JP2004221625A - インターホンシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】宅内のインターホンシステムの親機により給湯装置の動作状態をモニタができるとともに、給湯装置の操作ができるインターホンシステムを提供することにある。
【解決手段】浴室BR内のインターホン装置6bは、宅内に設置されるインターホンシステムの主親機3や副親機5や玄関等に設けられるテレビカメラ付きインターホン子機1との間で双方向の通話をすることができ、また主親機3の表示装置37や副親機5の表示装置60の操作画面上で給湯器8の操作が行える。またこれら表示装置37,60の画面上で湯はり状況をモニタすることができる。
【選択図】図1
【解決手段】浴室BR内のインターホン装置6bは、宅内に設置されるインターホンシステムの主親機3や副親機5や玄関等に設けられるテレビカメラ付きインターホン子機1との間で双方向の通話をすることができ、また主親機3の表示装置37や副親機5の表示装置60の操作画面上で給湯器8の操作が行える。またこれら表示装置37,60の画面上で湯はり状況をモニタすることができる。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターホンシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、浴室に設置されるテレビ装置が、給湯装置(給湯器)のリモコン装置と連設され、テレビ装置にリモコン装置の情報表示と、テレビ放送やインターホンのモニタ画像を表示する給湯器の表示器が提供されている。(例えば特許文献1)
【0003】
【特許文献1】
特開平10−54609号公報(段落番号[0045],[0046]、添付図面の図2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来例では、風呂のたきあがりなどの給湯装置の動作に関する情報をテレビ装置に表示するようになっているが、宅内に設置されて、宅外に設置されたインターホン子器との間で通話を行うインターホンシステムの親機に給湯装置の動作に関する情報を表示させるようにはなっていないため、家人が風呂場以外の場所にいる場合には給湯装置の動作状態がわからず、風呂場までいって動作状態を確認しなければならないという問題があった。また給湯装置を操作する場合にも浴室に設置されているリモコン装置で操作しなければならず、利便性に欠けていた。
【0005】
本発明は、上述の問題点に鑑みて為されたもので、宅内のインターホンシステムの親機により給湯装置の動作状態をモニタができるとともに、給湯装置の操作ができるインターホンシステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1の発明では、宅外に設置されたドアホン子機と、宅内に設置された親機とで構成されるインターホンシステムであって、
給湯装置の動作に関する信号を取り込んで動作データとして外部へ出力する手段と、外部からの取り込んだ制御データに基づいて給湯装置の制御信号を出力する監視/制御装置と、
宅内に設置されるインターホンシステムの親機や、玄関等の宅外に設けられるインターホン子機との間で通話路が確立されたときに通話を可能とする通話手段と、前記監視/制御装置からの給湯装置の前記動作データを取り込むとともに、取り込んだ動作データを所定形式の信号として親機側へ送出するとともに、親機側からの給湯装置を制御するための制御コマンドを受信すると、制御コマンドに対応した制御データを監視/制御装置へ出力する手段とを備え、浴室内に設置されるインターホン装置とを設けたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下本発明を実施形態により説明する。
【0008】
(実施形態1)
以下本発明を一実施形態により説明する。
【0009】
図1は本実施形態を用いる全体システム構成を示しており、この図示するシステムは、玄関等の宅外に設けられるテレビカメラ付きのインターホン子機1と、宅内に設けられ、インターホン子機1と信号線2を介して接続される主親機3と、この主親機3と同様に宅内に設けられ主親機3に信号線4を介して接続される1乃至複数の副親機5とを基本構成としたインターホンシステムに、本発明の浴室BRに設置されるテレビ付きインターホン6が付設される形で構成される。
【0010】
ここでテレビ付きインターホン6は、テレビ装置6aと、インターホン装置6bとを合体することで構成されるもので、インターホン装置6bが前記インターホンシステムに対して信号線4を介して接続され、また後述するテレビ装置6aの給湯器制御回路103(図4参照)により制御される給湯装置たる給湯器8が信号線9を介して接続されている。
【0011】
次にテレビ付きインターホン6が付設されるインターホンシステムについて説明する。
【0012】
まずインターホンシステムの中核を為す主親機3は図2に示すようにTVカメラ付きのインターホン子機1やTVカメラ無しのインターホン子機(図示せず)、付設している人感センサ等に連動して起動するセンサカメラ(図示せず)、更に玄関ポーチなどに設けられる監視カメラ等を接続する接続部20、浴室BR等に設けられる緊急呼出釦7やコール用釦10等の呼出手段、火災センサ、ガスセンサ、防犯センサ(防犯スイッチ)等の防災/防犯センサ11(図1参照)を接続する接続部21、JEM−A規格の空調機器や電気錠を接続する接続部22、更に警報報知用の増設ベル、増設スピーカ等を接続する接続部23、宅内に必要に応じて設けられる副親機5…や浴室BRのインターホン装置6bを信号線4を介して接続する接続部24等を備えている。
【0013】
主親機3は上述のように各種接続部20〜24等を備えたものであるが、その内部には次の回路要素を備えている。
【0014】
つまり主親機3の全体の信号処理・制御を担うCPU部30と、前記接続部20の何れかに接続された信号線2を通じてインターホン子機1から送られてくる呼出信号を検出してその検出信号をCPU部30に出力するドアホン呼出検出回路31と、接続部21に接続される防犯センサ、COセンサ、火災センサ等の各種センサ11やコール釦や緊急呼出釦8等のスイッチ類の信号をCPU部30との間で内部バス32を介して通信を行うためのI/Oポート33と、前記各接続部20を通じて取り込まれる直接接続のテレビカメラ付きのインターホン子機1から周波数多重化によって送られてくる音声信号及び映像信号、或いは監視カメラ(図示せず)やセンサカメラ(図示せず)の映像信号をCPU部30の制御の下で選択するセレクタ回路34と、セレクタ回路34を通じて取り込まれたFM変調されている映像信号を復調するビデオ復調回路35と、復調されたアナログの映像信号をデジタル画像データにコンバートするビデオコンバータ36と、ビデオコンバータ36からの画像データの所定位置に付加して表示したり或いは単独で表示するためのグラフィックデータ(画像データ)を生成し、ビデオコンバータ36からの画像データと合成したり、ビデオコンバータ36からの画像データの画質補正やエフェクト処理を行う等して、液晶ディスプレイからなるモニタ用表示装置37及び副親機5…に設けてある液晶ディスプレイからなるモニタ用表示装置60、更には浴室BR内のテレビ装置6aの表示装置100に映し出すための画像データを生成するグラフィックス生成回路39と、グラフィックス生成回路39から出力される画像データをアナログの映像信号にコンバートするビデオコンバータ40と、このビデオコンバータ40から出力される映像信号をFM変調して送出するビデオ変調回路41と、前記セレクタ回路34を介して取り込んだインターホン子機1からの音声信号を取り込んで、副親機5やインターホン装置6bへ送出する処理及び副親機5やインターホン装置6b側からの音声信号を取り込んでインターホン子機1へ送出する処理等、インターホン子機1と副親機5やインターホン装置6bとの間の通話制御をCPU部30の制御の下で行う通話処理回路42と、副親機5やインターホン装置6bから周波数多重によって送出されてくるFSK信号により構成された制御信号から操作情報たる制御コマンドを抽出してCPU部30へ渡すとともにCPU部30で生成された制御コマンドを副親機5やインターホン装置6b側へ制御コマンド信号として送出するとともに信号線4を介して副親機やインターホン装置6b側から送られてくる制御コマンドを受信する制御コマンドI/F回路43と、ビデオ変調回路41からの映像信号とインターホン子機1の音声信号とを接続部24を通じて信号線4へ送出させ、また副親機5やインターホン装置6b側からの音声信号を抽出するための結合部27を備えている。
【0015】
尚、グラフィックス生成回路39の機能としては、例えば、画像へのタッチスイッチの付加表示、インターホン子機1のTVカメラや監視カメラの撮像映像の合成表示や、スーパーインポーズ表示、各種のセンサ11やスイッチ類などの状態付加表示、後述する録画/録音情報の付加表示、画質補正や画像エフェクト処理など、様々な画像加工態様が含まれる。
【0016】
ここでビデオ復調回路35、ビデオコンバータ36、グラフィックス生成回路39、ビデオコンバータ40、ビデオ変調回路41及びビデオRAM44により表示処理手段(画像処理手段)を構成する。
【0017】
そして更に録画、録音や各種データの記憶手段としてフラッシュROM45、ワークエリアやデータの一時格納のためのRAM46を備えている。更に接続部22に接続される日本電機工業会の規格(JEM−A)の電気錠や空調機器に対して制御信号の送信或いは動作モニタ信号の受信を行うI/F回路28と、内部バス32を通じてCPU部30から受け取った制御信号をI/F回路28に送るとともにI/F回路28から受け取る動作モニタ信号を内部バス32を通じてCPU部30に送るためのI/Oポート29を備えている。
【0018】
またインターホン子機1との通話や副親機5やインターホン装置6bとの通話が可能なようにハンズフリーの通話制御を行う音声処理回路49と、音声入出力手段を構成するマイクMIC、スピーカSP、アンプ53a、53bを備えている。またこの主親機3で各種操作が可能なように表示装置37の表示画面上にタッチパネル50を設けるとともに操作座標情報の取り込みなどを行うタッチパネルコントローラ51を設けている。更にタッチパネル50以外に各種操作釦と表示素子とを備えた操作表示部52が設けられ、その操作情報をCPU部30が取り込むようになっている。操作表示部52に設けられる操作釦としては、インターホン子機1との間の通話を行うための通話釦、モニタ画面に基本となるメニュー画面を呼出すためのメニュー釦、室内呼出のための室内呼出釦、各所に設置されている監視カメラ等の映像のモニタを行うためのモニタ釦、留守中の処理を行うための留守釦や了解釦、更に各種表示ランプが設けられている。
【0019】
また外部のRS485用のバス14が接続される接続部25と内部バス32との間にはRS485用のインターフェース部54を設け、外部のバス14に接続されている各種端末とCPU部30との間で制御・監視の情報の授受がRS485を用いて行えるようになっている。
【0020】
一方副親機5は図3に示すように主親機3からの信号線4を接続する接続部61を備え、内部回路としては副親機5の制御と、信号処理を行うためのCPU部62と、主親機3から送られてくるFM変調された映像信号を復調するためのビデオ復調回路63と、この復調された映像を映すための液晶ディスプレイからなるモニタ用表示装置60と、主親機3側から送られくる呼出信号や報知音を再生してスピーカSPより報知し、またマイクMICとスピーカSPとを用いて主親機3を介してインターホン子機1や主親機3や他の副親機5やインターホン装置6bとの間でハンズフリーによる双方向の通話を可能とする音声処理回路64と、前記主親機3の操作表示部52と同様に通話釦、メニュー釦、室内呼出釦、モニタ釦、留守釦及び了解釦を備えた操作部65と、表示装置60の画面に設けたタッチパネル66と、主親機3を通じて送られてくる操作部位を示す映像に対応したタッチ操作があると、タッチパネル66上での操作位置を示す座標情報を操作情報としてCPU部62に受け渡すタッチパネルコントローラ67と、前記操作部65に備わった前記通話釦を含む手動操作用の操作釦の操作情報を取り込んでCPU部62へ受け渡すためのスイッチ入力部68と、タッチパネル66の操作に対応してタッチパネルコントローラ67から出力される座標情報及びスイッチ入力部68の操作情報に基づいてCPU部62により生成出力される制御コマンドをFSK信号形式に変換して接続部61を介して送出するとともに主親機3からの制御コマンドを抽出するための制御コマンドI/F回路69と、操作部65での操作状態やシステムの状態を表示する表示ランプを設けた表示部70をCPU部62からの制御信号により駆動するための表示駆動部71とを備えている。尚72aはマイクMICから入力された送話用の音声信号を増幅するためのアンプ、72bは音声処理回路64から出力される受話用の音声信号を増幅するためのアンプである。また副親機5にも増設スピーカを接続するための手段(図示せず)が備わっている。
【0021】
一方、テレビ付きインターホン6は、テレビ装置6aの回路とインターホン装置6bの回路とを独立した筐体200,201に夫々組み込んでユニット化したものを合体して構成される。
【0022】
ここでテレビ装置6aは、液晶ディスプレイからなる表示装置100と、テレビ装置6aの制御と信号処理を行うCPU部101と、アンテナATを通じてテレビ放送を受信し、そのテレビ放送の映像を映像信号として出力するとともに、テレビ放送の音声を音声信号として出力するテレビ受信回路102と、CPU部101からの制御データに対応した給湯器8の制御信号を生成して給湯器8へ送って給湯器8を制御するとともに給湯器8からの湯はり関連の動作信号を受けとってCPU部101へ動作データとして送る給湯器制御回路103と、テレビ受信回路102からの音声信号を増幅再生してスピーカ104から音声を出力させる音声回路105と、テレビ受信回路102からの放送映像信号とインターホン装置6bから出力され映像入力端子92から取り込まれる外部映像信号とを入力し、テレビ受信回路102から出力される放送映像信号のみの入力であれば該放送映像信号を出力し、外部映像信号が入力した場合には先にテレビ受信回路102からの放送映像信号が入力していても切り替えて外部映像信号を優先的に出力させる映像入力回路106と、この映像入力回路106とともに映像入出力手段を構成し、映像入力回路106から出力される放送映像信号又は外部映像信号を、表示装置100で映像として表示させる信号に変換する映像変換出力回路107と、操作部108と、インターホン装置6bとの間で信号入出力端子93を介して制御データの授受を行うための通信インターフェース部109とで構成される。
【0023】
ここで操作部108は、図5に示すよう筐体200の正面に露出された給湯器8の運転の入/切(オン/オフ)操作を行うための操作釦110a,追い焚きを指示するための操作釦110b,給湯器8の自動運転を指示する操作釦110c,テレビ放送のチャンネル切り替え釦110d,テレビ放送の音量調整釦110e,給湯器8の給湯温度、表示装置100の明るさ等の設定のための操作釦110fからなるスイッチ部110と、このスイッチ部110の操作情報をCPU部101に送るためのスイッチ入力部111とから構成され、温度設定時の温度やチャンネル切り替え時のチャンネル表示、音量調整時の音量等の表示のための画像データはCPU部101で生成されて映像入力回路106及び映像変換出力回路107を通じて表示装置100に送られることで表示装置100で表示されるようになっている。
【0024】
インターホン装置6bは、図4に示すように主親機3からの信号線4を副受信機5と同様に接続する接続部73を備え、内部回路としてはインターホン装置6bの制御と、信号処理を行うためのCPU部74と、主親機3から送られてくるFM変調された映像信号を復調するためのビデオ復調機能と復調した映像信号を映像出力端子90から外部映像信号としてテレビ装置6aへ出力させる機能とを備えた映像信号変換回路75と、主親機3側から送られくる呼出信号や報知音を再生してスピーカ76aより報知し、またマイク76bとスピーカ76aとを用いて主親機3を介してインターホン子機1や主親機3或いは副親機5の間でハンズフリーによる双方向の通話を可能とする音声処理機能とアンプ機能とを備えたインターホン回路77と、操作部78と、操作部78の操作情報に基づいてCPU部74により生成出力される制御コマンドをFSK信号形式に変換して接続部75を介して信号線4より送出するとともに主親機3から信号線4を介して送られてくるFSK信号形式の制御コマンドを抽出するための制御コマンドI/F回路79と、主親機3や副親機5の操作により主親機3から送られてくる前記制御コマンド中給湯器8に対する制御コマンドの場合にCPU部74から変換出力される所定の制御データをテレビ装置6a側に信号入出力端子80から送り、またテレビ装置6aからの湯はり関連の状態データを受け取るための通信インターフェース部81と、表示部82とで構成される。
【0025】
操作部78は、図5に示すように筐体201の前面に露出させた主親機3及び副親機5をそれぞれ呼び出すための室内呼び出し釦83a,83b、更にモニタ釦83c,電気錠操作釦83d、更に通話釦83e,映像補正のための操作釦83fからなるスイッチ部83と、スイッチ部83の操作信号を取り込むスイッチ入力部84とで構成される。
【0026】
表示部82は、筐体201の前面に視認可能に設けられた通話中を発光表示するLEDからなる発光素子85a、使用中を発光表示するLEDからなる発光素子85b、電気錠の操作可能表示のLEDからなる発光素子85cからなる発光表示部85と、発光素子85a〜85cを駆動する表示駆動部86と構成される。
【0027】
ここでテレビ装置6a及びインターホン装置6bの動作電源は図1に示す外部電源装置300から供給されるようになっており、外部電源装置300はそれぞれの装置6a,6bに適した直流電圧に交流電源ACの電圧を変換し、テレビ装置6aには電源線301を介して供給する。またインターホン装置6bには電源装置300を介して供給するようになっている。尚主親機3からの信号線4は一旦外部電源装置300に入線した後、インターホン装置6bへ電源線302とともに出線し、コネクタ303により結線されるようになっている。また電源線301はテレビ装置6aに対してコネクタ304により結線されるようになっている。
【0028】
またインターホン装置6bの映像出力端子90から出力される外部映像信号は同軸ケーブル95によりテレビ装置6a側の映像入力端子92に、また信号入出力端子80からの制御データは信号線94を介してテレビ装置6aの信号入出力端子93に接続されるようになっており、これら同軸ケーブル95及び信号線94はコネクタ96により結線されている。
【0029】
またテレビ装置6aの給湯器制御回路103と給湯器8の回路とを接続する信号線9はコネクタ98により結線されている。
【0030】
尚浴室BRには緊急呼出釦7が設けられ信号線87により主親機3の接続部21に呼出手段の一つとして接続される。
【0031】
而して本発明のテレビ付きインターホンは、常時電源が供給されて待機状態にあり、この待機状態で電源スイッチ112をオン操作することでテレビ受信回路102によるテレビ放送の受信ができることになる。この受信時においては、チャンネル切り替え釦110d,テレビ放送の音量調整釦110eを操作することで、CPU部101の制御の下で所望のチャンネルの放送映像を表示装置100で見ることができるとともに、スピーカ104より所望の音量の音声で放送音声を聞くことができる。
【0032】
一方、操作部108の操作釦110a,操作釦110b,操作釦110cにより、給湯器8の運転の入/切、或いは追い炊き、更に自動運転の操作が行える。この場合操作部108の操作情報がCPU部101で取り込まれ、給湯器制御回路103を通じて給湯器8へ送られるようになっている。
【0033】
またこの場合給湯器8からの湯はり完了等の動作信号は給湯器制御回路103を通じてCPU部101に取り込まれ、更に通信インターフェース回路109を通じて動作データとしてインターホン装置6bへ送られるようになっている。
【0034】
つまり給湯器制御回路103がCPU部101と、通信インターフェース部109と合わさって給湯器8の監視/制御装置として機能し、更に操作部108と合わさって給湯器用リモコン装置を構成する。
【0035】
尚温度設定及び前記の表示装置100の調整は十字型の操作釦110fで操作することができる。また温度設定時の温度やチャンネル切り替え時のチャンネル表示、音量調整時の音量を示すバー等が表示装置100で表示されるようになっている。
【0036】
さて、テレビ付きインターホンが動作中において、インターホン子機1から呼出し操作があってインターホン子機1からの呼出信号を受けた主親機3のCPU部30では、まず主親機3、副親機5及び浴室BRのインターホン装置6bで夫々呼出音を報知させるための処理を行う。
【0037】
そしてテレビカメラで捉えた来訪者の映像をインターホンシステムの主親機3の表示装置37及び副親機5の表示装置60で映し出させるとともに、通話時に対応した機能、例えば当該位置の電気錠の操作釦、映像通話の操作釦、録画録音の操作釦、更に来訪者に引き上げてもらうための操作釦のアイコン及びこれらアイコンを非表示とするための操作釦を画面下に映し出し、更に操作釦に対応させて電気錠の状態を示すアイコンを映し出す。また対応する場所を示す文字(この場合玄関1)と「呼出中」の文字とを表示するとともに待機状態へ戻るための終了釦を表示させる。
【0038】
この表示装置37,60の画面で映し出される映像は、主親機3のグラフィックス生成回路39において生成されるアイコンや文字のグラフィックデータ(画像データ)と、TVカメラの画像データとを合成した画像データによるものである。
【0039】
一方信号線4を通じて送られる映像信号はインターホン装置6bに取り込まれ、映像信号変換回路75を通じて外部映像信号としてテレビ装置6aに送られる。この外部映像信号を取り込んだ映像入力回路106は受信中の放送映像信号から外部映像信号に切り替えて、映像変換出力回路107へ送り、これによりテレビ装置6aの表示装置100には放送映像に替わり来客者の映像が映し出されることになる。またテレビ放送を受信していない待機中にあっては、上記の呼出報知と同時に自動的にテレビ装置6aの表示装置100が立ち上がって来客者の映像が映し出されることになる。
【0040】
さて来訪者とユーザ(家人)が通話を行う場合には、主親機3又は副親機5の通話釦或いはインターホン装置6bの通話釦83eを押し操作すれば良く、この操作があると主親機3のCPU部30の制御の下で主親機3又は副親機5或いはインターホン装置6aとインターホン子機1との間で通話処理回路42を介して通話路が確立され、来訪者と家人との間の通話可能となる。
【0041】
ここでテレビカメラ付きインターホン子機1と主親機3又は副親機5との間の通話の場合には表示画面上の映像通話の操作釦をタッチ操作すると、映像通話関係の詳細設定の表示画面に切り替わり、詳細設定ができる。
【0042】
ところでインターホン子機1からの呼出に対して一定時間経過しても主親機3或いは副親機5又はインターホン装置6bの何れにおいても通話釦の操作が行われ無かった場合には待機状態に戻る処理が主親機3のCPU部30により行われるようになっている。
【0043】
この来訪者との通話は一定時間経過するか、通話中の主親機3又は副親機5で終了釦の操作が行われると、或いはインターホン装置6bの通話釦6aの押し操作を止めると主親機3のCPU部30の制御の下で待機状態に戻る。
【0044】
尚テレビ放送の観賞中に来客者があって、表示装置100の映像が来客者の映像に切り替わった場合には、CPU部101の制御の下で通話終了とともに、自動的に表示装置100の映像がテレビ放送の映像に切り替わる。また待機状態において、来客者の映像が表示装置100に映し出されているときに、テレビ装置6aの電源スイッチ112を押し操作すれば、テレビ放送の画面に切り替えることができる。つまりこの場合CPU部101の制御の下で映像入力回路106は映像変換出力回路107へ送る映像信号を外部映像信号から放送映像信号に切り替える。またモニタ釦83cは入浴中にインターホン子機1のテレビカメラで玄関等の様子を見たい場合に押し操作すれば良く、表示装置100でインターホン子機1のテレビカメラが捉えた映像をモニタすることができる。
【0045】
ところで、前記呼出通話はインターホン子機1と主親機3又は副親機5或いはインターホン装置6bとの間に関するものであったが、主親機3と副親機5又は主親機3或いは副親機3とインターホン装置6bとの間の室内呼出を行う場合には、室内呼出を行う側の家人が主親機3或いは副親機5の表示画面上の室内呼出釦を、又インターホン装置6の場合には室内呼び出し釦83a,83bの内、呼び出したい側を操作する。この操作により主親機3のCPU部30の制御の下で、通話先に対して呼出信号が送られて呼出報知が為される。
【0046】
そして着呼側で通話釦が操作されて、主親機3のCPU部30の制御の下で、発呼側と着呼側との通話路が確立されて室内通話ができることになる。
【0047】
次に本システムの特徴である警報関連について説明する。
【0048】
まず留守中や在宅中に防犯防災の警戒を行いたい場合には、例えば主親機3(或いは副親機5)の留守釦等によって待機状態から警戒セットモードの動作状態に変わり、防犯センサ…、火災センサ、ガスセンサによる警戒状態にセットされる。
【0049】
さて警戒セットの有効中に防犯センサ…、火災センサ、ガスセンサなどが作動すると、警報を主親機3、副親機5から警報を発する。また警報を示すピクトサインの画像データが主親機3のグラフィックス生成回路39で生成され、その画像データによる映像信号が信号線4上にFM変調されて送られることになる。そして、主親機3の表示装置37及び副親機5の表示装置60でこれらピクトサインが表示される。
【0050】
また入浴中の家人には前記警報音が聞こえないことがあるが、テレビ付きインターホン6が動作中であれば、ピクトサインのFM変調された映像信号がインターホン装置6bの映像信号変換回路75で復調され、この復調された映像信号が外部映像信号としてテレビ装置6aの映像入力回路106に取り込まれ、これにより放送映像信号から外部映像信号に切り替わって映像変換出力回路107に入力し、これによりテレビ装置6aの表示装置100に警報を示すピクトサインが表示される。
【0051】
図6(a)は非常釦が操作されたとき、同図(b)は火災センサが動作した時の火災警報を、同図(c)はガスセンサがガス漏れを検出したときのガス漏れ警報、同図(d)はCOセンサがCOの増加を検出した時の換気警報、同図(e)は防犯センサが侵入者を検出したときの防犯警報を、また同図(f)はコール釦が押された場合をそれぞれ示すピクトサインである。尚、ピクトサインによる警報表示を行わず、警報音のみで警報を発するようにしても良いことは勿論である。
【0052】
更に入浴者が浴室BR内の緊急操作釦7を操作した場合には図6(g)に示すように浴室異常を示すピクトサインが表示され、室内の主親機3へ操作信号が送られていることが入浴者にも確認できるようにもなっている。
【0053】
ところで、本実施形態ではインターホンシステム側の主親機1又は副親機5側で、給湯器8の運転のオン/オフ操作と、湯はり完了の表示ができるようなっており、図7は主親機3の表示装置37での操作画面の一例を示しており、この操作画面では玄関、勝手口、門、裏門の電気錠の施錠/解錠の操作釦S1〜S4や、エアコンS5,S6等のオン/オフの操作釦とともに、給湯器8の運転のオン/オフの操作釦S7が表示され、この画面上で操作釦S7をクリック操作することで給湯器8のオン/オフが行える。つまりこの操作情報は主親機3のCPU部30の制御の下で制御コマンドに変換され、制御コマンドI/F回路43を通じて信号線4上に送出される。そしてこの制御コマンドはインターホン装置6bの制御コマンドI/F回路79を通じてCPU部74に取り込まれ、給湯器8の制御データとして通信インターフェース部81を通じてテレビ装置6aに送り出される。そして制御データはテレビ装置6aの通信インターフェース部109を介してCPU部101に取り込まれ、CPU部101は制御データを給湯器制御回路103へ送り、給湯器制御回路103はこの制御データに基づいて制御信号を給湯器8に送って給湯器8をオン/オフ制御する。
【0054】
尚副親機5の表示装置60においても図7に示す操作画面を表示させることができ、同様に給湯器8のオン/オフ操作ができる。
【0055】
一方給湯器8での給湯状況を示す湯はり関連の動作信号はテレビ装置6aの給湯器制御回路103を介して動作データとしてCPU部101に取り込まれ、CPU部101はこの動作データに基づいて湯はり状況を示すデータを通信インターフェース部109を介してインターホン装置6bへ送出する。このデータは通信インターフェース部81を通じてCPU部74に取り込まれ、CPU部74はこの制御データに基づいた制御コマンドを生成し、制御コマンドI/F回路79を通じて信号線4上に送出する。この制御コマンドは主親機3の制御コマンドI/F回路43を通じてCPU部30に取り込まれる。主親機3のCPU部30は制御コマンドを解読して、その内容に基づいて、例えば湯はり5分前や完了を示すピクトサインの画像データをグラフィックス生成回路39で生成させ、その画像データによる映像信号をFM変調してて信号線4上に送出する。
【0056】
そして主親機3では表示装置37で、また副親機5では表示装置60においてこれら湯はり状況をピクトサインで表示する。これにより室内において家人は湯はり状況を確認することができることになる。尚この湯はり状況を音声で報知するようにしても勿論良い。
【0057】
また本実施形態ではインターホン装置6bの電気錠操作釦83dを操作することで、電気錠操作の制御コマンドを主親機3へ送ることができ、電気錠の解錠/施錠ができ、また主親機3からの制御コマンドで電気錠の操作が可能であるか否かを発光素子85cの表示で知ることもできる。
(実施形態2)
上記実施形態1では浴室BRにテレビ装置6aとインターホン装置6bとを合体させたテレビ付きインターホン6を設けていたが、図8に示すように本実施形態では、テレビ装置6aの代わりに給湯器制御回路103と、操作部108と、通信インターフェース部109と、表示部113とからなる浴室用リモコン装置6cを設けるとともに、実施形態1のインターホン装置6bから映像関係の回路を無くしたインターホン装置6b’を設けたものである。
【0058】
ここで浴室用リモコン装置6cの操作部108は給湯器8の運転の入/切(オン/オフ)の操作釦や、追い焚きの操作釦、自動運転の操作釦、温度設定の設定釦などからなるスイッチ部110と、操作情報をCPU部101へ渡すための信号に変換するスイッチ入力部111とで構成される。表示部113はCPU部101の制御の下で、操作部108の操作情報、設定情報及び給湯器8の湯はり関連情報を表示するためのもので液晶ディスプレイから構成される。
【0059】
そして給湯器制御回路103はテレビ装置6aの給湯器制御回路103と同様に給湯器8へ制御信号を送るとともに、動作信号である湯はり関連信号を取り込むものである。
【0060】
CPU部101は給湯器制御回路103からの湯はり関連の動作データに基づいて表示部113で湯はり情報を表示させる機能と、湯はり関連の動作データに対応したデータを通信インターフェース部109を通じてインターホン装置6b’へ送出する機能と、インターホン装置6b’を通じて主親機3或いは副親機5での給湯器8に対する操作に対応した制御データを取り込んで、給湯器制御回路103へ渡し、給湯器制御回路103を通じて給湯器8を制御する機能とを備えている。
【0061】
而して、CPU部101,給湯器制御回路103,通信インターフェース部109で監視/制御装置が構成され、また操作部108及び表示部110と合わせて全体でリモコン装置6dが構成される。
【0062】
インターホン装置6b’は実施形態1のインターホン装置6bから映像関係の回路と映像関係の操作釦を無くしたもので、映像関係以外の構成及び動作はインターホン装置6bと同じものである。図9はインターホン装置6b’の筐体201の正面を示す。
【0063】
図10は本実施形態の全体システムを示しており、実施形態1と同じ構成要素には同じ符号を付して説明は省略する。
【0064】
而して本実施形態では、実施形態1と同様に主親機3,副親機5の表示装置37,60の操作画面で給湯器8のオン/オフ操作ができるとともに、湯はりの状況が表示装置37や60でモニタすることができるのである。
【0065】
勿論浴室BR内のリモコン装置6cでも操作と湯はり状況を確認することができる。
【0066】
【発明の効果】
請求項1の発明では、宅外に設置されたドアホン子機と、宅内に設置された親機とで構成されるインターホンシステムであって、
給湯装置の動作に関する信号を取り込んで動作データとして外部へ出力する手段と、外部からの取り込んだ制御データに基づいて給湯装置の制御信号を出力する監視/制御装置と、
宅内に設置されるインターホンシステムの親機や、玄関等の宅外に設けられるインターホン子機との間で通話路が確立されたときに通話を可能とする通話手段と、前記監視/制御装置からの給湯装置の前記動作データを取り込むとともに、取り込んだ動作データを所定形式の信号として親機側へ送出するとともに、親機側からの給湯装置を制御するための制御コマンドを受信すると、制御コマンドに対応した制御データを監視/制御装置へ出力する手段とを備え、浴室内に設置されるインターホン装置とを設けたもので、宅内の親機やインターホン子機との間で入浴中に通話が行え、しかも給湯器の操作や、湯はり状況の確認が宅内の親機で行え、利便性を高めたインターホンシステムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1のシステム構成図である。
【図2】同上に用いる主親機の回路構成図である。
【図3】同上に用いる副親機の回路構成図である。
【図4】同上に用いるテレビ付きインターホンの回路構成図である。
【図5】同上に用いるテレビ付きインターホンの正面図である。
【図6】同上のピクトサイン例図である。
【図7】同上の主親機で表示される給湯器のオン/オフ操作の操作画面例図である。
【図8】本発明の実施形態2のインターホン装置及びリモコン装置の回路構成図である。
【図9】同上に用いるインターホン装置の正面図である。
【図10】同上のシステム構成図である。
【符号の説明】
1 インターホン子機
2 信号線
3 主親機
4 信号線
5 副親機
6 テレビ付きインターホン
6a テレビ装置
6b インターホン装置
8 給湯器
100 表示装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターホンシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、浴室に設置されるテレビ装置が、給湯装置(給湯器)のリモコン装置と連設され、テレビ装置にリモコン装置の情報表示と、テレビ放送やインターホンのモニタ画像を表示する給湯器の表示器が提供されている。(例えば特許文献1)
【0003】
【特許文献1】
特開平10−54609号公報(段落番号[0045],[0046]、添付図面の図2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来例では、風呂のたきあがりなどの給湯装置の動作に関する情報をテレビ装置に表示するようになっているが、宅内に設置されて、宅外に設置されたインターホン子器との間で通話を行うインターホンシステムの親機に給湯装置の動作に関する情報を表示させるようにはなっていないため、家人が風呂場以外の場所にいる場合には給湯装置の動作状態がわからず、風呂場までいって動作状態を確認しなければならないという問題があった。また給湯装置を操作する場合にも浴室に設置されているリモコン装置で操作しなければならず、利便性に欠けていた。
【0005】
本発明は、上述の問題点に鑑みて為されたもので、宅内のインターホンシステムの親機により給湯装置の動作状態をモニタができるとともに、給湯装置の操作ができるインターホンシステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1の発明では、宅外に設置されたドアホン子機と、宅内に設置された親機とで構成されるインターホンシステムであって、
給湯装置の動作に関する信号を取り込んで動作データとして外部へ出力する手段と、外部からの取り込んだ制御データに基づいて給湯装置の制御信号を出力する監視/制御装置と、
宅内に設置されるインターホンシステムの親機や、玄関等の宅外に設けられるインターホン子機との間で通話路が確立されたときに通話を可能とする通話手段と、前記監視/制御装置からの給湯装置の前記動作データを取り込むとともに、取り込んだ動作データを所定形式の信号として親機側へ送出するとともに、親機側からの給湯装置を制御するための制御コマンドを受信すると、制御コマンドに対応した制御データを監視/制御装置へ出力する手段とを備え、浴室内に設置されるインターホン装置とを設けたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下本発明を実施形態により説明する。
【0008】
(実施形態1)
以下本発明を一実施形態により説明する。
【0009】
図1は本実施形態を用いる全体システム構成を示しており、この図示するシステムは、玄関等の宅外に設けられるテレビカメラ付きのインターホン子機1と、宅内に設けられ、インターホン子機1と信号線2を介して接続される主親機3と、この主親機3と同様に宅内に設けられ主親機3に信号線4を介して接続される1乃至複数の副親機5とを基本構成としたインターホンシステムに、本発明の浴室BRに設置されるテレビ付きインターホン6が付設される形で構成される。
【0010】
ここでテレビ付きインターホン6は、テレビ装置6aと、インターホン装置6bとを合体することで構成されるもので、インターホン装置6bが前記インターホンシステムに対して信号線4を介して接続され、また後述するテレビ装置6aの給湯器制御回路103(図4参照)により制御される給湯装置たる給湯器8が信号線9を介して接続されている。
【0011】
次にテレビ付きインターホン6が付設されるインターホンシステムについて説明する。
【0012】
まずインターホンシステムの中核を為す主親機3は図2に示すようにTVカメラ付きのインターホン子機1やTVカメラ無しのインターホン子機(図示せず)、付設している人感センサ等に連動して起動するセンサカメラ(図示せず)、更に玄関ポーチなどに設けられる監視カメラ等を接続する接続部20、浴室BR等に設けられる緊急呼出釦7やコール用釦10等の呼出手段、火災センサ、ガスセンサ、防犯センサ(防犯スイッチ)等の防災/防犯センサ11(図1参照)を接続する接続部21、JEM−A規格の空調機器や電気錠を接続する接続部22、更に警報報知用の増設ベル、増設スピーカ等を接続する接続部23、宅内に必要に応じて設けられる副親機5…や浴室BRのインターホン装置6bを信号線4を介して接続する接続部24等を備えている。
【0013】
主親機3は上述のように各種接続部20〜24等を備えたものであるが、その内部には次の回路要素を備えている。
【0014】
つまり主親機3の全体の信号処理・制御を担うCPU部30と、前記接続部20の何れかに接続された信号線2を通じてインターホン子機1から送られてくる呼出信号を検出してその検出信号をCPU部30に出力するドアホン呼出検出回路31と、接続部21に接続される防犯センサ、COセンサ、火災センサ等の各種センサ11やコール釦や緊急呼出釦8等のスイッチ類の信号をCPU部30との間で内部バス32を介して通信を行うためのI/Oポート33と、前記各接続部20を通じて取り込まれる直接接続のテレビカメラ付きのインターホン子機1から周波数多重化によって送られてくる音声信号及び映像信号、或いは監視カメラ(図示せず)やセンサカメラ(図示せず)の映像信号をCPU部30の制御の下で選択するセレクタ回路34と、セレクタ回路34を通じて取り込まれたFM変調されている映像信号を復調するビデオ復調回路35と、復調されたアナログの映像信号をデジタル画像データにコンバートするビデオコンバータ36と、ビデオコンバータ36からの画像データの所定位置に付加して表示したり或いは単独で表示するためのグラフィックデータ(画像データ)を生成し、ビデオコンバータ36からの画像データと合成したり、ビデオコンバータ36からの画像データの画質補正やエフェクト処理を行う等して、液晶ディスプレイからなるモニタ用表示装置37及び副親機5…に設けてある液晶ディスプレイからなるモニタ用表示装置60、更には浴室BR内のテレビ装置6aの表示装置100に映し出すための画像データを生成するグラフィックス生成回路39と、グラフィックス生成回路39から出力される画像データをアナログの映像信号にコンバートするビデオコンバータ40と、このビデオコンバータ40から出力される映像信号をFM変調して送出するビデオ変調回路41と、前記セレクタ回路34を介して取り込んだインターホン子機1からの音声信号を取り込んで、副親機5やインターホン装置6bへ送出する処理及び副親機5やインターホン装置6b側からの音声信号を取り込んでインターホン子機1へ送出する処理等、インターホン子機1と副親機5やインターホン装置6bとの間の通話制御をCPU部30の制御の下で行う通話処理回路42と、副親機5やインターホン装置6bから周波数多重によって送出されてくるFSK信号により構成された制御信号から操作情報たる制御コマンドを抽出してCPU部30へ渡すとともにCPU部30で生成された制御コマンドを副親機5やインターホン装置6b側へ制御コマンド信号として送出するとともに信号線4を介して副親機やインターホン装置6b側から送られてくる制御コマンドを受信する制御コマンドI/F回路43と、ビデオ変調回路41からの映像信号とインターホン子機1の音声信号とを接続部24を通じて信号線4へ送出させ、また副親機5やインターホン装置6b側からの音声信号を抽出するための結合部27を備えている。
【0015】
尚、グラフィックス生成回路39の機能としては、例えば、画像へのタッチスイッチの付加表示、インターホン子機1のTVカメラや監視カメラの撮像映像の合成表示や、スーパーインポーズ表示、各種のセンサ11やスイッチ類などの状態付加表示、後述する録画/録音情報の付加表示、画質補正や画像エフェクト処理など、様々な画像加工態様が含まれる。
【0016】
ここでビデオ復調回路35、ビデオコンバータ36、グラフィックス生成回路39、ビデオコンバータ40、ビデオ変調回路41及びビデオRAM44により表示処理手段(画像処理手段)を構成する。
【0017】
そして更に録画、録音や各種データの記憶手段としてフラッシュROM45、ワークエリアやデータの一時格納のためのRAM46を備えている。更に接続部22に接続される日本電機工業会の規格(JEM−A)の電気錠や空調機器に対して制御信号の送信或いは動作モニタ信号の受信を行うI/F回路28と、内部バス32を通じてCPU部30から受け取った制御信号をI/F回路28に送るとともにI/F回路28から受け取る動作モニタ信号を内部バス32を通じてCPU部30に送るためのI/Oポート29を備えている。
【0018】
またインターホン子機1との通話や副親機5やインターホン装置6bとの通話が可能なようにハンズフリーの通話制御を行う音声処理回路49と、音声入出力手段を構成するマイクMIC、スピーカSP、アンプ53a、53bを備えている。またこの主親機3で各種操作が可能なように表示装置37の表示画面上にタッチパネル50を設けるとともに操作座標情報の取り込みなどを行うタッチパネルコントローラ51を設けている。更にタッチパネル50以外に各種操作釦と表示素子とを備えた操作表示部52が設けられ、その操作情報をCPU部30が取り込むようになっている。操作表示部52に設けられる操作釦としては、インターホン子機1との間の通話を行うための通話釦、モニタ画面に基本となるメニュー画面を呼出すためのメニュー釦、室内呼出のための室内呼出釦、各所に設置されている監視カメラ等の映像のモニタを行うためのモニタ釦、留守中の処理を行うための留守釦や了解釦、更に各種表示ランプが設けられている。
【0019】
また外部のRS485用のバス14が接続される接続部25と内部バス32との間にはRS485用のインターフェース部54を設け、外部のバス14に接続されている各種端末とCPU部30との間で制御・監視の情報の授受がRS485を用いて行えるようになっている。
【0020】
一方副親機5は図3に示すように主親機3からの信号線4を接続する接続部61を備え、内部回路としては副親機5の制御と、信号処理を行うためのCPU部62と、主親機3から送られてくるFM変調された映像信号を復調するためのビデオ復調回路63と、この復調された映像を映すための液晶ディスプレイからなるモニタ用表示装置60と、主親機3側から送られくる呼出信号や報知音を再生してスピーカSPより報知し、またマイクMICとスピーカSPとを用いて主親機3を介してインターホン子機1や主親機3や他の副親機5やインターホン装置6bとの間でハンズフリーによる双方向の通話を可能とする音声処理回路64と、前記主親機3の操作表示部52と同様に通話釦、メニュー釦、室内呼出釦、モニタ釦、留守釦及び了解釦を備えた操作部65と、表示装置60の画面に設けたタッチパネル66と、主親機3を通じて送られてくる操作部位を示す映像に対応したタッチ操作があると、タッチパネル66上での操作位置を示す座標情報を操作情報としてCPU部62に受け渡すタッチパネルコントローラ67と、前記操作部65に備わった前記通話釦を含む手動操作用の操作釦の操作情報を取り込んでCPU部62へ受け渡すためのスイッチ入力部68と、タッチパネル66の操作に対応してタッチパネルコントローラ67から出力される座標情報及びスイッチ入力部68の操作情報に基づいてCPU部62により生成出力される制御コマンドをFSK信号形式に変換して接続部61を介して送出するとともに主親機3からの制御コマンドを抽出するための制御コマンドI/F回路69と、操作部65での操作状態やシステムの状態を表示する表示ランプを設けた表示部70をCPU部62からの制御信号により駆動するための表示駆動部71とを備えている。尚72aはマイクMICから入力された送話用の音声信号を増幅するためのアンプ、72bは音声処理回路64から出力される受話用の音声信号を増幅するためのアンプである。また副親機5にも増設スピーカを接続するための手段(図示せず)が備わっている。
【0021】
一方、テレビ付きインターホン6は、テレビ装置6aの回路とインターホン装置6bの回路とを独立した筐体200,201に夫々組み込んでユニット化したものを合体して構成される。
【0022】
ここでテレビ装置6aは、液晶ディスプレイからなる表示装置100と、テレビ装置6aの制御と信号処理を行うCPU部101と、アンテナATを通じてテレビ放送を受信し、そのテレビ放送の映像を映像信号として出力するとともに、テレビ放送の音声を音声信号として出力するテレビ受信回路102と、CPU部101からの制御データに対応した給湯器8の制御信号を生成して給湯器8へ送って給湯器8を制御するとともに給湯器8からの湯はり関連の動作信号を受けとってCPU部101へ動作データとして送る給湯器制御回路103と、テレビ受信回路102からの音声信号を増幅再生してスピーカ104から音声を出力させる音声回路105と、テレビ受信回路102からの放送映像信号とインターホン装置6bから出力され映像入力端子92から取り込まれる外部映像信号とを入力し、テレビ受信回路102から出力される放送映像信号のみの入力であれば該放送映像信号を出力し、外部映像信号が入力した場合には先にテレビ受信回路102からの放送映像信号が入力していても切り替えて外部映像信号を優先的に出力させる映像入力回路106と、この映像入力回路106とともに映像入出力手段を構成し、映像入力回路106から出力される放送映像信号又は外部映像信号を、表示装置100で映像として表示させる信号に変換する映像変換出力回路107と、操作部108と、インターホン装置6bとの間で信号入出力端子93を介して制御データの授受を行うための通信インターフェース部109とで構成される。
【0023】
ここで操作部108は、図5に示すよう筐体200の正面に露出された給湯器8の運転の入/切(オン/オフ)操作を行うための操作釦110a,追い焚きを指示するための操作釦110b,給湯器8の自動運転を指示する操作釦110c,テレビ放送のチャンネル切り替え釦110d,テレビ放送の音量調整釦110e,給湯器8の給湯温度、表示装置100の明るさ等の設定のための操作釦110fからなるスイッチ部110と、このスイッチ部110の操作情報をCPU部101に送るためのスイッチ入力部111とから構成され、温度設定時の温度やチャンネル切り替え時のチャンネル表示、音量調整時の音量等の表示のための画像データはCPU部101で生成されて映像入力回路106及び映像変換出力回路107を通じて表示装置100に送られることで表示装置100で表示されるようになっている。
【0024】
インターホン装置6bは、図4に示すように主親機3からの信号線4を副受信機5と同様に接続する接続部73を備え、内部回路としてはインターホン装置6bの制御と、信号処理を行うためのCPU部74と、主親機3から送られてくるFM変調された映像信号を復調するためのビデオ復調機能と復調した映像信号を映像出力端子90から外部映像信号としてテレビ装置6aへ出力させる機能とを備えた映像信号変換回路75と、主親機3側から送られくる呼出信号や報知音を再生してスピーカ76aより報知し、またマイク76bとスピーカ76aとを用いて主親機3を介してインターホン子機1や主親機3或いは副親機5の間でハンズフリーによる双方向の通話を可能とする音声処理機能とアンプ機能とを備えたインターホン回路77と、操作部78と、操作部78の操作情報に基づいてCPU部74により生成出力される制御コマンドをFSK信号形式に変換して接続部75を介して信号線4より送出するとともに主親機3から信号線4を介して送られてくるFSK信号形式の制御コマンドを抽出するための制御コマンドI/F回路79と、主親機3や副親機5の操作により主親機3から送られてくる前記制御コマンド中給湯器8に対する制御コマンドの場合にCPU部74から変換出力される所定の制御データをテレビ装置6a側に信号入出力端子80から送り、またテレビ装置6aからの湯はり関連の状態データを受け取るための通信インターフェース部81と、表示部82とで構成される。
【0025】
操作部78は、図5に示すように筐体201の前面に露出させた主親機3及び副親機5をそれぞれ呼び出すための室内呼び出し釦83a,83b、更にモニタ釦83c,電気錠操作釦83d、更に通話釦83e,映像補正のための操作釦83fからなるスイッチ部83と、スイッチ部83の操作信号を取り込むスイッチ入力部84とで構成される。
【0026】
表示部82は、筐体201の前面に視認可能に設けられた通話中を発光表示するLEDからなる発光素子85a、使用中を発光表示するLEDからなる発光素子85b、電気錠の操作可能表示のLEDからなる発光素子85cからなる発光表示部85と、発光素子85a〜85cを駆動する表示駆動部86と構成される。
【0027】
ここでテレビ装置6a及びインターホン装置6bの動作電源は図1に示す外部電源装置300から供給されるようになっており、外部電源装置300はそれぞれの装置6a,6bに適した直流電圧に交流電源ACの電圧を変換し、テレビ装置6aには電源線301を介して供給する。またインターホン装置6bには電源装置300を介して供給するようになっている。尚主親機3からの信号線4は一旦外部電源装置300に入線した後、インターホン装置6bへ電源線302とともに出線し、コネクタ303により結線されるようになっている。また電源線301はテレビ装置6aに対してコネクタ304により結線されるようになっている。
【0028】
またインターホン装置6bの映像出力端子90から出力される外部映像信号は同軸ケーブル95によりテレビ装置6a側の映像入力端子92に、また信号入出力端子80からの制御データは信号線94を介してテレビ装置6aの信号入出力端子93に接続されるようになっており、これら同軸ケーブル95及び信号線94はコネクタ96により結線されている。
【0029】
またテレビ装置6aの給湯器制御回路103と給湯器8の回路とを接続する信号線9はコネクタ98により結線されている。
【0030】
尚浴室BRには緊急呼出釦7が設けられ信号線87により主親機3の接続部21に呼出手段の一つとして接続される。
【0031】
而して本発明のテレビ付きインターホンは、常時電源が供給されて待機状態にあり、この待機状態で電源スイッチ112をオン操作することでテレビ受信回路102によるテレビ放送の受信ができることになる。この受信時においては、チャンネル切り替え釦110d,テレビ放送の音量調整釦110eを操作することで、CPU部101の制御の下で所望のチャンネルの放送映像を表示装置100で見ることができるとともに、スピーカ104より所望の音量の音声で放送音声を聞くことができる。
【0032】
一方、操作部108の操作釦110a,操作釦110b,操作釦110cにより、給湯器8の運転の入/切、或いは追い炊き、更に自動運転の操作が行える。この場合操作部108の操作情報がCPU部101で取り込まれ、給湯器制御回路103を通じて給湯器8へ送られるようになっている。
【0033】
またこの場合給湯器8からの湯はり完了等の動作信号は給湯器制御回路103を通じてCPU部101に取り込まれ、更に通信インターフェース回路109を通じて動作データとしてインターホン装置6bへ送られるようになっている。
【0034】
つまり給湯器制御回路103がCPU部101と、通信インターフェース部109と合わさって給湯器8の監視/制御装置として機能し、更に操作部108と合わさって給湯器用リモコン装置を構成する。
【0035】
尚温度設定及び前記の表示装置100の調整は十字型の操作釦110fで操作することができる。また温度設定時の温度やチャンネル切り替え時のチャンネル表示、音量調整時の音量を示すバー等が表示装置100で表示されるようになっている。
【0036】
さて、テレビ付きインターホンが動作中において、インターホン子機1から呼出し操作があってインターホン子機1からの呼出信号を受けた主親機3のCPU部30では、まず主親機3、副親機5及び浴室BRのインターホン装置6bで夫々呼出音を報知させるための処理を行う。
【0037】
そしてテレビカメラで捉えた来訪者の映像をインターホンシステムの主親機3の表示装置37及び副親機5の表示装置60で映し出させるとともに、通話時に対応した機能、例えば当該位置の電気錠の操作釦、映像通話の操作釦、録画録音の操作釦、更に来訪者に引き上げてもらうための操作釦のアイコン及びこれらアイコンを非表示とするための操作釦を画面下に映し出し、更に操作釦に対応させて電気錠の状態を示すアイコンを映し出す。また対応する場所を示す文字(この場合玄関1)と「呼出中」の文字とを表示するとともに待機状態へ戻るための終了釦を表示させる。
【0038】
この表示装置37,60の画面で映し出される映像は、主親機3のグラフィックス生成回路39において生成されるアイコンや文字のグラフィックデータ(画像データ)と、TVカメラの画像データとを合成した画像データによるものである。
【0039】
一方信号線4を通じて送られる映像信号はインターホン装置6bに取り込まれ、映像信号変換回路75を通じて外部映像信号としてテレビ装置6aに送られる。この外部映像信号を取り込んだ映像入力回路106は受信中の放送映像信号から外部映像信号に切り替えて、映像変換出力回路107へ送り、これによりテレビ装置6aの表示装置100には放送映像に替わり来客者の映像が映し出されることになる。またテレビ放送を受信していない待機中にあっては、上記の呼出報知と同時に自動的にテレビ装置6aの表示装置100が立ち上がって来客者の映像が映し出されることになる。
【0040】
さて来訪者とユーザ(家人)が通話を行う場合には、主親機3又は副親機5の通話釦或いはインターホン装置6bの通話釦83eを押し操作すれば良く、この操作があると主親機3のCPU部30の制御の下で主親機3又は副親機5或いはインターホン装置6aとインターホン子機1との間で通話処理回路42を介して通話路が確立され、来訪者と家人との間の通話可能となる。
【0041】
ここでテレビカメラ付きインターホン子機1と主親機3又は副親機5との間の通話の場合には表示画面上の映像通話の操作釦をタッチ操作すると、映像通話関係の詳細設定の表示画面に切り替わり、詳細設定ができる。
【0042】
ところでインターホン子機1からの呼出に対して一定時間経過しても主親機3或いは副親機5又はインターホン装置6bの何れにおいても通話釦の操作が行われ無かった場合には待機状態に戻る処理が主親機3のCPU部30により行われるようになっている。
【0043】
この来訪者との通話は一定時間経過するか、通話中の主親機3又は副親機5で終了釦の操作が行われると、或いはインターホン装置6bの通話釦6aの押し操作を止めると主親機3のCPU部30の制御の下で待機状態に戻る。
【0044】
尚テレビ放送の観賞中に来客者があって、表示装置100の映像が来客者の映像に切り替わった場合には、CPU部101の制御の下で通話終了とともに、自動的に表示装置100の映像がテレビ放送の映像に切り替わる。また待機状態において、来客者の映像が表示装置100に映し出されているときに、テレビ装置6aの電源スイッチ112を押し操作すれば、テレビ放送の画面に切り替えることができる。つまりこの場合CPU部101の制御の下で映像入力回路106は映像変換出力回路107へ送る映像信号を外部映像信号から放送映像信号に切り替える。またモニタ釦83cは入浴中にインターホン子機1のテレビカメラで玄関等の様子を見たい場合に押し操作すれば良く、表示装置100でインターホン子機1のテレビカメラが捉えた映像をモニタすることができる。
【0045】
ところで、前記呼出通話はインターホン子機1と主親機3又は副親機5或いはインターホン装置6bとの間に関するものであったが、主親機3と副親機5又は主親機3或いは副親機3とインターホン装置6bとの間の室内呼出を行う場合には、室内呼出を行う側の家人が主親機3或いは副親機5の表示画面上の室内呼出釦を、又インターホン装置6の場合には室内呼び出し釦83a,83bの内、呼び出したい側を操作する。この操作により主親機3のCPU部30の制御の下で、通話先に対して呼出信号が送られて呼出報知が為される。
【0046】
そして着呼側で通話釦が操作されて、主親機3のCPU部30の制御の下で、発呼側と着呼側との通話路が確立されて室内通話ができることになる。
【0047】
次に本システムの特徴である警報関連について説明する。
【0048】
まず留守中や在宅中に防犯防災の警戒を行いたい場合には、例えば主親機3(或いは副親機5)の留守釦等によって待機状態から警戒セットモードの動作状態に変わり、防犯センサ…、火災センサ、ガスセンサによる警戒状態にセットされる。
【0049】
さて警戒セットの有効中に防犯センサ…、火災センサ、ガスセンサなどが作動すると、警報を主親機3、副親機5から警報を発する。また警報を示すピクトサインの画像データが主親機3のグラフィックス生成回路39で生成され、その画像データによる映像信号が信号線4上にFM変調されて送られることになる。そして、主親機3の表示装置37及び副親機5の表示装置60でこれらピクトサインが表示される。
【0050】
また入浴中の家人には前記警報音が聞こえないことがあるが、テレビ付きインターホン6が動作中であれば、ピクトサインのFM変調された映像信号がインターホン装置6bの映像信号変換回路75で復調され、この復調された映像信号が外部映像信号としてテレビ装置6aの映像入力回路106に取り込まれ、これにより放送映像信号から外部映像信号に切り替わって映像変換出力回路107に入力し、これによりテレビ装置6aの表示装置100に警報を示すピクトサインが表示される。
【0051】
図6(a)は非常釦が操作されたとき、同図(b)は火災センサが動作した時の火災警報を、同図(c)はガスセンサがガス漏れを検出したときのガス漏れ警報、同図(d)はCOセンサがCOの増加を検出した時の換気警報、同図(e)は防犯センサが侵入者を検出したときの防犯警報を、また同図(f)はコール釦が押された場合をそれぞれ示すピクトサインである。尚、ピクトサインによる警報表示を行わず、警報音のみで警報を発するようにしても良いことは勿論である。
【0052】
更に入浴者が浴室BR内の緊急操作釦7を操作した場合には図6(g)に示すように浴室異常を示すピクトサインが表示され、室内の主親機3へ操作信号が送られていることが入浴者にも確認できるようにもなっている。
【0053】
ところで、本実施形態ではインターホンシステム側の主親機1又は副親機5側で、給湯器8の運転のオン/オフ操作と、湯はり完了の表示ができるようなっており、図7は主親機3の表示装置37での操作画面の一例を示しており、この操作画面では玄関、勝手口、門、裏門の電気錠の施錠/解錠の操作釦S1〜S4や、エアコンS5,S6等のオン/オフの操作釦とともに、給湯器8の運転のオン/オフの操作釦S7が表示され、この画面上で操作釦S7をクリック操作することで給湯器8のオン/オフが行える。つまりこの操作情報は主親機3のCPU部30の制御の下で制御コマンドに変換され、制御コマンドI/F回路43を通じて信号線4上に送出される。そしてこの制御コマンドはインターホン装置6bの制御コマンドI/F回路79を通じてCPU部74に取り込まれ、給湯器8の制御データとして通信インターフェース部81を通じてテレビ装置6aに送り出される。そして制御データはテレビ装置6aの通信インターフェース部109を介してCPU部101に取り込まれ、CPU部101は制御データを給湯器制御回路103へ送り、給湯器制御回路103はこの制御データに基づいて制御信号を給湯器8に送って給湯器8をオン/オフ制御する。
【0054】
尚副親機5の表示装置60においても図7に示す操作画面を表示させることができ、同様に給湯器8のオン/オフ操作ができる。
【0055】
一方給湯器8での給湯状況を示す湯はり関連の動作信号はテレビ装置6aの給湯器制御回路103を介して動作データとしてCPU部101に取り込まれ、CPU部101はこの動作データに基づいて湯はり状況を示すデータを通信インターフェース部109を介してインターホン装置6bへ送出する。このデータは通信インターフェース部81を通じてCPU部74に取り込まれ、CPU部74はこの制御データに基づいた制御コマンドを生成し、制御コマンドI/F回路79を通じて信号線4上に送出する。この制御コマンドは主親機3の制御コマンドI/F回路43を通じてCPU部30に取り込まれる。主親機3のCPU部30は制御コマンドを解読して、その内容に基づいて、例えば湯はり5分前や完了を示すピクトサインの画像データをグラフィックス生成回路39で生成させ、その画像データによる映像信号をFM変調してて信号線4上に送出する。
【0056】
そして主親機3では表示装置37で、また副親機5では表示装置60においてこれら湯はり状況をピクトサインで表示する。これにより室内において家人は湯はり状況を確認することができることになる。尚この湯はり状況を音声で報知するようにしても勿論良い。
【0057】
また本実施形態ではインターホン装置6bの電気錠操作釦83dを操作することで、電気錠操作の制御コマンドを主親機3へ送ることができ、電気錠の解錠/施錠ができ、また主親機3からの制御コマンドで電気錠の操作が可能であるか否かを発光素子85cの表示で知ることもできる。
(実施形態2)
上記実施形態1では浴室BRにテレビ装置6aとインターホン装置6bとを合体させたテレビ付きインターホン6を設けていたが、図8に示すように本実施形態では、テレビ装置6aの代わりに給湯器制御回路103と、操作部108と、通信インターフェース部109と、表示部113とからなる浴室用リモコン装置6cを設けるとともに、実施形態1のインターホン装置6bから映像関係の回路を無くしたインターホン装置6b’を設けたものである。
【0058】
ここで浴室用リモコン装置6cの操作部108は給湯器8の運転の入/切(オン/オフ)の操作釦や、追い焚きの操作釦、自動運転の操作釦、温度設定の設定釦などからなるスイッチ部110と、操作情報をCPU部101へ渡すための信号に変換するスイッチ入力部111とで構成される。表示部113はCPU部101の制御の下で、操作部108の操作情報、設定情報及び給湯器8の湯はり関連情報を表示するためのもので液晶ディスプレイから構成される。
【0059】
そして給湯器制御回路103はテレビ装置6aの給湯器制御回路103と同様に給湯器8へ制御信号を送るとともに、動作信号である湯はり関連信号を取り込むものである。
【0060】
CPU部101は給湯器制御回路103からの湯はり関連の動作データに基づいて表示部113で湯はり情報を表示させる機能と、湯はり関連の動作データに対応したデータを通信インターフェース部109を通じてインターホン装置6b’へ送出する機能と、インターホン装置6b’を通じて主親機3或いは副親機5での給湯器8に対する操作に対応した制御データを取り込んで、給湯器制御回路103へ渡し、給湯器制御回路103を通じて給湯器8を制御する機能とを備えている。
【0061】
而して、CPU部101,給湯器制御回路103,通信インターフェース部109で監視/制御装置が構成され、また操作部108及び表示部110と合わせて全体でリモコン装置6dが構成される。
【0062】
インターホン装置6b’は実施形態1のインターホン装置6bから映像関係の回路と映像関係の操作釦を無くしたもので、映像関係以外の構成及び動作はインターホン装置6bと同じものである。図9はインターホン装置6b’の筐体201の正面を示す。
【0063】
図10は本実施形態の全体システムを示しており、実施形態1と同じ構成要素には同じ符号を付して説明は省略する。
【0064】
而して本実施形態では、実施形態1と同様に主親機3,副親機5の表示装置37,60の操作画面で給湯器8のオン/オフ操作ができるとともに、湯はりの状況が表示装置37や60でモニタすることができるのである。
【0065】
勿論浴室BR内のリモコン装置6cでも操作と湯はり状況を確認することができる。
【0066】
【発明の効果】
請求項1の発明では、宅外に設置されたドアホン子機と、宅内に設置された親機とで構成されるインターホンシステムであって、
給湯装置の動作に関する信号を取り込んで動作データとして外部へ出力する手段と、外部からの取り込んだ制御データに基づいて給湯装置の制御信号を出力する監視/制御装置と、
宅内に設置されるインターホンシステムの親機や、玄関等の宅外に設けられるインターホン子機との間で通話路が確立されたときに通話を可能とする通話手段と、前記監視/制御装置からの給湯装置の前記動作データを取り込むとともに、取り込んだ動作データを所定形式の信号として親機側へ送出するとともに、親機側からの給湯装置を制御するための制御コマンドを受信すると、制御コマンドに対応した制御データを監視/制御装置へ出力する手段とを備え、浴室内に設置されるインターホン装置とを設けたもので、宅内の親機やインターホン子機との間で入浴中に通話が行え、しかも給湯器の操作や、湯はり状況の確認が宅内の親機で行え、利便性を高めたインターホンシステムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1のシステム構成図である。
【図2】同上に用いる主親機の回路構成図である。
【図3】同上に用いる副親機の回路構成図である。
【図4】同上に用いるテレビ付きインターホンの回路構成図である。
【図5】同上に用いるテレビ付きインターホンの正面図である。
【図6】同上のピクトサイン例図である。
【図7】同上の主親機で表示される給湯器のオン/オフ操作の操作画面例図である。
【図8】本発明の実施形態2のインターホン装置及びリモコン装置の回路構成図である。
【図9】同上に用いるインターホン装置の正面図である。
【図10】同上のシステム構成図である。
【符号の説明】
1 インターホン子機
2 信号線
3 主親機
4 信号線
5 副親機
6 テレビ付きインターホン
6a テレビ装置
6b インターホン装置
8 給湯器
100 表示装置
Claims (1)
- 宅外に設置されたドアホン子機と、宅内に設置された親機とで構成されるインターホンシステムであって、
給湯装置の動作に関する信号を取り込んで動作データとして外部へ出力する手段と、外部からの取り込んだ制御データに基づいて給湯装置の制御信号を出力する監視/制御装置と、
宅内に設置されるインターホンシステムの親機や、玄関等の宅外に設けられるインターホン子機との間で通話路が確立されたときに通話を可能とする通話手段と、前記監視/制御装置からの給湯装置の前記動作データを取り込むとともに、取り込んだ動作データを所定形式の信号として親機側へ送出するとともに、親機側からの給湯装置を制御するための制御コマンドを受信すると、制御コマンドに対応した制御データを監視/制御装置へ出力する手段とを備え、浴室内に設置されるインターホン装置とを設けたことを特徴とするインターホンシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003002912A JP2004221625A (ja) | 2003-01-09 | 2003-01-09 | インターホンシステム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003002912A JP2004221625A (ja) | 2003-01-09 | 2003-01-09 | インターホンシステム |
Publications (1)
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JP2004221625A true JP2004221625A (ja) | 2004-08-05 |
Family
ID=32894328
Family Applications (1)
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JP2003002912A Pending JP2004221625A (ja) | 2003-01-09 | 2003-01-09 | インターホンシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004221625A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007020814A1 (ja) * | 2005-08-12 | 2007-02-22 | Daikin Industries, Ltd. | 給湯装置 |
JP2009284417A (ja) * | 2008-05-26 | 2009-12-03 | Panasonic Electric Works Co Ltd | インターホンシステム |
-
2003
- 2003-01-09 JP JP2003002912A patent/JP2004221625A/ja active Pending
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WO2007020814A1 (ja) * | 2005-08-12 | 2007-02-22 | Daikin Industries, Ltd. | 給湯装置 |
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