JP2004224575A - エレベータ付き建物 - Google Patents

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成康 村田
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Abstract


【課題】充分な収納スペースを確保できるとともに、その収納スペースへの荷物の運搬を容易に行えるようになるエレベータ付き建物を提供すること。
【解決手段】 居室階層Aと、この居室階層Aよりも高さ寸法の低い蔵階層Cとが含まれる躯体部分8にエレベータ用昇降路20が設けられ、このエレベータ用昇降路20には、運搬かご21が昇降自在に設けられ、この運搬かご21は、その床レベルが蔵階層Cの床レベルと一致して停止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、建物の内部にエレベータを設けたエレベータ付き建物に関する。
住宅等の建物においては、生活様式の多様化等にともない、居住スペースとともに収納スペースをいかに有効に確保するかが重要な課題となっている。
従来、収納スペースとしては、押入や床下収納庫等が一般的であるが、これらだけでは充分な収納スペースを確保できないことから、デッドスペースの有効活用を目的として、屋根の内部を利用して屋根裏部屋を形成し、この屋根裏部屋を収納スペースとして利用することも普及してきている。
また、通常の居住階の高さ寸法よりも高さの低い中間階層を形成し、この中間階層を収納スペースとすることも行われ、この場合、中間階層を蔵ユニット等の専用階層構造で形成することも行われている。
一方、2階建て以上の一般住宅において、階段を上る労を省いたり、荷物の上下階への運搬作業を軽減したりするために、小規模エレベータが普及してきている。そして、このエレベータは、各居住階ごとに停止するものであった。
しかし、屋根裏部屋を収納スペースとして利用する場合、下階の荷物を屋根裏部屋まで運搬することは、階段を登って行くしかなく、大変な労力を必要とするものであった。また、エレベータを設置したとしても、エレベータは、居室階層のみ停止するため、上下階での荷物の運搬は容易となるが、上階から屋根裏部屋までの荷物の運搬は、エレベータから降ろした後屋根裏部屋への階段等の通路を通って行わなければならず、依然として大変であった。
本発明の目的は、充分な収納スペースを確保できるとともに、その収納スペースへの荷物の運搬を容易に行えるようになるエレベータ付き建物を提供することにある。
本発明のエレベータ付き建物は、居室階層と、この居室階層よりも高さ寸法の低い蔵階層とが含まれる躯体部分にエレベータ用昇降路が設けられたエレベータ付き建物であって、前記エレベータ用昇降路には、運搬かごが昇降自在に設けられ、この運搬かごは、その床レベルが前記蔵階層の床レベルと一致して停止することを特徴とする。
本発明では、前記運搬かごの下部位置には、前記蔵階層との間での荷物の受け渡しを行う荷物専用扉が設けられている構成が好ましい。
さらに、前記運搬かごには、その上部から下部までの全高を上下に二分割した上下扉が設けられ、この上下扉は、所定の階層に応じて下側または上側、あるいは下側と上側との両方が開閉する構成が好ましい。
また、前記居室階層は1階と2階とを備え、これらの1階と2階の居室階層の間に前記蔵階層が設けられている構成が好ましい。
エレベータ付き建物は、図面を参照して説明すると、図1に示すように、居室階層Aを含む躯体部分8とこの躯体部分8の上に設けられる屋根部分6とを備え、この屋根部分6の内部に小屋裏階層Bが形成されるとともに、居室階層Aから小屋裏階層Bにおよぶエレベータ用昇降路20が設けられたエレベータ付き建物1であって、エレベータ用昇降路20には、躯体部分8下端から小屋裏階層Bまで上昇する運搬かご21が昇降自在に設けられ、この運搬かご21の床21Aのレベルは小屋裏7の床7Aレベルより低くなっていることを特徴とするものである。
以上において、躯体部分とは、屋根部を除く1階あるいは複数階からなる建物部をいい、この場合、複数の建物ユニットを組み合わせた建物、パネル工法による建物ユニットを組み合わせた建物、あるいは、在来工法により建てられた建物等どのような建物でもよい。また、運搬かごは、一人、二人が乗れる程度の大きさのものを使用することが好ましく、さらに、この運搬かごの駆動方式は、油圧式、ロープ式のいずれのものでもよい。
このような発明では、躯体部分の上に小屋裏階層が設けられており、この小屋裏を収納スペースとすれば充分な収納スペースを確保できる。また、エレベータの運搬かごが小屋裏階層まで上昇するので、小屋裏を収納スペースとしても、運搬かごから荷物を容易に小屋裏に運搬することができる。
図1に示すように、小屋裏7の運搬かご接続部分に、小屋裏7と運搬かご21とを結ぶ連絡路23を設け、運搬かご21の開閉扉は、当該運搬かご21の上部から下部までの全高を開閉可能としてもよい。
以上において、連絡路は、運搬かごの床レベルと小屋裏の床レベルとの段差分の例えば階段が好ましいが、なだらかな傾斜の床板等を設けてもよい。
このような本発明では、運搬かごの床レベルと小屋裏の床レベルとが異なっていても、両者の接続部に連絡路が設けられているので、運搬かごと小屋裏との往来が自在となる。
図1に示すように、運搬かご21の上部位置には、小屋裏7との間での荷物50の受け渡しを行う荷物専用扉27を設けてもよい。
以上において、荷物専用扉は、荷物を持って楽な姿勢で差し出せる高さ、例えば腰の高さ程度の位置に設けられていることが好ましく、また、この荷物専用扉は運搬かごの開閉扉の反対側に設けることが好ましい。
小屋裏に出入りしなくても収納スペースとした小屋裏におけるような荷物の場合、荷物専用扉を開けてそこからおけばよいので、収納作業がはかどる。
図1に示すように、躯体部分8に居室階層Aよりも高さ寸法の低い蔵階層Cを含ませ、運搬かご21をこの蔵階層Cに停止させてもよい。
以上において、居室階層を、柱、梁を備えた箱型かつ輸送制限に抵触しない高さの標準建物ユニットで形成し、蔵階層を、この標準建物ユニットより低い高さの蔵ユニットで形成することが好ましい。
蔵階層が居室階層よりも高さ寸法が低いので、収納スペースとすることができ、これにより、居室スペースを狭くすることなく充分な収納スペースを確保することができる。また、運搬かごが蔵階層に停止し当該蔵階層に出入りできるので、蔵階層が収納スペースとなっていても、運搬かごから荷物を容易に出し入れできる。
図1に示すように、運搬かご21を、その床21Aレベルと蔵階層Cの床3Aレベルとを一致させて停止させてもよい。
運搬かごが、その床レベルが蔵階層の床レベルと一致して停止するので、かなり重い荷物の出し入れであっても、床から床へ滑らせることができ、これにより、重量物でも容易に収納できる。
図1に示すように、運搬かご21の下部位置に、蔵階層Cとの間での荷物50の受け渡しを行う荷物専用扉28を設けてもよい。
以上において、荷物専用扉は蔵階層の高さとほぼ等しい高さに形成されることが好ましい。
蔵階層位置に運搬かごが停止したとき、運搬かご上部は居室階層に臨んでいるが、この位置では荷物専用扉が開閉されるので、運搬かごから居室階層が見えず、これにより、居室階層のプライバシーが守られる。
図1に示すように、運搬かご21にその上部から下部までの全高を上下に二分割した上下扉25、26を設け、この上下扉25、26を、所定の階層に応じて下側または上側、あるいは下側と上側との両方とも開閉させてもよい。
以上において、下側扉と上側扉との高さ寸法はほぼ同じであることが好ましく、かつ、下側扉は、蔵階層の高さ寸法に対応する高さとなっていることが好ましい。
このような本発明では、運搬かごから出入りして荷物を運搬するとき、出入りしなくても荷物だけ運搬かごから降ろしたり、取り出したりするとき等、使い分けができるので、収納作業がはかどる。
以下に、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態のエレベータ付き建物はユニット式建物1となっており、このユニット式建物1は、それぞれが居室階層Aを形成する複数の1階建物ユニット2と、この1階建物ユニット2の上に載せられ、蔵階層Cを形成する例えば収納用の蔵ユニット3と、この蔵ユニット3の上に載せられた2階建物ユニット4とを備えて構成され、この2階建物ユニット4の上には、図示しない束等で支持された屋根パネル5が設けられ、この屋根パネル5により屋根部分6が形成されている。
屋根部分6の内部は、小屋裏階層Bを形成し、例えば収納スペースとされる小屋裏7となっており、また、1階建物ユニット2、蔵ユニット3および2階建物ユニット4によって、建物の躯体部分8が構成されている。
ここで、1、2階建物ユニット2、4は、図3に示すように、四隅に立設された4本の柱10と、これらの柱10の上端間同士および下端間同士を結合する各4本の上梁11、下梁12を含む骨組み13を備えてほぼ箱型に形成されている。また、長辺上梁11間には複数本の天井小梁14が、長辺下梁12間には複数本の床根太15がそれぞれ架けわたされている。そして、このような骨組み13に、図1に示すように、外壁16、内壁17、天井面材18および床面材19等が取り付けられるようになっている。
このような1、2階建物ユニット2、4は、高さ寸法がHとなっており、このH寸法は、トラックでの輸送時に輸送制限に抵触しない寸法のほぼ最大限の寸法となっている。そして、この寸法Hの1、2階建物ユニット2、4が標準ユニットとされている。
また、蔵ユニット3は、図3に二点鎖線で示すように、高さ寸法が前記1、2階建物ユニット2、4の高さ寸法Hよりも低いH1となっており、従って、両者3と2、4とは柱の長さが短いだけで構造はまったく同じである。そのため、構造の詳細な説明は省略する。
このような、蔵ユニット3は高さ寸法が低いため、例えば、収納スペースとされ、荷物50等が収納されるようになっている。
このようなユニット式建物1の内部には、居室階層Aの下端、つまり1階建物ユニット2の下端から小屋裏階層Bの上端までにわたってエレベータ用昇降路20が形成されている。このエレベータ用昇降路20内には、人を載せ、あるいは荷物50等を載せて昇降自在な運搬かご21が設けられ、この運搬かご21を昇降させる運転駆動装置22が1階建物ユニット2の下方に設けられている。
そして、エレベータ用昇降路20、運搬かご21および運転駆動装置22等を含んでエレベータ24が構成されている。
運搬かご21は、その高さが1、2階建物ユニット2、4の室内高さとほぼ同じ、かつ、一人あるいは二人が乗れる程度の小規模に形成され、前述のように小屋裏階層Bまで昇れるようになっており、このとき、かご21の上端は、小屋裏7の天井面材7Bの高さ位置とほぼ等しくなっている。また、かご21の床21Aの高さレベルは、小屋裏7の床7Aの高さレベルより低くなっており、このような、運搬かご21と小屋裏7との接続部には、両者21、7の床21A、7Aとの段差を埋め、かつ、両者21、7の自由な往来を可能とするための連絡路である階段23が設けられている。
なお、この階段23の裏側が2階の室内から見えないように、2階建物ユニット4の天井面材18に連続する断面L字状の天井面材18’が、階段23の裏側を覆って設けられている。
運搬かご21には、小屋裏7の階段23側に向いた前側に上下に二分割された上側扉25と下側扉26とが設けられ、階段23とは反対側の後側に上記上側扉25と同じ高さ位置に設けられた小屋裏7用の荷物専用扉27が設けられている。上側扉25と下側扉26とは、それぞれが単独で、あるいは両者25、26が同時に開閉できるようになっている。そして、上側扉25と下側扉26とが同時に開閉したとき、あたかも、かご21の下部から上部にわたる一つの全高扉が開閉したと同様となり、このとき、人が容易に出入りできる全高高さ寸法となっている。
また、蔵ユニット3の位置では、運搬かご21の下側扉26だけが開くようになっており、このとき、下側扉26は蔵用の荷物専用扉28を構成することとなる。
1階建物ユニット2のエレベータ用昇降路20に臨む部位には、上記全高高さ寸法と対応する乗降用ドア30が設けられ、蔵ユニット3のエレベータ用昇降路20に臨む部位には、上記蔵用荷物専用扉28と対応する蔵乗降用ドア31が設けられ、2階建物ユニット4のエレベータ用昇降路20に臨む部位には、上記乗降用ドア30と同様の乗降用ドア32が設けられている。
また、小屋裏7のエレベータ用昇降路20に臨む部位、かつ、階段23側には、階段23の下端から小屋裏7の天井面材7B近傍までの高さの乗降ドア33Aが設けられ、後側には、運搬かご21が小屋裏7の位置にあるとき、小屋裏7の床7Aから運搬かご21の専用扉27の上端までの高さの開閉扉33Bが設けられている。
このような運搬かご21の作動は、図2に示すように運転制御装置34等により行われる。
すなわち、運搬かご21には、運転制御装置34に接続されて扉開閉装置35と操作盤36とが設けられ、この操作盤36には、1階建物ユニット2で止まって扉を開く押しボタン37、蔵ユニット3で止まって扉を開く押しボタン38、2階建物ユニット4で止まって扉を開く押しボタン39、および小屋裏7で止まって扉を開く押しボタン40A、40Bが設けられている。
1階用の押しボタン37および2階用の押しボタン39を押すと、前記上側扉25と下側扉26とが同時に開閉するようになっており、蔵用の押しボタン38を押すと荷物専用扉としての下側扉26が開閉し、小屋裏7用の押しボタン40Aを押すと、前側の上側扉25と下側扉26とが同時に開閉するようになっており、40Bを押すと、後側の荷物専用扉27が開閉するようになっている。
そして、このような押しボタン37等と、乗降用ドア30等とは連動して開閉されるようになっており、このような制御はすべて運転制御装置34で行われるようになっている。
一方、1、2階建物ユニット2、4、蔵ユニット3および小屋裏7には、運転制御装置34に接続されて、それぞれ、出入り口用操作盤群40が設けられている。この出入り口用操作盤群40には、行き先階を示す押しボタン、つまり、1階建物ユニット2用の行先ボタン37’、蔵ユニット3用の行先ボタン38A’、2階建物ユニット4用の行先ボタン39’、および小屋裏7用の行先ボタン40’が設けられている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
ユニット式建物1を建てた後、エレベータ用昇降路20に運搬かご21を昇降自在に配置する。
エレベータ24の作動にあたり、例えば、蔵ユニット3に荷物50を収納する場合、蔵ユニット3用の行先ボタン38’を押し、その位置で停止したとき、蔵用の押しボタン38を押して荷物専用扉28を開かせる。そして、荷物50を、かご21から蔵ユニット3に押し出す等して移動させる。
小屋裏7に荷物50を収納する場合、小屋裏7用の行先ボタン40’を押し、その位置で停止したとき、荷物50ごと小屋裏7に入りたいときは、前側の押しボタン40Aを押して上下の開閉扉25、26を開き、階段23を通って小屋裏7に入る。
荷物50だけ降ろしたいときは、後側の押しボタン40Bを押し、荷物専用扉27を開いてそこからその荷物50を小屋裏7に置けばよい。
また、1、2階建物ユニット2、4に行きたいときは、行先ボタン37’、39’を押し、その位置で、押しボタン37、39を押して上下の開閉扉25、26を開き出入りする。
このような本実施形態によれば、次のような効果がある。
すなわち、小屋裏7と蔵ユニット3とが収納スペースとなっており、また、これらの小屋裏7と蔵ユニット3とは、1、2階建物ユニット2、4とは別のユニットとして形成されているので、居室スペースを狭めることなく充分な収納スペースを確保することができる。
また、運搬かご21は小屋裏7まで上昇できるようになっているので、小屋裏7を収納スペースとしても、運搬かご21を小屋裏7まで上昇させてから荷物50を降ろせばよいので、収納作業が容易となる。
さらに、運搬かご21の床21Aレベルは、小屋裏7の床7Aのレベルより低くなっているが、両者21、7の接続部分には階段23が設けられているので、両者21、7間の往来が容易となり、これにより、小屋裏7をより有効に利用できるようになる。
さらにまた、運搬かご21の床21Aと、小屋裏7の床7Aとの段差を埋める階段23が設けられ、この階段23の裏側が、2階の天井面材7Bより低い位置に現れるが、この階段23の裏側に天井面材18’が設けられているので、2階の室内から階段23の裏側が見えることはなく、室内の雰囲気が悪くなることはない。
また、運搬かご21は、前側の上下側扉25、26、後側の上部位置に形成された荷物専用扉27をそれぞれ有しており、上下側扉25、26は、単独であるいは両者同時に開閉できるので、運搬かご21を、1、2階建物ユニット2、4の位置で停止させたときは、上下扉25、26を同時に開けて全高の出入り口とし、蔵ユニット3の位置で停止させたときは、下側扉26のみを開けてそこから荷物50を出し入れし、小屋裏7の位置で停止させたときは、上下扉25、26を同時に開けて全高の出入り口としてそこから荷物50を出し入れするか、あるいは、荷物専用扉27だけを開けてそこから出し入れするか、そのときに応じて自在である。従って、状況に応じていずれかの扉を開閉できるので、効率のよい使い方ができ、かつ、収納作業等がはかどる。
また、運搬かご21は、蔵ユニット3の位置に停止するとき、互いの床レベルが同じとなっているので、例えば重い荷物50を蔵ユニット3に収納する際、滑らせて移動させることができ、これにより、収納作業が容易となる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できるものであれば、次に示すような変形形態を含むものである。
すなわち、前記実施形態で、運搬かご21の開閉扉は、上下側扉25、26と後側の荷物専用扉27としたが、これに限らず、後側の荷物専用扉27の下部に上記下側扉26と同様の蔵ユニット3用の荷物専用扉を設けてもよい。この場合、この荷物専用扉と対応するドアを蔵ユニット3に形成しておけばよく、このような変形形態では、前後どちらの扉からでも荷物50の出し入れができるので、高さの低い蔵ユニット3にあっては、一方側から他方側に回らなくてもよくなり、これにより、収納作業等がスムーズとなる。
また、前記実施形態で、運搬かご21と小屋裏7間に階段23を設け、この階段23の裏側に天井面材18’を設けたが、これに限らず、例えば、天井面材18’を設けず、階段23をそのままとし、ただその裏側に天井面材18と同じような模様のクロス等を張って仕上げておいてもよい。
このようにすれば、階段23の裏側に天井面材18’を張らずにすむので、作業の手間が少なくてすむ。
さらに、前記実施形態で、エレベータの前面の開閉扉を上下側扉25、26で形成したが、これに限らず、例えば、上下に2段階で開閉する1枚の開閉扉とし、場合に応じて下側だけ開け、あるいは全開するようにしてもよい。
以上に説明したように、本実施形態のエレベータ付き建物によれば、躯体部分の上に小屋裏階層が設けられており、この小屋裏を収納スペースとすれば充分な収納スペースを確保できる。
また、エレベータの運搬かごが小屋裏階層まで上昇するので、小屋裏を収納スペースとしても、運搬かごを小屋裏階層まで上昇させておいて荷物を降ろせるので、収納作業が容易となるという効果がある。
本発明の一実施形態に係るエレベータ付き建物を示す縦断面図である。 本実施形態に係るエレベータの駆動制御装置を示すブロック図である。 本実施形態に係る建物ユニットおよび蔵ユニット示す全体斜視図である。
符号の説明
1 エレベータ付き建物
2 躯体部分を構成する1階建物ユニット
3 躯体部分を構成する蔵ユニット
4 躯体部分を構成する2階建物ユニット
6 屋根部分
7 小屋裏
7A 小屋裏の床
8 躯体部分
20 エレベータ用昇降路
21 運搬かご
21A 運搬かごの床
23 連絡路である階段
24 エレベータ
25 上側扉
26 下側扉
27 荷物専用扉(小屋裏用)
28 荷物専用扉(蔵用)
34 運転制御装置
50 荷物
A 居室階層
B 小屋裏階層
C 蔵階層

Claims (4)

  1. 居室階層と、この居室階層よりも高さ寸法の低い蔵階層とが含まれる躯体部分にエレベータ用昇降路が設けられたエレベータ付き建物であって、前記エレベータ用昇降路には、運搬かごが昇降自在に設けられ、この運搬かごは、その床レベルが前記蔵階層の床レベルと一致して停止することを特徴とするエレベータ付き建物。
  2. 請求項1に記載のエレベータ付き建物において、前記運搬かごの下部位置には、前記蔵階層との間での荷物の受け渡しを行う荷物専用扉が設けられていることを特徴とするエレベータ付き建物。
  3. 請求項1に記載のエレベータ付き建物において、前記運搬かごには、その上部から下部までの全高を上下に二分割した上下扉が設けられ、この上下扉は、所定の階層に応じて下側または上側、あるいは下側と上側との両方が開閉することを特徴とするエレベータ付き建物。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のエレベータ付き建物において、前記居室階層は1階と2階とを備え、これらの1階と2階の居室階層の間に前記蔵階層が設けられていることを特徴とするエレベータ付き建物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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