JP2004224552A - エレベータ用巻上機 - Google Patents

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JP2004224552A
JP2004224552A JP2003017243A JP2003017243A JP2004224552A JP 2004224552 A JP2004224552 A JP 2004224552A JP 2003017243 A JP2003017243 A JP 2003017243A JP 2003017243 A JP2003017243 A JP 2003017243A JP 2004224552 A JP2004224552 A JP 2004224552A
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Yuji Kato
裕治 加藤
Kazukatsu Nakamura
和且 中村
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

【課題】この発明は、部品点数を増加させる必要性がない等のエレベータ用巻上機を得る。
【解決手段】この発明は、モータ本体1と、モータ本体1の中心軸線を貫通しているとともに軸線方向に延びたスプライン部3を有する回転軸2と、スプライン部3に軸線方向に摺動可能にスプラインボス部5を内径側に有するブレーキディスク4と、ブレーキディスク4に設けられブレーキディスク4に接離可能なアーマチュア6と、アーマチュア4およびモータ本体1に設けられたライニング8a、8bと、アーマチュア4を押圧することでライニング8a、8bを介してブレーキディスク4を制動する制動ばね9と、制動ばね9の弾性力に逆らってアーマチュア4をブレーキディスク4から開離させる電磁コイル7を備え、スプラインボス部5には、ライニング8a、8bの摩耗粉を受ける受け部10が設けられている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、回転軸の回転を制動ばねおよび電磁コイルにより、制動付加、解除する電磁ディスクブレーキ装置を有するエレベータ用巻上機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ライニングの摩耗粉がインナドライバとブレーキディスクとの間のスプライン結合部に侵入、付着することにより、ブレーキディスクのスムーズな摺動が妨げられ、ブレーキ開放時にブレーキライニングがアーマチュアから完全に開離せずに、ブレーキディスクが回転してブレーキライニング、アーマチュアが発熱したり、過度に摩耗したりすることがある。
このような不具合を解決するために、インナドライバとブレーキディスクとの結合部を覆う円筒状のカバーをブレーキディスクに設けた電磁ディスクブレーキ装置を有するエレベータ用巻上機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−159548号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記エレベータ用巻上機では、カバーを新たに用意しなければならず、部品点数が増加するとともに、寸法の制約上カバーをブレーキディスクに取り付けることができない場合があるといった問題点があった。
【0005】
この発明は、かかる問題点を解決することを課題とするものであって、部品点数を増加させる必要性がない等のエレベータ用巻上機を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るエレベータ用巻上機は、モータ本体と、このモータ本体の中心軸線を貫通しているとともに軸線方向に延びたスプライン部を有する回転軸と、前記スプライン部に前記軸線方向に摺動可能にスプライン結合されたスプラインボス部を内径側に有するブレーキディスクと、このブレーキディスクに対向して設けられブレーキディスクに対して接離可能なアーマチュアと、このアーマチュアおよび前記モータ本体に設けられたライニングと、前記アーマチュアを押圧することで前記ライニングを介して前記ブレーキディスクを制動する制動ばねと、この制動ばねの弾性力に逆らって前記アーマチュアを前記ブレーキディスクから開離させる電磁コイルを備え、前記スプラインボス部には、前記ライニングの摩耗粉を受ける受け部が設けられている。
【0007】
また、この発明に係るエレベータ用巻上機は、モータ本体と、このモータ本体の中心軸線を貫通しているとともに軸線方向に延びたスプライン部を有する回転軸と、前記スプライン部に前記軸線方向に摺動可能にスプライン結合されたスプラインボス部を内径側に有するブレーキディスクと、このブレーキディスクに対向して設けられブレーキディスクに対して接離可能なアーマチュアと、前記ブレーキディスクの側面側に設けられたライニングと、前記アーマチュアを押圧することで前記ライニングを介して前記ブレーキディスクを制動する制動ばねと、この制動ばねの弾性力に逆らって前記アーマチュアを前記ブレーキディスクから開離させる電磁コイルを備え、前記スプラインボス部の軸線長さは、前記スプライン部の軸線長さよりも長い。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について説明するが、同一、同等部材、部位については同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1のエレベータ用巻上機の要部断面図、図2は図1のブレーキディスク4の側断面図である。
このエレベータ用巻上機は、モータ本体1と、このモータ本体1の中心軸線を貫通しているとともに軸線方向に延びたスプライン部3を有するとともに端部に綱車(図示せず)が固定された回転軸2と、スプライン部3に軸線方向に摺動可能にスプライン結合されたスプラインボス部5を内径側に有するブレーキディスク4と、この円板状のブレーキディスク4に対向して設けられブレーキディスク4に対して接離可能なアーマチュア6と、このアーマチュア6およびモータ本体1にそれぞれ固定されたリング状の第1のライニング8a、第2のライニング8bを備えている。
【0009】
また、エレベータ用巻上機は、ボルト12によりモータ本体1に固定されたコア11と、このコア11のアーマチュア6側に周方向に等分間隔をおいて設けられアーマチュア6を押圧することで第1および第2のライニング8a、8bを介してブレーキディスク4を制動する制動ばね9と、コア11のアーマチュア6側に設けられアーマチュア6を押圧する制動ばね9の弾性力に逆らってアーマチュア6をブレーキディスク4から開離させる電磁コイル7を備えている。
【0010】
ブレーキディスク4の内径側に形成されたスプラインボス部5は、中心軸線側に向かって末広がり形状で、かつ両端部に径外側方向に延びたつば部5aを有する受け部10が形成されている。ライニング8a、8bの摩耗粉は、この受け部10およびライニング8a、8b内で収納されるが、ライニング8a、8bには、内部の摩耗粉を外部に排出する排出通路20が形成されている。モータ本体1およびアーマチュア6には、それぞれ受け部10から径外側方向に延び、先端部が排出通路20を貫通しているとともにフェルトで構成された案内部材21が固定されている。
【0011】
上記構成のエレベータ用巻上機では、モータ本体1の駆動により、軸受13で回転自在に支持された回転軸2が回転し、綱車が回転することで、昇降路内をかご(図示せず)が昇降運動する。この昇降運動中は、電磁コイル7は通電され、電磁コイル7で生じた磁力線によりアーマチュア6は、制動ばね9の弾性力に逆らってコア11側に吸引されており、ブレーキディスク4から離間している。
一方、電磁コイル7の通電を遮断すると、電磁コイル7で生じた磁力線は消滅し、アーマチュア6は、制動ばね9の弾性力によりブレーキディスク4側に接近し、ライニング8a、8bを介してブレーキディスク4を押圧し、回転軸2の回転が停止する、即ちかごの昇降運動は停止する。
【0012】
アーマチュア6がブレーキディスク4を押圧する動作に伴い、第1のライニング8a、第2のライニング8bとブレーキディスク4との間の摩擦により、ライニング8a、8bの摩耗粉が生じるが、この摩耗粉は、受け部10で収納される。従って、摩耗粉がスプラインボス部5とスプライン部3との間のスプライン結合部に侵入、付着するようなことは防止され、ブレーキディスク4はスプライン部3に沿ってスムーズに摺動する。
また、第1のライニング8a、第2のライニング8bの内部の摩耗粉は、案内部材21により排出通路20に導かれ、そこから外部にスムーズに排出される。
【0013】
実施の形態2.
図3はこの発明の実施の形態2のエレベータ用巻上機の要部断面図である。
この実施の形態では、受け部10が無い点、およびスプラインボス部5Aの軸線長さL2がスプライン部3Aの軸線長さL1よりも長い点が実施の形態1と異なる。
なお、図示されていないが、このものの場合にも、第1のライニング8a、第2のライニング8bの内部の摩耗粉は、案内部材21により排出通路20に導かれ、そこから外部にスムーズに排出されるようになっている。
【0014】
このエレベータ用巻上機では、ブレーキディスク4の移動量は微小であるので、スプラインボス部5Aの軸線長さL2がスプライン部3Aの軸線長さL1よりも長くても、ブレーキディスク4の移動に支障は無いとともに、スプライン部3Aはスプラインボス部5Aで覆われており、摩耗粉がスプラインボス部5Aとスプライン部3Aとの間のスプライン結合部に侵入、付着するようなことは無い。
【0015】
なお、実施の形態2では、スプラインボス部5Aに、受け部が形成されていないが、勿論このスプラインボス部5Aにライニング8a、8bの摩耗粉を受ける受け部を形成するようにしてもよい。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明に係るエレベータ用巻上機によれば、スプラインボス部に、ライニングの摩耗粉を受ける受け部が設けられているので、従来必要としたカバーを取り付けることなく、摩耗粉がスプラインボス部とスプライン部との間のスプライン結合部に侵入、付着するようなことを防止できる。
【0017】
また、この発明に係るエレベータ用巻上機によれば、スプラインボス部の軸線長さをスプライン部の軸線長さよりも長いので、従来必要としたカバーを取り付けることなく、摩耗粉がスプラインボス部とスプライン部との間のスプライン結合部に侵入、付着するようなことを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1のエレベータ用巻上機の要部断面図である。
【図2】図1のブレーキディスクの側断面図である。
【図3】この発明の実施の形態2のエレベータ用巻上機の要部断面図である。
【符号の説明】
1 モータ本体、2 回転軸、3 スプライン部、4 ブレーキディスク、5スプラインボス部、6 アーマチュア、7 電磁コイル、8a 第1のライニング、8b 第2のライニング、9 制動ばね、10 受け部、20 排出通路、21 案内部材。

Claims (5)

  1. モータ本体と、
    このモータ本体の中心軸線を貫通しているとともに軸線方向に延びたスプライン部を有する回転軸と、
    前記スプライン部に前記軸線方向に摺動可能にスプライン結合されたスプラインボス部を内径側に有するブレーキディスクと、
    このブレーキディスクに対向して設けられブレーキディスクに対して接離可能なアーマチュアと、
    このアーマチュアおよび前記モータ本体に設けられたライニングと、
    前記アーマチュアを押圧することで前記ライニングを介して前記ブレーキディスクを制動する制動ばねと、
    この制動ばねの弾性力に逆らって前記アーマチュアを前記ブレーキディスクから開離させる電磁コイルを備えたエレベータ用巻上機であって、
    前記スプラインボス部には、前記ライニングの摩耗粉を受ける受け部が設けられているエレベータ用巻上機。
  2. モータ本体と、
    このモータ本体の中心軸線を貫通しているとともに軸線方向に延びたスプライン部を有する回転軸と、
    前記スプライン部に前記軸線方向に摺動可能にスプライン結合されたスプラインボス部を内径側に有するブレーキディスクと、
    このブレーキディスクに対向して設けられブレーキディスクに対して接離可能なアーマチュアと、
    前記ブレーキディスクの側面側に設けられたライニングと、
    前記アーマチュアを押圧することで前記ライニングを介して前記ブレーキディスクを制動する制動ばねと、
    この制動ばねの弾性力に逆らって前記アーマチュアを前記ブレーキディスクから開離させる電磁コイルを備えたエレベータ用巻上機であって、
    前記スプラインボス部の軸線長さは、前記スプライン部の軸線長さよりも長いエレベータ用巻上機。
  3. 前記スプラインボス部の軸線長さは、前記スプライン部の軸線長さよりも長い請求項1に記載のエレベータ用巻上機。
  4. 前記ライニングは、リング状であり、ライニングには、内部の前記摩耗粉をライニングの外部に排出する排出通路が形成されている請求項1ないし請求項3の何れかに記載のエレベータ用巻上機。
  5. 前記ブレーキディスクの側面側には、前記排出通路に前記摩耗粉を導く案内部材が設けられている請求項4に記載のエレベータ用巻上機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010500264A (ja) * 2006-08-15 2010-01-07 オーチス エレベータ カンパニー 一体的な軸受およびブレーキ面を備えるエレベータ巻上機ブレーキ

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