JP2024049803A - 水洗大便器 - Google Patents

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Abstract

Figure 2024049803000001
【課題】便器本体とケーシングとの間の隙間の形成を抑制して、この隙間から汚水が侵入することを抑制した水洗大便器を提供する。
【解決手段】本発明による水洗大便器は、ボウル及びボウルの上面に形成されたリムを備えた便器本体と、この便器本体の後方の載置部に載置され、機能部品を内蔵するケーシング8と、このケーシングを便器本体に取り付けるための固定具と、ケーシングを便器本体の上面16から上昇させる昇降装置と、を有し、便器本体のリムは、便器本体のリムの上面とケーシングの下面との間に隙間が生じることを抑制する調整部34を備えている。
【選択図】図6

Description

本発明は、水洗大便器に係わり、特に、機能部品を内蔵するケーシングが便器本体に対して昇降可能な水洗大便器に関する。
特許文献1には、ボウルを有する便器本体と、局部洗浄装置等の機能部品を内蔵するケーシングと、便器本体の上面とケーシングの下面の何れか一方に設けられ水の浸入を防止するシール材と、ケーシングの前方側を便器の上面から上昇させてケーシングの下面を便器本体の上面から離間させるための昇降装置と、を備えた水洗大便器が記載されている。この水洗大便器においては、昇降装置によりケーシングの下面を上昇させることにより、シール材やその離間した隙間の部分を容易に清掃することができるようになっている。
また、特許文献2には、便器本体と、この便器本体に設けられた外周壁と、外周壁の左右側面に連続するように設けられたカバーを有する水洗大便器が記載されている。この水洗大便器においては、カバーの前端部が外周壁に当接する方向に付勢され、これにより、カバーと外周壁との間に隙間が生じることがないので、カバーと外周壁との間にゴミ等が溜まり難くなっている。
特開2010-275686号公報 特開2010-275686号公報
上述した特許文献1の水洗大便器においては、昇降装置によりケーシングが便器本体に対して下降しすぎないようなケーシングに位置決めがなされているので、ケーシングの重量により便器本体に押し当てることができないようになっている。そのため、この水洗大便器においては、便器本体とケーシングとの間に隙間が生じ易くなっている。
このケーシングの位置決めにより生じる隙間の発生を抑制するため、便器本体の上面の高さを厳密に管理することが考えられるが、便器本体が陶器により形成されているので、便器本体の上面を厳密に管理することは困難となっている。このため、ケーシングと便器本体との間に隙間が形成され、水洗大便器の外観が悪化すると共に、隙間に尿が侵入し易くなるという問題が生じている。
なお、特許文献2の水洗大便器においては、カバーの前端部を外周壁に当接する方向に付勢することにより、カバーと外周壁との間に隙間が生じることを抑制したものであり、それゆえ、特許文献2には、ケーシングと便器との間に生じる隙間については何らの言及もなされていない。
そこで、本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、便器本体とケーシングとの間の隙間の形成を抑制して、この隙間から汚水が侵入することを抑制した水洗大便器を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明は、ボウル及びボウルの上面に形成されたリムを備えた便器本体と、この便器本体の後方の載置部に載置され、機能部品を内蔵するケーシングと、このケーシングを前記便器本体に取り付けるための固定具と、ケーシングを便器本体の上面から上昇させる昇降手段と、を有し、便器本体のリムは、便器本体のリムの上面とケーシングの下面との間に隙間が生じることを抑制する調整部を備えていることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、便器本体のリムが、便器本体のリムの上面とケーシングの下面との間に隙間が生じることを抑制する調整部を備えているので、昇降手段等によってケーシングの下降が規制される場合でも、調整部によって便器本体とケーシングとの間に隙間が形成されることが抑制され、それにより、水洗大便器の意匠性を向上する。さらに、本発明によれば、便器本体とケーシングとの間に隙間が形成されることが抑制されるので、隙間へ汚水が侵入することも抑制することができる。
本発明において、好ましくは、調整部の上面の頂部が載置部の上面よりも高くなるように設けられ、且つ、ケーシングの下面と当接するようになっている。
このように構成された本発明によれば、調整部の上面の頂部が載置部の上面よりも高くなるように設けられ、且つ、前記ケーシングの下面と当接するようになっているので、昇降手段によってケーシングの下降が規制される場合でも、調整部によって便器本体とケーシングとの間に隙間が形成されることがより抑制され(又は防止され)、水洗大便器の意匠性を向上することができる。さらに、本発明によれば、便器本体とケーシングとの間に隙間が形成されることが抑制される(又は防止される)ので、隙間へ汚水が侵入することもより抑制することができる。
本発明において、好ましくは、調整部の上面は、傾斜面を含み、この傾斜面が、ケーシングの下面と当接するようになっている。
このように構成された本発明においては、調整部の上面が、傾斜面を含み、この傾斜面が、ケーシングの下面と当接するようになっているので、便器本体の寸法のばらつき等により隙間に左右差が生じた場合であっても、隙間により生じる外観の悪化を抑制することができる。
本発明において、好ましくは、調整部の上面の傾斜面は、前方側から後方側にかけて下り傾斜であり、傾斜面の前端はケーシングの前端よりも前方側に位置するようになっている。
このように構成された本発明においては、調整部の上面の傾斜面が、前方側から後方側にかけて下り傾斜であり、傾斜面の前端がケーシングの前端よりも前方側に位置するようになっているので、ケーシングの下面において、ケーシングのより前端側で調整部と干渉することができ、隙間があるような外観となることを抑制することができる。
本発明は、好ましくは、さらに、便器本体の上面およびケーシングの下面の少なくともいずれか一方に設けられ、便器本体とケーシングとの間の隙間への汚水の侵入を抑制するシール材を有し、このシール材は、調整部の上面の傾斜面よりも後方に配置されている。
このように構成された本発明によれば、便器本体とケーシングとの間の隙間への汚水の侵入を抑制するシール材が便器本体の上面およびケーシングの下面の少なくともいずれか一方に設けられ、このシール材が、調整部の上面の傾斜面よりも後方に配置されているので、シール材がケーシングと干渉することを抑制でき、さらに、ケーシングの下面の位置が調整部よりも相対的に高くなることを防止することができる。これにより、本発明によれば、調整部とケーシングの下面とが当接し易くなり、便器本体とケーシングとの間の隙間の形成をより抑制することができる。
本発明の水洗大便器によれば、便器本体とケーシングとの間の隙間の形成を抑制して、この隙間から汚水が侵入することを抑制することができる。
本発明の実施形態による水洗大便器を示す斜視図である。 本発明の実施形態による水洗大便器のハンドルを引き出した状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態による水洗大便器のハンドルを回動させてケーシングの前方側を上昇させた状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態による水洗大便器のケーシングを下方から見た斜視図である。 図3のV-V線に沿って見た部分断面図である。 本発明の実施形態による水洗大便器のケーシングの前方側が下降した状態を示す側面図である。 本発明の実施形態による水洗大便器のケーシングを取り外した状態を示す平面図である。 図6に示された調整部の部分拡大側面図である。 従来の水洗大便器を示す部分側面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態による水洗大便器について説明する。先ず、図1乃至図3により、本実施形態による水洗大便器の基本構造を説明する。図1は本実施形態による水洗大便器を示す斜視図であり、図2は本実施形態による水洗大便器のハンドルを引き出した状態を示す斜視図であり、図3は本実施形態による水洗大便器のハンドルを回動させてケーシングの前方側を上昇させた状態を示す斜視図である。
図1乃至図3に示すように、本実施形態による水洗大便器1は、便器本体2を備え、この便器本体2は、前方に位置するボウル4とこのボウルの上面に形成されたリム6を備えている。水洗大便器1は、さらに、便器本体2の上部に設置された局部洗浄装置等の機能部品(図示せず)を内蔵するケーシング8と、このケーシング8に対して開閉自在に軸支された便座10及び便蓋12を備えている。
なお、便器本体2のリム6には、洗浄水を吐水する吐水口13(図5参照)が形成され、この吐水口13からボウル4に洗浄水が吐水され、旋回流を形成するようになっている。
ケーシング8の下方には、図1に示すように、ハンドル14が設けられている。このハンドル14は、清掃のためにケーシング8の前方側を上昇させるためのものである。使用者は、図2に示す矢印A1のように、ハンドル14を右側方に沿って引き出し、次に、図3に示す矢印A2のように、その引き出したハンドル14を前方側へ回動させることができる。この使用者によるハンドル14の操作により、ケーシング8の前方側は、図3に示す矢印A3のように、ケーシング8の後方側を中心として回動し、便器本体2(即ち、リム6)の上面16から上昇して離間することができるようになっている。
ハンドル14をこのように操作すると、図3に示すように、ハンドル14を矢印A2の方向に回動させる前、すなわちケーシング8の前方側が上昇する前よりも大きな隙間が、ケーシング8と便器本体2の上面16との間において生ずる。このため、使用者は、ケーシング8と便器本体2の上面16との間の隙間から清掃用具や手などを入れることにより、その隙間の部分や、ケーシング8と便器本体2との間への汚水浸入を防止するシール材18などを容易に清掃することができる。なお、シール材18は、後述するように、ケーシング8の下面と便器本体2(即ち、リム6)の上面16との間に設けられている。
次に、図4及び図5を参照して、ケーシング8の前方側を上昇させる機構について説明する。図4は本実施形態による水洗大便器のケーシングを下側から見た斜視図であり、図5は図3のV-V線に沿って見た部分断面図である。なお、図4(a)はハンドル14を回動させる前の状態を示し、図4(b)はハンドル14を回動させた後の状態を示している。
図4(a)および図4(b)に示すように、ケーシング8は、ケースカバー20と、ケースプレート22を備えている。局部洗浄装置などの機能部品は、ケースプレート22に適宜載置され、その上方をケースカバー20により覆われている。ケースプレート22の下面には、図4(a)および図4(b)に示すように、便器本体2のボウル4の形状に略沿うように直線部分や湾曲部分などを有するシール材18が設けられている。つまり、シール材18は、ケースプレート22の下面のボウル4側の前端部に設けられている。なお、このシール材18は、図4に示すようにケーシング8の側に設けてもよいし、便器本体2の側に設けてもよいし、さらに、シール材18をケーシング8及び便器本体2の両方に設けるようにしてもよい。
シール材18は、例えばゴムなどの弾性を有する材料により形成されている。そのため、ケーシング8が便器本体2の上面16に設置された際には、シール材18は、圧縮変形し便器本体2の上面16に密着する。そのため、シール材18は、ケーシング8と便器本体2のリム6との間への汚水浸入を防止できる。
さらに、ケースプレート22の下面には、ケーシング8の前方側を便器本体2の上面16から上昇させ離間させる昇降装置24が設けられている。この昇降装置24は、図4(a)および図4(b)に示すように、回動軸26と、回動軸26の一端に固定されたハンドル14と、回動軸26の中間部に固定された支柱28と、を備えている。回動軸26は、ハンドル14の回動と連動して回動することができる。また、支柱28は、回動軸26に固定されているため回動軸26の回動と連動して回動することができる。つまり、ハンドル14を回動させると、回動軸26を介して支柱28を回動させることができる。
また、ケーシング8は、後方側において、固定具30により便器本体2に取り付けられている。ケーシング8は、固定具30により取り付けられた部分を中心として便器本体2に対して回動することができる。
そして、ケーシング8の前方側が下降した状態(図4(a)参照)から、矢印A2のように、使用者がハンドル14を回動させると、支柱28は、回動軸26を介して伝達された回動力により、図4(b)に示すように回動する。すなわち、使用者がハンドル14を回動させると、支柱28は、ケースプレート22の下面からみて倒立した状態となる。
このとき、支柱28は、図5に示すように、便器本体2の内部に設置されたガイドプレート32に支持される。その結果として、支柱28は、昇降装置24が設けられたケーシング8の前方側を便器本体2の上面16から上昇させ離間させることができる。支柱28が回動する際には、回動軸26に固定されていない側の支柱28の端部は、ガイドプレート320の表面と当接しつつその表面上をスライドする。
これにより、使用者は、より小さな力で楽にハンドル14を回動させ、ケーシング8の前方側を便器本体2の上面16から上昇させ離間させることができる。また、ケースプレート22の下面に設けられたシール材18を便器本体2の上面16から離間させることができる。そのため、使用者は、ケーシング8と、便器本体25の上面16との間の隙間から清掃用具や手などを入れることにより、その隙間の部分やシール材18などを容易に清掃することができる。
次に、図6乃至図9により、本実施形態による水洗大便器1の便器本体2の上面16の形状について説明する。図6は本実施形態による水洗大便器のケーシングの前方側が下降した状態を示す側面図であり、図7は本実施形態による水洗大便器のケーシングを取り外した状態を示す平面図であり、図8は図6に示された調整部の部分拡大側面図であり、図9は従来の水洗大便器を示す部分側面図である。
先ず、図6及び図7に示すように、便器本体2のリム6の上面16の左右の両側には、調整部34が設けられている。この調整部34は、リム6の上面16とケーシング8の下面8aとの間に隙間が生じることを抑制又は防止するためのものでる。この調整部34は、上面視で、ケーシング8の前端8bの下方に位置している。
リム6の上面16の調整部34よりも後方側は、載置部36であり、この載置部36にケーシング36に、上述した固定具30を介して載置されるようになっている。また、調整部34の上面34aの前端(頂部)36bは、載置部36よりも、高くなるように設けられている。
さらに、調整部34の上面34aは、前方から後方にかけて下り傾斜する傾斜面36bとなっている。また、調整部34の前端34cは、ケーシング8の前端8bよりも、便器前方側に位置している。このため、図6に示すように、調整部34の傾斜面36bである上面34aは、ケーシング8の前端8bと当接するようになっている。なお、調整部34の傾斜面34bである上面34aと当接するのは、ケーシング8の下面8aの一部であってもよい。
本実施形態においては、調整部34の傾斜面34bである上面34aは、ケーシング8の前端8bと当接しなくてもよく、調整部34の上面34aとケーシング8の下面8aの間の隙間が抑制されて狭くなればよい。
図8に示すように、調整部34の前端34cは後端34dに対して高さH1となっており、このH1は、5mm以上で15mm以下の範囲が好ましい。また、前端34cから後端34dまでの前後方向の長さはL1であり、このL1は、10mm以上25mm以下の範囲が好ましい。
ここで、調整部34は、便器本体2又はリム6と一体形成するようにしてもよいし、便器本体とは別部材(調整部材)で形成するようにしてもよい。
さらに、上述したシール材18は、上述したように、ケーシング8に設けられており、さらに、調整部34の傾斜面34bである上面34aよりも、便器後方に配置されている。
次に、本実施形態による水洗大便器1の作用効果について説明する。
第1に、本実施形態による水洗大便器1においては、便器本体2のリム6が、便器本体2のリム6の上面16とケーシング8の下面8aとの間に隙間が生じることを抑制する調整部34を備えているので、昇降装置24が一定の高さ以下に下降できないことやシール材18が介在することにより、ケーシング8の下降が規制される場合であっても、調整部34によって便器本体2とケーシング8との間に隙間が形成されることが抑制され、それにより、水洗大便器の意匠性が向上する。さらに、本実施形態によれば、便器本体2とケーシング8との間に隙間が形成されることが抑制されるので、隙間へ汚水が侵入することも抑制することができる。
この調整部34を設けたこと関し、図9により、補足説明をする。図9は従来の水洗大便器を示す部分側面図である。図9に示すように、従来の水洗大便器101は、便器本体102を有し、この便器本体102はボウルの上部にリム106を備え、このリム106の上面116は、ほぼ平らの高低差のない面で形成されている。そのため、便器本体102のリム106の上面116とケーシングの間には、シート材118が介在するため、隙間が形成されている。本実施形態の水洗大便器1による隙間は、図6に示すように、ほぼゼロか小さなものとなっており、図9に示された従来の水洗大便器101の便器本体102とケーシング108の間の隙間より小さなものとなっている。
第2に、本実施形態による水洗大便器1においては、調整部34の上面34aの前端(頂部)34cが載置部36の上面よりも高くなるように設けられ、且つ、ケーシング8の下面8aと当接するようになっているので、昇降装置24によってケーシング8の下降がシール材18等により規制される場合でも、調整部34によって便器本体2とケーシング8との間に隙間が形成されることがより抑制され(又は防止され)、水洗大便器1の意匠性を向上することができる。さらに、本実施形態によれば、便器本体2とケーシング8との間に隙間が形成されることが抑制される(又は防止される)ので、隙間へ汚水が侵入することもより抑制することができる。
第3に、本実施形態による水洗大便器1においては、調整部34の上面34aが、傾斜面34bを含み、この傾斜面34bが、ケーシング8の下面8a(前端8bを含む)と当接するようになっているので、便器本体2の寸法のばらつき等により隙間に左右差が生じた場合であっても、隙間により生じる外観の悪化を抑制することができる。
第4に、本実施形態による水洗大便器1においては、調整部34の上面34aの傾斜面34bが、前方側から後方側にかけて下り傾斜であり、傾斜面34bの前端34cがケーシング8の前端8bよりも前方側に位置するようになっているので、ケーシング8の下面8aにおいて、ケーシング8のより前端側で調整部34と干渉することができ、隙間があるような外観となることを抑制することができる。
第5に、本実施形態による水洗大便器1においては、便器本体2とケーシング8との間の隙間への汚水の侵入を抑制するシール材18が便器本体2の上面16およびケーシング8の下面8aの少なくともいずれか一方に設けられ、このシール材18が、調整部34の上面34aの傾斜面34bよりも後方に配置されているので、シール材18をケーシング8と干渉することを抑制でき、さらに、ケーシング8の下面8aの位置が調整部34よりも相対的に高くなることを防止することができる。これにより、本実施形態によれば、調整部34とケーシング8の下面8aとが当接し易くなり、便器本体2とケーシング8との間の隙間の形成をより抑制することができる。
1 水洗大便器
2 便器本体
4 ボウル
6 リム
8 ケーシング
8a 下面
8b 前端
14 ハンドル
16 上面
18 シール材
24 昇降装置
28 支柱
30 固定具
34 調整部
34a 上面
34b 傾斜面
34c 前端(頂部)
36 載置部

Claims (5)

  1. ボウル及びボウルの上面に形成されたリムを備えた便器本体と、
    この便器本体の後方の載置部に載置され、機能部品を内蔵するケーシングと、
    このケーシングを前記便器本体に取り付けるための固定具と、
    前記ケーシングを前記便器本体の上面から上昇させる昇降手段と、を有し、
    前記便器本体のリムは、前記便器本体のリムの上面と前記ケーシングの下面との間に隙間が生じることを抑制する調整部を備えていることを特徴とする水洗大便器。
  2. 前記調整部の上面の頂部が前記載置部の上面よりも高くなるように設けられ、且つ、前記ケーシングの下面と当接するようになっている、請求項1に記載の水洗大便器。
  3. 前記調整部の上面は、傾斜面を含み、この傾斜面が、前記ケーシングの下面と当接するようになっている、請求項1に記載の水洗大便器。
  4. 上記調整部の上面の傾斜面は、前方側から後方側にかけて下り傾斜であり、前記傾斜面の前端は前記ケーシングの前端よりも前方側に位置するようになっている、請求項3に記載の水洗大便器。
  5. さらに、前記便器本体の上面および前記ケーシングの下面の少なくともいずれか一方に設けられ、前記便器本体と前記ケーシングとの間の隙間への汚水の侵入を抑制するシール材を有し、このシール材は、前記調整部の上面の傾斜面よりも後方に配置されている、請求項4に記載の水洗大便器。
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