JP3192084B2 - めっき鋼板及びその後処理方法 - Google Patents

めっき鋼板及びその後処理方法

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C28/00Coating for obtaining at least two superposed coatings either by methods not provided for in a single one of groups C23C2/00 - C23C26/00 or by combinations of methods provided for in subclasses C23C and C25C or C25D

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は後処理塗膜を形成し
ためっき鋼板に関し、特に半田性、半田経時性、耐食
性、加工油との濡れ性およびスタンプインキ性にすぐれ
た半田用鋼板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ZnあるいはZnを主成分とした
合金めっきあるいは複層めっき鋼板において、耐食性向
上のために、クロメート処理、りん酸塩処理あるいはフ
ッ素樹脂系の後処理が施される。クロメート処理の場
合、Crが0.05mg/dm2以下でなければ、半田
性が悪く、十分な耐食性が得られない。特開平1ー29
0778号公報記載のフッ素樹脂系の後処理は、半田性
にすぐれ、また、水分をはじきやすいため耐食性もすぐ
れる。しかし、このフッ素樹脂系後処理は、加工油ある
いは製品番号の印に使うスタンプインキをはじきやすい
性質がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】家電メーカーでは、生
産性向上のために、より短時間での加工あるいは製品番
号の機械による自動判別などの自動化が進められてい
る。このため、家電メーカーからは、従来、耐食性およ
び半田性にすぐれた表面処理鋼板が要求されていたが、
更に、生産性向上のために、製品番号に使うスタンプイ
ンキあるいは加工油との濡れ性もすぐれた表面処理鋼板
が要求されるようになった。フッ素樹脂系後処理を行っ
た表面処理鋼板は、家電製品に加工する際に、フッ素樹
脂が加工油をはじきやすいため、加工油の濡れ性が悪
く、加工速度を上げにくい。また、自動化のために、ス
タンプでつけた製品番号を機械で自動判別する場合、フ
ッ素樹脂はスタンプインキをはじきやすいため、自動判
別が困難である。このように、フッ素樹脂系の後処理
は、家電製品の生産性向上が困難という問題点がある。
本発明はこれらの問題点に鑑み、ZnあるいはZnを主
成分とした合金めっきあるいは複層めっき鋼板の後処理
塗膜において、耐食性、半田性、半田経時性、加工油と
の濡れ性、スタンプインキ性にすぐれた後処理塗膜を有
するめっき鋼板を提供することを技術課題とするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のめっき鋼板は、
アクリル樹脂、ポリエステル樹脂又はウレタン樹脂から
なる水分散性あるいは水溶性有機樹脂と、Cr6+イオン
と、ロジンアミン塩とを含んだ水溶液を用いて表面に塗
膜を形成したことを特徴とし、水溶液に架橋剤を含むこ
とも望ましい。また、めっき鋼板は、Znめっき鋼板、
Zn合金めっき鋼板又は複層めっき鋼板であることが好
ましい。本発明のめっき鋼板の後処理方法は、めっきを
施した後、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂又はウレタ
ン樹脂からなる水分散性あるいは水溶性有機樹脂と、C
6+イオンと、ロジンアミン塩とを含んだ後処理水溶液
を用いて処理することを特徴とし、架橋剤を含んだ後処
理水溶液を用いて処理することも好ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】Zn又はZnを主成分とした合金
めっきあるいは複層めっきを施した後、アクリル樹脂、
ポリエステル樹脂又はウレタン樹脂からなる水分散性あ
るいは水溶性有機樹脂、ロジンアミン塩、Cr6+イオン
を含んだ水溶性の後処理液を用いて処理すると、加工油
あるいはスタンプインキが良く濡れる。これは付着した
水溶性有機樹脂は加工油あるいはスタンプインキと同じ
ような官能基を持っているためであると考えられる。こ
こで、ロジンアミン塩は半田時のフラックス効果だけで
なく、半田性を損なうCr化合物の周りを囲むため、Z
nめっき表面へのCr化合物の付着による半田性低下を
抑制する。そしてCr6+イオンは耐食性を向上させ、架
橋剤は水分散性又は水溶性有機樹脂の分子間を架橋する
ため、腐食の原因となる水分の透過を抑制し、耐食性が
向上する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の半田用途のめっ
き鋼板は、めっき量2〜50g/mの電気めっきを施
した表面処理鋼板上に、アクリル樹脂、ポリエステル樹
脂又はウレタン樹脂からなる水分散性あるいは水溶性有
機樹脂と、Cr6+イオンと、2〜30g/lのロジンア
ミン塩とを含んだ水溶液を用いて形成した塗膜を有し、
前記アクリル樹脂は、エステルの官能基として、カルボ
キシル基、アミノ基、メチル基、エチル基、ブチル基、
アミル基、エチルヘキシル基、オクチル基、又はエチレ
ン基を有するものであることを特徴とする。本発明の半
田用途のめっき鋼板は、めっき量2〜50g/mの電
気めっきを施した表面処理鋼板上に、アクリル樹脂、ポ
リエステル樹脂又はウレタン樹脂からなる水分散性ある
いは水溶性有機樹脂と、前記有機樹脂の架橋剤と、Cr
6+イオンと、2〜30g/lのロジンアミン塩とを含ん
だ水溶液を用いて形成した塗膜を有し、前記アクリル樹
脂は、エステルの官能基として、カルボキシル基、アミ
ノ基、メチル基、エチル基、ブチル基、アミル基、エチ
ルヘキシル基、オクチル基、又はエチレン基を有するも
のであることを特徴とする。本発明のめっき鋼板の後処
理方法は、半田用途のめっき鋼板の後処理方法におい
て、電気めっきを施した後、アクリル樹脂、ポリエステ
ル樹脂又はウレタン樹脂からなる水分散性あるいは水溶
性有機樹脂と、Cr6+イオンと、2〜30g/lのロジ
ンアミン塩とを含んだ後処理水溶液を用いて、めっき鋼
板上に塗膜を形成する方法であって、前記アクリル樹脂
は、エステルの官能基として、カルボキシル基、アミノ
基、メチル基、エチル基、ブチル基、アミル基、エチル
ヘキシル基、オクチル基、又はエチレン基を有するもの
であることを特徴とする。本発明のめっき鋼板の後処理
方法は、半田用途のめっき鋼板の後処理方法において、
電気めっきを施した後、アクリル樹脂、ポリエステル樹
脂又はウレタン樹脂からなる水分散性あるいは水溶性有
機樹脂と、前記有機樹脂の架橋剤と、Cr6+イオンと、
2〜30g/lのロジンアミン塩とを含んだ後処理水溶
液を用いて、めっき鋼板上に塗膜を形成する方法であっ
て、前記アクリル樹脂は、エステルの官能基として、カ
ルボキシル基、アミノ基、メチル基、エチル基、ブチル
基、アミル基、エチルヘキシル基、オクチル基、又はエ
チレン基を有するものであることを特徴とする。上記め
っき鋼板は、前記めっき鋼板が、電気Znめっき鋼板、
又は、Znを主成分としSn、Co,Ni,Fe,又は
Cuの1種以上含んだ電気Zn合金めっき鋼板であるこ
とが望ましい。上記めっき鋼板は、前記めっき鋼板が、
電気Znめっきと電気Zn合金めっき、又は、電気Zn
合金めっきと電気Zn合金めっき、の複層めっき鋼板で
あって、前記電気Zn合金めっきは、Znを主成分とし
Sn、Co,Ni,Fe,又はCuの1種以上含んだ電
気Zn合金めっきであることが望ましい。
【0007】鋼板をめっきした後その表面を、アクリル
樹脂、ポリエステル樹脂又はウレタン樹脂からなる水分
散性あるいは水溶性有機樹脂を50〜200g/l(固
形分として)、ロジンアミン塩を2〜30g/l、Cr
6+イオンを0.02〜4g/l含んだ水溶液で処理す
る。また、これらの水溶液には、架橋剤を含んでも良
い。アクリル樹脂は、アクリル酸およびそのエステル、
アクリルアミド、アクリロニトリル、メタクリル酸およ
びそのエステル等の重合体又は共重合体が含まれる。エ
ステルの官能基としては、カルボキシル基、アミノ基、
メチル基、エチル基、ブチル基、アミル基、エチルヘキ
シル基又はオクチル基が含まれる。また、エチレン基を
含んだエチレンアクリル樹脂も含まれる。ポリエステル
樹脂はアルキッド樹脂、マレイン酸樹脂、不飽和ポリエ
ステルが含まれる。ウレタン樹脂は末端基に水溶性のC
OOH基、アミン基を有するものがよい。アクリル樹
脂、ポリエステル樹脂又はウレタン樹脂からなる水分散
性あるいは水溶性有機樹脂は、固形分として、50g/
l未満では耐食性が十分でなく、200g/lを越える
と、処理液の粘性が高く、均一に処理するのが困難とな
る。また、水分散性又は水溶性有機樹脂の架橋剤を、水
分散性又は水溶性有機樹脂の固形分に対して0.1〜2
0%添加しても良い。架橋剤として、アクリル樹脂には
カルボキシル基とヒドラジド基あるいはカルボキシル基
とエポキシ基を含んだ化合物、シクロヘキサン、アミノ
樹脂、イソシアネート化合物、エポキシ樹脂が含まれ
る。ポリエステル樹脂には、ブチル化メラミン樹脂をジ
メチロールプロピオン酸変性したもの、メチロールフェ
ノールやメチルエチルケトキシムでブロック化された水
性ブロックイソシアネート化合物が含まれる。また、エ
ポキシーアミン、アジリジンーカルボン酸基、ヒドラジ
ンーダイアセトンアクリルアミド、又は、酢酸亜鉛や酢
酸アルミニウム等のキレート化剤による多価金属とカル
ボキシル基を含んだ化合物も含まれる。ウレタン樹脂に
は、メチル化メラミン樹脂、エポキシ樹脂、亜鉛錯体、
アジリジン化合物、イソシアネート化合物、1級、2級
のジ、およびポリアミン類および1級、2級のジ、およ
びポリアミン類を含んだアミノ樹脂が含まれる。架橋剤
は0.1%未満では、耐食性に効果がないが、20%を
越えると水分散性あるいは水溶性樹脂が速く架橋し、沈
殿物ができ、処理液の経時安定性が悪い。ロジンアミン
塩は2g/l未満では半田性が十分でなく、30g/l
を越えると、水分を含みやすく多湿雰囲気での耐食性が
著しく低下する。また、指紋が付きやすく経時により外
観も低下する。Cr6+の化合物は無水クロム酸、クロム
酸塩又は重クロム酸塩が良い。クロム酸塩としては、ク
ロム酸アンモニウム、クロム酸ナトリウム、クロム酸カ
リウムが含まれ、重クロム酸塩としては、重クロム酸ア
ンモニウム、重クロム酸ナトリウム、重クロム酸カリウ
ムが含まれる。Cr6+の濃度は0.02g/l未満では
耐食性が十分でなく、4g/lを越えると半田性が著し
く低下する。塗布方法はロールコート、ナイフコート、
カーテンフロー、浸漬後ロール絞りあるいはエアーナイ
フ絞りなど限定されるものでない。後処理皮膜の乾燥厚
みは0.02〜2μmが適当である。0.02μm未満
では均一にめっき表面を被覆しないため、耐食性および
半田経時性は向上しない。2μmを越えると、耐食性は
向上する傾向があるが、半田性が飽和し、しかも作業性
を悪くするので好ましくない。
【0008】(実施例)厚み0.5mmの冷延鋼板を脱
脂、酸洗し、水洗後、直ちに硫酸浴を用いてめっき量が
20g/m2になるように両面に電気Znめっきを施し
た。そして水洗後、アクリル樹脂を固形分として150
g/l、ロジンアミン塩15g/l、Na2CrO47.
8g/lを含んだ処理液を作成し、浸漬後、乾燥後の厚
みが0.1μmになるようにロールで絞り、60℃で乾
燥し、評価用試験片を作成した。ついで、後処理液の浴
組成を変えて、いくつかの試料を作成した(実施例1〜
16)。表1〜表4に、めっき鋼板のめっきの種類、め
っき量、後処理で使用した液の種類、およびその場合の
乾燥後の皮膜厚みを示す。これらの表のうち表1は後処
理液中の水分散性あるいは水溶性樹脂をアクリル樹脂を
用いた場合、表2は後処理でエチレンアクリル樹脂を用
いた場合、表3はポリエステル樹脂を用いた場合、表4
はウレタン樹脂をそれぞれ用いた場合を示す。
【0009】
【表1】
【0010】
【表2】
【0011】
【表3】
【0012】
【表4】
【0013】比較例 実施例と同様な方法でめっきを行い、フッ素樹脂150
g/l、ロジンアミン塩15g/l、Na2CrO47.
8g/lを含んだ処理液を作成し、浸漬後、乾燥後の厚
みが0.1μmになるようにロールで絞り、60℃で乾
燥し、比較例の試料を作成した。実施例および比較例で
得られた試料の特性を次に示す方法で評価し、その結果
を表5および表6に示した。
【0014】
【表5】
【0015】
【表6】 本発明の塗膜を形成しためっき鋼板は、半田性、半田経
時性、耐食性、加工油との濡れ性およびスタンプインキ
性が良好であった。
【0016】(特性の評価方法)表5および表6に示し
た特性評価は、次のようにして実施した。 1.半田性 250℃に保持した半田浴(JIS Z 3282:H
60A)上に50mmx50mmのサンプルを静置し、
20秒保持後、その上にコイル状(外径:4.5mm)
に巻いたヤニ入り半田(JIS Z 3283:RH5
5 タルチン(株),線径1mmの糸半田)0.3gを
置き、10秒間保持してそのサンプルを取り出す。冷却
後、半田広がりの面積を自動面積計(NIRECO製L
UZEX−220)で測定した。半田広がり面積が16
0mm2以上の場合を○、160mm2未満では×で表し
た。半田広がりはサンプル作成直後および恒温恒湿(6
0℃、95%)300時間経時後を測定した。 2.スタンプインキ性 スタンプインキ(シャチハタ工業(株)製STMー1,
黒色)でサンプル表面に、数字をスタンプし、室温で4
時間経時後スタンプインキのはじきを評価した。スタン
プインキのはじきがスタンプした直後のインキ付着部面
積の20%未満の場合を○、20%以上はじきが発生し
た場合を×で表した。 3.加工油の濡れ性 加工油(日本工作油製6318K)を0.05ccサン
プルの上に滴下し、加工油の接触角をエルマ式接触角測
定器(エルマ光学製Gー1型)で測定した。 4.耐食性 めっき鋼板の耐食性を評価するのに、JIS Z 23
71による塩水噴霧試験を24時間行い、赤錆の発生程
度によって評価した。赤錆なしを○(優の評価)で表し
た。
【発明の効果】表5および表6に示したように、本発明
の後処理を施しためっき鋼板は、半田性、スタンプイン
キ性、加工油の濡れ性、耐食性にすぐれたZnあるいは
Znを主成分とした合金めっきあるいは複層めっき鋼板
を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−251128(JP,A) 特開 平1−290778(JP,A) 特開 昭57−12861(JP,A) 特開 平8−25559(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05D 7/14 B23K 1/20 C23C 28/00 C25D 5/26 C25D 5/48

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 めっき量2〜50g/mの電気めっき
    を施した表面処理鋼板上に、アクリル樹脂、ポリエステ
    ル樹脂又はウレタン樹脂からなる水分散性あるいは水溶
    性有機樹脂と、Cr6+イオンと、2〜30g/lのロジ
    ンアミン塩とを含んだ水溶液を用いて形成した塗膜を有
    し、 前記アクリル樹脂は、エステルの官能基として、カルボ
    キシル基、アミノ基、メチル基、エチル基、ブチル基、
    アミル基、エチルヘキシル基、オクチル基、又はエチレ
    ン基を有するものであることを特徴とする半田用途のめ
    っき鋼板。
  2. 【請求項2】 めっき量2〜50g/mの電気めっき
    を施した表面処理鋼板上に、アクリル樹脂、ポリエステ
    ル樹脂又はウレタン樹脂からなる水分散性あるいは水溶
    性有機樹脂と、前記有機樹脂の架橋剤と、Cr6+イオン
    と、2〜30g/lのロジンアミン塩とを含んだ水溶液
    を用いて形成した塗膜を有し、 前記アクリル樹脂は、エステルの官能基として、カルボ
    キシル基、アミノ基、メチル基、エチル基、ブチル基、
    アミル基、エチルヘキシル基、オクチル基、又はエチレ
    ン基を有するものであることを特徴とする半田用途のめ
    っき鋼板。
  3. 【請求項3】 半田用途のめっき鋼板の後処理方法にお
    いて、電気めっきを施した後、アクリル樹脂、ポリエス
    テル樹脂又はウレタン樹脂からなる水分散性あるいは水
    溶性有機樹脂と、Cr6+イオンと、2〜30g/lのロ
    ジンアミン塩とを含んだ後処理水溶液を用いて、めっき
    鋼板上に塗膜を形成する方法であって、 前記アクリル樹脂は、エステルの官能基として、カルボ
    キシル基、アミノ基、メチル基、エチル基、ブチル基、
    アミル基、エチルヘキシル基、オクチル基、又はエチレ
    ン基を有するものであることを特徴とするめっき鋼板の
    後処理方法。
  4. 【請求項4】半田用途のめっき鋼板の後処理方法におい
    て、電気めっきを施した後、アクリル樹脂、ポリエステ
    ル樹脂又はウレタン樹脂からなる水分散性あるいは水溶
    性有機樹脂と、前記有機樹脂の架橋剤と、Cr6+イオン
    と、2〜30g/lのロジンアミン塩とを含んだ後処理
    水溶液を用いて、めっき鋼板上に塗膜を形成する方法で
    あって、 前記アクリル樹脂は、エステルの官能基として、カルボ
    キシル基、アミノ基、メチル基、エチル基、ブチル基、
    アミル基、エチルヘキシル基、オクチル基、又はエチレ
    ン基を有するものであることを特徴とするめっき鋼板の
    後処理方法。
  5. 【請求項5】 前記めっき鋼板が、電気Znめっき鋼
    板、又は、Znを主成分としSn、Co,Ni,Fe,
    又はCuの1種以上含んだ電気Zn合金めっき鋼板であ
    る請求項1又は2記載のめっき鋼板。
  6. 【請求項6】 前記めっき鋼板が、電気Znめっきと電
    気Zn合金めっき、又は、電気Zn合金めっきと電気Z
    n合金めっき、の複層めっき鋼板であって、 前記電気Zn合金めっきは、Znを主成分としSn、C
    o,Ni,Fe,又はCuの1種以上含んだ電気Zn合
    金めっきである請求項1又は2記載のめっき鋼板。
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