JP2004223135A - 炊飯器 - Google Patents
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Abstract
【課題】蒸気供給中に蓋を開けて蒸気が流出すると炊飯性能が劣化する。
【解決手段】鍋31と、前記鍋31を加熱する鍋加熱手段34と、蒸気を発生する蒸気発生手段38と、前記鍋加熱手段34および蒸気発生手段38を制御する加熱制御手段39と、一端が前記蒸気発生手段38に連通接続され他端が鍋内に開放される蒸気経路43と、蒸気検出手段44とを備え、前記蒸気検出手段44が蒸気を検出すると蒸気が発生していることを報知する報知手段40を設けたものである。これにより鍋内に過熱蒸気を供給中であることを使用者に知らしめ、使用者が誤って蓋体を開けてしまうことを防止できるので、過熱蒸気の効果による炊飯性能の向上を得ることが出来るわけである。
【選択図】 図1
【解決手段】鍋31と、前記鍋31を加熱する鍋加熱手段34と、蒸気を発生する蒸気発生手段38と、前記鍋加熱手段34および蒸気発生手段38を制御する加熱制御手段39と、一端が前記蒸気発生手段38に連通接続され他端が鍋内に開放される蒸気経路43と、蒸気検出手段44とを備え、前記蒸気検出手段44が蒸気を検出すると蒸気が発生していることを報知する報知手段40を設けたものである。これにより鍋内に過熱蒸気を供給中であることを使用者に知らしめ、使用者が誤って蓋体を開けてしまうことを防止できるので、過熱蒸気の効果による炊飯性能の向上を得ることが出来るわけである。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般家庭、あるいは業務用に使用する炊飯器において炊飯性能を向上させるために、水の沸点以上の蒸気を利用する炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的な家庭用の炊飯器においては、鍋内の米と水を加熱するために鍋底部に配置した鍋加熱手段が主であり、蓋内の加熱手段は鍋内の米、水の上方の空間を介するため、結果的に、補助的な加熱となる。よって、鍋内上層の米は加熱量が不足し、鍋内の米、水を均一な加熱をすることができなかった。
【0003】
さらに、本来炊飯においては、水がほぼ無くなり米の流動性がなくなる、炊飯の最終工程である、蒸らし工程で、それまでの加熱を継続し、米澱粉の糊化を完成させることが、美味なる飯を炊くために必須であるが、この工程で、加熱を継続すると鍋底付近の米飯が焦げてしまうため加熱を弱めることが多かった。
【0004】
加熱を弱めることに伴う糊化不足を防止し、炊飯性能を向上させるための手段としては、蓋体に高熱源である誘導加熱コイルを設けて鍋開口部の上方から米を加熱するようなものがあった(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【0005】
図5に、特許文献1の構成を示す。図5において、1は本体ケースで下面には支持脚2を有する底板3が固着されている。4は耐熱性を有するプラスチックスによって構成された保護枠で、上部周縁部に設けられたつば部5が本体ケース1の上面に固着されている。6は保護枠4の下底部に装着された底面加熱用誘導コイル、7は保護枠4の下方側部に設置された側面加熱用誘導コイルで、保護枠4に収容された磁性金属層をもった鍋8を前記底面加熱用誘導コイル6とによって加熱し、鍋8内の米と水との内容物を加熱調理するものである。9は保護枠4の底面の中心に設けられた貫通孔に装着された温度センサ、10はつまみ11を有する蓋体で、保護枠4の上端部のつば部5上に着脱自在に載置されており、耐熱性を有するプラスチックスによって構成された内カバー12を断熱材13を介して固着している。14は内カバー12にピン20によって着脱自在に装着された内蓋で、その周縁部は鍋8のつば部に載置し、鍋8を覆蓋するものである。15は保護枠4のつば部5の内面に設置された本体側上部誘導コイルで本体ケース1内の電源部(図示しない)に接続されている。
【0006】
16は本体側上部誘導コイル15によって励磁される蓋体側誘導コイルで蓋体10内の本体側誘導コイル15に対向する部分に装着されており、この蓋体側誘導コイル16に励起された電流が誘導コイル19に流れ、誘導コイル19の磁束により磁性金属板で形成された加熱板17が誘導加熱され、鍋8内の上部よりの炊飯加熱または保温加熱ができるものである。
【0007】
特許文献2についてもその基本構成は特許文献1と同様であるのでここでは詳細は省略する。
【0008】
【特許文献1】
特許第2988050号公報
【特許文献2】
特開平6−62956号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来の構成の炊飯器では、鍋内上層の米が直接、誘導加熱コイルの熱放射により加熱されることになるため、蒸らし工程においては、飯の水分が蒸発して乾燥するという現象が生じている。従って、鍋内の米飯全体が十分な炊飯性能を確保できる温度まで鍋上方から誘導加熱コイルで加熱すると、鍋上層では乾燥して逆に食味が落ちてしまうため、結局、十分な加熱が行えず、鍋内全体にわたっては食味は完全なものではなかった。
【0010】
さらに、炊飯量が多いほど、加熱量を多くしなければならないにも拘わらず、炊飯量が多くなるほど、上層の米は誘導加熱コイルに接近するので乾燥しやすくなるため、加熱を弱めなければならないという矛盾を生じていた。
【0011】
この第1の課題は、鍋と、前記鍋を加熱する鍋加熱手段と、蒸気を発生する蒸気発生手段と、前記鍋加熱手段および蒸気発生手段を制御する加熱制御手段と、一端が前記蒸気加熱手段に連通接続され他端が鍋内に開放される蒸気経路とを有する炊飯器としたことにより解決することができる。
【0012】
すなわち、大気圧下の水の沸点(100℃)以上の過熱蒸気を鍋開口部上方から米に供給することにより、まず、蒸気が供給されるがゆえに飯の乾燥を伴わない、しかも、100℃以下の蒸気供給では米粒表面に水が付着するに留まるが、100℃以上の蒸気であるので、米の糊化を進行させるのに必要なエネルギーをもち、糊化を促進し、炊飯性能を向上させることができるものである。
【0013】
さらに、炊飯量に拘わらず、最適な加熱量を設定できるものである。
【0014】
しかしながら、上記の構成にした場合、新たに、第2の課題が生じる。
過熱蒸気を供給中に使用者が誤って蓋体を開けてしまうと、過熱蒸気が鍋外に流出してしまい、上記の効果がなくなって炊飯性能の向上が望めないという課題である。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記第2の課題をも解決するもので、鍋と、前記鍋を加熱する鍋加熱手段と、蒸気を発生する蒸気発生手段と、前記鍋加熱手段および蒸気発生手段を制御する加熱制御手段と、一端が前記蒸気加熱手段に連通接続され他端が鍋内に開放される蒸気経路と、蒸気検出手段とを備え、前記蒸気検出手段が蒸気を検出すると蒸気が発生していることを報知する報知手段を設けたことにより、鍋内に蒸気を供給中であることを使用者に知らしめ、使用者が誤って蓋体を開けてしまうことを防止し、過熱蒸気の効果による炊飯性能の向上を可能とするためのものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
請求項1記載の発明は、鍋と、前記鍋を加熱する鍋加熱手段と、蒸気を発生する蒸気発生手段と、前記鍋加熱手段および蒸気発生手段を制御する加熱制御手段と、一端が前記蒸気加熱手段に連通接続され他端が鍋内に開放される蒸気経路と、蒸気検出手段とを備え、前記蒸気検出手段が蒸気を検出すると蒸気が発生していることを報知する報知手段を設けたものである。これにより鍋内に過熱蒸気を供給中であることを使用者に知らしめ、使用者が誤って蓋体を開けてしまうことを防止できるので、過熱蒸気の効果による炊飯性能の向上を得ることが出来るわけである。
【0017】
請求項2記載の発明は、鍋と、前記鍋を加熱する鍋加熱手段と、蒸気を発生する蒸気発生手段と、前記鍋加熱手段および蒸気発生手段を制御する加熱制御手段と、一端が前記蒸気加熱手段に連通接続され他端が鍋内に開放される蒸気経路と、蒸気検出手段と、前記鍋の温度を検知する鍋温度検知手段と、報知手段とを備え、前記鍋温度検知手段が所定温度を検知してから所定時間の間に、前記蒸気経路から前記鍋内に蒸気を供給すると共に、前記報知手段が蒸気が発生していることを報知するものである。これにより鍋内に過熱蒸気を供給中であることを使用者に知らしめ、使用者が誤って蓋体を開けてしまうことを防止できるので、過熱蒸気の効果による炊飯性能の向上を得ることが出来るわけである。
【0018】
請求項3記載の発明は、特に請求項1または2記載の報知手段を蓋体または本体の少なくともどちらか一方に設けたものである。これにより、使用者がどんな位置にいても報知手段が目に付く位置に配置することができるわけである。
【0019】
請求項4記載の発明は、特に請求項1〜3のいずれか1項に記載の報知手段を発光体を光源とした表示としたものである。これにより、使用者の目視による直感的な認識に訴えることが出来るわけである。
【0020】
請求項5記載の発明は、特に請求項4記載の発光体の光源を透明樹脂等により形成された導光体により拡大して表示するようにしたものである。これにより、拡大強調された光源によって離れた位置からでも使用者の認識を促して見落とし等を防止することができるわけである。
【0021】
請求項6記載の発明は、特に請求項4または5記載の発光体が点灯動作および点滅動作を断続的に行うようにしたものである。これにより、通常時の蒸気供給動作中は発光体の点灯、蒸気発生手段への水の入れ忘れ等の異常時には点滅させる等の発光体の作動を行わせれば、さらに使い勝手の良い炊飯器を提供することが出来るわけである。
【0022】
請求項7記載の発明は、特に請求項4〜6のいずれか1項に記載の発明において、炊飯動作状況に応じて色相の異なる発光体を発光させることを特徴としたものである。これにより本体が炊飯工程中であるのか、または保温中であるのか等の動作状況を使用者に一目瞭然に知らしめることができる。
【0023】
請求項8記載の発明は、特に請求項4〜7のいずれか1項に記載の発明において、報知手段に発光体の表示と表示部の表示を同時に行うようにしたものである。これにより発光体の光による使用者への直感的認識に訴え、次に表示文字またはマーク等により詳しい情報を使用者に与えることができるわけである。
【0024】
【実施例】
本発明の第一の実施例について、図1を用いて説明する。図1に示す31は炊飯器の本体を示し、着脱自在の鍋32を内装する。さらに鍋32の上面を覆う蓋33が開閉自在に設置されている。また鍋32を加熱する鍋加熱手段34と鍋32の底面に当接しその温度を検知する鍋温度検知手段35を本体31内部に配置する。
【0025】
また、本体31は水タンク36を内装しており、水タンク36には水タンク加熱手段37を有し、水タンク36と水タンク加熱手段37により蒸気発生手段38を構成する。蓋33には、鍋加熱手段34や蒸気発生手段38の駆動制御を行う加熱制御手段である操作制御基板39が設置され、該操作制御基板39には、蒸気発生手段38が鍋32内に蒸気を供給中であることを報知する報知手段である発光ダイオード40が配置されている。
【0026】
また、蓋33内面の、鍋32の上面開口部に対向する位置には内蓋41が備えられ、該内蓋41の周囲に固定された鍋パッキング42で鍋32に付勢されている。
【0027】
また、内蓋41には、蒸気発生手段38にて発生させられた蒸気を内蓋に送る蒸気管43が設けられ、前記蒸気管43内には蒸気の有無を検出する蒸気センサー44が備えられている。前記蒸気管43と鍋32の上面の一部が接続され、鍋32の開口部を蒸気孔45として形成している。
【0028】
上記の構成において動作を説明する。炊飯を行う米とその米量に対応する水を鍋32に入れ、本体31の所定の状態に内装する。さらに本体31に設けられた水タンク36内に所定量の水を入れ、炊飯開始スイッチ(図示せず。)を使用者が操作すると、炊飯工程が実施される。炊飯工程は浸水、炊き上げ、蒸らしの各工程に大分されている。
【0029】
それぞれの工程において、鍋32内部の水と米の状態が適正値として設定された温度や所定時間維持される。そのため、鍋温度検知手段35の出力を検出しながら鍋加熱手段34、水タンク加熱手段37を駆動させる。水タンク加熱手段37が駆動することにより、水タンク内37の水が加熱され、蒸気を生成する。この蒸気は蒸気管43内を移動して、鍋32の上面の蒸気孔45から鍋32内部に放出される。このとき、蒸気の発生を蒸気センサー44が検出すると、蓋33に設けられた操作制御基板39上に前記蒸気センサー44の出力が送られ。発光ダイオード40が点灯して蒸気発生装置38から鍋32内へ蒸気の供給が行われていることを表示する。
【0030】
また、前記動作は蒸らし工程において同様である。すなわち、蒸らし工程においては、水分が少ないため、鍋32底から加熱すると鍋32の加熱される面付近の米は焦げる。また鍋32上面の米は水分の蒸発が活発となるので乾燥しやすい状態となる。したがって蒸らし工程においても上面からの蒸気による加熱を行うことで、鍋全体の加熱の局部的な温度上昇と上面とその近傍の米の乾燥を防止することができるものである。
【0031】
なお、蒸気センサー44を備えない場合の動作についても上記内容と異なる部分を中心に記載する。この場合は、操作制御基板39が予め定められた炊飯工程の通りに鍋加熱手段34、水タンク加熱手段37を駆動制御し、所定の炊飯工程を経て行き、炊き上げ工程が終了した時点で蒸気発生手段38から鍋32内に蒸気を供給できるようなタイミングでシークエンスが設定されており、前記炊き上げ工程終了時点から蒸らし工程が終了する一定時間内に発光ダイオード40が点灯するよう操作制御基板39が制御を行うようになっている。
【0032】
炊きあげ工程終了時点は、鍋底から水が無くなった時点であり、鍋温度検知手段35が所定温度、例えば、130℃を検知した時点で定義する。蒸らし工程は、炊きあげ工程終了時点から所定時間、例えば15分で定義する。
【0033】
したがって、いずれの場合も鍋内に過熱蒸気を供給中であることを使用者に容易に知らしめ、使用者が誤って蓋体を開けてしまうことを防止できるので、過熱蒸気の効果による炊飯性能の向上を得ることが出来る。さらに本実施例は、発光ダイオード40を蓋33内に備えている仕様での説明を中心に行っているが、発光ダイオード40を本体31内に配置しても同様な効果が得られることは言うまでもない。図2に示すように本体31の正面位置に発光ダイオード40を配置するようにすれば、さらに蓋33および本体31への両方の設置とすれば、使用者への注意訴求がさらに高まることとなる。
【0034】
(実施例2)
本発明の第2の実施例について図3を参照しながら説明する。蓋51内には、発光ダイオード52aを有する発光基板52と、該発光基板52上に設置されたアクリル、ポリカーボネイト等の透明プラスチックスで形成された導光板53とを有している。
【0035】
また、蓋51内には炊飯動作を制御し、液晶等により時刻や動作状況を表示する表示部54aを有した操作制御基板54も備えている。前記以外の本体部の構成については実施例1と同様なので省略する。
【0036】
以下、上記の構成について動作の説明をする。これら図3において、炊飯時の蒸気供給等の動作は実施例1に示す通りであるが、蒸気発生装置から蒸気が発生したのを蒸気センサーが検出し、その信号により、発光基板52の発光ダイオード52aが点灯し、その光は導光板53の端面部53aより入光し、プリズム効果によりリング状に道光部53bにて発光する。ガラスや透明樹脂はその厚み方向には光を伝達する特性があるため前述したような動作が起るわけである。そのため、発光ダイオード52a単体の光に比して、距離が離れた場所からでも使用者には、過熱蒸気を供給中であることが一目瞭然に認識でき、蓋51を不用意に開けることは回避されるわけであるから、過熱蒸気の効果による炊飯性能の向上を得ることが出来る。
【0037】
また、発光ダイオード52aの発光動作を単なる点灯のみでなく、点滅も行うように制御すると、通常時の蒸気供給動作中は発光体の点灯、蒸気発生手段への水の入れ忘れ等の異常時には点滅させる等の発光体の制御を行なうことにより、さらに使い勝手の良い炊飯器を提供できる。
【0038】
また、発光ダイオード52aを二色発光タイプのものとすれば、例えば炊飯工程中の炊き上げに入るまでの段階では、蒸気の供給はまだ必要ないわけであるから青や緑等の冷色系に発光させておき、炊き上げ以降の火力の強い段階で蒸気を供給させるときには、赤や橙等の暖色系に発光させるようにし、また炊飯工程が終了して蒸気発生のない保温状態では、青・緑の冷色系に発光させてやるようにすれば、蒸気発生の有無を使用者に知らしめると共に本体が非常に高温であるのか、比較的低めの温度であるのかも認識させることができ、安全性の訴求にもつながる。
【0039】
さらに、図4にあるように発光ダイオード62aの動作と同時に、操作制御基板64の表示部64aに蒸気供給中である旨の文字やマークでの表示を行えば、より詳しい状況を使用者に知らしめることができる。
【0040】
【発明の効果】
本発明によれば、鍋内に蒸気を供給中には、蒸気供給中であることを使用者に知らしめ、使用者が誤って蓋体を開けてしまうことを防止できるので、過熱蒸気の効果による炊飯性能の向上を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例における炊飯器の断面図
【図2】本発明の第一の他の実施例における炊飯器の断面図
【図3】本発明の第二の実施例における炊飯器の断面図
【図4】本発明の第二の他の実施例における炊飯器の表示部外観図
【図5】従来例を示す炊飯器の断面図
【符号の説明】
32 鍋
34 鍋加熱手段
35 鍋温度検知手段
38 蒸気発生手段
39 加熱制御手段(操作制御基板)
40、52a、62a 発光ダイオード(発光体)(報知手段)
43 蒸気管(蒸気経路)
44 蒸気センサー(蒸気検出手段)
53 導光板(導光体)
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般家庭、あるいは業務用に使用する炊飯器において炊飯性能を向上させるために、水の沸点以上の蒸気を利用する炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的な家庭用の炊飯器においては、鍋内の米と水を加熱するために鍋底部に配置した鍋加熱手段が主であり、蓋内の加熱手段は鍋内の米、水の上方の空間を介するため、結果的に、補助的な加熱となる。よって、鍋内上層の米は加熱量が不足し、鍋内の米、水を均一な加熱をすることができなかった。
【0003】
さらに、本来炊飯においては、水がほぼ無くなり米の流動性がなくなる、炊飯の最終工程である、蒸らし工程で、それまでの加熱を継続し、米澱粉の糊化を完成させることが、美味なる飯を炊くために必須であるが、この工程で、加熱を継続すると鍋底付近の米飯が焦げてしまうため加熱を弱めることが多かった。
【0004】
加熱を弱めることに伴う糊化不足を防止し、炊飯性能を向上させるための手段としては、蓋体に高熱源である誘導加熱コイルを設けて鍋開口部の上方から米を加熱するようなものがあった(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【0005】
図5に、特許文献1の構成を示す。図5において、1は本体ケースで下面には支持脚2を有する底板3が固着されている。4は耐熱性を有するプラスチックスによって構成された保護枠で、上部周縁部に設けられたつば部5が本体ケース1の上面に固着されている。6は保護枠4の下底部に装着された底面加熱用誘導コイル、7は保護枠4の下方側部に設置された側面加熱用誘導コイルで、保護枠4に収容された磁性金属層をもった鍋8を前記底面加熱用誘導コイル6とによって加熱し、鍋8内の米と水との内容物を加熱調理するものである。9は保護枠4の底面の中心に設けられた貫通孔に装着された温度センサ、10はつまみ11を有する蓋体で、保護枠4の上端部のつば部5上に着脱自在に載置されており、耐熱性を有するプラスチックスによって構成された内カバー12を断熱材13を介して固着している。14は内カバー12にピン20によって着脱自在に装着された内蓋で、その周縁部は鍋8のつば部に載置し、鍋8を覆蓋するものである。15は保護枠4のつば部5の内面に設置された本体側上部誘導コイルで本体ケース1内の電源部(図示しない)に接続されている。
【0006】
16は本体側上部誘導コイル15によって励磁される蓋体側誘導コイルで蓋体10内の本体側誘導コイル15に対向する部分に装着されており、この蓋体側誘導コイル16に励起された電流が誘導コイル19に流れ、誘導コイル19の磁束により磁性金属板で形成された加熱板17が誘導加熱され、鍋8内の上部よりの炊飯加熱または保温加熱ができるものである。
【0007】
特許文献2についてもその基本構成は特許文献1と同様であるのでここでは詳細は省略する。
【0008】
【特許文献1】
特許第2988050号公報
【特許文献2】
特開平6−62956号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来の構成の炊飯器では、鍋内上層の米が直接、誘導加熱コイルの熱放射により加熱されることになるため、蒸らし工程においては、飯の水分が蒸発して乾燥するという現象が生じている。従って、鍋内の米飯全体が十分な炊飯性能を確保できる温度まで鍋上方から誘導加熱コイルで加熱すると、鍋上層では乾燥して逆に食味が落ちてしまうため、結局、十分な加熱が行えず、鍋内全体にわたっては食味は完全なものではなかった。
【0010】
さらに、炊飯量が多いほど、加熱量を多くしなければならないにも拘わらず、炊飯量が多くなるほど、上層の米は誘導加熱コイルに接近するので乾燥しやすくなるため、加熱を弱めなければならないという矛盾を生じていた。
【0011】
この第1の課題は、鍋と、前記鍋を加熱する鍋加熱手段と、蒸気を発生する蒸気発生手段と、前記鍋加熱手段および蒸気発生手段を制御する加熱制御手段と、一端が前記蒸気加熱手段に連通接続され他端が鍋内に開放される蒸気経路とを有する炊飯器としたことにより解決することができる。
【0012】
すなわち、大気圧下の水の沸点(100℃)以上の過熱蒸気を鍋開口部上方から米に供給することにより、まず、蒸気が供給されるがゆえに飯の乾燥を伴わない、しかも、100℃以下の蒸気供給では米粒表面に水が付着するに留まるが、100℃以上の蒸気であるので、米の糊化を進行させるのに必要なエネルギーをもち、糊化を促進し、炊飯性能を向上させることができるものである。
【0013】
さらに、炊飯量に拘わらず、最適な加熱量を設定できるものである。
【0014】
しかしながら、上記の構成にした場合、新たに、第2の課題が生じる。
過熱蒸気を供給中に使用者が誤って蓋体を開けてしまうと、過熱蒸気が鍋外に流出してしまい、上記の効果がなくなって炊飯性能の向上が望めないという課題である。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記第2の課題をも解決するもので、鍋と、前記鍋を加熱する鍋加熱手段と、蒸気を発生する蒸気発生手段と、前記鍋加熱手段および蒸気発生手段を制御する加熱制御手段と、一端が前記蒸気加熱手段に連通接続され他端が鍋内に開放される蒸気経路と、蒸気検出手段とを備え、前記蒸気検出手段が蒸気を検出すると蒸気が発生していることを報知する報知手段を設けたことにより、鍋内に蒸気を供給中であることを使用者に知らしめ、使用者が誤って蓋体を開けてしまうことを防止し、過熱蒸気の効果による炊飯性能の向上を可能とするためのものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
請求項1記載の発明は、鍋と、前記鍋を加熱する鍋加熱手段と、蒸気を発生する蒸気発生手段と、前記鍋加熱手段および蒸気発生手段を制御する加熱制御手段と、一端が前記蒸気加熱手段に連通接続され他端が鍋内に開放される蒸気経路と、蒸気検出手段とを備え、前記蒸気検出手段が蒸気を検出すると蒸気が発生していることを報知する報知手段を設けたものである。これにより鍋内に過熱蒸気を供給中であることを使用者に知らしめ、使用者が誤って蓋体を開けてしまうことを防止できるので、過熱蒸気の効果による炊飯性能の向上を得ることが出来るわけである。
【0017】
請求項2記載の発明は、鍋と、前記鍋を加熱する鍋加熱手段と、蒸気を発生する蒸気発生手段と、前記鍋加熱手段および蒸気発生手段を制御する加熱制御手段と、一端が前記蒸気加熱手段に連通接続され他端が鍋内に開放される蒸気経路と、蒸気検出手段と、前記鍋の温度を検知する鍋温度検知手段と、報知手段とを備え、前記鍋温度検知手段が所定温度を検知してから所定時間の間に、前記蒸気経路から前記鍋内に蒸気を供給すると共に、前記報知手段が蒸気が発生していることを報知するものである。これにより鍋内に過熱蒸気を供給中であることを使用者に知らしめ、使用者が誤って蓋体を開けてしまうことを防止できるので、過熱蒸気の効果による炊飯性能の向上を得ることが出来るわけである。
【0018】
請求項3記載の発明は、特に請求項1または2記載の報知手段を蓋体または本体の少なくともどちらか一方に設けたものである。これにより、使用者がどんな位置にいても報知手段が目に付く位置に配置することができるわけである。
【0019】
請求項4記載の発明は、特に請求項1〜3のいずれか1項に記載の報知手段を発光体を光源とした表示としたものである。これにより、使用者の目視による直感的な認識に訴えることが出来るわけである。
【0020】
請求項5記載の発明は、特に請求項4記載の発光体の光源を透明樹脂等により形成された導光体により拡大して表示するようにしたものである。これにより、拡大強調された光源によって離れた位置からでも使用者の認識を促して見落とし等を防止することができるわけである。
【0021】
請求項6記載の発明は、特に請求項4または5記載の発光体が点灯動作および点滅動作を断続的に行うようにしたものである。これにより、通常時の蒸気供給動作中は発光体の点灯、蒸気発生手段への水の入れ忘れ等の異常時には点滅させる等の発光体の作動を行わせれば、さらに使い勝手の良い炊飯器を提供することが出来るわけである。
【0022】
請求項7記載の発明は、特に請求項4〜6のいずれか1項に記載の発明において、炊飯動作状況に応じて色相の異なる発光体を発光させることを特徴としたものである。これにより本体が炊飯工程中であるのか、または保温中であるのか等の動作状況を使用者に一目瞭然に知らしめることができる。
【0023】
請求項8記載の発明は、特に請求項4〜7のいずれか1項に記載の発明において、報知手段に発光体の表示と表示部の表示を同時に行うようにしたものである。これにより発光体の光による使用者への直感的認識に訴え、次に表示文字またはマーク等により詳しい情報を使用者に与えることができるわけである。
【0024】
【実施例】
本発明の第一の実施例について、図1を用いて説明する。図1に示す31は炊飯器の本体を示し、着脱自在の鍋32を内装する。さらに鍋32の上面を覆う蓋33が開閉自在に設置されている。また鍋32を加熱する鍋加熱手段34と鍋32の底面に当接しその温度を検知する鍋温度検知手段35を本体31内部に配置する。
【0025】
また、本体31は水タンク36を内装しており、水タンク36には水タンク加熱手段37を有し、水タンク36と水タンク加熱手段37により蒸気発生手段38を構成する。蓋33には、鍋加熱手段34や蒸気発生手段38の駆動制御を行う加熱制御手段である操作制御基板39が設置され、該操作制御基板39には、蒸気発生手段38が鍋32内に蒸気を供給中であることを報知する報知手段である発光ダイオード40が配置されている。
【0026】
また、蓋33内面の、鍋32の上面開口部に対向する位置には内蓋41が備えられ、該内蓋41の周囲に固定された鍋パッキング42で鍋32に付勢されている。
【0027】
また、内蓋41には、蒸気発生手段38にて発生させられた蒸気を内蓋に送る蒸気管43が設けられ、前記蒸気管43内には蒸気の有無を検出する蒸気センサー44が備えられている。前記蒸気管43と鍋32の上面の一部が接続され、鍋32の開口部を蒸気孔45として形成している。
【0028】
上記の構成において動作を説明する。炊飯を行う米とその米量に対応する水を鍋32に入れ、本体31の所定の状態に内装する。さらに本体31に設けられた水タンク36内に所定量の水を入れ、炊飯開始スイッチ(図示せず。)を使用者が操作すると、炊飯工程が実施される。炊飯工程は浸水、炊き上げ、蒸らしの各工程に大分されている。
【0029】
それぞれの工程において、鍋32内部の水と米の状態が適正値として設定された温度や所定時間維持される。そのため、鍋温度検知手段35の出力を検出しながら鍋加熱手段34、水タンク加熱手段37を駆動させる。水タンク加熱手段37が駆動することにより、水タンク内37の水が加熱され、蒸気を生成する。この蒸気は蒸気管43内を移動して、鍋32の上面の蒸気孔45から鍋32内部に放出される。このとき、蒸気の発生を蒸気センサー44が検出すると、蓋33に設けられた操作制御基板39上に前記蒸気センサー44の出力が送られ。発光ダイオード40が点灯して蒸気発生装置38から鍋32内へ蒸気の供給が行われていることを表示する。
【0030】
また、前記動作は蒸らし工程において同様である。すなわち、蒸らし工程においては、水分が少ないため、鍋32底から加熱すると鍋32の加熱される面付近の米は焦げる。また鍋32上面の米は水分の蒸発が活発となるので乾燥しやすい状態となる。したがって蒸らし工程においても上面からの蒸気による加熱を行うことで、鍋全体の加熱の局部的な温度上昇と上面とその近傍の米の乾燥を防止することができるものである。
【0031】
なお、蒸気センサー44を備えない場合の動作についても上記内容と異なる部分を中心に記載する。この場合は、操作制御基板39が予め定められた炊飯工程の通りに鍋加熱手段34、水タンク加熱手段37を駆動制御し、所定の炊飯工程を経て行き、炊き上げ工程が終了した時点で蒸気発生手段38から鍋32内に蒸気を供給できるようなタイミングでシークエンスが設定されており、前記炊き上げ工程終了時点から蒸らし工程が終了する一定時間内に発光ダイオード40が点灯するよう操作制御基板39が制御を行うようになっている。
【0032】
炊きあげ工程終了時点は、鍋底から水が無くなった時点であり、鍋温度検知手段35が所定温度、例えば、130℃を検知した時点で定義する。蒸らし工程は、炊きあげ工程終了時点から所定時間、例えば15分で定義する。
【0033】
したがって、いずれの場合も鍋内に過熱蒸気を供給中であることを使用者に容易に知らしめ、使用者が誤って蓋体を開けてしまうことを防止できるので、過熱蒸気の効果による炊飯性能の向上を得ることが出来る。さらに本実施例は、発光ダイオード40を蓋33内に備えている仕様での説明を中心に行っているが、発光ダイオード40を本体31内に配置しても同様な効果が得られることは言うまでもない。図2に示すように本体31の正面位置に発光ダイオード40を配置するようにすれば、さらに蓋33および本体31への両方の設置とすれば、使用者への注意訴求がさらに高まることとなる。
【0034】
(実施例2)
本発明の第2の実施例について図3を参照しながら説明する。蓋51内には、発光ダイオード52aを有する発光基板52と、該発光基板52上に設置されたアクリル、ポリカーボネイト等の透明プラスチックスで形成された導光板53とを有している。
【0035】
また、蓋51内には炊飯動作を制御し、液晶等により時刻や動作状況を表示する表示部54aを有した操作制御基板54も備えている。前記以外の本体部の構成については実施例1と同様なので省略する。
【0036】
以下、上記の構成について動作の説明をする。これら図3において、炊飯時の蒸気供給等の動作は実施例1に示す通りであるが、蒸気発生装置から蒸気が発生したのを蒸気センサーが検出し、その信号により、発光基板52の発光ダイオード52aが点灯し、その光は導光板53の端面部53aより入光し、プリズム効果によりリング状に道光部53bにて発光する。ガラスや透明樹脂はその厚み方向には光を伝達する特性があるため前述したような動作が起るわけである。そのため、発光ダイオード52a単体の光に比して、距離が離れた場所からでも使用者には、過熱蒸気を供給中であることが一目瞭然に認識でき、蓋51を不用意に開けることは回避されるわけであるから、過熱蒸気の効果による炊飯性能の向上を得ることが出来る。
【0037】
また、発光ダイオード52aの発光動作を単なる点灯のみでなく、点滅も行うように制御すると、通常時の蒸気供給動作中は発光体の点灯、蒸気発生手段への水の入れ忘れ等の異常時には点滅させる等の発光体の制御を行なうことにより、さらに使い勝手の良い炊飯器を提供できる。
【0038】
また、発光ダイオード52aを二色発光タイプのものとすれば、例えば炊飯工程中の炊き上げに入るまでの段階では、蒸気の供給はまだ必要ないわけであるから青や緑等の冷色系に発光させておき、炊き上げ以降の火力の強い段階で蒸気を供給させるときには、赤や橙等の暖色系に発光させるようにし、また炊飯工程が終了して蒸気発生のない保温状態では、青・緑の冷色系に発光させてやるようにすれば、蒸気発生の有無を使用者に知らしめると共に本体が非常に高温であるのか、比較的低めの温度であるのかも認識させることができ、安全性の訴求にもつながる。
【0039】
さらに、図4にあるように発光ダイオード62aの動作と同時に、操作制御基板64の表示部64aに蒸気供給中である旨の文字やマークでの表示を行えば、より詳しい状況を使用者に知らしめることができる。
【0040】
【発明の効果】
本発明によれば、鍋内に蒸気を供給中には、蒸気供給中であることを使用者に知らしめ、使用者が誤って蓋体を開けてしまうことを防止できるので、過熱蒸気の効果による炊飯性能の向上を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例における炊飯器の断面図
【図2】本発明の第一の他の実施例における炊飯器の断面図
【図3】本発明の第二の実施例における炊飯器の断面図
【図4】本発明の第二の他の実施例における炊飯器の表示部外観図
【図5】従来例を示す炊飯器の断面図
【符号の説明】
32 鍋
34 鍋加熱手段
35 鍋温度検知手段
38 蒸気発生手段
39 加熱制御手段(操作制御基板)
40、52a、62a 発光ダイオード(発光体)(報知手段)
43 蒸気管(蒸気経路)
44 蒸気センサー(蒸気検出手段)
53 導光板(導光体)
Claims (8)
- 鍋と、前記鍋を加熱する鍋加熱手段と、蒸気を発生する蒸気発生手段と、前記鍋加熱手段および蒸気発生手段を制御する加熱制御手段と、一端が前記蒸気加熱手段に連通接続され他端が鍋内に開放される蒸気経路と、蒸気検出手段とを備え、前記蒸気検出手段が蒸気を検出すると蒸気が発生していることを報知する報知手段を設けた炊飯器。
- 鍋と、前記鍋を加熱する鍋加熱手段と、蒸気を発生する蒸気発生手段と、前記鍋加熱手段および蒸気発生手段を制御する加熱制御手段と、一端が前記蒸気加熱手段に連通接続され他端が鍋内に開放される蒸気経路と、蒸気検出手段と、前記鍋の温度を検知する鍋温度検知手段と、報知手段とを備え、前記鍋温度検知手段が所定温度を検知してから所定時間の間に、前記蒸気経路から前記鍋内に蒸気を供給すると共に、前記報知手段が蒸気が発生していることを報知する炊飯器。
- 報知手段が蓋体または本体の少なくともどちらか一方に設けた請求項1または2記載の炊飯器。
- 報知手段が発光体を光源とした表示である請求項1〜3のいずれか1項に記載の炊飯器。
- 発光体の光源を透明樹脂により形成された導光体により拡大して表示する請求項4記載の炊飯器。
- 発光体が点灯動作および点滅動作を断続的に行う請求項4または5記載の炊飯器。
- 炊飯動作状況に応じて色相の異なる発光体を発光させる請求項4〜6のいずれか1項に記載の炊飯器。
- 時刻あるいは動作状況を表示する表示部を有し、報知手段として発光体の表示と表示部の表示とを同時に行う請求項4〜7のいずれか1項に記載の炊飯器。
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- 2003-01-27 JP JP2003017389A patent/JP2004223135A/ja active Pending
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