JP2004214070A - 支持絶縁物とその接地層形成方法および電気機器 - Google Patents
支持絶縁物とその接地層形成方法および電気機器 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】接地層の形成を短時間、および絶縁層との接着を確実にし得る支持絶縁物の接地層形成方法を提供する。
【解決手段】支持絶縁物の接地層形成方法は、中心導体1の周囲に絶縁材料による絶縁層2を形成し、この絶縁層2表面に接地層11を設けた支持絶縁物の接地層形成方法であって、前記接地層11を形成する部分の金型表面に導電性物質を混合した接地層材料を塗布する接地層処理の工程、および金型内に中心導体1をセットする工程と、前記金型を予熱し前記接地層材料のエポキシ樹脂をゲル化させる工程と、前記金型内に絶縁層2を形成させるためのエポキシ樹脂を注入する真空注型の工程と、前記接地層11および前記絶縁層2を前記金型内で一体硬化させる加熱硬化の工程とを備えたことを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】支持絶縁物の接地層形成方法は、中心導体1の周囲に絶縁材料による絶縁層2を形成し、この絶縁層2表面に接地層11を設けた支持絶縁物の接地層形成方法であって、前記接地層11を形成する部分の金型表面に導電性物質を混合した接地層材料を塗布する接地層処理の工程、および金型内に中心導体1をセットする工程と、前記金型を予熱し前記接地層材料のエポキシ樹脂をゲル化させる工程と、前記金型内に絶縁層2を形成させるためのエポキシ樹脂を注入する真空注型の工程と、前記接地層11および前記絶縁層2を前記金型内で一体硬化させる加熱硬化の工程とを備えたことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スイッチギヤなどの電気機器の主回路に用いる支持絶縁物の製造時間を短縮し得る支持絶縁物の接地層形成方法、および接地層の電気特性を安定化し得るその方法を用いた支持絶縁物および電気機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の高電圧スイッチギヤには、主回路導体を盤内に接地電位から絶縁して固定支持する支持絶縁物が多用されている。そして、支持絶縁物には、接地層が施され主回路導体との電界緩和が図られている。
【0003】
この支持絶縁物を、例えばスイッチギヤの盤壁を貫通する単一形ブッシングを例にとり説明する。図5に示すように、中心導体1の周囲には、例えばエポキシ樹脂などの絶縁材料からなる絶縁層2が中心導体1の両端を除く周囲に注型さる。中心導体1が貫通する絶縁層2長手方向の略中間部の外周面には、前記長手方向と直交する方向に突出した環状のフランジ部2aが形成されている。このフランジ部2aの基部両側には、環状のU字状溝部3がフランジ部2aと対向して設けられている。
【0004】
そして、フランジ部2aおよびU字状溝部3の表面には、接地層4が設けられ、また、フランジ部2aを、盤壁5に図示しないボルトなどで固定している。これにより、盤壁5端部の電界集中部が接地層4により電界緩和され、中心導体1との絶縁性能が良好に保たれている。
【0005】
この接地層4の形成にあたっては、次のような方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。これは、図6に示すように、絶縁層2を注型後、絶縁層2表面に導電塗料を塗布して接地層4を形成するものであり、絶縁層2と接地層4の互いの層が密着しているものの境界を有して分離した構成となっている。
【0006】
ここで通常、図7に示すように、単一形ブッシングにおける接地層処理(St6)は、2分割し得る金型内に中心導体をセットし(St1)、金型を予熱後、金型内を真空引きしてエポキシ樹脂を注入する(St2)真空注型工程を経て、エポキシ樹脂を加熱硬化させ(St3)、その後、金型を2つに分離する離型(St4)をして、この単一形ブッシングを金型から取出し、絶縁層2を充分に硬化させ脱脂した(St5)後に、導電塗料、例えばスプレー塗装して接地層4が形成される(St6)。
【0007】
なお、離型工程(St4)後に単一形ブッシングを2次硬化させる場合には、図示しない工程外の加熱炉に搬入して行い、その後、前述と同様に脱脂処理(St5)をして接地層処理(St6)を最終工程で行うようにしている。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−25372号公報(第3頁、図1)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来の脱脂処理(St5)の工程においては、接地層4を形成する部分の絶縁層2表面の脱脂処理に多大の時間を要していた。
【0010】
即ち、絶縁層2表面に付着する油性物としては、金型から注型物を取出し易いように注型前の金型に予め塗布する離型剤や、離型後に注型物を運搬するときに付着する手脂、作業油などが挙げられる。これらは、例えばアルコールで洗浄や払拭して脱脂するが、油性物が多岐に亙り、この作業に多大の時間を要し、特に、粘度の高いグリスのようなものの場合は充分な脱脂が困難であった。
【0011】
なお、脱脂処理(St5)が充分でなかった場合には、絶縁層2表面の接地層4が剥れるおそれがあり、このときには、電界緩和が行われず絶縁劣化に繋がることがある。また、前記U字状溝部3では、先端の曲率部が入り組んでいるので、導電塗料のスプレー液が充分にU字状溝部3内に届かず前記接地層4の抵抗値が不均一となることがある。
【0012】
従って、本発明は、接地層を短時間で確実に形成できる支持絶縁物の接地層形成方法、および電気特性を安定化し得る支持絶縁物を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、第1の発明の支持絶縁物の接地層形成方法は、中心導体の周囲に絶縁材料による絶縁層を形成し、この絶縁層表面に接地層を設けた支持絶縁物の接地層形成方法であって、前記接地層を形成する部分の金型表面に導電性物質を混合したエポキシ樹脂からなる接地層材料を塗布する接地層処理の工程、および金型内に中心導体をセットする工程と、前記金型を予熱し前記接地層材料のエポキシ樹脂をゲル化させる工程と、前記金型内に絶縁層を形成させるためのエポキシ樹脂を注入する真空注型の工程と、前記接地層および前記絶縁層を前記金型内で一体硬化させる加熱硬化の工程とを備えたことを特徴とする。
【0014】
このような構成によれば、従来のような脱脂処理の工程を用いていないので、支持絶縁物の全体の製造時間を短時間とし得ることができる。
【0015】
また、第2の発明の接地層形成方法を用いた支持絶縁物は、中心導体の周囲に絶縁材料による絶縁層が形成され、この絶縁層表面に接地層を設けた支持絶縁物において、前記接地層を形成する部分の金型表面に導電性物質を混合したエポキシ樹脂からなる接地層材料を塗布するとともに、金型内に中心導体をセットし、ゲル化させ、前記金型を予熱して前記接地層材料を前記金型内にエポキシ樹脂を真空注入し、次いで、前記接地層および前記絶縁層を前記金型内で加熱して一体硬化させてなり、前記絶縁層表面には、絶縁層材料と接地層材料との両境界面に、材料が入り混じった中間層を介して接地層が形成されたことを特徴とする。
【0016】
このような構成によれば、接地層処理(ST1)が容易な作業となるので、接地層を均一な抵抗値とすることができる。更に、接地層が絶縁層と強固に接着しているので、支持絶縁物の電気特性を長期間に亙って安定させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。なお、各図において、従来と同様の構成部分については、同一符号を付した。
【0018】
(第1の実施の形態)
先ず、本発明の第1の実施の形態に係る支持絶縁物の接地層形成方法を図1乃至図3を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る支持絶縁物を示す半断面図、図2は、本発明の実施の形態に係る支持絶縁物の要部拡大断面図、図3は、本発明の実施の形態に係る支持絶縁物の製造工程図である。なお、支持絶縁物は、従来と同様に単一形ブッシングを例にとり説明する。
【0019】
図1、図2に示すように、中心導体1の周囲には、第1のエポキシ樹脂などの絶縁材料からなる絶縁層2が中心導体1の両端を除く周囲に注型により設けられる。中心導体1が露出する絶縁層2の長手方向の略中間部外周面は、前記長手方向と直交する方向に突出した環状のフランジ部2aが形成されている。このフランジ部2aの基部両側には、環状のU字状溝部3がフランジ部2aと対向して設けられている。
【0020】
そして、フランジ部2aおよびU字状溝部3の表面には、前記絶縁層2を形成する第1のエポキシ樹脂と同種の第2のエポキシ樹脂に、例えば金属紛、カーボン紛などの導電性物質を混合させた接地層材料によって形成される接地層11が施されている。なお、詳細を後述するが、絶縁層2と接地層11の間に中間層12が形成される。絶縁層2表面に接地層11が形成されたフランジ部2aは、盤壁5に図示しないボルトで固定されている。これにより、盤壁5端部の電界集中部が接地層11により電界緩和され、中心導体1との絶縁性能が良好に保たれている。
【0021】
ここで、前記中間層12について詳述する。図2に示すように、絶縁層2と接地層11の境界面に形成される中間層12は、絶縁抵抗の高い絶縁層2と導電性の接地層11との略中間の抵抗値を有し、互いの層2、11を形成する絶縁材料と接地層材料が入り混じった状態に形成されるようにする。なお、接地層11の抵抗値は、上述の導電性物質の混合比で制御することができる。
【0022】
この接地層11および中間層12の形成方法については、図3のフローチャートを参照しながら説明する。先ず、図1のU字状溝部3とフランジ部2aを形成するための金型部分に、第2のエポキシ樹脂に導電性物質を混合した接地層材料を例えばハケ塗りして接地層処理(ST1)をする。なお、U字状溝部3を形成する金型部分は、突出したU字状となるので、接地層材料を均一且つ容易に塗布することができる。
【0023】
次いで、金型内に中心導体をセット(ST2)して金型を所定予熱後、第1のエポキシ樹脂を真空引きした金型内に注入する真空注型(ST3)を行う。この予熱温度は、金型の予熱条件により予熱する第2のエポキシ樹脂が硬化する温度より低い温度または短い硬化時間としている。即ち、第2のエポキシ樹脂がゲル化を始めて硬化する条件が、例えば硬化温度80℃以上で硬化時間5時間以上のものでは、それよりも低い温度または短い硬化時間、例えば予熱温度を70℃未満または予熱時間を4時間未満としている。
【0024】
真空注型(ST3)工程時においては、金型予熱によって第2のエポキシ樹脂がゲル化の状態となっているので、第1と第2のエポキシ樹脂の境界面では、互いのエポキシ樹脂が入り混じった僅かな領域の層の前記中間層12が形成されることになる。
【0025】
その後、第1、第2のエポキシ樹脂の硬化条件、例えば硬化温度80℃以上で硬化時間5時間以上で金型を加熱することにより(ST4)、エポキシ樹脂は硬化する。その後、金型から離型(ST5)をすれば絶縁層2と共に接地層11が強固に一体化した状態の単一形ブッシングが取出される。このように、絶縁層2と接地層11は、中間層12を介して同種材料の第1と第2のエポキシ樹脂が強固に接着することになる。なお、2次硬化させる場合は、離型(ST5)して取出した単一形ブッシングを図示しない本発明の工程外の加熱炉に搬入して更に硬化すればよい。
【0026】
上記第1の実施の形態による支持絶縁物の接地層形成方法によれば、従来のような脱脂処理(St5)の工程を用いていないので、単一形ブッシング全体の製造時間の短縮を図ることができる。
【0027】
また、U字状溝部3の接地層処理(ST1)が容易な作業となるので、U字溝状部3の平坦部から先端の曲率部までを均一な抵抗値とすることができる。更に、接地層11が中間層12を介して絶縁層2と強固に接着しているので、運搬時などの取扱いや周囲温度の変化などで剥れることがなく、単一形ブッシングの電気特性を長期間に亙って安定させることができる。
【0028】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態に係る支持絶縁物の接地層形成方法を図4を参照して説明する。図4は、本発明の実施の形態に係る支持絶縁物の半断面図である。なお、支持絶縁物は、電気部材を絶縁層に埋め込んで主回路を外部に導出する口出し部を有するT字形ブッシングを例にとり説明する。
【0029】
図4に示すように、円筒状の電極13およびこの電極13の一側面に一方端を固定した導体14の周囲には、第1のエポキシ樹脂などの絶縁材料からなる絶縁層15が、導体14の他方端を除き、電極13と導体14の形状に沿って略T字形に注型により形成されている。この絶縁層15は、電極13側のT字形の頭部15aでは四角体状とし、また、導体14側のT字形の柄部15bでは筒状としている。
【0030】
頭部15aには、電極13の軸方向両端に開口部16が設けられ、この開口部16に図示しないケーブル端末が嵌合されるようになっている。この嵌合によって、電極13は、絶縁層15およびケーブルの絶縁体に包囲された状態になる。また、頭部15aと柄部15bとの連続部近傍の柄部15b外周面には、環状のU字状溝部17が設けられている。
【0031】
そして、開口部16を除く頭部15aおよびU字状溝部17の絶縁層15表面には、前記絶縁層15を形成する第1のエポキシ樹脂と同種の第2のエポキシ樹脂に、例えば金属紛、カーボン紛などの導電性物質を混合させた接地層材料によって形成される接地層18が施される。絶縁層15と接地層18との間には、第1の実施の形態と同様、中間層19が形成される。絶縁層15表面に接地層18が形成されたU字状溝部17と対向する頭部15aは、盤壁20に図示しないボルトで固定されている。これにより、盤壁20端部の電界集中部が接地層18により電界緩和され、電極13および導体14との絶縁性能が良好に保たれている。
【0032】
ここで、第1の実施の形態で説明したように、絶縁層15と接地層18の境界面に形成される中間層19は、絶縁抵抗の高い絶縁層15と導電性の接地層18との略中間の抵抗値を有し、互いの層15、18を形成する絶縁材料と接地層材料が入り混じった状態で形成されるようにする。なお、接地層18の抵抗値は、上述の導電性物質の混合比で制御することができる。
【0033】
また、接地層18の形成方法は、前記第1の実施の形態の説明と同様でありその説明は省略するが、接地層18を形成させるべき部分の金型に予め導電性物質を混合させた第2のエポキシ樹脂を塗布し、その後、導体14を金型にセットした後金型を余熱し、次いで、第1のエポキシ樹脂による真空注型を行い、硬化条件で過熱すれば絶縁層15と接地層18の互いの層15、18を強固に接着させることができる。
【0034】
上記第2の実施の形態による支持絶縁物の接地層形成方法によれば、従来のような脱脂処理(St5)の工程を用いていないので、T形ブッシング全体の製造時間の短縮を図ることができる。
【0035】
また、U字状溝部17の接地層処理の工程が容易な作業となるので、U字状溝部17の平坦部から先端の曲率部までを均一な抵抗値とすることができる。更に、接地層18が中間層19を介して絶縁層15と強固に接着しているので、運搬時などの取扱いや周囲温度の変化などで剥れることがなく、T形ブッシングの電気特性を長期間に亙って安定させることができる。
【0036】
なお、これらの支持絶縁物では、電気特性を長期間に亙って安定させることができるので、これらの支持絶縁物を用いた電気機器においても電気特性を長期間に亙って安定して運転することができる。
【0037】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、支持絶縁物の全体の製造時間を短縮できるとともに、接地層と絶縁層間には、中間層が形成され互いの層間を強固に接着できるので、絶縁支持物の電気特性を長期間に亙って安定させることができる。また、これらの支持絶縁物を用いた電気機器では、電気特性を長期間に亙って安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る支持絶縁物を示す半断面図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る支持絶縁物の要部拡大断面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る支持絶縁物の製造工程図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る支持絶縁物を示す半断面図。
【図5】従来の支持絶縁物を示す半断面図。
【図6】従来の支持絶縁物を示す要部拡大断面図。
【図7】従来の支持絶縁物の製造工程図。
【符号の説明】
1 中心導体
2、15 絶縁層
2a フランジ部
3、17 U字状溝部
4、11、18 接地層
5、20 盤壁
12、19 中間層
13 電極
14 導体
15a 頭部
15b 柄部
16 開口部
21 接触子
【発明の属する技術分野】
本発明は、スイッチギヤなどの電気機器の主回路に用いる支持絶縁物の製造時間を短縮し得る支持絶縁物の接地層形成方法、および接地層の電気特性を安定化し得るその方法を用いた支持絶縁物および電気機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の高電圧スイッチギヤには、主回路導体を盤内に接地電位から絶縁して固定支持する支持絶縁物が多用されている。そして、支持絶縁物には、接地層が施され主回路導体との電界緩和が図られている。
【0003】
この支持絶縁物を、例えばスイッチギヤの盤壁を貫通する単一形ブッシングを例にとり説明する。図5に示すように、中心導体1の周囲には、例えばエポキシ樹脂などの絶縁材料からなる絶縁層2が中心導体1の両端を除く周囲に注型さる。中心導体1が貫通する絶縁層2長手方向の略中間部の外周面には、前記長手方向と直交する方向に突出した環状のフランジ部2aが形成されている。このフランジ部2aの基部両側には、環状のU字状溝部3がフランジ部2aと対向して設けられている。
【0004】
そして、フランジ部2aおよびU字状溝部3の表面には、接地層4が設けられ、また、フランジ部2aを、盤壁5に図示しないボルトなどで固定している。これにより、盤壁5端部の電界集中部が接地層4により電界緩和され、中心導体1との絶縁性能が良好に保たれている。
【0005】
この接地層4の形成にあたっては、次のような方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。これは、図6に示すように、絶縁層2を注型後、絶縁層2表面に導電塗料を塗布して接地層4を形成するものであり、絶縁層2と接地層4の互いの層が密着しているものの境界を有して分離した構成となっている。
【0006】
ここで通常、図7に示すように、単一形ブッシングにおける接地層処理(St6)は、2分割し得る金型内に中心導体をセットし(St1)、金型を予熱後、金型内を真空引きしてエポキシ樹脂を注入する(St2)真空注型工程を経て、エポキシ樹脂を加熱硬化させ(St3)、その後、金型を2つに分離する離型(St4)をして、この単一形ブッシングを金型から取出し、絶縁層2を充分に硬化させ脱脂した(St5)後に、導電塗料、例えばスプレー塗装して接地層4が形成される(St6)。
【0007】
なお、離型工程(St4)後に単一形ブッシングを2次硬化させる場合には、図示しない工程外の加熱炉に搬入して行い、その後、前述と同様に脱脂処理(St5)をして接地層処理(St6)を最終工程で行うようにしている。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−25372号公報(第3頁、図1)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来の脱脂処理(St5)の工程においては、接地層4を形成する部分の絶縁層2表面の脱脂処理に多大の時間を要していた。
【0010】
即ち、絶縁層2表面に付着する油性物としては、金型から注型物を取出し易いように注型前の金型に予め塗布する離型剤や、離型後に注型物を運搬するときに付着する手脂、作業油などが挙げられる。これらは、例えばアルコールで洗浄や払拭して脱脂するが、油性物が多岐に亙り、この作業に多大の時間を要し、特に、粘度の高いグリスのようなものの場合は充分な脱脂が困難であった。
【0011】
なお、脱脂処理(St5)が充分でなかった場合には、絶縁層2表面の接地層4が剥れるおそれがあり、このときには、電界緩和が行われず絶縁劣化に繋がることがある。また、前記U字状溝部3では、先端の曲率部が入り組んでいるので、導電塗料のスプレー液が充分にU字状溝部3内に届かず前記接地層4の抵抗値が不均一となることがある。
【0012】
従って、本発明は、接地層を短時間で確実に形成できる支持絶縁物の接地層形成方法、および電気特性を安定化し得る支持絶縁物を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、第1の発明の支持絶縁物の接地層形成方法は、中心導体の周囲に絶縁材料による絶縁層を形成し、この絶縁層表面に接地層を設けた支持絶縁物の接地層形成方法であって、前記接地層を形成する部分の金型表面に導電性物質を混合したエポキシ樹脂からなる接地層材料を塗布する接地層処理の工程、および金型内に中心導体をセットする工程と、前記金型を予熱し前記接地層材料のエポキシ樹脂をゲル化させる工程と、前記金型内に絶縁層を形成させるためのエポキシ樹脂を注入する真空注型の工程と、前記接地層および前記絶縁層を前記金型内で一体硬化させる加熱硬化の工程とを備えたことを特徴とする。
【0014】
このような構成によれば、従来のような脱脂処理の工程を用いていないので、支持絶縁物の全体の製造時間を短時間とし得ることができる。
【0015】
また、第2の発明の接地層形成方法を用いた支持絶縁物は、中心導体の周囲に絶縁材料による絶縁層が形成され、この絶縁層表面に接地層を設けた支持絶縁物において、前記接地層を形成する部分の金型表面に導電性物質を混合したエポキシ樹脂からなる接地層材料を塗布するとともに、金型内に中心導体をセットし、ゲル化させ、前記金型を予熱して前記接地層材料を前記金型内にエポキシ樹脂を真空注入し、次いで、前記接地層および前記絶縁層を前記金型内で加熱して一体硬化させてなり、前記絶縁層表面には、絶縁層材料と接地層材料との両境界面に、材料が入り混じった中間層を介して接地層が形成されたことを特徴とする。
【0016】
このような構成によれば、接地層処理(ST1)が容易な作業となるので、接地層を均一な抵抗値とすることができる。更に、接地層が絶縁層と強固に接着しているので、支持絶縁物の電気特性を長期間に亙って安定させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。なお、各図において、従来と同様の構成部分については、同一符号を付した。
【0018】
(第1の実施の形態)
先ず、本発明の第1の実施の形態に係る支持絶縁物の接地層形成方法を図1乃至図3を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る支持絶縁物を示す半断面図、図2は、本発明の実施の形態に係る支持絶縁物の要部拡大断面図、図3は、本発明の実施の形態に係る支持絶縁物の製造工程図である。なお、支持絶縁物は、従来と同様に単一形ブッシングを例にとり説明する。
【0019】
図1、図2に示すように、中心導体1の周囲には、第1のエポキシ樹脂などの絶縁材料からなる絶縁層2が中心導体1の両端を除く周囲に注型により設けられる。中心導体1が露出する絶縁層2の長手方向の略中間部外周面は、前記長手方向と直交する方向に突出した環状のフランジ部2aが形成されている。このフランジ部2aの基部両側には、環状のU字状溝部3がフランジ部2aと対向して設けられている。
【0020】
そして、フランジ部2aおよびU字状溝部3の表面には、前記絶縁層2を形成する第1のエポキシ樹脂と同種の第2のエポキシ樹脂に、例えば金属紛、カーボン紛などの導電性物質を混合させた接地層材料によって形成される接地層11が施されている。なお、詳細を後述するが、絶縁層2と接地層11の間に中間層12が形成される。絶縁層2表面に接地層11が形成されたフランジ部2aは、盤壁5に図示しないボルトで固定されている。これにより、盤壁5端部の電界集中部が接地層11により電界緩和され、中心導体1との絶縁性能が良好に保たれている。
【0021】
ここで、前記中間層12について詳述する。図2に示すように、絶縁層2と接地層11の境界面に形成される中間層12は、絶縁抵抗の高い絶縁層2と導電性の接地層11との略中間の抵抗値を有し、互いの層2、11を形成する絶縁材料と接地層材料が入り混じった状態に形成されるようにする。なお、接地層11の抵抗値は、上述の導電性物質の混合比で制御することができる。
【0022】
この接地層11および中間層12の形成方法については、図3のフローチャートを参照しながら説明する。先ず、図1のU字状溝部3とフランジ部2aを形成するための金型部分に、第2のエポキシ樹脂に導電性物質を混合した接地層材料を例えばハケ塗りして接地層処理(ST1)をする。なお、U字状溝部3を形成する金型部分は、突出したU字状となるので、接地層材料を均一且つ容易に塗布することができる。
【0023】
次いで、金型内に中心導体をセット(ST2)して金型を所定予熱後、第1のエポキシ樹脂を真空引きした金型内に注入する真空注型(ST3)を行う。この予熱温度は、金型の予熱条件により予熱する第2のエポキシ樹脂が硬化する温度より低い温度または短い硬化時間としている。即ち、第2のエポキシ樹脂がゲル化を始めて硬化する条件が、例えば硬化温度80℃以上で硬化時間5時間以上のものでは、それよりも低い温度または短い硬化時間、例えば予熱温度を70℃未満または予熱時間を4時間未満としている。
【0024】
真空注型(ST3)工程時においては、金型予熱によって第2のエポキシ樹脂がゲル化の状態となっているので、第1と第2のエポキシ樹脂の境界面では、互いのエポキシ樹脂が入り混じった僅かな領域の層の前記中間層12が形成されることになる。
【0025】
その後、第1、第2のエポキシ樹脂の硬化条件、例えば硬化温度80℃以上で硬化時間5時間以上で金型を加熱することにより(ST4)、エポキシ樹脂は硬化する。その後、金型から離型(ST5)をすれば絶縁層2と共に接地層11が強固に一体化した状態の単一形ブッシングが取出される。このように、絶縁層2と接地層11は、中間層12を介して同種材料の第1と第2のエポキシ樹脂が強固に接着することになる。なお、2次硬化させる場合は、離型(ST5)して取出した単一形ブッシングを図示しない本発明の工程外の加熱炉に搬入して更に硬化すればよい。
【0026】
上記第1の実施の形態による支持絶縁物の接地層形成方法によれば、従来のような脱脂処理(St5)の工程を用いていないので、単一形ブッシング全体の製造時間の短縮を図ることができる。
【0027】
また、U字状溝部3の接地層処理(ST1)が容易な作業となるので、U字溝状部3の平坦部から先端の曲率部までを均一な抵抗値とすることができる。更に、接地層11が中間層12を介して絶縁層2と強固に接着しているので、運搬時などの取扱いや周囲温度の変化などで剥れることがなく、単一形ブッシングの電気特性を長期間に亙って安定させることができる。
【0028】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態に係る支持絶縁物の接地層形成方法を図4を参照して説明する。図4は、本発明の実施の形態に係る支持絶縁物の半断面図である。なお、支持絶縁物は、電気部材を絶縁層に埋め込んで主回路を外部に導出する口出し部を有するT字形ブッシングを例にとり説明する。
【0029】
図4に示すように、円筒状の電極13およびこの電極13の一側面に一方端を固定した導体14の周囲には、第1のエポキシ樹脂などの絶縁材料からなる絶縁層15が、導体14の他方端を除き、電極13と導体14の形状に沿って略T字形に注型により形成されている。この絶縁層15は、電極13側のT字形の頭部15aでは四角体状とし、また、導体14側のT字形の柄部15bでは筒状としている。
【0030】
頭部15aには、電極13の軸方向両端に開口部16が設けられ、この開口部16に図示しないケーブル端末が嵌合されるようになっている。この嵌合によって、電極13は、絶縁層15およびケーブルの絶縁体に包囲された状態になる。また、頭部15aと柄部15bとの連続部近傍の柄部15b外周面には、環状のU字状溝部17が設けられている。
【0031】
そして、開口部16を除く頭部15aおよびU字状溝部17の絶縁層15表面には、前記絶縁層15を形成する第1のエポキシ樹脂と同種の第2のエポキシ樹脂に、例えば金属紛、カーボン紛などの導電性物質を混合させた接地層材料によって形成される接地層18が施される。絶縁層15と接地層18との間には、第1の実施の形態と同様、中間層19が形成される。絶縁層15表面に接地層18が形成されたU字状溝部17と対向する頭部15aは、盤壁20に図示しないボルトで固定されている。これにより、盤壁20端部の電界集中部が接地層18により電界緩和され、電極13および導体14との絶縁性能が良好に保たれている。
【0032】
ここで、第1の実施の形態で説明したように、絶縁層15と接地層18の境界面に形成される中間層19は、絶縁抵抗の高い絶縁層15と導電性の接地層18との略中間の抵抗値を有し、互いの層15、18を形成する絶縁材料と接地層材料が入り混じった状態で形成されるようにする。なお、接地層18の抵抗値は、上述の導電性物質の混合比で制御することができる。
【0033】
また、接地層18の形成方法は、前記第1の実施の形態の説明と同様でありその説明は省略するが、接地層18を形成させるべき部分の金型に予め導電性物質を混合させた第2のエポキシ樹脂を塗布し、その後、導体14を金型にセットした後金型を余熱し、次いで、第1のエポキシ樹脂による真空注型を行い、硬化条件で過熱すれば絶縁層15と接地層18の互いの層15、18を強固に接着させることができる。
【0034】
上記第2の実施の形態による支持絶縁物の接地層形成方法によれば、従来のような脱脂処理(St5)の工程を用いていないので、T形ブッシング全体の製造時間の短縮を図ることができる。
【0035】
また、U字状溝部17の接地層処理の工程が容易な作業となるので、U字状溝部17の平坦部から先端の曲率部までを均一な抵抗値とすることができる。更に、接地層18が中間層19を介して絶縁層15と強固に接着しているので、運搬時などの取扱いや周囲温度の変化などで剥れることがなく、T形ブッシングの電気特性を長期間に亙って安定させることができる。
【0036】
なお、これらの支持絶縁物では、電気特性を長期間に亙って安定させることができるので、これらの支持絶縁物を用いた電気機器においても電気特性を長期間に亙って安定して運転することができる。
【0037】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、支持絶縁物の全体の製造時間を短縮できるとともに、接地層と絶縁層間には、中間層が形成され互いの層間を強固に接着できるので、絶縁支持物の電気特性を長期間に亙って安定させることができる。また、これらの支持絶縁物を用いた電気機器では、電気特性を長期間に亙って安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る支持絶縁物を示す半断面図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る支持絶縁物の要部拡大断面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る支持絶縁物の製造工程図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る支持絶縁物を示す半断面図。
【図5】従来の支持絶縁物を示す半断面図。
【図6】従来の支持絶縁物を示す要部拡大断面図。
【図7】従来の支持絶縁物の製造工程図。
【符号の説明】
1 中心導体
2、15 絶縁層
2a フランジ部
3、17 U字状溝部
4、11、18 接地層
5、20 盤壁
12、19 中間層
13 電極
14 導体
15a 頭部
15b 柄部
16 開口部
21 接触子
Claims (7)
- 中心導体の周囲に絶縁材料による絶縁層を形成し、この絶縁層表面に接地層を設けた支持絶縁物の接地層形成方法であって、
前記接地層を形成する部分の金型表面に導電性物質を混合したエポキシ樹脂からなる接地層材料を塗布する接地層処理の工程、および金型内に中心導体をセットする工程と、
前記金型を予熱し前記接地層材料のエポキシ樹脂をゲル化させる工程と、
前記金型内に絶縁層を形成させるためのエポキシ樹脂を注入する真空注型の工程と、
前記接地層および前記絶縁層を前記金型内で一体硬化させる加熱硬化の工程とを備えたことを特徴とする支持絶縁物の接地層形成方法。 - 電気部材の口出し部を残して周囲を絶縁材料による絶縁層で包囲し、前記絶縁層の表面に接地層を設けた支持絶縁物の接地層形成方法であって、前記接地層を形成する部分の金型表面に導電性物質を混合したエポキシ樹脂からなる接地層材料を塗布する接地層処理の工程、および金型内に電気部材をセットする工程と、
前記金型を予熱し前記接地層材料のエポキシ樹脂をゲル化させる工程と、
前記金型内にエポキシ樹脂を注入する真空注型の工程と、
前記接地層および前記絶縁層を前記金型内で一体硬化させる加熱硬化の工程とを備えたことを特徴とする支持絶縁物の接地層形成方法。 - 前記導電性物質は、金属紛またはカーボン紛からなることを特徴とする請求項1または請求項2記載の支持絶縁物の接地層形成方法。
- 前記ゲル化は、エポキシ樹脂が硬化する条件よりも低い硬化温度、または短い硬化時間であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の支持絶縁物の接地層形成方法。
- 中心導体の周囲に絶縁材料による絶縁層が形成され、この絶縁層表面に接地層を設けた支持絶縁物において、
前記接地層を形成する部分の金型表面に導電性物質を混合したエポキシ樹脂からなる接地層材料を塗布するとともに、金型内に中心導体をセットし、
ゲル化させ、前記金型を予熱して前記接地層材料を前記金型内にエポキシ樹脂を真空注入し、
次いで、前記接地層および前記絶縁層を前記金型内で加熱して一体硬化させてなり、
前記絶縁層表面には、絶縁層材料と接地層材料との両境界面に、材料が入り混じった中間層を介して接地層が形成されたことを特徴とする支持絶縁物。 - 電気部材の口出し部を残して周囲を絶縁材料による絶縁層で包囲し、この絶縁層の表面に接地層を設けた支持絶縁物において、
前記接地層を形成する部分の金型表面に導電性物質を混合したエポキシ樹脂からなる接地層材料を塗布するとともに、金型内に電気部材をセットし、
ゲル化させ、前記金型を予熱して前記接地層材料を前記金型内にエポキシ樹脂を真空注入し、
次いで、前記接地層および前記絶縁層を前記金型内で加熱して一体硬化させてなり、
前記絶縁層表面には、絶縁層材料と接地層材料との両境界面に、材料が入り混じった中間層を介して接地層が形成させたことを特徴とする支持絶縁物。 - 請求項5または請求項6に記載の支持絶縁物を用いたことを特徴とする電気機器。
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JP2003000839A JP2004214070A (ja) | 2003-01-07 | 2003-01-07 | 支持絶縁物とその接地層形成方法および電気機器 |
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JP2007028699A (ja) * | 2005-07-12 | 2007-02-01 | Toshiba Corp | 固体絶縁スイッチギヤ |
JP2008245371A (ja) * | 2007-03-26 | 2008-10-09 | Toshiba Corp | 注型絶縁物およびその製造方法 |
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-
2003
- 2003-01-07 JP JP2003000839A patent/JP2004214070A/ja active Pending
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