JP3875580B2 - パトローネ製造方法、及びパトローネ製造装置 - Google Patents

パトローネ製造方法、及びパトローネ製造装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、写真用ロールフィルムを収容するパトローネを製造するパトローネ製造方法、及びパトローネ製造装置に関し、特に、片開きパトローネができるまでの高速稼動を実現するパトローネ製造方法、及びパトローネ製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
写真用35mmロールフイルムは、パトローネに収納した状態で利用される。このパトローネは、基本的に、円筒状の胴板と、前記胴板内に収容されるスプールと、胴板の上下端部を閉じるキャップと、から構成される。そして、胴板のフイルム引出し口の端部内面側には、通称テレンプと称される遮光用のビロードリボンが貼着されている。
【0003】
写真用ロールフィルムを収納するパトローネの製造方法について説明する。図5を参照すると、まず、上述のパトローネ胴板を形成するのに縦横寸法がパトローネ胴板の展開縦横寸法と同一となるように切断し、切断された金属薄板を長軸の断面が舟形状になるよう成形加工し、成形加工された金属薄板101の左右両端部にビロードリボン102a、bが貼着されて、いわゆる「舟形胴板」が得られる。
【0004】
その後、舟形胴板は上記ビロードリボンが互いに重なるように円筒状に丸められ、丸められた胴板の片側端部にキャップ103aをかしめて、いわゆる「片開きパトローネ」ができる。
【0005】
最後に、スプール104に定寸フィルム105が巻き込まれた巻回体を片開きパトローネの開口側から挿入した後、この片開パトローネの開口端部にキャップ103bをかしめて、写真用ロールフイルムを収納したいわゆる「巻き込みパトローネ」となる。
【0006】
次に、従来のパトローネの製造方法及び装置について図面を用いて説明する。
【0007】
図6を参照すると、このパトローネ製造装置100は、略水平面に対し垂直な回転軸を中心に回転可能とし、複数の組立チャック171を回転軸の周りに等角度間隔で保持するインデックスユニット170を備えている。このインデックスユニット170の周囲に配された8つのステーションの所定の位置には、胴板供給部110と、片開きパトローネ製造部120と、検出部130と、不良品排出部140と、良品排出部150と、残品排出部160と、が配設されている。
【0008】
まず、胴板供給部110から、その近傍で静止し、かつ、胴板を受け入れ可能な組立チャック171に舟形胴板が挿入(供給)される。次に、挿入された舟形胴板は、インデックスユニット170の回転によって片開きパトローネ製造部120に搬送され、片開きパトローネ製造部120において舟形胴板が円筒状に丸められ、丸められた胴板の片側端部に供給されたキャップが挿入され、かつ、挿入されたキャップを胴板にかしめて、片開きパトローネが製造される。次に、製造された片開きパトローネは、インデックスユニット170の回転によって検出部130に搬送され、検出部130において片開きパトローネに係るキャップと胴板の係合状態が監視され、片開きパトローネが良品か否かが検出される。次に、検出が終了した片開きパトローネは、インデックスユニット170の回転によって不良品排出部140に搬送され、検出部130で不良品と判断された場合には、不良品排出部140において不良品に係る片開きパトローネが排出され、良品と判断された場合には、良品に係る片開きパトローネは排出されない。次に、インデックスユニット170が回転し、良品に係る片開きパトローネが良品排出部150に搬送されてきた場合は、良品排出部150において検出部130で良品と判断された片開きパトローネが排出される。次に、インデックスユニット170が回転し、不良品排出部140及び良品排出部150で排出されずに残った部品が残品排出部160に搬送されてきた場合は、残品排出部160において組立チャックにある残留品が排出される。そして、インデックスユニット170が回転し、空となった組立チャック171に再び胴板供給部110から舟形胴板が挿入され上記動作が繰り返される。また、各工程部の動作は、同時に行なわれ、1ピッチ回転するごとに片開きパトローネができあがってくる。
【0009】
次に、胴板供給部について詳細に説明する。胴板供給部は、複数の胴板を搭載するトレーからストック部に移載する胴板移載工程部と、ストック部に蓄積された胴板をインデックスユニットに供給する胴板供給工程部と、に分けることができる。
【0010】
図7及び図8を参照すると、胴板供給部の胴板移載工程部201には、トレーチェンジャー機構210と、移載機構220と、ストック部230と、を有する。
【0011】
胴板供給部の胴板移載工程部201では、まず、立位姿勢で整列した複数の舟形胴板203を搭載するトレー204をトレーチェンジャー機構210を用いて1枚づつ供給する。すなわち、トレー段ばらし部211に積み上げられたトレー204の最下部から2段目を持ち上げた上で、最下部のトレー204をコンベアで移載部212に動かす。移載部212にあるトレー204に対して、吸着用マグネット(図示せず)を内装するとともに爪で舟形胴板203を把持する把持手段221を有する移載機構220が上から降りてきて、トレー204上の所定枚数の舟形胴板203を立位姿勢のまま一体的に保持し、舟形胴板203を保持したまま上昇させ、水平方向に移動させ、ストック部230上方まで移動させる。その後、舟形胴板203を保持した把持手段221の底面の角度を回転機構222の動きで水平な状態からストック部230の傾斜ベース231と同じ角度に傾斜させ、傾斜させたまま舟形胴板を傾斜ベース231上まで下降させた上で、移載機構220の保持を解除する。これによりひとまとまりの舟形胴板203が立位姿勢で整列したままストック部230に移載される。なお、空になったトレー204はトレー段積み部213にコンベアで送られ、既に存在しているトレー204が持ち上げられて、その最下部に挿入される。
【0012】
次に、図9及び図10を参照すると、胴板供給部の胴板供給工程部202には、ストック部230と、吸着機構240と、マグネット250と、組立チャック171と、を有する。
【0013】
胴板供給部の胴板供給工程部202では、まず、ストック部230に移載されたひとまとまりの舟形胴板203は、スライド機構(スタッカーウェイト)によって傾斜ベース231上で立位姿勢で整列したまま一体的に低部側にスライドさせられ、取出し口232に配置された爪(図示せず)で係止される。この時、ストック部230に蓄積されている整列する舟形胴板203は、傾斜ベース231から取出し口232にかけて、立位姿勢で整列した状態から水平姿勢に徐々に変換されてゆく。次に、ストック部230の取出し口232にある舟形胴板203は押上機構242によって上昇してきた吸着機構240に吸着され、下方に引かれる。この事で後続の舟形胴板203と切り離された舟形胴板203は、吸着されたまま、揺動部材260に形成された爪部261によって図の右方向に押し出され取出される。この時、取出し口232には邪魔板(図示せず)が設定されており、2枚取出しを防ぎ、確実な一枚取出しを可能としている。取出された舟形胴板203は、吸着された状態でマグネット250の下方まで搬送され、押上機構242によって上昇して、吸着を解除して舟形胴板203をマグネット250に保持させる。マグネット250に保持された舟形胴板203は、次の動作サイクルで揺動部材260に形成された爪部262によってスライドされ、インデックスユニットの組立チャック171に搬送される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
従来のパトローネ製造装置では、インデックスユニットの周囲に配された各ステーションのうち片開きパトローネ製造部(図6の120参照)において(1)胴板の丸め、(2)キャップの挿入、(3)キャップのかしめといった機能が集中しすぎているため、1つのステーションにおける滞在時間が長くなり、単位時間あたりの生産量を多くするには限界があるといった問題がある。これに伴い、片開きパトローネ製造部120以外の工程部では、何も動作していない空白時間が生じ、効率的でないといった問題がある。
【0015】
また、従来の胴板供給部の胴板移載工程部では、以下のような問題がある。図7及び図8を参照すると、(1)舟形胴板を取り出す位置でのトレー204の高さは機構的に一番下であり、保持手段221の昇降用シリンダのストロークが大きいこと。(2) 保持手段220の底面は、水平な状態からストック部の傾斜ベース231の角度にあわせて回転して傾くようにできており、機構が複雑であること。(3)胴板203の枚数が所定枚数に及ばない場合や、製品のばらつきによって1枚の胴板の厚みが薄い場合など、胴板が均一に入っていない場合に、保持手段221におけるマグネットや爪の把持による舟形胴板の保持のみでは、移動時の衝撃や、傾斜時の衝撃で、胴板203を取り落とすことがあること。(4)胴板203間に隙間ができた場合、胴板が傾き倒れ、胴板の板面が保持手段221におけるマグネットに吸着されてしまうことがあること。
【0016】
さらに、従来の胴板供給部の胴板供給工程部では、図9及び図10を参照すると、ストック部230の傾斜ベース231から取出し口232にかけて傾斜角度が変化して行く部分(以下、R部という)で、胴板の配列の乱れ(胴板割れ)が生じる。その結果、胴板取り出しミスが発生し設備停止するといった問題がある。
【0017】
このような胴板割れの発生要因として、発明者の見解によると、第1にR部で、高部側からスタッカーウエイトなどで押圧した場合にラインプレッシャーが寸断され、取出し口232まで均一な力が加わらないこと、第2に胴板がR部を移動する際に舟形胴板の上側端面とシュート接触面の摩擦、下側端面とシュート接触面の摩擦が均一でないこと、第3に胴板を1枚ずつ取り出しタイミングとスタッカーウェイトによる胴板の搬送(移動)のタイミングの差等が関係していると考えられる。
【0018】
本発明の目的は、高速稼動を実現できるパトローネ製造方法及びパトローネ製造装置を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の視点においては、胴板を着脱可能に保持する複数の組立チャックと、回転軸を中心に回転可能とされ、前記組立チャックを前記回転軸の周りに所定角度間隔で保持するインデックス手段と、前記インデックス手段を前記所定角度間隔と等しい角度ピッチで間欠的に回転させる駆動手段と、を備える装置を用いて、フィルム取出し用の隙間を残しつつ円筒状に丸めた胴板の端部にキャップをかしめてなるパトローネを製造するパトローネ製造方法であって、前記組立チャックが1つの停止位置で停止したときに、胴板を受け入れ可能な前記組立チャックに円筒状に丸めた胴板を挿入する第1の工程と、胴板を円筒状に丸めた状態で保持した前記組立チャックが別の停止位置で停止したときに、前記第1の工程と並行して前記胴板の片側端部にキャップを挿入する第2の工程と、キャップが挿入された胴板を保持した前記組立チャックが別の停止位置で停止したときに、前記第1の工程と並行して前記キャップを前記胴板にかしめる第3の工程と、を含み、丸めた胴板を組立チャックに挿入する前に、前記第1の工程と並行して搬送された擬平板状の胴板を円筒状に丸め形成を行なう第4の工程を含むことを特徴とする。
【0023】
また、前記パトローネ製造方法において、キャップをかしめた胴板を保持した前記組立チャックが別の停止位置で停止したときに、前記第1の工程と並行して前記キャップをかしめた前記胴板が良品か否かを検出する第5の工程と、検出された胴板を保持した前記組立チャックが別の停止位置で停止したときに、前記第1の工程と並行して検出された結果に基づいて、対応する良品に係る胴板を排出する第6の工程と、前記組立チャックが別の停止位置で停止したときに、前記第1の工程と並行して良品として排出されなかった胴板を排出する第7の工程と、を含むことが好ましい。
【0027】
本発明の第2の視点においては、写真用ロールフィルムを収容する胴板及びキャップからなるパトローネを製造するパトローネ製造装置において、胴板を着脱可能に把持する複数の組立チャックと、回転軸を中心に回転可能とされ、前記組立チャックを前記回転軸の周りに所定角度間隔で保持するインデックス手段と、前記インデックス手段を前記所定角度間隔と等しい角度ピッチで間欠的に回転させる駆動手段と、前記組立チャックが1つの停止位置で停止したときに、胴板を受け入れ可能な前記組立チャックに円筒状に丸めた胴板を挿入する胴板挿入手段と、胴板を円筒状に丸めた状態で保持した前記組立チャックが別の停止位置で停止したときに、前記胴板挿入手段の動作と並行して前記胴板の片側端部にキャップを挿入するキャップ挿入手段と、キャップが挿入された胴板を保持した前記組立チャックが別の停止位置で停止したときに、前記胴板挿入手段の動作と並行してキャップを胴板にかしめ結合させるかしめ手段と、を備え、丸めた胴板を前記胴板挿入手段に渡す前に、前記胴板挿入手段の動作と並行して擬平板状の胴板を円筒状に丸め形成する形成手段を備えることを特徴とする。
【0029】
また、前記パトローネ製造装置において、キャップをかしめた胴板を保持した前記組立チャックが別の停止位置で停止したときに、前記胴板挿入手段の動作と並行して前記キャップをかしめた胴板が良品か否かを検出する検出手段と、検出された胴板を保持した前記組立チャックが別の停止位置で停止したときに、前記胴板挿入手段の動作と並行して、検出された結果に基づいて、対応する良品に係る胴板を排出する良品排出手段と、組立チャックが別の停止位置で停止したときに、前記胴板挿入手段の動作と並行して良品として排出されなかった胴板を排出する残品排出手段と、を備えることが好ましい。
【0033】
【発明の実施の形態】
写真用ロールフィルムを収容する胴板及びキャップからなるパトローネを製造するパトローネの製造装置において、胴板を着脱可能に把持する複数の組立チャック(図1の10)と、回転軸を中心に回転可能とされ、前記組立チャックを前記回転軸の周りに所定角度間隔で保持するインデックス手段(図1の9)と、前記インデックス手段を前記所定角度間隔と等しい角度ピッチで間欠的に回転させる駆動手段(図1の16)と、前記組立チャックが1つの停止位置で停止したときに、胴板を受け入れ可能な前記組立チャックに円筒状に丸めた胴板を挿入する胴板挿入手段(図1の15)と、胴板を円筒状に丸めた状態で保持した組立チャックが別の停止位置で停止したときに、前記胴板挿入手段の動作と並行して前記胴板の片側端部にキャップを挿入するキャップ挿入手段(図1の4)と、キャップが挿入された胴板を保持した組立チャックが別の停止位置で停止したときに、前記胴板挿入手段の動作と並行してキャップを胴板にかしめ結合させるかしめ手段(図1の5)と、を備え、丸めた胴板を胴板挿入手段(図1の15)に渡す前に、胴板挿入手段の動作と並行して擬平板状の胴板を円筒状に丸め形成する形成手段(図1の3)を備えることにより、胴板の丸め、キャップの挿入、キャップのかしめ、の各工程を同時に行うことができ、各工程部の滞在時間を減少させることができる。
【0036】
【実施例】
本発明の実施例1について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施例1に係るパトローネ製造装置の構成を模式的に示したブロック図である。
【0037】
このパトローネ製造装置1は、6ステーションからなるロータリーインデックスを用い、胴板供給部2と、丸め部3と、キャップ挿入部4と、かしめ部5と、検出部6と、良品排出部7と、残品排出部8と、インデックスユニット9と、組立チャック10と、を有する。
【0038】
胴板供給部2は、トレーに搭載された舟形胴板を移載し、移載された舟形胴板を1枚ずつ丸め部3に供給する部分である。詳細な構成については、別途説明する。
【0039】
丸め部3は、胴板供給部2から供給された舟形胴板を円筒状に丸める部分である。舟形胴板を円筒状に丸める方法は、従来の方法、その他の方法のいずれでもよい。従来の丸める方法の一例として、特開昭63−199035号公報を参照されたい。また、丸め部3とその近傍にあるインデックスユニット9の組立チャック10の間には、胴板挿入部15が配されている。胴板挿入部15は、組立チャック10が1つの停止位置で停止したときに、丸め部3の動作と並行して開状態にある近傍の組立チャック10内に、円筒状に丸めた胴板を、その開かれている部分が前記組立チャックの開かれている部分に位置するようにして挿入する。
【0040】
キャップ挿入部4は、インデックスユニット9が1ピッチ回転し、丸めた胴板を保持した組立チャック10が別の停止位置で停止したときに、丸め部3(胴板挿入部15)の動作と並行して前記胴板の片側(外周側)端部にキャップを挿入する。詳細な構成については、別途説明する。
【0041】
かしめ部5は、インデックスユニット9が1ピッチ回転し、キャップが挿入された胴板を保持した組立チャックが別の停止位置で停止したときに、丸め部3(胴板挿入部15)の動作と並行してキャップを胴板にかしめ結合する。このかしめ部5でいわゆる片開きパトローネができる。かしめ方法は、従来の方法、その他の方法のいずれでもよい。従来のかしめ方法の一例として、特開昭63−199035号公報を参照されたい。
【0042】
検出部6は、インデックスユニット9が1ピッチ回転し、片開きパトローネを保持した組立チャックが別の停止位置で停止したときに、丸め部3(胴板挿入部15)の動作と並行して当該片開きパトローネが良品か否かを検出する。検出方法は、機械的に押圧して検出するもの、赤外線を片開きパトローネにあててその反射光を検出するもの、カメラで捉えた画像情報を処理して検出するもの、など胴板が良品か否かを検出できるものなら従来の方法、その他の方法のいずれでもよい。
【0043】
良品排出部7は、インデックスユニット9が1ピッチ回転し、検出された片開きパトローネを保持した組立チャックが別の停止位置で停止したときに、丸め部3(胴板挿入部15)の動作と並行して、検出部6で検出された結果に基づいて、対応する良品に係る片開きパトローネを排出する。排出方法は、従来の方法、その他の方法のいずれでもよい。
【0044】
残品排出部8は、インデックスユニット9が1ピッチ回転し、組立チャック10が別の停止位置で停止したときに、丸め部3(胴板挿入部15)の動作と並行して良品として排出されなかった片開きパトローネ若しくは残品(キャップのみ、胴板のみ)を排出する。排出方法は、従来の方法、その他の方法のいずれでもよい。
【0045】
インデックスユニット9は、回転軸を中心に回転可能とされ、6つの組立チャック10を前記回転軸の周りに等角度間隔で保持する。インデックスユニット9は、駆動部16によって前記角度間隔と等しい角度ピッチで間欠的に回転する。インデックスユニット9の構成は、従来のもの、その他のもののいずれでもよい。従来のインデックスユニット9の一例として、特開平1−287670号公報を参照されたい。
【0046】
組立チャック10は、胴板を着脱可能に把持する機構部材であり、インデックスユニット9の回転軸の周りに6つのステーションに対応するように等角度間隔で6つ保持されている。組立チャック10は、胴板を円筒状に丸めた状態で保持することができるものである。組立チャック10の構成は、従来のもの、その他のもののいずれでもよい。従来の組立チャック10の一例として、特開平1−287670号公報を参照されたい。
【0047】
次に、実施例1のパトローネ製造装置の動作について説明する。
【0048】
まず、舟形胴板を胴板供給部2から丸め部3に供給し、丸め部3において供給された舟形胴板を円筒状に丸める。
【0049】
次に、丸められた胴板は、丸め部3からその近傍の停止している組立チャック10に搬送され、受け入れ可能な組立チャック10に胴板が円筒状に丸められた状態で保持される。
【0050】
次に、保持された胴板は、インデックスユニット9が1ピッチ回転し別の停止位置で停止したときに、キャップ挿入部4において丸められた胴板の片側(外周側)端部にキャップが挿入される。
【0051】
次に、キャップが挿入された胴板は、インデックスユニット9が1ピッチ回転し別の停止位置で停止したときに、かしめ部5においてキャップを胴板にかしめて、片開きパトローネが製造される。
【0052】
次に、製造された片開きパトローネは、インデックスユニット9が1ピッチ回転し別の停止位置で停止したときに、検出部6において片開きパトローネに係るキャップと胴板の係合状態が監視され、片開きパトローネが良品か否かが検出される。
【0053】
次に、検出された片開きパトローネは、インデックスユニット9が1ピッチ回転し別の停止位置で停止したときに、検出部6での検出結果に基づいて、良品排出部7において良品に係る片開きパトローネが排出される。なお、不良品と判断された場合には、不良品に係る片開きパトローネは排出されない。
【0054】
次に、インデックスユニット9が1ピッチ回転し別の停止位置で停止したときに、不良品に係る片開きパトローネが存在する場合は、不良品排出部8において良品排出部7で排出されなかった片開きパトローネ若しくは残品(何らかの異常で残ったキャップのみ、胴板のみ)が排出される。
【0055】
次に、インデックスユニット9が1ピッチ回転し別の停止位置で停止したときに、空となった組立チャック10に丸め部3で丸められた胴板が挿入され上記動作が繰り返される。また、各工程部の動作は、並行して行なわれ、インデックスユニット9が1ピッチ回転するごとに片開きパトローネができあがってくる。
【0056】
以上の構成により、パトローネ製造装置において、胴板の丸め、キャップ挿入、キャップのかしめ、それぞれを同時に行うことができ、その結果、高速安定稼動が可能となる。また、胴板の丸め、キャップ挿入、キャップのかしめ、それぞれの工程部が分散された結果、機構の構成が簡便化され、メンテナンスが容易に行なえる。
【0057】
次に、図1の胴板供給部2について図面を用いて説明する。図2は、本発明の実施例1に係る胴板供給部の胴板移載工程部の構成を模式的に示した側面図である。図3は、本発明の実施例1に係る胴板供給部の胴板供給工程部の構成を模式的に示した側面図である。胴板供給部は、複数の胴板を搭載するトレーからストック部に移載する胴板移載工程部と、ストック部に蓄積された胴板をインデックスユニットに供給する胴板供給工程部と、に分けることができる。
【0058】
図2を参照すると、胴板供給部の胴板移載工程部11には、昇降機構30と、傾斜機構40と、移載機構50と、ストック部60と、を有する。
【0059】
昇降機構30は、保持手段31と、昇降手段32と、を有する。保持手段31は、トレー置き場に段積みされたトレー13の1つを保持する。昇降手段32は、保持手段31で保持されたトレー13を所定の高さに上昇又は下降させる手段である。トレー13には、立位姿勢で整列した複数の舟形胴板を搭載している。
【0060】
傾斜機構40は、昇降機構の保持手段31によって保持されたトレー13を水平面から一定の角度に傾斜させる機構である。
【0061】
移載機構50は、把持手段51と、爪52と、マグネット53と、シリンダ54と、摺動手段55と、レール56と、進退手段59と、を有する。
【0062】
把持手段51は、昇降機構30及び傾斜機構40によって高さ及び傾斜が保持されたトレー13から所定の枚数の舟形胴板14を一体的に爪52を用いて把持する。把持手段51における舟形胴板14の端部との当接面57は、トレー13の傾斜角度にあわせて傾斜しており、移載機構50においては把持手段51の傾斜角度を変更する機構は用いられていない。
【0063】
爪52は、保持対象となる立位姿勢で整列した舟形胴板14の板面両外側から把持するためのものであり、把持手段51の当接面57の長手方向の側縁部に配設されている。
【0064】
マグネット53は、把持手段51の当接面57に舟形胴板14の端面を吸着するためのものであり、把持手段51内に内装され、当接面57の近傍に配設される。
【0065】
シリンダ54は、把持手段51を所定の高さに上昇又は下降させる昇降手段である。
【0066】
摺動手段55は、レール56上で水平直線方向にシリンダ54を摺動させるための手段である。
【0067】
レール56は、摺動手段55が摺動するためのレールであり、支柱58に接続してトレー13の上方及びストック部60の上方まで直線的に延在する。
【0068】
進退手段59は、把持手段51をトレー13にある舟形胴板14へ向けて動かすシリンダである。
【0069】
ストック部60は、蓄積された舟形胴板14を1枚づつ供給する部分であり、移載機構50の当接面57の傾斜角度と同じ一定角度に傾斜した傾斜ベース61を有する。
【0070】
次に、胴板供給部の胴板移載工程部11の動作について説明する。
【0071】
まず、立位姿勢で整列した複数の舟形胴板14を搭載するトレー13を昇降機構30を用いて一定の高さまで上昇させる。
【0072】
次に、トレー13の高さを一定に保持したまま、トレー13を移載機構50の当接面57の傾斜角度と同一の角度に傾斜させる。このとき、トレー内の舟形胴板は一方向に寄せられる。従って、胴板間の隙間はなくなり、均一な状態になる。このため、把持手段51におけるマグネット53に対して舟形胴板が一体となって磁力を受けるため安定した保持が可能となる。
【0073】
次に、移載機構50の把持手段51をトレー13上に下降させ、次いで、進退手段59で舟形胴板14へ向けて侵入させる。トレー13上の所定枚数の舟形胴板14を整列かつ立位姿勢のまま一体的に把持手段51に保持させ、舟形胴板14を保持したまま把持手段51を上昇させ、水平方向に移動させ、ストック部60上方で下降させ、傾斜ベース面へ向けて前進させて、舟形胴板14をストック部60の傾斜ベース61に移載する。このとき、片方に舟形胴板が寄って隙間ができた場合でも、把持手段51が常時傾いたままの状態なので、重力の影響で胴板はマグネット53上に平たく倒れるのと逆の方向に傾いて保持されることになり、倒れにくい。また、把持手段51の両端にある爪52が内側に力を加えられているので、安定した保持が可能となる。
【0074】
以上によりひとまとまりの舟形胴板14が立位姿勢で整列したままストック部60に移載される。
【0075】
次に、図3を参照すると、胴板供給部の胴板供給工程部12には、ストック部60と、吸着搬送機構70と、受け台80と、を有する。
【0076】
ストック部60は、図2の胴板供給部の胴板移載工程部11のストック部60と同一のものであり、傾斜ベース61と、取出し口62と、シャッター63と、押さえ板64と、マグネット65と、スタッカウェイト66と、を有する。なお、図3においては、ストック部60は、長手方向の断面図を示している。
【0077】
傾斜ベース61は、立位姿勢で整列した複数の舟形胴板14の置き場となるベースであり、移載機構の当接面(図2の57参照)の傾斜角度と同じ一定角度に傾斜しており、ベース表面は平面であり、ベース上では舟形胴板14は立位姿勢のままスタッカウェイトの押圧によって低部側にスライドされる。
【0078】
取出し口62は、収容された舟形胴板14を傾斜ベースの低部側から1枚ずつ取り出すための開口部である。
【0079】
シャッター63は、取出し口62から舟形胴板14を1枚ずつ取り出すための係止手段であり、取出し口62近傍に配され、カム駆動により開閉動作をする。
【0080】
押さえ板64は、舟形胴板の端部上側に配され、舟形胴板14の高さを揃えるためのものであり、ストック部60の中間部と取出し口62近傍に配されている。中間部の押さえ板64は、エアシリンダ駆動により舟形胴板14の端部上側を上下動する。取出し口62近傍の押さえ板64は、カム駆動により舟形胴板14の端部上側を上下動する。
【0081】
マグネット65は、取出し口62近傍の押さえ板64に内装されており、胴板搬送時の倒れを防止する。
【0082】
スタッカウェイト66は、立位姿勢で整列した舟形胴板14の最後尾側(高部側)から取出し口62側(低部側)へ押圧し、トレー(図2の13参照)から舟形胴板14を移載するときはシリンダにより高部側に移動する。
【0083】
吸着搬送機構70は、吸着手段71と、回動手段72と、を有する。吸着手段71は、ストック部の取出し口62から取り出された舟形胴板を1枚づつエアーの調整により吸着又は脱着する手段であり、吸着時のパットの変形量を抑制する樹脂製カラーが取付けられている。回動手段72は、アーム73に取り付けられた吸着手段71を回動させ、舟形胴板が立位姿勢から水平姿勢になるように搬送する手段である。
【0084】
受け台80は、台部81と、マグネット82と、摺動手段83とを有する。
台部81は、吸着搬送機構70によって搬送された舟形胴板を水平姿勢で載置するための台である。マグネット82は、台部81に内装されており、台部81に載置された舟形胴板を規定位置に保持するためのものである。摺動手段83は、載置された舟形胴板を丸め部(図1の3参照)に摺動して搬送する手段である。
【0085】
次に、胴板供給部の胴板供給工程部12の動作について説明する。
【0086】
まず、ストック部60に移載されたひとまとまりの舟形胴板14は、スタッカウェイト66によって傾斜ベース61上で立位姿勢で整列したまま一体的に低部側にスライドされ、シャッタ63で係止され、押さえ板64によって舟形胴板14の端部を揃える。これにより、舟形胴板14間の隙間や乱れが取り除かれ、舟形胴板14を1枚づつ取出しやすいよう位置決めされる。また、中間部と取出し部にある押さえ板64の交互動作により、スタッカウエイト66の衝撃が吸収される。
【0087】
次に、ストック部60に蓄積されている舟形胴板14は、押さえ板64の動作と、シャッタ63の開閉により、取出し口62から立位姿勢のまま、吸着搬送機構70の吸着手段71に吸着されて、1枚ずつ取り出された上、吸着搬送機構70の回動手段72によって、立位姿勢から水平姿勢に変換される。水平姿勢にされた舟形胴板14は、受け台80の上面に保持され、丸め部(図1の3参照)に搬送される。
【0088】
次に、図1のキャップ挿入部4について図面を用いて説明する。図4は、本発明の実施例1に係るキャップ挿入部の動作を模式的に示した工程断面図である。
【0089】
図4を参照すると、キャップ挿入部90は、キャップ供給部91、ガイド心棒93、シャッタ95及びシャッタ下部に内装されたマグネット95aを有する。
【0090】
キャップ供給部91は、キャップ96を組立チャック10に保持された胴板14aに挿入しやすいように立位姿勢で供給する部分であり、供給孔92にキャップ96が供給され、進退自在なシャッタ95により供給されたキャップ96の四隅を支え、キャップ96を立位姿勢の状態に保持する。この時、シャッタ95下部に内装されているマグネット95aはキャップ96の倒れを防ぐ効果を持つ。
【0091】
ガイド心棒93は、シャッタで支えられたキャップの孔に挿通され、その先端部が組立チャック10の芯材97の穴97aへ挿入され、組立チャック10に保持された胴板14aの片側端部にセンタリングしながら押圧面94でキャップ96を押して挿入するのに用いられる。
【0092】
キャップ挿入部90の動作について説明する。まず、供給孔92に供給されたキャップ96の四隅をシャッタ95で支え、シャッタ下部に内装されたマグネット95aによりキャップ96の体勢を保持する(図4(A)参照)。次に、保持されたキャップ96の孔にガイド心棒93を挿通する(図4(B)参照)。次に、ガイド心棒93の先端部を停止している組立チャック10の芯材97の穴97aへ挿入し、キャップ96を押圧面94で押して組立チャックに保持された胴板の片側端部に挿入する(図4(C)参照)。次に、組立チャック10の芯材97の穴97a及び供給孔92からガイド心棒を抜く(図4(D)参照)。その後、次の(別の)胴板を保持した組立チャックが回ってきて停止したときに、同様の動作を繰り返す。
【0093】
【発明の効果】
本発明によれば、胴板の丸め、キャップの挿入、キャップのかしめ、の各工程を同時に行うことができるので、高速稼動が実現される。
【0094】
また、胴板の丸め、キャップの挿入、キャップのかしめ、の各工程を別の位置で行なうため、各動作に対する駆動カムの割付角を広げることが可能となり、急激な動作を緩やかにできるため、衝撃を減らして長寿命化を図ることができる。
【0095】
また、トレーからストック部に舟形胴板を移載する際に、先にトレーを傾けてから移載しているので、胴板間に隙間がなくなり、安定した移載が可能となる。これに伴い、移載機構の昇降用シリンダはストロークの小さいものでよくなり、また、移載機構において把持手段を傾斜させる機構が不要となり、機構の簡便化を図ることができる。
【0096】
さらに、ストック部において安定した胴板の搬送や取り出しが可能となる。
【0097】
また、ストック部からの胴板搬送で、送り爪が胴板エッジや塗装面を擦らないのでごみの発生が少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係るパトローネ製造装置の構成を模式的に示したブロック図である。
【図2】本発明の実施例1に係る胴板供給部の胴板移載工程部の構成を模式的に示した側面図である。
【図3】本発明の実施例1に係る胴板供給部の胴板供給工程部の構成を模式的に示した側面図である。
【図4】本発明の実施例1に係るキャップ挿入部の動作を模式的に示した工程断面図である。
【図5】パトローネの構成を模式的に示した分解斜視図である
【図6】従来の一例に係るパトローネ製造装置の構成を模式的に示したブロック図である。
【図7】従来の一例に係る胴板供給部の胴板移載工程部の構成を模式的に示した側面図である。
【図8】従来の一例に係る胴板供給部の胴板移載工程部の構成を模式的に示した部分平面図である。
【図9】従来の一例に係る胴板供給部の胴板供給工程部の構成を模式的に示した第1の側面図である。
【図10】従来の一例に係る胴板供給部の胴板供給工程部の構成を模式的に示した第2の側面図である。
【符号の説明】
1、100 パトローネ製造装置
2、110 胴板供給部
3 丸め部
4 キャップ挿入部
5 かしめ部
6、130 検出部
7、150 良品排出部
8、160 残品排出部
9、170 インデックスユニット
10、171 組立チャック
11、201 胴板移載工程部
12、202 胴板供給工程部
13、204 トレー
14、203 舟形胴板
14a 丸められた胴板
15 胴板挿入部
16 駆動部
30 昇降機構
31 保持手段
32 昇降手段
40 傾斜機構
50、220 移載機構
51、221 把持手段
52 爪
53 マグネット
54、223 シリンダ
55、224 摺動手段
56、225 レール
57 当接面
58 支柱
59 進退手段
60、230 ストック部
61、231 傾斜ベース
62、232 取出し口
63 シャッター
64 押さえ板
65 マグネット
66 スタッカウェイト
70 吸着搬送機構
71 吸着手段
72 回動手段
73 アーム
81 台部
82 マグネット
83 摺動手段
90 キャップ挿入部
91 キャップ供給部
92 供給孔
93 ガイド心棒
94 押圧面
95 シャッタ
95a マグネット
96 キャップ
97 組立チャック芯材
97a 穴
101 金属薄板
102a、102b ビロードリボン
103a、103b キャップ
104 スプール
105 定寸フィルム
120 片開きパトローネ製造部
140 不良品排出部
210 トレーチェンジャー機構
211 トレー段ばらし部
212 移載部
213 トレー段積み部
222 回転機構
240 吸着機構
241 上下機構
242 押上機構
250 マグネット
260 揺動部材
261 第1爪部
262 第2爪部

Claims (6)

  1. 胴板を着脱可能に保持する複数の組立チャックと、
    回転軸を中心に回転可能とされ、前記組立チャックを前記回転軸の周りに所定角度間隔で保持するインデックス手段と、
    前記インデックス手段を前記所定角度間隔と等しい角度ピッチで間欠的に回転させる駆動手段と、
    を備える装置を用いて、フィルム取出し用の隙間を残しつつ円筒状に丸めた胴板の端部にキャップをかしめてなるパトローネを製造するパトローネ製造方法であって、
    前記組立チャックが1つの停止位置で停止したときに、胴板を受け入れ可能な前記組立チャックに円筒状に丸めた胴板を挿入する第1の工程と、
    胴板を円筒状に丸めた状態で保持した前記組立チャックが別の停止位置で停止したときに、前記第1の工程と並行して前記胴板の片側端部にキャップを挿入する第2の工程と、
    キャップが挿入された胴板を保持した前記組立チャックが別の停止位置で停止したときに、前記第1の工程と並行して前記キャップを前記胴板にかしめる第3の工程と、
    を含み、
    丸めた胴板を組立チャックに挿入する前に、前記第1の工程と並行して搬送された擬平板状の胴板を円筒状に丸め形成を行なう第4の工程を含むことを特徴とするパトローネ製造方法。
  2. キャップをかしめた胴板を保持した前記組立チャックが別の停止位置で停止したときに、前記第1の工程と並行して前記キャップをかしめた前記胴板が良品か否かを検出する第5の工程と、
    検出された胴板を保持した前記組立チャックが別の停止位置で停止したときに、前記第1の工程と並行して、検出された結果に基づいて、対応する良品に係る胴板を排出する第6の工程と、
    前記組立チャックが別の停止位置で停止したときに、前記第1の工程と並行して良品として排出されなかった胴板を排出する第7の工程と、
    を含むことを特徴とする請求項記載のパトローネ製造方法。
  3. 立位姿勢で整列した複数の擬平板状の胴板を搭載するトレーを一定の高さに上昇させる工程と、
    前記トレーを水平な状態から一定の角度に傾斜する工程と、
    前記高さ及び傾斜を維持した状態の前記トレーに載置された所定の枚数の胴板を傾斜角度を維持したまま一体的に保持し、かつ、傾斜角度を維持したままこれと同じ角度に傾斜するストック部の傾斜ベース上に移載する工程と、
    前記傾斜ベース上で立位姿勢で整列した複数の擬平板状の胴板を一体的に低部側にスライドさせ、胴板を前記ストック部の取出し口近傍で係止する工程と、
    係止及びその解除を適宜行なうことにより前記ストック部の取出し口から立位姿勢の胴板を吸着して1枚づつ取り出し、吸着した胴板を立位姿勢から水平姿勢にする工程と、
    水平姿勢にされた胴板をマグネットを備える搬送台の上面に保持させ、保持された胴板を丸める工程に搬送する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項1又は2記載のパトローネ製造方法。
  4. 胴板を着脱可能に保持する複数の組立チャックと、
    回転軸を中心に回転可能とされ、前記組立チャックを前記回転軸の周りに所定角度間隔で保持するインデックス手段と、
    前記インデックス手段を前記所定角度間隔と等しい角度ピッチで間欠的に回転させる駆動手段と、
    前記組立チャックが1つの停止位置で停止したときに、胴板を受け入れ可能な前記組立チャックに円筒状に丸めた胴板を挿入する胴板挿入手段と、
    胴板を円筒状に丸めた状態で保持した前記組立チャックが別の停止位置で停止したときに、前記胴板挿入手段の動作と並行して前記胴板の片側端部にキャップを挿入するキャップ挿入手段と、
    キャップが挿入された胴板を保持した前記組立チャックが別の停止位置で停止したときに、前記胴板挿入手段の動作と並行してキャップを胴板にかしめ結合させるかしめ手段と、
    を備え
    丸めた胴板を前記胴板挿入手段に渡す前に、前記胴板挿入手段の動作と並行して擬平板状の胴板を円筒状に丸め形成する形成手段を備えることを特徴とするパトローネ製造装置。
  5. キャップをかしめた胴板を保持した前記組立チャックが別の停止位置で停止したときに、前記胴板挿入手段の動作と並行して前記キャップをかしめた胴板が良品か否かを検出する検出手段と、
    検出された胴板を保持した前記組立チャックが別の停止位置で停止したときに、前記胴板挿入手段の動作と並行して、検出された結果に基づいて、対応する良品に係る胴板を排出する良品排出手段と、
    前記組立チャックが別の停止位置で停止したときに、前記胴板挿入手段の動作と並行して良品として排出されなかった胴板を排出する残品排出手段と、
    を備えることを特徴とする請求項記載のパトローネ製造装置。
  6. 前記トレーの傾斜角度と同じ角度に傾斜した傾斜ベースを有するとともに、前記傾斜ベース上で複数の擬平板状の胴板を立位姿勢で整列した状態で収容し、収容された胴板を前記傾斜ベースの低部側から取り出すための取出し口を有するストック部と、
    前記傾斜ベース上で立位姿勢で整列した複数の擬平板状の胴板を一体的に低部側にスライドさせるスライド機構と、
    スライドしてきた胴板を立位姿勢で整列した状態で係止し、前記胴板を1枚づつ取り出し可能に適宜係止を解除する係止手段と、
    前記ストック部の取出し口から取り出された胴板を1枚づつ吸着する吸着手段を有するとともに、前記吸着手段で吸着された胴板を立位姿勢から水平姿勢に搬送する搬送手段を有する吸着搬送機構と、
    吸着搬送された水平姿勢の胴板を保持するマグネットを内装するとともに、上面で保持された胴板を次工程部に搬送する搬送手段を有する搬送台と、
    立位姿勢で整列した複数の擬平板状の胴板を搭載するトレーを一定の高さに上昇させる昇降機構と、
    前記トレーを水平な状態から前記傾斜ベースの傾斜角度に傾斜させる傾斜機構と、
    前記傾斜ベースの傾斜角度と同じ角度に傾斜する底面を有するとともに、マグネットを内装し、前記底面側に胴板を把持する把持手段を有し、傾斜した前記トレー上に載置された所定の枚数の胴板を前記マグネットにより前記底面に吸着させ、かつ、前記把持手段で把持することにより一体的に保持する保持手段と、
    前記保持手段と接続するとともに、前記保持手段の底面の角度を維持したまま前記保持手段に保持された胴板を所定の位置まで搬送する搬送機構と、
    を備えることを特徴とする請求項4又は5記載のパトローネ製造装置。
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