JP2019148095A - 小便器 - Google Patents
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Abstract
【課題】男性が立ったまま小便を行う場合に、内壁面で発生する尿飛沫を効果的に抑制させ、衛生状態を良好に保つことができる小便器を提供する。【解決手段】手前側より奥側が右に位置するように形成される左内壁面2と、手前側より奥側が左に位置するように形成される右内壁面6と、手前側より奥側が低くなるように形成される下内壁面10と、を有し、左内壁面の最奥部と右内壁面の最奥部とが交わらないように配置される。【選択図】図1
Description
男性用小便器の技術に関する。
小便器とは、男性が立ったまま、小便をするための器具である。
男性が立ったまま小便を行う場合、体格の異なる男性が放出する小便の勢い・方向・量は異なるため、小便器の内壁面では尿飛沫が発生・散乱し、非常に不衛生である。
従来、上記のような事態は問題視され、尿飛沫の発生を防止する試みが盛んに行われている状況であり、例えば、特許文献1乃至10でも尿飛沫の発生を防止する様々な提案がなされている。
しかしながら、上記従来技術において、小便器の内壁面で発生する尿飛沫への対策としては改善の余地がある。
そこで本発明では、上記問題点に鑑み、男性が立ったまま小便を行う場合に、内壁面で発生する尿飛沫を効果的に抑制させ、衛生状態を良好に保つ小便器を提供することを目的とする。
開示する小便器の一形態は、手前側より奥側が右に位置するように形成される左内壁面と、手前側より奥側が左に位置するように形成される右内壁面と、手前側より奥側が低くなるように形成される下内壁面と、を有し、前記左内壁面の最奥部と前記右内壁面の最奥部とが交わらないように配置されることを特徴とする。
また、開示する小便器の一形態は、上記構成に加え、前記左内壁面の最奥部と前記右内壁面の最奥部とについて、何れか一方が手前側に配置され、他方が奥側に配置されることを特徴とする。
また、開示する小便器の一形態は、上記構成に加え、前記左内壁面と前記右内壁面とが、中央が窪むように湾曲していることを特徴とする。
また、開示する小便器の一形態は、上記構成に加え、前記左内壁面と前記右内壁面とが、中央が窪むように湾曲していることを特徴とする。
また、開示する小便器の一形態は、上記構成に加え、前記左内壁面の最奥部及び前記右内壁面の最奥部のうち手前側に配置される方の後ろ側に小便が流れていくように前記下内壁面が形成され、前記手前側に配置される方の後ろ側に小便を集めて排出する排水口が配置されることを特徴とする。
また、開示する小便器の一形態は、上記構成に加え、前記排水口が、当該小便器の手前側から視認できない位置に配置されることを特徴とする。
また、開示する小便器の一形態は、上記構成に加え、前記排水口が、当該小便器の背面側において露出されることを特徴とする。
また、開示する小便器の一形態は、上記構成に加え、前記排水口が、当該小便器の手前側から視認できない位置に配置されることを特徴とする。
また、開示する小便器の一形態は、上記構成に加え、前記排水口が、当該小便器の背面側において露出されることを特徴とする。
開示する小便器は、男性が立ったまま小便を行う場合に、内壁面で発生する尿飛沫を効果的に抑制させ、衛生状態を良好に保つ。
図面を参照しながら、本発明を実施するための形態について説明する。
(本実施の形態に係る小便器の構造)
(本実施の形態に係る小便器の構造)
図1乃至5を用いて、本実施の形態に係る小便器1の構造について説明する。図1は、小便器1の一形態の斜視図であり、図2乃至4はそれぞれ、小便器1の模式的水平方向断面図、模式的垂直方向断面図である。なお、図3は、A−A’断面であり、図4は、B−B’断面である。また、図5は、他の形態に係る小便器1の模式的水平方向断面図である。
図1乃至5で示すように、小便器1は、左内壁面2、右内壁面6、下内壁面10、排水口12を有する。なお、小便器1は、男性が立ったまま小便を行う場合に、内壁面2、6、10で発生する尿飛沫を効果的に抑制させることを意図したものである。
左内壁面2は、相対的に小便器1の左内側に配置される部位であって、小便器1の利用者の小便が直接当たる部位である。左内壁面2は、手前側14より奥側16が右に位置するように傾斜して形成される。そのため、小便器1の正面から左内壁面2へ向けて放たれる小便は、手前側14には跳ねず、奥側16に跳ねることとなる。なお、図1及び5で示すように、左内壁面2は、左内壁面2の方へ放たれる小便の手前側14への跳ねを抑制させるために、中央が窪むように湾曲していても良い。
右内壁面6は、相対的に小便器1の右内側に配置される部位であって、小便器1の利用者の小便が直接当たる部位である。右内壁面6は、手前側14より奥側16が左に位置するように傾斜して形成される。そのため、小便器1の正面から右内壁面6へ向けて放たれる小便は、手前側14には跳ねず、奥側16に跳ねることとなる。なお、図1及び5で示すように、右内壁面6は、右内壁面6の方へ放たれる小便の手前側14への跳ねを抑制させるために、中央が窪むように湾曲していても良い。
図2及び5で示すように、左内壁面2の最奥部4と右内壁面6の最奥部8とは、正面方向へ真っ直ぐ放たれる小便の手前側14への跳ねを抑制させるために、交わらないように配置される。図2及び5で示すように、さらに具体的には、左内壁面の最奥部4、右内壁面の最奥部8は、何れか一方が手前側14に配置され、何れか他方が奥側16に配置される。
下内壁面10は、相対的に小便器1の下方(底部)に配置される部位であって、小便器1の利用者の小便が直接当たる部位である。下内壁面10は、手前側14より奥側16が低くなるように傾斜して形成される。そのため、小便器1の正面上方から下内壁面10へ向けて放たれる小便は、手前側14には跳ねず、奥側16に跳ねることとなる。なお、図2及び5で示すように、下内壁面10は、小便が、左内壁面の最奥部4及び右内壁面の最奥部8のうち手前側14に配置される方(図2及び5では左内壁面の最奥部4)の背後に、左内壁面2と右内壁面6との隙間を通過して流れていくように形成される。
排水口12は、小便器1に放たれた小便を集めて、小便器1の外へ排出するための部位であって、通常、図示しない排水管へ接続される。排水口12は、下内壁面10の最も低い底部に配置されると共に、左内壁面の最奥部4及び右内壁面の最奥部8のうち手前側14に配置される方の背後で、小便器1の手前側14から視認できない位置に配置される。排水口12における尿飛沫の発生(小便の跳ね)を防止するためである。また、排水口12は、清掃を容易に行うことができるようにするため、小便器1の背面側18において露出される。なお、排水口12は、常時露出されている必要はなく、衛生面に考慮し、通常は露出されていないが、清掃時のみ露出されるようにカバーのような機構を備えていても良い。
上記のような構成を採用することによって、小便器1は、男性が立ったまま小便を行う場合に、内壁面2、6、10、排水口12で発生する尿飛沫を効果的に抑制させる。
(本実施の形態に係る小便器の使用方法)
上記のような構成を採用することによって、小便器1は、男性が立ったまま小便を行う場合に、内壁面2、6、10、排水口12で発生する尿飛沫を効果的に抑制させる。
(本実施の形態に係る小便器の使用方法)
図1乃至5を用いて、小便器1の使用方法について説明する。小便器1の使用者は、一般的な小便器と同様に、小便器1の正面に立ち、左方向、右方向、下方向の何れの方に向けても良いので、小便をすることができる。利用者から放たれ、内壁2、6、10に当たった小便は、入射方向と反射方向の関係に基づいて、手前側14ではなく、奥側16に跳ねるため、利用者へ尿飛沫が付着する事態を効果的に抑制させる。また、排水口12は、小便器1の使用者から見えない位置に配置されているため、小便を直接当てることが物理的にできず、排水口12における尿飛沫も発生しない。
また、小便器1の清掃者は、小便器1の背面側18から、一般的な小便器と同様に清掃を行うことができる。小便器1の背面側18にカバーが付いている場合、小便器1の清掃者は、そのカバーを開けて、小便器1の背面側18から、一般的な小便器と同様に清掃を行うことができる。このように、小便器1は、内壁面2、6、10、排水口12で発生する尿飛沫を効果的に抑制させると共に、一般的な小便器と同様に、衛生状態を良好に保つことができる。
以上、本発明の実施の形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲において、種々の変形・変更が可能である。
1 小便器
2 左内壁面
4 左内壁面の最奥部
6 右内壁面
8 右内壁面の最奥部
10 下内壁面
12 排水口
14 小便器の手前側
16 小便器の奥側
18 小便器の背面側
20 小便の流れ
2 左内壁面
4 左内壁面の最奥部
6 右内壁面
8 右内壁面の最奥部
10 下内壁面
12 排水口
14 小便器の手前側
16 小便器の奥側
18 小便器の背面側
20 小便の流れ
Claims (6)
- 手前側より奥側が右に位置するように形成される左内壁面と、
手前側より奥側が左に位置するように形成される右内壁面と、
手前側より奥側が低くなるように形成される下内壁面と、を有し、
前記左内壁面の最奥部と前記右内壁面の最奥部とが交わらないように配置されることを特徴とする小便器。 - 前記左内壁面の最奥部と前記右内壁面の最奥部とについて、何れか一方が手前側に配置され、他方が奥側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の小便器。
- 前記左内壁面と前記右内壁面とが、中央が窪むように湾曲していることを特徴とする請求項1又は2に記載の小便器。
- 前記左内壁面の最奥部及び前記右内壁面の最奥部のうち手前側に配置される方の後ろ側に小便が流れていくように前記下内壁面が形成され、前記手前側に配置される方の後ろ側に小便を集めて排出する排水口が配置されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一に記載の小便器。
- 前記排水口が、当該小便器の手前側から視認できない位置に配置されることを特徴とする請求項4に記載の小便器。
- 前記排水口が、当該小便器の背面側において露出されることを特徴とする請求項4又は5に記載の小便器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018032410A JP2019148095A (ja) | 2018-02-26 | 2018-02-26 | 小便器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018032410A JP2019148095A (ja) | 2018-02-26 | 2018-02-26 | 小便器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019148095A true JP2019148095A (ja) | 2019-09-05 |
Family
ID=67850253
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018032410A Pending JP2019148095A (ja) | 2018-02-26 | 2018-02-26 | 小便器 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2019148095A (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5238759A (en) * | 1975-09-22 | 1977-03-25 | Kazuo Ariyoshi | Urinal vessel |
JPS56138986U (ja) * | 1980-03-19 | 1981-10-21 | ||
JPS61249421A (ja) * | 1985-04-27 | 1986-11-06 | 久野 浩光 | 便器 |
US5027448A (en) * | 1990-06-20 | 1991-07-02 | Wilkins Bruce F | Men's anti-splashback hygienic urinal |
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JP2017002678A (ja) * | 2015-06-16 | 2017-01-05 | 佐藤 和宏 | 小便器及びこれを備えたトイレ |
-
2018
- 2018-02-26 JP JP2018032410A patent/JP2019148095A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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