JP2004223715A - 印字装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ロール紙のように巻き癖のある用紙の湾曲を小さくする。
【解決手段】印字処理時、用紙12は送りローラ5、ラベルガイド14を経由してサーマルヘッド1に案内され、搬送方向に搬送される。ラベル残量検出センサ6は、用紙12の残量を検出し、用紙12の残量が少なくなると、送りローラ5を上方向に移動させ、逆方向に湾曲するようなテンションを用紙12に加える。用紙12の外周部分が紙管7に近づくほど、送りローラ5を上方向に大きく移動させ、用紙12に加えるテンションを大きくする。
【選択図】 図4
【解決手段】印字処理時、用紙12は送りローラ5、ラベルガイド14を経由してサーマルヘッド1に案内され、搬送方向に搬送される。ラベル残量検出センサ6は、用紙12の残量を検出し、用紙12の残量が少なくなると、送りローラ5を上方向に移動させ、逆方向に湾曲するようなテンションを用紙12に加える。用紙12の外周部分が紙管7に近づくほど、送りローラ5を上方向に大きく移動させ、用紙12に加えるテンションを大きくする。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印字装置に関し、特に、巻き取り紙等の湾曲する癖のついた用紙に印字を行う印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の印字装置としてのラベルプリンタは、紙管に巻かれた用紙をローラを介して印字部に搬送し、印字していた。また、用紙は、連続した帯状の台紙と台紙上に剥離可能に貼付されたラベルや、帯状の連続した一枚紙であるタグで構成されるので、印字後にカッタで切断していた。
また、例えば、印字が終了した用紙を排出する用紙排出口に取り付けられたカバーの内側に間隔を狭めた案内部を設けることにより、用紙の巻き癖を矯正するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
実開平5−29765号公報(図9)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、用紙は紙管に巻かれているため、内周の紙管に近い部分ほど強い巻き癖がついており、印字後に切断された用紙は、図5に示すように湾曲した状態で排出されてしまうという問題があった。また、特許文献1の図9に示す装置では、用紙の巻き癖を短時間になくすことができないという問題点もあった。
【0005】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、用紙の湾曲する癖を矯正し、印字後、用紙を湾曲していない状態で排出することができるようにするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の印字装置は、巻芯に巻き取られた帯状の用紙に印字を行う印字装置であって、用紙を回転自在に支持する支持手段と、用紙に所定の印字データを印字する印字手段と、用紙を搬送する搬送手段と、搬送手段と支持手段の間に設けられ、搬送手段によって搬送される用紙に対して、用紙が湾曲する方向とは逆の方向に張力を加える張力発生手段とを備えることを特徴とする。
また、張力発生手段は、搬送手段と支持手段の間に設けられて用紙を所定の搬送経路で搬送手段に送るローラであり、ローラは、搬送経路を曲げるように移動することにより、用紙に対して用紙が湾曲する方向とは逆の方向に張力を加えるようにすることができる。
また、張力発生手段によって用紙に加えられる張力の大きさは、用紙の残量が少なくなるほど大きくなるように調整されるようにすることができる。
また、支持手段は、用紙が搬送される方向とは逆方向に用紙に対して張力を加えるようにすることができる。
また、さらに搬送経路中に用紙の湾曲を矯正する矯正板を設けることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明が適用されるラベルプリンタの一実施の形態の構成例を示している。同図に示すように、ラベルプリンタ100は、各部を制御する制御部20と、ラベル10に印字を行うサーマルヘッド(以下では、適宜単にヘッドと記載する)1と、後述する供給軸13にセットされた台紙11および台紙11に剥離可能に貼付されたラベル10とから構成される帯状の用紙12を搬送するとともに、用紙12をサーマルヘッド1に押圧するプラテンローラ(以下では、適宜単にプラテンと記載する)2と、紙管(巻芯)7に嵌合し、紙管7に巻き取られた用紙12を回転自在に支持する供給軸13と、用紙12をラベルガイド14を介してサーマルヘッド1に案内する送りローラ5と、用紙12をサーマルヘッド1に案内するラベルガイド14と、送りローラ5を上下方向に移動させる送りローラ上下移動機構4と、所定の光を出射する発光部と発光部から出射された光の用紙12からの反射光を受光し、受光した光の強度(単位時間当たりの受光量)に対応する電気信号を出力する受光部とからなり、用紙12の裏面の側に発光部と受光部を配し、用紙12の裏面に印刷等によって形成されたアイマーク(黒の矩形のマーク)を、受光部の受光量に基づいて検出する印字基点検出用光反射センサ(光反射センサ)3と、所定の光を出射する発光部と発光部から出射された光の用紙1の側面からの反射光を受光し、受光した光の強度に対応する電気信号を出力する受光部とからなる反射センサ61−1乃至61−5(図2)を、紙管7に巻き取られた用紙12の側面の半径上に一列に並べて配し、各反射センサ61−1乃至61−5がそれぞれ用紙12を検出したか否かを示す検出結果により、用紙12の残量を検出するラベル残量検出センサ6と、印字後の用紙12をラベル10毎に切断するカッタ8と、切断後のラベル10がスタックされるスタッカ9とを備えている。
【0008】
図2は、図1のラベル残量検出センサ6の構成例を示している。同図に示すように、ラベル残量検出センサ6は、反射センサ61−1乃至61−5により構成されている。各反射センサ61−1乃至61−5のうち、用紙1を検出したものの位置と検出しなかったものの位置から、ラベル残量を検出することができる。
【0009】
図3は、図1の実施の形態の電気的な構成例を示すブロック図である。同図に示すように、制御部20は、プリンタ制御プログラム、各種固定データ、制御テーブルデータ、IO定数、モータ制御プログラム、ラベル残量検出プログラム、送りローラ上下制御プログラム等を記憶するROM(read only memory)23と、ROM23に記憶されている各種制御プログラムに従って動作し、各部を制御するCPU(central processing unit)21と、CPU21が動作する上で必要となるフラグ等の各種データを記憶するとともに、ワークエリアおよび印字データが展開される印字データ展開エリアを有するRAM(random access memory)22と、用紙12の残量(ラベル10の残量)を検出するラベル残量検出センサ6と、ラベル残量検出センサ6を制御するラベル残量検出回路24と、プラテン2を回転させることにより、ラベル10および台紙11からなる用紙12を搬送方向に搬送する図示せぬステッピングモータ等で構成されるラベル搬送機構27と、ラベル搬送機構27を制御するラベル搬送制御回路26と、CPU21の制御下、RAM22の印字展開エリアに展開された印字すべき文字、図形、およびバーコードなどの印字データに対応する制御信号を生成し、生成した制御信号をサーマルヘッド1に供給して印字動作を行わせるサーマルヘッド制御回路28と、CPU21の制御下、印字基点検出用光反射センサ3の発光部を制御し、光を出射させるとともに、受光部から出力される電気信号を受け取り、ディジタルのデータに変換して印字基点検出データとしてCPU21に供給するアイマーク検出回路29と、用紙1の有無を検出するメディア検出センサ31と、メディア検出センサ31を制御するラベル切れ検出回路30と、各種データやコマンドを入力するための操作パネル33と、操作パネル33を制御し、操作パネル33から入力されたデータやコマンドをCPU21に供給する操作パネル制御回路32と、ホストコンピュータ200等の外部機器との間のオンライン通信を制御するオンライン通信制御回路34と、用紙12を切断するカッタ8と、カッタ8を制御するカッタ制御回路35と、送りローラ5を回転自在に支持し、送りローラ5を上下に移動させる送りローラ上下移動機構4と、CPU21の制御下、送りローラ上下移動機構4を制御する送りローラ上下移動制御回路36と、データバス/コントロールバス37とから構成されている。
【0010】
以下、図4を参照して、本実施の形態の動作について説明する。オペレータによって操作パネル33が操作され、印字処理が指示されると、CPU21は、ROM23に記憶されているプリンタ制御プログラムおよびモータ制御プログラムに従って動作し、RAM22の印字展開エリアに展開された印字データをラベル10に印字するよう、サーマルヘッド制御回路28に指令する。また、ラベル搬送制御回路26に対して、用紙12を搬送方向に所定の速度で搬送するよう指令する。
【0011】
CPU21からの指令を受けたサーマルヘッド制御回路28は、RAM22の印字展開エリアに展開されている印字データに基づいてサーマルヘッド1に制御信号を供給し、ラベル10に印字データを印字させる。また、CPU21からの指令を受けたラベル搬送制御回路26は、ラベル搬送機構27を制御してプラテン2を回転させ、用紙12を搬送方向に所定の速度で搬送させる。
【0012】
また、CPU21は、ROM23に記憶されているラベル残量検出プログラムに従って動作し、ラベル残量検出回路24に対して、ラベル残量を検出するよう指令する。この指令を受けたラベル残量検出回路24は、ラベル残量検出センサ6を制御し、ラベル残量検出センサ6を構成する反射センサ61−1乃至61−5の各発光部から所定の光を出射させ、その反射光を各受光部に受光させる。各受光部によって受光された反射光の強度を示す信号(受光量を示す信号)は、ラベル残量検出回路24に供給される。
【0013】
ラベル残量検出回路24は、反射センサ61−1乃至61−5からの信号に基づいて、ラベル残量を検出し、検出結果を示すラベル残量検出データをCPU21に供給する。この例では、反射センサ61−1の受光部の受光量が所定の基準レベルより高いとき、用紙12を検出したとされる。一方、反射センサ61−1の受光部の受光量が所定の基準レベル以下であるとき、用紙12を検出しなかったとされる。
【0014】
例えば、反射センサ61−1乃至61−5の各受光部の受光量がそれぞれ所定の基準レベルより低い場合、用紙12の外周部分は、反射センサ61−1の内側にあるとし、ラベル残量検出データとして、例えば「0」をCPU21に供給する。また、例えば、反射センサ61−1の受光部の受光量が所定の基準レベルより高く、反射センサ61−2乃至61−5の各受光部の受光量がそれぞれ所定の基準レベル以下の場合、用紙12の外周部分は、反射センサ61−1と反射センサ61−2の間にあるとし、ラベル残量検出データとして、例えば「1」をCPU21に供給する。
【0015】
また、例えば、反射センサ61−1および反射センサ61−2の各受光部の受光量がそれぞれ所定の基準レベルより高く、反射センサ61−3乃至反射センサ61−5の各受光部の受光量がそれぞれ所定の基準レベル以下の場合、用紙12の外周部分は、反射センサ61−2と反射センサ61−3の間にあるとし、ラベル残量検出データとして、例えば「2」をCPU21に供給する。また、例えば、反射センサ61−1乃至反射センサ61−3の各受光部の受光量がそれぞれ所定の基準レベルより高く、反射センサ61−4および反射センサ61−5の各受光部の受光量がそれぞれ所定の基準レベル以下の場合、用紙12の外周部分は、反射センサ61−3と反射センサ61−4の間にあるとし、ラベル残量検出データとして、例えば「3」をCPU21に供給する。
【0016】
また、例えば、反射センサ61−1乃至反射センサ61−4の各受光部の受光量がそれぞれ所定の基準レベルより高く、反射センサ61−5の受光部の受光量が所定の基準レベル以下の場合、用紙12の外周部分は、反射センサ61−4と反射センサ61−5の間にあるとし、ラベル残量検出データとして、例えば「4」をCPU21に供給する。また、例えば、反射センサ61−1乃至反射センサ61−5の各受光部の受光量がそれぞれ所定の基準レベルより高い場合、用紙12の外周部分は、反射センサ61−5の外側にあるとし、ラベル残量検出データとして、例えば「5」をCPU21に供給する。
【0017】
CPU21は、ラベル残量検出回路24から供給されたラベル残量検出データの値(「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」)に応じて、送りローラ上下移動制御回路36を制御し、送りローラ上下移動機構4を上下に所定の距離だけ移動させる。後述するように移動距離はラベル残量検出データの値に応じて決定される。送りローラ上下移動機構4により回転自在に支持された送りローラ5は、送りローラ上下移動機構4とともに上下方向に移動する。
【0018】
このとき、CPU21は、ラベル残量検出回路24から供給されたラベル残量検出データの値に応じて、送りローラ上下移動機構4が上下に移動する移動距離を変化させる。例えば、ラベル残量検出回路24から供給されたラベル残量検出データの値が「5」のとき、用紙12の残量は十分にあるので、送りローラ上下移動機構4は移動させない。
【0019】
また、ラベル残量検出回路24から供給されたラベル残量検出データの値が「4」のとき、送りローラ上下移動機構4を上方向に距離L4だけ移動させる。ラベル残量検出回路24から供給されたラベル残量検出データの値が「3」のとき、送りローラ上下移動機構4を上方向に距離L3だけ移動させる。ラベル残量検出回路24から供給されたラベル残量検出データの値が「2」のとき、送りローラ上下移動機構4を上方向に距離L2だけ移動させる。ラベル残量検出回路24から供給されたラベル残量検出データの値が「1」のとき、送りローラ上下移動機構4を上方向に距離L1だけ移動させる。ラベル残量検出回路24から供給されたラベル残量検出データの値が「0」のとき、送りローラ上下移動機構4を上方向に距離L0だけ移動させる。距離L0、L1、L2、L3、L4の大小関係は、L0>L1>L2>L3>L4となる。図4には、最も大きい距離L0を示している。
【0020】
図4に示すように、送りローラ上下移動機構4によって送りローラ5が上方向に距離L0乃至L4の範囲で所定の距離だけ移動したとき、用紙12の搬送経路が曲げられ、用紙12には、図5に示したような湾曲する方向とは逆の方向にラベル10を湾曲させるようなテンション(張力)が加わる。送りローラ5が距離L0だけ上方向に移動したとき、用紙12が逆方向に湾曲するように加わるテンションが最も大きくなるようにしている。これは、用紙12の外周部分が紙管7に近づくほど、サーマルヘッド1へ搬送される用紙12についている湾曲する癖の度合いが大きいからである。このように、用紙12についている湾曲する癖の度合いの大きさが大きいほど、逆方向に加えるテンションの大きさも大きくなるように調整される。
【0021】
図4に示すように、用紙12には、用紙12が搬送される搬送方向とは逆の方向にバックテンションがかけられており、送りローラ5が上方向に移動すると、送りローラ5において、紙管7に巻き付けられることによってラベル10が湾曲する方向(図5)とは逆の方向に湾曲するようなテンションが加わるようになっている。このように、用紙12が、送りローラ5において強制的に逆方向に湾曲させられるため、紙管7に巻き取られたことによってつけられた湾曲する癖が矯正されて、湾曲する度合いを小さくしたり、或いは完全になくすことが可能となる。
【0022】
なお、上記実施の形態においては、送りローラ5を上下方向に移動させるようにしたが、送りローラ5の位置はそのままにし、供給軸13を上下方向に移動させるように変形してもよい。
【0023】
次に、図6および図7に基づき、本発明の他の実施の形態を説明する。なお、上述したのと同一の構成要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0024】
図中、70は本実施の形態で設けられた送りローラであり、該送りローラ70は上述した第一の実施の形態における送りローラ5とほぼ同様、送りローラ上下移動機構4に支持されて上下方向に移動可能なように設けられており、前述の送りローラ5とは異なり、単独で用紙12の裏面側に摺接して用紙送り動作を行うようになっている。
【0025】
71は用紙搬送経路の上部に、前記送りローラ70と対向するように設けられた矯正板であり、該矯正板71は用紙12と略同一またはそれ以上の幅を有し、用紙搬送経路に沿って用紙12の巻き癖による湾曲方向とは逆側に「へ」の字状に折り曲げ形成されている。
【0026】
ここで、前記矯正板71の曲率は、送りローラ70の直上で最も大きくなるように形成するのが好ましい。これにより、用紙12は送りローラ70が最上位まで移動する前に、まず矯正板71の両端側から摺接し、用紙12を矯正板71に沿わせるようにして、その湾曲を中央側と両端側で相乗的に矯正できる。
【0027】
以上のように構成される第二の実施の形態によっても前述した第一の実施の形態とほぼ同様の作用効果を奏するものの、本実施の形態では用紙12を該用紙12の湾曲方向とは逆側に湾曲した矯正板71に沿わせて走行させるようにしたから、張力のみで矯正させるのに比べ用紙12に作用する力を小さくでき、用紙12やラベルプリンタ100の機構へのストレスを軽減できる。
【0028】
なお、上記各実施の形態の構成および動作は例示であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができることは言うまでもない。
【0029】
【発明の効果】
以上の如く、本発明に係る印字装置によれば、用紙に対して、用紙が湾曲する方向とは逆の方向に張力を加えるようにしたので、巻き取り紙のように湾曲する癖がついている用紙の湾曲する度合いを小さくすることができ、排出時に整然とスタックされるようにすることができる。
また、用紙に加えられる張力の大きさが、用紙の残量が少なくなるほど大きくなるように調整されるようにすれば、用紙の湾曲する癖の度合いに応じた張力を加えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印字装置を応用したラベルプリンタの一実施の形態の構成図である。
【図2】図1のラベル残量検出センサの構成例を示す図である。
【図3】図1の制御部の構成例を示すブロック図である。
【図4】図1の実施の形態の動作を示す図である。
【図5】湾曲したラベルを示す図である。
【図6】第二の実施の形態を示す図1と同様の構成図である。
【図7】第二の実施の形態を示す図4と同様の説明図である。
【符号の説明】
1…サーマルヘッド、2…プラテンローラ、3…印字基点検出用光反射センサ、4…送りローラ上下移動機構、5,70…送りローラ、6…ラベル残量検出センサ、7…紙管、8…カッタ、9…スタッカ、10… ラベル、11…台紙、12…用紙、13…供給軸、14…ラベルガイド、20…制御部、21…CPU、22…RAM、23…ROM、24…ラベル残量検出回路、26…ラベル搬送制御回路、27…ラベル搬送機構 28…サーマルヘッド制御回路、29…アイマーク検出回路、30…ラベル切れ検出回路、31…メディア検出センサ、32…操作パネル制御回路、33…操作パネル、34…オンライン通信制御回路、35…カッタ制御回路、36…送りローラ上下移動制御回路、37…データバス/コントロールバス、61−1乃至61−5…反射センサ、71…矯正板、100…ラベルプリンタ、200…ホストコンピュータ
【発明の属する技術分野】
本発明は、印字装置に関し、特に、巻き取り紙等の湾曲する癖のついた用紙に印字を行う印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の印字装置としてのラベルプリンタは、紙管に巻かれた用紙をローラを介して印字部に搬送し、印字していた。また、用紙は、連続した帯状の台紙と台紙上に剥離可能に貼付されたラベルや、帯状の連続した一枚紙であるタグで構成されるので、印字後にカッタで切断していた。
また、例えば、印字が終了した用紙を排出する用紙排出口に取り付けられたカバーの内側に間隔を狭めた案内部を設けることにより、用紙の巻き癖を矯正するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
実開平5−29765号公報(図9)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、用紙は紙管に巻かれているため、内周の紙管に近い部分ほど強い巻き癖がついており、印字後に切断された用紙は、図5に示すように湾曲した状態で排出されてしまうという問題があった。また、特許文献1の図9に示す装置では、用紙の巻き癖を短時間になくすことができないという問題点もあった。
【0005】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、用紙の湾曲する癖を矯正し、印字後、用紙を湾曲していない状態で排出することができるようにするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の印字装置は、巻芯に巻き取られた帯状の用紙に印字を行う印字装置であって、用紙を回転自在に支持する支持手段と、用紙に所定の印字データを印字する印字手段と、用紙を搬送する搬送手段と、搬送手段と支持手段の間に設けられ、搬送手段によって搬送される用紙に対して、用紙が湾曲する方向とは逆の方向に張力を加える張力発生手段とを備えることを特徴とする。
また、張力発生手段は、搬送手段と支持手段の間に設けられて用紙を所定の搬送経路で搬送手段に送るローラであり、ローラは、搬送経路を曲げるように移動することにより、用紙に対して用紙が湾曲する方向とは逆の方向に張力を加えるようにすることができる。
また、張力発生手段によって用紙に加えられる張力の大きさは、用紙の残量が少なくなるほど大きくなるように調整されるようにすることができる。
また、支持手段は、用紙が搬送される方向とは逆方向に用紙に対して張力を加えるようにすることができる。
また、さらに搬送経路中に用紙の湾曲を矯正する矯正板を設けることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明が適用されるラベルプリンタの一実施の形態の構成例を示している。同図に示すように、ラベルプリンタ100は、各部を制御する制御部20と、ラベル10に印字を行うサーマルヘッド(以下では、適宜単にヘッドと記載する)1と、後述する供給軸13にセットされた台紙11および台紙11に剥離可能に貼付されたラベル10とから構成される帯状の用紙12を搬送するとともに、用紙12をサーマルヘッド1に押圧するプラテンローラ(以下では、適宜単にプラテンと記載する)2と、紙管(巻芯)7に嵌合し、紙管7に巻き取られた用紙12を回転自在に支持する供給軸13と、用紙12をラベルガイド14を介してサーマルヘッド1に案内する送りローラ5と、用紙12をサーマルヘッド1に案内するラベルガイド14と、送りローラ5を上下方向に移動させる送りローラ上下移動機構4と、所定の光を出射する発光部と発光部から出射された光の用紙12からの反射光を受光し、受光した光の強度(単位時間当たりの受光量)に対応する電気信号を出力する受光部とからなり、用紙12の裏面の側に発光部と受光部を配し、用紙12の裏面に印刷等によって形成されたアイマーク(黒の矩形のマーク)を、受光部の受光量に基づいて検出する印字基点検出用光反射センサ(光反射センサ)3と、所定の光を出射する発光部と発光部から出射された光の用紙1の側面からの反射光を受光し、受光した光の強度に対応する電気信号を出力する受光部とからなる反射センサ61−1乃至61−5(図2)を、紙管7に巻き取られた用紙12の側面の半径上に一列に並べて配し、各反射センサ61−1乃至61−5がそれぞれ用紙12を検出したか否かを示す検出結果により、用紙12の残量を検出するラベル残量検出センサ6と、印字後の用紙12をラベル10毎に切断するカッタ8と、切断後のラベル10がスタックされるスタッカ9とを備えている。
【0008】
図2は、図1のラベル残量検出センサ6の構成例を示している。同図に示すように、ラベル残量検出センサ6は、反射センサ61−1乃至61−5により構成されている。各反射センサ61−1乃至61−5のうち、用紙1を検出したものの位置と検出しなかったものの位置から、ラベル残量を検出することができる。
【0009】
図3は、図1の実施の形態の電気的な構成例を示すブロック図である。同図に示すように、制御部20は、プリンタ制御プログラム、各種固定データ、制御テーブルデータ、IO定数、モータ制御プログラム、ラベル残量検出プログラム、送りローラ上下制御プログラム等を記憶するROM(read only memory)23と、ROM23に記憶されている各種制御プログラムに従って動作し、各部を制御するCPU(central processing unit)21と、CPU21が動作する上で必要となるフラグ等の各種データを記憶するとともに、ワークエリアおよび印字データが展開される印字データ展開エリアを有するRAM(random access memory)22と、用紙12の残量(ラベル10の残量)を検出するラベル残量検出センサ6と、ラベル残量検出センサ6を制御するラベル残量検出回路24と、プラテン2を回転させることにより、ラベル10および台紙11からなる用紙12を搬送方向に搬送する図示せぬステッピングモータ等で構成されるラベル搬送機構27と、ラベル搬送機構27を制御するラベル搬送制御回路26と、CPU21の制御下、RAM22の印字展開エリアに展開された印字すべき文字、図形、およびバーコードなどの印字データに対応する制御信号を生成し、生成した制御信号をサーマルヘッド1に供給して印字動作を行わせるサーマルヘッド制御回路28と、CPU21の制御下、印字基点検出用光反射センサ3の発光部を制御し、光を出射させるとともに、受光部から出力される電気信号を受け取り、ディジタルのデータに変換して印字基点検出データとしてCPU21に供給するアイマーク検出回路29と、用紙1の有無を検出するメディア検出センサ31と、メディア検出センサ31を制御するラベル切れ検出回路30と、各種データやコマンドを入力するための操作パネル33と、操作パネル33を制御し、操作パネル33から入力されたデータやコマンドをCPU21に供給する操作パネル制御回路32と、ホストコンピュータ200等の外部機器との間のオンライン通信を制御するオンライン通信制御回路34と、用紙12を切断するカッタ8と、カッタ8を制御するカッタ制御回路35と、送りローラ5を回転自在に支持し、送りローラ5を上下に移動させる送りローラ上下移動機構4と、CPU21の制御下、送りローラ上下移動機構4を制御する送りローラ上下移動制御回路36と、データバス/コントロールバス37とから構成されている。
【0010】
以下、図4を参照して、本実施の形態の動作について説明する。オペレータによって操作パネル33が操作され、印字処理が指示されると、CPU21は、ROM23に記憶されているプリンタ制御プログラムおよびモータ制御プログラムに従って動作し、RAM22の印字展開エリアに展開された印字データをラベル10に印字するよう、サーマルヘッド制御回路28に指令する。また、ラベル搬送制御回路26に対して、用紙12を搬送方向に所定の速度で搬送するよう指令する。
【0011】
CPU21からの指令を受けたサーマルヘッド制御回路28は、RAM22の印字展開エリアに展開されている印字データに基づいてサーマルヘッド1に制御信号を供給し、ラベル10に印字データを印字させる。また、CPU21からの指令を受けたラベル搬送制御回路26は、ラベル搬送機構27を制御してプラテン2を回転させ、用紙12を搬送方向に所定の速度で搬送させる。
【0012】
また、CPU21は、ROM23に記憶されているラベル残量検出プログラムに従って動作し、ラベル残量検出回路24に対して、ラベル残量を検出するよう指令する。この指令を受けたラベル残量検出回路24は、ラベル残量検出センサ6を制御し、ラベル残量検出センサ6を構成する反射センサ61−1乃至61−5の各発光部から所定の光を出射させ、その反射光を各受光部に受光させる。各受光部によって受光された反射光の強度を示す信号(受光量を示す信号)は、ラベル残量検出回路24に供給される。
【0013】
ラベル残量検出回路24は、反射センサ61−1乃至61−5からの信号に基づいて、ラベル残量を検出し、検出結果を示すラベル残量検出データをCPU21に供給する。この例では、反射センサ61−1の受光部の受光量が所定の基準レベルより高いとき、用紙12を検出したとされる。一方、反射センサ61−1の受光部の受光量が所定の基準レベル以下であるとき、用紙12を検出しなかったとされる。
【0014】
例えば、反射センサ61−1乃至61−5の各受光部の受光量がそれぞれ所定の基準レベルより低い場合、用紙12の外周部分は、反射センサ61−1の内側にあるとし、ラベル残量検出データとして、例えば「0」をCPU21に供給する。また、例えば、反射センサ61−1の受光部の受光量が所定の基準レベルより高く、反射センサ61−2乃至61−5の各受光部の受光量がそれぞれ所定の基準レベル以下の場合、用紙12の外周部分は、反射センサ61−1と反射センサ61−2の間にあるとし、ラベル残量検出データとして、例えば「1」をCPU21に供給する。
【0015】
また、例えば、反射センサ61−1および反射センサ61−2の各受光部の受光量がそれぞれ所定の基準レベルより高く、反射センサ61−3乃至反射センサ61−5の各受光部の受光量がそれぞれ所定の基準レベル以下の場合、用紙12の外周部分は、反射センサ61−2と反射センサ61−3の間にあるとし、ラベル残量検出データとして、例えば「2」をCPU21に供給する。また、例えば、反射センサ61−1乃至反射センサ61−3の各受光部の受光量がそれぞれ所定の基準レベルより高く、反射センサ61−4および反射センサ61−5の各受光部の受光量がそれぞれ所定の基準レベル以下の場合、用紙12の外周部分は、反射センサ61−3と反射センサ61−4の間にあるとし、ラベル残量検出データとして、例えば「3」をCPU21に供給する。
【0016】
また、例えば、反射センサ61−1乃至反射センサ61−4の各受光部の受光量がそれぞれ所定の基準レベルより高く、反射センサ61−5の受光部の受光量が所定の基準レベル以下の場合、用紙12の外周部分は、反射センサ61−4と反射センサ61−5の間にあるとし、ラベル残量検出データとして、例えば「4」をCPU21に供給する。また、例えば、反射センサ61−1乃至反射センサ61−5の各受光部の受光量がそれぞれ所定の基準レベルより高い場合、用紙12の外周部分は、反射センサ61−5の外側にあるとし、ラベル残量検出データとして、例えば「5」をCPU21に供給する。
【0017】
CPU21は、ラベル残量検出回路24から供給されたラベル残量検出データの値(「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」)に応じて、送りローラ上下移動制御回路36を制御し、送りローラ上下移動機構4を上下に所定の距離だけ移動させる。後述するように移動距離はラベル残量検出データの値に応じて決定される。送りローラ上下移動機構4により回転自在に支持された送りローラ5は、送りローラ上下移動機構4とともに上下方向に移動する。
【0018】
このとき、CPU21は、ラベル残量検出回路24から供給されたラベル残量検出データの値に応じて、送りローラ上下移動機構4が上下に移動する移動距離を変化させる。例えば、ラベル残量検出回路24から供給されたラベル残量検出データの値が「5」のとき、用紙12の残量は十分にあるので、送りローラ上下移動機構4は移動させない。
【0019】
また、ラベル残量検出回路24から供給されたラベル残量検出データの値が「4」のとき、送りローラ上下移動機構4を上方向に距離L4だけ移動させる。ラベル残量検出回路24から供給されたラベル残量検出データの値が「3」のとき、送りローラ上下移動機構4を上方向に距離L3だけ移動させる。ラベル残量検出回路24から供給されたラベル残量検出データの値が「2」のとき、送りローラ上下移動機構4を上方向に距離L2だけ移動させる。ラベル残量検出回路24から供給されたラベル残量検出データの値が「1」のとき、送りローラ上下移動機構4を上方向に距離L1だけ移動させる。ラベル残量検出回路24から供給されたラベル残量検出データの値が「0」のとき、送りローラ上下移動機構4を上方向に距離L0だけ移動させる。距離L0、L1、L2、L3、L4の大小関係は、L0>L1>L2>L3>L4となる。図4には、最も大きい距離L0を示している。
【0020】
図4に示すように、送りローラ上下移動機構4によって送りローラ5が上方向に距離L0乃至L4の範囲で所定の距離だけ移動したとき、用紙12の搬送経路が曲げられ、用紙12には、図5に示したような湾曲する方向とは逆の方向にラベル10を湾曲させるようなテンション(張力)が加わる。送りローラ5が距離L0だけ上方向に移動したとき、用紙12が逆方向に湾曲するように加わるテンションが最も大きくなるようにしている。これは、用紙12の外周部分が紙管7に近づくほど、サーマルヘッド1へ搬送される用紙12についている湾曲する癖の度合いが大きいからである。このように、用紙12についている湾曲する癖の度合いの大きさが大きいほど、逆方向に加えるテンションの大きさも大きくなるように調整される。
【0021】
図4に示すように、用紙12には、用紙12が搬送される搬送方向とは逆の方向にバックテンションがかけられており、送りローラ5が上方向に移動すると、送りローラ5において、紙管7に巻き付けられることによってラベル10が湾曲する方向(図5)とは逆の方向に湾曲するようなテンションが加わるようになっている。このように、用紙12が、送りローラ5において強制的に逆方向に湾曲させられるため、紙管7に巻き取られたことによってつけられた湾曲する癖が矯正されて、湾曲する度合いを小さくしたり、或いは完全になくすことが可能となる。
【0022】
なお、上記実施の形態においては、送りローラ5を上下方向に移動させるようにしたが、送りローラ5の位置はそのままにし、供給軸13を上下方向に移動させるように変形してもよい。
【0023】
次に、図6および図7に基づき、本発明の他の実施の形態を説明する。なお、上述したのと同一の構成要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0024】
図中、70は本実施の形態で設けられた送りローラであり、該送りローラ70は上述した第一の実施の形態における送りローラ5とほぼ同様、送りローラ上下移動機構4に支持されて上下方向に移動可能なように設けられており、前述の送りローラ5とは異なり、単独で用紙12の裏面側に摺接して用紙送り動作を行うようになっている。
【0025】
71は用紙搬送経路の上部に、前記送りローラ70と対向するように設けられた矯正板であり、該矯正板71は用紙12と略同一またはそれ以上の幅を有し、用紙搬送経路に沿って用紙12の巻き癖による湾曲方向とは逆側に「へ」の字状に折り曲げ形成されている。
【0026】
ここで、前記矯正板71の曲率は、送りローラ70の直上で最も大きくなるように形成するのが好ましい。これにより、用紙12は送りローラ70が最上位まで移動する前に、まず矯正板71の両端側から摺接し、用紙12を矯正板71に沿わせるようにして、その湾曲を中央側と両端側で相乗的に矯正できる。
【0027】
以上のように構成される第二の実施の形態によっても前述した第一の実施の形態とほぼ同様の作用効果を奏するものの、本実施の形態では用紙12を該用紙12の湾曲方向とは逆側に湾曲した矯正板71に沿わせて走行させるようにしたから、張力のみで矯正させるのに比べ用紙12に作用する力を小さくでき、用紙12やラベルプリンタ100の機構へのストレスを軽減できる。
【0028】
なお、上記各実施の形態の構成および動作は例示であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができることは言うまでもない。
【0029】
【発明の効果】
以上の如く、本発明に係る印字装置によれば、用紙に対して、用紙が湾曲する方向とは逆の方向に張力を加えるようにしたので、巻き取り紙のように湾曲する癖がついている用紙の湾曲する度合いを小さくすることができ、排出時に整然とスタックされるようにすることができる。
また、用紙に加えられる張力の大きさが、用紙の残量が少なくなるほど大きくなるように調整されるようにすれば、用紙の湾曲する癖の度合いに応じた張力を加えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印字装置を応用したラベルプリンタの一実施の形態の構成図である。
【図2】図1のラベル残量検出センサの構成例を示す図である。
【図3】図1の制御部の構成例を示すブロック図である。
【図4】図1の実施の形態の動作を示す図である。
【図5】湾曲したラベルを示す図である。
【図6】第二の実施の形態を示す図1と同様の構成図である。
【図7】第二の実施の形態を示す図4と同様の説明図である。
【符号の説明】
1…サーマルヘッド、2…プラテンローラ、3…印字基点検出用光反射センサ、4…送りローラ上下移動機構、5,70…送りローラ、6…ラベル残量検出センサ、7…紙管、8…カッタ、9…スタッカ、10… ラベル、11…台紙、12…用紙、13…供給軸、14…ラベルガイド、20…制御部、21…CPU、22…RAM、23…ROM、24…ラベル残量検出回路、26…ラベル搬送制御回路、27…ラベル搬送機構 28…サーマルヘッド制御回路、29…アイマーク検出回路、30…ラベル切れ検出回路、31…メディア検出センサ、32…操作パネル制御回路、33…操作パネル、34…オンライン通信制御回路、35…カッタ制御回路、36…送りローラ上下移動制御回路、37…データバス/コントロールバス、61−1乃至61−5…反射センサ、71…矯正板、100…ラベルプリンタ、200…ホストコンピュータ
Claims (5)
- 巻芯に巻き取られた帯状の用紙に印字を行う印字装置であって、
前記用紙を回転自在に支持する支持手段と、
前記用紙に所定の印字データを印字する印字手段と、
前記用紙を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段と前記支持手段の間に設けられ、前記搬送手段によって搬送される前記用紙に対して、前記用紙が湾曲する方向とは逆の方向に張力を加える張力発生手段と
を備えることを特徴とする印字装置。 - 前記張力発生手段は、前記搬送手段と前記支持手段の間に設けられて前記用紙を所定の搬送経路で前記搬送手段に送るローラであり、前記ローラは、前記搬送経路を曲げるように移動することにより、前記用紙に対して前記用紙が湾曲する方向とは逆の方向に張力を加える
ことを特徴とする請求項1に記載の印字装置。 - 前記張力発生手段によって前記用紙に加えられる前記張力の大きさは、前記用紙の残量が少なくなるほど大きくなるように調整される
ことを特徴とする請求項1または2に記載の印字装置。 - 前記支持手段は、前記用紙が搬送される方向とは逆方向に前記用紙に対して張力を加える
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の印字装置。 - さらに、前記搬送経路中に用紙の湾曲を矯正する矯正板を設けたことを特徴とする請求項4に記載の印字装置。
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Cited By (3)
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JP2013063567A (ja) * | 2011-09-16 | 2013-04-11 | Nec Embedded Products Ltd | シート供給機構、プリンタ、及びシート供給方法 |
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2002
- 2002-12-25 JP JP2002374263A patent/JP2004223715A/ja active Pending
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