JP4083136B2 - 樹脂モールド品の製造方法 - Google Patents

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本発明は、スイッチギヤに用いられる真空バルブや接続導体のような主回路部材をエポキシ樹脂のような絶縁材料でモールドし、電気的特性を向上し得る樹脂モールド品の製造方法に関する。
従来、スイッチギヤの主回路を構成する真空バルブや接続導体のような主回路部材においては、これらの主回路部材が汚損湿潤の影響を受けて絶縁耐力が低下するのを防ぐため、エポキシ樹脂のような絶縁材料によりモールドして絶縁外皮を形成し、その絶縁外皮の外装に接地層を設けた樹脂モールド品が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
一方、スイッチギヤの定格電圧が3kV以上の高電圧になると、電界強度が高くなり絶縁外皮の絶縁厚さが厚くなるので、樹脂モールド品が重量物になってしまう。
これを解決するため、絶縁外皮の絶縁層内の電界分布を制御して絶縁厚さを薄くできるように、誘電率の異なる絶縁層を多層に形成したものが知られている(例えば、特許文献2参照。)。これは、図9に示すように、高電圧電極1と接地電極2間において、絶縁層3を高電圧側絶縁層4と接地側絶縁層5とに分け、高電圧側絶縁層4よりも接地側絶縁層5の誘電率を小さくすることである。
このような異なる絶縁層4および5を二層設ける場合には、従来、一方の絶縁層4(5)をモールドした後、接着性を向上させるためにその表面にサンドブラスト処理を施し、他方の絶縁層5(4)をモールドする二段モールドが用いられている(例えば、特許文献3参照。)。
これにより、高電圧側絶縁層4の最大電界強度がEa、また接地側絶縁層5の最大電界強度がEbとなり、単一の誘電率からなる絶縁層3を設けた場合の最大電界強度Ecと比べて、電界強度を抑制することができる。そして、電界強度を抑制した割合で絶縁厚さを薄くすることができる。
しかしながら、サンドブラスト処理は、砂などを高圧力で吹き付けるものであり、絶縁層4(5)表面を満遍なく粗面化することは困難な作業であった。このサンドブラスト処理が不均一になると、接着性が低下して互いの絶縁層4および5が接着している面、即ち界面が剥離する。これにより、界面では、最大電界強度がEdとなり、異なる誘電率からなる絶縁材料を二段モールドした場合の最大電界強度Ea、Eb、および単一の誘電率からなる絶縁材料をモールドした場合の最大電界強度Ecよりも高くなる問題がある。
特開2001−286018号公報 (第4ページ、図4) 特開平11−262120号公報 (第5ページ、図1) 特開平7−214576号公報 (第2ページ、図9)
上記の従来の樹脂モールド品においては、最大電界強度を抑制するために異なる誘電率からなる絶縁材料を二段モールドした場合、サンドブラスト処理による粗面化の不均一から界面が剥離し、電界強度が上昇する問題がある。このため、界面の接着性を向上させ、電界強度を抑制し得る樹脂モールド品の製造方法が望まれていた。
本発明は上記問題を解決するためになされたもので、異なる誘電率からなる多層の絶縁層の界面の接着性を向上させ、電界強度を抑制し得る樹脂モールド品の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の樹脂モールド品の製造方法は、スイッチギヤの主回路部材を液状の第1のエポキシ樹脂中に浸漬し、この主回路部材の周りに絶縁層を形成する浸漬工程と、前記絶縁層を形成した前記主回路部材を金型内にセット後、この金型内に前記第1のエポキシ樹脂よりも誘電率の小さい液状の第2のエポキシ樹脂を注入して硬化させ、二層の絶縁層を形成する金型注型工程とを備え、前記金型内にセットした直後の前記絶縁層は、ゲル化の状態であることを特徴とする。
このような構成によれば、先ず、主回路部材を液状の第1のエポキシ樹脂中に浸漬させてゲル化の状態で絶縁層を形成し、次いで、この状態を保って金型にセットし、第1のエポキシ樹脂よりも誘電率の小さい液状の第2のエポキシ樹脂を注入して硬化させているので、誘電率の異なる二層の絶縁層界面の接着が強固なものとなり、電気的特性を向上し得る樹脂モールド品の製造方法を得ることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
先ず、本発明の実施例1に係る樹脂モールド品の製造方法を図1乃至6を参照して説明する。図1は、本発明の実施例1に係るスイッチギヤの構成を一部断面して示す側面図、図2は、本発明の実施例1に係る一段目の絶縁層をモールドする装置を示す断面図、図3は、本発明の実施例1に係るエポキシ樹脂の複素粘度と時間との関係を説明する特性図、図4は、本発明の実施例1に係る二段目の絶縁層をモールドする金型を示す断面図、図5は、本発明の実施例1に係る二段目の絶縁層をモールドする装置を示す断面図、図6は、本発明の実施例1に係る接地層の形成を説明する断面図である。
図1に示すように、真空バルブや接続導体のような主回路部材に絶縁外皮を設けたスイッチギヤは、背面側のケーブル部10a、中央の開閉部10b、正面側の母線部10cで電源系統が構成されている。
ケーブル部10aには、ケーブルヘッド11が設けられ、このケーブルヘッド11に変流器12を貫通した電力用ケーブル13が接続されている。
開閉部10bには、遮断部14が設けられ、遮断部14の一方の主回路端がコ字状の接続導体15でケーブルヘッド11の主回路端に接続されている。この遮断部14には、接離自在の一対の接点を有する真空バルブ16が設けられている。また、真空バルブ16には、主回路導体両端部を露出させて、この真空バルブ16の周りにエポキシ樹脂をモールドして第1の絶縁層17、および第1の絶縁層17の周りに第2の絶縁層18が設けられている。更に、第2の絶縁層18の周りには、接地層19が設けられている。
遮断部14の他方の主回路端には、軸方向に絶縁操作ロッド20を介して、真空バルブ16内の一対の接点を開閉する操作機構21が設けられている。また、真空バルブ16の軸方向と直交する方向には、真空バルブ16の外部導体が連絡導体22と摺動接触されている。
母線部10cには、断路部23が設けられ、一方の主回路端が連絡導体22に摺動接触し、他方の主回路端が母線24に接続されている。この断路部23には、遮断部14と同様な真空バルブ25が設けられ、真空バルブ25の軸方向に絶縁操作ロッド26を介して、真空バルブ25内の一対の接点を開閉する操作機構27が設けられている。
なお、遮断部14、断路部23、接続導体15および母線24などのモールドされた主回路部材の主回路端は、いずれもテーパ状に形成された界面接続部となっており、図示しない可撓性絶縁体を介して互いの主回路端が接続されている。また、正面側には、制御盤28が設けられている。
これらモールドされた樹脂モールド品のうち、遮断部14を例にとり、その製造方法を図2乃至図6を参照して説明する。
図2に示すように、真空バルブ16の外周に第1の絶縁層17を設けるための第1の真空タンク30を用意する。第1の真空タンク30内には、第1のエポキシ樹脂31が充填されており、側壁には、第1の真空タンク30内を真空引きする真空ポンプ32、および第1の真空タンク30内の加熱を行うヒータ33が設けられている。また、真空バルブ16には、主回路導体両端部に第1のエポキシ樹脂31を付着させないようなマスキング部材34が取付けられている。そして、第1の真空タンク30内の真空度を維持しながら真空バルブ16を移動自在に移動させることができる可動棒35がOリング36を介して設けられている。
次に、図4に示すように、第2の絶縁層18を設けるための金型37を用意する。この金型37は、二分割された一方の金型38と他方の金型39、および界面接続部を形成する入れ子40から構成されている。この一方の金型37と他方の金型38、および入れ子40を組み合わせたときには、注入口41が形成されるようになっている。
また、図5に示すように、組み合わせた金型37を収納する第2の真空タンク42を用意する。この第2の真空タンク42には、内部を真空引きする真空ポンプ43、および加熱するヒータ44が設けられている。また、金型37内に第2のエポキシ樹脂45を注入する樹脂タンク46が注入口41上の第2の真空タンク42外に設けられている。
次に、図6に示すように、接地層19を設けるための例えばカーボン塗料のような導電性塗料を吹き付けるつけるスプレー47とマスキング部材48を用意する。
そして、真空バルブ16の周りに絶縁層を設ける場合、図2に示すように、真空バルブ16の主回路導体両端にマスキング部材34を取り付け、可動棒35に固定する。また、第1の真空タンク30内には、第1のエポキシ樹脂31をこのタンク30の高さ方向の略中間部まで充填する。
ここで、第1のエポキシ樹脂は、液状のビスフェノール型エポキシ樹脂に、チキソ性を増大させるため粒径を1μm以下の微粒子にしたシリカ、ヒューズドシリカ、コアシェルゴムの少なくとも一種類からなる成分を数体積%充填している。更に、酸化チタンやチタン酸バリウムのような金属酸化物とシリカとを溶融させた充填剤を65〜75体積%充填させている。これにより、誘電率ε1は、ε1=7〜8となる。なお、金属酸化物とシリカとを溶融させた充填剤の充填量を上記以上に増量すれば誘電率ε1を大きくすることができるが、機械的強度が低下する。逆に、この充填量を減量すれば誘電率ε1を大きくすることができず好ましくない。
また、第1のエポキシ樹脂31は、ポットライフが長くなるように例えば60℃の低温にヒータ33で保温されている。更に、第1の真空タンク30内は、真空ポンプ32により例えば0.5kPaの真空に保持されている。
この状態において、例えば160℃の高温に加熱し、表面を脱脂した真空バルブ16を図示しない駆動装置で可動棒35を移動させて第1のエポキシ樹脂31内に浸漬する。数分間浸漬させた後、可動棒35を移動させて真空バルブ16を第1のエポキシ樹脂31の液面上に引き上げると、真空バルブ16の周りには数mmの絶縁厚さを有する第1の絶縁層17が形成される。ここで、図3に示すように、浸漬直後の第1の絶縁層17は液状であるが、時間tの経過とともに硬化を始めて複素粘度が上昇する。そして、例えば3分経過して所定の時間t1になると液状から固体に変わるゲル化の状態となるので、第1の真空タンク30の真空を解除し、第1の絶縁層17が形成された真空バルブ16を取り出す。なお、浸漬の回数を重ねることにより、第1の絶縁層17の絶縁厚さを所定の絶縁厚さに調整することができる。
ここで、真空バルブ16を第1のエポキシ樹脂31に浸漬して第1の絶縁層17を形成する工程を、浸漬工程とする。
次いで、図4に示すように、直ちにマスキング部材34を取り外して真空バルブ16を入れ子40に固定し、一方の金型38と他方の金型39とを組み合わせて強固に締め付ける。この組み合わせた金型37は、図5に示すように、第2の真空タンク42内に設置する。そして、第2の真空タンク42内を、真空ポンプ43により例えば0.5kPaまで真空引きするとともに、ヒータ44により例えば120℃に加熱する。加熱後、樹脂タンク46のバルブを開き、液状の第2のエポキシ樹脂45を金型37内に注入口41から注入する。
この第2のエポキシ樹脂45は、液状のビスフェノール型エポキシ樹脂に、一般のシリカを65〜75体積%充填させたものである。これにより、第2のエポキシ樹脂45の誘電率ε2は、ε2=3〜4となる。これは、第1のエポキシ樹脂31の誘電率ε1=7〜8の約1/2であり、異なる誘電率からなる二層の絶縁層で電界緩和を行う上で好ましくなる。
注入が完了すれば、第2の真空タンク42の真空を解除して、図示しない乾燥炉に金型37を入炉し、強靭に硬化させる。これにより、第1の絶縁層17の周りには、十数mmの所定の絶縁厚さを有する第2の絶縁層18が形成される。この硬化においては、第1の絶縁層17はゲル化の状態から硬化し、また第2の絶縁層18は液状からゲル化を経て硬化するので、互いの絶縁層17および18の界面は化学的に結合され、その界面の全体は強固に接着したものとなる。
また、第1の絶縁層17の誘電率を第2の絶縁層18の約2倍にすることにより、単一の誘電率を用いた場合に比べて、真空バルブ16表面の電界強度を約20%低減させることができる。
ここで、第1の絶縁層17が形成された真空バルブ16を金型37内に設置して第2の絶縁層18を形成する工程を、金型注型工程とする。
硬化後においては、金型37を離型し、図6に示すように、注入口41まで形成された第2の絶縁層18を切削加工し、界面接続部をマスキング部材48で覆う。そして、スプレー47により導電性塗料を吹き付け、接地層19を形成させる。接地層19が乾燥してマスキング部材48を取り外せば、真空バルブ16の周りには第1および第2の絶縁層17および18が二段モールドされた樹脂モールド品が得られる。
上記実施例1の樹脂モールド品の製造方法によれば、先ず、真空バルブ16を第1のエポキシ樹脂31中に浸漬して第1の絶縁層17をゲル化の状態で形成し、次いで、この状態を保って金型37内にセットし、第1のエポキシ樹脂よりも誘電率の小さい第2のエポキシ樹脂45を注入して第2の絶縁層18を形成し、互いの絶縁層17および18が硬化後、接地層19を設けているので、第1の絶縁層17と第2の絶縁層18との界面の接着性が強固なものとなり電気的特性を向上させることができる。
次に、本発明の実施例2に係る樹脂モールド品の製造方法を図7および図8を参照して説明する。図7は、本発明の実施例2に係る一段目の絶縁層を形成したシールドを示す断面図、図8は、本発明の実施例2に係るシールドを装着した真空バルブを示す断面図である。なお、この実施例2が実施例1と異なる点は、一段目の絶縁層を形成する部材である。実施例2において、実施例1と同様の構成部分においては、同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図7に示すように、中央部に孔を有する椀状の金属製のシールド50には、孔部50aを除いた全体に第3の絶縁層51が設けられている。この第3の絶縁層51は、実施例1で説明した浸漬工程により、第1のエポキシ樹脂31がゲル化の状態で形成されているものである。
このシールド50は、図8に示すように、真空バルブ16の主回路導体端部に孔部50a内面が接触するように貫通されるとともに、椀状の外周が真空バルブ16を覆うようにそれぞれ真空バルブ16の両端に装着されている。これは、真空バルブ16の両端には真空封着する金属フランジが気密溶接され、シャープエッジとなるので、このシャープエッジを覆うように装着して電界強度を抑制するためである。そして、実施例1で説明した金型注型工程により、第2の絶縁層18をモールドする。このため、第3の絶縁層51は、実施例1で説明した第1の絶縁層17に相当するものとなり、第2の絶縁層18の誘電率よりも大きくなっている。
上記実施例2の樹脂モールド品の製造方法によれば、実施例1による効果の他に、シャープエッジを有する部分の電界緩和を、シールド50と誘電率の大きい第3の絶縁層51とで行うので、電界を抑制する効果が大きなものとなる。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施することができる。上記実施例では、主回路部材に真空バルブ16を用いて樹脂モールド品を説明したが、主回路部材に接続導体や変流器のコイルなどを用いてもよい。
また、第2の絶縁層18の外周に接地層19を設けて説明したが、スイッチギヤの各相を、所定の定格電圧に耐え得る気中ギャップを介して独立固定すれば、接地層18を設けなくてもよい。
本発明の実施例1に係るスイッチギヤの構成を一部断面して示す側面図。 本発明の実施例1に係る一段目の絶縁層をモールドする装置を示す断面図。 本発明の実施例1に係るエポキシ樹脂の複素粘度と時間との関係を説明する特性図。 本発明の実施例1に係る二段目の絶縁層をモールドする金型を示す断面図。 本発明の実施例1に係る二段目の絶縁層をモールドする装置を示す断面図。 本発明の実施例1に係る接地層の形成を説明する断面図。 本発明の実施例2に係る一段目の絶縁層を形成したシールドを示す断面図。 本発明の実施例2に係るシールドを装着した真空バルブを示す断面図。 従来の異なる誘電率からなる多層絶縁層の電界強度を説明する説明図。
符号の説明
1 高電圧電極
2 接地電極
3 絶縁層
4 高電圧側絶縁層
5 接地側絶縁層
10a ケーブル部
10b 開閉部
10c 母線部
11 ケーブルヘッド
12 変流器
13 電力用ケーブル
14 遮断部
15 接続導体
16、25 真空バルブ
17 第1の絶縁層
18 第2の絶縁層
19 接地層
20、26 絶縁操作ロッド
21、27 操作機構
22 連絡導体
23 断路部
24 母線
28 制御盤
30 第1の真空タンク
31 第1のエポキシ樹脂
32、43 真空ポンプ
33、44 ヒータ
34、48 マスキング部材
35 可動棒
36 Oリング
37 金型
38 一方の金型
39 他方の金型
40 入れ子
41 注入口
42 第2の真空タンク
45 第2のエポキシ樹脂
46 樹脂タンク
47 スプレー
50 シールド
50a 孔部
51 第3の絶縁層

Claims (3)

  1. スイッチギヤの主回路部材を液状の第1のエポキシ樹脂中に浸漬し、この主回路部材の周りに絶縁層を形成する浸漬工程と、
    前記絶縁層を形成した前記主回路部材を金型内にセット後、この金型内に前記第1のエポキシ樹脂よりも誘電率の小さい液状の第2のエポキシ樹脂を注入して硬化させ、二層の絶縁層を形成する金型注型工程とを備え、
    前記金型内にセットした直後の前記絶縁層は、ゲル化の状態であることを特徴とする樹脂モールド品の製造方法。
  2. 前記第1のエポキシ樹脂は、ビスフェノール型エポキシ樹脂に、粒径を1μm以下の微粒子にしたシリカ、ヒューズドシリカ、コアシェルゴムの少なくとも一種類からなる成分を数体積%、金属酸化物とシリカとを溶融させた充填剤を65〜75体積%充填し、
    前記第2のエポキシ樹脂は、ビスフェノール型エポキシ樹脂に、シリカを65〜75体積%充填したことを特徴とする請求項1に記載の樹脂モールド品の製造方法。
  3. 前記第1のエポキシ樹脂の誘電率ε1をε1=7〜8とし、前記第2のエポキシ樹脂の誘電率ε2をε2=3〜4としたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の樹脂モールド品の製造方法。
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