JP2004222674A - 加熱処理装置及び加熱処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】マッシュ飼料の殺菌処理のための加熱処理及びその後の飼料の乾燥冷却の効果を高めると共にその効率を高め、衛生的な飼料の入手を課題とする。
【解決手段】マッシュ飼料を加熱処理するバッチ式の加熱処理装置であって、マッシュ飼料を加熱処理する加熱処理部及び加熱処理した飼料を乾燥冷却するドライヤークーラーとを有し、加熱処理部に二軸のパドルミキサーを有して蒸気を噴霧しつつ飼料を撹拌して加熱処理を行い、更にドライヤークーラーに回転する回転中心軸とエアーを噴出可能なエアーインジェクターを有する撹拌翼を有する撹拌装置を有し、飼料を撹拌しつつエアーを噴出して乾燥又は冷却を行なう加熱処理装置によって解決できる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、家畜用のマッシュ飼料の熱処理装置に関し、より具体的には穀粉類を加熱処理し、乾燥し、さらに冷却して熱処理することによって、殺菌されたマッシュ飼料を得るための加熱処理装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、家畜類の飼料においては、マッシュ飼料やペレット飼料或いはクランブル飼料が用いられているが、ペレット飼料やクランブル飼料は加工時前処理として蒸気による加熱を伴うが、鶏用飼料の場合ほとんどが原料を粉砕・混合しただけで全く加熱されることのない所謂マッシュ飼料である。
所が近年鶏用飼料のサルモネラ菌対策が重要になってきたため、殺菌を目的とするマッシュ飼料の加熱処理の必要性がでてきた。
マッシュ飼料に関しては粉状物であることから、その殺菌のための加熱処理は難しいものであると共に、加熱後に乾燥させ、更には冷却させることが必要となり、各工程を効率良く処理することは困難が伴っていた。
例えば、マッシュ飼料を加熱し、その後乾燥させて、更には冷却させるための鶏用マッシュ飼料の熱処理設備に関しては特開2000−189136 号が提唱されている。
【0003】
この発明は、熱処理装置及びこれに連接する乾燥冷却装置を有し、熱処理させた飼料をダクトを介して連接した乾燥冷却装置内に移送させ、乾燥冷却装置内で熱風を下方乃至上方などから吹き付けて、乾燥させ、更に同一の乾燥冷却装置内で冷風を同様に下方から吹き付けて冷却する熱処理設備である。
従って、工程上、蒸気などで加熱し、その後に乾燥・冷却が行なえる点においては極めて有用であり、マッシュ飼料を殺菌することを可能としている。
このほか国際公開WO−00/60958 号が提唱されている。
これはミキサーで撹拌しながら蒸気を噴霧し加熱処理を行ない、加熱処理後にドライヤー・クーラに飼料を移送しここで乾燥と冷却を行なうものである。
また、このドライヤー・クーラで乾燥・冷却した後に他の原料と混合するために別のバッチミキサーに移送され、冷却された飼料と他の原料とを混合することを可能とする。
以上のように粉状物のマッシュ飼料といえども蒸気などにより熱処理して殺菌を行い、更にはこの水分を含んで高温の飼料を乾燥させ、更には高温状態の飼料を冷却することにより、衛生的な飼料を提供でき家畜類の病気の発生の防止を図れるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
殺菌特にサルモネラ菌対策としてマッシュ飼料を蒸気で加熱処理する場合、完全な殺菌効果を得るためには、飼料全体を高温で正確に加熱することと、加熱時間を十分にとることが重要である。
しかし、まず前述の特開2000−189136 号は、基本的に連続式であり、飼料が連続的に流れてくるところへ蒸気を連続的に噴出し、続いて乾燥・冷却するものである。
この場合飼料全体を常に同じ速度で流れさせるのは困難であるため、確実に同じ温度で加熱されているか又は正確に一定かつ十分な加熱時間がとれているか不安が残る。
次に国際公開WO−00/60958 号に関してもバッチ式ではあるが、加熱処理機としてのバッチミキサーのタイプ即ち従来の一軸のパドルミキサーやリボンミキサーでは蒸気が均一に混ざりにくく、また均一に混ざるまで時間が掛かり過ぎるため、蒸気を混合中にダマができやすく、また加熱時間を十分にとるのが難しい。
【0005】
また一部の成分の加熱しすぎによる一部成分の破壊の心配もでてくる。
この他加熱処理中にミキサーから一部加熱不十分の飼料が零れた場合、直接下のドライヤー・クーラーにある既に熱処理済みの飼料に混入する危険性もある。
以上の様にやはり確実な殺菌には不十分な方法といわざるを得ない。
更に、上記どちらの場合もドライヤー・クーラーは、エアーを下から上に吹き上げるだけの従来から飼料工場で使用されている方式であり、粉状のマッシュ飼料ではエアーの通路ができやすい問題点がある。
このため乾燥冷却むらが発生しやすく、効率のよいものではない。
又、結露も発生しやすく、飼料がクーラー内部に残留しやすい欠点も有している。
従って、飼料全体を確実に効率よく熱処理即ち、加熱・乾燥・冷却を行うために何らかの解決策が望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記各欠点を解決し、マッシュ飼料を確実にかつ効率的に加熱処理し、更には飼料を効率的かつ均一に乾燥及び冷却させることを可能にするため、まず請求項1に記載の発明は、マッシュ飼料を加熱処理するバッチ式の加熱処理装置であって、マッシュ飼料を加熱処理する加熱処理部及び加熱処理した飼料を乾燥冷却するドライヤークーラーとを有し、加熱処理部が二軸のパドルミキサーを有するバッチミキサーにより、蒸気を噴霧しつつ飼料を撹拌して加熱処理する加熱処理装置であり、係る発明により飼料の加熱処理を効率良く確実に行なえる。
或いは請求項2に記載の発明のように、マッシュ飼料を加熱処理する加熱処理部と、該加熱処理部の下方方向に加熱処理した飼料を乾燥冷却するドライヤークーラーとを有する加熱処理装置において、加熱処理部とドライヤークーラーとの間に開閉バルブを有するバッファーホッパーを有し、該バッファーホッパーの少なくとも内面は加熱可能であって、加熱処理部から零れた飼料を加熱処理可能な加熱処理装置によって、加熱処理の確実化が図れる。
【0007】
また請求項3に記載の発明のように、ドライヤークーラーを下部方向に頂点を有する略円錐形状又は略円錐形状に近い多角よりなる略角錐形状或いは略円柱形状又は略円柱形状に近い多角よりなる略角柱形状で構成した加熱処理装置によって飼料の排出時の装置内の残余を防止できる。
この他請求項4に記載の発明のように、ドライヤークーラーには回転する回転中心軸とエアーを噴出可能なエアーインジェクターを有する撹拌翼とからなる撹拌装置を有し、飼料を撹拌しつつエアーを噴出して乾燥又は冷却を行なう加熱処理装置によって極めて効果的かつ確実に加熱処理した飼料を乾燥させ更には冷却させることができる。
【0008】
また請求項5に記載の発明のように撹拌翼をドライヤークーラーの底部方向に配置しドライヤークーラーの底板と平行方向に回転すると共に、エアーインジェクターを撹拌翼の回転方向と反対の側面に複数以上有することにより飼料内部迄エアーを噴出できることとなり、飼料全体を均一にかつ効率よく乾燥冷却できる。
更には請求項6に記載の発明のように該撹拌装置の回転中心軸には中央空洞を有すると共に撹拌翼との連接部分には該中央空洞と連通する中空の連接部を有して撹拌翼のエアーインジェクターと連通し、回転する回転軸の少なくとも上部には回転中心軸の中央空洞に繋がる通気孔を有すると共に不動の通気覆い部を有して回転中心軸を回転した状態で不動の通気覆い部が通気孔を有する回転中心軸の上部方向を覆うものであり、該通気覆い部にエアーを供給すると、この供給したエアーは該通気孔を通って回転中心軸の中央空洞に送られ、撹拌翼の回転時も撹拌翼のエアーインジェクターからエアーを噴出可能である加熱処理装置によって撹拌翼回転中も容易にエアーを噴出可能とする。
【0009】
この他請求項7に記載の発明のようにマッシュ飼料を加熱処理するバッチ式の加熱処理装置で、第一の部屋部と第二の部屋部と第三の部屋部を有し、第一の部屋部はマッシュ飼料を加熱処理する加熱処理部であり、少なくとも飼料に蒸気を噴霧するための蒸気の排出孔と飼料を撹拌するバッチミキサーとを有し、第一の部屋部の下部に第二の部屋部を有し、該第二の部屋部は開閉バルブを有するバッファーホッパーにより構成され、かつバッファーホッパーの少なくとも内周面は加熱可能であり、第一の部屋部より零れた飼料をバッファーホッパーにて加熱処理可能であると共に第一の部屋部で加熱処理した飼料を一時ため置くことを可能とし、第二の部屋部の下部には第三の部屋部を有し、該第三の部屋部は加熱処理した飼料を乾燥冷却するドライヤークーラーであって少なくとも飼料を撹拌可能であると共にエアーを噴出可能な撹拌装置を有し、飼料を撹拌しつつ飼料にエアーを噴出し、該噴出したエアーを外部に排出するためのフィルターを介した排出口を有する加熱処理装置であってもよい。
【0010】
これにより飼料の加熱処理及び乾燥冷却を確実かつ効果的に行なえる。
尚、請求項8に記載の発明のようにバッチミキサーとして2軸のパドルミキサーを用いても、更に請求項9に記載の発明のように撹拌装置が回転する回転中心軸と撹拌翼からなると共に撹拌翼にエアーを噴出可能なエアーインジェクターを配設してもよく、また請求項10に記載の発明のように撹拌翼をドライヤークーラーの底部方向にドライヤークーラーの底板と平行方向に回転可能に配置すると共に、エアーインジェクターを、撹拌翼の回転方向と反対の側面に複数以上有するものであってもよい。
この他請求項11に記載の発明のように回転翼の回転中のエアーの効率良い噴出のために該撹拌装置の回転中心軸には中央空洞を有すると共に撹拌翼との連接部分には該中央空洞と連通する中空の連接部を有して撹拌翼のエアーインジェクターと連通し、回転する回転軸の少なくとも上部には回転中心軸の中央空洞に繋がる通気孔を有すると共に不動の通気覆い部を有して回転中心軸を回転した状態で不動の通気覆い部が通気孔を有する回転中心軸の上部方向を覆うものであり、該通気覆い部にエアーを供給すると、この供給したエアーは該通気孔を通って回転中心軸の中央空洞に送られ、撹拌翼の回転時も撹拌翼のエアーインジェクターからエアーを噴出可能とするものであってもよい。
【0011】
更に請求項12に記載の発明のように加熱手段では蒸気を噴霧しつつバッチミキサーにより飼料を撹拌して飼料を加熱し、飼料を目標の温度に加熱するために必要な量の蒸気の噴霧を停止した後もバッチミキサーにより飼料を撹拌して残余の蒸気にて加熱処理を行なう加熱処理方法によって、経済的に十分な加熱時間を得ることができ、又、飼料の変質を防止することができる。
また請求項13に記載の発明のようにドライヤークーラーは、撹拌翼から噴出するエアーと撹拌翼の回転によってエアーを噴出しつつ飼料を撹拌し、加熱処理された飼料を効率良く乾燥冷却する加熱処理方法を用いることにより飼料内部までエアーを効率よく噴出でき飼料の乾燥冷却を短時間にかつ均一に行える。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明にかかる基本的な一実施の形態を図1に示す。
図1に示す通り、まずマッシュ飼料を投入するホッパーAを有し、このホッパーAは本発明に係る加熱処理装置1に連接している。
従って、ポッパーA内に飼料を投入すると、この飼料は加熱処理装置 1に送られる。
この加熱処理装置 1には、該装置内部の上部にバッチミキサー即ち2軸のパドルミキサー22を有している。
このパドルミキサー22は、加熱処理装置 1本体の上部開口10の開口10面と平行即ち本体 1の内部方向に対して垂線方向にその軸心を有する軸部 221を有し、各軸部 221には軸心から突出して形成した複数のパドル 222を有し、このパドルミキサー22を回転することにより、パドル 222が回転し、飼料を撹拌できるものである。
【0013】
該パドルミキサー22の下方方向には開閉蓋部23を有しており、飼料を加熱処理装置内に入れた際に、この開閉蓋部23を閉じることにより2軸のパドルミキサー22を有する第一の部屋部 2を形成できる。
従って、この第一の部屋部 2内に飼料を入れた状態で前記2軸のパドルミキサー22を回転させると、飼料と蒸気を効率良く短時間で均一に撹拌できる。
この加熱処理装置の本体 1の第一の部屋部 2内部には蒸気を第一の部屋部 2内部に噴霧可能な蒸気排出孔21を有しており、第一の部屋部 2内の飼料を撹拌しながら蒸気を噴霧し、加熱処理を行なう加熱処理部 2である。
特に蒸気を噴霧しながら加熱することにより、飼料内部まで効率良くかつ均一に加熱できるものである。
この場合、蒸気を噴霧している際にバッチミキサー即ちパドルミキサー22を回転するものに限らず、例えば一定時間蒸気を噴霧しつつパドルミキサー22を回転させて飼料を撹拌しながら加熱処理を行なった後に、蒸気の噴霧のみを停止し、パドルミキサー22の回転のみを更に一定時間継続させることにより、極めて効果的に飼料の加熱処理を可能とする。
【0014】
即ち、本来撹拌しながら蒸気を噴霧できるので極めて効率良く飼料全体を加熱処理できるが、必要以上の加熱処理は飼料の成分の熱破壊に繋がり兼ねず、更には不要な加熱は無駄に繋がることからエネルギーの損失を招く。
従って、一定時間のみ蒸気を噴霧した後、蒸気の噴出を停止し、パドルミキサー22の回転のみを行ない、すでに高温となっている飼料をより撹拌して全体を均一に加熱処理することにより、十分な加熱時間をとることができ、所期の加熱処理を極めて効率的に可能とする。
この方法を採ることにより、更には飼料の混合に促進も図れると共に飼料内の水分量が均一化し、ダマ(固まり)の発生を防止できると共に、第一の部屋部 2内内表面やパドルミキサー22等に飼料が付着残留することを防止できる。
例えばサルモネラ菌を死滅させる目的で飼料を蒸気で加熱処理する場合、完全な殺菌効果を得るためには十分な加熱温度と加熱時間、例えば飼料の温度として約80度程度で2分以上の加熱処理が必要である。
【0015】
しかし、効率の悪い加熱装置であったり、又は確実性・安全性を重視し過ぎた場合に必要以上に長時間蒸気の添加を行いがちとなり飼料の変質を招きかねなかった。
従って、飼料を目標の温度に加熱するために必要な蒸気量を一定時間噴霧混合した後に蒸気の噴霧を停止するが、更に一定時間パドルミキサー22の撹拌を継続することにより、十分な加熱時間を確保でき、また、効率的かつ均一に飼料内部まで蒸気を及ぼし、飼料全体のサルモネラ菌等の死滅の効率を高められることとなる。
尚、本図に示すパドルミキサー22を2軸としたのは、1軸よりも容器内の飼料と蒸気の撹拌の促進を図るためであるが、この2軸に限らず多数軸を用いるものであってももちろんよい。
次に加熱処理装置の第一の部屋部 2からなる加熱処理部 2の下方方向には開閉バルブ34を有するバッファーホッパー 3を有する。
該バッファーホッパー 3は開閉バルブ34を頂点部分に有する下方方向に突出した略円錐形状により構成されている。
【0016】
従って、加熱処理部 2である第一の部屋部 2内で加熱処理を行なった後、開閉蓋部23を開くと飼料はバッファーホッパー 3により形成された第二の部屋部 3内に落ちることとなる。
この第二の部屋部 3は熱処理された飼料を次に続くドライヤークーラー 4により乾燥・冷却処理を行なう前の段階で、必要に応じて一時ため置くことも可能とするものである。
従って、加熱処理した飼料をそのままドライヤークーラー 4に送れる場合にはそのまま送ることができると共に、必要に応じて例えば先に加熱処理した飼料がまだドライヤークーラー 4により乾燥冷却処理を行なっている場合等は、第二の部屋部 3で既に加熱処理を完了した飼料を一時ため置くことも可能である。
このほか特に第二の部屋部 3であるバッファーホッパー 3を有することにより、第一の部屋部 2で撹拌加熱処理をしている飼料が第一の部屋部 2から漏れてしまった場合に該漏れた飼料が次に続くドライヤークーラー 4内に混入してしまうことを防止することを可能とする。
【0017】
即ち、十分な加熱処理がなされていない飼料がそのままドライヤークーラー 4内に混入することを防止し、確実な殺菌を行うことを可能とする。
これに備え、バッファーホッパー 3を加熱することが望ましい。
即ち加熱処理を完了していない飼料が零れた場合、この加熱したバッファーホッパー 3で零れた飼料を加熱することにより殺菌を行ない、確実な殺菌を行なうためである。
例えば、バッファーホッパー 3を二重壁構造とし中に温水を通して行なうものでも或いは電気加熱を行うものでもよく、公知の加熱手段によって少なくともバッファーホッパー 3の内壁部分に接触した飼料が加熱され得るものであればよい。
本図に示すものはバッファーホッパー 3の内面の壁部33に電気加熱面31を有し、この電気加熱面31を加熱することにより、この表面に零れ落ちた飼料を加熱するものである。
【0018】
尚、加熱処理装置 1自体の外側を断熱処理することにより、装置内の温度の低下や結露の防止等が行えることから加熱処理装置 1自体に断熱処理がなされていることが望ましい。
更に、第二の部屋部 3の開閉バルブ34の上部方向に斜傾設置された邪魔板32を設けることにより、第一の部屋部 2から漏れた飼料がこの邪魔板32に当たって落下方向を変えて、バッファーホッパー 3の電気加熱面31に落ちることなる。
即ち、バッファーホッパー 3部分に落下した飼料はそのままバッファーホッパー 3の壁部33に落下して、この部分で電気加熱面31に接し加熱処理されるが、例えば開閉バルブ34に飼料が落ちてしまうと、加熱処理されない恐れがあり、保菌状態の飼料を残余させてしまうことから、該邪魔板32により漏れた飼料は全てバッファーホッパー 3の壁部33に落下するように落下方向規制を行う。
次に、加熱処理装置 1の下部即ち第二の部屋部 3の下方には第三の部屋部 4を有する。
【0019】
これは、第二の部屋部 3でため置かれた飼料が第二の部屋部 3の開閉バルブ34が開披された場合に、この第二の部屋部 3の下部にある第三の部屋部 4内に飼料が落下する。
この第三の部屋部 4は飼料の乾燥及び冷却を行うドライヤークーラー 4である。
このドライヤークーラー 4を構成する第三の部屋部 4は加熱処理装置 1の下部に構成されており、下部方向に頂点を有する略円錐形状又は略円柱形状が望ましい。
或いは下部方向に頂点を有する略円錐形状に近い多角よりなる略角錐形状或いは略円柱形状に近い多角よりなる略角柱形状に構成されているものでもよい。
従来の加熱処理装置のドライヤークーラー部は、四角形状のものが多用されており、乾燥冷却ためにエアーを吹き付けると四隅に死角ができ、この部分が乾燥冷却しにくいものであり、乾燥や冷却の効果を阻害するものであると共に結露などが生じ易く、また排出時に飼料が残留しやすいものであったが、前記の形状とすることにより、角部の残留を防げ弊害を除去できる。
【0020】
即ち、ドライヤークーラー 4の内部全体に死角がなくなり、エアーが全体的に満遍なく吹き付けることができ、更には熱処理された飼料を乾燥冷却している間、結露の発生を防止できる。
また、側面42は下方方向に直線又は斜傾にて構成されているので内面が滑らかとなり粉状の飼料の残留も防止できる。
尚、この第三の部屋部 4の上方内側周部分に集塵フィルター41が配設されており、乾燥冷却のためにエアーを吹き付けた際のエアーを集塵フィルター41を通して排出口から外部に排出する。
次に、第三の部屋部 4の下部方向には飼料を載置可能な底板43を有し、この底板43には載置した飼料の底部からエアーを飼料内部を通って上部方向に吹き抜くための孔44が設けられている。
従って、底板43上の飼料はその底部から孔44を通ってエアーを排出できる。
次に、本発明に係るドライヤークーラー 4の第三の部屋部 4内の下部には撹拌装置45が設けられている。
【0021】
この撹拌装置45は乾燥工程及び冷却工程において飼料を撹拌することができ、乾燥又は冷却のための底部から底板43の孔44を通ったエアーの吹き付けに際して、飼料を撹拌し飼料全体を速やかにかつ均一に乾燥又は冷却するものである。
尚、エアーはエアー通気管46を通って送られる。
従来のドライヤークーラーにおいては一般的に飼料下部からエアーを吹き付けるものであり、飼料の底部から上部方向にエアーを排出し、このエアーが飼料の内部を通って上部に抜けることにより飼料を乾燥冷却するものである。
従って、エアーが飼料の底部から飼料の内部を通って上部に抜けていく点で飼料内部にもエアーを通過させることはでき乾燥冷却の効果を高めることは可能ではあるが、飼料の底部から上部に突き抜けるエアーの通路ができやすく、このエアーの通路の側面のみエアーが接することとなってしまう。
特に飼料が細かい粉状の場合には、エアーによってエアーの通路ができ易い反面最初にできた通路によって多くのエアーが抜け、他の箇所には粉状ゆえ新たな通路ができにくくなり、特定の幾筋かのエアーの通路によって全てのエアーが抜けてしまうものである。
【0022】
従って、エアーの通路から外れた箇所にはエアーが触れず、多くの飼料の内部について乾燥又は冷却を効率良く行なうことはできない。
これに対して撹拌装置45を用いて飼料を撹拌させながらエアーを吹き付けることにより、できたエアーの通路を壊して新たなエアーの通路をその都度作るばかりでなく、撹拌によって飼料が撹拌されながら飼料全体にエアーを吹き付けることも可能となり乾燥漏れや冷却漏れを防止でき効率良く短時間で前記乾燥冷却を行なえるものである。
更に本図に示す撹拌装置45は回転中心軸 451を有し、その先端部に撹拌翼 452を複数翼有すると共にその撹拌翼 452がドライヤークーラー 4である第三の部屋部 4内の下部方向に位置し、該撹拌翼 452は第三の部屋部 4内の底板43と水平方向での撹拌翼 452の回転を可能とするものである。
従って、第三の部屋部 4内の飼料は、この撹拌翼 452によって撹拌されると共に該第三の部屋部 4内の飼料をならし、製品層を平らにすることができる。
更に、係る撹拌翼 452にはその回転と反対方向の側面にエアーインジェクター453を有しており、このエアーインジェクター 453からエアーが噴出される。
【0023】
従って、撹拌装置45の撹拌翼 452が回転しながら、回転と反対方向に対してエアーインジェクター 453からエアーが噴出され、飼料を撹拌しながら飼料内部でエアーを吹き付けることができ、極めて効率的かつ飼料内部全体にエアーを行き渡らせ飼料の乾燥及び冷却の効果を確実ならしめることができる。
このエアーインジェクター 453は、撹拌翼 452の回転方向と反対方向の側面に多数設けたものであり、回転に伴って生じる飼料の空間に多数箇所のエアーインジェクター 453からエアーを吹付けることにより飼料内に広くエアーを行き渡らせることができることからが最も望ましいが、これに限らず少数のエアーインジェクター 453を有し排出速度の高いエアーを排出するものであっても、或いは撹拌翼 452の回転方向と反対方向の側面に設けたものに代え、撹拌翼 452の上部側面や下部側面或いは回転方向の側面にエアーインジェクター 453を設けたものであっても或いはこれらの任意の組み合わせの箇所にエアーインジェクター 453を設けたものであってもよい。
【0024】
なお、撹拌翼 452に設けたエアーインジェクター 453からのエアーの噴出と共に前記のように底部にエアーの排出のための孔44を有するものに限らず、底部以外から飼料にエアーの噴出を有するエアー排出孔を有するものであってもよいのはもちろんであり、その他例えば撹拌翼 452に設けたエアーインジェクター 453からのエアーの噴出のみを有して底部からのエアーの排出のないもの等であってもよい。
例えば本図に示すように撹拌翼 452の回転方向と反対方向の側面に多数のエアーインジェクター 453を設け、更に第三の部屋部 4内の底板43に飼料の底部から上部に向かってエアーの噴出を有するエアーの排出の孔44を有する場合には、エアーをエアーインジェクター 453から水平方向に噴出でき、ドライヤークーラー4である第三の部屋部 4の底部のエアーの排出孔44からのエアーとぶつかり会い乱流を生じさせることができエアーの通路が固定して生じるのを防止した上、飼料内部にエアー自体が拡散して飼料全体を乾燥冷却することとなる。
【0025】
従って効率よく更にはむらなく乾燥冷却ができる。
更には第三の部屋部 3の底板43は、エアーの第三の部屋部 4内への噴出のための孔44と排出ゲートを兼ねており、底板43が閉じた状態で孔44からエアーを噴出可能とし、更に飼料を排出する場合にはこの底板43が開いて飼料を落下させて外部に排出できる。
尚、バルブ47は最終的に飼料を外部に排出する際のバルブであるが、エアー通気管46からエアーが送られた場合にこのバルブ47を閉じることにより送られたエアーは孔44から第三の部屋部 3へ噴出することとなる。
この場合、底板43から乾燥冷却し終わった飼料を排出する際には撹拌翼 452に設けたエアーインジェクター 453からのエアーがドライヤークーラー 4内全体に吹付けられ、この内部をクリーニングすることができると共に飼料の残留を最小限に止めることができる。
図2は図1に示す撹拌装置45の撹拌翼 452の形状の一例を示す一部端面図である。
【0026】
本図に示すように回転中心軸 451の先端部分に計四枚の撹拌翼 452を有し、それぞれの撹拌翼 452には計5箇所のエアーインジェクター 453を有し、エアーの排出を行う。
エアーインジェクター 453からのエアーの排出は、回転中心軸 451からのエアーの供給によって行う。
図3は、撹拌装置45の撹拌翼 452のエアーインジェクター 453からエアーの排出を行うための回転中心軸 451内のエアーの流れの一例を示す図である。
回転中心軸 451の上部端部には撹拌装置45を回転させるモーター部48を有すると共に回転中心軸 451は中央空洞 454を有し、エアーの通過部を有する。
この回転中心軸 451の上部は同様に中空の通気覆い部51によって覆われ、更には通気管52に繋がっている。
通気覆い部51は固定されており、この中央部分で回転中心軸 451が回転可能に貫通している。
【0027】
まず、外部からのエアーは通気管52によって導かれ、この通気管52に連接する通気覆い部51に達する。
この通気覆い部51に覆われた回転中心軸 451の通気孔 455から、このエアーが回転中心軸 451の中央空洞 454に導かれ、更には回転中心軸 451と撹拌翼 452とを連接する中空の連接部 456を通って撹拌翼 452内に導かれ、更にはエアーインジェクター 453から外部にエアーが排出される。
撹拌翼 452内が空洞で複数のエアーインジェクター 453がこの空洞と連接して空洞内のエアーを排出するものであっても、或いは中空の連接部 456からそれぞれのエアーインジェクター 453に連接するパイプによってエアーインジェクター453から排出するエアーの通気をエアーインジェクター 453毎に有しているものであってもよい。
少なくとも回転中心軸 451から撹拌翼 452を通ってエアーインジェクター 453からエアーが排出されるものであればよい。
【0028】
尚、図示しないが外部からのエアーは、別に設置されたファン等によって強制的に送られるものであってよく、高速にエアーを送るものが望ましい。
更にこのエアーは、熱風と冷風に切り替え可能となっているものが望ましい。即ち乾燥段階で熱風からなるエアーを排出し、更には冷却段階で冷風からなるエアーを排出し、乾燥及び冷却を図ることができる。
熱風と冷風の切り替えはヒーター等を用いた周知の例でよい。
尚、この切り替えがなく例えば通常のエアー即ち冷風を排出するだけのものであってもよい。
以上のように本図に示すドライヤークーラー 4は、シングルのバッチ式であり、まず加熱処理部である第一の部屋部 2で熱処理され、必要に応じて第二の部屋部 3で止め置かれた飼料は1バッチ分ドライヤークーラー 4に送られる。
そして撹拌装置45の撹拌翼 452が回転すると共にエアーインジェクター 453から熱風からなるエアーが噴出される。
【0029】
併せて第三の部屋部 4の底からも熱風からなるエアーが噴出される。
これにより飼料を撹拌しながらエアーによって水分を奪い、このエアーは第三の部屋部 4の集塵フィルター41を介して外部に排出される。
これにより飼料全体を効率よく乾燥させることができる。
次に、飼料全体が乾燥したら熱風からなるエアーに変えて冷風からなるエアーが噴出される。
これにより飼料全体を効率よく冷却させることができる。
飼料が冷却した場合には撹拌装置45の回転を止め底板43を開けて飼料を下部に排出する。
なお、底板43上から飼料を下部に排出する排出の段階で撹拌装置45の回転を続け、第三の部屋部 4の残留を最小限に止めるものであってももちろんよい。
図4は、底板43の一例を示す図である。
【0030】
本図に示すように底板43は開閉軸部 431と板状部 432とからなる底板43の底板構成部 430が多数連接されて構成されているものであり、各々の底板構成部 430が開閉軸部 431を軸心として板状部 432が開閉自在に構成されている。
従って、多数連接されている底板構成部 430が開くことにより、第三の部屋部4内の飼料は下部に落下することとなり、また多数連接されている底板構成部 430を全て閉じることにより底板43を構成する。
尚、底板構成部 430は、全て連動して同時に開閉を行うものである。
本図に示す底板構成部430a及び底板構成部430bは説明上それぞれ開閉の状態が異なり、底板構成部430aは閉鎖して底板43を構成した状態を示し、底板構成部430bは若干開披した状態即ち開披の途中の状態を示すものであり、実際の作動時には底板構成部430a、底板構成部430b及びその他の底板構成部 430は全て同期して作動するものである。
【0031】
次に底板構成部 430の板状部 432にはエアーが通過する孔44が多数設けられている。
この孔44により底板43上の飼料に対して下部から上部にエアーを吹き付けることを可能とする。
尚、この孔44はマッシュ飼料が零れ落ちない程度の径を有するものであればよく、その形状や配置位置及び個数はそれぞれ必要に応じて任意に設定可能である。
図5及び図6は、第三の部屋部 4のフィルター41の配置状況の一例を示す図であり、ドライヤークーラー 4内の排気の状況を示す。
フィルター41は、第三の部屋部 4の排気を効率よく行なうために周方向に渡って多数配置しているものである。
【0032】
【発明の効果】
1、加熱処理部 2で二軸のパドルミキサー22を有するバッチミキサーにより蒸気を噴霧しつつ飼料を撹拌することから、撹拌の効率が極めて高く、飼料全体を均一に熱処理でき、サルモネラ菌等を極めて効率的に死滅でき、安全性の極めて高い熱処理を可能とするという第一の効果を有する。
特に二軸のパドルミキサー22により撹拌することから、蒸気の噴霧を短時間に押さえその後蒸気の噴霧を中止した状態で効率的に飼料を撹拌でき、加熱時間を十分に確保できると共に蒸気の過噴霧を防止でき飼料の変質等を防いだ上、飼料全体を効率的かつ均一に熱処理でき、飼料全体の殺菌処理を可能とする。
2、加熱処理部 2とドライヤークーラー 4との間に少なくとも内面を加熱したバッファーホッパー 3を有することにより加熱処理部 2から零れた加熱処理が不十分な飼料を加熱処理可能となり、飼料の加熱処理による殺菌を確実に行えるという第二の効果を有する。
【0033】
3、ドライヤークーラーを下部方向に頂点を有する略円錐形状又は略円錐形状に近い多角よりなる略角錐形状或いは略円柱形状又は略円柱形状に近い多角よりなる略角柱形状に構成したことにより、ドライヤークーラーから排出する飼料を残留なく全て排出でき、排出の効果を高められるという第三の効果を有する。
4、ドライヤークーラーに回転する回転中心軸とエアーを噴出可能なエアーインジェクターを有する撹拌翼とからなる撹拌装置を有することにより、飼料の乾燥冷却のエアーの噴出に際して飼料を撹拌しながら飼料の内部に迄広くエアーを吹き付けることができ、乾燥冷却の効果を極めて高められると共に撹拌翼のエアーインジェクターにより更に撹拌翼の回転に伴って各種方向にエアーを噴出でき、飼料全体を均一に乾燥冷却できるという第四の効果を有する。
【0034】
特にドライヤークーラーの底板と水平に回転する撹拌翼を有し、更に撹拌翼の回転方向と反対の側面にエアーインジェクターを有する場合には底部方向から噴出されるエアーによって生じた飼料の底部から上部にかけたエアーの通路を壊した上で、下部から上部へのエアーの流れに水平方向のエアーを吹き付け、拡散した各種方向へのエアーの流れを生じさせ飼料内部全体にエアーを送ることができる。
5、更に撹拌装置の回転中心軸に中央空洞を有し撹拌翼のエアーインジェクターと連通すると共に、該回転中心軸の中央空洞に繋がる通気孔に不動の通気覆い部を有することにより、回転する撹拌装置にエアーを送ることができ、エアーインジェクターからのエアーの噴出を可能とするという第五の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る加熱処理装置の一例を示す図
【図2】本発明に係る加熱処理装置の撹拌装置の形状の一例を示す図
【図3】本発明に係る加熱処理装置の撹拌装置のエアーの流れの一例を示す図
【図4】本発明に係る底板の一例を示す図
【図5】本発明に係る加熱処理装置の第三の部屋部のフィルターの配置状況の一例を示す図
【図6】本発明に係る加熱処理装置の第三の部屋部のフィルターの配置状況の一例を示す図
【符号の説明】
1 加熱処理装置
10 上部開口
2 加熱処理部(第一の部屋部)
21 蒸気排出孔
22 パドルミキサー
221 軸部
222 パドル
23 開閉蓋部
3 バッファーホッパー(第二の部屋部)
31 電気加熱面
32 邪魔板
33 壁部
34 開閉バルブ
4 ドライヤークーラー(第三の部屋部)
41 集塵フィルター
42 側面
43 底板
430 底板構成部
431 開閉軸部
432 板状部
44 孔
45 撹拌装置
451 回転中心軸
452 撹拌翼
453 エアーインジェクター
454 中央空洞
455 通気孔
456 連接部
46 エアー通気管
47 バルブ
48 モーター
51 通気覆い部
52 通気管

Claims (13)

  1. マッシュ飼料を加熱処理するバッチ式の加熱処理装置であって、マッシュ飼料を加熱処理する加熱処理部 2及び加熱処理した飼料を乾燥冷却するドライヤークーラー 4とを有し、
    加熱処理部 2が二軸のパドルミキサー22を有するバッチミキサーにより、蒸気を噴霧しつつ飼料を撹拌して加熱処理することを特徴とする加熱処理装置。
  2. マッシュ飼料を加熱処理するバッチ式の加熱処理装置であって、マッシュ飼料を加熱処理する加熱処理部 2と、該加熱処理部 2の下方方向に加熱処理した飼料を乾燥冷却するドライヤークーラー 4とを有する加熱処理装置において、
    加熱処理部 2とドライヤークーラー 4との間に開閉バルブ34を有するバッファーホッパー 3を有し、
    該バッファーホッパー 3の少なくとも内面は加熱可能であって、加熱処理部 2から零れた飼料を加熱処理可能なバッファーホッパー 3を有することを特徴とする加熱処理装置。
  3. マッシュ飼料を加熱処理するバッチ式の加熱処理装置であって、マッシュ飼料を加熱処理する加熱処理部 2と、該加熱処理部 2の下方方向に加熱処理した飼料を乾燥冷却するドライヤークーラー 4とを有する加熱処理装置において、
    ドライヤークーラー 4は下部方向に頂点を有する略円錐形状又は略円錐形状に近い多角よりなる略角錐形状或いは略円柱形状又は略円柱形状に近い多角よりなる略角柱形状であることを特徴とする加熱処理装置。
  4. マッシュ飼料を加熱処理するバッチ式の加熱処理装置であって、マッシュ飼料を加熱処理する加熱処理部 2と、該加熱処理部 2の下方方向に加熱処理した飼料を乾燥冷却するドライヤークーラー 4とを有する加熱処理装置において、
    ドライヤークーラー 4には回転する回転中心軸 451とエアーを噴出可能なエアーインジェクター 453を有する撹拌翼 452とからなる撹拌装置45を有し、飼料を撹拌しつつエアーを噴出して乾燥又は冷却を行なうことを特徴とする加熱処理装置。
  5. 撹拌翼 452をドライヤークーラー 4の底部方向に配置し、ドライヤークーラー 4の底板43と平行方向に回転すると共に、
    該撹拌翼 452のエアーを噴出可能なエアーインジェクター 453を、撹拌翼 452の回転方向と反対の側面に複数乃至多数有することを特徴とする請求項4記載の加熱処理装置。
  6. 該撹拌装置45の回転中心軸 451には中央空洞 454を有すると共に撹拌翼 452との連接部分には該中央空洞 454と連通する中空の連接部 456を有して撹拌翼 452のエアーインジェクター 453と連通し、
    回転する回転中心軸 451の少なくとも上部には、該回転中心軸 451の中央空洞454に繋がる通気孔 455を有すると共に不動の通気覆い部51を有して回転中心軸451を回転した状態で不動の通気覆い部51が通気孔 455を有する回転中心軸 451の上部方向を覆うものであり、
    該通気覆い部51にエアーを供給すると、この供給したエアーは該通気孔 455を通って回転中心軸 451の中央空洞 454に送られ、撹拌翼 452の回転時も撹拌翼 452のエアーインジェクター 453からエアーを噴出可能であることを特徴とする請求項4又は5のいずれかに記載の加熱処理装置。
  7. マッシュ飼料を加熱処理するバッチ式の加熱処理装置であって、
    第一の部屋部 2と第二の部屋部 3と第三の部屋部 4を有し、
    第一の部屋部 2はマッシュ飼料を加熱処理する加熱処理部 2であって、少なくとも飼料に蒸気を噴霧するための蒸気の排出孔21と飼料を撹拌するバッチミキサーとを有し、
    第一の部屋部 2の下部に第二の部屋部 3を有し、
    該第二の部屋部 3は開閉バルブ34を有するバッファーホッパー 3により構成され、かつバッファーホッパー 3の少なくとも内周面は加熱可能であり、第一の部屋部 2より零れた飼料をバッファーホッパー 3にて加熱処理可能であると共に、第一の部屋部 2で加熱処理した飼料を一時ため置くことも可能とし、
    第二の部屋部 3の下部には第三の部屋部 4を有し、
    該第三の部屋部 4は加熱処理した飼料を乾燥冷却するドライヤークーラー 4であって、少なくとも飼料を撹拌可能であると共にエアーを噴出可能な撹拌装置45を有し、飼料を撹拌しつつ飼料にエアーを噴出し、
    該噴出したエアーを外部に排出するためのフィルター41を介した排出口を有することを特徴とする加熱処理装置。
  8. バッチミキサーとして2軸のパドルミキサー22を用いたことを特徴とする請求項7記載の加熱処理装置。
  9. 撹拌装置45が回転する回転中心軸 451と撹拌翼 452からなると共に撹拌翼 452にエアーを噴出可能なエアーインジェクター 453を配設したことを特徴とする請求項7又は8のいずれかに記載の加熱処理装置。
  10. 撹拌翼 452をドライヤークーラー 4の底部方向に配置し、ドライヤークーラー 4の底板43と平行方向に回転すると共に、
    該撹拌翼 452のエアーを噴出可能なエアーインジェクター 453を、撹拌翼 452の回転方向と反対の側面に複数以上有することを特徴とする請求項9記載の加熱処理装置。
  11. 該撹拌装置45の回転中心軸 451には中央空洞 454を有すると共に撹拌翼 452との連接部分には該中央空洞 454と連通する中空の連接部 456を有して撹拌翼 452のエアーインジェクター 453と連通し、
    回転する回転中心軸 451の少なくとも上部には、該回転中心軸 451の中央空洞454に繋がる通気孔 455を有すると共に不動の通気覆い部51を有して回転中心軸451を回転した状態で不動の通気覆い部51が通気孔 455を有する回転中心軸 451の上部方向を覆うものであり、
    該通気覆い部51にエアーを供給すると、この供給したエアーは該通気孔 455を通って回転中心軸 451の中央空洞 454に送られ、撹拌翼 452の回転時も撹拌翼 452のエアーインジェクター 453からエアーを噴出可能であることを特徴とする請求項9又は10のいずれかに記載の加熱処理装置。
  12. マッシュ飼料を加熱処理する請求項1、7乃至11のいずれかに記載のバッチ式の加熱処理装置を用いた加熱処理方法であって、加熱手段では蒸気を噴霧しつつバッチミキサーにより飼料を撹拌して飼料を加熱し、蒸気の噴霧を停止した後もバッチミキサーにより飼料を撹拌して残余の蒸気にて加熱処理を行なうことを特徴とする加熱処理装置を用いた加熱処理方法。
  13. マッシュ飼料を加熱処理する請求項4乃至11のいずれかに記載のバッチ式の加熱処理装置を用いた加熱処理方法であって、ドライヤークーラー 4は、撹拌翼 452から噴出するエアーと撹拌翼 452の回転によってエアーを噴出しつつ飼料を撹拌し、加熱処理された飼料を効率良く乾燥冷却することを特徴とする加熱処理装置を用いた加熱処理方法。
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