JP2004222868A - 吸収性物品及びシート状化粧料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の吸収性物品1は、排泄された体液と接触することで排泄があったことを知らせるインジケータ機能を備え、該インジケータ機能が、体液との接触からインジケータ機能の発現までの時間が異なる2種以上のインジケータ機能発現手段を有している。インジケータ機能は例えばバックシート3における吸収体4との対向面に形成された印刷部の色の変化によって排泄があったことを知らせるものである。前記発現手段は、体液との接触から色の変化が生じるまでの時間が異なる2種以上の印刷部からなる。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、尿等の体液の排泄を知らせるインジケータ機能を備えた使い捨ておむつ等の吸収性物品に関し、更に詳しくは排泄からの経過時間がわかるようにした吸収性物品に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
排尿の有無を外側から視認できるようにした使い捨ておむつ等の吸収性物品に関する従来技術として、例えば尿によって変色する部分と尿で変化しない着色部分とからなる模様がバックシートに設けられている使い捨ておむつが知られている(特許文献1参照)。またバックシート上に水に濡れても変色しない水不溶性インクの着色層を設け、その上に水溶性インクを含む層を設けた使い捨ておむつも提案されている(特許文献2参照)。
【0003】
ところで、おむつの交換の頻度やタイミングは着用者によって様々であり、例えば皮膚の弱い着用者の場合、排尿直後におむつを交換しないとおむつかぶれが発生しやすくなる。また一回の排尿量が少ない着用者もおり、そのような着用者の場合、排尿のたびにおむつを交換することは経済的でないこともある。従って、排尿からの経過時間がわかると交換時期の目安となり便利である。しかし、前述したおむつでは、排尿の有無を知ることができるだけであり、排尿されてからどれくらいの時間が経過したかは知ることができない。
【0004】
【特許文献1】
実開昭59−24704号公報
【特許文献2】
実開昭59−88405号公報
【0005】
従って、本発明は、排泄からの経過時間がわかるようにしたインジケータ機能を有する吸収性物品を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、排泄された体液と接触することで排泄があったことを知らせるインジケータ機能を備え、該インジケータ機能が、体液との接触からインジケータ機能の発現までの時間が異なる2種以上のインジケータ機能発現手段を有している吸収性物品を提供することにより前記目的を達成したものである。
【0007】
また本発明は、水分と接触することで当該接触があったことを知らせるインジケータ機能を備え、該インジケータ機能が、水分との接触からインジケータ機能の発現までの時間が異なる2種以上のインジケータ機能発現手段を有しているシート状化粧料を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1及び図2は、本発明の吸収性物品をパンツ型の使い捨ておむつに適用した第1の実施形態を示したものである。これらの図において符号1は、パンツ型の使い捨ておむつを示している。
【0009】
おむつ1は、液透過性のトップシート2と、液不透過性且つ透湿性のバックシート3と、これら両シート2,3間に配置された液保持性の吸収体4とを有する吸収性本体5を備えている。吸収性本体5におけるトップシート側の両側部には、内部に弾性部材50を伸張状態で配した伸縮性の立体ギャザー51が形成されている。吸収性本体5は、バックシート3の外面に被覆配置される外層シート6に接着固定されている。外層シート6は、おむつ1の外形をなしている。外層シート6は2枚の不織布から構成されている。2枚の不織布の間には弾性部材60,61が伸張状態で配設されている。これによってウェストギャザー62及びレッグギャザー63が形成される。
【0010】
バックシート3における吸収体4との対向面(以下、吸収体対向面という)3aにはインジケータ機能としての図形31からなる印刷部が形成されている。図形31は、吸収体対向面3aにおける少なくとも排尿スポットの近傍に形成されている。図形31は3つの同心円からなる円形をしており、それぞれの円は異なる色に着色されている。各色はコントラストがはっきりするように着色されていることが、排泄の有無及び排泄からの経過時間を視角を通じて明確に認識し得る点から好ましい。着色パターンの一例として、中心から外に向かうにつれ、青、黄、赤の順に着色するパターンが挙げられる。なお、本発明においてインジケータ機能とは、体液の排泄があったことを人間の五感を通じて知らせる機能をいう。本実施形態においては視覚を通じて排泄があったことが認識されるが、後述する他の実施形態から明らかなように、視覚以外に聴覚や嗅覚を通じて排泄があったこと知らせるようにしてもよい。
【0011】
図形31は、尿との接触の前後でその形状及び色が変化するようになっている。具体的には、図3(a)に示すように、尿との接触前はすべての円31a〜31cが着色された状態になっている。図形31が尿と接触すると、図3(b)に示すように最外周の円31aの色が消失ないし極めて薄くなる。次いで所定時間をおいて、図3(c)に示すように中間の円31bの色が消失ないし極めて薄くなる。更に所定時間をおくと中心の円31cの色も消失ないし極めて薄くなる。
つまり、図形31における各円31a,31b,31cは、尿との接触から色の変化が生じるまでの時間がそれぞれ異なっている。このように、本実施形態においては、尿との接触からの経過時間によって図形31の形状及び色が変化し、該図形31の形状及び色によって尿が排泄されてからの経過時間を知ることができる。
【0012】
図形31は、水溶性透明樹脂層及び水溶性インク層から形成されている印刷層である。これらの層は、フレキソ印刷やグラビア印刷などの各種印刷方法によって形成されている。具体的には、好ましい形態の一つとして図4(a)に示すように、先ず、バックシート3の吸収体対向面3aにおける図形を形成したい領域に、該対向面3a上に直接水溶性透明樹脂層10を形成する。ここでいう「直接」とは、対向面3aと透明樹脂層10との間に何らの層も存在していないことを意味する。
【0013】
透明樹脂層10上には直接水溶性インク層11が形成される。ここでいう「直接」とは透明樹脂層10と水溶性インク層11との間に何らの層も存在していないことを意味する。水溶性インク層11は3つの部分に区分される。一つ目は、図形31における最外周の円31aに対応する領域に形成される第1のインク層11aであり、二つ目は、図形31における中間の円31bに対応する領域に形成される第2のインク層11bであり、三つ目は、図形31における中心の円31cに対応する領域に形成される第3のインク層11cである。各インク層11a,11b,11cを構成するインクにはそれぞれ重合度の異なる水溶性樹脂が含まれている。具体的には、第1のインク層11aを構成する樹脂はその重合度が最も低く、最も水に溶解しやすくなっている。第2のインク層11bを構成する樹脂はその次に重合度が高く、第1のインク層11aを構成する樹脂の次に水に溶解しやすくなっている。第3のインク層11cを構成する樹脂が最も重合度が高く、最も水に溶解しにくくなっている。各インク層11a,11b,11cはそれぞれ異なる色に着色されている。着色のパターンの一例は前述した通りである。
【0014】
このような印刷が施されたバックシート3を有するおむつ1においては、排尿前は外層シート6を通して三重の同心円の図形31が視認される。排尿が起こると、尿中の水分によって水溶性インク層11及び透明樹脂層10が尿中に溶解して流出する。この場合、図4(b)に示すように、重合度の最も低い樹脂が含まれている第1のインク層11aが優先的に尿中に溶解して流出する。この時点では第2及び第3のインク層11b,11cはまだ溶解していない。その結果、第1のインク層11aによる着色が消失ないし極めて薄くなり、図形31は図3(b)に示す形状となる。流出したインクは吸収体4に吸収される。
【0015】
第1のインク層11aが溶解して所定時間が経過すると、次に図4(c)に示すように第2のインク層11bが尿中に溶解して流出する。第3のインク層11cはまだ溶解していない。その結果、第2のインク層11bによる着色が消失ないし極めて薄くなり、図形31は図3(c)に示す形状となる。更に時間が経過すると第3のインク層11cも尿中に溶解して流出し、図形31はすべて消失するか全体が極めて薄くなる。
【0016】
本実施形態においてはバックシート3の吸収体対向面3a上に直接水溶性透明樹脂層10が形成されて平滑になっているので、排尿によって溶出したインクが該対向面3aに滞留しづらく、その流出は円滑に進行する。その結果、着色の消失を極めて明瞭に視認できる。つまり図形31の変化後のインパクトが強いものとなる。このことは、バックシート3として、後述するような透湿性を有する多孔性シートを用いた場合に特に有効である。
【0017】
水溶性インク層11a,11b,11cに用いられる水溶性インクとしては、マレイン酸樹脂系インク、アクリル系水性インク等が挙げられる。また水溶性インクと共に用いられる水溶性樹脂としては、ポリアクリル酸・同塩類(ソーダ)、ポリエチレンイミン、ポリエチレンオキサイド、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、酢酸フタル酸セルロース、その他動物性蛋白質、植物粘質物、海藻類、でん粉及びその誘導体が挙げられる。水溶性透明樹脂層10に用いられる樹脂としては水溶性インクに用いられる水溶性樹脂と同様のものを用いることができる。
【0018】
バックシート3に用いられる基材は、図形31が外側に透けてみえるように、所定の光透過率を有するものを用いることが好ましい。この観点から、バックシート3に用いられる基材の光透過率は、30〜80%であることが好ましく、35〜80%であることがより好ましく、40〜80%であることがさらに好ましい。光透過率は、反射・透過率計((株)村上色彩研究所製、商品名「HR−100」)で測定される。測定には、A光源を用い、全光透過率Ttの値を測定する。サンプル上の任意の点を10点測定し、その平均値をもって光透過率の値とする(以下、光透過率というときはこの方法で測定されたものをいう)。
【0019】
バックシート3の基材には、液不透過性であって更に透湿性を有するものを用いることが好ましい。この場合の透湿度は、おむつ内部の適度な湿度調整による快適なはきごこちが得られ且つシートに生じたピンホールに起因する体液の漏れを防止する点から、JIS Z0208に準じ、30℃で1時間保存後の試料についての値で、0.5〜4.0g/(100cm2・hr)であることが好ましい。
【0020】
斯かる液不透過性及び透湿性を有するバックシート3に用いられる基材としては、疎水性の熱可塑性樹脂と、炭酸カルシウム等からなる微小な無機フィラー又は相溶性のない有機高分子等とを溶融混練してフィルムを形成し、該フィルムを一軸又は二軸延伸して得られる多孔性フィルムが挙げられる。前記熱可塑性樹脂としては、ポリオレフィンが挙げられる。該ポリオレフィンとしては、高〜低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等が挙げられ、これらを単独で又は混合して用いることができる。
【0021】
外層シート6には、図形31が外側に透けてみえるように、所定の光透過率を有するものを用いることが好ましい。この観点から、外層シート6はその全体として(つまり2枚重ねの状態で)、光透過率が50%以上であることが好ましく、55%以上であることがより好ましく、60%以上であることがさらに好ましい。同様の観点から、外層シート6には、前記光透過率が得られる坪量及び厚さの不織布を用いることが好ましい。具体的には、その坪量が5〜45g/m2、特に10〜40g/m2であることが好ましい。またその厚み(不織布1枚の厚み)が0.1〜3.0mm、特に0.2〜2.0mmであることが好ましい。
【0022】
外層シート6に用いられる不織布としては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリアミドなどの熱可塑性樹脂単独からなる繊維や、これらの樹脂の二種以上を用いてなる芯鞘型やサイドバイサイド型の構造を有する複合繊維から構成される不織布が挙げられる。不織布はエアースルー法、メルトブローン法、ヒートシール法、スパンボンド法、サクションヒートボンド法等の一般的な製法によって製造されたものを用いることが好ましい。
【0023】
外層シート6に用いられる不織布は、その地色が白色であるか、又は非常に淡い色であることが好ましいが、図形31の鮮明さやおむつの外観を損なわない範囲で着色することもできる。
【0024】
本実施形態の変形例として、図3に示す図形31に代えて、図5に示す数字31’や図6に示す図形31”を用いることもできる。図5に示す数字31’は、同図の(a)に示すように「1→2→3」と並んでおり、これらの数字がバックシート3における吸収体対向面3aに印刷されている。その印刷が尿と接触することによって水溶性インクが溶出し、同図の(b)及び(c)にそれぞれ示すように、時間の経過と共に数字が若い順に消失していく。図6に示す図形31”は、同図の(a)に示すように互いに異なる色に着色された複数の小四角形が並列され全体として横長の四角形となっている。この図形31”がバックシート3における吸収体対向面3aに印刷されている。その印刷が尿と接触することによって水溶性インクが溶出し、同図の(b)及び(c)にそれぞれ示すように、時間の経過と共に小四角形が左から右に向かい順番に消失していく。また図6の変形例として、図7に示す図形31’’’を用いることもできる。図7に示す図形31’’’は、同図の(a)に示すように同色の水溶性インク層が3層に塗り重ねられている部分と、2層に塗り重ねられている部分と、1層の部分との3つの部分からなる。この図形31’’’が尿と接触すると、インク層の厚みの薄い部分の方が早く溶出する。つまり同図の(a)〜(c)にそれぞれ示すように、時間の経過と共に図形31’’’が右から左に向かって順番に消失していく。このように、図5〜図7に示す実施形態においても、尿との接触からの時間経過に応じて数字31’、図形31” ,31’’’の形状及び色が変化し、該数字31’、図形31”,31’’’の形状及び色によって尿が排泄されてからの経過時間を知ることができる。
【0025】
図1〜図7における実施形態では、水溶性インクに含まれる水溶性樹脂の重合度(溶解度)の差を利用して経時的に形状及び色の変化を起こさせたが、これに代えて例えばホットメルト塗工によるpHの変化を利用して経時的に色の変化を起こさせたり、乾燥時には白色であり水に濡れると透明になる性質を有するインクである、いわゆる水濡れカバーインクを使用して経時的に色の変化を起こさせてもよい。水濡れカバーインクを用いる場合には、それを構成するアクリル樹脂とセルロース樹脂との混合割合を変化させることで、該インクが透明になるまでの時間を調整できる。
【0026】
これまで説明してきた実施形態においては、インジケータ機能として印刷部の色の変化によって排泄があったことを知らせるものを用いたが、本発明においてはこれ以外のインジケータ機能を用いることもできる。例えばインジケータ機能として、吸収体に含まれている吸水ポリマーが吸水し発音することによって排泄があったことを知らせるものを用いることができる。そのような発音吸水ポリマーとしては、例えば特開平6−200168号公報に記載のものを用いることができる。この場合には、尿との接触から発音が起こるまでの時間及び音質が異なる2種以上の発音吸水ポリマーを吸収体に含有させる。このような発音吸水ポリマーを含む吸収体を備えたおむつを装着した場合、排尿があると先ず第1の発音吸水ポリマーが尿を吸収して音を発する。次いで所定時間の経過後、第2の発音吸水ポリマーが尿を吸収して音を発する。この音は、第1の発音吸水ポリマーが発する音とは異なるものである。従って、本実施形態においては、尿との接触からの時間経過に応じて異なる音が発音吸水ポリマーから発せられ、それによって尿が排泄されてからの経過時間を知ることができる。
【0027】
発音吸水ポリマーにおける、体液との接触から発音が起こるまでの時間及び音質を異ならせるためには、例えば吸水ポリマー層の厚みを変えたり、吸水ポリマーのビーズの大きさを変えればよい。
【0028】
別のインジケータ機能として、おむつの内部に配されており且つ水溶性被覆材に揮発性物質を封じ込めた揮発性物質封入体から該揮発性物質が漏出し揮発することで排泄があったことを知らせるものを用いることができる。そのような揮発性物質封入体としては、水溶性フィルムを材料として製造された袋内に揮発性物質を封入したものを用いることができる。この場合、尿との接触から揮発性物質が揮発するまでの時間及び臭いが異なる2種以上の揮発性物質封入体をおむつの内部に配しておく。このような揮発性物質封入体が配されたおむつを装着した場合、排尿があると先ず第1の揮発性物質封入体における水溶性フィルムなどの水溶性被覆材が溶解して、封入されていた第1の揮発性物質が封入体外に漏出して揮発する。これによって第1の揮発性物質の臭いがおむつ外に漂う。次いで所定時間の経過後、第2の揮発性物質封入体における水溶性被覆材が溶解して、封入されていた第2の揮発性物質が封入体外に漏出して揮発する。これによって第2の揮発性物質の臭いがおむつ外に漂う。第2の揮発性物質は、第1の揮発性物質とは異なる臭いを有するものである。従って、本実施形態においては、尿との接触からの時間経過に応じて異なる臭いが揮発性物質封入体から発せられ、それによって尿が排泄されてからの経過時間を知ることができる。
【0029】
第1及び第2の揮発性物質封入体を構成する水溶性被覆材として用いられる水溶性フィルムを構成する水溶性樹脂の重合度や変性を調整することで、該水溶性被覆材が尿と接触してから溶解するまでの時間をコントロールできる。水溶性樹脂としてはポリビニルアルコール、ゼラチン、パオゲン、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸などが挙げられる。各揮発性物質封入体に封入される揮発性物質としては例えば各種香料を用いることができる。この場合、各揮発性物質封入体に封入される香料は、臭いの質が大きく異なるものであることが、排尿からの経過時間を明確に認識できる点から好ましい。なお、揮発性物質封入体として特開平10−85255号公報に記載のものを用いることもできる。
【0030】
更に別のインジケータ機能として、吸収体に含まれている吸水ポリマーが吸水し膨潤して、該吸収体がバックシート側に隆起することで排泄があったことを知らせるものを用いることもできる。この場合、尿との接触から膨潤が起こるまでの時間が異なる2種以上の吸水ポリマーを、吸収体における異なる部位に含有させておく。例えば図8(a)に示すように、吸収体4の股下部におけるバックシート3対向側に、吸水ポリマーを主体とする膨潤部7を複数形成する。膨潤部7は吸収体4の長手方向に延びており合計3本形成されている。3本の膨潤部7のうち、中央の膨潤部7aと両側の膨潤部7bとでは、それに含まれる吸水ポリマーの種類が異なっている。具体的には、中央の膨潤部7aに含まれる吸水ポリマーは、両側の膨潤部7bに含まれる吸水ポリマーよりも短時間で吸水膨潤するものである。
【0031】
このような膨潤部7a,7bが形成された吸収体4を備えたおむつを装着した場合、排尿があると先ず中央の膨潤部7aに含まれる吸水ポリマーが吸水膨潤する。その結果、図8(b)に示すように、吸収体4における中央の膨潤部7aにおける部位がバックシート3側へ隆起する。それに伴いバックシート3及び外層シート(図示せず)も隆起する。この様子を外部からみた状態を図9(a)に示す。図9(a)から明らかなように、おむつ1の股下部に、おむつ長手方向に延びる所定幅の隆起部8aが形成される。次いで所定時間の経過後、両側の膨潤部7bに含まれる吸水ポリマーが吸水膨潤する。その結果、図8(c)に示すように、吸収体4における両側の膨潤部7bにおける部位もバックシート3側へ隆起する。この様子を外部からみた状態を図9(b)に示す。図9(b)から明らかなように、おむつ1の股下部に、隆起部8aに加えて、おむつ長手方向に延びる所定幅の隆起部8b,8bが形成される。従って、本実施形態においては、尿との接触からの時間経過に応じて、異なる部位に隆起部が形成され、それによって尿が排泄されてからの経過時間を知ることができる。本実施形態で用いられる吸収体としては、前述したもののほか、特開2001−112815号公報に記載のもの等も用いることができる。
【0032】
吸水膨潤の時間が異なる吸水ポリマーを得るためには、例えば、吸水ポリマーの架橋度やpHを調整すればよい。
【0033】
本発明においては、前述のインジケータ機能を吸収性物品のみならず、化粧料に適用することもできる。ここでいう化粧料とは、基布と該基布の片面に形成された含水基剤層とを有し、該含水基剤層が皮膚に粘着するようになっているシート状のものをいう。そのような化粧料としては、例えば顔や手足に貼付するシート状パックやパップ剤などが挙げられる。このようなシート状化粧料における基布に前述したインジケータ機能を具備させることで、インジケータ機能が含水基剤層に含まれる水分と接触するようにし、所定のインジケータ機能を発現させる。これによって化粧料を皮膚に貼付してからの経過時間を知ることができ、化粧料の取り替え時期を的確に判断できる。
【0034】
シート状化粧料の具体例として図10に示す鼻用パックシート100が挙げられる。このパックシート100は、基布としての不織布101と、該不織布101の一面に施された含水基剤層としての粘着層102と、該不織布の他面に施された水濡れカバーインク層103とを備えている。水濡れカバーインクは、乾燥すると透明から白色に変化するものである。このため不織布101は白色以外の色に着色されている。着色領域は水濡れカバーインク層103が形成されている領域だけでもよく、或いは不織布101全体でもよい。水濡れカバーインク層103は、透明から白色化するまでの時間の異なる2種以上の層103a,103bからなる。各層103a,103bは互いに異なるパターンで形成されている。この理由は、白色化した後に層103aと層103bとの違いをわかりやすくさせるためである。パックシート100は、不織布101及び粘着層102を一旦水に濡らした後、粘着層102側の面を鼻に貼付し、所定時間乾燥させた後に剥がして角栓を除去するものである。この場合、パックシート100を乾燥させ過ぎると引き剥がし力が強くなり過ぎてしまうことから、半乾きの状態で剥がすことが好ましい。前述の通り、水濡れカバーインク層103は、透明から白色化するまでの時間の異なる2種以上の層103a,103bからなるので、パックシート100が濡れた状態から乾燥するまでの経過時間を水濡れカバーインク層103a,103bの白色化の程度によって知ることができる。従って、このパックシート100によれば、これを適切な時期に剥がすことが可能となる。また誤ってパックシート100を乾燥させ過ぎてしまった場合には、これを再び水で濡らして含水させることで、乾燥させ過ぎの状態を回避することができる。つまり、水濡れカバーインク層103a,103bは、パックシート100を剥がす時期を知らせる機能に加えて、乾燥し過ぎであることを警告する機能も有する。
【0035】
本発明は前記実施形態に制限されない。例えば図1〜図7に示す実施形態においては図形や数字からなる印刷部が、おむつ1の股下部における排尿スポットの近傍に形成されていたが、おむつを装着して寝た姿勢のときに勢い良く排尿が行われると、尿がおむつの胴回り開口部方向に向かって漏れる場合もあり、このような場合に排尿があったことを観者に素早く視認させ得る点から、印刷部をおむつの股下部に加えて、腹側部及び/又は背側部に形成してもよい。図8に示す実施形態における膨潤部7a,7bについても同様である。
【0036】
また、前述した各種インジケータ機能を2種以上組み合わせて使用してもよい。
【0037】
また図1〜図7に示す実施形態においては、図形や数字等の形成に、フレキソ印刷やグラビア印刷のほか、タンポ印刷、スクリーン印刷等を用いることができる。更にホットメルト塗工、スプレー塗布、リバースコーター、コンマコーター、グラビアコーター、Tダイコーター、リップコーター等の各種塗布方法を用いることもできる。更に、図1〜図7に示す実施形態においては、バックシート3における吸収体対向面に印刷部が形成されていたが、これに代えて、吸収体4の非肌対向面側に、印刷部が形成されたシートや、Tダイ法やインフレーション法によって得られた水溶性着色フィルムを配してもよい。例えば吸収体4とバックシート3との間にこれらのシートやフィルムを配することができる。
【0038】
前記の各実施形態は、本発明をパンツ型の使い捨ておむつに適用した例であるが、本発明はこれ以外の吸収性物品、例えば、展開型の使い捨ておむつ、失禁パッド、生理用ナプキン等にも同様に適用できる。
【0039】
【発明の効果】
本発明の吸収性物品によれば、尿等の体液が排泄されてからの経過時間がわかり、それによって吸収性物品の交換の時期を的確に判断することができる。従って、交換時期が遅れることに起因するおむつかぶれの発生を効果的に防止することができる。また、あまり濡れておらず、まだ使用可能な吸収性物品を早期に交換してしまうことが防止されるので、吸収性物品を経済的に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の吸収性物品の一実施形態に係るパンツ型使い捨ておむつの斜視図である。
【図2】図2(a)は図1に示すおむつを展開してトップシート側からみた平面図であり、図2(b)は図2(a)におけるb−b線断面図である。
【図3】図3(a)〜(c)はそれぞれバックシートの吸収体対向面に形成された図形からなる印刷部が、排尿によって経時変化する状態を示す平面図である。
【図4】図4(a)〜(c)はそれぞれバックシートの吸収体対向面に形成された図形からなる印刷部が、排尿によって経時変化する状態を示す断面図である。
【図5】図5(a)〜(c)はそれぞれバックシートの吸収体対向面に形成された数字からなる印刷部が、排尿によって経時変化する状態を示す平面図である。
【図6】図6(a)〜(c)はそれぞれバックシートの吸収体対向面に形成された図形からなる印刷部が、排尿によって経時変化する状態を示す平面図である。
【図7】図7(a)〜(d)はそれぞれバックシートの吸収体対向面に形成された図形からなる印刷部が、排尿によって経時変化する状態を示す平面図である。
【図8】図8(a)〜(c)はそれぞれ本発明の別の実施形態に係るパンツ型使い捨ておむつにおける吸収体を、股下部で切断した状態を示す断面図である。
【図9】図9(a)〜(c)はそれぞれ図8に示すおむつに排尿された後の状態を示す斜視図である。
【図10】本発明のシート状化粧料の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 使い捨ておむつ(吸収性物品)
2 トップシート
3 バックシート
4 吸収体
6 外層シート
7a,7b 膨潤部
8a,8b 隆起部
10 水溶性透明樹脂層
11 水溶性インク層
31 図形
Claims (7)
- 排泄された体液と接触することで排泄があったことを知らせるインジケータ機能を備え、該インジケータ機能が、体液との接触からインジケータ機能の発現までの時間が異なる2種以上のインジケータ機能発現手段を有している吸収性物品。
- 前記インジケータ機能が、吸収体の非肌対向面側に配されたシートに形成された印刷部の色の変化によって排泄があったことを知らせるものであり、前記発現手段が、体液との接触から色の変化が生じるまでの時間が異なる2種以上の印刷部からなる請求項1記載の吸収性物品。
- 前記シートがバックシートであり、各印刷部が、該バックシートにおける吸収体との対向面に形成された水溶性インク層からなり、各印刷部における該水溶性インク層の溶解度が互いに異なると共に該水溶性インク層の色が互いに異なる請求項2記載の吸収性物品。
- 前記インジケータ機能が、液保持性の吸収体に含まれている吸水ポリマーが吸水し発音することによって排泄があったことを知らせるものであり、前記発現手段が、体液との接触から発音が起こるまでの時間及び音質が異なる2種以上の吸水ポリマーからなる請求項1記載の吸収性物品。
- 前記インジケータ機能が、吸収性物品の内部に配されており且つ水溶性被覆材に揮発性物質を封じ込めた揮発性物質封入体から該揮発性物質が漏出し揮発することで排泄があったことを知らせるものであり、前記発現手段が、体液との接触から該揮発性物質が揮発するまでの時間及び臭いが異なる2種以上の揮発性物質封入体からなる請求項1記載の吸収性物品。
- 前記インジケータ機能が、液保持性の吸収体に含まれている吸水ポリマーが吸水し膨潤して、該吸収体が液不透過性のバックシート側に隆起することで排泄があったことを知らせるものであり、前記発現手段が、体液との接触から膨潤が起こるまでの時間が異なる2種以上の吸水ポリマーからなる請求項1記載の吸収性物品。
- 水分と接触することで当該接触があったことを知らせるインジケータ機能を備え、該インジケータ機能が、水分との接触からインジケータ機能の発現までの時間が異なる2種以上のインジケータ機能発現手段を有しているシート状化粧料。
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