JP2004228110A - 有機物除去装置 - Google Patents

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JP2004228110A JP2003010508A JP2003010508A JP2004228110A JP 2004228110 A JP2004228110 A JP 2004228110A JP 2003010508 A JP2003010508 A JP 2003010508A JP 2003010508 A JP2003010508 A JP 2003010508A JP 2004228110 A JP2004228110 A JP 2004228110A
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義晴 日高
Yutaka Watanabe
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Abstract

【課題】ウェハに付着する有機物からなる付着物を、薬液を用いることなく確実に除去できるようにする。
【解決手段】ガスの導入口101は、幅が5mmであり、チャンバ100の側壁におけるウェハ10の主面から2.5mmの上方に設けられている。また、排気口102は幅が5mmであり、導入口101と対向する他の側壁におけるウェハ10の主面から2.5mmの下方に設けられている。この構成により、チャンバ100内において、ガスの流れがステージ103の影響を受けなくなるため、滑らかで且つ速やかとなる。また、導入口101と排気口102とは、ウェハ10を挟んでその径方向の一延長線上に対向するように設けられている。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、製造時にウェハに付着する有機物を除去する有機物除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、機能素子としてキャパシタを含む半導体装置は、微細化技術の急速な進展に伴って、微細化されたサイズでもその容量をより大きくするため、ポリシリコンからなる下部電極の表面を半球形の粒子状(Hemispherical Grain:HSG)とする粗面化が図られている。HSGは、アモルファスシリコンからなる下部電極を形成した後、シラン(SiH )ガス等を用いて下部電極上にシリコンからなる種結晶を形成し、さらに、下部電極に熱処理を行なって下部電極の表面でシリコン原子を移動させること(マイグレーション)により形成する。
【0003】
HSGを形成する際に、下部電極上に自然酸化膜が形成されている場合や、有機物からなる付着物が存在する場合には、シリコンの種結晶が下部電極上に付着させることができない上に、下部電極を構成するシリコン原子が種結晶にまで移動できず半球状の粒子を形成できないため、単に多結晶膜となって粗面化しない。従って、下部電極の表面は、自然酸化膜も含め有機物をあらかじめ除去する必要がある。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−184742号公報
【特許文献2】
特開2000−323449号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、自然酸化膜を除去するには、フッ酸を含むエッチ液が用いられ、乾燥時に生じるウォーターマークと呼ばれる乾燥斑を防止するには、マランゴニ乾燥法等のイソプロピルアルコール(IPA)を用いることが多い。
【0006】
その上、キャパシタの容量をより一層向上させるために、粗面化された下部電極に燐等の不純物イオンを注入し、熱拡散法により拡散させる。この熱拡散工程においても、自然酸化膜や有機物は有効な不純物拡散を阻害するため、熱拡散処理を行なう前にフッ酸系のエッチ液により前処理を施している。このフッ酸系のエッチ液は、酸化膜を溶解する液であるため、有機物及び金属等の酸化膜以外の物質を溶解する能力を持っていない。
【0007】
ところで、半導体装置を製造する際に用いられるクリーンルームは、清浄度を極めて高く保持できるように気密に構成する必要がある。このため、該クリーンルームを構成する各部材同士の隙間には樹脂からなるシール材が用いられている。
【0008】
また、半導体製造装置においても、フッ酸等を含む薬液や腐食性を有するガスを扱うため、樹脂材が多用され、さらに、ガス及び薬液の供給手段並びに排出手段を構成する部材にも樹脂材が多用されており、その結果、外気よりも有機物の濃度が高くなる傾向にある。
【0009】
これらの樹脂材は、種類によっては、時間と共に脱ガス量が減衰するが、接着剤のような硬度が低い材料の場合は、脱ガス量の減衰はほとんど期待できない。
【0010】
従って、図12に示すように、クリーンルーム内に搬送されたウェハには、これらの樹脂材から放出される有機物が付着し、自然酸化膜が時間と共に厚く形成される。この現象は、有機物によりウェハの表面に自然酸化膜が増速的に成長したり、また、エリプソメータを用いて測定する場合には、ウェハの表面に付着した有機物によって測定対象の酸化膜の屈折率が変化したりする結果と思われる。
【0011】
半導体製造プロセスで用いられる種々の薬液は、有機物を溶解して除去する能力を持たないため、有機物が付着するとウェハ表面に残存する。残存した有機物は、熱等によりその形態を変えて酸化膜中に取り込まれた場合は耐圧等の酸化膜の信頼性が急激に劣化する。
【0012】
最近の知見によると、有機物の中には沸点が比較的に低い有機物と高い有機物とが存在することが分かっている。アルコール等の低脂肪族からなる有機物は沸点が低い有機物に分類され、一方、クリーンルームのシール材に添加されるシロキサン又はフタル酸を含む有機物は沸点が高い有機物に分類される。特に、沸点が高い有機物は、炉等の高温で処理される熱処理装置における650℃〜750℃の温度帯域では昇華しないため、例えばMOS型トランジスタの場合にはゲート酸化膜中に残った炭素原子がシリコン原子と結合して炭化珪素(SiC)が生成され、生成された炭化珪素がエネルギー準位を形成して電圧印加時のリークパスを生じさせる。その結果、経時絶縁破壊の指標であるQBD値が異常となる等の耐圧に劣化が生じる。
【0013】
前述したように、フッ酸系のエッチ液は、有機物に対する除去能力を有さないため、有機物が残存する可能性が高い。
【0014】
現在、有機物を除去する方法には、薬液を用いるウェット法と、ガスを用いるドライ法とがある。
【0015】
有機物が除去可能なウェット法は、硫酸と過酸化水素水との混合液(Sulfuric acid−Hydrogen Peroxide Mixture:SPM)を用いる。しかしながら、このウェット法は、処理後の乾燥時にウォーターマーク等の酸化物の異常成長を誘発するおそれがある。また、微細化が進んだ現在では、アスペクト比が高い回路パターンにおいては、乾燥時に毛細管現象により該パターンが破壊されることが知られている。
【0016】
これに対し、有機物が除去可能なドライ法は、チャンバ内に大気を導入し、エキシマ光又はUV光を用いて有機物を分解する方法である(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、特許文献1においては、有機物が除去される一方、ランプ等の熱により酸化膜が形成されてしまい、プロセスが制御可能な製造方法を開示しているとはいえない。
【0017】
また、従来の半導体製造装置は、有機物と反応して生成される反応物質を速やかに除去する構造を有していない。一般的には、単に、真空ポンプ又は工場に設置された用力の排気の陰圧により、大気やボンベ等からガスをチャンバ内に導入し、該チャンバ内で有機物と反応させる構造を採る。この場合、ウェハ表面に均一に反応ソースガスを分布させるには、より多くの流量が必要となる。その上、反応生成物を速やかに除去するには、排気速度を上げる必要がある。ところが、流量を増大したり、排気を高速度で行なったりすると、ウェハを支持するステージ等によりチャンバ内に乱流が発生するため、反応生成質の残渣がウェハ表面でパーティクルとなって、半導体装置の歩留まりが低下する。
【0018】
さらには、有機物の除去能力をウェハの主面上で均一とするには、導入ガスや排ガスの流量を正確に調節する必要がある。しかしながら、現状では、有機物の除去処理がウェハ面内で均一に行なわれているか否かの面内分布を正確に測定する方法は確立されていない。
【0019】
また、本願発明者らは、有機物からなる付着物を除去する方法として、薬液を用いるよりも、活性酸素を含む雰囲気にさらす方法の有用性を以下のような実験を行なうことにより得ている。
【0020】
図13にHSG化処理を行なう前におけるAPM及び希フッ酸(Diluted Hydrofluoric acid:DHF)を用いたディップエッチの処理回数とキャパシタの容量との関係を示す。ここで、縦軸はキャパシタの容量を表わし、横軸はウェハ番号(1−1,2−1等)を表わしており、また、アモルファスシリコンを堆積してから24時間が経過した場合を示している。
【0021】
通常、HSG化処理の前に行なうディップエッチは、自然酸化膜の膜厚に対して300%〜400%の時間を掛けるオーバーエッチとしている。しかしながら、図13に示すように、ウェハのクリーンルーム内での放置時間が24時間又はそれを超える場合には、比較用の設備Aにおける1回のディップエッチでは、キャパシタの容量が規格の下限値である10fF程度にまで低下していることが分かる。ところが、試作用の設備Bにおいて、複数回のディップエッチを行なうと、規格の上限値である20fFを超える程度にまで増大する。
【0022】
これは、ウェハに付着した有機物からなるクラスタがマスクとなり、自然酸化膜が島状に残存することにより、粗面化が阻害された結果であると推測される。具体的には、SPMを用いた洗浄をディップエッチの前に実施することにより、複数回のディップエッチと同等の効果を得られたことにより証明される。このことから、有機物の付着形状はクラスタ状であると考えられる。従って、酸化膜を除去するエッチングやゲート絶縁膜を成長する前の、いわゆる炉前洗浄においては、このクラスタ状の有機物がマスクの効果を持ち、リフトオフされながらエッチングが進行すると推察される。
【0023】
しかしながら、長時間の薬液処理を行なったり、複数回の薬液処理を行なったりすると、ウェハが受ける乾燥時の回転による物理的衝撃や、毛細管現象による収縮時の衝撃等により回路パターンが倒れてしまうという問題がある。
【0024】
また、キャパシタのHSG処理においては、ウェットエッチによるシリコンの膜減りによって粗面粒子が脱落して、電極同士がつながってしまい、歩留まりが急激に低下する。このため、薬液を用いた有機物の除去方法は、微細化が進行する現在では現実的でない。
【0025】
本発明は、前記従来の問題を解決し、ウェハに付着する有機物からなる付着物を、薬液を用いることなく確実に除去できるようにすることを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、本発明に係る有機物除去装置は、ガスの導入口及び排気口を有するチャンバと、チャンバ内に設けられ、上面にウェハを載置するステージと、チャンバにステージと対向するように設けられた光源とを備え、有機物からなる付着物が付着したウェハをステージに載置し、酸素を含むガスをウェハの表面の全面にわたって均一となるようにチャンバに導入すると共に、酸素を活性化する波長を持つ照射光を光源からウェハに照射して、活性化した酸素により有機物を分解して除去する。
【0027】
本発明の有機物除去装置によると、酸素を含むガスをウェハの表面の全面にわたって均一となるようにチャンバに導入すると共に、酸素を活性化する波長を持つ照射光をウェハに照射して、活性化した酸素により有機物を分解して除去するため、ウェハに付着する有機物からなる付着物を、薬液を用いることなく確実に除去することができる。
【0028】
本発明の有機物除去装置において、照射光はエキシマ光又は紫外光であることが好ましい。
【0029】
本発明の有機物除去装置において、導入口及び排気口には、ガスの流量及び分圧を調節する流量制御手段が設けられていることが好ましい。
【0030】
本発明の有機物除去装置において、導入口と排気口とは、ウェハを挟んで該ウェハの径方向の一延長線上に位置するように設けられていることが好ましい。
【0031】
また、本発明の有機物除去装置において、導入口と排気口とは、ウェハを挟んで該ウェハの径方向の一延長線上に対向するように位置し、導入口及び排気口には、ウェハの径寸法よりも大きいか等しい幅を有するマニュホールドがそれぞれ設けられていることが好ましい。
【0032】
また、本発明の有機物除去装置において、導入口と排気口とは、チャンバの側壁で且つウェハを挟んで該ウェハの径方向の一延長線上に位置すると共に、導入口はウェハよりも高く、排気口はウェハよりも低くなるように設けられていることが好ましい。
【0033】
また、本発明の有機物除去装置において、導入口はウェハの上方に設けられ、排気口はウェハの下方に設けられていることが好ましい。
【0034】
本発明の有機物除去装置において、ウェハの面内における、照射光による温度分布に基づいて、チャンバに導入するガスの流量を調節することが好ましい。
【0035】
この場合に、ガスの流量は、0.1m/s〜1.5m/sであることが好ましい。
【0036】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0037】
図1は本発明の第1の実施形態に係る有機物除去装置を用いたキャパシタの製造方法の製造フローの概略を示している。
【0038】
図1に示すように、HSG化されるキャパシタの製造プロセスにおいては、まず、アモルファスシリコン等からなる下部電極形成膜を形成し、形成した下部電極形成膜に対して1回目の有機物の除去を実施する。その後、自然酸化膜を除去し、さらに2回目の有機物の除去を行なった後、下部電極形成膜の表面をHSG化する。その後、3回目の有機物の除去を行ない、再度、下部電極形成膜の表面の自然酸化膜を除去する。続いて、下部電極形成膜に不純物をドープする前に、4回目の有機物の除去を行なう。
【0039】
なお、第1の実施形態においては、下部電極形成膜の形成工程の後、HSGの形成工程の前後、及び下部電極形成膜に対する不純物ドープ工程の前の合わせて4回の有機物除去を行なっているが、4回の除去工程のうちいずれか1回でも行なえば、本発明の効果を得ることができる。
【0040】
ここで、1回目及び2回目の有機物の除去工程は、HSGにおける半球状の粒子の生成を確実に行なえるという効果を奏し、3回目及び4回目の有機物の除去工程は、下部電極形成膜への不純物のドープを確実に行なえるという効果を奏する。
【0041】
図2は本発明に係る有機物除去装置における除去方法を模式的に表わしている。図2に示すように、シリコンからなるウェハ(半導体基板)10の表面に付着した炭素(C)、水素(H)及び酸素(O)を含む有機物からなる付着物20に対して、酸素を含む雰囲気で波長が172nmのエキシマ光を照射して、雰囲気中の酸素を活性化する。この活性化した酸素によって、付着物20は、一酸化炭素(CO)、二酸化炭素(CO )及び水(H O)にそれぞれ燃焼(酸化)して分解されることにより、ウェハ10から除去される。
【0042】
なお、エキシマ光の光源には、アルゴン(Ar)、キセノン(Xe)、クリプトン(Kr)、又は塩化クリプトン(KrCl)等を用いればよい。また、エキシマ光に代えて、波長が約250nm以下の紫外(UV)光を用いてもよい。
【0043】
図3は有機物を除去したウェハと除去しないウェハとにおける残留有機物量と放置時間との関係を示している。図3に示すように、有機物を除去されたウェハの場合は、処理後170時間程度放置されても、有機物の量は1ng程度である。
【0044】
以下、本発明に係る有機物除去装置の具体的な構成を説明する。
【0045】
図4(a)及び図4(b)は本発明の第1の実施形態に係る有機物除去装置であって、(a)は断面構成を示し、(b)は平面構成を示している。
【0046】
図4(a)に示すように、第1の実施形態に係る有機物除去装置は、ガスの導入口101及び反応後のガスの排気口102を有するチャンバ100と、チャンバ100の内部に設けられ、上面にウェハ10の周縁部を少なくとも3点で支持するステージ103と、チャンバ100の上側にステージ103と対向するように設けられた光源としてのエキシマランプ104とを備えている。
【0047】
図4(a)に示すように、第1の実施形態の特徴として、導入口101は、その幅が5mmであり、チャンバ100の側壁におけるウェハ10の主面の高さから2.5mmの上方に設けられている。また、排気口102は、その幅が5mmであり、導入口101と対向する他の側壁におけるウェハ10の主面の高さから2.5mmの下方に設けられている。この構成により、チャンバ100内において、ガスの流れがステージ103の影響を受けなくなるため、滑らかで且つ速やかとなる。
【0048】
また、図4(b)に示すように、導入口101と排気口102とは、ウェハ10を挟んで該ウェハ10の径方向の一延長線上に対向するように設けられている。この構成により、ガスの流れはウェハ10の表面を均一に流れやすくなる。
【0049】
ここで、チャンバ100内を流れるガスに乱流が生じないようにするには、導入側の流速を0.1m/s〜1.5m/s程度、より好ましくは0.25m/s〜1.0m/s程度に設定することが重要である。
【0050】
導入口101と排気口102との各開口形状は、パイプのような円形状ではなく、長方形状とすることが好ましい。このような形状とすることにより、導入されるガスの流量と排気速度とを同時に調節して、ガスの流量を0.1m/s〜1.5m/s程度に確実に制御できるため、チャンバ100内の乱流が抑えられるので、反応性ガスをウェハ10の主面上に均一に分布させることができる。
【0051】
これに対し、従来の装置は、チャンバにおけるガスの導入口と排気口との互いの位置関係に何ら工夫がなされていない。さらには、チャンバ内のガスの流れ(方向及び速度)に対する配慮が欠けており、排気バルブとガスの流量とによってチャンバ内のガスの流れを調節しているに過ぎない。
【0052】
なお、第1の実施形態の一変形例として、導入口101と排気口102との互いの平面位置はチャンバ100の対角位置に設けず、図4(a)に示すように、導入口101と排気口102とにおける垂直な方向の高さを変える、すなわち、導入口101の開口位置をウェハ10よりも高くし、逆に排気口102の開口位置をウェハ10よりも低くするだけの構成でもよい。これにより、ウェハ10の主面上に滞留するガスの量が減少するため、少ない流量でウェハ10の主面上に均一に分布させることが可能となる。その結果、チャンバ100内に0.25m/s〜0.5m/sの流速を実現できるので、チャンバ100内の乱流を抑えることができる。この変形例においては、排気口102の位置に対する設定マージンが大きく、例えば、ウェハ10の主面の高さから25mm程度の下方に設けても同様の効果を得られる。
【0053】
また、チャンバ100の平面構成は方形状に限られず、円形状であっても良い。
【0054】
以下、第1の実施形態に係る有機物除去装置を用いたキャパシタの製造方法について説明する。
【0055】
図5〜図8は本発明の第1の実施形態に係る有機物除去装置を用いる場合のキャパシタの製造方法の工程順の断面構成を示している。
【0056】
まず、図5(a)に示すように、例えばCVD法により、シリコン(Si)からなるウェハ10の主面上に、アモルファスシリコンからなる下部電極形成膜30を形成する。
【0057】
次に、図5(b)に示すように、下部電極形成膜30を形成してからHSG化するまでの間に、該下部電極形成膜30の表面に自然酸化膜21が形成される。さらには、前述したようにクリーンルームを構成する部材等から有機物が揮発して雰囲気中に混入し、自然酸化膜21は、この雰囲気にさらされて、その表面に有機物からなる付着物20が付着する。
【0058】
そこで、図5(c)に示すように、酸素と窒素とを含む雰囲気に自然酸化膜21をさらしながら、該自然酸化膜21の表面にエキシマ光を照射することにより酸素を活性化し、活性化した酸素により付着物20を燃焼して除去する。
【0059】
HSG化処理を行なう際に、従来のように、アモルファスシリコンからなる下部電極形成膜30の表面に自然酸化膜21及び有機物からなる付着物20が付着していると、後述するシリコンのマイグレーション効果が阻害されて、十分なHSG化が困難となる。このため、従来からHSG化処理を行なう前には、自然酸化膜21を除去するためのディップエッチを行なっている。ここで、従来は、ウェハ10をHSG化装置に投入するまでの搬送及び待機期間を1時間以下とする制約を持たせることにより、キャパシタとしての容量の安定化を図っている。
【0060】
第1の実施形態においては、ディップエッチを行なう前に有機物の除去を行なっている。これにより、有機物の除去を行なうと共に、有機物以外の汚染物質に対してはバリア膜となる自然酸化膜21をモノレイヤ単位で形成することができる。
【0061】
次に、図5(d)に示すように、ウェハ10に対して、APM及びDHFによるディップエッチを行なって自然酸化膜21を除去する。
【0062】
次に、図6(a)に示すように、自然酸化膜21を除去した後、ウェハ10を放置すると、下部電極形成膜30の表面に有機物からなる付着物20が付着する。この場合も、図6(b)に示すように、下部電極形成膜30を酸素と窒素とを含む雰囲気にさらしながら、下部電極形成膜30の表面にエキシマ光を照射することにより、付着物20を燃焼して除去する。
【0063】
次に、温度が約600℃のジクロロシラン(SiHCl)又はモノシラン(SiH )を含む雰囲気中に下部電極形成膜30をさらすことにより、シリコンの種結晶を下部電極形成膜30の表面に付着させる。続いて、温度を約600℃から630℃程度までに上昇させる工程において、シリコンの種結晶が付着した下部電極形成膜30の表面をマイグレーションさせる。これにより、図6(c)に示すように、下部電極形成膜30から、その表面に球面状の凹凸(HSG)を持つ下部電極30Aを形成する。
【0064】
次に、図6(d)に示すように、HSG化された下部電極30Aに対して、その導電性を高めるための不純物ドープを行なうまでの間に、下部電極膜30Aの表面に自然酸化膜21が形成される。さらには、クリーンルームを構成する部材等から有機物が揮発して雰囲気中に混入し、自然酸化膜21の表面に有機物からなる付着物20が付着する。
【0065】
そこで、図7(a)に示すように、酸素と窒素とを含む雰囲気に自然酸化膜21をさらしながら、該自然酸化膜21の表面にエキシマ光を照射することにより、付着物20を燃焼して除去する。
【0066】
次に、図7(b)に示すように、ウェハ10に対して、APM及びDHFによるディップエッチを行なって自然酸化膜21を除去する。
【0067】
次に、図7(c)に示すように、自然酸化膜21を除去した後、ウェハ10を放置すると、下部電極膜30Aの表面に有機物からなる付着物20が付着する。従って、図7(d)に示すように、下部電極膜30Aを酸素と窒素とを含む雰囲気にさらしながら、下部電極膜30Aの表面にエキシマ光を照射することにより、付着物20を燃焼して除去する。この有機物除去工程により、キャパシタの容量は20fF程度に上昇することを確認しており、5fF程度向上する。DRAMとしての歩留まりも、冗長救済処置を行なった後で98%程度にまで向上する。
【0068】
次に、図8(a)に示すように、フォスフィン(PH )等の燐を含むドーパントガスを用いて下部電極30Aの上部に燐を拡散させることにより、燐イオンが拡散してなるn型拡散層30aを形成する。これにより、形成されるキャパシタの容量値をより高くすることができる。なお、ドーパントはn型には限られない。
【0069】
次に、図8(b)に示すように、例えばCVD法により、下部電極30Aの上に窒化シリコンからなり、厚さが約6nmの容量絶縁膜31を堆積する。続いて、堆積した容量絶縁膜31の上に、シリコンからなる上部電極32を形成して、HSG化された下部電極30A、容量絶縁膜31及び上部電極32により構成されるキャパシタを得ることができる。
【0070】
以上説明したように、HSG処理を含むキャパシタの製造工程に、本発明の第1の実施形態に係る有機物除去装置を用いるため、HSG化されたキャパシタの容量は、従来の製造装置を用いた場合の±5fFのばらつきが、±2fFに低減される。
【0071】
また、チャンバ100における導入口101と排気口102とを、ウェハ10を挟んでその径方向の一延長線上に位置するように設けている。このため、エキシマ光の照射により、ウェハ10の温度上昇と酸素の活性化とが進行して、ウェハ10の表面に形成される酸化膜の生成が抑制されるので、ウェハ10の表面に付着した有機物からなる付着物20を確実に除去することができる。
【0072】
また、ウェハを酸化性雰囲気にさらす半導体製造装置においては、ウェハの表面に形成される酸化膜の膜厚を均一にするには、従来は例えば酸素と窒素とを含む混合ガスのチャンバ内における流量は、3L/min〜5L/min程度であるが、第1の実施形態においては、該流量を0.25L/min〜2.0L/min程度にまで低減することができる。
【0073】
これにより、第1の実施形態においては、酸化膜の膜厚を確実に制御することができる。従って、例えばキャパシタに代えてMOS型トランジスタを製造する場合には、該トランジスタのしきい値電圧制御用の不純物イオンを犠牲酸化膜を介して注入する際に、犠牲酸化膜による不純物度イオンにおけるウェハへの注入量の減少を低減できるため、プロセス設計が容易となる。
【0074】
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0075】
従来、反応性ガスをチャンバに導入し、導入された反応性ガスにより生成された反応生成物をチャンバから排出する構成を持つ半導体製造装置は、反応性ガスをウェハ表面に均一に分布させる方法として、ガスの導入口の形状をシャワー状とする等、導入口に限り改善がなされている。
【0076】
しかしながら、従来は反応生成物の排気速度に対しては何ら工夫がなされておらず、そのため、チャンバ内の雰囲気を置換するためには、排気口に設けたバタフライバルブによって排気速度を調整している。
【0077】
前述したように、チャンバ内におけるガスの流れを速やかにし、乱流が発生しないようにするには、ガスの導入側における流速を0.1m/s〜1.5m/s程度に調整することが重要である。
【0078】
図9に本発明の第2の実施形態に係る有機物除去装置の平面構成を示す。図9において、図4(b)に示す構成部材と同一の構成部材には同一の符号を付すことにより説明を省略する。
【0079】
図9に示すように、第2の実施形態に係る有機物除去装置は、ガスの導入側が第1の導入口101aと第2の導入口101bとの分かれて構成されており、それぞれ流量制御手段としての第1のマスフローコントローラ(MFC)110a及び第2のマスフローコントローラ(MFC)110bが設けられている。このMFC110a、110bはチャンバ100内のガスの分圧を調節することも可能である。
【0080】
さらに、チャンバ100内の流速を制御するには、排気口102にも第3のMFC111を設ける。従来、常圧付近で使用する設備(半導体製造装置)は、一般的に、工場等に設置された用力の排気をそのまま使用することが多い。そのため、排気速度の調整が極めて困難である。
【0081】
第2の実施形態においては、MFCのような流速と圧力とを制御する制御手段を設けることにより、ガスの流速によってバルブの開閉にフィードバックがかけられる構成とする。
【0082】
このように、導入ガスの流量と排ガスの流速とを同時に調整することにより、ウェハ10上におけるガスの流速を0.3m/s〜1.0m/s程度に制御できるため、チャンバ100内の乱流が抑えられるので、反応性ガスをウェハ10の主面上に均一に分布させることができる。
【0083】
(第3の実施形態)
以下、本発明の第3の実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0084】
図10は本発明の第3の実施形態に係る有機物除去装置の平面構成を示している。図10において、図4(b)に示す構成部材と同一の構成部材には同一の符号を付すことにより説明を省略する。
【0085】
図10に示すように、ウェハ10の主面上におけるガスの流れをさらに均一にするために、導入口101側と排気口102側とに、ガスが流通可能な仕切板113により仕切られてなるマニュホールド状のバッファエリア112を設ける。ここで、各仕切板113は、導入口101側においては吸気抵抗となり、排気口102側においては排気抵抗となり、導入口101及び排気口102における各ガスの流速がほぼ一定となるように設けられている。
【0086】
また、導入口101及び排気口102は、ウェハ10を挟んでその径方向の一延長線上に位置するように設けられており、各仕切板113は、導入口101及び排気口102を結ぶ延長線に対して直角に交差するように設けられている。
【0087】
さらに、図示はしていないが、導入口101及び排気口102には、MFC等の流量制御手段を設けている。
【0088】
第3の実施形態においては、各仕切板113を設けたことにより、ウェハ10とエキシマランプ(図示せず)との間隔が5.0mmとなるため、導入口101の位置は、ウエハの主面の高さから上に2.0mm〜2.5mmとし、排気口の位置は、ウェハの主面の高さから下に2.0mm〜2.5mmとする。
【0089】
従って、第3の実施形態においては、導入ガスの流量と排ガスの流速とを同時に制御することにより、チャンバ100内における導入ガスの流速を0.3m/s〜1.0m/s程度に制御できるため、チャンバ100内に生じるガスの乱流を抑制できるので、ウェハ10の主面上に反応性ガスを均一に分布させることができる。
【0090】
(第4の実施形態)
以下、本発明の第4の実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0091】
図11は本発明の第4の実施形態に係る有機物除去装置の断面構成を示している。図11において、図4(a)に示す構成部材と同一の構成部材には同一の符号を付すことにより説明を省略する。
【0092】
図11に示すように、第4の実施形態に係る有機物除去装置は、複数の導入口101がチャンバ100の上に配置されている。具体的には、5つの導入口101が、エキシマランプ104同士の間で且つ同心円状に設けられている。各導入口101は、エキシマランプ104の上側でマニュホールド114と接続され、外部から導入される2種類以上のガス、ここでは酸素ガスと窒素ガスとが均一に混合される。従って、マニュホールド114で混合された混合ガスは、各導入口101を通ってウェハ10の主面に対して垂直に且つ均一に導入される。
【0093】
一方、排気口102は、ステージ103の下方、すなわちウェハ10の中央部の下方に設けられている。
【0094】
この構成により、チャンバ100の上部から導入された反応性ガスが下方に流れるダウンフローを実現できるため、ウェハ10の主面上に滞留するガスの量を大幅に減少できるので、より少ない流量でも反応性ガスをウェハ10の主面上に均一に分布させることが可能となる。第4の実施形態に係る有機物除去装置は、0.25m/s〜0.35m/sの流速であっても、チャンバ100内に乱流を起こさないようにすることができる。
【0095】
さらには、有機物からなる付着物が分解され、その結果生じた反応生成物をウェハ10の主面に再付着させることなく、チャンバ100から排出することができる。
【0096】
(第5の実施形態)
以下、本発明の第5の実施形態について説明する。
【0097】
本発明の第1〜第4の実施形態に係る有機物除去装置は、エキシマランプ104を用いており、ランプ自体が熱源となるため、チャンバ100、すなわちウェハ10を適当に冷却する必要がある。ところが、ウェハ10の温度が面内で均一か否か、また、有機物からなる付着物を分解する反応性ガスがウェハ10の主面の全面にわたって均一であるか否かを外部から確認することは容易でない。
【0098】
第5の実施形態においては、ウェハ10に対する熱の収支に着目する。前述したようにエキシマランプ104は発熱源であり、これに対し、チャンバ100内に導入されるガス及び排気はウェハ10に対する冷却材となる。
【0099】
この原理に基づいて、複数の温度測定端子が設けられたウェハ(TCウェハ)をチャンバ100内に投入して、実際のプロセス時間よりも長い時間で温度が一定となるように、導入ガスの流量と排気の流量を調節する。
【0100】
ここでは、実プロセス時間が30秒程度以下であるのに対し、チャンバ雰囲気の調整時間を60秒〜90秒に設定する。
【0101】
具体的には、プロセス時の導入ガスを常時流すと共に、排気の量もプロセス時と常時同一の状態にしておく。さらに、TCウェハの温度が、クリーンルームと同一の23℃〜25℃程度になった後に、エキシマランプ104を60秒〜90秒間点灯させ、このときのTCウェハの温度が一定となるように導入ガスと排気との流速を設定する。
【0102】
第5の実施形態においては、ウェハ面内の温度の均一性を±2℃に設定している。その結果、有機物からなる付着物20の除去性が安定する。すなわち、エキシマランプ104の発熱によって形成されるウェハ10の表面に形成される酸化膜の膜厚を、ウェハの面内で0.1nm以下にすることができる。このときのガスの流量は、ガスの流れが一定となる0.25m/s〜1.0m/sを超えない範囲で設定する。
【0103】
このように、第5の実施形態によると、チャンバ内に実際のプロセスと同一条件でガスの導入及び排気を行なうと共に、実際のプロセスよりも長い時間を掛けて、ウェハ表面の温度を多点で観測して調整することにより、有機物の除去と酸化膜の形成量とを確実に制御することができる。
【0104】
【発明の効果】
本発明に係る有機物除去装置によると、活性化した酸素により有機物を分解して除去するため、ウェハに付着する有機物からなる付着物を、薬液を用いることなく確実に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る有機物除去装置を用いたキャパシタの製造方法を示す概略フロー図である。
【図2】本発明に係る有機物除去装置における除去方法を示す模式図である。
【図3】有機物を除去したウェハと除去しないウェハとにおける残留有機物量と放置時間との関係を示すグラフである。
【図4】(a)及び(b)は本発明の第1の実施形態に係る有機物除去装置を示し、(a)は断面図であり、(b)は平面図である。
【図5】(a)〜(d)は本発明の第1の実施形態に係る有機物除去装置を用いたキャパシタの製造方法を示す工程順の模式的な構成断面図である。
【図6】(a)〜(d)は本発明の第1の実施形態に係る有機物除去装置を用いたキャパシタの製造方法を示す工程順の模式的な構成断面図である。
【図7】(a)〜(d)は本発明の第1の実施形態に係る有機物除去装置を用いたキャパシタの製造方法を示す工程順の模式的な構成断面図である。
【図8】(a)及び(b)は本発明の第1の実施形態に係る有機物除去装置を用いたキャパシタの製造方法を示す工程順の模式的な構成断面図である。
【図9】本発明の第2の実施形態に係る有機物除去装置を示す模式的な平面図である。
【図10】本発明の第3の実施形態に係る有機物除去装置を示す模式的な平面図である。
【図11】本発明の第4の実施形態に係る有機物除去装置を示す模式的な平面図である。
【図12】ウェハの放置時間と自然酸化膜の膜厚との関係を示すグラフである。
【図13】キャパシタの下部電極にHSG化処理を行なう前の、APM及びDHFを用いたディップエッチの処理回数とキャパシタの容量との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
10 ウェハ(半導体基板)
20 付着物(有機物)
21 自然酸化膜
30 下部電極形成膜
30A 下部電極
30a n型拡散層
31 容量絶縁膜
32 上部電極
100 チャンバ
101 導入口
101a 第1の導入口
101b 第2の導入口
102 排気口
103 ステージ
104 エキシマランプ(光源)
110a 第1のマスフローコントローラ(流量制御手段)
110b 第2のマスフローコントローラ(流量制御手段)
111 第3のマスフローコントローラ(流量制御手段)
112 バッファエリア
113 仕切板
114 マニュホールド

Claims (9)

  1. ガスの導入口及び排気口を有するチャンバと、
    前記チャンバ内に設けられ、上面にウェハを載置するステージと、
    前記チャンバに前記ステージと対向するように設けられた光源とを備え、
    有機物からなる付着物が付着したウェハを前記ステージに載置し、酸素を含むガスを前記ウェハの表面の全面にわたって均一となるように前記チャンバに導入すると共に、酸素を活性化する波長を持つ照射光を前記光源から前記ウェハに照射して、活性化した酸素により前記有機物を分解して除去することを特徴とする有機物除去装置。
  2. 前記照射光は、エキシマ光又は紫外光であることを特徴とする請求項1に記載の有機物除去装置。
  3. 前記導入口及び排気口には、ガスの流量及び分圧を調節する流量制御手段が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の有機物除去装置。
  4. 前記導入口と前記排気口とは、前記ウェハを挟んで該ウェハの径方向の一延長線上に位置するように設けられていることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の有機物除去装置。
  5. 前記導入口と前記排気口とは、前記ウェハを挟んで該ウェハの径方向の一延長線上に対向するように位置し、前記導入口及び排気口には、前記ウェハの径寸法よりも大きいか等しい幅を有するマニュホールドがそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の有機物除去装置。
  6. 前記導入口と前記排気口とは、前記チャンバの側壁で且つ前記ウェハを挟んで該ウェハの径方向の一延長線上に位置すると共に、
    前記導入口は前記ウェハよりも高く、前記排気口は前記ウェハよりも低くなるように設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の有機物除去装置。
  7. 前記導入口は前記ウェハの上方に設けられ、前記排気口は前記ウェハの下方に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の有機物除去装置。
  8. 前記ウェハの面内における、前記照射光による温度分布に基づいて、前記チャンバに導入するガスの流量を調節することを特徴とする請求項1又は2に記載の有機物除去装置。
  9. 前記ガスの流量は、0.1m/s〜1.5m/sであることを特徴とする請求項8に記載の有機物除去装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007336320A (ja) * 2006-06-16 2007-12-27 Epson Toyocom Corp 表面実装型圧電デバイスの製造方法
JP2007336321A (ja) * 2006-06-16 2007-12-27 Epson Toyocom Corp 表面実装型圧電発振器の製造方法、及びic部品実装パッドの異物除去方法

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