し、各ゾーンに対応してそれぞれ別個に抵抗発熱体を埋設することも考えられる。この場合には、コールドスポットがあるゾーンに対応する抵抗発熱体への電力供給量を増大させることによって、コールドスポットを消去することが可能なように見える。
しかし、本発明者が検討を進めると、実際にはこのような制御は困難であることが判明してきた。なぜなら、加熱面の各部分の温度は、その部分の直下の抵抗発熱体の発熱量だけでなく、他のゾーンの抵抗発熱体の発熱の影響も受けている。つまり、加熱面の温度分布は、各抵抗発熱体からの発熱量だけでなく、セラミック基板の形状、寸法、熱容量、および基板の周辺の温度、気圧、気体の流れなどの多数の変数の相互作用によって決まっている。コールドスポットが存在するゾーンに対応する抵抗発熱体への電力供給量を増大させることによって、そのコールドスポットを消去することは可能である。しかし、この場合には、コールドスポット下の抵抗発熱体からの熱量が、隣接するゾーンへと伝達され、加熱面の温度分布のバランスを変えてしまい、ホットスポットが生成することがあり、また加熱面の平均温度を上昇させてしまう。加熱面の平均温度が上昇すると、これを低下させるために他のゾーンに対応する抵抗発熱体への電力供給量を低減する必要があるが、この場合には別のコールドスポットが生成する原因となる。従って、一つのコールドスポットを消去しても、加熱面の最高温度と最低温度との差は、かえって広がってしまうことが多い。
本発明の課題は、チャンバー内でサセプター上の半導体を加熱処理するのに際して、サセプターの設定温度を高くした場合にも、サセプターの温度分布を低減できるようにすることである。
本発明は、半導体製造装置用チャンバー内において、半導体を載置するためのサセプターの周囲に設置されるべき半導体製造装置用部品であって、自己発熱機能を有することを特徴とする。
また、本発明は、チャンバー、半導体を載置するためのサセプター、およびサセプターの周囲に設置されるべき前記部品を備えていることを特徴とする半導体製造装置に係るものである。
本発明者は、サセプターの表面温度分布のムラ、特にコールドスポットやホットスポットが発生する原因について検討し、以下の知見を得た。例えばセラミックサセプター内に金属発熱線を埋設してセラミックヒーターを作製したものとする。このヒーターの発熱線に電力を投入して発熱させた場合には、投入電力値とヒーター加熱面の均熱性との間には相関がある。即ち、加熱設定温度が同一であれば、電力値が小さいほど、ヒーターの加熱面および半導体ウエハの均熱性が良好となる。これは、どのようなヒーターも、内部には発熱体の局所的な抵抗値分布、発熱体とヒーター基材間の熱抵抗のばらつきが必ず存在する。そして、ヒーターへの投入電力が大きい程、発熱体の局所的な抵抗値分布や、発熱体とヒーター基材間の熱抵抗のばらつきの影響が強調され、コールドスポットやホットスポットを生じ、結果的に均熱性確保に悪影響を与える。このため、所望の加熱設定温度を達成するために必要な投入電力値を低減することが望ましい。
ここで、本発明者の検討によると、セラミックヒーターへの投入電力(パワー)値の多くが、本来の目的である半導体ウエハーの接触加熱に使われることなく、外部へ大量に放熱されていた。このため、所定の加熱設定温度に到達するのに必要なヒーター基体への投入電力値が大きく、このためにヒーター加熱面の温度を均一化することが難しくなっていた。
上述したウエハー以外への放熱は、以下のものがある。
(1) ヒーター基体からチャンバー内の雰囲気への熱伝達
(2) ヒーター基体からシャフト(ヒーター支持部材)端冷却部への熱伝導
(3) ヒーター基体から、チャンバー内の部品(例えばガス供給板、ライナー)への輻射伝熱
ここで、チャンバー内部品とヒーターとの間隔は小さい上、部品の表面温度が低いことから、チャンバー内部品への輻射伝熱の影響(3)が特に大きい。このため、本発明者は、チャンバー内部品それ自体に自己発熱機能をもたせ、部品側からの輻射によりサセプター上の半導体を加熱する方式を想到した。これによって、サセプター上の半導体の均熱性を向上させるための新たな加熱方式を提供できる。
以下、適宜図面を参照しつつ、本発明を更に詳細に説明する。
図1は、本発明を適用した半導体製造装置1を概略的に示す断面図である。本例の装置1においては、チャンバー2内にサセプター5が固定されている。サセプター5は、基体6と、基体6内に埋設された発熱素子7を備えている。基体6の加熱面6aには半導体ウエハーWが載置されている。基体6内には昇降ピン9が挿通されている。基体6の背面6c側には円筒状の支持部材(シャフト)30が接合されており、支持部材30の内部空間11に電力供給部材8が挿入固定されている。
本例では、昇降ピンリフター10、ライナー4およびガス供給板3に本発明が適用されている。即ち、半導体ウエハーWに対向する位置にガス供給板3が設置されている。図2(a)は、本例のガス供給板3を概略的に示す断面図であり、図2(b)は、ガス孔3aおよび発熱素子15の平面的パターンを示す図である。図1にはガス供給板3の詳細は図示していない。
ガス供給板3には多数のガス孔3aが設けられており、かつガス供給板3の背面3b側には円形の空隙18が設けられている。ガス供給板3の背面3b側から矢印Aのようにガスを供給すると、このガスは、ガス孔3a内を分配され、各ガス孔3aから矢印BのようにウエハーWへと向かって排出される。
ここで、本例では、ガス供給板3の基材中に発熱素子15を埋設しており、発熱素子15へと端子14から電力を供給し、発熱させることができる。これによって、発熱素子15からガス供給板基材への接触熱伝導により、ガス供給板3の対向面3cから発熱し、ウエハーWを輻射加熱することができる。
なお、本例においては、端子14と発熱素子15との接続部分は、例えば図3(a)、図3(b)のような形態とすることができる。図3(a)の例では、端子14としてリード線を使用しており、リード線14と発熱素子15とがろう材16によってろう付けされている。図3(b)の例では、端子14としてリード線を使用している。そして、リード線14と発熱素子15とが溶接ないしかしめ部分16において接合されている。
また、本例では、ライナー4内に発熱素子を設けてある。即ち、図4は、本例のライナー4を示す平面図であり、図5は、ライナー4の横断面図である。ライナー4は、平面的には略リング状をしている。ライナー4の内側には略円形の空隙22が形成されており、空隙22内にサセプターおよびウエハーが収容され、包囲されている。ライナー4の外周面4dとサセプターへの対向面4cとの間には、ガス排出孔4aとウエハー装入孔4bとが設けられている。
ここで、本例においては、ライナー4内の特に対向面4c側に発熱素子20が埋設されている。発熱素子20は、対向面4cに沿って伸びる本体部分20aと、ガス排出孔4aに対向する位置に設けられた開口加熱部20cと、ウエハー装入孔4bに対向する位置に設けられた開口加熱部20bとを備えている。20dは接続部分である。20dは、発熱素子として機能してよく、あるいは実質的に発熱しないリード線であってよい。発熱素子20の端部には例えば一対の端子19から電力を供給できる。端子19と発熱素子20の接続部分は、例えば図3(a)、図3(b)に示すような形態とすることが好ましい。本例では、ライナー4の外周面(チャンバー設置面)4d側に開口する空隙21が設けられている。
ライナー4からの輻射によって、サセプター5、特にその側面6bを加熱できる。これによって、サセプター5の側面からの熱輻射による加熱面外周部の温度低下を抑制できるので特に好適である。
また、本例では、昇降ピンリフター10に発熱素子を設けることができる。図6は、このような昇降ピンリフター10における発熱素子25の平面的パターン例を示す図であり、図7は、昇降ピンリフター10の断面図である。昇降ピンリフター10は、リング状のリフト部10aと、リフト部10aの背面側に取り付けられた円筒状の支持部10bとを備えている。リフト部10aの対向面10c側には発熱素子25が埋設されており、発熱素子25は端子24に接続されている。各端子24はそれぞれ支持部10b内の電力供給部材26に接続されている。発熱素子25に対して電力を供給することによって、リフト部10aの対向面10cから発熱させ、サセプター5およびウエハーWを輻射によって加熱する。
本例によれば、チャンバー内部品3、4、10それ自体に自己発熱機能をもたせ、部品側からの輻射によりサセプター上の半導体Wを加熱する。これによって、サセプター5から部品側への輻射伝熱による損失に伴う加熱面6aおよび半導体Wの均熱性の悪化を抑制し、半導体の均熱性を向上させるための新たな加熱方式を提供できる。
更に次の利点も得られる。即ち、経時変化によって、サセプター5やその他のチャンバー内部品の表面に膜が体積したり、腐食によって表面荒さが変化した場合には、サセプターからチャンバー内雰囲気や部品への放熱条件が変化し、この結果サセプターの加熱面の温度分布が増大し易い。しかし、このような場合にも、本発明によれば、各部品内の発熱素子への供給電力を増大または減少させることによって、サセプターからチャンバー内部品への放熱条件の変化を相殺し、加熱面の温度分布の増大を抑制し易い。
チャンバー内部品からの輻射の効果は、400℃以上の高温域において特に顕著である。従って、好適な実施形態においては、半導体の設定加熱温度が400℃以上である。
また、本発明による作用効果は、サセプターとチャンバー内部品の対向面3c、4c、10cとの距離が短い場合に特に顕著となる。従って、この観点からは、サセプター5と各部品の対向面3c、4c、10cとの距離が300mm以下であることが好ましく、50mm以下であることが特に好ましい。
本発明の部品は、半導体製造装置用チャンバー内においてサセプターの周囲に設置されるべき部品である。
本発明の部品は自己発熱機能を有する。自己発熱の方法は特に限定されない。部品全体が発熱してよく、また部品が基材と発熱素子とを備えていてよい。発熱素子は、半導体への影響を少なくするためには、基材中に埋設されていることが特に好ましい。
本発明の部品の基材は特に限定されないが、耐蝕性セラミックスや耐蝕性金属が好ましい。特に好ましくは、アルミニウム合金、ニッケル合金や、アルミナ、窒化アルミニウム等のアルミニウム系、窒化ケイ素、炭化ケイ素、石英、シリカガラス等のシリコン系セラミックスである。
好適な実施形態においては、発熱素子が、シースヒーターをアルミニウム合金によって鋳ぐるむことによって得られる。シースヒーターの場合には、発熱体を絶縁物で被覆しているので、基材であるアルミニウム合金への漏れ電流を防止できる。
好適な実施形態においては、基材が耐蝕性セラミックスである。この場合には、発熱素子は、金属ペースト印刷、金属箔、金属線であって良い。発熱素子が金属ペーストである場合には、金属ペーストの付いたセラミック板を各種成形法、好ましくはドクターブレード法によって成形できる。また、発熱素子が金属箔、金属線である場合には、セラミックスをホットプレス法、ホットアイソスタティックプレス法によって焼成することが好ましい。
本発明の部品内には、発熱素子以外の金属素子を設置あるいは埋設できる。このような素子としては、プラズマ発生用高周波電極を例示できる。
ライナー4の場合には、ウエハー装入孔2b、排気孔2aは放熱しやすい。このため、各孔2a、2bの周りにも発熱素子20b、20cを設置することが好ましい。
半導体製造装置とは、半導体の成膜、クリーニング、エッチング,検査等の各半導体製造プロセスを行うための装置である。
本発明においては、サセプター5からの発熱は必須ではない。しかし、半導体を一層高温に加熱するためには、サセプター5からも発熱させることが一層好ましい。この場合には、サセプター5への投入エネルギーS(W)に対する半導体製造装置用部品への投入エネルギー(全部品への投入エネルギーの合計値)P(W)の割合(P/S)は、0.1〜10であることが好ましく、0.5〜3.0であることが一層好ましい。
(比較例1)
窒化アルミニウム焼結体中にモリブデン製のコイルスプリング状発熱線7を埋設してヒーター5を得る。ヒーター5をセラミックス製の支持部材30によってチャンバー2に取り付ける。また、ガス供給板、ライナーおよび昇降ピンリフターをチャンバー2内に装入し、固定する。これらの各部品には発熱素子は埋設されていない。
そして、ヒーター5の発熱素子7へと約2000Wの電力を供給し、半導体ウエハーWを加熱する。ウエハーWの設定温度は700℃とする。ウエハーの温度を17点について放射温度計によって観測し、その最高温度と最低温度との差を測定し、表1に示す。
Figure 2004228565
比較例1においては、設定目標温度700℃において、ウエハーの温度差を約15℃まで低減することが可能であった。
(実施例1)
比較例1と同様にしてウエハーの温度差を測定する。ただし、実施例1においては、図2〜図7に示したガス供給板3、ライナー4および昇降ピンリフター10を使用し、各発熱素子へと電力を供給する。ここで、各発熱素子への電力供給量を表1に示す。電力の合計量は約2000Wである。
この結果、ウエハーWにおける温度差を約5℃まで低減することが可能になった。この際、ヒーター(サセプター)5への投入電力量は約600Wであり、その他の部品への投入電力量は合計約1400Wである。従って、比較例1においてサセプター5へと投入された電力の多くは、ガス供給板、ライナー、昇降ピンリフター側へと向かって輻射され、損失となっていたことが分かる。この熱損失を補填するために、比較例1においては多大な電力をサセプターへと供給する必要があったために、結果的に加熱面にコールドスポットやホットスポットが現れ易かった。これに対して、実施例1においては、設定温度を達成するためにサセプターへと供給することが必要な電力が600Wまで低減されており、この結果、ホットスポットやコールドスポットが加熱面に現れにくくなり、ウエハーにおける温度差を低減できた。
以上説明したように、本発明によれば、チャンバー内でサセプター上の半導体を加熱処理するのに際して、サセプターの設定温度を高くした場合にサセプターの温度分布を低減できる。
本発明の一実施形態に係る半導体製造装置1を概略的に示す断面図である。 (a)は、ガス供給板3を概略的に示す断面図である。(b)は、ガス供給板3におけるガス孔3aおよび発熱素子15の平面的パターンを示す図である。 (a)は、端子14と発熱素子15との結合部分の拡大図である。(b)は、端子14と発熱素子15との結合部分の拡大図である。 ライナー4を示す平面図である。 ライナー4を示す断面図である。 昇降ピンリフター10における発熱素子25の平面的パターンを示す図である。 昇降ピンリフター10を概略的に示す断面図である。
符号の説明
1 半導体製造装置 2 チャンバー 2a チャンバー2の内壁面 3 シャワーヘッド 3a ガス孔 3b シャワーヘッド3のチャンバーへの設置面 3c シャワーヘッド3のサセプター5への対向面 4 ライナー 4a 排出孔 4b 半導体装入孔 4c ライナー4のサセプター5への対向面 5 サセプター(ヒーター) 6 サセプター5の基体 6a サセプター5の加熱面 6b サセプター5の側面 6c サセプター5の背面 7 サセプター5の発熱素子 9 昇降ピン 10 昇降ピンリフター 10a リフト部 15 シャワーヘッド3内の発熱素子 20 ライナー4内の発熱素子 25 昇降ピンリフター10内の発熱素子 W 半導体

Claims (8)

  1. 半導体製造装置用チャンバー内において、半導体を載置するためのサセプターの周囲に設置されるべき半導体製造装置用部品であって、
    自己発熱機能を有することを特徴とする、半導体製造装置用部品。
  2. 発熱素子を備えていることを特徴とする、請求項1記載の部品。
  3. 前記発熱素子が前記部品内に埋設されていることを特徴とする、請求2記載の部品。
  4. ガス供給板であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一つの請求項に記載の部品。
  5. ライナーであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一つの請求項に記載の部品。
  6. 昇降ピンリフターであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一つの請求項に記載の部品。
  7. チャンバー、半導体を載置するためのサセプター、およびこのサセプターの周囲に設置されるべき半導体製造装置用部品を備えており、前記部品が、請求項1〜6のいずれか一つの請求項に記載の部品を含むことを特徴とする、半導体製造装置。
  8. 前記サセプターが発熱素子を備えていることを特徴とする、請求項7記載の装置。
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