JP2004225255A - 小便遺漏防止機構付き便器及びアダプター型小便遺漏防止器具 - Google Patents

小便遺漏防止機構付き便器及びアダプター型小便遺漏防止器具 Download PDF

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直洋 大石
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Abstract

【課題】洋式便器の便座に着座して排尿した場合に、便器前縁部と便座の隙間から尿が便器外部に溢れ出て、床や衣服を汚すという不具合を防ぐ。
【解決手段】便器1の前部(着座した場合正面になる部分)を、天蓋状の張り出し5と、オーバーハング状に下方に向いた内壁6を持つように形成した。これにより、内壁6にぶつかった小便が下方の便器内側にスムーズに落下すると共に、便器1と便座2の隙間4から外部に溢れ出ることを防止した。
【選択図】 図13

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小便遺漏防止機構付便器および小便遺漏防止器具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に洋式便器は、図9に示す便器本体1とその上部に回転可動に配置された便座2を含み、座位にてこれを使用するときは、便座をおろしその上に腰掛けて使用をする。
【0003】便座2の裏側(腰掛けて使用する場合に便器本体と接触する側)にはその複数箇所にゴム等の弾力材を利用した支持突起3a〜3dが配置されており、たとえば使用時に腰掛けることにより体重を掛けた場合に、その衝撃を和らげる働きをしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしその為に、図10に示すとおり、便座と便器の間にはわずかではあるが隙間4が生じることとなり、特に男性が座位にて小便をしようとするとその隙間から尿が溢れ出し、床や着衣を汚してしまうことがあった。
【0005】従来からこの問題点は広く指摘されているところであり、いくつかの技術が考案されていが、その主たる方法は上記の隙間の前に障害物となるものを配置し、その隙間から直接小便が外部に飛び出ることを防ごうというものであった。
【0006】その障害部の配置方法においては、便座部にシート状の遮蔽物を設置しようとしたものがある。(たとえば、特許文献1参照)。 また、便器本体に遮蔽物を配置したものもある。(たとえば、特許文献2参照)。 さらに、遮蔽ではなく、吸収物を便器に配置したものもある。(たとえば、特許文献3参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−61938
【特許文献2】
特開2000−291110
【特許文献3】
特開2000−325260
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するために、小便が便器外部に漏れ出す状況を観察し、その理由を分析した。 その結果、小便の漏れ出す理由は、直接隙間から便器外に飛び出すということよりも、むしろ図11に示すとおり、排出された小便51が便器前面リム部の内壁52にほぼ直角に近い角度でぶつかることにより、正常に便器内に落下する尿53の他に、その衝突面での水圧が高くなることにより尿を上方に押しやり、便器本体を伝わって外部に溢れ出す尿54を発生させることにあることが判明した。
【0009】本発明においては、上記の小便が溢れ出す理由に鑑み、小便が直接ぶつかる面において水圧の上昇を防ぎ、小便がスムーズに便器内に落下する機構を提供することを目的とする。
【0010】その方法は、図12で示すとおり、小便が直接ぶつかる面6をオーバーハング状に下向きに配置することによる。 排出された小便51はオーバーハング状に形成された便器前面リム部の内壁6にぶつかり、そのままスムーズに下方への流れ53となり、全量が便器内に落下する。これによって、小便が便器外へ溢れ出すことを防ぐことができるものである。
【0011】その面は直線的な面でももちろん可能であるが、図13に示すように流線型に窪んだ面6として形成すると、その効果はよりいっそう顕著になる。 また、結果的にその面の上部5は天蓋状に張り出すこととなり、尿が水圧により便器外に漏れることをよりいっそう防止する効果がある。 さらに天蓋面5に若干の上向きの角度を与えた場合は、便器と便座の間の隙間4を埋めることになり、小便がその隙間4から直接外に飛び出す確率を少なくする効果も得られる。
【0012】請求項1に記載の小便遺漏防止部材取り付け方便器は、図1、図2及び図3に示すとおり、上記の形態の部材10を便器とは別に製造し、便器本体1に取り付けた構造となっている。 この場合リム部の形状を鋭角に変形したほうが、より効果が得られる。 しかしリム部の面自身は現状のようにほぼ垂直であったとしても、本発明の部材を取り付けることにより小便が直接ぶつかる面6がオーバーハング状に形成されるのであれば、同様の効果が得られるものであり、リム部の形状の差異は本発明内に属するものである。 当該部材の取り付け方法は、接着、圧着、粘着、機械的結合等の全ての方法を含むものである。
【0013】請求項2に記載の小便遺漏防止機構付一体型便器は、図4及び図5に示すとおり、便器の製造過程においてそのリム部の形状を20の如く形成することにより、便器と一体型として製造するものである。 この場合リム部の厚さを変えずに形状のみをオーバーハング状に形成したものも、本発明内に属するものである。
【0014】請求項3に記載のアダプター式小便遺漏防止器具は、図6、図7及び図8に示すとおり、既存の便器に取り付けて使用できる器具30であり、小便が直接ぶつかる面6をオーバーハング状に下方に向くように形成する為に便器本体1に装着できるようになっている器具である。 当該器具の取り付け方法は、リム部にはまり込む形状の足を持ちその摩擦を利用するものから、接着、圧着、粘着、機械的結合などの全ての方法を含み、取り付け面の形状及び取り付け方法の差異は、本発明内に属するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】小便遺漏防止部材取り付け型便器の例の外観図である。
【図2】小便遺漏防止部材取り付け型便器の例の外観拡大図である。
【図3】小便遺漏防止部材取り付け型便器の例の断面図である。
【図4】小便遺漏防止機構付一体形成型便器の例の外観図である。
【図5】小便遺漏防止機構付一体形成型便器の例の断面図である。
【図6】小便遺漏防止器具を取り付けた便器の例の外観図である。
【図7】小便遺漏防止器具を取り付けた便器の例の便座を下げた状態での外観図である。
【図8】小便遺漏防止器具を取り付けた便器の例の断面図である。
【図9】従来の便器で、便座を上げた状態での外観図である。
【図10】従来の便器で、便座を下げた状態での外観図である。
【図11】従来の技術により、小便が便器外に溢れ出す状況を示した断面図である。
【図12】本発明の基礎となる原理であり、小便が直接ぶつかる面をオーバーハング状の斜面にすることにより、小便が外部に溢れ出すことなく全て便器内に落下する状況を示した、小便遺漏防止部材取り付け型便器の場合を例として表した断面図である。
【図13】小便遺漏防止部材取り付け型便器の例において、便座を下ろした状態での断面図である。
【符号の説明】
1 便器本体
2 便座
3a〜3d 弾力性便座支持突起
4 便器と便座の間の隙間
5 上部張り出し部分
6 便器前面の小便が直接ぶつかる面であり、オーバーハング状の形状をなすもの
10 小便遺漏防止部材
20 一体形成型便器の小便遺漏防止機構部分
30 小便遺漏防止器具
51 排出された小便
52 便器前方リム部の内壁面であり、従来の形状のもの
53 便器内に正常に流れる小便
54 便器外に溢れ出す小便

Claims (3)

  1. 洋式便器の前縁部の内側であり、使用者が座した際に正面となる所定の範囲の面をオーバーハング状に下方に向けるように作成された部材を取り付けた便器。
  2. 洋式便器の前縁部の内側であり、使用者が座した際に正面となる所定の範囲の面をオーバーハング状に下方に向けるように一体形成された便器。
  3. 洋式便器の前縁部の内側であり、使用者が座した際に正面となる所定の範囲の面をオーバーハング状に下方に向けるように作成された器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007191909A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Matsushita Electric Works Ltd 洋式便器
JP2009041331A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Ougi Kosan:Kk 着座式便器

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