JP2004224116A - タイヤ/ホイール組立体及び空気入りタイヤ - Google Patents

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晋 渡辺
Michio Osaki
道雄 大崎
Koujirou Daishiyou
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Abstract

【課題】リム組み装置を不要にしてリム組み作業を容易に行うことができ、かつブレーキ装置等が設置されるリム内径側のスペースを広くすることが可能なタイヤ/ホイール組立体及びそれに使用する空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】トレッド部4とそのトレッド部4の両側に配設した左右のサイドウォール部5とのみからなる空気入りタイヤ1をホイール2のリム3に組み付けたタイヤ/ホイール組立体であり、サイドウォール部5の内周端部5aをリム3とクランプリングXとの間に挟持固定する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タイヤ/ホイール組立体及び空気入りタイヤに関し、さらに詳しくは、リム組み作業を容易にすると共にブレーキ装置等が設置されるスペースを広くするようにしたタイヤ/ホイール組立体及びそれに使用する空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来技術】
一般に、空気入りタイヤは、図10に示すように、スチールワイヤを巻回したビードコア31を埋設したビード部32をリム33のビードシート34とフランジ35に圧接した状態でホイールのリム33に固定することにより、リム33に強固に組み付けかつ空気漏れを防ぐようにしている。
【0003】
そのため、フランジ35の外径が剛性の高いビードコア31を埋設したビード部32より大きくならざるを得ず、その結果、外径の大きいフランジ35を乗り越えてビード部32をリム33に装着するには、専用のリム組み装置が必要であり、リム組み作業性が極めて悪い。
【0004】
また、リム組み時に、ビード部32をリム底に向かって斜めに落とし込みながら順次フランジ35を乗り越えさせるため、落とし込まれたビード部を受け入れるためのホイール径方向内側に陥没するドロップ部36が設けられるが、そのドロップ部36によりリムの内径側の形成されるスペースが狭くなるため、車両装着時にその空間に配置されるブレーキ装置等が寸法の制限を受ける。
【0005】
従来、上記スペースを広くするようにしたタイヤ/ホイール組立体が開示されている(例えば、特許文献1参照)。このタイヤ/ホイール組立体は、ビード部をリム内側に嵌め込むように構成したものである。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−62417号公報(第2−10頁、第1−13図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、剛性の高いビードコアを埋設したビード部をリムに嵌め込むには専用のリム組み装置が必要であり、リム組み作業性の問題は解消されていない。
【0008】
本発明の目的は、リム組み装置を不要にしてリム組み作業を容易に行うことができ、かつブレーキ装置等が設置されるリム内径側のスペースを広くすることが可能なタイヤ/ホイール組立体及びそれに使用する空気入りタイヤを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明のタイヤ/ホイール組立体は、トレッド部と該トレッド部の両側に配設した左右のサイドウォール部とのみからなる空気入りタイヤをホイールのリムに組み付けたタイヤ/ホイール組立体であって、前記サイドウォール部の内周端部を前記リムとクランプリングとの間に挟持固定したことを特徴とする。
【0010】
また、本発明の空気入りタイヤは、トレッド部と該トレッド部の両側に配設した左右のサイドウォール部とのみからなることを特徴とする。
【0011】
上述した本発明によれば、剛性の高いビードコアを埋設したビード部を備えていない、トレッド部と左右のサイドウォール部とからなる空気入りタイヤを使用し、そのサイドウォール部の内周端部をリムとクランプリングとの間に挟持固定すればよいため、リム組み装置を用いることなく空気入りタイヤをリムに容易に組み付けることができる。
【0012】
また、リム組み時にビード部を落とし込むようなドロップ部が不要であるため、ブレーキ装置等が設置されるリム内径側のスペースを広くすることができ、更にビード部がないため、使用済タイヤの廃棄量を削減し、産業廃棄物の低減に寄与する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】
図1は、本発明のタイヤ/ホイール組立体を示し、1は空気入りタイヤ、2はリム3に空気入りタイヤ1を組み付けたホイール、Xは空気入りタイヤ1をリム3に固定するためのクランプリングである。
【0015】
空気入りタイヤ1は、トレッド部4と、そのタイヤ幅方向の両側に配設した左右のサイドウォール部5とのみから構成され、従来具備しているビードコアを埋設したビード部を備えていないことを除いては、従来のタイヤと同様の構成である。
【0016】
即ち、タイヤ内側にはインナーライナー層6が配置され、そのインナーライナー層6の外側にタイヤ幅方向に延在する補強コードをタイヤ周方向に沿って所定の間隔で配置したカーカス層7が設けられている。カーカス層7は左右のサイドウォール部5の内周端近傍まで延在している。図では2層のカーカス層7を設けた例を示しているが、その層数は2層に限定させず、少なくとも1層のカーカス層を有するものであればよい。
【0017】
トレッド部4のカーカス層外周側には、タイヤ周方向に対して傾斜した補強コードをタイヤ周方向に沿って所定の間隔で配置した2層のベルト層8が設けられている。両ベルト層8は、補強コードの傾斜方向を逆向きにして交差するようにして積層してある。ベルト層8は、2層に限定されず、3層以上設けたものであってもよい。
【0018】
ベルト層8の外周側には、ベルト層8の両端部を補強するベルトエッジカバー層9と、その外周側にベルト層8全体をカバーするベルトフルカバー層10が設けられている。このカバー層9,10は、必ずしも配置する必要はないが、耐ベルトエッジセパレーション性などの点から配置するのが好ましい。
【0019】
ホイール2は、不図示のディスクの外周側に設けられたリム3を有している。リム3は、ディスクに固設した環状のリム本体12と、このリム本体12の両側に配置した環状の左右のクランプ部13を備えており、クランプ部13の内周面がサイドウォール部5の内周端部5aを挟持する挟持面14になっている。挟持面14はホイール軸方向においてリム3の幅方向外側になる程外径側に位置する傾斜面に形成されている。リム本体12の両側部12aは、ホイール径方向に延在し、その両側部12aにクランプリングXを取り付けるためのボルト部15がホイール周方向に沿って所定の間隔でホイール幅方向外側に向けて突設してある。
【0020】
クランプリングXは、ホイール径方向に延在する環状の基部X1と、この基部X1の外周端からホイール幅方向外側に向けて延びる環状のクランプ部X2とから構成されている。基部X1にはボルト部15と対応する位置に貫通孔X3が形成されている。クランプ部X2の外周面がサイドウォール部5の内周端部5aを挟持する挟持面X4になっており、この挟持面X4は上記挟持面14と同じ角度で傾斜している。
【0021】
クランプリングXの貫通孔X3に挿通したリム3のボルト部15をナット16で締め付けることにより、サイドウォール部5の内周端部5aをリム3のクランプ部13の挟持面14と、クランプリングXのクランプ部X2の挟持面X4との間で挟持固定している。
【0022】
上述したタイヤ/ホイール組立体において、空気入りタイヤ1をホイール2のリム3に組み付けるには、以下のようにして行う。先ず、クランプリングXの貫通孔X3をリム3のボルト部15に係合させ、ボルト部15の先端部にナット16を螺合させ、両クランプリングXをリム3に仮り止めする。
【0023】
この状態で、空気入りタイヤ1のサイドウォール部5をタイヤ軸方向に屈曲させて両サイドウォール部5の内周端部5aをリム3のクランプ部13の挟持面14と、クランプリングXのクランプ部X2の挟持面X4との間に位置させた後、ナット16を締め込む。これにより、クランプリングXがホイール軸方向内側に移動し、次第に間隔を狭める挟持面14,X4間でサイドウォール部5の内周端部5aが強固に挟持され、リム3に固定される。
【0024】
このように本発明では、トレッド部4と左右のサイドウォール部5とのみからなる空気入りタイヤ1を使用し、そのサイドウォール部5の内周端部5aをリム3とクランプリングXとの間に挟持固定するようにしたので、リム組み装置を不要にし、リム組み作業を容易に行うことができる。また、リム組み時にビード部を落とし込むようなドロップ部を設ける必要がないため、ブレーキ装置等が設置されるリム内径側のスペースを広くすることができる。しかも、ビード部がないため、使用済タイヤの廃棄量を削減するこができる。
【0025】
図2は、本発明のタイヤ/ホイール組立体の他の例を示す。このタイヤ/ホイール組立体は、上述したリム3のクランプ部13の挟持面14を、ホイール軸方向においてリム3の幅方向内側になる程外径側に位置する傾斜面に形成したものである。ボルト部15は設けられていない。
【0026】
また、クランプリングXは、ホイール幅方向に延在する環状のクランプ部X2’のみから構成されている。このクランプ部X2’も、その外周側の挟持面X4が挟持面14と同じ角度で傾斜している。図3に示すように、クランプ部X2’は、クランプリングXを横断する台形状の切欠き部X5を有し、この切欠き部X5に連結部材X6を配置するようになっている。連結部材X6は、切欠き部X5より大きい台形状に形成され、一側面に鍔部X7を取り付けたボルトX8が螺合するネジ孔X9が設けられている。
【0027】
連結部材X6を矢印方向から切欠き部X5に挿入し、ボルトX8をネジ孔X9に螺合させて締め込むことで、連結部材X6が切欠き部X5を押し広げながら前進し、それによりクランプリングXが拡径して挟持面X4,14間でサイドウォール部5の内周端部5aを挟持できるようにしている。
【0028】
このタイヤ/ホイール組立体において、空気入りタイヤ1をホイール2のリム3に組み付けるには、先ず、ホイール軸方向を上下方向にしたホイール2の一方(上側となる)のリム3のクランプ部13の内径側に、ボルトX8の先端部をネジ孔X9に螺合させた状態にして切欠き部X5に連結部材X6を配置したクランプリングXをリム本体12の一方の側部12a上に載置した後、クランプリングXとクランプ部13の挟持面X4,14の間に一方のサイドウォール部5の内周端部5aを挿入する。ボルトX8を締め込んで連結部材X6を切欠き部X5内に前進させ、それにより拡径するクランプリングXの挟持面X4とクランプ部13の挟持面14でサイドウォール部5の内周端部5aを挟持し、固定する。次いで、ホイール2の他方側を上側にした後、上記と同様にして、他方のサイドウォール部5の内周端部5aを他方のクランプ部13とクランプリングXの挟持面14,X4間で挟持固定する。
【0029】
このタイヤ/ホイール組立体では、上述した効果に加えて、空気入りタイヤ1への内圧充填によりサイドウォール部5に張力がかかると、内周端部5aが挟持面X4に押圧されてクランプリングXによる締め付け力が増大するため、図1の実施形態より高内圧に耐え得る利点があり、またリム3のクランプ部13が破損した場合でも、クランプリングXが外側に飛び出すことがないので、より安全となる。
【0030】
図2の実施形態において、挟持面14,X4の傾斜角度は、ホイール軸方向に対して5〜30°の範囲にするのが好ましい。傾斜角度が5°未満ではリム3のクランプ部13が破損した際にクランプリングXが外側に飛び出す危険があり、逆に30°超ではサイドウォール部5の内周端部5aを挟持する際の締付け力の低下を招く。
【0031】
クランプ部X2’は、クランプリングXを径方向外側に拡大できる構成であれば、上記構成に限定されない。
【0032】
図4は、本発明のタイヤ/ホイール組立体の更に他の例を示す。このタイヤ/ホイール組立体は、図2のタイヤ/ホイール組立体において、肉厚を略一定にしたリム本体12の断面形状を複数の凹凸部12bを有する凹凸状に形成している。リム本体12は上述した側部12aを有しておらず、両クランプ部13間に周方向に凹凸が延在する断面凹凸状のリム本体12を配置している。このように凹凸形状にすることで、半径方向の強度を高くしてある。
【0033】
各凸部の突端はホイール軸から略等距離にあり、実質的に同一径になっている。凹凸部12bは、凹凸差mを3〜10mmにした波型形状にするのがよい。リム3のクランプ部13は、凸部の突端よりも径方向内側に位置している。リム本体12の両端には、径方向内側に突出した環状突起12cが設けられており、この環状突起12cに図2と同様のクランプリングXを当接させてサイドウォール部5の内周端部5aを挟持するようにしている。
【0034】
このタイヤ/ホイール組立体では、上記図2のタイヤ/ホイール組立体で述べた効果に加えて、パンク等により内圧がゼロになった、所謂ランフラット走行状態で路面段差等を走行してもリム3が容易に変形することがない。
【0035】
図5,6は、本発明のタイヤ/ホイール組立体の更に他の例を示す。このタイヤ/ホイール組立体は、上述した図4の構成において、更にサイドウォール部5の内周端にタイヤ外側に突出した突起部17を有している。突起部17はタイヤ周方向に沿って所定の間隔で複数設けられている。突起部17の形状は特に限定されないが、好ましくは半径1〜3mmの半球状にするのがよい。半径が1mmより小さいと、後述する凹部18に対する位置決めが難しくなり、逆に3mmより大きくなるとリム組みの点から好ましくない。
【0036】
クランプリングXの挟持面X4には突起部17が係合する凹部18が設けられている。凹部18はリング周方向に沿って突起部17に対応する位置となるように所定の間隔で複数形成されている。また、リング幅方向(ホイール軸方向)に沿って同様の凹部18が複数(図では2列)配設されている。
【0037】
空気入りタイヤ1は、操縦安定性を考慮する場合には、図5に示すように内側の凹部18に突起部17を係合させてリム3に組み付け、リム端からトレッド部4までのサイドウォール部5の長さを短くしてサイド剛性を高めるようにする。乗心地性を考慮する場合には、図6に示すように外側の凹部18に突起部17を係合させてリム組みし、リム端からトレッド部4までのサイドウォール部5の長さを長くしてサイド剛性を低くするようにする。
【0038】
このタイヤ/ホイール組立体では、上記図4のタイヤ/ホイール組立体で述べた効果に加えて、突起部17を凹部18に係合させることでサイドウォール部5の内周端部5aを容易に位置決めすることができるので、リム組み作業をより容易に行うことができる。また、ホイール軸方向に沿って並ぶ凹部18への取り付け位置を図5あるいは図6のように変えることで、ユーザーの嗜好によりタイヤ性能を調整することができる。
【0039】
上記凹部18は、ユーザーの嗜好が決まっている場合には、図示するようにリング幅方向に沿って複数列設ける必要はない。突起部17はタイヤ周方向に連続して延びる環状突起とし、凹部18をリング周方向に沿って延在する環状凹部であってもよい。
【0040】
図7は本発明のタイヤ/ホイール組立体の更に他の例を示す。このタイヤ/ホイール組立体は、上述した図5の構成(但し、リング周方向に所定の間隔で配置した一列の凹部18を設けた例)において、サイドウォール部5の内周端部5aの厚さを内周端に向けて次第に厚くしてある。また、それに応じて、クランプリングXの挟持面X4の傾斜角度をリム3の挟持面14よりホイール軸方向に対して小さくし、内周端部5aを挟持面X4,14の間隔がリム3の幅方向外側程減少するようにして挟持するようになっている。
【0041】
これにより、長期使用により挟持するサイドウォール部5の内周端部5aのゴムに塑性変形が生じ、リム3とクランプリングXとによる締付け力が低下しても、内周端部5aが外側にずれることで締付け力を長期にわたって確保することができる利点がさらにある。
【0042】
上記挟持面X4,14の間隔は、1mm以上の間隔差ができるようにしてリム3の幅方向外側に向けて徐々に減少するようにするのが好ましい。
【0043】
サイドウォール部5の内周端部5aは、上述したように厚さを内周端に向けて徐々に厚くするのが好ましいが、一定の厚さであってもよい。
【0044】
図8は本発明のタイヤ/ホイール組立体の更に他の例を示す。このタイヤ/ホイール組立体は、上述した図7の構成において、リム3の両側にサイドウォール部5の内壁面5xに沿って当接しながら延在する環状の補強部19を一体的に設けたものである。このようにクランプ部13の両端に補強部19を設けることにより、乗心地を損なうことなく操縦安定性を向上することができる。
【0045】
図9は本発明のタイヤ/ホイール組立体の更に他の例を示し、図8のタイヤ/ホイール組立体の補強部19をリム3の両側に一体的に形成せずに別体の補強部材20とし、これを着脱自在に取り付けたものである。この環状の補強部材20は、リム側に位置する内側部20Aと外側に位置する外側部20Bとから構成され、内側部20Aをリム3のクランプ部13とサイドウォール部5の内周端部5aとの間に配置して固定するようになっている。
【0046】
内側部20Aの内周面は、内周端部5aを挟持する傾斜した挟持面20A1になっている。外側部20Bがサイドウォール部5の内壁面5xに沿って延在する補強部に形成され、乗心地を損なうことなく操縦安定性を向上するようにしている。このように補強部材20をリム3とは別体にして着脱可能にすることで、補強部材20をリム3とは異なる材料から構成することができるので、材料を適宜選択することで操縦安定性をユーザーの好みに応じて調整することができる。また、パンク等により内圧がゼロになったランフラット走行時に補強部材20が破損しても容易に交換することができる。
【0047】
補強部材20に使用する材料としては、操縦安定性に寄与する横剛性を高める場合には金属やプラスチックなどの剛体を好ましく使用することができる。ゴムなどの弾性体を用いてもよく、その場合、ランフラット走行時に補強部材20がクッション材として作用するので、リムとタイヤの損傷を防ぐことができる。
【0048】
【発明の効果】
上述したように本発明は、トレッド部と該トレッド部の両側に配設した左右のサイドウォール部とのみからなる空気入りタイヤのサイドウォール部の内周端部をリムとクランプリングとの間に挟持固定したので、リム組み装置を不要にしてリム組み作業を容易に行うことができ、かつブレーキ装置等が設置されるリム内径側のスペースを広くすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイヤ/ホイール組立体の一例を示す断面図である。
【図2】本発明のタイヤ/ホイール組立体の他の例を示す断面図である。
【図3】図2のクランプリングの一例を示す要部斜視図である。
【図4】本発明のタイヤ/ホイール組立体の更に他の例を示す断面図である。
【図5】本発明のタイヤ/ホイール組立体の更に他の例を示す断面図である。
【図6】本発明のタイヤ/ホイール組立体の更に他の例を示す断面図である。
【図7】本発明のタイヤ/ホイール組立体の更に他の例を示す断面図である。
【図8】本発明のタイヤ/ホイール組立体の更に他の例を示す断面図である。
【図9】本発明のタイヤ/ホイール組立体の更に他の例を示す断面図である。
【図10】従来のタイヤ/ホイール組立体を示す断面図である。
【符号の説明】
1 空気入りタイヤ 2 ホイール
3 リム 4 トレッド部
5 サイドウォール部 5a 内周端部
12 リム本体 12b 凹凸部
13 クランプ部 14 挟持面
17 突起部 18 凹部
19 補強部 20 補強部材
X クランプリング X4 挟持面

Claims (11)

  1. トレッド部と該トレッド部の両側に配設した左右のサイドウォール部とのみからなる空気入りタイヤをホイールのリムに組み付けたタイヤ/ホイール組立体であって、前記サイドウォール部の内周端部を前記リムとクランプリングとの間に挟持固定したタイヤ/ホイール組立体。
  2. 前記リムは、環状のリム本体と、該リム本体の両側に配置した、前記サイドウォール部の内周端部を挟持固定する環状のクランプ部を有し、該クランプ部の内周面を前記サイドウォール部の内周端部を挟持する挟持面にした請求項1に記載のタイヤ/ホイール組立体。
  3. 前記クランプ部の挟持面をホイール軸方向において前記リムの幅方向外側になる程外径側に位置する傾斜面に形成した請求項2に記載のタイヤ/ホイール組立体。
  4. 前記クランプ部の挟持面をホイール軸方向において前記リムの幅方向内側になる程外径側に位置する傾斜面に形成した請求項2に記載のタイヤ/ホイール組立体。
  5. 前記リム本体の断面形状を複数の凹凸部を有する凹凸状に形成した請求項2,3または4に記載のタイヤ/ホイール組立体。
  6. 前記サイドウォール部は内周端に突起部を有し、前記クランプリングの挟持面に前記突起部が係合する凹部を有する請求項2乃至5のいずれかに記載のタイヤ/ホイール組立体。
  7. 前記凹部をホイール軸方向に沿って複数設けた請求項6に記載のタイヤ/ホイール組立体。
  8. 前記サイドウォール部の内周端部の厚さを内周端に向けて次第に厚くし、該内周端部を前記リムとクランプリングの挟持面の間隔が前記リムの幅方向外側程減少するようにして挟持する請求項1乃至7のいずれかに記載のタイヤ/ホイール組立体。
  9. 前記リムの両側に前記サイドウォール部の内壁面に沿って延在する環状の補強部材を着脱自在に取り付けた請求項1乃至8のいずれかに記載のタイヤ/ホイール組立体。
  10. 前記リムの両側に前記サイドウォール部の内壁面に沿って延在する環状の補強部を一体的に有する請求項1乃至8のいずれかに記載のタイヤ/ホイール組立体。
  11. トレッド部と該トレッド部の両側に配設した左右のサイドウォール部とのみからなる空気入りタイヤ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101059686B1 (ko) * 2009-02-11 2011-08-25 금호타이어 주식회사 Uhp타이어의 비드보강용 분할림
KR101209086B1 (ko) * 2010-12-08 2012-12-06 한국타이어월드와이드 주식회사 자동차용 휠

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