JP2004219854A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】分離爪による定着ローラ表面の磨耗を抑え、寿命の長い定着装置を備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】ソレノイドにより分離爪を定着ローラから当接・離間する機構を設け、シートが定着装置を通過する時のみ分離爪を定着ローラに当接させるような制御を行う。当接・離間のタイミングは画像形成の基準となる同期信号からの経過時間を元とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート上に形成された画像をローラにより定着する定着装置を備えた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
シート上に形成された画像を定着する定着装置は、ヒータを内蔵した定着ローラ、加圧ローラからなる。各ローラはアルミからなる芯金とスポンジ層、表面を保護するゴム層の3層からなっている。定着ローラと加圧ローラとのニップ部に搬送されたシートは加熱、加圧され、シート上に画像が永久定着される。しかし、ニップ部通過後、融着したトナーによりシートが定着ローラに巻きついてしまうことがあるので、ローラからシートを分離するための分離爪が定着ローラに当接するように設けられている。この分離爪の先端部が所定の当接圧でローラ表面に常時当接する事で、シートを分離していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来例では、分離爪が定着ローラに常時当接しているため、ローラの回転による摺動で分離爪が当接している部分のゴム層が多く磨耗し、結果として定着装置の寿命を短くしてしまうことがあった。この磨耗を抑制するために例えば、定着ローラ表面のゴム層を厚くすると、定着ローラの熱伝導性が低下し定着性の悪化となる可能性がある。あるいは、分離爪の当接圧を低くすると、分離性が悪化してしまう可能性がある。
【0004】
そこで本発明では、分離爪による定着ローラ表面の磨耗を抑え、より寿命の長い定着装置を備えた画像形成装置を提供する事を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため請求項1では、互いに圧接しながら回転自在に配設され、圧接部にてシートを挟持搬送することによりシートの定着を行う定着手段と加圧手段と、圧接部よりもシート搬送方向下流側で定着手段に当接するように配設され、定着手段からシートを分離する分離手段とを備えた画像形成装置において、分離手段を定着手段から当接・離間させる移動手段と、通常は分離手段を定着手段から離間し、シートが圧接部を通過する時にのみ分離手段を当接させるように移動手段の制御を行うことを特徴とする。
【0006】
請求項2では、シートへの画像形成のために用いる同期信号を備え、その同期信号からの経過時間を元に移動手段の制御を行うことを特徴とする。
【0007】
また、請求項3では、シート搬送路上に設けられシートの搬送を検知する複数の検知手段を備え、複数の検知手段の中で圧接部の直前に設けられた検知手段による情報を元に移動手段の制御を行うことを特徴とする。
【0008】
そして請求項4では、複数の検知手段の中で圧接部の直後に設けられた検知手段でシートを検知したら、分離手段を定着手段から離間することを特徴とする。
【0009】
さらに請求項5では、画像形成時以外でシートが圧接部を通過する可能性がある場合は、分離手段を定着手段に当接することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
本発明の定着装置を備えたプリンタの構成を図1に示す。給紙モータ(不図示)により駆動されるピックアップローラ2、フィード/リタードローラ3、搬送ローラ4によって給紙カセット1から給紙されたシートは、レジストローラ6にシート先端が突き当たり斜行が取り除かれるまで搬送されて一旦停止する。一方、スキャナユニット7内のレーザ8から出射されたレーザ光は高速回転するポリゴンミラー10によって感光ドラム11上を走査して静電潜像を形成する。さらに現像プロセスによって感光ドラム11上に現像されたトナー像は、画像形成タイミングに同期してレジストローラ6により再搬送されたシート上に転写される。トナー像が転写されたシートは定着装置13に送られ、定着ローラ14と加圧ローラ15により加熱加圧されシート上にトナー像が永久定着し、搬送ローラ17、18によって機外に排紙される。レジストローラ6や定着ローラ14はメインモータ(不図示)によって駆動されている。
【0011】
図2は本実施例における定着装置の構成である。入口ガイド19は、搬送されてきた定着前のシートを定着ローラ14と加圧ローラ15とのニップ部へ案内する。定着ローラ14内にはハロゲンヒータ等の加熱部材20が配設され、定着ローラ14を内部から加熱している。
【0012】
また、定着ローラ14表面にはサーミスタ等の温度検知素子21が接しており、サーミスタ21が検知したローラの表面温度に応じて、制御回路(不図示)がヒータ20への通電を制御し、定着ローラ14の表面温度が所定の目標温度になるように自動制御している。また、定着ローラ14には分離爪22がローラ表面に当接するように、ローラ長手方向に複数配置されている。
【0013】
ここで、分離爪22は後述するように定着ローラ14から当接・離間するような機構になっている。定着ローラ14と加圧ローラ15のニップ部を通過し、定着されたシートは分離爪22により定着ローラ14から分離され、定着排紙センサ16を通過する。定着排紙センサ16はレジストローラ6から定着装置13までの間でシートがジャムなく搬送されているかどうかをフォトインタラプタ(不図示)とフラグ23により検知するためのもので、画像形成後ある所定時間経過しても定着排紙センサ16でシートを検知できない場合はジャムとしプリント動作を停止する。
【0014】
次に、分離爪22の当接・離間機構について詳しく説明する。
【0015】
図2(a)において分離爪22は回転軸24を中心として回転可能になっており、バネ25によってソレノイド26のプランジャー27と連結されている。ストッパー28はソレノイド26をオン・オフした際のプランジャー27の移動量を規制するものである。ソレノイド26がオフしている時、プランジャー27はバネ29によりストッパー28右端に当たるまで図右方に移動する。この時、バネ25に押されて分離爪22は回転軸24を中心に時計方向に回転し、分離爪22先端は定着ローラ14から離間する。本発明では分離爪22が離間しているこのような状態を通常の初期状態とする。
【0016】
図2(b)において、ソレノイド26をオンするとプランジャー27は図左方に移動する。それとともに分離爪22は回転軸24を中心に反時計方向に回転し、分離爪22先端が定着ローラ14に当接する。さらにプランジャー27はストッパー28左端に当たるまで左方に移動するが、すでに分離爪22先端は定着ローラ14に当接しているのでバネ25に張力が生じ、ある所定の当接圧で分離爪22先端が定着ローラ14に当接するようになる。分離爪22はシート先端が定着ローラ14から分離されれば、定着ローラ14から離間しても問題ないため、本発明ではシート先端が分離爪により分離される時のみソレノイド26をオンして分離爪22を当接することを特徴とする。
【0017】
図3に本発明におけるプリンタの主要ユニットを表したブロック図を示す。プリンタコントローラ30は、ホストコンピュータ(不図示)との間での通信とプリントデータの受信、および受け取ったプリントデータをプリンタが印字可能な画像データに展開するとともに、後述するエンジン制御部31との間で信号の送受信を行う。エンジン制御部31は、プリンタコントローラ30との間で信号の送受信を行い、それに基づいてプリンタ各ユニットの制御を行っている。定着装置13内のソレノイド26もエンジン制御部31により駆動回路39を介して制御される。
【0018】
次に、本実施例におけるシートのプリントを行う場合のシーケンスについて説明する。プリンタコントローラ30からプリント指示を受けたエンジン制御部31は、給紙モータ32等を駆動し給紙カセット1からシートを1枚給紙する。エンジン制御部31はレジストローラ6の上流に設置されたレジストセンサ5によって給紙したシートを検知し、レジストローラ6にシートの先端が突き当たるまで搬送して一旦搬送を停止する。
【0019】
この時、エンジン制御部31はシートへの画像形成の準備が完了したことをプリンタコントローラ30へ通知するために垂直同期要求信号(以下、VSREQ信号と称す)を送信する。プリンタコントローラ30はホストコンピュータから受け取ったプリントデータを画像データに展開し終わったら、垂直同期信号(以下、VSYNC信号と称す)を送信し、それとともに画像データをエンジン制御部31へ送信する。VSYNC信号を受信したエンジン制御部31は受信した画像データを元にレーザ8を駆動して感光ドラム上を走査し、それとともにレジストローラ6を駆動してシートを再搬送し画像形成を行う。そして、シート上にトナー像が形成され、さらに定着装置13へと搬送される。
【0020】
エンジン制御部31がVSYNC信号を受けシートの再搬送を開始してから、シート先端が定着装置13に到達するまでの時間、および通過しきる時間は計算で求める事ができる。エンジン制御部31は予めこれらの値を記憶している。そこで、VSYNC信号を受信してからシート先端が定着装置13に到達するまでの時間経過したら、ソレノイド26をオンして分離爪22を定着ローラ14に当接させる。この時間はシート先端が定着ローラ14と加圧ローラ15とのニップ部を通過する時より十分前であれば良い。
【0021】
そして、シートは定着ローラ14と加圧ローラ15のニップ部で定着され、当接した分離爪22により定着ローラから分離される。シート先端が定着ローラ14より分離されてしまえば分離爪22は定着ローラ14に当接している必要はないので、VSYNC信号からシート先端が定着装置13を通過しきる時間経過したらソレノイド26をオフして分離爪22を定着ローラ14から離間させる。この時間はシート先端が分離爪22先端を通過する時より十分後ろであれば良い。これをプリントする1枚ごとに行えば、定着ローラ14への分離爪22の当接を必要最小限に抑える事が可能となる。
【0022】
図4は本実施例における分離爪当接・離間の制御を説明するフローチャートである。エンジン制御部はVSYNC信号がプリンタコントローラより送信されるのを待つ(ステップS101)。VSYNC信号を受信したらタイマをスタートさせ(ステップS102)、予め記憶しているシート先端が定着装置に到達するまでの時間T1待つ(ステップS103)。時間T1経過したらソレノイドをオンし(ステップS104)、分離爪を定着ローラに当接させる。
【0023】
さらにVSYNC信号受信からシート先端が定着装置を通過しきる時間T2経過したら(ステップS105)、ソレノイドをオフし(ステップS106)、分離爪を定着ローラより離間させる。後続のシートがまだある場合は再びステップS101に戻り、ない場合は制御を終了する。
【0024】
図5に本実施例における制御のタイムチャートを示す。ここでVSYNC信号は負論理とする。また説明のために、定着ローラと加圧ローラのニップ部をシートが通過している状態も示す。図のようにVSYNC信号の立下りエッジから時間T1経過したらソレノイドをオンし分離爪を定着ローラに当接させる。そうするとシート先端がローラニップ部を通過し分離爪によって分離される。そして、VSYNC信号から時間T2経過したらソレノイドをオフし分離爪を離間させる。
【0025】
以上のように、ソレノイドにより分離爪を定着ローラと当接・離間する機構を設け、画像形成の基準となる同期信号からの経過時間を元に分離爪の当接・離間をするような制御を行うことで、分離爪の定着ローラへの当接時間を必要最小限に短くすることができる。また、分離爪の初期状態を定着ローラから離間の位置とすることで、ユーザによるジャム処理等で定着ローラを回転されたとしても、分離爪の当接による定着ローラの磨耗の発生を抑えることができる。
【0026】
ここで、本実施例では図2のような分離爪の当接・離間機構を用いて説明したが、これに限定されるものではなく、ソレノイドにより分離爪が当接・離間するような機構であれば良い。
【0027】
(実施例2)
上記実施例1では画像形成の基準となる同期信号を元にソレノイドを制御していたが、本実施例では定着装置の直前に設けられているセンサからの情報によりソレノイドを制御することを特徴とする。
【0028】
図6に本実施例におけるプリンタの構造図を示す。上記実施例1と異なるのは、レジストセンサではなく、レジストローラ6の下流にトップセンサ40を設けていることである。給紙されたシートはそのまま感光ドラム11へ搬送され、トップセンサ40でシート先端を検知したら画像形成が行われる。
【0029】
図7に本実施例におけるプリンタのブロック図を示す。上記実施例1と構成はほぼ同様でありその説明は省略するが、プリント時のシーケンスにおいて異なる部分を説明する。ホストコンピュータ(不図示)よりプリントデータを受け取ったプリンタコントローラ30は、プリントデータを画像データに展開してからエンジン制御部31にプリントを指示する。エンジン制御部31は給紙カセットからシートを給紙・搬送し、そのシートがトップセンサ40を通過すると、エンジン制御部31からプリンタコントローラ30にTOP信号が送信される。TOP信号を受信したプリンタコントローラ30は画像データをエンジン制御部31に送信し、画像形成が行われる。
【0030】
上記実施例1と同様に、シートがトップセンサを通過(TOP信号をプリンタコントローラへ送信)してから、定着装置に到達するまでの時間は計算で求める事ができる。エンジン制御部は予めこの時間を記憶しておき、シートがトップセンサを通過してから定着装置に到達するまでの時間経過したら、ソレノイドをオンして分離爪を当接させる。そしてシート先端が定着装置を通過しきる時間経過したら、ソレノイドをオフして分離爪を離間させる。
【0031】
図8に本実施例における制御のフローチャートを示す。エンジン制御部はトップセンサでシートを検知するまで待つ(ステップS201)。シートを検知したらタイマをスタートさせ(ステップS202)、予め記憶しているシート先端が定着装置に到達するまでの時間T3待つ(ステップS203)。時間T3経過したらソレノイドをオンし(ステップS204)、分離爪を定着ローラに当接させる。そして、トップセンサでシートを検知してからシート先端が定着装置を通過しきる時間T4経過したら(ステップS205)、ソレノイドをオフし(ステップS206)、分離爪を定着ローラより離間させる。
【0032】
図9に本実施例における制御のタイムチャートを示す。図のようにトップセンサでシートを検知してから時間T3経過したらソレノイドをオンし、時間T4経過したらソレノイドをオフする。
【0033】
ここで本実施例は、トップセンサでのシート検知の情報を元に制御する場合で説明したが、定着装置の直前にあるセンサであればよく、例えば図10に示すように定着装置の入口に定着入口センサ41を別途設け、このセンサによるシート検知の情報を元に制御してもよい。
【0034】
以上のように、定着装置の直前のセンサでシートを検知し、その情報を元にソレノイドを制御することで、シートの搬送を確実に検知して分離爪の当接・離間を行うことができる。
【0035】
(実施例3)
本実施例におけるプリンタの構成は上記実施例1または2と同様であり、その説明は省略する。本実施例は、ソレノイドをオフするタイミングを定着ローラの下流にある定着排紙センサでシートを検知した時とすることを特徴とする。これにより、シートが定着ローラから分離されたことを確実に検知してから分離爪を離間させることができる。
【0036】
図11に本実施例における制御のフローチャートを示す。ここでは、ソレノイドをオンするタイミングは実施例1の場合で説明するが、実施例2の場合でも良い。上記実施例1と異なるのは、ソレノイドをオンした(ステップS304)後、定着排紙センサがシートを検知するまで待ち(ステップS305)、検知したらソレノイドをオフする(ステップS306)ようにしたことである。
【0037】
次に本実施例における制御のタイムチャートを図12に示す。VSYNC信号の立下りエッジから時間T1経過後、ソレノイドをオンし分離爪を当接させる。そして、分離爪によりシートが分離され定着排紙センサでシートを検知したらソレノイドをオフして分離爪を離間させる。
【0038】
以上のように、分離爪を定着ローラから離間させるタイミングを定着排紙センサでシートを検知した時とすることで、シートが分離爪により分離された事を確認してから離間させることができる。
【0039】
(実施例4)
定着ローラはプリント時以外にも回転制御される。例えばプリンタのウォームアップ時、定着ローラはある所定の温度まで加熱されるが、定着ローラの表面温度を均一にするために定着ローラを回転させる前多回転制御がある。また、電源オン時等に搬送路内にシートが残留していないかを検知し、シートが残留している場合は機外へ排出するために定着ローラを回転させる自動排紙制御がある。そこで、このようなプリント以外で行う定着ローラの回転制御の内、シートが定着装置を通過する可能性のある回転制御の際には、ソレノイドをオンし分離爪を当接させることを本実施例の特徴とする。
【0040】
上述したように、自動排紙制御は電源オン後やプリンタのドア開閉後など、搬送路上にシートが残留している可能性のある時に、残留シートの検出および機外排出を行うため、搬送路上の全ローラを一定時間回転させる制御である。この時もしシートが残留していればシートは定着装置を通過する可能性があるので、定着ローラへ巻き付いてしまうのを防ぐ、ソレノイドをオンして分離爪を当接させて定着ローラを回転させる。一方、前多回転制御は定着ローラの表面温度を均一にするためにウォームアップ時に行う制御であり、この時にシートが定着ローラを通過することはないため、分離爪は離間したまま定着ローラの回転を行う。
【0041】
図13は本実施例における制御のフローチャートである。自動排紙制御開始を待ち(ステップS401)、自動排紙制御が開始されたらソレノイドをオンして(ステップS402)、分離爪を定着ローラへ当接させる。そして自動排紙が終了するまで待ち(ステップS403)、終了したらソレノイドをオフして(ステップS404)、分離爪を離間させる。
【0042】
以上のように、プリント以外に定着ローラを回転させる時で、シートが定着装置を通過する可能性のある場合は分離爪を当接させるような制御を行うことで、プリント以外の定着ローラの回転制御でシートが定着ローラに巻き付くことを防ぎながらも、定着ローラへの分離爪の当接を必要最小限に抑えることができる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ソレノイドにより分離爪を当接・離間する機構を設け、画像形成の基準となる同期信号からの経過時間を元に分離爪の当接・離間をするような制御を行うことで、定着ローラへの分離爪の当接時間を必要最小限に短くし、分離爪による定着ローラの磨耗を抑えることができ、定着装置の寿命を延ばすことができる。
【0044】
さらに、プリント時以外で定着ローラを回転させる時に、シートが定着装置を通過する可能性のある場合は分離爪を当接させるような制御を行うことで、プリント時以外でシートが定着ローラに巻き付いてしまうのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1、3、4におけるプリンタの構造図である。
【図2】本発明における定着装置の構造図である。
【図3】本発明の実施例1、3、4におけるプリンタのブロック図である。
【図4】本発明の実施例1における制御のフローチャートである。
【図5】本発明の実施例1における制御のタイムチャートである。
【図6】本発明の実施例2、3、4におけるプリンタの構造図である。
【図7】本発明の実施例2、3、4におけるプリンタのブロック図である。
【図8】本発明の実施例2における制御のフローチャートである。
【図9】本発明の実施例2における制御のタイムチャートである。
【図10】本発明の実施例2、3、4におけるもう一つのプリンタの構造図である。
【図11】本発明の実施例3における制御のフローチャートである。
【図12】本発明の実施例3における制御のタイムチャートである。
【図13】本発明の実施例4における制御のフローチャートである。
【符号の説明】
13・・・定着装置
14・・・定着ローラ
15・・・加圧ローラ
22・・・分離爪
23・・・定着排紙センサ
26・・・ソレノイド
40・・・トップセンサ
41・・・定着入口センサ

Claims (5)

  1. 互いに圧接しながら回転自在に配設され、圧接部にてシートを挟持搬送することによりシートの定着を行う定着手段と加圧手段と、前記圧接部よりもシート搬送方向下流側で前記定着手段に当接するように配設され、前記定着手段からシートを分離する分離手段とを備えた画像形成装置において、前記分離手段を前記定着手段から当接・離間させる移動手段と、通常は前記分離手段を前記定着手段から離間し、シートが前記圧接部を通過する時にのみ前記分離手段を当接させるように前記移動手段の制御を行う制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. シートへの画像形成のために用いる同期信号を備え、前記制御手段は前記同期信号からの経過時間を元に前記移動手段の制御を行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. シート搬送路上に設けられシートの搬送を検知する複数の検知手段を備え、前記制御手段は前記複数の検知手段の中で前記圧接部の直前に設けられた検知手段による情報を元に前記移動手段の制御を行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記複数の検知手段の中で前記圧接部の直後に設けられた検知手段でシートを検知したら、前記制御手段が前記分離手段を前記定着手段から離間することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、画像形成時以外でシートが前記圧接部を通過する可能性がある場合は、前記分離手段を前記定着手段に当接することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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