JP2004226889A - パトローネ処理方法及び装置 - Google Patents

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JP2004226889A JP2003017286A JP2003017286A JP2004226889A JP 2004226889 A JP2004226889 A JP 2004226889A JP 2003017286 A JP2003017286 A JP 2003017286A JP 2003017286 A JP2003017286 A JP 2003017286A JP 2004226889 A JP2004226889 A JP 2004226889A
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Shinichiro Suzuki
真一郎 鈴木
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Abstract

【課題】片開きパトローネを搬送し、搬送途上で片開きパトローネの姿勢制御を行い、確実に順次次工程に受け渡すパトローネ処理方法及び装置。
【解決手段】パトローネの外形をかたどった収容部が所定位置において同じ姿勢になるように、当該収容部を有する第1保持手段を第1搬送手段に設け、前記収容部に対して、一方の端部にキャップがされた片開きパトローネをキャップ側から挿入し、次いでパトローネの外形をかたどった収容部が所定位置において同じ姿勢になるように、当該収容部を有する複数の第2保持手段を第2搬送手段に設け、第1搬送手段上の片開きパトローネをキャップの側から順次挿入して受け渡しを行うとともに、搬送経路を変更し、搬送経路上で、片開きパトローネに対する少なくとも1つの処理を行うことを特徴とするパトローネ処理方法。
【選択図】 図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、写真感光性フイルムを収容するためのパトローネを、片開き状態で安定して搬送し、かつ、次工程に受け渡すことができるパトローネ処理方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
定尺の写真感光性フイルムの巻回し体を装填するためのパトローネを製造する場合、胴板を丸め機構によって丸め形成した後、一方の端部にかしめ機構を介してキャップをかしめることにより、片開きパトローネが製造される。
【0003】
前記片開きパトローネをフイルムの穿孔、切断、巻き取り、装填等の作業が行われるフイルム包装工程に送るためには適宜の搬送手段、受け渡し手段が必要となるが、受け渡しを確実に行うために、受け渡しポジションにおいて片開きパトローネが常に同一姿勢であることが求められる。
【0004】
これを可能にする手段として、以下に述べるような技術が提案されており、図9を参照しながら説明する。図13は従来技術における搬送手段及び受け渡し手段の正面から見た要部拡大図である。
【0005】
即ち、パトローネ製造工程で作られた片開きパトローネはマグネットコンベアー等で所定の高さまで持ち上げられ、その後、図9に示すように、傾斜部を有する供給シュート700内に自重を利用して、水平姿勢で収納される。収納された片開きパトローネ6は、供給シュート700の下方端に対向して設けられた分離円板710の4カ所の収容部711に順次落とし込まれる。
【0006】
落とし込まれた片開きパトローネ6は図に示す矢印方向の分離円板710の間欠回転により1個ずつに分離され、更に、下方に運ばれた時に、右上方に傾斜したマグネットからなる傾斜コンベア720上に吸着されて、図の矢印で示す傾斜コンベアー720の回転により右上方に搬送される。搬送中、片開きパトローネ6は傾斜コンベアー720が傾斜しているため回転を始めるが、片開きパトローネ6のフイルム引き出し用のスリット部を形成するリップ部6Aがストッパとなって回転が止まり、この状態で傾斜コンベアー720上を搬送される。そして片開きパトローネ6が可動ストッパー730に当接して所定位置に位置決めされる。
【0007】
位置決めされた片開きパトローネ6は、受け渡し円板740の4カ所に設けられた、パトローネの外形をかたどられ、かつ、停止中の片開きパトローネ6の円周方向の向きと同じ向きに合わされた収容部741に、押し込みシリンダ(不図示)により挿入される。
【0008】
挿入された片開きパトローネ6は、受け渡し円板740の矢印方向の間欠回転により所定角度回転後、前記収容部741とほぼ同一形状をなし、かつ、受け渡しポジションにおいて同じ向きになるように形成された主円板750上の収容部751に、押し込みシリンダ(不図示)により再度挿入され、受け渡される。
【0009】
主円板750に受け渡された後、主円板750が図の矢印の方向に間欠回転し、下流のステーションで、定尺フイルムが巻回しされたスプールが前記片開きパトローネ6に装填され、更に下流のステーションで、反対側のキャップがされて、定尺フイルム入りのパトローネが完成する(例えば、特許文献1参照。)。
【0010】
【特許文献1】
特開平6−266059号公報(第25−第26頁、第56図)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に開示された構成では、傾斜コンベアー上で片開きパトローネの周方向の向き(姿勢)を一定にする時に、片開きパトローネの形状にばらつきがあると、リップ部がストッパーとしての役目をせずに、回転してしまい、周方向の向きがずれた姿勢で停止する。この状態だと、分離円板の収容部に対して受け渡しがうまくなされず、また、強引に前記収容部に受け渡しを行いえたとしても、挿入時にリップ部が変形して下流側のポジションでフイルム装填不良を起こしたり、片開きパトローネが収容部に挿入不完全のまま搬送されて装置間に挟まれてしまう等の問題を引き起こしてしまう。
【0012】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、主たる目的は、簡単な構成で、片開きパトローネを搬送し、受け渡しポジションにおいて、安定して次工程に受け渡しを行うことが出来るパトローネ処理方法及び装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、下記の構成により達成することが出来る。
【0014】
(1)パトローネの外形をかたどった収容部が所定位置においてほぼ同じ姿勢になるように、当該収容部を有する第1保持手段を可回転の第1搬送手段に設け、前記収容部に対して、一方の端部にキャップがされた片開きパトローネをキャップ側から挿入し、次いで、パトローネの外形をかたどった収容部が所定位置においてほぼ同じ姿勢になるように、当該収容部を有する複数の第2保持手段を可回転の第2搬送手段に設け、前記第1搬送手段上の片開きパトローネをキャップの側から順次挿入してパトローネの受け渡しを行うとともに、搬送経路を変更し、更に、前記第2搬送手段の搬送経路上で、前記片開きパトローネに対する少なくとも1つの処理を行う、
ことを特徴とするパトローネ処理方法。
【0015】
(2)片開きパトローネに対する1つの処理は、フイルムを巻回したスプールの装填であることを特徴とする前記(1)に記載のパトローネ処理方法。
【0016】
(3)パトローネの受け渡しは,片開きの側から挿入した押し出し部材により前記キャップの内面を押すことにより行うことを特徴とする前記(1)又は前記(2)に記載のパトローネ処理方法。
【0017】
(4)可回転の第1搬送手段と、前記第1搬送手段に設けた第1保持手段と、可回転の第2搬送手段と、前記第2搬送手段に設けた複数の第2保持手段と、前記第1搬送手段及び第2搬送手段に設けた保持手段は、パトローネの外形をかたどった収容部とを有し、かつ、
前記第1搬送手段と前記第2搬送手段とは、それぞれの収容部が所定位置において同じ姿勢で整列するように対向して位置付けされており、
前記第1搬送手段と前記第2搬送手段とは、それぞれの収容部が所定位置において同じ姿勢で整列するように制御する制御手段と、
前記所定位置において、前記第1搬送手段の前記収容部から前記第2搬送手段の前記収容部に片開きパトローネを受け渡しを行うための押し出し部材とを有する、ことを特徴とするパトローネ処理装置。
【0018】
【発明の実施の形態】
先ず、本発明の対象製品である定尺の感光性フイルム入りパトローネについて、図1を参照しながら説明する。
【0019】
なお、図1以下の全図において、既出の部材(手段)と同じ部材(手段)については同一の参照符号を付すこととする。
【0020】
図1は定尺の感光性フイルム入りパトローネ1の概略斜視図である。
2は感光性フイルムを所定長さ、及び、所定形状に切断した定尺フイルム(以下、単にフイルムとも言う)である。
【0021】
7は、フイルム2を係止するとともに巻回しするためのスプールである。
3はパトローネで、金属薄板からなる円筒状部材の両端に金属製のキャップ8、9をかしめたものであり、スプール7に巻回しされたフイルム2を内包するとともに、スプール7をキャップ8、9の穴部で回転可能に保持している。
【0022】
なお、パトローネ3のうち、片側のみキャップされた状態を片開きパトローネといい、参照符号6を付す。
【0023】
パトローネ3はフイルム2の送り出し、巻き戻しのためのスリット部を形成するリップ部6Aを有している。図に示すように、リップ部6Aはパトローネ3の円筒部よりも飛び出している。
【0024】
次に、本発明に係わるパトローネ処理装置の第1の実施の形態を図を参照しながら説明する。
【0025】
図2はフイルムの加工、包装、及び、パトローネの製造過程を示す概略斜視図であるが、この図を用いて、定尺フイルム入りパトローネ1の概略の製造過程について説明する。
【0026】
フイルム2は、穿孔、切断等の処理が行われた後、スプール7に係止された後巻き取られ、(A)で示す状態になる。
【0027】
一方、胴板4を丸め、更に、片側のキャップ8をかしめることにより、(B)で示す片開きパトローネ6が得られる。
【0028】
この片開きパトローネ6に上記のフイルムの巻回しされたスプール7を装填し、キャップ9をかしめることにより、定尺フイルム入りパトローネ1が得られる。図には示さないが、更に、パトローネ1は樹脂製の容器に入れられる。
【0029】
図3は、本発明に係わるパトローネ処理装置40を組み込んだフイルム包装装置100の概略正面図である。
【0030】
110は元巻部であり、所定幅、例えば、幅が35mmに裁断された感光性フイルムの元巻き111がセットされている。120は穿孔部でありロータリ型の穿孔装置を備えており、フイルムの両サイドにパーフォレーションを穿孔する。
【0031】
130はアキューム部であり、複数のダンサーローラを有し、フイルム元巻き111の交換時の時間ロスを吸収する機能を有する。
【0032】
140は焼き込み部であり、フイルム2にサイドライン、サイドマーク、駒ナンバー等を焼き込む。
【0033】
150は定尺断裁部であり、図に示すように配置された、定尺スプロケット151、搬送ローラ152、153、断裁装置154等を備え、感光性フイルムは定尺スプロケット151により所定寸法送り出された後、断裁装置154で図3に示すように2つの係止穴21を含む所定形状に切断され、定尺フイルム2が得られる。
【0034】
160はスプール組込部であり、図の矢印で示す時計方向に間欠回転する組込円板161を有し、組込円板161の外周部には6カ所にスプール7を保持するためのチャック162が等間隔に設けられている。
【0035】
スプール組込部160のステーションS1において、スプール供給装置200から送り出されたスプール7はスプール供給シュート201を介して、順次供給され、組込円板161上のチャック162に保持される。
【0036】
ステーションS3において、前述したフイルム2の一端部は、定尺スプロケット151、及び、搬送ローラ152、153の回転により、スプール7のスリット71に挿入され、係止穴21がスリット71に設けられた2カ所の突起部72に係止される。
【0037】
ステーションS4において、フイルム2を係止したスプール7が回転し巻き取りを行う。
【0038】
次に、ステーションS5において、所定の往復運動及び上下運動機能を有する移載装置170により、フイルム2を巻回ししたスプール7は取り外され、パトローネ処理装置40を構成する第2搬送手段500のステーションS9において、片開きパトローネ6に装填される。スプール7の装填はフイルム2の後端部22(図3参照)がスリット部6Aから所定長さ飛び出した状態になるように行われる。
【0039】
なお、片開きパトローネ6は、パトローネ製造装置300で製造された後、第1搬送手段400に受け渡され、更に、第1搬送手段400から、第2搬送手段500に、ステーションS7において受け渡されるが、この受け渡しは本発明に係わる部分であるので、後に詳しく説明する。
【0040】
第2搬送手段500は、パトローネ処理円板501、パトローネ処理円板501を間欠駆動するためのインデックスユニット503(図4参照)等から構成されている。
【0041】
パトローネ処理円板501は、その外周部に均等に分割された複数個(本実施の形態では10個)の第2保持手段502を有し、片開きパトローネ6を収容するとともに、インデックスユニット503により、図の矢印方向に間欠回転する。
【0042】
ステーションS10においては、キャップ供給装置600からキャップ供給シュート601を介して供給されたキャップ9が、片開きパトローネ6にキャッピンングされる。
【0043】
ステーションS11においては、キャップ9がかしめ装置520によりかしめられ、定尺の感光性フイルム入りのパトローネ1が得られ、片開きパトローネ6へのパトローネ処理が完了する。
【0044】
ステーションS15においては、パトローネ1はパトローネ処理円板501から取り外され、回収シュー801を介して、容器組み込み部800に送られる。
【0045】
容器組込部800において、パトローネ1が樹脂からなる容器に入れられて蓋がされる。
【0046】
フイルム包装装置100は暗室に設置されているため、明室に設置されているスプール供給装置200、キャップ供給装置600等との間には、光によるかぶりを防止するため、所定区間遮光性トンネルが設けられている。
【0047】
次に、片開きパトローネ6を製造するためのパトローネ製造装置について、図4を用いて説明する。
【0048】
図4はパトローネ製造装置300の概略平面図である。
301は、胴板供給部であり、複数枚の胴板4(図2参照)を多数列収容するトレイ、下流側への供給装置等(不図示)を有している。
【0049】
胴板分離装置305は胴板供給部301から供給された胴板4を一枚ずつ分離して、送り竿306の上に載せる。
【0050】
送り竿306は胴板4を間欠的に一定距離ずつ送る機能を有し、胴板4を丸め装置310に供給する。
【0051】
胴板4は丸め装置310にて、円筒状のパトローネ本体5(図2参照)に加工され、パトローネかしめ装置330のステーションS17に順次送り込まれる。
【0052】
パトローネかしめ装置330は図の矢印方向に回転する8分割のインデックステーブル331を有し、パトローネ本体5はインデックステーブル331上で、周方向等間隔の8箇所に設けられたチャックユニット332に外周面を保持される。
【0053】
320はキャップ供給装置であり、キャップ8はキャップホッパー321からキャップフィーダ322に供給され、キャップ供給シュート323を介してステーションS19にて、パトローネ本体5にキャッピングされる。更に、ステーションS21でキャップかしめ装置351によりかしめられ、ステーションS23にて、パトローネ処理装置40を構成する第1搬送手段400に受け渡される。
【0054】
なお、この受け渡し位置をポジションP1ということとする。
次に、図5、図6、図7を用いて、ポジションP1における片開きパトローネ6の受け渡しについて詳しく説明する。図5は、図4におけるA−A断面図、図6は第1搬送手段400の要部側面図、図7(a)は第1搬送手段400に設けた第1保持手段の側面図、図7(b)はC−C断面図である。
【0055】
先ず、チャックユニット332について説明する。
チャックユニット332は、パトローネ本体5(図2参照)の外周面を保持するための収容部342を有しており、パトローネかしめ装置330の各ステーションにおいて所定の保持強度になるように調整機構を有しているが、本発明とは直接関係がないので説明は省略するものとする。
【0056】
収容部342は、ステーションS23、即ち、受け渡しポジションP1において、片開きパトローネ6が常に同じ姿勢、即ち、リップ部6Aが円周方向にみて同位相になるように構成されている。
【0057】
次に、第1搬送手段400について説明する。
402は片開きパトローネ6を搬送するためのチェーンであり、スプロケット410、411に懸架されている。スプロケット411はインデックスユニット412(図4参照)に結合されており、インデックスユニット412により図6の矢印方向に所定角度回転する。
【0058】
403は第1保持手段で、パトローネの外形をかたどった収容部413を有しており、複数の第1保持手段403がチェーン402に等間隔に保持されている。
【0059】
405は第1保持手段403の両サイドの下部を挟むように設けられたサイドガイド部材で、ポジションP1からP2にわたり水平状態に設けられており、第1保持手段403の高さ方向、及び、搬送方向に対して横方向の動きを規制するもので、本体401に固定されている。
【0060】
これにより、ポジションP1からP2にわたり、第1保持手段403の収容部413は同じ姿勢を保つことが出来る。
【0061】
404は受け渡しガイドであり、第1保持手段403の収容部413と同一形状の収容部414を有しており、チャックユニット332と第1保持手段403との間に配設されている。
【0062】
チャックユニット332,受け渡しガイド404、及び、第1保持手段403の各収容部342、414、及び、413はポジションP1において、それぞれの収容部が同じ姿勢で整列するように対向して位置づけられている。換言すれば、片開きパトローネ6は同一姿勢、即ち、リップ部6Aが周方向にみて同位相で、下記に述べる手段により、受け渡される(図7(a)参照)。
【0063】
408は磁石からなる引き込み部材であり、引き込みシリンダー406に連結されている。
【0064】
引き込みシリンダー406の前進(図の矢印方向)により引き込み部材408がキャップ8を吸着し、引き込みシリンダー406の後退により、チャックユニット332に収容されている片開きパトローネ6を、受け渡しガイド404を介して、第1保持手段403の収容部413に収容する。片開きパトローネ6の受け渡しは、本実施の形態に拘束されることなく、例えば、片開きパトローネ6のキャップ8の内面を押すことにより行っても良い。
【0065】
本実施の形態においては、受け渡しガイド404、及び、第1保持手段403は、片開きパトローネ6の受け渡し時の傷防止のためMCナイロンで製作されているが、これに拘束されることなく、例えば、金属にハードクロームメッキをし、バフ研磨をしたものを用いても良い。
【0066】
第1搬送手段400に受け渡された片開きパトローネ6は下流側に搬送され、図6に示す、ポジションP2において、第1搬送手段400から第2搬送手段500に受け渡される。
【0067】
次に、本発明の特徴である、パトローネ処理装置40を構成する第1搬送手段400から第2搬送手段500への受け渡しについて、図8を用いて詳細に説明する。図8は、図4における受け渡しポジションP2におけるB−B断面図である。
【0068】
なお、ポジションP2は、第2搬送手段500においては、図2に示すステーションS7の位置に相当する。
【0069】
415は受け渡しガイドであり、第1保持手段403と第2保持手段502の間に設けられている。受け渡しガイド415の収容部416は第1保持手段403の収容部413とほぼ同一形状で、かつ、ポジションP2において同じ姿勢で整列、対向するように配設されている。
【0070】
更に、第2保持手段502のパトローネの外形をかたどった収容部504は、ポジションP2において、第1保持手段403の収容部416と同じ姿勢で、整列、対向するようにパトローネ処理円板501上に配設されている。
【0071】
第1搬送手段400、第2搬送手段500はそれぞれ制御手段450、550により、所定のタイミングで、ポジションP2において収容部413,504が同じ姿勢で整列するように制御される。
【0072】
また、例えば、パトローネ製造装置300において、片開きパトローネ6の不良品が発生したような場合には、不良品排出トレーに排出され、第1搬送手段400には受け渡されないように構成されている。この結果、第1保持手段403の収容部413には片開きパトローネ6が収容されていない空き状態の収容部が発生するが、この空き状態は下流側に制御手段450、550により、順次トラッキングされ、それに対応するフイルム包装装置100、第2搬送手段500の各ステーションにおける各作業、例えば、スプール7の供給、フイルム定尺切断等の作業は行われないように制御されている。
【0073】
417は押し出し部材であり、押し出しシリンダー418の図の矢印方向の作動により前進し、片開きパトローネ6のキャップ8の内面を押し、片開きパトローネ6を受け渡しガイド415を介して、第2保持手段502の収容部504に順次挿入する。
【0074】
上述したように、所定位置において、パトローネ処理装置40を構成する第1搬送手段400と、第2搬送手段500のそれぞれの収容部は同じ姿勢で整列するように対向して位置づけられており、片開きパトローネの受け渡しを確実に行うとともに、搬送経路を変更することが出来る。
【0075】
次に、パトローネ処理動作を含む各部の動作について説明する。
所定幅に切断された感光性フイルムの元巻き111に、穿孔部120にてパーフォレーションを穿孔し、アキューム部130を経て、焼き込み部140でサイドライン等を焼き込み、定尺断裁部150で所定長さ、所定形状に切断し、スプール組込部160に送り込む。送り込んだフイルム2をスプール組込部160でスプール7に係止した後、巻回しを行う。
【0076】
一方、パトローネ製造装置300において、胴板4を丸め装置310によって丸め、丸められた胴板をパトローネかしめ装置330によって片側のキャップ8をかしめ、片開きパトローネ6を製造する。
【0077】
この片開きパトローネ6を、所定位置においてほぼ同じ姿勢になるように設けられた、第1搬送手段400上の複数の第1保持手段403が有する収容部413に、キャップ側から順次挿入する。
【0078】
続いて、挿入された片開きパトローネ6を第1搬送手段400により下流側に搬送し、所定位置においてほぼ同じ姿勢になるように設けられた、第2搬送手段500上の複数の第2保持手段502が有する収容部504に、キャップの内面を押し出し部材417により押し出して順次受け渡すとともに、搬送経路の変更を行う。
【0079】
更に、第2搬送手段500上の片開きパトローネ6に、搬送方向下流側において、前述したフイルムの巻回しされたスプール7を装填し、更に下流側で、キャップ9をかしめる。
【0080】
以上述べたように、片開きパトローネを第1搬送手段から第2搬送手段に確実に受け渡し、かつ、搬送経路の変更を行い、更に、第2搬送手段の搬送経路上で片開きパトローネにフイルムを巻回ししたスプールの装填等の処理を行うことが出来る。
【0081】
次に、図9、図10、図11を用いて第2の実施の形態について説明する。
図9はパトローネ処理装置を構成する第1搬送手段900、及び、第2搬送手段950の概略平面図、図10は第1搬送手段900の概略側面図、図11は図9のDD要部断面図である。
【0082】
901は上下循環式のフリーフローコンベアーと称される第1コンベアーで、コンベアーベルト906、915、第1昇降装置902、903等で構成されている。コンベアーベルト906、915は矢印方向に回転し、第1保持手段403を搬送する機能を有する。
【0083】
902、903は第1昇降装置でコンベアーベルト906、915の上流端、下流端に近接して設けられており、昇降機能、及び、第1保持手段403の搬送機能を有する。
【0084】
第1保持手段403はコンベアーベルト906により矢印方向に搬送され、下流端で、第1昇降手段903に乗り移り、下降し、第1コンベアー901の下段部に設けられた戻り用のコンベアーベルト915により戻され、第1昇降装置902に乗り移り、上昇し、再びコンベアーベルト906上に戻される。
【0085】
第2コンベアー951も第1コンベアー901と基本構成は同じであるので説明は省略する。
【0086】
P1は片開きパトローネ6をパトローネかしめ装置330から第1搬送手段900へ受け渡しを行うポジションであり、第1の実施の形態と基本的に同じ位置である。P2も第1搬送手段900から第2搬送手段950に片開きパトローネ6を受け渡すポジションであり、第1の実施の形態と基本的に同じ位置である。
【0087】
904、905はエヤーシリンダーにより駆動され、第1保持手段403の搬送方向に直角に前後運動するロッドを有する第1ストッパー、第2ストッパーである。
【0088】
第1ストッパー904、及び、第2ストッパー905は、ポジションP1、P2において、第1の実施の形態で述べのと同様に、片開きパトローネ6がチャックユニット332から第1保持手段403へ、第1保持手段403から第2保持手段502へ、受け渡されることが可能になる位置に配設されている。なお、ポジションP2においては、第3ストッパー954の内、最上流にあるストッパーも、片開きパトローネ6が受け渡しが可能になるように設けられている。
【0089】
907はエヤーシリンダーにより駆動される分離ストッパーで、第2ストッパー905の上流側に設けてあり、分離ストッパーが前進することにより、第1保持手段403の側面を押して、サイドガイド911に押しつけることにより搬送を停止させる。
【0090】
次に、第1保持手段403がポジションP2において、1個ずつ分離、停止される動作を説明する。
【0091】
第2ストッパー905及び分離ストッパー907は制御手段920で制御されており、図に示す状態から、第2ストッパー905が後退し、第1保持手段403(図のH1)が下流側に搬送されると、所定タイミング後、第2ストッパー905は再び前進し、第1保持手段(H2)を停止させる準備をする。
【0092】
第2ストッパー905の後退と同時に、分離ストッパー907が後退し、第1保持手段403(H2)を下流側に搬送させ、所定タイミング後、上流にある第1保持手段403(H3)を停止させる。この様な動作を繰り返すことにより、ポジションP2において、第1保持手段403を順次分離しながら停止させることが出来る。
【0093】
同様に、ポジションP1においては、第1昇降装置902が、分離ストッパー907と同じ機能を有し、第1ストッパー904と連動して、ポジションP1に第1保持手段403を分離、停止する。
【0094】
次に、ポジションP2における、第1保持手段403の正確な位置決め手段について説明する。
【0095】
909は、エヤーシリンダーによって上下方向に駆動される一対の下規制板である。
【0096】
下規制板909は第1保持手段403が第2ストッパーにより停止された後、エヤーシリンダーの作動により、上方に移動し、第1保持手段403の底面及び側面を挟み込み、コンベアーベルト906から浮かせるとともに、上方に設置し、コンベアー本体912に固定した、一対の上規制板908に上面及び側面を挟み込み、第1保持手段403を確実に位置規制することが出来る。図からも明らかなように、第2保持手段502も同様な構成により位置規制される。
【0097】
なお、上述した位置規制の手段は、ポジションP1及び後述するステーションS24、S25、S26にも設けられている。
【0098】
上述したような構成にすることにより、ポジションP1、P2において片開きパトローネ6を同一姿勢で確実に受け渡すことが出来る。
【0099】
次に、第2搬送手段950において、ステーションS24、S25及びS26は第1の実施の形態における、ステーションS9、S10、及び、S11と基本的に同じ構成を有しており、フイルムを巻回ししたスプール7の装填、キャップ8のキャッピング、及び、かしめを行う。
【0100】
なお、第1搬送手段900は、図12(単一保持手段側面図)に示すように、1つの第1保持手段403をポジションP1とP2との間を、往復シリンダー930により、矢印で示すように、往復させるように構成しても良い。
【0101】
即ち、ポジションP1にて片開きパトローネ6を受け取り、受け取り後、往復シリンダー930を右方向に作動させ、ポジションP2において第2搬送手段950に受け渡す。
【0102】
また、第1搬送手段、及び、第2搬送手段は左右、上下の運動を行う送り竿装置を用いて、第1保持手段、及び、第2保持手段を搬送しても良い。
【0103】
本発明で言う、可回転の搬送手段とは、チェーン、ベルト等の回転する手段、及び、シリンダー等による左右の運動する手段、送り竿等による、左右、上下方向に運動する手段も含むものとする。
【0104】
なお、第1搬送手段及び第2搬送手段は上述した装置を適宜組み合わせて使用することも可能である。
【0105】
次に、パトローネ処理動作を含む各部の動作について説明する。
パトローネかしめ装置330にて製造された片開きパトローネ6は、ポジションP1において、第1保持手段403に、引き込み部材408により、受け渡され、受け渡し完了後、コンベアーベルト906により下流側に搬送され、ポジションP2において第1保持手段403から第2保持手段502に、押し出し部材417により、受け渡される。受け渡された片開きパトローネ6は第2コンベアー951により下流側に搬送され、ステーションS24,S25、及び、S26において、スプール7の装填、キャッピンング、かしめ動作が行われる。
【0106】
以上述べたように、片開きパトローネを第1搬送手段から第2搬送手段に確実に受け渡し、かつ、搬送経路の変更を行い、更に、第2搬送手段の搬送経路上で片開きパトローネにフイルムを巻回ししたスプールの装填等の処理を行うことが出来る。
【0107】
【発明の効果】
簡単な構成により、片開きパトローネを搬送し、搬送途上で、前記片開きパトローネの姿勢制御を行うことにより、確実に順次次工程に受け渡すことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】定尺の感光性フイルム入りパトローネの概略斜視図。
【図2】フイルム加工、包装、及び、パトローネ製造過程を示す概略斜視図。
【図3】フイルム包装装置の概略正面図。
【図4】パトローネ製造装置の概略平面図。
【図5】図4におけるA−A断面図及びチャックユニットの正面図。
【図6】第1搬送手段の要部側面図。
【図7】第1保持手段の断面図。
【図8】図4におけるB−B断面図。
【図9】第1搬送手段、第2搬送手段の概略平面図。
【図10】第1搬送手段の概略平面図。
【図11】図9のD−D要部断面図。
【図12】単一保持手段側面図。
【図13】従来技術の搬送手段及び受け渡し手段の要部拡大図。
【符号の説明】
1 定尺の感光性フイルム入りパトローネ
2 定尺フイルム
3 パトローネ
6 片開きパトローネ
6A リップ部
7 スプール
8、9 キャップ
40 パトローネ処理装置
100 フイルム包装装置
300 パトローネ製造装置
330 パトローネかしめ装置
332 チャックユニット
400 第1搬送手段
402 チェーン
403 第1保持手段
404 受け渡しガイド
405 サイドガイド部材
408 引き込み部材
410、411 スプロケット
412 インデックスユニット
413 収容部
450 制御手段
500 第2搬送手段
501 パトローネ処理円板
502 第2保持手段
503 インデックスユニット
504 収容部
550 制御手段
900 第1搬送手段
901 第1コンベアー
904 第1ストッパー
905 第2ストッパー
907 分離ストッパー
915 コンベアーベルト
950 第2搬送手段
951 第2コンベアー
954 第3ストッパー

Claims (4)

  1. パトローネの外形をかたどった収容部が所定位置においてほぼ同じ姿勢になるように、当該収容部を有する第1保持手段を可回転の第1搬送手段に設け、前記収容部に対して、一方の端部にキャップがされた片開きパトローネをキャップ側から挿入し、次いで、
    パトローネの外形をかたどった収容部が所定位置においてほぼ同じ姿勢になるように、当該収容部を有する複数の第2保持手段を可回転の第2搬送手段に設け、前記第1搬送手段上の片開きパトローネをキャップの側から順次挿入してパトローネの受け渡しを行うとともに、搬送経路を変更し、更に、
    前記第2搬送手段の搬送経路上で、前記片開きパトローネに対する少なくとも1つの処理を行う、
    ことを特徴とするパトローネ処理方法。
  2. 前記片開きパトローネに対する1つの処理は、フイルムを巻回したスプールの装填であることを特徴とする請求項1に記載のパトローネ処理方法。
  3. 前記パトローネの受け渡しは,片開きの側から挿入した押し出し部材により前記キャップの内面を押すことにより行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパトローネ処理方法。
  4. 可回転の第1搬送手段と、前記第1搬送手段に設けた第1保持手段と、
    可回転の第2搬送手段と、前記第2搬送手段に設けた複数の第2保持手段と、前記第1搬送手段及び第2搬送手段に設けた保持手段は、パトローネの外形をかたどった収容部とを有し、かつ、
    前記第1搬送手段と前記第2搬送手段とは、それぞれの収容部が所定位置において同じ姿勢で整列するように対向して位置付けされており、
    前記第1搬送手段と前記第2搬送手段とは、それぞれの収容部が所定位置において同じ姿勢で整列するように制御する制御手段と、
    前記所定位置において、前記第1搬送手段の前記収容部から前記第2搬送手段の前記収容部に片開きパトローネを受け渡しを行うための押し出し部材とを有する、
    ことを特徴とするパトローネ処理装置。
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