JP5383945B1 - 水洗便器 - Google Patents

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Abstract

【課題】男性が立ち姿勢で排尿した際に尿が便器周辺に飛び散るのを防いで、トイレを清潔に保ち、トイレの衛生状態を向上させることができる水洗便器を提供する。
【解決手段】排泄物が排泄される排泄槽12を有した便器本体2と、排泄槽12の上部周縁部6に設けられた導水路3と、導水路3から排泄槽12に向かって水が放出されるように開口した放水口4aを有し、排泄槽12へ向けて水幕5にする放水制御機構7とを有する。導水路3および放水制御機構7は、放水制御機構7から放出された複数の水幕5が衝突するように配設されている。
【選択図】図7

Description

本発明は、水洗便器に関する。さらに詳しくは、排泄物が排泄される排泄槽を有する便器本体を備えた水洗便器であって、排泄槽の上部周縁部に連通する導水路と、導水路から排泄槽内部に向かって水が放出されるように開口した放水口とを有し、排泄槽に向けて水幕にする放水制御機構を有する水洗便器に関するものである。
従来技術としては、特許文献1に一般的な水洗便器が開示されている。この水洗便器を図12に示す。図12に示す洋式の水洗便器101は、その上部に便座102が載置される。便座102は便蓋103と共に便座本体104に上下起倒自在に軸支されている。
特開2013−79578号公報
特許文献1に記載の水洗便器101の場合、男性は、便座102と便蓋103を起こして、立ち姿勢で排尿を行う。この際、尿が水洗便器101の排泄槽111(水洗便器101の内部)に当たって水洗便器101の周辺に飛び散り、トイレを汚してトイレの衛生状態を悪化させてしまうという問題がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、男性が立ち姿勢で排尿した際に尿が便器周辺に飛び散るのを防いで、トイレを清潔に保ち、トイレの衛生状態を向上させることができる水洗便器を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための本発明にかかる水洗便器は、排泄物が排泄される排泄槽を有した便器本体と、前記排泄槽の上部周縁部に設けられた導水路と、前記導水路から前記排泄槽に向かって水が放出されるように開口した放水口を有し、前記排泄槽へ向けて水幕にする放水制御機構とを有し、前記導水路および前記放水制御機構は、前記放水制御機構から放出された複数の水幕が衝突するように配設され、前記放水口が円形または長孔状であり、前記放水制御機構が、前記円形または長孔状の放水口から放出された水と接触し、放出された水を方向変換するとともに幕状に広がらせるガイド部を備え、前記放水口が、前記排泄槽から上部周縁部において略上方に向かって開口し、前記ガイド部が、前記放水口の上側に設けられ、前記排泄槽の外側から内側に向かって湾曲した湾曲面を有し、前記放水口から放出された水が前記湾曲面によって方向変換されて、前記排泄槽内に向けて水を幕状に広がらせることを特徴とする。
前記導水路が、前記排泄槽の左右両側に延び、前記放水制御機構により前記排泄槽の左右両側から幕状に水が放出されて前記水幕を形成し、前記排泄槽の中央部で前記水幕が衝突するように構成されるのが好ましい。
本発明の水洗便器は、男性が立ち姿勢で排尿する際において、放水制御機構により、導水路の放水口から排泄槽内部に向かって放出される水を幕状にして水幕にすることができる。また、排泄槽で複数の水幕を衝突させることができる。これにより、排泄された尿は、水幕に当たって水幕を貫通するか、水幕と共に水幕同士が衝突する箇所に向けて流される。また、水幕を貫通した尿は、水幕の下側で排泄槽に当たって跳ね返っても、新たに形成された水幕により水幕の上方に跳ね返らない。以上の結果、尿は便器周辺に飛び散ることがなく、トイレを清潔に保ち、トイレの衛生状態を向上させることができる。
本発明の水洗便器は、放水口を円形または長孔状とし、放水制御機構が、円形または長孔状の放水口から放出された水と接触し、放出された水を方向変換するとともに幕状に広がらせるガイド部を備えるようにすることができる。放水口を円形とする場合、放水口は、導水路に孔を形成するだけでよいため、便器本体の製造を容易に行うことができる。また、放水口を長孔状とする場合、放水口の開口面積を確保しやすいため、異物等により目詰まりしにくい。そのため、排尿時、導水路から排泄槽へ安定して水を供給することができる。
上記のように、本発明の水洗便器がガイド部を備える場合、放水口が、排泄槽から上部周縁部において略上方に向かって開口し、ガイド部が、放水口の上側に設けられ、かつ排泄槽の外側から内側に向かって湾曲した湾曲面を有し、放水口から放出された水が湾曲面によって方向変換されて、排泄槽内に向けて水を幕状に広がるようにすることができる。この場合、放水制御機構に必要なスペースが少なくて済み、また、ガイド部も湾曲面を有した形状にすれば良いだけである。そのため、水洗便器の容易な製造に貢献できる。
本発明の水洗便器は、放水制御機構の放水口を、導水路の配設方向に沿って排泄槽内部に向かって開口したスリット状とし、スリット状の放水口から放出された水が幕状となるようにすることができる。この場合、放出口から出る水を水幕にするためのガイド部を設ける必要がない。この結果、水洗便器の部品点数や、水洗便器を製造するための時間を削減でき、水洗便器の製造コストを低減することができる。
本発明の水洗便器は、導水路を排泄槽の左右両側に延ばし、放水制御機構により排泄槽の左右両側から幕状に水を放出して水幕を形成し、排泄槽の中央部で水幕が衝突するようにすることができる。この場合、形成する水幕が2つで済み、本発明の水洗便器を実現するために必要な水の使用量を抑えることができるため、環境保全の面で優れている。
本発明にかかる水洗便器(洋式)の正面図である。 図1の平面図である。 図1のA−A断面図である。 図3のB部拡大図である。 図4のC−C断面図である。 図1に示す本発明の水洗便器において、排泄槽へ向けて水幕が広がっている状態を説明する平面図である。 図1に示す本発明の水洗便器において、排泄槽へ向けて広がっている水幕に尿を当てた際の状態を説明する断面図である。 本発明の第2の実施形態を示す断面図である。 図8のD−D断面図である。 本発明の第3の実施形態を示す断面図である。 図10のE方向矢視図である。 従来の水洗便器(洋式)を説明する斜視図である。
以下、図1〜図11を参照して、本発明にかかる水洗便器の実施形態について説明する。なお、図1、図3、図7では、説明の便宜上、便器本体2の底側(設置面側:各図面の下側)を「下側」、便器本体2の上側(設置面とは反対側:各図面の上側)を「上側」として説明する。また、図1では、説明の便宜上、後述する上部周縁部6を部分的に断面にして示している。
図1に本発明の第1の実施形態として、洋式の水洗便器を示す。この水洗便器1は、便器本体2で主要部が構成される。便器本体2は、図2に示すように、内部に、排泄物が排泄される排泄槽12を有する。この排泄槽12は、図2に示すように、上側で楕円形状に開口している。ここで、「便器本体」は、排泄槽を備えたものであり、便座が配設される洋式の水洗便器、あるいはトイレの床に埋め込まれた和式の水洗便器のいずれも含む。また、「排泄槽」は、便器本体2にくぼみ状に設けられた槽を意味する。
図1に示すように、便器本体2は、排泄槽12の上側に、排泄槽12の外周に沿って環状に設けられた上部周縁部6を有する。上部周縁部6は、図示しない起倒自在な便座を倒したときに、便座が載置される部位である。また、上部周縁部6は、図4に示すように、上部壁6aと舌状部6bとで構成されている。上部壁6aは、排泄槽12の上側に環状に連続して形成され、舌状部6bも、排泄槽12の周囲に環状に連続して形成されている。
便器本体2の材質は特に限定されるものではない。例えば、セラミック、ステンレス、FRP(繊維強化プラスチック)、鉄などで成形することができる。
排泄槽12の上部周縁部6には、排泄槽12の上部周縁部6に水を供給するための導水路3が設けられている。本実施形態では、導水路3は、それぞれ排泄槽12の周囲に環状に形成された上部壁6aと舌状部6bの間に管状の空間を設けることにより、形成されている。導水路3は、図3および図4に示すように、導水路3から排泄槽12内に向かって水が放出されるように開口した放水口4aを有する。放水口4aの形状は、図5に示すように円形である。ここで、「導水路」とは、水の供給源(例えば、貯水タンクなど)から排泄槽12の上部周縁部6に連通されている水路を意味する。
本実施形態では、図3および図4に示すように、導水路3の放水口4aを有し、放水口4aから放出される水を排泄槽12へ向けて水幕5にする放水制御機構7を有する。この放水制御機構7は、図3に示すように、放水口4aから放出された水と接触し、放水口4aから放出された水を方向変換するとともに幕状に広がらせるガイド部16を備える。
この第1の実施形態にかかる水洗便器1の構成について、以下でさらに詳説する。
図3に示すように、放水口4aは、排泄槽12から上部周縁部6において略上方に向かって開口している。ガイド部16は、放水口4aの上側に設けられ、上部周縁部6の上部壁6aの先端部で構成されている。また、図4に示すように、ガイド部16は、放水口4aから略上方に向かって放出された水を、上方から排泄槽12(図3を参照)の中央部に向けて曲げるために、排泄槽12の外側から内側に向かって湾曲した湾曲面16aを有している。放水口4aから放出された水は、湾曲面16aによって方向変換されて、排泄槽12内に向けて幕状に広がる。
また、図2および図3に示すように、導水路3が、排泄槽12の左右両側(図2の上下両側、図3の左右両側)、つまり排泄槽12の幅方向両側で延びるようにしている。この構成により、後で詳述する図7に示すように、放水制御機構7により排泄槽12の左右両側から幕状に水が放出されて水幕5が形成され、排泄槽12の中央部(幅方向中央部)で水幕5が衝突する。
次に、図6および図7を参照して、水洗便器1を使用して男性が立ち姿勢で排尿する際の水洗便器1の動作および効果等について説明する。
まず、男性が排泄槽12に向けて排尿する前に、図6中矢印Xで示すように、図示しない貯水タンクから、レバーやスイッチ、あるいはリモコン等の適宜の手段により、導水路3へ水を引いて導水路3を水で満たす。
導水路3が水で満たされた後、図6および図7に示すように、導水路3内の水は、放水口4aから排泄槽12に向けて放出される。
ここで、円形の放出口4aから放出された水は、放水口4aからの放出直後は、線状に水が放出されるが、ガイド部16の内側の湾曲面16a(図4を参照)でガイドされて方向変換されるとともに、湾曲面16aに衝突した際に、水の放出方向に対して左右に広がる。複数の円形の放出口4aから放出された水は、それぞれ湾曲面16aと衝突して左右に広がるとともに、隣接する放出口4aから放出された水と湾曲面16a上で合流して水幕5を形成する。このようにして、図4および図7中に示すように、便器本体2の排泄槽12内へ向けて水幕5として幕状に広がる(図4、図8、図10は説明の便宜上、導水路3内の水を図示していない)。
また、導水路3は、環状の上部周縁部6に沿って排泄槽12の左右両側(排泄槽12の幅方向両側で、図6では上下側、図7では左右側)に延びているため、水幕5は、図6および図7に示すように、便器本体2の排泄槽12の左右両側で形成される。そのため、図6および図7で示すように、2つの水幕5が、排泄槽12の中央部(幅方向中央部)で衝突する。
上記のように、2つの水幕5が衝突している状態で、男性が水幕5に向けて立ち姿勢で排尿すると、尿は、図7中矢印R1で示すように、水幕5を貫通して水幕5の内部へ入り込むか、図7中矢印R2示すように、水幕5と共に、2つの水幕5が衝突している排泄槽12の中央部(幅方向中央部)へ流される。また、水幕5を貫通した尿は、水幕5の下側で排泄槽12に当たって跳ね返っても、新たに形成された水幕5により水幕5の上方に跳ね返らない。以上の結果、尿は水洗便器1の周囲へ飛び散ることがない。
また、便器本体2の上部周縁部6から排泄槽12の中央部に向けて斜め下方に向かう流れを持つ2つの水幕5を衝突させているため、一方の水幕5に尿が衝突して跳ねても、この跳ねた尿は他方の水幕5に取り込まれる。この点も、尿が水洗便器1の周囲へ飛び散るのを防止するのに貢献している。
以上の通り、本実施形態の水洗便器1によれば、水幕5を形成すること、および水幕5同士を衝突させることにより、男性が立ち姿勢で排尿しても、この尿が水洗便器1の周囲へ飛び散ることがない。そのため、トイレが汚れにくく、トイレの衛生状態を従来よりも大幅に向上させることができる。
また、本実施形態では、導水路3の放水口4aを円形にしている。そのため、導水路3への放水口4aの形成は、導水路3に孔を形成するだけでよく、便器本体2の製造が容易である。また、少量の水で水幕5を形成できるため、環境保全の面で優れている。また、本実施形態では、放水口4aの形成は、導水路3に孔を形成するだけでよいため、便器本体2の上部周縁部6の加工を少なく抑えることができる。そのため、上部周縁部6の強度を確保しやすい。この点は、上部周縁部6が、図示しない便座が載置される関係上、強度に優れていることが要求される観点から、好ましい。
図8および図9に本発明の第2の実施形態を示す。なお、以下に説明する実施形態では、水洗便器1の基本構造や機能等については、図1に示す第1の実施形態の水洗便器1と同じであるため、第1の実施形態と重複する内容については説明を省略する。
この第2の実施形態では、図9に示すように、導水路3の放水口4bを長孔状にしている点で、図5に示す第1の実施形態の円形の放水口4aとは相違する。
このように、第2の実施形態では、導水路3の放水口4bを長孔状にしている。この場合、放水口4bは、開口面積が大きく確保され、異物等により目詰まりしにくい。そのため、男性の排尿時、導水路3から排泄槽12(図2、図3等を参照)へ安定して水を供給することができる。また、放水口4bからは、ある程度幕状にした状態で水を放出できるため、ガイド部16から排泄槽12内へ向けて水幕5を形成しやすい。そのため、少量の水で水幕5を形成でき、環境保全の面で優れている。
図10および図11に本発明の第3の実施形態を示す。この第3の実施形態では、放水制御機構7の放水口4cが、導水路3の配設方向(便器本体2の環状の上部周縁部6)に沿って排泄槽12内部に向かって開口したスリット状である点で、図4および図5に示す第1の実施形態の円形の放水口4a、図8および図9に示す第2の実施形態の長孔状の放水口4bとは相違する。また、この第3の実施形態では、図4、図5に示す第1の実施形態、および図8および図9に示す第2の実施形態で設けられているガイド部16を備えていない点で、第1の実施形態および第2の実施形態とは相違する。
このように、図10および図11に示す第3の実施形態では、放水制御機構7(図7等を参照)である放水口4cは、導水路3の配設方向に沿って、排泄槽12内部に向かって開口するスリット状に形成されている。この場合、導水路3の水は、スリット状の放水口4cにより、放水口4cから排泄槽12へ向けて幕状に(つまり、水幕5の状態で)放出される。そのため、この第3の実施形態では、第1の実施形態(図4、図5)や第2の実施形態(図8および図9)で放水制御機構7の構成部材の1つとして設けていたガイド部16を設ける必要がない。
このように、図10および図11に示す第3の実施形態では、導水路3のスリット状の放出口4cにより、放水制御機構7の構成部材の1つとしてのガイド部を設ける必要がない。そのため、部品点数を削減でき、水洗便器1の製造も容易になる。その結果、水洗便器1の製造コストを低減することができる。
また、本実施形態では、図1〜図9に示す第1の実施形態および第2の実施形態のように、放水口4aあるいは放水口4bから放出させる水をガイド部16に衝突させて方向変換させることがない。そのため、スリット状の放出口4cにより形成される水幕5の面は非常に円滑である。
以上の通り、本発明の実施形態について説明したが、本発明はここで挙げた実施形態に限られるものではない。
例えば、図1〜図11に示す実施形態では、洋式便器に本発明を適用したが、本発明を適用できる便器は、洋式便器に限られない。本発明は、トイレの床に埋め込まれた和式便器等にも適用できる。また、放水口を有した導水路、および放水口から出る水を水幕にして排泄槽へ放出する放水制御機構を設けることができるのであれば、本発明を適用する便器の形状は特に限定されない。
本発明を洋式の水洗便器に適用する場合、本発明を適用する水洗便器は、水洗便器の洗浄方式で限定されない。例えば、洗い落とし式やトルネード式の水洗便器にも本発明を適用できる。
トルネード式の水洗便器は、排泄槽洗浄用の水を排泄槽に送る導管が、便器本体の上部周縁部以外の箇所に設けられるため、便器本体の上部周縁部におけるスペースを確保できる。そのため、トルネード式の水洗便器は、上部周縁部に本発明を適用しやすい。つまり、トルネード式の水洗便器は、本発明の水洗便器を製造しやすい点で好ましい。
図1〜図9に示す第1の実施形態および第2の実施形態では、便器本体2の上部周縁部6とガイド部16を一体化させている。しかし、ガイド部は上部周縁部とは別の部材として設けることもできる。この場合、ガイド部の材質は、強度を確保でき、導水路からの水を水幕にして排泄槽へ放出できるのであれば、特に限定されない。たとえば、ガイド部は、セラミック、ステンレス等で成形できる。さらに、ガイド部の形状は、放水口からの水を水幕にして排泄槽へ放出できるのであれば、特に限定されるものではない。
また、本実施形態では、放水口が、排泄槽の上部周縁部において略上方に向かって開口し、ガイド部は、放水口の上側に設け、排泄槽の外側から内側に向かって湾曲した湾曲面を有するように構成されている。しかし、本発明は、この実施形態に限られることはない。例えば、放水口を上部周縁部の下方に向かって開口させ、かつガイド部を、導水路の下側に設けるようにすることもできる。
放水口の形状は本実施形態で挙げた円形や長孔状、あるいはスリット状に限られない。導水路から水を放出することができるのであれば、放水口の形状は特に限定はされない。また、本実施形態では、放水口は、便器本体の上部周縁部に均等な間隔で、ほぼ全域に亘って形成されているが、水幕を形成することができるものであれば、便器本体の上部周縁部の全域に亘って設ける必要はない。
また、本実施形態では、導水路は、便器本体の上部周縁部を加工して、上部周縁部に直接設けている(詳細には、本実施形態では、導水路は、便器本体の上部周縁部の上部壁と舌状部との間に環状の空間を設けることで形成されている)。しかし、導水路は、便器本体の上部周縁部にパイプ等の管体を別途設けることでも実現可能である。
また、本実施形態では、導水路の断面形状は円形であるが、その断面形状は特に限定されるものではなく、楕円、矩形、多角形等他の形状であっても構わない。また、本実施形態では、導水路は、図2に示したように、環状に連続して形成されているが、便器本体の左右両側に別々の独立した導水路を2つ設けてもよい。
さらに、ここで挙げた実施形態では、水幕を2つ形成しているが、水幕は2つに限られない。例えば、水幕を複数形成し、複数の水幕を衝突させるようにすることもできる。
1 水洗便器(洋式)
2 便器本体
3 導水路
4a 放水口(円形)
4b 放水口(長孔状)
4c 放水口(スリット状)
5 水幕
6 上部周縁部
6a 上部壁
6b 舌状部
7 放水制御機構
12 排泄槽
16 ガイド部
16a 湾曲面

Claims (2)

  1. 排泄物が排泄される排泄槽を有した便器本体と、
    前記排泄槽の上部周縁部に設けられた導水路と、
    前記導水路から前記排泄槽に向かって水が放出されるように開口した放水口を有し、前記排泄槽へ向けて水幕にする放水制御機構と
    を有し、
    前記導水路および前記放水制御機構は、前記放水制御機構から放出された複数の水幕が衝突するように配設され
    前記放水口が円形または長孔状であり、前記放水制御機構が、前記円形または長孔状の放水口から放出された水と接触し、放出された水を方向変換するとともに幕状に広がらせるガイド部を備え、
    前記放水口が、前記排泄槽から上部周縁部において略上方に向かって開口し、前記ガイド部が、前記放水口の上側に設けられ、前記排泄槽の外側から内側に向かって湾曲した湾曲面を有し、前記放水口から放出された水が前記湾曲面によって方向変換されて、前記排泄槽内に向けて水を幕状に広がらせる
    ことを特徴とする水洗便器。
  2. 前記導水路が、前記排泄槽の左右両側に延び、前記放水制御機構により前記排泄槽の左右両側から幕状に水が放出されて前記水幕を形成し、前記排泄槽の中央部で前記水幕が衝突するように構成された請求項1記載の水洗便器。
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