JP2004218051A - 後処理めっき鋼板 - Google Patents

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Abstract

【課題】塩素を含有しないフラックスを使用した場合においても、半田の濡れ性に優れ、特に経時しても半田の濡れ性が劣化せず、かつ切断端面に赤錆が発生しにくい、耐食性に優れた後処理めっき鋼板を提供する。
【解決手段】鋼板上に錫めっきとその上に亜鉛めっきを施し、選択的にめっき鋼板を錫の溶融温度以上に加熱した後、水系アクリル樹脂を100〜800g/L、防錆剤を10〜100g/L、水溶化ロジンを50〜600g/L、水分散性シリカを10〜200g/L、酸化防止剤を0.5〜100g/L含有する水系アクリル樹脂を主成分とする後処理液、または水系ウレタン樹脂を100〜900g/L、防錆剤を10〜100g/L、水分散性シリカを10〜400g/L、酸化防止剤を0.5〜100g/Lを含有する水系ウレタン樹脂を主成分とするめっき鋼板用後処理液のいずれかを、乾燥厚みが0.05〜10μmになるように塗布し乾燥処理する。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は半田めっき鋼板に係わり、特に半田の濡れ性、経時性、切断端面の耐食性を向上させるめっきおよび後処理を施した後処理めっき鋼板に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に半田付けの可能な錫めっき鋼板、鉛−錫めっき鋼板、銅めっき鋼板、亜鉛めっき鋼板などのめっき鋼板は、使用される環境にさらされた際にめっきの外観が変化し、赤錆が発生することがある。さらに、めっき鋼板は所定の形状に切断して使用されるため、切断端面は鋼素地が露出し、切断端面から赤錆が発生し、表面に伝播することが多い。そのため、これらのめっき鋼板においては経時した際の酸化膜の成長による半田性の低下や赤錆の発生を抑制する後処理方法が求められている。また、最近の電子部品の分野においては、基板となるめっき鋼板などの耐食性の劣化を防止するため、塩素を含有する腐食性の強い活性なフラックスの使用が拒否される傾向にあり、塩素を含有しないフラックスを用いた場合においても半田の濡れ性に優れる材料が求められている。塩素を含まない弱活性または非活性のフラックスを使用した場合は、半田はめっき鋼板に付着するものの、めっき鋼板上を均一に濡らすまでに長時間を要し、半田の濡れ性に劣り、その傾向はめっき鋼板の経時の増大にともなって顕著となる。
【0003】
従来の公知技術として、鋼板上に錫めっきを施し、次いで錫めっき上に亜鉛めっきを施し、選択的にさらに亜鉛めっき上にクロメート処理を施したものである(例えば特許文献1参照。)。このめっき鋼板は、クロメート処理を施さない場合は長期間経時させた場合に耐食性が十分ではなく、腐食生成物の皮膜が生成することにより、半田濡れ性も劣化するおそれがある。また、クロメート処理を施すと高耐食性を付与することができるが、処理皮膜が安定であり、用途によっては十分な半田濡れ性が得られないこともある。
【0004】
また、鋼板上に錫めっきを施し、次いで錫めっき上に亜鉛、ニッケル、コバルトのいずれか1種以上を主成分とするめっき、または亜鉛、ニッケル、コバルトのいずれか1種以上に錫、鉄、鉛、銅のいずれか1種以上を含有してなる、錫の標準電極電位より卑な電位を示す合金めっきを施した、半田用二層めっき鋼板を開示している(例えば特許文献2参照。)。このめっき鋼板はクロメート処理皮膜のような耐食性に優れた保護皮膜層を有していないため、耐食性が十分ではなく、腐食生成物の皮膜が生成することにより、半田濡れ性も劣化するおそれがある。
【0005】
さらに、片面が耐錆性と耐ホイスカー性に優れ、他面が耐錆性と溶接性に優れた電子機器部品用表面処理鋼板を開示している(例えば特許文献3参照。)。この表面処理鋼板は、片面にNiめっき、またはNiめっきとその上にSnめっき、またはNiめっきとZnめっきを施し、他面にNiめっき、その上にSn、その上にZnめっきを施し、加熱処理を施して片面上に、Ni−Fe合金、またはNi−Fe合金とNi−Sn合金、またはNi−Fe合金とNi−Zn合金を形成させ、他面にSn−Zn合金、Zn−Ni合金、Sn−Ni合金、Fe−Ni合金を形成させ、さらに両面にクロメート皮膜を形成して構成される。この表面処理鋼板は目的とする片面における耐錆性と耐ホイスカー性、他面における耐錆性と溶接性には優れているものの、両面のめっき層上に安定なクロメート皮膜を形成させているため、用途によっては必要とされる十分な半田濡れ性が得られない場合がある。
【0006】
また、Znめっき鋼板またはZn合金めっき鋼板上にアクリル樹脂、ポリエステル樹脂又はウレタン樹脂からなる水分散性または水溶性有機樹脂とCr6+イオンと、ロジンアミン塩とを含む水溶液を用いて表面塗膜を形成した半田用のめっき鋼板が提案されている(例えば特許文献4参照。)が、めっき層に半田の成分であるSnが含まれていないために、用途によっては必要とされる十分な半田濡れ性が得られない場合がある。
【0007】
さらに、ハンダ性に優れたSn−Zn合金めっき皮膜を有する基体を、Ti、V、Mn、Zr、Mo、W及びSiの群から選択される少なくとも1種の金属の塩または酸素酸塩及び無機酸イオンを含有する水溶液に接触させることを特徴とする、Sn−Zn合金めっき皮膜上にクロムフリー皮膜を形成させ方法、およびこのクロムフリー皮膜上に耐食性を向上させるためのオーバーコート処理を施す方法が提案されている(例えば特許文献5参照。)。このクロムフリー皮膜やクロムフリー皮膜上に形成させたオーバーコートはSn−Zn合金に対して高耐食性を付与することはできるが、その安定さ故に、特に塩素を含まない弱活性または非活性のフラックスを使用した場合の半田性に乏しい欠点を有している。
さらに、鋼板上にSn−Zn合金層、または表面にNiめっきまたはFe−Ni拡散層のいずれかからなる表面処理層を形成させた表面処理鋼板上にSn−Zn合金層を形成させ、これらのSn−Zn合金層上にリン酸マグネシウムを主体とする無機皮膜を形成させてなる環境対応型電子部品用表面処理鋼板が提案されている(例えば特許文献6参照。)。このリン酸マグネシウムを主体とする無機皮膜もSn−Zn合金に対して高耐食性を付与することはできるが、その安定さ故に、特に塩素を含まない弱活性または非活性のフラックスを使用した場合の半田性に乏しい欠点を有している。
【0008】
【特許文献1】
特公昭53−47216号公報
【特許文献2】
特開昭63−277786号公報
【特許文献3】
特開平3−291386号公報
【特許文献4】
特開平9−234421号公報
【特許文献5】
特開2002−053975号公報
【特許文献6】
特開2002−249885号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、めっき鋼板を半田付けする際に、塩素を含有しないフラックスを使用した場合においても、半田の濡れ性に優れ、特に経時しても半田の濡れ性が劣化せず、しかも切断端面に赤錆が発生しにくい、耐食性に優れためっきおよび後処理皮膜を形成させた後処理めっき鋼板を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明の後処理めっき鋼板は、鋼板上に錫めっきを施し、その上層に亜鉛めっきを施し、さらにその上層に、水系アクリル樹脂を100〜800g/L、防錆剤を10〜100g/L、水溶化ロジンを50〜600g/L、水分散性シリカを10〜200g/L、酸化防止剤を1〜100g/L含有してなるめっき鋼板用後処理液を、乾燥厚みが0.05〜10μmとなるように塗布乾燥してなる後処理めっき鋼板であり、または
鋼板上に錫めっきを施し、その上層に亜鉛めっきを施し、さらにその上層に、水系ウレタン樹脂を100〜900g/L、防錆剤を10〜100g/L、水分散性シリカを10〜400g/L、酸化防止剤を0.5〜100g/L含有してなるめっき鋼板用後処理液を、乾燥厚みが0.05〜10μmとなるように塗布乾燥してなる後処理めっき鋼板である。
これらのいずれかのめっき鋼板において、鋼板上に錫めっきを施し、その上層に亜鉛めっきを施した後、めっき鋼板に錫の溶融温度以上の加熱処理を施してなること、または
鋼板上に錫めっきを施し、次いでめっき鋼板に錫の溶融温度以上の加熱処理を施した後、その上層に亜鉛めっきを施してなることが好ましい。その際、めっき量として、
錫めっき量が3〜20g/mであること、さらに
亜鉛めっき量が0.01〜0.05g/m、または
0.05g/mを超え、0.7g/m以下、もしくは
0.7g/mを超え、7g/m以下のいずれかであることが好ましく、またさらに
防錆剤がアミン塩を含んだ化合物、あるいはスチレン・無水マレイン酸共重合体のどちらか一方もしくは両方を含んでいること、さらに
酸化防止剤がフェノール系酸化防止剤および/またはリン系酸化防止剤であることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明に係るめっき鋼板は、鋼板上に錫めっきとその上に亜鉛めっきを施し、選択的にめっき鋼板を錫の溶融温度以上に加熱した後、水系アクリル樹脂を100〜800g/L、防錆剤を10〜100g/L、水溶化ロジンを50〜600g/L、水分散性シリカを10〜200g/L、酸化防止剤を0.5〜100g/L含有する水系アクリル樹脂を主成分とする後処理液、または水系ウレタン樹脂を100〜900g/L、防錆剤を10〜100g/L、水分散性シリカを10〜400g/L、酸化防止剤を0.5〜100g/Lを含有する水系ウレタン樹脂を主成分とするめっき鋼板用後処理液のいずれかを、乾燥厚みが0.05〜10μmになるように塗布し乾燥処理することによって、後処理めっき鋼板とするものである。この後処理めっき鋼板は、無塩素系フラックスを使用しても半田性に優れ、経時しても、あるいは加熱しても半田の濡れ性が劣化せず、また耐食性、耐酸化性にも優れ、さらに切断端面の赤錆の発生の抑制効果も優れる。
【0012】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の後処理めっき鋼板は、鋼板上に錫めっきを施し、その上に亜鉛めっきを施し、選択的にめっき鋼板を錫の溶融温度以上に加熱しためっき鋼板に、半田性を向上させる後処理皮膜を形成させたものである。鋼板上に直接形成させる錫めっき層は、公知の電気めっき法を用いて3〜20g/mのめっき量で形成させることが好ましい。3g/m未満の場合は、錫めっきを施し、その上に亜鉛めっきを施し、次いで錫の溶融温度以上に加熱した場合、錫が鋼板や亜鉛めっき層に熱拡散し、全ての錫が鉄−錫合金、亜鉛−錫合金、または鉄−錫−亜鉛合金のいずれかの形成に消費されて殆どのフリー錫が失われ、半田性が劣化してしまう。錫めっき量の増加にともなって耐食性が向上するが、20g/mを超えてめっきしても耐食性の向上効果は飽和し、経済的ではなくなる。
【0013】
鋼板上に上記のようにして錫めっき層を形成させた後、その上に亜鉛めっき層を形成させる。亜鉛めっき層も公知の電気めっき法を用いて形成させるが、めっき量は用途によって変動させる。良好な半田性が特に求められる用途では、0.01〜0.05g/mのめっき量が好ましい。0.01g/m未満である場合は、長期間計時した場合に錫のホイスカーが発生し、電子部品回路などに適用された場合、ホイスカーが他のリード線などの導電部材と接触して短絡事故を引き起こす恐れがある。一方、0.05g/mを超えると、特に良好な半田性を必要とする用途において、十分な半田性が得られない。
【0014】
良好な半田性を必要とし、なおかつめっき鋼板の切断端面の赤錆の発生が嫌われる用途においては、亜鉛めっき量は0.05g/mを超え、0.7g/m以下であることが好ましい。0.05g/m以下では赤錆の発生の抑制効果に乏しく、0.7g/mを超えると良好な半田性の発現にやや乏しくなる。上記の用途以外で、適度の半田性と良好な耐赤錆性が求められる用途では、0.7g/mを超え、7g/m以下であることが好ましい。7g/mを超えると良好な半田性が得られにくくなる。
【0015】
上記のようにして鋼板上に錫めっき層とさらにその上に亜鉛めっき層を形成させためっき鋼板は、そのまま以下に示す後処理皮膜を形成させて本発明の後処理めっき鋼板としてもよいが、めっき鋼板を錫の溶融温度以上に加熱し、鋼板と錫めっき層の界面、および錫めっき層と亜鉛めっき層の界面に鉄−錫合金、亜鉛−錫合金、または鉄−錫−亜鉛合金を形成させてもよい。これらの合金層を形成させることにより、鋼板と錫めっき層、および錫めっき層と亜鉛めっき層との密着性が向上する。また、亜鉛めっき層が薄い場合は、めっき鋼板の最表面において亜鉛に錫が合金化され、半田性が向上する。また錫が合金化することにより、耐ホイスカー性も向上する。
【0016】
上記のようにして得られるめっき鋼板に、以下のようにして半田性を向上させるための後処理皮膜を形成させる。本発明の半田性を向上させる後処理皮膜としては、水系アクリル樹脂を主成分とする後処理液(以下、A液という)を用いたものと、水系ウレタン樹脂を主成分とする後処理液(以下、B液という)を用いたものとがある。まずA液による後処理皮膜について説明する。
A液において、水系アクリル樹脂は、カルボン酸を有するアクリル系モノマーの重合体または共重合体であり、特に水溶液重合、エマルジョン重合などの重合法を限定するものではない。しかし、水系アクリル樹脂の酸価(樹脂1g中に含まれる遊離脂肪酸を中和するのに要する水酸化カリウムのミリグラム数)は、150以下であることが好ましい。濃度として、100〜800g/Lの範囲が好ましい。100g/L未満では半田性向上の効果がなく、耐食性も低下する。一方,800g/Lを越えると半田性向上の効果が飽和し、水溶化ロジンと混ぜ合わせた場合に粘度が高くなり、ゲル化する恐れがあり、好ましくない。
【0017】
A液において、添加する水溶性ロジンは50〜600g/Lの範囲で添加する必要がある。水溶化ロジンは、ロジンの主成分であるアビエチン酸分子内のカルボン酸基をアミン塩などにより中和し、ロジン石鹸とする方法により得られる。
50g/L未満では経時後の半田濡れ性が不十分であり、600g/Lを越えると高粘度となり、ゲル化しやすく、塗布が困難になるので、好ましくない。
【0018】
A液において、添加する防錆剤は、クロムを含まないものを添加するのが良い。クロムを含まない以外は特に限定されないが、アミンを含んだ化合物、あるいはスチレン・無水マレイン酸共重合体のどちらか一方もしくは両方を含んだものを適用できる。アミンを含んだ化合物としては、具体的には、有機アミン石けんの単独あるいは混合したものを使用する。有機アミン石けんにはドテシルアミン、オレオイルイミダゾリン、アミノプロピル牛脂アミン、ロジンアミンが含まれ、アミンはカルボン酸などと造塩して使用することが出来る。スチレン・無水マレイン酸共重合体としては、スチレン・無水マレイン酸共重合アルキルエステル・アンモニウム塩が好ましい。添加量としては10〜100g/Lであることが好ましい。10g/L未満では、耐食性向上に効果が認められず、100g/Lを越えると耐食性向上効果は極めて良好であるが、液の粘度が上昇して塗布が困難になるので好ましくない。
【0019】
A液において、添加する水分散性シリカは、耐食性、めっき鋼板の皮膜硬度を向上させ耐疵付き性を向上させるものであり、10〜200g/Lの範囲で添加することが好ましい。10g/L未満では耐食性を向上させることができない。
200g/Lを超えると半田濡れ性が著しく低下する。半田濡れ性を重要視する場合には、めっき鋼板に付着した量を10〜100mg/mの範囲とすることが好ましい。より半田濡れ性を重要視する場合には、10〜50mg/mの範囲とする。水分散性シリカとしては特に限定するものではないが、シリカ表面にアルミニウムをコーティングしたものは分散作用が優れており、特に好適に適用できる。シリカの粒径としては小さいものが好ましく、100nm以下であることが好ましく、60nm以下のものは特に分散作用が優れている。 シリカは一般的には濡れ性を阻害するが、100nm以下の超微粒子にすることによって、半田濡れ性を阻害することなく、耐食性、めっき鋼板皮膜硬度を向上させ耐疵付き性を向上させることができる。
【0020】
本発明のA液および後記するB液に添加する酸化防止剤は、半田濡れ性の経時による低下の主原因と考えられていためっき鋼板のめっき層表面の酸化防止のためではなく、めっき層の酸化を抑制するためにめっき層上に施す上記の樹脂層の酸化を抑制するために添加される。この用途に適用する酸化防止剤としては、硫黄系酸化防止剤などもあるが、フェノール系酸化防止剤またはリン系酸化防止剤が好ましく、両者を併用してもよい。添加量としては0.5〜100g/Lであることが好ましい。0.5g/L未満では、耐酸化性向上に効果が認められず、100g/Lを越えると液の粘度が上昇して塗布が困難になるので好ましくない。
【0021】
次に、B液による後処理皮膜について説明する。B液において、水系ウレタン樹脂は特に限定されるものではないが、高強度を有する方が耐食性に効果がある。濃度として、100〜900g/Lの範囲が好ましい。100g/L未満では耐食性が不十分であり、900g/Lを越えると半田濡れ性が悪くなる。また、防錆剤は、A液の場合と同様に、クロムを含まない以外は特に限定されないが、アミンを含んだ化合物も適用できる。具体的には、有機アミン石けんの単独あるいは混合したものを使用する。有機アミン石けんにはドテシルアミン、オレオイルイミダゾリン、アミノプロピル牛脂アミン、ロジンアミンが含まれ、アミンはカルボン酸などと造塩して使用することが出来る。スチレン・無水マレイン酸共重合体としては、スチレン・無水マレイン酸共重合アルキルエステル・アンモニウム塩が好ましい。添加量は10〜100g/Lであることが好ましく、10g/L未満では、耐食性向上に効果が認められず、100g/Lを越えると耐食性向上効果は極めて良好であるが、半田性が低下するので好ましくない。
【0022】
B液においては、水分散性シリカは、A液と同様の目的で添加されるが、10〜200g/Lの範囲で添加することが好ましい。10g/L未満では耐食性を向上させることができない。400g/Lを超えると半田濡れ性が著しく低下する。半田濡れ性を重要視する場合には、めっき鋼板に付着した量を10〜150mg/mの範囲とすることが好ましい。より半田濡れ性を重要視する場合には、10〜80mg/mの範囲とする。水分散性シリカとしてはA液において用いたものと同様のものを用いることが好ましい。
【0023】
また、酸化防止剤についても、A液の場合と同様に、フェノール系酸化防止剤またはリン系酸化防止剤が好ましく、両者を併用してもよい。添加量についてもA液の場合と同様の理由から、0.5〜100g/Lであることが好ましい。
【0024】
上記A液およびB液のpHは3〜10の範囲が適当である。pHが3未満の場合は処理液の安定性が不良であり、10を越えても好ましくない。より長期間処理液が安定して使用するには、pH6〜9の範囲が好ましい。
【0025】
上記のA液またはB液を、前記のめっき鋼板の片面あるいは両面に塗布する。
この場合、表裏面で塗布膜厚を変えても良い。塗布する方法としては、浸漬法、ロールコート法、カーテンフローコート法、スプレーコート法など、公知の方法で良く、特に限定されるものではない。しかし、両面塗布を行う場合、本処理液が水系であることを活かして、連続めっきラインの後工程において、浸漬・絞りによる塗布を行う方法が容易で経済的である。
【0026】
A液またはB液は、乾燥後の膜厚が0.05〜10μmとなるように塗布する。A液またはB液を塗布しためっき鋼板は、後処理皮膜を成膜させるために乾燥する。皮膜の厚みが0.05μm未満では、十分な半田性、耐指紋性が得られないばかりでなく、耐食性が著しく劣る。10μmを越えると特性向上の効果が飽和し、コストメリットがなくなる。
【0027】
【実施例】
以下、実施例および比較例にて本発明を具体的に説明する。
1.実施例1(試料番号1〜10)
焼鈍および調質圧延を施した鋼板(板厚0.5mm)をめっき原板として、アルカリ脱脂、および硫酸酸洗による清浄化処理を行った後、電気めっき法を用いて錫めっき層とその上に亜鉛めっき層を表1に示すめっき量で形成させた。一部の試料については、錫めっき層を形成させた後に錫の溶融温度以上に加熱し急冷した後、亜鉛めっき層を形成させた。また他の一部の試料については、錫めっき層を形成させ、次いで亜鉛めっき層を形成させた後、錫の溶融温度以上に加熱した後、急冷し、めっき番号A〜Jのめっき鋼板を作製した。これらのめっき鋼板の両面に、浸漬・絞り法、スプレーコート法あるいはロールコート法により表2に示す試料作成条件でめっき鋼板用後処理液を塗布した後、90℃の温度で乾燥し、試料番号1〜13の試料を作製した。このようにして得られた試料番号1〜13の試料について、下記の特性評価を行い、表4にその評価結果を示した。
【0028】
2.実施例2(試料番号14〜23)
実施例1の場合と同様にして得られた表1に示すめっき番号A〜Jで示すめっき鋼板の両面に、浸漬・絞り法、スプレーコート法あるいはロールコート法により表3に示す試料作成条件でめっき鋼板用後処理液を塗布した後、90℃の温度で乾燥し、試料番号14〜23の試料を作製した。このようにして得られた試料番号14〜23の試料について、下記の特性評価を行い、表4にその評価結果を示した。
【0029】
[特性評価]
1)半田濡れ性:
すなわち、メニスコグラフ法(MIL−STD−883B)により、SOLDERCHECKER(MODEL SAT−5000、RHESCA製)を使用し、上記の供試材から切り出した幅10mmのサンプルを、実施例1の場合は塩素を含まない非活性フラックス(NA−200、タムラ化研製)に浸漬し、実施例2の場合は塩素を含まない弱活性フラックス(ラピックスRMA、日本半田工業製)に浸漬し、その後250℃に保持した半田浴(JIS Z 3282:H60A)に前記のフラックスを塗布したサンプルを浸漬速度2mm/秒で、2mm浸漬させ、半田が濡れるまでの時間ゼロクロスタイムを測定し、下記に示す基準で半田濡れ性を評価した。濡れ時間は短い程半田付け性に優れることを示す。なお、試験は試料作製直後と恒温恒湿(60℃、95%RH)で500時間経時後の二通りで行った。×以外を合格範囲とした。
◎:3秒未満、○:3〜5秒未満、△:5〜10秒未満、×:10秒以上
【0030】
2)耐食性(耐端面赤錆性):
実施例1および実施例2の試料から40mm×80mmの大きさの供試材を切り出し、JIS Z 2371に準じて塩水噴霧試験を48時間行い、赤錆の発生程度を肉眼観察し、下記に示す基準で耐食性を評価した。×以外を合格範囲とした。
◎:赤錆の発生なし、○:端面の50%未満の部分で赤錆の発生が認められる、△:端面の50〜80%の部分で赤錆発生、×:端面の80%を超える部分で赤錆発生
【0031】
3)耐ホイスカー性:
実施例1および実施例2の試料から30mm×30mmの大きさの供試材を切り出し、温度:85℃、湿度:85%RHの高温高湿の雰囲気中で30日間暴露した後のホイスカーの発生状況を走査電子顕微鏡を用い、1500倍の倍率で観察し、下記の基準で耐ホイスカー性を評価した。
◎:ホイスカーの発生は認められない。
○:10μm未満の長さのホイスカーがわずかに発生しているのが認められる。
△:10〜30μmの長さのホイスカーが発生しているのが認められる。×:30μmを超える長さのホイスカーが発生しているのが認められる。◎および○を合格範囲とした。
【0032】
その結果、表4に示すように、本発明の実施例1及び実施例2の後処理めっき鋼板は、何れも半田濡れ性、特に経時後の半田濡れ性、および耐食性の項目において良好な性状を示した。
【0033】
【表1】
Figure 2004218051
【0034】
【表2】
Figure 2004218051
【0035】
【表3】
Figure 2004218051
【0036】
【表4】
Figure 2004218051
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、めっき鋼板を半田付けする際に、塩素を含有しない非活性フラックスを使用した場合においても、半田の濡れ性に優れ、特に半田の濡れ性が経時しても劣化しない耐酸化性に優れ、しかも切断端面の赤錆発生抑制効果に優れた耐食性を有し、且つ耐疵付き性に優れた皮膜が得られるめっき及び後処理皮膜を形成させた後処理めっき鋼板を得ることが可能となった。

Claims (10)

  1. 鋼板上に錫めっきを施し、その上層に亜鉛めっきを施し、さらにその上層に、水系アクリル樹脂を100〜800g/L、防錆剤を10〜100g/L、水溶化ロジンを50〜600g/L、水分散性シリカを10〜200g/L、酸化防止剤を1〜100g/L含有してなるめっき鋼板用後処理液を、乾燥厚みが0.05〜10μmとなるように塗布乾燥してなる後処理めっき鋼板。
  2. 鋼板上に錫めっきを施し、その上層に亜鉛めっきを施し、さらにその上層に、水系ウレタン樹脂を100〜900g/L、防錆剤を10〜100g/L、水分散性シリカを10〜400g/L、酸化防止剤を0.5〜100g/L含有してなるめっき鋼板用後処理液を、乾燥厚みが0.05〜10μmとなるように塗布乾燥してなる後処理めっき鋼板。
  3. 鋼板上に錫めっきを施し、その上層に亜鉛めっきを施した後、めっき鋼板に錫の溶融温度以上の加熱処理を施してなる、請求項1または2に記載の後処理めっき鋼板。
  4. 鋼板上に錫めっきを施し、次いでめっき鋼板に錫の溶融温度以上の加熱処理を施した後、その上層に亜鉛めっきを施してなる、請求項1または2に記載の後処理めっき鋼板。
  5. 錫めっき量が3〜20g/mである、請求項1〜4のいずれかに記載の後処理めっき鋼板。
  6. 亜鉛めっき量が0.01〜0.05g/mである、請求項1〜4のいずれかに記載の後処理めっき鋼板。
  7. 亜鉛めっき量が0.05g/mを超え、0.7g/m以下である、請求項1〜4のいずれかに記載の後処理めっき鋼板。
  8. 亜鉛めっき量が0.7g/mを超え、7g/m以下である、請求項1〜4のいずれかに記載の後処理めっき鋼板。
  9. 防錆剤がアミン塩を含んだ化合物、あるいはスチレン・無水マレイン酸共重合体のどちらか一方もしくは両方を含んでいることを特徴とする、請求項1または2に記載の後処理めっき鋼板。
  10. 酸化防止剤がフェノール系酸化防止剤および/またはリン系酸化防止剤である、請求項1または2に記載の後処理めっき鋼板。
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