JP2004219733A - 多面付けカラーフィルタ用基板の製造方法 - Google Patents

多面付けカラーフィルタ用基板の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、カラーフィルタが多面付けされている多面付けカラーフィルタ用基板を歩留まり良くかつコスト的に有利に製造することを可能とする多面付けカラーフィルタ用基板の製造方法を提供することを主目的とするものである。
【解決手段】上記目的を達成するために、本発明は、透明基板と、上記透明基板上に行列状に配置されている複数のカラーフィルタとを有する切り出し用カラーフィルタ用基板から、上記切り出し用カラーフィルタ用基板のカラーフィルタの行数および列数よりも、少なくとも行数または列数の一方が、一つ以上少ない行列状で上記透明基板上にカラーフィルタが配置されている多面付けカラーフィルタ用基板を得るように、上記切り出し用カラーフィルタ用基板から上記多面付けカラーフィルタ用基板を切り出すことを特徴とする多面付けカラーフィルタ用基板の製造方法を提供する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラーフィルタが多面付けされている多面付けカラーフィルタ用基板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、液晶ディスプレイの製造方法は、透明基板上に複数のカラーフィルタが多面付けされているカラーフィルタ用基板を対向基板と張り合わせ、対向基板と張り合わせた状態で、各カラーフィルタ毎に切断して液晶ディスプレイを製造することにより、コストダウンを図る方法が行われている。
【0003】
しかしながら、このような多面付けされたカラーフィルタ用基板を用いる方法においては、当該多面付けされたカラーフィルタ用基板を構成するカラーフィルタに一つでも欠陥があった場合には、多面付けされたカラーフィルタ用基板全体が使用できなくなり、結局コスト高に繋がる場合があった。
【0004】
そこで、歩留まりを向上させることによりコストダウンを図れる方法で、カラーフィルタが多面付けされているカラーフィルタ用基板を製造する方法が求められている。
【0005】
なお、本発明に関する先行技術文献は、発見されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、カラーフィルタが多面付けされている多面付けカラーフィルタ用基板を歩留まり良くかつコスト的に有利に製造することを可能とする多面付けカラーフィルタ用基板の製造方法を提供することを主目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、請求項1に記載するように、透明基板と、上記透明基板上に行列状に配置されている複数のカラーフィルタとを有する切り出し用カラーフィルタ用基板から、上記切り出し用カラーフィルタ用基板のカラーフィルタの行数および列数よりも、少なくとも行数または列数の一方が一つ以上少ない行列状で上記透明基板上にカラーフィルタが配置されている多面付けカラーフィルタ用基板を得るように、上記切り出し用カラーフィルタ用基板から上記多面付けカラーフィルタ用基板を切り出すことを特徴とする多面付けカラーフィルタ用基板の製造方法を提供する。
【0008】
本発明においては、切り出し用カラーフィルタ用基板のカラーフィルタの行数および列数よりも、多面付けカラーフィルタ用基板のカラーフィルタの行数または列数の少なくとも一方が一つ以上少なく、かつ所望の行列状にカラーフィルタが配置された多面付けカラーフィルタ用基板を、切り出し用カラーフィルタ用基板から切り出して製造するので、多面付けカラーフィルタ用基板に含まれるカラーフィルタが良品のみからなるように切断位置を選択することができ、歩留まり良く、従ってコスト上有利に多面付けカラーフィルタ用基板を製造することができる。また、サイズの異なる多面付けカラーフィルタ用基板を製造することができるため、各LCDメーカの要求に応じた種々のサイズの多面付けカラーフィルタ用基板に対応することができる。
【0009】
上記請求項1に記載された発明においては、請求項2に記載するように、上記切り出し用カラーフィルタ用基板は、上記多面付けカラーフィルタ用基板を上記切り出し用カラーフィルタ用基板から切り出す際の切断位置となり得る部分および上記切り出し用カラーフィルタ用基板の外周部となり得る部分で、隣合うカラーフィルタ間および上記切り出し用カラーフィルタ用基板の縁から所定の間隔を有するように上記カラーフィルタが設けられており、上記所定の間隔は均一であることが好ましい。カラーフィルタ間に所定の間隔が必要な場合には、その間隔を均一にすることにより、同一の行列状に配置された多面付けカラーフィルタ用基板を切り出し用カラーフィルタ用基板から切り出すに際して切断位置の違いによって多面付けカラーフィルタ用基板の形状が異なる等の不具合が生じないからである。
【0010】
上記請求項1または請求項2に記載された発明においては、請求項3に記載するように、前記切り出し用カラーフィルタ用基板から前記多面付けカラーフィルタ用基板を切り出し、前記多面付けカラーフィルタ用基板に設けられているカラーフィルタが、良品のみとなるように切断位置を選択する際に、前記切り出し用カラーフィルタ用基板の透明基板上に設けられており、個々のカラーフィルタの情報が収容されている識別マークを読み取ることにより、前記カラーフィルタの良品および不良品を識別し、切断位置を選択することが好ましい。識別マークを利用することにより効率良く、かつ正確に良品および不良品の判別をすることができるため、切断位置の選択が的確となり、多面付けカラーフィルタ用基板の歩留まりの向上に効果があるからである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の多面付けカラーフィルタ用基板の製造方法について詳細に説明する。
【0012】
本発明の多面付けカラーフィルタ用基板の製造方法は、透明基板と、上記透明基板上に行列状に配置されている複数のカラーフィルタとを有する切り出し用カラーフィルタ用基板から、上記切り出し用カラーフィルタ用基板のカラーフィルタの行数および列数よりも、少なくとも行数または列数の一方が一つ以上少ない行列状で上記透明基板上にカラーフィルタが配置されている多面付けカラーフィルタ用基板を得るように、上記切り出し用カラーフィルタ用基板から上記多面付けカラーフィルタ用基板を切り出すことを特徴とするものである。
【0013】
本発明においては、切り出し用カラーフィルタ用基板のカラーフィルタの行数および列数よりも、多面付けカラーフィルタ用基板のカラーフィルタの行数または列数の少なくとも一方が一つ以上少なく、かつ所望の行列状にカラーフィルタが配置された多面付けカラーフィルタ用基板を、切り出し用カラーフィルタ用基板から切り出して製造しているので、多面付けカラーフィルタ用基板に含まれるカラーフィルタが良品のみからなるように切断位置を選択することができ、歩留まり良く多面付けカラーフィルタ用基板を製造することができる。また、コスト的に有利に製造することができる大型の切り出し用カラーフィルタ用基板を用いて、歩留まり良く多面付けカラーフィルタ用基板を製造することができるため、結果的にコストダウンに繋がる。
【0014】
このような利点を有する本発明の多面付けカラーフィルタ用基板の製造方法について、図1を用いて具体的に説明する。
【0015】
図1は、本発明の多面付けカラーフィルタ用基板の製造方法の一例を示した説明図であり、2行3列でカラーフィルタ2が透明基板1上に行列状に配置されている切り出し用カラーフィルタ用基板3から、2行2列でカラーフィルタ2が行列状に配置されている多面付けカラーフィルタ用基板4を切り出す場合について示している。まず、図1(a)に示すように、右側のいずれかのカラーフィルタ2に欠陥がある場合には、このような不良品のカラーフィルタ2を避けるため、切断位置としてbを選択すれば、良品のカラーフィルタ2のみからなる多面付けカラーフィルタ用基板4を得ることができる。また、この場合、右側のカラーフィルタ2のうち、良品のカラーフィルタ2を含むように切り出せば、カラーフィルタ2を一つ含むカラーフィルタ用基板5が得られ、材料の無駄を少なくすることができる。一方、図1(b)に示すように、左側のカラーフィルタ2のいずれかに欠陥がある場合には、切断位置としてaを選択することにより、良品のカラーフィルタ2のみからなる多面付けカラーフィルタ用基板4を得ることができる。この場合も同様に、左側の2つのカラーフィルタ2のうち、良品のカラーフィルタ2を切り出すことにより、カラーフィルタ2を一つ含むカラーフィルタ用基板5を製造することができる。
【0016】
このように本発明においては、多面付けカラーフィルタ用基板を切り出し用カラーフィルタ用基板から切り出して製造しているので、切断することが可能な複数の切断位置のうち、好適な切断位置を選択することにより、良品のみのカラーフィルタからなる多面付けカラーフィルタ用基板を製造することが容易に可能である。従って、歩留まり良く多面付けカラーフィルタ用基板を得ることができ、コストダウンを図ることができる。
【0017】
以下、本発明の多面付けカラーフィルタ用基板の製造方法について、切り出し用カラーフィルタ用基板および多面付けカラーフィルタ用基板に分けて説明する。
【0018】
1.切り出し用カラーフィルタ用基板
本発明における切り出し用カラーフィルタ用基板とは、透明基板上に複数のカラーフィルタが行列状に配置されているものである。
【0019】
現在、コストダウンを図る方法として、より多くのカラーフィルタを設けることを可能とする切り出し用カラーフィルタ用基板が要求されている。このような要求から年々切り出し用カラーフィルタ用基板は大型化する傾向にあり、このような大型の切り出し用カラーフィルタ用基板を用いることにより、生産性良くかつコスト的に有利に液晶表示装置を製造することが可能である。本発明の多面付けカラーフィルタ用基板の製造方法においては、上記大型の切り出し用カラーフィルタ用基板から多面付けカラーフィルタ用基板を切り出して製造しているので、多面付けカラーフィルタ用基板を歩留まり良く製造できることを特徴とするものである。
【0020】
このような切り出し用カラーフィルタ用基板は、少なくとも透明基板と、カラーフィルタとを有するものであれば特に限定はされない。本発明における切り出し用カラーフィルタ用基板を構成する各部材については後に詳述する。
【0021】
本発明においてこのような切り出し用カラーフィルタ用基板から所望の多面付けカラーフィルタを切り出す際の切断位置としては、多面付けカラーフィルタ用基板に含まれるカラーフィルタが良品のみからなるような切断位置であれば特に限定はされない。すなわち、図1に示すように、切り出し用カラーフィルタ用基板3に不良品のカラーフィルタ2が含まれている場合には、そのような不良品のカラーフィルタ2が多面付けカラーフィルタ用基板4に含まれないように切断位置aまたはbを選択することにより、歩留まり良く多面付けカラーフィルタ用基板を製造することができる。
【0022】
また、このように多面付けカラーフィルタ用基板を切り出し用カラーフィルタ用基板から切り出す際の切断位置の選択には、透明基板上に設けられ、個々のカラーフィルタの情報および切り出し用カラーフィルタ用基板等の情報が収容されている識別マークを利用することが好ましい。
【0023】
なお、ここでいう識別マークとは、切り出し用カラーフィルタ用基板および個々のカラーフィルタ等に関して、製品を管理する際に必要な情報を収容するものであり、一般的にコンピューターを用いてその情報を読み取ることが可能なものである。従って、このような識別マークをコンピューターで読み取ることにより、個々のカラーフィルタに関する情報を詳細に得ることができるため、容易にカラーフィルタの良品および不良品を判別することができる。よって、多面付けカラーフィルタ用基板に不良品のカラーフィルタが含まれないような切断位置の判断が的確となり、より一層多面付けカラーフィルタ用基板の歩留まりの向上に効果がある。このような識別マークついては後に詳述する。
【0024】
さらに、本発明における切り出し用カラーフィルタ用基板において、透明基板上に行列状に配置されているカラーフィルタの行数および列数としては、所望の多面付けカラーフィルタ用基板におけるカラーフィルタの行数および列数よりも、切り出し用カラーフィルタ用基板におけるカラーフィルタの行数または列数の少なくとも一方において、一つ以上多ければ特に限定はされない。具体的には、2行2列でカラーフィルタが多面付けされた多面付けカラーフィルタ用基板を得るためには、少なくとも2行3列、または3行2列でカラーフィルタが設けられている切り出し用カラーフィルタ用基板であればよい。
【0025】
また、切り出し用カラーフィルタ用基板において、個々のカラーフィルタが透明基板上に配置されている位置としては、行列状に配置されているのであれば特に限定はされない。しかしながら、切断のしやすさ等を考慮すると、多面付けカラーフィルタ用基板を切り出し用カラーフィルタ用基板から切り出す際の切断位置となり得る部分および切り出し用カラーフィルタ用基板の外周部となり得る部分で、隣合うカラーフィルタ間および切り出し用カラーフィルタ用基板の縁から所定の間隔を有するようにカラーフィルタが設けられていても良く、このような場合には、前記所定の間隔は均一であることが好ましい。
【0026】
なお、ここでいう外周部とは、透明基板の縁に沿った周囲の部分を意味する。
【0027】
このようにカラーフィルタ間に所定の間隔を設ける場合には、その所定の間隔を均一とすることにより、同一の行列状に配置された多面付けカラーフィルタ用基板を得るに際して切断位置が異なっても、同一形状の多面付けカラーフィルタ用基板を得ることができるからである。
【0028】
以下、カラーフィルタを所定の間隔を有して透明基板上に配置した場合について、図2を用いて具体的に説明する。まず、図2(a)には、2行3列でカラーフィルタ2が配置された切り出し用カラーフィルタ用基板20が示されている。このような切り出し用カラーフィルタ用基板20から2行2列でカラーフィルタ2が配置された多面付けカラーフィルタ用基板を得る際には、切断位置としてcおよびdが考えられる。例えば、切り出し用カラーフィルタ用基板20においてカラーフィルタ2間の左右の間隔xおよび切り出し用カラーフィルタ用基板20の外周部21(ハッチングを付した部分)の間隔yを異なる間隔とすると、得られる多面付けカラーフィルタ用基板の外周部において、四方の間隔が均一とならないため、切断位置としてcまたはdのいずれかを選択するかにより得られる多面付けカラーフィルタ用基板の形状が異なり不都合を生じる。従って、2行3列でカラーフィルタ2が所定の間隔を有して配置された切り出し用カラーフィルタ用基板20から、2行2列でカラーフィルタ2が配置された多面付けカラーフィルタ用基板を得る際には、カラーフィルタ2間の間隔xおよび切り出し用カラーフィルタ用基板の外周部21の間隔yは均一であることが好ましいのである。
【0029】
さらに、図2(b)には、3行3列でカラーフィルタ2が透明基板1上に所定の間隔を有して9面付けされた切り出し用カラーフィルタ用基板22が示されている。このような切り出し用カラーフィルタ用基板22から、2行2列でカラーフィルタ2が透明基板1上に4面付けされた多面付けカラーフィルタ用基板を切り出す際には、切断位置としてe、f、gおよびhが考えられる。これら切断位置としてe、f、gおよびhのうちいずれかを選択した場合でも、当該カラーフィルタ2間の間隔x´と、切り出し用カラーフィルタ用基板の外周部23の間隔y´を均一とすることにより、同一の多面付けカラーフィルタ用基板を得ることができる。
【0030】
本発明において上述した所定の間隔としては、カラーフィルタを損傷することなく、切り出し用カラーフィルタ用基板から多面付けカラーフィルタ用基板を切り出すことが可能な間隔であれば特に限定はされない。このような間隔は、切断に用いる装置や対向基板のTFT等が設けられている範囲等により左右されるため一概に規定することは困難であるが、一般的に用いられている切断装置および対向基板等を基準に規定すると、通常8mm程度である。
【0031】
2.多面付けカラーフィルタ用基板
次に、多面付けカラーフィルタ用基板について説明する。本発明における多面付けカラーフィルタ用基板とは、上述した切り出し用カラーフィルタ用基板から切り出すことにより製造され、カラーフィルタが透明基板上に行列状に多面付けされているものである。このようにカラーフィルタが多面付けされた状態で、対向基板と張り合わせ、その後、各カラーフィルタ毎に切断して液晶ディスプレイとすることによりコスト的に有利に液晶ディスプレイを製造することができる。
【0032】
このような多面付けカラーフィルタ用基板は、少なくとも透明基板と、カラーフィルタとを有するものであれば特に限定はされない。
【0033】
また、本発明における多面付けカラーフィルタ用基板において、前記切り出し用カラーフィルタ用基板から切り出すことが可能な多面付けカラーフィルタ用基板は、上述した切り出し用カラーフィルタ用基板のカラーフィルタの行数および列数よりも、行数または列数の少なくとも一方が、一つ以上少ないものである。具体的には、図3に示すように、2行3列でカラーフィルタ2が透明基板1上に配置されている切り出し用カラーフィルタ用基板30の場合には、切断位置を様々に選択することにより、2行1列でカラーフィルタ2が配置された多面付けカラーフィルタ用基板31、2行2列でカラーフィルタ2が配置された多面付けカラーフィルタ用基板32、1行3列でカラーフィルタ2が配置された多面付けカラーフィルタ用基板33等を得ることができる。
【0034】
また、本発明においては、切り出し用カラーフィルタ用基板のカラーフィルタの行数および列数よりも、多面付けカラーフィルタ用基板のカラーフィルタの行数または列数の少なくとも一方が一つ以上少なく、かつ所望の行列状にカラーフィルタが配置された多面付けカラーフィルタ用基板を、切り出し用カラーフィルタ用基板から切り出して製造しているので、多面付けカラーフィルタ用基板に含まれるカラーフィルタが良品のみからなるように切断位置を選択することができ、歩留まり良く多面付けカラーフィルタ用基板を得ることができる。また、上述したようにコスト的に有利に製造することができる大型の切り出し用カラーフィルタ用基板を用いて歩留まり良く多面付けカラーフィルタ用基板を製造することができるため、結果的にコストダウンに繋がるのである。
【0035】
3.その他
以下、本発明における切り出し用カラーフィルタ用基板および多面付けカラーフィルタ用基板において、各々を構成する透明基板およびカラーフィルタ等の各部材について説明する。
【0036】
(1)透明基板
本発明における透明基板としては、一般的に透明基板として用いられる材料であれば、特に限定されるものではなく、例えば石英ガラス、パイレックス(登録商標)、合成石英板、無アルカリガラス等の可撓性のない透明なリジット材、あるいは透明樹脂フィルム、光学用樹脂板等の可撓性を有する透明なフレキシブル材等を用いることができる。
【0037】
また、本発明においては、上述したように切り出し用カラーフィルタ用基板から所望の大きさで切り出すことにより多面付けカラーフィルタ用基板を得ることから、切り出し用カラーフィルタ用基板に用いられる透明基板の大きさとしては、多面付けカラーフィルタ用基板の大きさよりも大きければ特に限定はされない。具体的に、現在一般的に汎用されている大型の透明基板のサイズとしては、650mm×830mm、680mm×880mm、730mm×920mm、1000mm×1200mm等を挙げることができる。
【0038】
(2)カラーフィルタ
上述した透明基板上に形成されているカラーフィルタとしては、少なくとも着色層が形成されていればとくに限定はされないが、着色層の他にも、ブラックマトリクス等が積層されていてもよい。以下、本発明におけるカラーフィルタを構成する着色層、ブラックマトリクス、その他の構成について説明する。
【0039】
▲1▼ 着色層
本発明における着色層とは、単色からなる場合や、赤、緑および青の3色といった複数色からなる場合であってもよく、これらが種々のパターン、例えばモザイク状、トライアングル状、ストライプ状等のパターンで形成されるものである。この着色層の形成方法としては、従来から行われている顔料分散法やインクジェット法等を用いることが可能であり、本発明においては特に限定されるものではない。
【0040】
▲2▼ ブラックマトリクス
本発明において用いられるブラックマトリックスとは、着色層間に配置され、光を遮るために形成されたものである。上記透明基板上にブラックマトリックスを製造する方法は、特に限定されるものではなく、例えばスパッタリング法、真空蒸着法等により、厚み1000〜2000Å程度のクロム等の金属薄膜を形成し、この薄膜をパターニングすることにより形成する方法等を挙げることができる。
【0041】
また、上記ブラックマトリックスとしては、樹脂バインダ中にカーボン微粒子、金属酸化物、無機顔料、有機顔料等の遮光性粒子を含有させた層であってもよく、用いられる樹脂バインダとしては、ポリイミド樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコール、ゼラチン、カゼイン、セルロース等の樹脂を1種または2種以上混合したものや、感光性樹脂、さらにはO/Wエマルジョン型の樹脂組成物、例えば、反応性シリコーンをエマルジョン化したもの等を用いることができる。このような樹脂性ブラックマトリックスのパターニングの方法は、フォトリソ法、印刷法等一般的に用いられている方法を用いることができる。
【0042】
▲3▼ その他
本発明におけるカラーフィルタにおいては、着色層およびブラックマトリクスが積層されているだけでなく、保護層、透明電極、さらには配向層等が設けられていてもよい。
【0043】
(3)識別マーク
本発明における識別マークとは、切り出し用カラーフィルタ用基板および個々のカラーフィルタ等に関して、製品を管理する際に必要な情報を収容するものであり、一般的にコンピューターを用いてその情報を読み取ることが可能なものである。通常、透明基板上に、上述したブラックマトリクスを用いて形成される。その製造方法としては、例えば、ブラックマトリクスをフォトリソグラフィー法によりパターニングする際、ブラックマトリクス上に成膜されたフォトレジストに電子線またはレーザ等で描画することにより製造する方法を挙げることができる。
【0044】
さらに識別マークに収容されている情報としては、切り出し用カラーフィルタ用基板等の製品管理をする際に必要とされる情報等を挙げることができる。例えば、製造年月日、製品状態、検査状況等である。このような識別マークを設けることにより、個々のカラーフィルタ等の状態が識別マークを読み取るだけで把握することができる。
【0045】
このような識別マークとしては、その形状等で切り出し用カラーフィルタ用基板および個々のカラーフィルタ等の情報を収容することができるものであれば特に限定はされないが、具体的には、一次元バーコード、二次元バーコード等を挙げることができる。その中でも、二次元バーコードであることが好ましい。二次元バーコードは、豊富な情報量を小さなスペースに収容することができるからである。
【0046】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、切り出し用カラーフィルタ用基板のカラーフィルタの行数および列数よりも、多面付けカラーフィルタ用基板のカラーフィルタの行数または列数の少なくとも一方が一つ以上少なく、かつ所望の行列状にカラーフィルタが配置された多面付けカラーフィルタ用基板を、切り出し用カラーフィルタ用基板から切り出して製造しているので、多面付けカラーフィルタ用基板に含まれるカラーフィルタが良品のみからなるように切断位置を選択することができ、歩留まりが良く、従ってコスト上有利に多面付けカラーフィルタ用基板を製造することができる。また、サイズの異なる多面付けカラーフィルタ用基板を製造することができるため、各LCDメーカの要求に応じた種々のサイズの多面付けカラーフィルタ用基板に対応することができるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多面付けカラーフィルタ用基板の製造方法の一例を示す説明図である。
【図2】本発明における切り出し用カラーフィルタ用基板の例を示した概略平面図である。
【図3】本発明における切り出し用カラーフィルタ用基板の一例から切り出すことが可能な多面付けカラーフィルタ用基板の例を示した説明図である。
【符号の説明】
1 … 透明基板
2 … カラーフィルタ
3 … 切り出し用カラーフィルタ用基板
4 … 多面付けカラーフィルタ用基板
5 … カラーフィルタを一つ含むカラーフィルタ用基板
a、b … 切断位置

Claims (3)

  1. 透明基板と、前記透明基板上に行列状に配置されている複数のカラーフィルタとを有する切り出し用カラーフィルタ用基板から、前記切り出し用カラーフィルタ用基板のカラーフィルタの行数および列数よりも、少なくとも行数または列数の一方が一つ以上少ない行列状で前記透明基板上にカラーフィルタが配置されている多面付けカラーフィルタ用基板を得るように、前記切り出し用カラーフィルタ用基板から前記多面付けカラーフィルタ用基板を切り出すことを特徴とする多面付けカラーフィルタ用基板の製造方法。
  2. 前記切り出し用カラーフィルタ用基板は、前記多面付けカラーフィルタ用基板を前記切り出し用カラーフィルタ用基板から切り出す際の切断位置となり得る部分および前記切り出し用カラーフィルタ用基板の外周部となり得る部分で、隣合うカラーフィルタ間および前記切り出し用カラーフィルタ用基板の縁から所定の間隔を有するように前記カラーフィルタが設けられており、前記所定の間隔は均一であることを特徴とする請求項1に記載の多面付けカラーフィルタ用基板の製造方法。
  3. 前記切り出し用カラーフィルタ用基板から前記多面付けカラーフィルタ用基板を切り出す際に、前記切り出し用カラーフィルタ用基板の透明基板上に設けられており、個々のカラーフィルタの情報が収容されている識別マークを読み取ることにより、前記カラーフィルタの良品および不良品を識別し、前記多面付けカラーフィルタ用基板に設けられているカラーフィルタが、良品のみとなるように切断位置を選択することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の多面付けカラーフィルタ用基板の製造方法。
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