JP2004219759A - 画像表示処理方法、画像表示処理装置、画像表示装置および画像表示処理システム - Google Patents

画像表示処理方法、画像表示処理装置、画像表示装置および画像表示処理システム Download PDF

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Sanehiro Furuichi
実裕 古市
Morimiki Obara
盛幹 小原
Katsura Kawase
桂 川瀬
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Abstract

【課題】高精細で高画素数の画像表示装置の特徴を活用しながら、既存のPCアーキテクチャとの整合性を維持しつつ、ユーザの操作性および視認性を向上させること。
【解決手段】フレームメモリ17のオフスクリーンの領域に、解像度の異なる画像データおよび制御データを割り当てて、これらデータを各記憶領域に別々に記憶させるとともに、制御データを見かけ上画像データとして扱い、通常CRTCで送信されない制御データを、各解像度の画像データとともに、画像表示処理装置10から画像表示装置20に送信する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、異なる解像度の画像データおよび制御データを画像表示処理装置から画像表示装置に転送し、画像表示装置で同一の画面に混在させて表示する画像表示処理方法、画像表示処理装置、画像表示装置および画像表示処理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に画像を表示するための画像データは、パーソナルコンピュータ(PC)などからなる画像表示処理装置のディスプレイドライバやグラフィックアダプタにより画像処理されて、CRT(パネル)からなる画像表示装置に転送されている。
【0003】
一方、近年の液晶パネル製造技術の進歩により、たとえば200DPI(Dot Per Inch)・900万画素を超えるQUXGAW(Quad Ultra Extended Graphics Array Wide:3840×2400ピクセル)の高精細で高画素数の画像表示装置が開発、販売されており、非常に膨大な情報量の画像データを高精細に表示することが可能となったが、通常のOA用途や一般のPC向けのアプリケーションを用いた画像表示処理装置と、この画像表示装置との表示処理能力に大きな差が生じてしまい、この画像表示装置の持つ高精細で高画素数という特徴を有効に活用できない状況になっていた。
【0004】
すなわち、従来のラスタスキャン方式を用いた画像表示装置では、ある時点で同時に表示されている画面の解像度(DPI)は、CRTの動作原理に起因してどの領域でも均一になっており、画像を生成するPC側のウィンドウシステムもこの画像表示装置を前提とした画像生成を行っている。
【0005】
このようなウィンドウシステムにおいては、画像データを描画する描画の単位はピクセルであり、このピクセルの集合がデスクトップ画面の表示サイズを表している。このピクセルの画像データは、PC本体内のフレームメモリ(主記憶やグラフィクスアダプタのVRAMからなる)に記憶されており、CRTC(CRTコントローラ)によって読み取られて画像表示装置に転送されている。また、PCにおいて、アプリケーションは、デスクトップ画面の一部の領域をウィンドウとして確保し、その領域内のピクセルに対して描画を行う。
【0006】
このウィンドウシステムでは、ピクセル単位よりも細かい単位で描画命令を発行することが論理的には可能だが、上述した画面の解像度をどの領域でも一定にする関係で、このフレームメモリに書き込まれる段階で解像度に応じた拡大/縮小などの処理を行って、ピクセル単位に変換されることとなる。このため、デスクトップ画面より高精細に描画された画像データは、縮小されることにより画質が劣化し、逆に低精細の画像データを描画する場合には、拡大されることにより画像データが冗長になっていた。
【0007】
また、液晶モニタを有する画像表示装置では、表示可能な最大精細度(ピクセル数)が固定されており、デスクトップ画面の論理的なピクセル数と、画像表示装置の物理的なピクセル数が異なる場合には、デスクトップ画面の画像データを拡大/縮小して画面のピクセル数に一致させる方法が採られることがあった。特に、画像を拡大する場合(デスクトップ画面のピクセル数が、画像表示装置の総ピクセル数より小さい場合)には、PCに入力された画像データに十分な情報がないため、画像表示装置が高解像度の表示能力を持つにも関わらず、その能力を有効に活用することができなかった。
【0008】
また、高速演算処理能力や高速表示処理能力が求められるハイエンドの3Dグラフィクス処理システムでは、複数のコンピュータを使用して並列処理を行って、個々の描画オブジェクトを生成し、各々の画像を専用の装置を用いて再構成することにより、高速処理を実現する方法(Lightning−2やMetabufferなど)がある。そして、Sort−first approach方式などを用いて、予め表示画面をタイル状に分割し、この分割された各タイルの描画を一つのコンピュータに割り当てて表示処理したり、Sort−last approach方式などを用いて、画面内の任意の描画オブジェクトを複数のコンピュータで描画し、最後に描画された各画像を合成処理して表示していた。
これらコンピュータによって描画された画像を再構成して得られた最終的な画像は、専用装置のフレームバッファに記憶され、通常のラスタスキャン方式の画像表示装置に転送されて表示されていた。
【0009】
この3Dグラフィクス処理システムを応用して、低解像度の背景の画像と、高解像度の描画オブジェクトとを別々のコンピュータで作成し、この作成されたそれぞれの画像を合成することも可能であるが、この構成ではシステムが大規模になり、汎用的でなく、かつ高価な特別の専用装置が必要となるので、このシステムを応用することは現実的ではない。
【0010】
また、特許文献1に示すように、ローエンドな専用映像処理装置を応用することでも、複数の解像度の画像を画像表示装置の画面に混在させて表示させることが可能であった。
【0011】
【特許文献1】
特開2001−22335号公報(第6−9頁、図1−図5)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1では、専用のアプリケーションを利用する必要がある点、選択できる解像度がアプリケーション内部で均一である点、各解像度の画像を1枚に合成するため、フレームメモリのアロケーション方法に制約がある点、通信バンド幅に応じてPC側でも解像度変換するため、画質の劣化が生じるなどのアプリケーション作成者の意図した通りの描画を保証できない点、画像表示装置からフィードバックするため、既存のビデオインターフェースが利用できない点などの問題点があった。
【0013】
また、上述したウィンドウシステムでは、様々な性質のアプリケーションが一つの画面を共有しており、これらのアプリケーションごとに最適な画面の解像度は異なるので、全てのアプリケーションの要求を満たすような最適な画面解像度の設定値は存在しない。
【0014】
たとえば、画像編集のような高精細表示が望ましいアプリケーションのために、画面解像度を高くする(すなわち、デスクトップサイズを大きくする)と、高解像度に対応していない他のアプリケーションのウィンドウの表示内容や、マウスカーソル、アイコンなどの表示が非常に小さく表示されてしまい、操作性や視認性が悪くなるという問題点があった。
【0015】
一方、画面解像度を下げる(すなわち、デスクトップサイズを小さくする)と、コンピュータ上でどんなに高精細に画像を描画しようとしても、コンピュータのフレームメモリに画像データが書き込まれる段階で、全ての画像データが、このデスクトップの解像度に合わせて間引かれてしまうので、画像表示装置がより高精細な表示能力を持っていても、その能力を活用できないという問題点があった。
【0016】
さらに、従来の多くのアプリケーションは、基本的にDPIを意識して作成されていないので、たとえば多くのゲーム用プログラムは、VGA(Video Graphics Array:640×480ピクセル)を前提として作成されており、これをQUXGAWのデスクトップ画面で実行すると、ほどんど何も見えないという問題がある。そこで、このようなケースでは、他のアプリケーションの同時使用を諦めて、画面解像度をVGAに設定しなおす必要性が生じる。
【0017】
また、マイクロソフト社のウィンドウズのような一部のウィンドウシステムでは、高精細表示でのユーザビリティを高めるため、システムの設定を変更することにより、フォントサイズやアイコンサイズを拡大して表示させることが可能な機能がある。しかし、この場合には、もともと情報量の少ない低下像度用の画像を冗長に拡大して表示することになり、限られたリソースであるフレームメモリ容量や通信バンド幅を、無駄に浪費することになるという問題点がある。
【0018】
また、ウィンドウシステムが、このような機能を提供していても、アプリケーションが独自にフォントサイズやアイコンサイズを決めている場合には、全く効果がない。さらに、この機能は、アプリケーションが描画するウィンドウ表示内容にも効果がない。多くのアプリケーションは、ビットマップデータをフレームメモリにコピーすることにより、表示内容を描画しているが、高精細表示を意識せずに作られてた多くのアプリケーションでは、このアプリケーション作成者の意図したサイズより、はるかに小さいサイズでしか表示されないという問題点があった。
【0019】
この発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、高精細で高画素数の画像表示装置の特徴を活用しながら、既存のPCアーキテクチャとの整合性を維持しつつ、ユーザの操作性および視認性を向上させる画像表示処理方法、画像表示処理装置、画像表示装置および画像表示処理システムを提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる画像表示処理方法では、画像表示処理装置で表示処理され、かつ転送された複数の画像データ源の画像を、画像表示装置の同一画面内に表示する画像表示処理方法において、前記画像表示装置の同一画面内に少なくとも2つの異なる解像度の画像を表示させる表示工程を含むことを特徴とする画像表示処理方法が提供される。
【0021】
この発明によれば、画像表示処理装置から転送された解像度の異なる複数の画像を、画像表示装置の同一画面内に表示させることで、高精細で高画素数の画像表示装置の特徴を活用する。
【0022】
また、請求項2にかかる画像表示処理方法にて、表示工程では、前記各解像度の画像を前記同一画面内に同時または切り替え表示することを特徴とする。
【0023】
この発明によれば、複数の解像度の画像を、画像表示装置の同一画面に同時に表示させたり、各解像度の画像ごとに切り替えて表示させたりすることで、たとえば通常使う解像度の画像をモニタ画面に表示させ、その同じ画面にウィンドウを開いて高解像度の画像を表示させたり、高解像度の画像と低解像度の画像を切り替えてモニタ画面に順次表示させることで、ユーザの操作性および視認性を向上させる。
【0024】
また、請求項3にかかる画像表示処理方法では、前記画像表示処理装置で前記異なる解像度の画像データおよび前記画像表示装置の画面における前記各解像度の画像データの表示領域を制御するための制御データを、自装置内の第1の画像記憶手段の予め割り当てられた各記憶領域に別々に記憶する第1の記憶工程をさらに含むことを特徴とする。
【0025】
この発明によれば、第1の画像記憶手段であるフレームメモリには、使われていないオフスクリーンの領域があるので、この領域に異なる解像度の画像データおよび画像合成方法を示したアルファ値やZバッファなどの制御データの記憶領域を割り当てて、これらデータを各記憶領域に別々に記憶させることで、フレームメモリの有効利用を図る。
【0026】
また、請求項4にかかる画像表示処理方法では、画像表示処理装置で前記第1の画像記憶手段に記憶された前記各解像度の画像データおよび制御データを、前記画像表示装置に転送する転送工程をさらに含むことを特徴とする。
【0027】
この発明によれば、制御データを見かけ上画像データとして扱い、通常CRTCで送信されない制御データを、各解像度の画像データとともに、画像表示装置に送信することを可能にし、かつデータに冗長性を持たせることでエラー耐性を強化する。
【0028】
また、請求項5にかかる画像表示処理方法にて、転送するビデオパケットごとに、前記画像表示装置が該ビデオパケット内のデータを分類・処理するための識別子を付加して、前記第1の画像記憶手段に記憶された前記各解像度の画像データおよび制御データを、前記画像表示装置に混在して転送することを特徴とする。
【0029】
この発明によれば、PCとモニタの間の既存方式のビデオインターフェースを利用して、送信する個々のビデオパケットごとに識別子を付加することにより、複数の異なる画像データや制御データを混在してモニタに転送することが可能となる。
【0030】
また、請求項6にかかる画像表示処理方法にて、画像表示処理装置と画像表示装置は、予め前記第1の画像記憶手段に記憶された前記各解像度の画像データおよび制御データの転送順序を互いに設定しておき、前記画像表示処理装置は、前記転送順序に基づいて前記第1の画像記憶手段内の各解像度の画像データおよび制御データを、前記画像表示装置に混在して転送することを特徴とする。
【0031】
この発明によれば、フレームメモリのアロケーション方法で、各解像度の画像データおよび制御データの転送順序を予め設定、たとえば画像記憶手段に記憶されている全領域を一度にCRTCでスキャンし、1つのビデオパケット内の画像の位置により、各解像度の画像データおよび制御データを分類し、または記憶されている各解像度の画像データの記憶領域および制御データの記憶領域ごとにCRTCでスキャンするように設定しておくことで、複数の異なる画像データや制御データを混在してモニタに転送することが可能となる。
【0032】
また、請求項7にかかる画像表示処理方法にて、転送工程では、前記画像表示処理装置は、前記第1の画像記憶手段内の各解像度の画像データおよび制御データを、当該各データごとに別々に前記画像表示装置に転送する。
【0033】
この発明によれば、たとえば複数の伝送路を用いて、各解像度の画像データおよび制御データを、各データごとに別々の伝送路で画像表示装置に転送することが可能となる。
【0034】
また、請求項8にかかる画像表示処理方法では、OSまたはアプリケーションによって描画が発生した変化領域を検出する変化領域検出工程をさらに含み、前記転送工程では、前記検出された変化領域の各解像度の画像データおよび制御データを前記画像表示装置に転送することを特徴とする。
【0035】
この発明によれば、描画が発生した変化領域を検出し、この検出された変化領域の画像データおよび制御データを差分転送することで、転送するデータ量の削減を図る。
【0036】
また、請求項9にかかる画像表示処理方法では、OSまたはアプリケーションによってマウスカーソルの存在する表示領域を検出するカーソル検出工程と、前記検出された表示領域の解像度に応じてマウスカーソルサイズを拡大または縮小し、かつ移動速度を加速または減速して、前記マウスカーソルの移動速度およびサイズを均一に表示させるカーソル表示工程とをさらに含むことを特徴とする。
【0037】
この発明によれば、マウスカーソルの存在する表示領域を検出し、このマウスカーソルの存在する座標の解像度に依存することなく、マウスカーソルの移動速度およびサイズ(大きさ)を均一に見せかけて表示させることで、ユーザの操作性および視認性を向上させる。
【0038】
また、請求項10にかかる画像表示処理方法では、画像表示装置は、前記画像表示処理装置から受信したビデオパケットを解析して、該パケット内のデータを、前記異なる解像度の画像データおよび制御データに分類する分類工程と、自装置内の第2の画像記憶手段の予め割り当てられた各記憶領域に、前記前記分類した各解像度の画像データおよび制御データを、別々に記憶する第2の記憶工程とをさらに含むことを特徴とする。
【0039】
この発明によれば、モニタでPCから転送されるビデオパケットを解析し、画像データと制御データに分類し、さらにこの画像データを解像度ごとに分類することで、分類された画像データと制御データのモニタ内のフレームメモリへの書き込みを可能にする。
【0040】
また、請求項11にかかる画像表示処理方法では、画像表示装置は、前記制御データに基づき、前記自装置内の第2の画像記憶手段に記憶された異なる解像度の画像データを合成して前記同一画面内に表示させる合成工程をさらに含むことを特徴とする。
【0041】
この発明によれば、各解像度の画像データをレイヤとして管理し、異なる解像度の画像を合成することで、異なる解像度の画像をモニタの同一画面へ表示することを可能にする。
【0042】
また、請求項12にかかる画像表示処理装置では、複数の画像データ源の画像を表示処理して転送する画像表示処理装置において、少なくとも2つの異なる解像度の画像データおよび該各解像度の画像データの表示領域を制御するための制御データを取り込む第1の取込手段と、前記各解像度の画像データおよび制御データを記憶する第1の画像記憶手段と、予め前記第1の画像記憶手段の記憶領域を、前記各解像度の画像データおよび制御データに割り当て、前記第1の取込手段で取り込んだ前記各解像度の画像データおよび制御データを、前記割り当てられた第1の画像記憶手段の記憶領域に別々に記憶させる第1の記憶制御手段と、前記記憶された各画像データおよび制御データを画像表示装置に転送する転送手段とを備えたことを特徴とする画像表示処理装置が提供される。
【0043】
この発明によれば、、第1の画像記憶手段であるフレームメモリのオフスクリーンの領域に、画像データおよび制御データを割り当てて、これらデータを各記憶領域に別々に記憶させることで、フレームメモリの有効利用を図るとともに、制御データを見かけ上画像データとして扱い、通常CRTCで送信されない制御データを、各解像度の画像データとともに、画像表示装置に送信することを可能にし、かつデータに冗長性を持たせることでエラー耐性を強化する。
【0044】
また、請求項13にかかる画像表示処理装置では、OSまたはアプリケーションによって描画が発生した変化領域を検出する変化領域検出手段をさらに備え、前記転送手段は、前記検出された変化領域の各解像度の画像データおよび制御データを前記画像表示装置に転送することを特徴とする。
【0045】
この発明によれば、描画が発生した変化領域を検出し、この検出された変化領域の画像データおよび制御データを差分転送することで、転送するデータ量の削減を図る。
【0046】
また、請求項14にかかる画像表示処理装置では、OSまたはアプリケーションによってマウスカーソルの存在する表示領域を検出するカーソル検出手段と、前記検出された表示領域の解像度に関わらず、前記マウスカーソルの移動速度およびサイズを均一に表示させるカーソル表示手段とをさらに備えたことを特徴とする。
【0047】
この発明によれば、マウスカーソルの存在する座標の解像度に依存することなく、マウスカーソルの移動速度およびサイズ(大きさ)を均一に見せかけて表示させることで、ユーザの操作性および視認性を向上させる。
【0048】
また、請求項15にかかる画像表示処理装置では、転送手段は、転送するビデオパケット毎に、画像表示装置が該ビデオパケット内のデータを分類・処理するための識別子を付加して、前記第1の画像記憶手段に記憶された前記各解像度の画像データおよび制御データを、前記画像表示装置に混在して転送することを特徴とする。
【0049】
この発明によれば、PCとモニタの間の既存方式のビデオインターフェースを利用して、送信する個々のビデオパケットごとに識別子を付加することにより、複数の異なる画像データや制御データを混在してモニタに転送することが可能となる。
【0050】
また、請求項16にかかる画像表示処理装置では、転送手段は、画像表示装置との間で予め設定された前記第1の画像記憶手段に記憶された前記各解像度の画像データおよび制御データの転送順序に基づいて、前記第1の画像記憶手段内の各解像度の画像データおよび制御データを、前記画像表示装置に混在して転送することを特徴とする。
【0051】
この発明によれば、フレームメモリのアロケーション方法で、各解像度の画像データおよび制御データの転送順序を予め設定しておくことで、複数の異なる画像データや制御データを混在してモニタに転送することが可能となる。
【0052】
また、請求項17にかかる画像表示処理装置では、転送手段は、複数の出力ポートを有し、前記第1の画像記憶手段内の各解像度の画像データおよび制御データを、当該各データごとに別々の前記出力ポートから画像表示装置に転送することを特徴とする。
【0053】
この発明によれば、たとえば複数の伝送路を用いて、各解像度の画像データおよび制御データを、各データごとに別々の出力ポートから転送することが可能になる。
【0054】
また、請求項18にかかる画像表示装置では、取り込んだ複数の画像データ源の画像を、同一画面内に表示する画像表示装置において、異なる解像度の画像データおよび該各解像度の画像データの表示領域を制御するための制御データを取り込む第2の取込手段と、前記各解像度の画像データおよび制御データを記憶する第2の画像記憶手段と、予め前記第2の画像記憶手段の記憶領域を、前記各解像度の画像データおよび制御データに割り当て、前記第2の取込手段で取り込んだ前記各解像度の画像データおよび制御データを、前記割り当てられた第2の画像記憶手段の記憶領域に別々に記憶させる第2の記憶制御手段と、前記記憶された各解像度の画像データを前記同一画面に表示させる表示制御手段とを備えたことを特徴とする画像表示装置が提供される。
【0055】
この発明によれば、画像表示処理装置から転送された解像度の異なる複数の画像を、画像表示装置の同一画面内に表示させることで、高精細で高画素数の画像表示装置の特徴を活用する。
【0056】
また、請求項19にかかる画像表示装置では、取込手段は、前記画像データおよび制御データをビデオパケットとして取り込んでおり、前記画像表示装置は、前記画像表示処理装置から受信したビデオパケットを解析して、該パケット内のデータを、前記異なる解像度の画像データおよび制御データに分類する分類手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0057】
この発明によれば、モニタの分類手段で、PCから転送されるビデオパケットを解析し、画像データと制御データに分類し、さらにこの画像データを解像度ごとに分類することで、分類された画像データと制御データのモニタ内のフレームメモリへの書き込みを可能にする。
【0058】
また、請求項20にかかる画像表示装置では、表示制御手段は、前記各解像度の画像を前記同一画面内に同時または切り替え表示することを特徴とする。
【0059】
この発明によれば、複数の解像度の画像を、画像表示装置の同一画面に同時に表示させ、または各解像度の画像ごとに切り替えて表示させたりすることで、ユーザの操作性および視認性を向上させる。
【0060】
また、請求項21にかかる画像表示処理システムでは、複数の画像データ源の画像を表示処理して転送する画像表示処理装置と、取り込んだ前記複数の画像データ源の画像を、同一画面内に表示する画像表示装置と、前記画像表示処理装置と画像表示装置を接続させる伝送路とを備えた画像表示処理システムにおいて、前記画像表示処理装置は、請求項12〜16のいずれか一つの画像表示処理装置からなり、前記画像表示装置は、請求項18〜20のいずれか一つの画像表示装置からなり、前記画像表示処理装置から前記画像表示装置に前記伝送路を介して、異なる解像度の画像データおよび制御データを混在して転送し、前記画像表示装置の同一画面内に該異なる解像度の画像を表示させることを特徴とする画像表示処理システムが提供される。
【0061】
この発明によれば、PCとモニタを1本のたとえばビデオケーブルからなる伝送路で接続させ、このビデオケーブルを介した画像データと制御データの混在転送を可能にするとともに、同一画面での異なる解像度の画像の混在表示を可能にする。
【0062】
また、請求項22にかかる画像表示処理システムでは、複数の画像データ源の画像を表示処理して転送する画像表示処理装置と、取り込んだ前記複数の画像データ源の画像を、同一画面内に表示する画像表示装置と、前記画像表示処理装置と画像表示装置を接続させる複数の伝送路とを備えた画像表示処理システムにおいて、前記画像表示処理装置は、請求項12〜14,17のいずれか一つの画像表示処理装置からなり、前記画像表示装置は、請求項18〜20のいずれか一つの画像表示装置からなり、前記画像表示処理装置から前記画像表示装置に、異なる解像度の画像データおよび制御データを、当該各データ毎に別々の前記伝送路を介して転送し、前記画像表示装置の同一画面内に該異なる解像度の画像を表示させることを特徴とする画像表示処理システムが提供される。
【0063】
この発明によれば、PCとモニタを複数の出力ポートと複数本のビデオケーブルからなる伝送路で接続させ、このビデオケーブルを介した画像データと制御データの個別転送を可能にするとともに、同一画面での異なる解像度の画像の混在表示を可能にする。
【0064】
【発明の実施の形態】
以下に図1〜図11の添付図面を参照して、この発明にかかる画像表示処理方法、画像表示処理装置、画像表示装置および画像表示処理システムの好適な実施の形態を説明する。なお、以下の実施の形態では、たとえば200DRI・QUXGAWサイズの表示が可能な液晶モニタの画面に、100DPIと200DPIの2種類の解像度の画像を表示させる例を説明する。この場合、100DPIの画像は、画像表示装置(モニタ)内で縦横2倍に拡大されて表示されるものとする。また、以下の図において、同様の構成部分は、説明の都合上、同一符号を付記するものとする。
【0065】
(実施の形態1)
図1は、この実施の形態1が適用される画像表示処理システムの全体構成を説明するための構成図である。図において、画像表示処理システムは、PCなどからなる画像データ転送側の画像表示処理装置10と、液晶モニタからなる画像データ受信側の画像表示装置20と、この画像表示処理装置10と画像表示装置20を接続させるDVI(Digital Visual Interface)ケーブルなどのデジタルモニタケーブルであるモニタケーブル30とから構成されている。
【0066】
この画像表示処理装置10は、一般的なPCとして、図示しない中央処理装置、メモリおよびHDDなどを備えている。また、この画像表示処理装置10は、PCとして用いられるアプリケーション11、OS(Operating System)12およびディスプレイドライバ13と、ハードウエア構成であるグラフィクスアダプタ14と、この実施の形態における特徴的な構成であるAPI(Application Program Interface)フックドライバ15と、DDI(Device Driver Interface)フックドライバ16とから構成されている。
【0067】
グラフィクスアダプタ14は、この実施の形態における特徴的な構成であるフレームメモリ17と、図示しない描画エンジンおよびCRTCとから構成されている。フレームメモリ17は、図2、図3の配置図の例に示すように、この画像表示処理装置10のウィンドウシステム管理プログラムによって確保される100DPIの画像データ領域(1920×1200ピクセル)23aと、200DPIの画像データ領域(3840×2400ピクセル)23bと、この2枚の画像を合成するためのアルファ値領域23cとから構成されており、図2は、フレームメモリ上でアルファ値を配置する方法として、1920×1200ピクセルの画像データとして配置する方法(Alpha Frame Scheme)で、図3は、各ラインの先頭部分のラインヘッダ領域に、画像データとして配置する方法(Line Header Scheme)である。
【0068】
このウィンドウシステム管理プログラムでは、100DPIか200DPIのどちらかの画像をデスクトップ画面に割り当てる必要がある。そこで、この実施の形態では、図4に示すように、100DPIのオブジェクト(デスクトップ画面)24の中に、200DPIのオブジェクト(ウィンドウ)25,26を部分的に表示するものとする。また、アイコン、メニュー、カーソルなどは、たとえば100DPIの画像領域に書き込まれ、画像表示装置20内で、後述する拡大エンジンによって縦横2倍に拡大される。
【0069】
一方、画像編集プログラムのように、高精細表示が望ましいアプリケーションは、必要な領域だけを200DPIの画像データ領域23bに書き込む。画像表示装置20の画面24のどの領域に、どちらの解像度の画像を表示するか、あるいはどれくらいの割合で半透明合成して表示するかという情報を、アルファ値として定められたアルファ値領域23cに書き込む。なお、これらの書き込み動作は、この画像編集プログラム(またはウィンドウ管理プログラム)が、ハードウェアの描画エンジンを使って行われる。
【0070】
また、ウィンドウシステム管理プログラムは、各領域のデータが更新されたら、CRTCを制御し、CRTCがこの更新されたデータと必要な情報を付加したビデオパケットを作成して、画像表示装置20に転送している。
【0071】
この実施の形態のような画像表示処理装置の上述した機能を実現するために、ウィンドウシステム本体やアプリケーション本体を作成しなおすのは現実的ではない。そこで、この実施の形態では、マイクロソフト社のウィンドウズやXウィンドウのように、アプリケーションとOSとの間のインターフェース(API)と、OSとグラフィクスデバイスドライブとの間のインターフェース(DDI)が、明確に定義されているウィンドウシステムにおいて、APIフッキングとDDIフッキングを行うドライバを別途挿入することで、既存のアプリケーションやウィンドウシステムを変更することなく、上述したウィンドウシステム管理方式を実現する。
【0072】
具体的には、図1に示すように、APIフッキング機能を実現するAPIフックドライバ15と、DDIフッキング機能を実現するDDIフックドライバ16をソフトウェア階層に挿入し、上位のAPIフックドライバ15が、必要に応じて、描画先領域を切り替えて、下位のDDIフックドライバが、複数の描画領域の確保やCRTCの制御などを行う。
【0073】
図5、図6は、APIフックドライバ15とDDIフックドライバ16の処理動作を説明するためのフローチャートである。図5において、APIフックドライバ15は、アプリケーション11から入力する描画命令である描画用APIの解析を行う。APIフックドライバ15は、この描画用ARIから取り込まれた画像データが100DPIの画像データなのか、200DPIの画像データなのかを判断しており(ステップ101)、この画像データが100DPIの画像データの場合には、取り込まれた画像データが100DPIである旨の描画用APIをOS12を介してディスプレイドライバ13に通知する(ステップ102)。また、この画像データが200DPIの画像データの場合には、取り込まれた画像データが200DPIである旨の描画用APIをOS12を介してディスプレイドライバ13に通知する(ステップ103)。そして、APIフックドライバ15は、画像データ(アルファ値データを含む)を取り込んでディスプレイドライバ13に出力する処理動作を実行する(ステップ104)。なお、描画用ARIの解析の際に、APIフックドライバ15は、アプリケーション11に対して、メッセージフックによりパラメータを修正したメッセージを出力して取り込まれた画像データの書き込みが可能である旨の通知も行うことが可能である。
【0074】
図6において、ディスプレイドライバ13は、描画用APIを取り込むと、この描画対象の画像データが100DPIを示すものなのか、200DPIを示すものなのかを判断する(ステップ201)。ここで、この描画用APIが100DPIを示す旨の通知の場合には、入力する画像データを、予め設定されたフレームメモリ17内の100DPIの記憶領域に記憶させる(ステップ202)。
また、この描画用APIが200DPIを示す旨の通知の場合には、予め設定されたフレームメモリ17内の200DPIの記憶領域に記憶させる。また、アルファ値データも、フレームメモリの該当する記憶領域に記憶させることが可能となる。
【0075】
このように、この実施の形態では、画像表示処理装置10に画像データが取り込まれると、この画像データが100DPIか200DPIか判断して、それぞれの設定されたフレームメモリの記憶領域(オフスクリーンの領域)にこの画像データおよびアルファ値データを記憶することができるので、フレームメモリを有効に活用することができる。
【0076】
また、この実施の形態では、通常送信されないアルファ値データを見かけ上画像データとして扱い、画像データとともに画像表示装置に転送するので、データに冗長性を持たせることができ、これによってエラー耐性を強化することができる。
【0077】
また、この実施の形態では、各領域のデータが更新されると、更新された領域の画像データおよび制御データをCRTCの制御によって、差分転送するので、転送するデータ量の削減を図ることができる。
【0078】
なお、この実施の形態では、100DPIと200DPIの画像データ双方に対して描画用APIを出力するようにしたが、この発明はこれに限らず、たとえば200APIのデータのみを監視して、デスクトップ画面に割り当てられた100DPIの画像データは、監視対象とせずに、直接フレームメモリに記憶させることも可能である。
【0079】
一方、画像表示装置20は、図1に示すように、QUXGAWの高精細で高画素数のパネル21と、この実施の形態における特徴的な構成であり、画像表示処理装置10からモニタケーブル30を介して各解像度の画像データを受信するモニタ制御部22とから構成されている。
【0080】
モニタ制御部22は、図7の構成図に示すように、受信された100DPIと200DPIの2種類の画像データとアルファ値データ(制御データ)を記憶するフレームメモリ17と同様構成のフレームメモリ23と、モニタケーブル30を介したビデオパケットの受信、パケット解析および画像データとアルファ値データのフレームメモリ23への書き込み制御などを行う受信モジュール24と、フレームメモリ23から100DPIの画像を読み出して縦横2倍に拡大する拡大エンジン27と、フレームメモリ23から200DPIの画像を読み出し、この拡大された画像と合成する合成エンジン28とから構成されている。このような構成により、モニタ制御部22では、100DPIと200DPIの画像データとアルファ値データを受信モジュール24が受け取って解析後にフレームメモリ23に書き込む。次に、この100DPIの画像は、拡大エンジン27を経て縦横2倍に拡大され、別途受信したアルファ値データに基づいて、2種類の解像度の画像を合成エンジン28で合成処理してから、パネル21でこの合成された画像を表示させる。
【0081】
このように、この実施の形態では、100DPIと200DPIの各解像度の画像データをレイヤとして管理し、異なる解像度の画像を合成することで、異なる解像度の画像をモニタの同一画面へ表示することが可能になる。
【0082】
なお、この実施の形態では、APIフッキング機能を実現するAPIフックドライバをアプリケーションとOSの間に接続させたが、この発明はこれに限らず、たとえば図8に示すように、アプリケーション11の1つの機能として、このアプリケーション11にAPIフッキング機能11aを持たせ、このAPIフッキング機能11aから200DPIを示す描画用APIを通知するように構成することも可能である。この場合には、アプリケーション11からの指示で、同一画面に100DPIと200DPIの画像データを同時に表示させることもできるし、または100DPIの画像データのみだけ、200DPIの画像データのみを切り替えて表示させることができる。
【0083】
また、この実施の形態では、画像表示装置は、まず各解像度の画像データをフレームメモリに書き込み、次に読み出す際に100DPIの画像を拡大し、200DPIの画像データと合成する方法(Post−Read Blending)を用いたが、この発明はこれに限らず、たとえば図9の構成に示すように、受信モジュール24で受信された100DPIの画像データと、200DPIの画像データを合成エンジン28で合成してからフレームメモリ23のディスプレイイメージの記憶領域23dにその結果を記憶させる方法(Pre−Write Blending)を用いることも可能である。
【0084】
また、この実施の形態では、送信する個々のビデオパケットごとに識別子を付加して、解像度が異なる画像データと制御データを混在させて画像表示装置に転送しているが、この発明はこれに限らず、たとえば画像表示処理装置と画像表示装置とがフレームメモリに記憶された各解像度の画像データおよび制御データの転送順序を互いに設定しておき、CRTCがこの転送順序に基づいてこれらデータを混在して画像表示装置に転送することも可能である。
【0085】
この転送方式としては、たとえばフレームメモリに記憶されている全領域をCRTCで一度にスキャンし、1つのビデオパケット内の画像の位置により、各解像度の画像データおよび制御データを分類する方式がある。この方式では、たとえば「最初の1920ドットは、100DPIの画像データの1行目である」とか、「次の1920ドットは、アルファ値の1行目である」とか、「次の1920ドットは、100DPIの画像データの2行目である」というように、予め設定した転送順序に基づいてこれらデータを画像表示装置に混在して転送する。
【0086】
また、この転送方式としては、たとえばフレームメモリに記憶されている各解像度の画像データの記憶領域および制御データの記憶領域ごとにCRTCでスキャンすることで、各解像度の画像データおよび制御データの記憶領域を分類する方式もある。この方式では、たとえば、まず1920×1200ピクセルの100DPIの記憶領域をCRTCでスキャンし、次に1920×1200ピクセルのアルファ値の記憶領域をCRTCでスキャンし、最後に3840×2400ピクセルの記憶領域をCRTCでスキャンして転送するというように、予め設定した転送順序に基づいてこれらデータを画像表示装置に混在して転送する。
【0087】
(実施の形態2)
高解像度の画像表示装置には、従来からの課題の一つに、動画再生のローカルスケーリングの問題がある。これは、MPEG1やMPEG2などの動画を生成する際に、コンピュータ上で画像を拡大してから画像表示装置に転送するのではなく、オリジナルの動画データを転送してから画像表示装置で拡大する方法を用いると、コンピュータと画像表示装置間の通信バンド幅を圧迫せずにすむという論理である。特に200DPIを超えるような超高精細の画像表示装置を使用する場合、通常かなりの拡大率で画像を拡大するので、その効果を非常に大きい。
しかし、既存のビデオインターフェースの制約上、実現が困難であった。
【0088】
この発明は、拡大率が一定値に限定されるが、このオリジナルの動画データを転送してから拡大するという課題を簡易的に解決することが可能となる。以下、その実施の形態を説明する。
【0089】
この実施の形態では、実施の形態1の図4に示したものと異なり、基準となるデスクトップ画面を200DPI(3840×2400ピクセル)にし、このデスクトップ画面内のある領域に、100DPIで描画した画像データを拡大して表示する方式を用いる。そして、この方式と、デジタルPVリンクの差分転送を組み合わせると、必要な通信バンド幅を大幅に減らすことが可能となる。
【0090】
具体的な例として、3840×2400ピクセルのデスクトップ画面で、オリジナルサイズ320×240ピクセルのビデオCDを縦横2倍に拡大して再生するケースを考える。この場合、動画再生プログラムは、動画データをオリジナルのまま100DPIの画像領域に書き込むだけでよく、動画画像が更新されるたびに、最低320×240ピクセルの領域だけを表示装置に転送すれば良い。
【0091】
一方、200DPIのデスクトップ画面は、一度画面全体が画像表示装置に転送されてしまうと、差分転送能力により、画面の更新がない限り画像データを送る必要がない。画像表示装置では、100DPIの画像領域に描画された動画画像が縦横2倍に拡大され、200DPIのデスクトップ画面の画像と合成されて表示される。
【0092】
別の例としては、画像表示装置が200DPIと20DPIの2つの解像度をサポートすると仮定する。ここで、動画データを縦横10倍に拡大して再生する場合、必要な通信バンド幅を99%近く減らすことができる。
【0093】
このように、この実施の形態では、高解像度の画像をデスクトップ画面に用い、このデスクトップ画面内のある領域に、低解像度の画像を拡大して表示する方式と、デジタルPVリンクの差分転送を組み合わせると、オリジナルの動画データを転送してから拡大することが可能となり、これによって必要な通信バンド幅を大幅に減らすことができる。
【0094】
(実施の形態3)
ところで、複数の解像度が混在しているウィンドウシステムでは、マウスカーソルの大きさや移動速度が、このカーソルの存在する座標の解像度に応じて変化してしまうことは周知のことである。たとえば、100DPIの領域から200DPIの領域にマウスカーソルが移動すると、マウスカーソルの表示サイズがとたんに小さくなり、移動速度も遅くなり、視認性が低くなる。
【0095】
この発明では、この弊害を回避するため、ウィンドウ管理システムでは、たとえばOSまたはアプリケーションによって、マウスカーソルの存在する表示領域を検出し、この検出された表示領域の解像度に応じて、マウスカーソルのサイズを拡大または縮小し、さらにその移動速度を加速または減速して、マウスカーソルのサイズおよび移動速度が均一になるようにカーソルの表示制御を行う。
【0096】
すなわち、このカーソルが存在する座標の解像度が高い場合には、カーソルサイズが大きく、かつ移動速度が速くなるように、カーソルの表示制御を行い、逆にこのカーソルが存在する座標の解像度が低い場合には、カーソルサイズが小さく、かつ移動速度が遅くなるように、カーソルの表示制御を行う。
【0097】
このように、この実施の形態では、マウスカーソルが存在する座標の解像度に応じてカーソルサイズおよび移動速度が変化するように表示制御を行うので、このマウスカーソルの存在する座標の解像度に依存することなく、マウスカーソルの移動速度およびサイズを均一に見せかけて表示させることができ、これによりユーザの操作性および視認性を向上させることができる。
【0098】
(実施の形態4)
上述した実施の形態では、個々の解像度の画像をそれぞれ画像表示装置に転送し、この画像表示装置内で拡大または縮小処理した後に、合成する方式について説明したが、この発明はこれに限らず、拡大、縮小、合成の処理をPCなどの画像表示処理装置で行い、この合成後の画像を、モニタなどの画像表示装置に転送する方式も実現可能である。以下、図10の画像表示処理装置の概略構成を用いて、この実施の形態を説明する。
【0099】
この実施の形態にかかる画像表示処理装置では、グラフィクスアダプタ14内に、上述したフレームメモリ17、描画エンジン18および図示しないCRTCが設けられている。この実施の形態では、上述した実施の形態と同様に、100DPI(1920×1200ピクセル)のデスクトップ画面内に、部分的に200DPIの画像を表示する場合を説明する。
【0100】
この実施の形態では、以下に示す手順で画像表示処理を実現する。
1.論理的なデスクトップ画面のサイズを1920×1200ピクセルとするが、フレームメモリ17には、3840×2400ピクセルの画像を記憶できる領域を設定する。
2.アプリケーションAが100DPIで画像を描画しようとしている場合には、グラフィクスアダプタ14の描画エンジン18を用いて、全ての画像を縦横2倍に拡大した後に、フレームメモリ17に書き込む。アプリケーションBが200DPIで画像を描画しようとしている場合には、そのままフレームメモリ17に書き込む。
3.画像表示処理装置10のフレームメモリ17に作成された200DPI(3840×2400ピクセル)の画像データを、そのまま画像表示装置20に転送する。
4.100DPIで描画された画像データをフレームメモリから読み返す命令が発光された場合には、
(ア)200DPIに拡大されたフレームメモリの画像を縮小処理してからデータを返す。
(イ)画像を描画する際に、別途拡大処理を施していない100DPIの画像をオフスクリーン領域に保存しておき、そのデータを返す。
などの方法をとる。
【0101】
この実施の形態の特徴は、画像表示処理装置10から画像表示装置20へのビデオデータ転送方式が特別なものではなく、既存の方式と互換性がある点と、画像表示装置内に複雑な機能を実装する必要がないので、より容易にこの発明の画像表示処理を実現することができる点である。
【0102】
(実施の形態5)
また、上述した実施の形態では、1枚のグラフィクスアダプタに1本のモニタケーブル30を接続させて、複数の解像度の画像データや制御データを混在させて画像表示装置に転送していたが、この発明はこれに限らず、たとえば複数の出力ポートを備えたグラフィクスアダプタや1台のPCに複数のアダプタを接続したマルチアダプタシステムを用いて、複数本のケーブルを接続させて画像表示装置に画像を転送することも可能である。
【0103】
図11は、3枚のグラフィクスアダプタ14a〜14cを1台のPCに装備し、各アダプタ14a〜14c内のフレームメモリ17a〜17cに、200DPIの画像データと、100DPIの画像データと、その合成方法を示したアルファ値データを別々に書き込み、3枚のアダプタ14a〜14cと、1台の画像表示装置20を3本のケーブル30a〜30cを介して接続させ、各解像度の画像を画像表示装置20で合成する構成になっている。
【0104】
フレームメモリ17aには、200DPIの画像データのみが記憶されており、フレームメモリ17bには、100DPIの画像データのみが記憶されており、またフレームメモリ17cには、アルファ値データのみが記憶されている。これらデータは、それぞれ別の専用ケーブル30a〜30cを介して画像表示装置20に取り込まれ、画像表示装置20内の合成エンジンによって合成されて、パネル21に表示される。
【0105】
このように、この実施の形態では、各解像度の画像データおよびアルファ値データを、データごとに別々のケーブルで画像表示装置に転送するので、データの種類や解像度の情報をビデオパケットに付加する必要がなくなる。このため、この実施の形態では、画像表示処理装置(PC)側の実装がさらに容易になる。
【0106】
この発明は、これら実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能である。
【0107】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明では、画像表示装置の同一画面内に解像度の異なる複数の画像を表示させるので、高精細で高画素数の画像表示装置の特徴を活用しながら、既存のPCアーキテクチャとの整合性を維持しつつ、ユーザの操作性および視認性を向上できる。
【0108】
また、この発明では、各解像度の画像を同一画面内に同時または切り替え表示させることができるので、ユーザの操作性および視認性を向上できる。
【0109】
また、この発明では、フレームメモリのオフスクリーンの領域に画像データおよび制御データの記憶領域を割り当てて、これらデータをフレームメモリに別々に記憶させるので、フレームメモリの有効利用が可能となる。
【0110】
また、この発明では、制御データを見かけ上画像データとして扱い、通常CRTCで送信されない制御データを、各解像度の画像データとともに、画像表示装置に送信するので、画像表示装置に送信することが可能となり、かつデータに冗長性を持たせることでエラー耐性を強化できる。
【0111】
また、この発明では、送信する個々のビデオパケットごとにデータを分類・処理するための識別子を付加して、各解像度の画像データおよび制御データを、画像表示装置に混在して転送するので、画像表示装置側での画像データの合成が可能となる。
【0112】
また、この発明では、画像表示処理装置と画像表示装置間で、各解像度の画像データおよび制御データの転送順序を予め設定しておき、該転送順序に基づいて、各解像度の画像データおよび制御データを、画像表示装置に混在して転送するので、画像表示装置側での画像データの合成が可能となる。
【0113】
また、この発明では、複数の伝送路を用いて、各解像度の画像データおよび制御データを、当該各データごとに別々に前記画像表示装置に転送するので、画像表示装置側での画像データの合成が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この実施の形態1が適用される画像表示処理システムの全体構成を説明するための構成図である。
【図2】図1に示したフレームメモリ上に画像データと制御データを配置した一例の配置図である。
【図3】同じく、フレームメモリ上に画像データと制御データを配置した他例の配置図である。
【図4】100DPIのデスクトップ画面中に200DPIのオブジェクトを表示させた場合の一例を示す図である。
【図5】図1に示したAPIフックドライバ15の処理動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】図1に示したDDIフックドライバ16の処理動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】図1に示したモニタ制御部の構成の一例を示す構成図である。
【図8】図1に示された画像表示処理装置の他例を示す構成図である。
【図9】同じく、モニタ制御部の構成の他例を示す構成図である。
【図10】グラフィクスアダプタの概略構成を示す構成図である。
【図11】複数のグラフィクスアダプタを1台のPCに装備した場合の構成を示す構成図である。
【符号の説明】
10 画像表示処理装置
11 アプリケーション
11a APIフッキング機能
13 ディスプレイドライバ
14,14a〜14c グラフィクスアダプタ
15 APIフックドライブ
16 DDIフックドライバ
17,17a〜17c,23 フレームメモリ
18 描画エンジン
20 画像表示装置
21 パネル
22 モニタ制御部
23a,23b 画像データ領域
23c アルファ値領域
23d 記憶領域
24 受信モジュール
25,26 ウィンドウ
27 拡大エンジン
28 合成エンジン
30 モニタケーブル
A,B アプリケーション

Claims (22)

  1. 画像表示処理装置で表示処理され、かつ転送された複数の画像データ源の画像を、画像表示装置の同一画面内に表示する画像表示処理方法において、
    前記画像表示装置の同一画面内に少なくとも2つの異なる解像度の画像を表示させる表示工程を含むことを特徴とする画像表示処理方法。
  2. 前記表示工程では、前記各解像度の画像を前記同一画面内に同時または切り替え表示することを特徴とする請求項1に記載の画像表示処理方法。
  3. 前記画像表示処理方法では、前記画像表示処理装置で前記異なる解像度の画像データおよび前記画像表示装置の画面における前記各解像度の画像データの表示領域を制御するための制御データを、自装置内の第1の画像記憶手段の予め割り当てられた各記憶領域に別々に記憶する第1の記憶工程をさらに含むことを特徴とする請求項1または2に記載の画像表示処理方法。
  4. 前記画像表示処理方法では、前記画像表示処理装置で前記第1の画像記憶手段に記憶された前記各解像度の画像データおよび制御データを、前記画像表示装置に転送する転送工程をさらに含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の画像表示処理方法。
  5. 前記転送工程は、転送するビデオパケット毎に、前記画像表示装置が該ビデオパケット内のデータを分類・処理するための識別子を付加して、前記第1の画像記憶手段に記憶された前記各解像度の画像データおよび制御データを、前記画像表示装置に混在して転送することを特徴とする請求項4に記載の画像表示処理方法。
  6. 前記転送工程では、前記画像表示処理装置と画像表示装置は、予め前記第1の画像記憶手段に記憶された前記各解像度の画像データおよび制御データの転送順序を互いに設定しておき、前記画像表示処理装置は、前記転送順序に基づいて前記第1の画像記憶手段内の各解像度の画像データおよび制御データを、前記画像表示装置に混在して転送することを特徴とする請求項4に記載の画像表示処理方法。
  7. 前記転送工程では、前記画像表示処理装置は、前記第1の画像記憶手段内の各解像度の画像データおよび制御データを、当該各データごとに別々に前記画像表示装置に転送することを特徴とする請求項4に記載の画像表示処理方法。
  8. 前記画像表示処理方法では、OSまたはアプリケーションによって描画が発生した変化領域を検出する変化領域検出工程をさらに含み、
    前記転送工程では、前記検出された変化領域の各解像度の画像データおよび制御データを前記画像表示装置に転送することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の画像表示処理方法。
  9. 前記画像表示処理方法では、OSまたはアプリケーションによってマウスカーソルの存在する表示領域を検出するカーソル検出工程と、
    前記検出された表示領域の解像度に応じてマウスカーソルサイズを拡大または縮小し、かつ移動速度を加速または減速して、前記マウスカーソルの移動速度およびサイズを均一に表示させるカーソル表示工程と、
    をさらに含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の画像表示処理方法。
  10. 前記画像表示処理方法では、前記画像表示装置は、前記画像表示処理装置から受信したビデオパケットを解析して、該パケット内のデータを、前記異なる解像度の画像データおよび制御データに分類する分類工程と、
    自装置内の第2の画像記憶手段の予め割り当てられた各記憶領域に、前記前記分類した各解像度の画像データおよび制御データを、別々に記憶する第2の記憶工程と、をさらに含むことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の画像表示処理方法。
  11. 前記画像表示処理方法では、前記画像表示装置は、前記制御データに基づき、前記自装置内の第2の画像記憶手段に記憶された異なる解像度の画像データを合成して前記同一画面内に表示させる合成工程をさらに含むことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載の画像表示処理方法。
  12. 複数の画像データ源の画像を表示処理して転送する画像表示処理装置において、
    少なくとも2つの異なる解像度の画像データおよび該各解像度の画像データの表示領域を制御するための制御データを取り込む第1の取込手段と、
    前記各解像度の画像データおよび制御データを記憶する第1の画像記憶手段と、
    予め前記第1の画像記憶手段の記憶領域を、前記各解像度の画像データおよび制御データに割り当て、前記第1の取込手段で取り込んだ前記各解像度の画像データおよび制御データを、前記割り当てられた第1の画像記憶手段の記憶領域に別々に記憶させる第1の記憶制御手段と、
    前記記憶された各画像データおよび制御データを画像表示装置に転送する転送手段と、を備えたことを特徴とする画像表示処理装置。
  13. 前記画像表示処理装置は、OSまたはアプリケーションによって描画が発生した変化領域を検出する変化領域検出手段をさらに備え、
    前記転送手段は、前記検出された変化領域の各解像度の画像データおよび制御データを前記画像表示装置に転送することを特徴とする請求項12に記載の画像表示処理装置。
  14. 前記画像表示処理装置は、OSまたはアプリケーションによってマウスカーソルの存在する表示領域を検出するカーソル検出手段と、
    前記検出された表示領域の解像度に関わらず、前記マウスカーソルの移動速度およびサイズを均一に表示させるカーソル表示手段と、をさらに備えたことを特徴とする請求項12または13に記載の画像表示処理装置。
  15. 前記転送手段は、転送するビデオパケット毎に、画像表示装置が該ビデオパケット内のデータを分類・処理するための識別子を付加して、前記第1の画像記憶手段に記憶された前記各解像度の画像データおよび制御データを、前記画像表示装置に混在して転送することを特徴とする請求項12〜14のいずれか一つに記載の画像表示処理装置。
  16. 前記転送手段は、画像表示装置との間で予め設定された前記第1の画像記憶手段に記憶された前記各解像度の画像データおよび制御データの転送順序に基づいて、前記第1の画像記憶手段内の各解像度の画像データおよび制御データを、前記画像表示装置に混在して転送することを特徴とする請求項12〜14のいずれか一つに記載の画像表示処理装置。
  17. 前記転送手段は、複数の出力ポートを有し、前記第1の画像記憶手段内の各解像度の画像データおよび制御データを、当該各データ毎に別々の出力ポートから画像表示装置に転送することを特徴とする請求項12〜14のいずれか一つに記載の画像表示処理装置。
  18. 取り込んだ複数の画像データ源の画像を、同一画面内に表示する画像表示装置において、
    異なる解像度の画像データおよび該各解像度の画像データの表示領域を制御するための制御データを取り込む第2の取込手段と、
    前記各解像度の画像データおよび制御データを記憶する第2の画像記憶手段と、
    予め前記第2の画像記憶手段の記憶領域を、前記各解像度の画像データおよび制御データに割り当て、前記第2の取込手段で取り込んだ前記各解像度の画像データおよび制御データを、前記割り当てられた第2の画像記憶手段の記憶領域に別々に記憶させる第2の記憶制御手段と、
    前記記憶された各解像度の画像データを前記同一画面に表示させる表示制御手段と、を備えたことを特徴とする画像表示装置。
  19. 前記取込手段は、前記画像データおよび制御データをビデオパケットとして取り込んでおり、
    前記画像表示装置は、前記画像表示処理装置から受信したビデオパケットを解析して、該パケット内のデータを、前記異なる解像度の画像データおよび制御データに分類する分類手段をさらに備えたことを特徴とする請求項18に記載の画像表示装置。
  20. 前記表示制御手段は、前記各解像度の画像を前記同一画面内に同時または切り替え表示することを特徴とする請求項18または19に記載の画像表示装置。
  21. 複数の画像データ源の画像を表示処理して転送する画像表示処理装置と、取り込んだ前記複数の画像データ源の画像を、同一画面内に表示する画像表示装置と、前記画像表示処理装置と画像表示装置を接続させる伝送路とを備えた画像表示処理システムにおいて、
    前記画像表示処理装置は、請求項12〜16のいずれか一つの画像表示処理装置からなり、
    前記画像表示装置は、請求項18〜20のいずれか一つの画像表示装置からなり、前記画像表示処理装置から前記画像表示装置に前記伝送路を介して、異なる解像度の画像データおよび制御データを混在して転送し、前記画像表示装置の同一画面内に該異なる解像度の画像を表示させることを特徴とする画像表示処理システム。
  22. 複数の画像データ源の画像を表示処理して転送する画像表示処理装置と、取り込んだ前記複数の画像データ源の画像を、同一画面内に表示する画像表示装置と、前記画像表示処理装置と画像表示装置を接続させる複数の伝送路とを備えた画像表示処理システムにおいて、
    前記画像表示処理装置は、請求項12〜14,17のいずれか一つの画像表示処理装置からなり、
    前記画像表示装置は、請求項18〜20のいずれか一つの画像表示装置からなり、前記画像表示処理装置から前記画像表示装置に、異なる解像度の画像データおよび制御データを、当該各データ毎に別々の前記伝送路を介して転送し、前記画像表示装置の同一画面内に該異なる解像度の画像を表示させることを特徴とする画像表示処理システム。
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