JP4259010B2 - リム一体型ランフラットタイヤ - Google Patents

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    • B60C15/02Seating or securing beads on rims
    • B60C15/0206Seating or securing beads on rims using inside rim bead seating, i.e. the bead being seated at a radially inner side of the rim
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、いわゆるビード構造を省略したタイヤの環状端部を、ランフラット機能を有するリムに固着して一体化したリム一体型ランフラットタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ランフラットタイヤとしては、内圧減少時にリムフランジによってトレッドを支持する構造、サイドウォールの補強層によってトレッドを支持する構造、又は中子(ソリッドタイヤ又は内側空気入りタイヤなど)によってトレッドを支持する構造のものが知られている。
【0003】
例えば通常の空気入りタイヤとリムを用いて、中子を設置するタイプのランフラットタイヤでは、一旦タイヤを通常通りリム組みした後、片方のビード部を外し、この外したビード部とリムフランジとのわずかな隙間から、中子を挿入してリムに固定し、ビード部を再び嵌め直す作業を行っている。しかし、この作業は、非常に工数がかかり、技術や特殊ツールも必要で、しかも挿入可能な中子形状に制約があるなど、欠点が多い。
【0004】
このようなリム組みの問題を解消又は軽減するため、リムを2分割又は3分割する方法があるが、工数そのものはさほど軽減されず、リムのコストや気密性維持の問題も生じ易い。
【0005】
一方、上記のランフラットタイヤに限らず、空気入りタイヤでは、リム外れを防止するため、ビード部にビードワイヤーやリムズレの防止のためのチェーファーなどの補強材を配設しており、重量も重く、製造工程も複雑になっていた。また、リム外れを防止するためにリムフランジ部を設けている。しかし、タイヤとリムを一体の構造物として考えた場合、リム外れの防止に二重の機能を持たせており、更にタイヤではリムズレの防止のための不要な機能を、リムではドロップなどタイヤ装着用の不要な機能を備えていることになる。このため、従来のリム組を前提としたタイヤでは、質量や製造効率など、無駄が多かった。
【0006】
従って、従来リムへのリム組を前提としない、リム一体型の空気入りタイヤに関する出願が、これまで幾つかなされている。例えば特開平5−147413号公報には、図9に示すようにトレッド部からサイドウォール部41をへてビード部42に至るカーカス43を有するタイヤ本体の前記各ビート部42の端部を、ホイールリム44を形成するホイール本体に挿脱自在に取付くフランジパーツ45とリング体46との間で挟持させかつ加硫により接合し一体化してなる空気入りタイヤが提案されている。
【0007】
しかし、このタイヤでは、タイヤの端部をフランジパーツ及びリング体と加硫接着しており、成型・加硫工程が複雑になると共に、フランジパーツの存在により、分割可能なリムを使用しないとリムへの取り付けができない。また、ランフラット機能を発現するための中子の挿入を容易にするものではない。
【0008】
一方、特開2000−85321号公報には、図10に示すように、リム51が少なくとも軸方向端面に、タイヤ側壁50の半径方向内側の端範囲を収容するための環状室52を備え、環状室52内の支持面に対して側壁50の半径方向内側の端範囲を締付け固定するための少なくとも1個の締付け要素53が、側壁50の半径方向内側の端範囲を締付けるための締付け位置から、締付けを解除するための解放位置にあるいは解放位置から締付け位置に軸方向に移動可能に配置され、締付け位置で締付け要素53を軸方向からリム51に錠止するためのばね急速固定具がリム51と締付け要素53の間に形成されていることを特徴とする車輪が提案されている。その際、環状室52の上部にランフラットサドル54を形成して、その表面でトレッド部55を支持することにより、ランフラット走行が可能な点が記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図10に示すタイヤでは、リムフランジに相当する部分が存在しないため、横力に対してビード部周りで十分な剛性が得られず、操縦安定性などが低下し易い。また、リムの環状室にタイヤの端部と締付け要素とを嵌め込んで、密着・固定する構造のため、気密性を保つには各部材の加工精度が高く要求され、また、部材の変位、摩耗、へたり等により、気密性が損なわれ易いという問題がある。
【0010】
そこで、本発明の目的は、ランフラット機能を有するにも係わらず、リム本体への取り付けが容易で、フランジ部材による横力に対する補強効果を得ながら、気密性も確保し易いリム一体型ランフラットタイヤを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、下記の如き本発明により達成できる。
即ち、本発明のリム一体型ランフラットタイヤは、軸方向両側の端部に内側フランジ部を設けたリム本体と、そのリム本体に軸方向両側にて、前記内側フランジ部のタイヤ軸方向外側に固着可能な外側フランジ部材と、トレッド部の両側からサイドウォール部を経て環状端部まで連なり、その環状端部が非ビード構造であり、かつ前記内側フランジ部と前記外側フランジ部材との間に圧接・挟持されているタイヤと、前記リム本体に固着可能なランフラット支持体とを備えることを特徴とする。
【0012】
上記において、前記環状端部の内周端を基準とするタイヤ断面高さに対して、同じ内周端を基準とする前記ランフラット支持体の最大高さが40〜60%であることが好ましい。
【0013】
一方、本発明の別のリム一体型ランフラットタイヤは、外周側部によってランフラット支持が可能な内側フランジ部を軸方向両側の端部に設けたリム本体と、そのリム本体に軸方向両側にて、前記内側フランジ部のタイヤ軸方向外側に固着可能な外側フランジ部材と、トレッド部の両側からサイドウォール部を経て環状端部まで連なり、その環状端部が非ビード構造であり、かつ前記内側フランジ部と前記外側フランジ部材との間に圧接・挟持されているタイヤとを備えることを特徴とする。
【0014】
上記において、前記環状端部の内周端を基準とするタイヤ断面高さに対して、同じ内周端を基準とする前記内側フランジ部の最大高さが40〜60%であることが好ましい。
【0015】
また、前記内側フランジ部は、前記環状端部に沿って延びた後にタイヤ半径方向外側に更に延設されて、前記最大高さとなる位置に先端部が配置されることが好ましい。
【0016】
また、前記外側フランジ部材は、前記リム本体に固着された状態で、前記内側フランジ部との間に間隔が固定された環状間隙を形成することが好ましい。
【0017】
[作用効果]
本発明のリム一体型ランフラットタイヤによると、外側フランジ部材がタイヤの環状端部を挟持した状態で固着されているため、横力に対する補強効果を得ることができ、従来のビード周りの補強構造を省略できるようになる。このため、タイヤの環状端部を容易に拡径できるので、リム本体に固着された又は固着の際にランフラット支持体を通過させ易く、外側フランジ部材の固着により、タイヤの環状端部の固定とシール(気密)を行えるため、ランフラット機能を有するにも係わらず、一体化を容易に行うことができる。しかも、タイヤの環状端部を内側フランジ部と外側フランジ部材との間に圧接・挟持した構造のため、外力が生じた場合にも十分な気密性を維持することができる。その結果、ランフラット機能を有するにも係わらず、リム本体への取り付けが容易で、フランジ部材による横力に対する補強効果を得ながら、気密性も確保し易いリム一体型ランフラットタイヤとすることができる。
【0018】
前記環状端部の内周端を基準とするタイヤ断面高さに対して、同じ内周端を基準とする前記ランフラット支持体の最大高さが40〜60%である場合、ランフラット走行の際にタイヤに無理な変形が生じることなく、トレッド部を好適に支持して走行が可能となり、しかも、タイヤの環状端部の開口にランフラット支持体を無理なく通過させることができる。
【0019】
本発明の別のリム一体型ランフラットタイヤによると、外側フランジ部材がタイヤの環状端部を挟持した状態で固着されているため、横力に対する補強効果を得ることができ、従来のビード周りの補強構造を省略できるようになる。このため、タイヤの環状端部を容易に拡径できるので、リム本体に設けたランフラット機能を有する内側フランジ部を通過させ易く、外側フランジ部材の固着により、タイヤの環状端部の固定とシール(気密)を行えるため、ランフラット機能を有するにも係わらず、一体化を容易に行うことができる。しかも、タイヤの環状端部を内側フランジ部と外側フランジ部材との間に圧接・挟持した構造のため、外力が生じた場合にも十分な気密性を維持することができる。その結果、ランフラット機能を有するにも係わらず、リム本体への取り付けが容易で、フランジ部材による横力に対する補強効果を得ながら、気密性も確保し易いリム一体型ランフラットタイヤとすることができる。
【0020】
前記環状端部の内周端を基準とするタイヤ断面高さに対して、同じ内周端を基準とする前記内側フランジ部の最大高さが40〜60%である場合、ランフラット走行の際にタイヤに無理な変形が生じることなく、トレッド部を好適に支持して走行が可能となり、しかも、タイヤの環状端部の開口に内側フランジ部を無理なく通過させることができる。
【0021】
前記内側フランジ部が、前記環状端部に沿って延びた後にタイヤ半径方向外側に更に延設されて、前記最大高さとなる位置に先端部が配置される場合、最も簡易な構造でランフラット機能を発現することができ、構造が簡易なため製造工程的及びコスト的にもに有利なものとなる。
【0022】
前記外側フランジ部材が、前記リム本体に固着された状態で、前記内側フランジ部との間に間隔が固定された環状間隙を形成する場合、外側フランジ部材の固着状態によって環状間隙の間隔が変動する場合に比べて、横力等の外力が生じた場合でも、気密面での圧接力を良好に維持して気密性や固定状態をより確実に維持することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明のリム一体型ランフラットタイヤの一例を示す断面図であり、図2はその要部を示す断面図である。
【0024】
本発明のリム一体型ランフラットタイヤは、図1に示すように、リム本体3、外側フランジ部材19、タイヤ2、及びランフラット支持体31を備えており、それらが外側フランジ部材19の固着によって一体化されている。
【0025】
タイヤ2はトレッド部6と、その両端からタイヤ半径方向内側にのびる1対のサイドウォール部7と各サイドウォール部7の半径方向内端にそれぞれ接続する環状端部9を設けてなる。またタイヤ2はトレッド部6、サイドウォール部7及び環状端部9によって囲まれたタイヤ内腔が形成され、本例ではタイヤ2はチューブレスタイヤとして形成される。
【0026】
また、タイヤ2はその内部にトレッド部6からサイドウォール部7をへて環状端部9の先端9a近傍にのびるカーカス10を備える。また本例ではトレッド部6の内部かつカーカス10の外側にベルト層12を設けている。カーカス10は、ラジアル方向に配列されているのが好ましく、周方向に補強繊維やビードワイヤーなどを有しないものが好ましい。
【0027】
カーカス10は、ポリエステル、ナイロン、レーヨン、芳香族ポリアミド等の有機繊維又はスチールからなるカーカスコードを並置したカーカスプライを単数又は複数枚重ね合わせることにより形成される。ベルト層12もカーカス10と同様な有機繊維又はスチールからなるベルトコードをタイヤ赤道Cに対して傾けて配したベルトプライ12aを単数枚又は複数枚、本例では2枚を重ね合わせて形成される。
【0028】
本発明におけるタイヤ2は、従来タイヤからビードコアとビードフィラーを省略した構造、又はそれらを簡略化した構造が可能であり、その場合、カーカス10の両端は、先端9a近傍までそのまま延びるか、またはラジアル方向に折り返されている。
【0029】
リム本体3には、軸方向両側の端部に内側フランジ部3aを設けている。内側フランジ部3aの高さは、内側フランジ部3aの外径が環状端部9の内径より20〜60mm大きくなるように調整するのが好ましく、より好ましくは、内側フランジ部3aの外径が環状端部9の内径より30〜40mm大きくなるように調整する。
【0030】
また、内側フランジ部3aは、環状端部9を挟持する挟持部よりタイヤ半径方向外側に延設した補強支持部を備えるようにしてもよい。その場合を含めて、内側フランジ部3aはタイヤ半径方向外側ほど厚みを薄くなる断面テーパー部を設けてもよい。このように内側フランジ部3aの先端側を変形し易くすることで、横力が生じた際に内側フランジ部3aの先端で応力分散させることができる。このような変形可能にする材料としては、スチール、アルミニウムなどが好ましい。なお、内側フランジ部3aを別体で形成してリム本体3に接合等により固着するなどしてもよい。また、内側フランジ部3aの先端は丸みをおびさせて(ランウド)させており、これによっても内側フランジ部3aの先端で応力集中によるタイヤ内面の破損を防止することができる。
【0031】
リム本体3は、内側フランジ部3aが形成された円筒状のウエル23と、ウエル23に架設された円板状のハブ片20とを有する。ハブ片20には複数個のボルト孔22がタイヤ軸を中心として放射状の位置に配される。また、ウエル23にはチューブレスタイヤ用のリムバルブ26が取付けられる。又チューブ付きタイヤ用のバルブホールを設けてもよい。なお、ハブ片20のボルト孔22には車両の車軸に取付くボスBからのびるボルトB1が挿通され、ナット止めされる。
【0032】
本発明では、従来タイヤからビードコアとビードフィラーを省略した構造、又はそれらを簡略化した構造が可能であるため、ウエル23には特にリム組みのためのドロップを形成する必要がない。また、ドロップを形成する場合でもその深さを従来の半分以下とすることができる。
【0033】
外側フランジ部材19は、図2に示すように、リム本体3に軸方向両側にて固着可能になっている。外側フランジ部材19の高さは、ランフラット支持体31を備える場合、外側フランジ部材19の外径が内側フランジ部3aの外径より大きいことが好ましく、内側フランジ部3aの外径より10〜50mm大きいことが好ましく、20〜30mm大きいことがより好ましい。このように外側フランジ部材19の高さを大きくすることで、横力に対する補強支持効果を高めることができる。
【0034】
外側フランジ部材19の固着形態としては、図示したようなボルト21によるボルト締結の他、ナット締結、リベットによるかしめ、溶接などによる接合、接着剤による接着、弾性片を設けた嵌合、全体の螺合など何れの固着形態でも採用することができる。即ち、本発明では、内側フランジ部3aと環状端部9とで形成される気密面が、固着部分よりタイヤ内空より内部側に存在するため、固着部分での気密性が特に要求されず、種々の固着形態を制限無く採用することができる。
【0035】
但し、外側フランジ部材19の固着形態としては、外側フランジ部材19が着脱可能な形態が好ましい。また、気密性を高める上では、固着部分においても気密性を維持できる構造が好ましい。着脱可能でしかも気密性を維持できる構造としては、固着部分にOリングを介在させつつ、ボルト締結、ナット締結、弾性片を設けた嵌合、全体の螺合などを行う構造が好ましい。
【0036】
外側フランジ部材19の形状は、内側フランジ部3aとの関係で、タイヤの環状端部9を内側フランジ部3aとの間に圧接・挟持できる形状であればよい。その際、外側フランジ部材19の固着状態によって環状間隙の間隔が変動する形状や材質でもよいが、外側フランジ部材19が、リム本体3に固着された状態で、内側フランジ部3aとの間に間隔が固定された環状間隙を形成するものが好ましい。
【0037】
当該、環状間隙の断面形状としては、後述の図3に示すように一定幅でタイヤ半径方向に連続する形状でもよいが、タイヤの環状端部9の引き抜けを防止する上では、部分的に幅の異なる部分が存在するものが好ましい。また、環状端部9の引き抜けを防止しながら、カーカス10のコードの離反(セパレーション)を防止する上で、カーカス10を屈曲させる部分が存在するものが好ましい。特に、図2に示すように、カーカス10を鋭角に屈曲させる部分が存在するものが好ましい。
【0038】
つまり、本実施形態では、固着部19aから内側フランジ部3aの外面に沿って広がる内輪部19bと、内輪部19bから軸方向内側に屈曲して延びる押さえ部19cと、押さえ部19cから内側フランジ部3aの外面に沿って広がる挟持部19dと、挟持部19dから更に延設した補強支持部19eを備える外側フランジ部材19を用いて、内側フランジ部3aの外面およびウエル23の延長部23aの外周面との間に、タイヤの環状端部9を圧接・挟持している。その際、環状端部9の先端9aが内輪部19bの近傍に配置されている。このような構造によると、環状端部9のカーカス10を鋭角に屈曲させて圧接・挟持できる上、外側フランジ部材19を固着する際の作業性も良好になる。なお、外側フランジ部材19としては、タイヤ周方向に複数に分割したものを用いてもよい。
【0039】
また、本実施形態では、外側フランジ部材19は、環状端部9を挟持する挟持部19dよりタイヤ半径方向外側に延設した補強支持部19eを備えるが、内側フランジ部3aと同様に先端側を変形し易くすることで、横力が生じた際に外側フランジ部材19の先端で応力分散させることができる。また、外側フランジ部材19の先端は丸みをおびさせて(ランウド)させており、これによっても先端での応力集中によるタイヤ内面の破損を防止することができる。
【0040】
一方、ランフラット支持体31は、図1に示すように、リム本体3のウエル23に固着されている。ランフラット支持体31は、リム本体3に予め固着されていてもよく、また一体化の際に、リム本体3に固着してもよい。固着方法としては、接着、はめ込み、ボルト締めや溶接などが挙げられる。
【0041】
本実施形態は、中子としてエラストマーを設置する例であり、エラストマーの脚部31bとランフラット支持部31aとでランフラット支持体31が形成されている。但し、ランフラット走行時には、トレッド部6が介在するため、樹脂や金属などの更に剛性の高い材料を用いてもよい。
【0042】
ランフラット走行時には、ランフラット支持部31aの表面とタイヤ内面との摩擦が発生するため、ランフラット支持部31aの表面を摩擦係数の小さい材料で被覆したり、予め潤滑剤を当該表面やタイヤ内面に塗布しておくのが好ましい。
【0043】
次に本発明におけるタイヤ2の製法について述べる。当該タイヤ2は、従来タイヤからビードコアとビードフィラーを省略した構造、又はそれらを簡略化した構造が可能であり、その場合、カーカス10の両端は、先端9a近傍までそのまま延びるか、または1〜3本程度のビードワイヤーで折り返されている点以外は、従来のタイヤの製法をそのまま適用することができる。
【0044】
但し、2次成型の際には、カーカスプライを重ね合わせてカーカス10を形成したタイヤ本体2の環状端部9をクランプした状態で、ブラダーを所定の外径にインフレートさせるのが好ましい。その後、カーカス10のクラウン部にベルトプライ12aを貼り合わせたベルト層12とトレッドゴムを重ね貼りすることによりグリーンタイヤを成型する。グリーンタイヤは更に金型内で加硫されるが、その際にも環状端部9をクランプしておくことが好ましい。加硫の際にはブラダーを使用することも可能である。上記のように環状端部9をクランプするための装置は、従来公知のものが使用でき、当該装置は例えば特開2000−351121号公報などに詳述されている。
【0045】
[他の実施形態]
以下、本発明の他の実施形態について説明する。
(1)前述の実施形態では、外側フランジ部材と内側フランジ部との間に形成される環状間隙が、カーカスを鋭角に屈曲させる部分を有する例を示したが、本発明では、図3(a)〜(b)に示すように、当該環状間隙が一定幅でタイヤ半径方向に連続する形状を有するものでもよい。
【0046】
図3(a)に示すものでは、円筒状のウエル23の両端に内側フランジ部3aが形成される一方、外側フランジ部材19は、ウエル23の両端に外接する円筒状の固着部19aから、内側フランジ部3aの外面に沿って広がる挟持部19dと、挟持部19dから更に延設した補強支持部19eを備える。この外側フランジ部材19をネジ25によって固着することによって、内側フランジ部3aの外面との間に、タイヤの環状端部9を圧接・挟持している。この例では、更に挟持部19dをネジ26で内側フランジ部3aに締結することによって、ネジ26による環状端部9の係止効果(アンカー効果)と、環状間隙の維持効果とによって、より高い抜け止め防止効果を得ている。
【0047】
図3(b)に示すものでは、図3(a)に示すものに対して、更に半径方向に広がって延設された補強支持部19eを備える外側フランジ部材19を使用している。補強支持部19eは、半径方向外側になるに従って厚みを減少させた部分を有し、先端ではランウドさせている。このような補強支持部19eの剛性や長さを調整することにより、横力に対する補強支持効果を変化させて操縦安定性などを調節することができる。なお、この外側フランジ部材19は溶接によってリム本体3に接合して固着されている。
【0048】
(2)前述の実施形態では、タイヤの環状端部の厚みが略一定である例を示したが、本発明では、図4(a)〜(b)に示すように(固着手段は図示省略)、タイヤの環状端部9の厚みが断面形状を変形させて、その部分を保持するような形状の環状間隙を形成してもよい。
【0049】
図4(a)に示すものでは、タイヤの環状端部9の両面に各々2本の環状凸条9bを形成する一方、この環状凸条9bを保持可能な環状凹溝を、内側フランジ部3aの外面と外側フランジ部材19の内面とに形成している。このような凹凸は、環状のものに限らずブロック状など何れの形状でもよい。
【0050】
図4(b)に示すものでは、タイヤの環状端部9の先端9a近傍をテーパー状に厚くする一方、この先端9a近傍を保持可能なテーパー状の環状間隙を、内側フランジ部3aの外面と外側フランジ部材19の内面との間に形成している。
【0051】
(3)前述の実施形態では、外側フランジ部材と内側フランジ部との間に形成される環状間隙が、カーカスを鋭角に屈曲させる部分を有する例を示したが、図5(a)〜(b)に示すような形態で、カーカス10を屈曲させて、抜け止め防止効果を高めてもよい。
【0052】
図5(a)に示すものでは、若干内径が小さくなるようにタイヤの環状端部9を形成しておき、環状端部9の先端側をウエル23の内周面側に屈曲させて挟持している。この例では、外側フランジ部材19は、固着部19aからウエル23の内周面に沿って延びる押さえ部19cと、押さえ部19cから内側フランジ部3aの外面に沿って広がる挟持部19dと、挟持部19dから更に延設した補強支持部19eを備える外側フランジ部材19を用いて、内側フランジ部3aの外面およびウエル23の内周面との間に、タイヤの環状端部9を圧接・挟持している。また、外側フランジ部材19の固着手段として、弾性係止片27をウエル23の内周面に環状に設けて(例えば溶接等)、外側フランジ部材19を軸方向外側から嵌め込んで、弾性係止片27を外側フランジ部材19の固着部19aの段差部に係止させた構造を採用している。このような構造によると、嵌め込みのみで、環状端部9のカーカス10を屈曲させて圧接・挟持でき、外側フランジ部材19を固着する際の作業性が極めて良好になる。
【0053】
図5(b)に示すものでは、内側フランジ部3aの外面に2本の環状凸条を形成すると共に、外側フランジ部材19の内面には環状凸条に対向配置される環状凹溝を形成している。このような構造によると、環状端部9の厚みを変化させたり、環状端部9の内径をさほど小さくしなくても、カーカス10を屈曲させて圧接・挟持できるようになる。
【0054】
(4)前述の実施形態では、中子としてエラストマーを設置する例を示したが、図6に示すように小径の空気入りタイヤで構成したランフラット支持体32を設けてもよい。その場合、チューブ有りタイヤやチューブレスタイヤでもよいが、図6に示すものでは、チューブをコード補強した構造のランフラット支持体を使用している。これによって、空気漏れを防止しながらランフラット機能を好適に発現できるようにしている。
【0055】
具体的には、バイアス状にコード32aで補強してあり、これにより形状を維持しながら内圧を高めることができる。また、バルブ33を介して空気を入れることができ、空気を入れてない状態で一体化を行った後に、バルブ33から空気を入れるため、一体化の際の挿入も容易になる。また、両側に設けた内側フランジ部3aがランフラット支持体32を係止するので、空気導入後の形状が一定に保たれる。このようなランフラット支持体32は、例えば未加硫ゴムで形成したバイアス補強ホースの両端を、重ね代部分で重複させて接合した後、加硫するなどして製造することができる。
【0056】
(5)前述の実施形態では、リム本体に固着可能なランフラット支持体を設置する例を示したが、図7(a)〜(b)、及び図8に示すように、リム本体3の軸方向両側の端部に、外周側部によってランフラット支持が可能な内側フランジ部3aを設けてもよい。つまり、本発明の別のリム一体型ランフラットタイヤは、ランフラット支持体を設ける代わりに、外周側部によってランフラット支持が可能な内側フランジ部3aを軸方向両側の端部に設けたリム本体3を備える。
【0057】
そのとき、環状端部9の内周端を基準とするタイヤ断面高さに対して、同じ内周端を基準とする前記内側フランジ部3aの最大高さが40〜60%であることが好ましい。これによりランフラット走行の際にタイヤに無理な変形が生じることなく、トレッド部を好適に支持して走行が可能となり、しかも、タイヤの環状端部の開口に内側フランジ部を無理なく通過させることができる。
【0058】
図7(a)に示すものでは、断面が略U字型で環状の内側フランジ部3aを両側に設けている。これらの内側フランジ部3aの側壁のうち、外側の側壁によってタイヤの環状端部9を外側フランジ部材19との間に圧接・挟持している。また、内側フランジ部3aは、その部分を構成する部材をウエル23に外嵌した後に、溶接により接合するなどして製造する事ができる。
【0059】
なお、この実施形態においても、内側フランジ部3aの外周表面を摩擦係数の小さい材料で被覆したり、予め潤滑剤を当該表面やタイヤ内面に塗布しておくのが好ましい。また、ランフラット走行時の乗り心地を高めるために、ゴム等の弾性体で内側フランジ部3aの外周表面を被覆したり、内側フランジ部3aの外周部分を薄肉にして弾性変形し易くしてもよい。
【0060】
図7(b)に示すものでは、円管で環状に形成された外周側部3bを有する内側フランジ部3aを両側に設けている。これらの内側フランジ部3aのうち、内周側部によってタイヤの環状端部9を外側フランジ部材19との間に圧接・挟持している。また、内側フランジ部3aは、外周側部3bと内周側部とを接合したものをウエル23に外嵌した後に、溶接により接合するなどして製造する事ができる。
【0061】
なお、この実施形態においても、外周側部3bの外周表面を摩擦係数の小さい材料で被覆したり、予め潤滑剤を当該表面やタイヤ内面に塗布しておくのが好ましい。また、ゴム等の弾性体で外周側部3bを被覆したり、外周側部3bを弾性体で形成してもよい。
【0062】
また、図8に示すように、両側の内側フランジ部3aが環状端部9に沿って延びた後にタイヤ半径方向外側に更に延設されて、前記最大高さとなる位置に内側フランジ部3aの先端部が配置されるようにしてもよい。この実施形態は、最も簡易な構造でランフラット機能を発現することができるものであり、製造工程的及びコスト的にも有利なものとなる。内側フランジ部3aの先端部は、ランフラット走行時の耐久性を向上させる上で、断面がラウンドした形状が好ましく、特に先端部に至る部分の厚みより直径の大きい断面略円状のリング部を有するのが好ましい。
【0063】
その他、両側の内側フランジ部3aをタイヤ中央側に延設して一体化した、断面が広幅U字型の内側フランジ部を設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリム一体型ランフラットタイヤの一例を示す断面図
【図2】本発明のリム一体型ランフラットタイヤの一例の要部を示す断面図
【図3】本発明のリム一体型ランフラットタイヤの他の例の要部を示す断面図
【図4】本発明のリム一体型ランフラットタイヤの他の例の要部を示す断面図
【図5】本発明のリム一体型ランフラットタイヤの他の例の要部を示す断面図
【図6】本発明のリム一体型ランフラットタイヤの他の例の要部を示す断面図
【図7】本発明のリム一体型ランフラットタイヤの他の例の要部を示す断面図
【図8】本発明のリム一体型ランフラットタイヤの他の例の要部を示す断面図
【図9】従来のリム一体型空気入りタイヤの一例を示す断面図
【図10】従来のリム一体型空気入りタイヤの他の例を示す断面図
【符号の説明】
2 タイヤ
3 リム本体
3a 内側フランジ部
6 トレッド部
7 サイドウォール部
9 環状端部
19 外側フランジ部材
31,32 ランフラット支持体

Claims (6)

  1. 軸方向両側の端部に内側フランジ部を設けたリム本体と、そのリム本体に軸方向両側にて、前記内側フランジ部のタイヤ軸方向外側に固着可能な外側フランジ部材と、トレッド部の両側からサイドウォール部を経て環状端部まで連なり、その環状端部が非ビード構造であり、かつ前記内側フランジ部と前記外側フランジ部材との間に圧接・挟持されているタイヤと、前記リム本体に固着可能なランフラット支持体とを備えるリム一体型ランフラットタイヤ。
  2. 前記環状端部の内周端を基準とするタイヤ断面高さに対して、同じ内周端を基準とする前記ランフラット支持体の最大高さが40〜60%である請求項1記載のリム一体型ランフラットタイヤ。
  3. 外周側部によってランフラット支持が可能な内側フランジ部を軸方向両側の端部に設けたリム本体と、そのリム本体に軸方向両側にて、前記内側フランジ部のタイヤ軸方向外側に固着可能な外側フランジ部材と、トレッド部の両側からサイドウォール部を経て環状端部まで連なり、その環状端部が非ビード構造であり、かつ前記内側フランジ部と前記外側フランジ部材との間に圧接・挟持されているタイヤとを備えるリム一体型ランフラットタイヤ。
  4. 前記環状端部の内周端を基準とするタイヤ断面高さに対して、同じ内周端を基準とする前記内側フランジ部の最大高さが40〜60%である請求項3に記載のリム一体型ランフラットタイヤ。
  5. 前記内側フランジ部は、前記環状端部に沿って延びた後にタイヤ半径方向外側に更に延設されて、前記最大高さとなる位置に先端部が配置される請求項4記載のリム一体型ランフラットタイヤ。
  6. 前記外側フランジ部材は、前記リム本体に固着された状態で、前記内側フランジ部との間に間隔が固定された環状間隙を形成する請求項1〜5いずれかに記載のリム一体型ランフラットタイヤ。
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