JP2004213244A - 補修部品受発注管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】海外の複数の営業拠点からの発注書の内容に従い、補修部品の受発注を容易かつ確実に管理する。
【解決手段】販売口座受発注管理データベース20に、海外の複数のA側端末40A、営業拠点B側端末40B及び営業拠点C側端末40Cからの専用電子通信回線50を介して得られる発注書データと、部品メーカー側に対し一括で受発注すべき販売口座とが登録され、販売口座供給管理データベース30に、新車(四輪・二輪・汎用製品を含む)の補修部品の販売口座が登録され、補修部門側サーバ10により、受信した発注書データが販売口座受発注管理データベース20に登録されるとともに、その登録された発注書データの販売口座が販売口座供給管理データベース30に登録されている場合には、部品メーカーに対する補修部品の販売口座の発注と納期日の一括受発注管理が行われるようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】販売口座受発注管理データベース20に、海外の複数のA側端末40A、営業拠点B側端末40B及び営業拠点C側端末40Cからの専用電子通信回線50を介して得られる発注書データと、部品メーカー側に対し一括で受発注すべき販売口座とが登録され、販売口座供給管理データベース30に、新車(四輪・二輪・汎用製品を含む)の補修部品の販売口座が登録され、補修部門側サーバ10により、受信した発注書データが販売口座受発注管理データベース20に登録されるとともに、その登録された発注書データの販売口座が販売口座供給管理データベース30に登録されている場合には、部品メーカーに対する補修部品の販売口座の発注と納期日の一括受発注管理が行われるようにする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、四輪・二輪・汎用製品を含む新車の補修部品の受発注管理に係り、特に、海外の複数の営業拠点からの複数のオプションの組み合わせによる新車の補修部品の受発注管理に適した自動車用補修部品受発注管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ブレーキパッド、エアーフィルタ、ワイパーブレード等の自動車用の補修部品は、新車が開発されると、その設計図に基づいて上市すべきものが決定される。自動車の場合、同一車種であっても、複数のオプションの組み合わで複数の販売モデルがMTOC(Model,Type,Option,Color)別に設定される。また、国内モデルと海外モデルとでは、その仕様が異なる場合があり、その仕様に合わせた補修部品も決定される。ちなみに、自動車用の補修部品は、一車種当たり7,000口座が設定されている。これらの補修部品は、新車が市場で販売されるまでに事前に在庫しておく必要がある。つまり、エンドユーザの要望に即座に答えることができるようにするためである。
【0003】
ところで、海外に複数の営業拠点を有する場合、国内の補修部品部門では営業部門で設定されたオプションのモデル毎に初期在庫数(ROQ:Recommend Order Quantity)が入った供給部品リスト(IDL:Initial Delivery List)を発行する。この供給部品リストは、海外のそれぞれの営業拠点にINS(International Network System)で発信される。供給部品リストを受け取ったそれぞれの営業拠点では、現地調達可能な部品や在庫部品等を検討し、国内に発注する分を決定し、国内の補修部品部門へ発注書(ROQ 確定書)をFAXで送信する。国内の補修部品部門では、その発注書(ROQ 確定書)の内容に従い、受発注データベースにその発注部品をオペレータが登録する。そして、部品メーカーは、受発注データベースに登録されたその発注部品の発注を納期を確認することで、受注していた。ところが、このような補修部品の受発注管理では、海外の複数の営業拠点からの発注書(ROQ 確定書)の内容に従い、受発注データベースにその発注部品をオペレータが登録するようになっているため、その登録に時間が係ってしまい、補修部品の発注及び受注が遅れてしまうことがある。しかも、オペレータによる登録操作のために、登録ミスが多く発生することもある。
【0004】
ちなみに、補修部品の在庫管理を行うものとして、特許文献1に示されているものがある。これは、部品口座情報データベースの区分情報とメーカー情報とを変更することができる部品口座情報データベースシステムと、発注口座情報データベースの部品毎のメーカー情報を変更することができる発注口座情報データベースシステムとを備え、部品口座情報データベースシステムにより、区分情報又はメーカー情報が変更されたとき、その変更された情報をリスト化して表示することができるようにしたものである。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−318870
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した特許文献1では、区分情報又はメーカー情報が変更されたとき、その変更された情報をリスト化して表示することができるものの、海外の複数の営業拠点からの発注書(ROQ 確定書)の内容に従い、補修部品の受発注を管理するシステムが構築されていない。
【0007】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、海外の複数の営業拠点からの発注書(ROQ 確定書)の内容に従い、補修部品の受発注を容易かつ確実に管理することができる補修部品受発注管理システムを提供することができるようにするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の補修部品受発注管理システムは、海外の複数の営業拠点からの複数のオプションの組み合わせによる新車(四輪・二輪・汎用製品を含む)の補修部品の一括受発注管理を行う補修部品受発注管理システムであって、複数の営業拠点に設置され、専用電子通信回線を介し、初期在庫数が入った供給部品リストデータの受信と、その供給部品リストデータに基づいた発注書データの送信とを行う機能を有する複数の端末と、国内に設置され、複数の端末からの発注書データと、部品メーカー側の端末に対し一括で受発注すべき補修部品の販売口座とが登録される販売口座受発注管理データベースと、国内に設置され、複数のオプションの組み合わせによる新車の補修部品の販売口座が登録される販売口座供給管理データベースと、国内に設置され、専用電子通信回線を介して供給部品リストデータの送信と、発注書データの受信とを行い、受信した発注書データを販売口座受発注管理データベースに登録するとともに、その登録した発注書データの販売口座が販売口座供給管理データベースに登録されている場合には、部品メーカーに対する補修部品の販売口座の発注と納期日の一括受発注管理を行う機能を有するサーバとを備えることを特徴とする。なお、新車としては、四輪・二輪・汎用製品を含むようにすることができる。また、回線の無い拠点とは電話・FAX等で代用するようにすることができる。
また、サーバは、供給部品リストデータを送信する補修部品関連情報送信部と、発注書データを受信する発注データ受信部と、販売口座受発注管理データベースに登録された発注書データの販売口座と販売口座供給管理データベースに登録されている販売口座とを照合し、発注書データの販売口座のいずれかが販売口座供給管理データベースに登録されていない場合や、販売口座供給管理データベースに登録されているが、部品メーカーがまだ決まっていない販売口座を抽出する補修部品照合部と、発注書データの販売口座の全てが販売口座供給管理データベースに登録されている場合、販売口座受発注管理データベースに部品メーカー側に発注すべき販売口座を登録するとともに、部品メーカー側の端末に対して発注書データの販売口座の一括受発注指示を出す一括受発注指示部とを備えるようにすることができる。
また、一括受発注指示部は、補修部品照合部による照合の結果、発注書データの販売口座のいずれかが販売口座供給管理データベースに登録されていない場合や、部品メーカーがまだ決まっていない販売口座があると、補修部品照合部によって抽出された販売口座のデータをエラーリストとして出力するようにすることができる。
本発明の補修部品受発注管理方法は、海外の複数の営業拠点からの複数のオプションの組み合わせによる新車の補修部品の一括受発注管理を行う補修部品受発注管理方法であって、複数の営業拠点に設置された複数の端末により、専用電子通信回線を介し、初期在庫数が入った供給部品リストデータの受信と、その供給部品リストデータに基づいた発注書データの送信とが行われる工程と、国内に設置される販売口座受発注管理データベースに、複数の端末からの発注書データと、部品メーカー側の端末に対し一括で受発注すべき補修部品の販売口座とが登録される工程と、国内に設置される販売口座供給管理データベースに、複数のオプションの組み合わせによる新車の補修部品の販売口座が登録される工程と、国内に設置されるサーバにより、専用電子通信回線を介して供給部品リストデータの送信と、発注書データの受信とが行われ、受信した発注書データが販売口座受発注管理データベースに登録されるとともに、その登録された発注書データの販売口座が販売口座供給管理データベースに登録されている場合には、部品メーカーに対する補修部品の販売口座の発注と納期日の一括受発注管理が行われる工程とを有することを特徴とする。なお、新車としては、四輪・二輪・汎用製品を含むようにすることができる。また、回線の無い拠点とは電話・FAX等で代用するようにすることができる。
また、補修部品関連情報送信部により、供給部品リストデータが送信される工程と、発注データ受信部により、発注書データが受信される工程と、補修部品照合部により、販売口座受発注管理データベースに登録された発注書データの販売口座と販売口座供給管理データベースに登録されている販売口座とが照合され、発注書データの販売口座のいずれかが販売口座供給管理データベースに登録されていない場合や、販売口座供給管理データベースに登録されているが、部品メーカーがまだ決まっていない販売口座が抽出される工程と、一括受発注指示部により、発注書データの販売口座の全てが販売口座供給管理データベースに登録されている場合、販売口座受発注管理データベースに部品メーカー側に発注すべき販売口座が登録されるとともに、部品メーカー側の端末に対して発注書データの販売口座の一括受発注指示が出される工程とを有するようにすることができる。
また、一括受発注指示部により、補修部品照合部による照合の結果、発注書データの販売口座のいずれかが販売口座供給管理データベースに登録されていない場合や、部品メーカーがまだ決まっていない販売口座があると、補修部品照合部によって抽出された販売口座のデータがエラーリストとして出力される工程を有するようにすることができる。
【0009】
【発明の作用効果】
以上の如く本発明に係る補修部品受発注管理システムによれば、海外の複数の営業拠点に設置された複数の端末により、専用電子通信回線を介し、初期在庫数が入った供給部品リストデータの受信と、その供給部品リストデータに基づいた発注書データの送信とが行われ、国内に設置される販売口座受発注管理データベースに、複数の端末からの発注書データと、部品メーカー側の端末に対し一括で受発注すべき補修部品の販売口座とが登録され、国内に設置される販売口座供給管理データベースに、複数のオプションの組み合わせによる新車の補修部品の販売口座が登録され、国内に設置されるサーバにより、専用電子通信回線(回線の無い拠点は電話・FAXで代用する)を介して供給部品リストデータの送信と、発注書データの受信とが行われ、受信した発注書データが販売口座受発注管理データベースに登録されるとともに、その登録された発注書データの販売口座が販売口座供給管理データベースに登録されている場合には、部品メーカーに対する補修部品の販売口座の発注と納期日の一括受発注管理が行われるようにしたので、海外の複数の営業拠点からの発注書(ROQ 確定書)の内容に従い、補修部品の受発注を容易かつ確実に管理することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の補修部品受発注管理システムの一実施の形態に係る概念を説明するための図、図2は、図1の補修部門側サーバの詳細を示すブロック図、図3は、図1の補修部品受発注管理システムによる補修部品受発注管理方法を説明するためのフローチャート、図4〜図7は、図1の補修部品受発注管理システムによる補修部品受発注管理方法を説明するための図である。
【0011】
図1に示す補修部品受発注管理システムは、補修部門側サーバ10、販売口座受発注管理データベース20、販売口座供給管理データベース30、営業拠点A側端末40A、営業拠点B側端末40B及び営業拠点C側端末40Cを備えている。また、これら営業拠点A側端末40A、営業拠点B側端末40B及び営業拠点C側端末40Cは、INS(International Network System)やGIFT(Global Integrated File Transfer System)等の専用電子通信回線50を介して相互に通信できるように接続されている。
補修部門側サーバ10は、国内に設置されるものであり、海外のそれぞれの営業拠点A〜Cの営業拠点A側端末40A、営業拠点B側端末40B及び営業拠点C側端末40Cからの新車の補修部品の発注書(ROQ 確定書)データの内容に従い、部品メーカーに対する補修部品の受発注を管理する機能を有しているが、その詳細は後述する。
【0012】
販売口座受発注管理データベース20には、営業拠点A〜Cの営業拠点A側端末40A、営業拠点B側端末40B及び営業拠点C側端末40Cからの新車(四輪・二輪・汎用製品を含む)の補修部品の発注書(ROQ 確定書)データと、部品メーカー側の図示しない端末に対し一括で受発注すべき販売口座とが登録される。
販売口座供給管理データベース30には、複数のオプションの組み合わせで複数の販売モデルがMTOC(Model,Type,Option,Collar)別に設定された際のそれぞれの販売モデルの補修部品の販売口座が登録される。ここで、販売口座とは、補修部品リスト(パーツリスト)に載せられる数字やアルファベット等からなる補修部品の番号である。なお、これら販売口座受発注管理データベース20及び販売口座供給管理データベース30も国内に設置されている。
【0013】
営業拠点A側端末40Aは、海外の営業拠点Aに設置されるものであり、補修部門側サーバ10に対し、専用電子通信回線50を介してデータのやり取りを行う機能を有している。営業拠点B側端末40Bは、海外の営業拠点Bに設置されるものであり、補修部門側サーバ10に対し、専用電子通信回線50を介してデータのやり取りを行う機能を有している。営業拠点C側端末40Cは、海外の営業拠点Cに設置されるものであり、補修部門側サーバ10に対し、専用電子通信回線50を介してデータのやり取りを行う機能を有している。
営業拠点A側端末40A、営業拠点B側端末40B及び営業拠点C側端末40Cは、データのやり取りを行う機能を有するものであればよく、デスクトップパソコン、ノートパソコン、PDA等の電子機器を用いることができる。
【0014】
次に、補修部門側サーバ10の詳細について説明する。
図2に示すように、補修部門側サーバ10は、補修部品関連情報送信部11、発注データ受信部12、発注データ登録制御部13、補修部品照合部14、一括受発注指示部15を備えている。
補修部品関連情報送信部11は、オプションのモデル毎に初期在庫数(ROQ:Recommend Order Quantity)が入った供給部品リスト(IDL:Initial Delivery List)データを営業拠点A側端末40A、営業拠点B側端末40B及び営業拠点C側端末40Cのそれぞれに送信するものである。
発注データ受信部12は、営業拠点A側端末40A、営業拠点B側端末40B及び営業拠点C側端末40Cのそれぞれからの発注書(ROQ 確定書)データを受信するものである。
発注データ登録制御部13は、発注データ受信部12によって受信された発注書(ROQ 確定書)データを販売口座受発注管理データベース20に登録するものである。
【0015】
補修部品照合部14は、販売口座受発注管理データベース20に登録された発注書(ROQ 確定書)データの販売口座と販売口座供給管理データベース30に登録されている販売口座とを照合し、たとえば発注書(ROQ 確定書)データの販売口座のいずれかが販売口座供給管理データベース30に登録されていない場合や、販売口座供給管理データベース30に登録されているが、部品メーカーがまだ決まっていない販売口座を抽出するものである。
一括受発注指示部15は、発注書(ROQ 確定書)データの販売口座の全てが販売口座供給管理データベース30に登録されている場合、販売口座受発注管理データベース20に部品メーカー側に発注すべき販売口座を登録するとともに、部品メーカー側の図示しない端末に対して発注書(ROQ 確定書)データの販売口座の一括受発注指示を出すものである。この場合、図4に示すような画面により、部品メーカーに対して、販売口座の一括発注指示と、発注した販売口座の納期日の指示とが行われる。また、図4に示すような画面により、部品メーカーに対して、販売口座の一括発注指示と、発注した販売口座の納期日の指示とが行われるとき、部品メーカー側の図示しない端末には、図5に示すようなイニシャルオーダーリスト(サマリー)や図6に示すようなイニシャルオーダーリスト(明細)を示す情報が送信される。
【0016】
また、この場合、部品メーカー側の図示しない端末によって販売口座供給管理データベース30にアクセスできるようにし、部品メーカー側が登録されている販売口座を確認して一括発注指示を受けるようにしてもよい。また、一括受発注指示部15は、補修部品照合部14による照合の結果、発注書(ROQ 確定書)データの販売口座のいずれかが販売口座供給管理データベース30に登録されていない場合や、部品メーカーがまだ決まっていない販売口座があると、補修部品照合部14によって抽出された販売口座のデータを、図7に示すようなエラーリスト(イニシャルオーダーエラーリスト)として出力する。
【0017】
次に、補修部品受発注管理方法について説明する。
まず、図3に示すように、新車(四輪・二輪・汎用製品を含む)が開発されると、複数のオプションの組み合わせによる複数の販売モデルの補修部品の販売口座が販売口座供給管理データベース30に登録される(ステップS1)。
次いで、オプションのモデル毎に初期在庫数が入った供給部品リストデータが補修部門側サーバ10の補修部品関連情報送信部11により、営業拠点A側端末40A、営業拠点B側端末40B及び営業拠点C側端末40Cのそれぞれに送信される(ステップS2)。初期在庫数が入った供給部品リストデータを受け取ったそれぞれの営業拠点A〜Cでは、現地調達可能部品や在庫部品等を検討し、国内に発注する分を決定すると、営業拠点A側端末40A、営業拠点B側端末40B及び営業拠点C側端末40Cのそれぞれから発注書(ROQ 確定書)データが送信される(ステップS3)。
【0018】
補修部門側サーバ10の発注データ受信部12により、営業拠点A側端末40A、営業拠点B側端末40B及び営業拠点C側端末40Cのそれぞれからの発注書データが受信されると(ステップS4)、発注データ登録制御部13により、その発注書データ(ROQ 確定書)が販売口座受発注管理データベース20に登録される(ステップS5)。
次いで、補修部品照合部14により、販売口座受発注管理データベース20に登録された発注書データの販売口座と販売口座供給管理データベース30に登録されている販売口座とが照合される(ステップS6)。ここで、発注書(ROQ 確定書)データの販売口座の全てが販売口座供給管理データベース30に登録されている場合には(ステップS7)、販売口座受発注管理データベース20に部品メーカー側に発注すべき販売口座が登録されるとともに(ステップS8)、部品メーカー側の図示しない端末に対して発注書(ROQ 確定書)データの販売口座の一括受発注指示が出される(ステップS9)。この場合、上述したように、図4に示すような画面により、部品メーカーに対して、販売口座の一括発注指示と、発注した販売口座の納期日の指示とが行われる。また、図4に示すような画面により、部品メーカーに対して、販売口座の一括発注指示と、発注した販売口座の納期日の指示とが行われるとき、上述したように、部品メーカー側の図示しない端末には、図5に示すようなイニシャルオーダーリスト(サマリー)や図6に示すようなイニシャルオーダーリスト(明細)を示す情報が送信される。また、この場合、上述したように、部品メーカー側の図示しない端末によって販売口座供給管理データベース30にアクセスできるようにし、部品メーカー側が登録されている販売口座を確認して一括発注指示を受けるようにしてもよい。
【0019】
これに対し、発注書(ROQ 確定書)データの販売口座のいずれかが販売口座供給管理データベース30に登録されていない場合には(ステップS7)、補修部品照合部14によって抽出された販売口座のデータが、図7に示すようなエラーリスト(イニシャルオーダーエラーリスト)として出力される(ステップS10)。
そして、そのエラーリストに基づいたエラーが解消されると(ステップS11)、(ステップ8)に戻り、販売口座受発注管理データベース20に部品メーカー側に発注すべき販売口座が登録されるとともに、部品メーカー側の図示しない端末に対して発注書(ROQ 確定書)データの販売口座の一括受発注指示が出される(ステップS9)。ここで、そのエラーリストに基づいたエラーが解消されると、たとえば発注書(ROQ 確定書)データの販売口座のいずれかが販売口座供給管理データベース30に登録されていない場合には、その販売口座のいずれかを販売口座供給管理データベース30に登録したり、部品メーカーがまだ決まっていない販売口座については部品メーカーを決定して販売口座供給管理データベース30に登録したりすることである。
【0020】
このように、本実施の形態では、海外の複数の営業拠点A〜Cに設置される営業拠点A側端末40A、営業拠点B側端末40B及び営業拠点C側端末40Cにより、専用電子通信回線50を介し、初期在庫数が入った供給部品リストデータの受信と、その供給部品リストデータに基づいた発注書(ROQ 確定書)データの送信とが行われ、国内に設置される販売口座受発注管理データベース20に、複数の営業拠点A側端末40A、営業拠点B側端末40B及び営業拠点C側端末40Cからの発注書(ROQ 確定書)データと、部品メーカー側の端末に対し一括で受発注すべき補修部品の販売口座とが登録され、国内に設置される販売口座供給管理データベース30に、複数のオプションの組み合わによる新車(四輪・二輪・汎用製品を含む)の補修部品の販売口座が登録され、国内に設置される補修部門側サーバ10により、専用電子通信回線50を介して供給部品リストデータの送信と、発注書(ROQ 確定書)データの受信とが行われ、受信した発注書(ROQ 確定書)データが販売口座受発注管理データベース20に登録されるとともに、その登録された発注書(ROQ 確定書)データの販売口座が販売口座供給管理データベース30に登録されている場合には、部品メーカーに対する補修部品の販売口座の発注と納期日の一括受発注管理が行われるようにした。
【0021】
これにより、海外の複数の営業拠点A〜Cからの発注書(ROQ 確定書)データが販売口座受発注管理データベース20に自動的に登録されるため、発注書(ROQ 確定書)データの登録に要する時間が大幅に削減されるとともに、その登録ミスも確実に防ぐことができる。
また、補修部門側サーバ10の一括受発注指示部15により、発注書(ROQ 確定書)データの販売口座の全てが販売口座供給管理データベース30に登録されている場合、販売口座受発注管理データベース20に部品メーカー側に発注すべき販売口座を登録するとともに、部品メーカー側の図示しない端末に対して発注書(ROQ 確定書)データの販売口座の発注と納期日の一括受発注指示が出されるので、補修部品の納期の遅れを防止することができる。
また、一括受発注指示部15により、補修部品照合部14による照合の結果、発注書(ROQ 確定書)データの販売口座のいずれかが販売口座供給管理データベース30に登録されていない場合や、部品メーカーがまだ決まっていない販売口座があると、補修部品照合部14によって抽出された販売口座のデータがエラーリストとして出力されるので、補修部品の発注漏れを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の補修部品受発注管理システムの一実施の形態に係る概念を説明するための図である。
【図2】図1の補修部門側サーバの詳細を示すブロック図である。
【図3】図1の補修部品受発注管理システムによる補修部品受発注管理方法を説明するためのフローチャートである。
【図4】図1の補修部品受発注管理システムによる補修部品受発注管理方法を説明するための図である。
【図5】図1の補修部品受発注管理システムによる補修部品受発注管理方法を説明するための図である。
【図6】図1の補修部品受発注管理システムによる補修部品受発注管理方法を説明するための図である。
【図7】図1の補修部品受発注管理システムによる補修部品受発注管理方法を説明するための図である。
【符号の説明】
10 補修部門側サーバ
11 補修部品関連情報送信部
12 発注データ受信部
13 発注データ登録制御部
14 補修部品照合部
15 一括受発注指示部
20 販売口座受発注管理データベース
30 販売口座供給管理データベース
40A 営業拠点A側端末
40B 営業拠点B側端末
40C 営業拠点C側端末
50 専用電子通信回線
【発明の属する技術分野】
本発明は、四輪・二輪・汎用製品を含む新車の補修部品の受発注管理に係り、特に、海外の複数の営業拠点からの複数のオプションの組み合わせによる新車の補修部品の受発注管理に適した自動車用補修部品受発注管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ブレーキパッド、エアーフィルタ、ワイパーブレード等の自動車用の補修部品は、新車が開発されると、その設計図に基づいて上市すべきものが決定される。自動車の場合、同一車種であっても、複数のオプションの組み合わで複数の販売モデルがMTOC(Model,Type,Option,Color)別に設定される。また、国内モデルと海外モデルとでは、その仕様が異なる場合があり、その仕様に合わせた補修部品も決定される。ちなみに、自動車用の補修部品は、一車種当たり7,000口座が設定されている。これらの補修部品は、新車が市場で販売されるまでに事前に在庫しておく必要がある。つまり、エンドユーザの要望に即座に答えることができるようにするためである。
【0003】
ところで、海外に複数の営業拠点を有する場合、国内の補修部品部門では営業部門で設定されたオプションのモデル毎に初期在庫数(ROQ:Recommend Order Quantity)が入った供給部品リスト(IDL:Initial Delivery List)を発行する。この供給部品リストは、海外のそれぞれの営業拠点にINS(International Network System)で発信される。供給部品リストを受け取ったそれぞれの営業拠点では、現地調達可能な部品や在庫部品等を検討し、国内に発注する分を決定し、国内の補修部品部門へ発注書(ROQ 確定書)をFAXで送信する。国内の補修部品部門では、その発注書(ROQ 確定書)の内容に従い、受発注データベースにその発注部品をオペレータが登録する。そして、部品メーカーは、受発注データベースに登録されたその発注部品の発注を納期を確認することで、受注していた。ところが、このような補修部品の受発注管理では、海外の複数の営業拠点からの発注書(ROQ 確定書)の内容に従い、受発注データベースにその発注部品をオペレータが登録するようになっているため、その登録に時間が係ってしまい、補修部品の発注及び受注が遅れてしまうことがある。しかも、オペレータによる登録操作のために、登録ミスが多く発生することもある。
【0004】
ちなみに、補修部品の在庫管理を行うものとして、特許文献1に示されているものがある。これは、部品口座情報データベースの区分情報とメーカー情報とを変更することができる部品口座情報データベースシステムと、発注口座情報データベースの部品毎のメーカー情報を変更することができる発注口座情報データベースシステムとを備え、部品口座情報データベースシステムにより、区分情報又はメーカー情報が変更されたとき、その変更された情報をリスト化して表示することができるようにしたものである。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−318870
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した特許文献1では、区分情報又はメーカー情報が変更されたとき、その変更された情報をリスト化して表示することができるものの、海外の複数の営業拠点からの発注書(ROQ 確定書)の内容に従い、補修部品の受発注を管理するシステムが構築されていない。
【0007】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、海外の複数の営業拠点からの発注書(ROQ 確定書)の内容に従い、補修部品の受発注を容易かつ確実に管理することができる補修部品受発注管理システムを提供することができるようにするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の補修部品受発注管理システムは、海外の複数の営業拠点からの複数のオプションの組み合わせによる新車(四輪・二輪・汎用製品を含む)の補修部品の一括受発注管理を行う補修部品受発注管理システムであって、複数の営業拠点に設置され、専用電子通信回線を介し、初期在庫数が入った供給部品リストデータの受信と、その供給部品リストデータに基づいた発注書データの送信とを行う機能を有する複数の端末と、国内に設置され、複数の端末からの発注書データと、部品メーカー側の端末に対し一括で受発注すべき補修部品の販売口座とが登録される販売口座受発注管理データベースと、国内に設置され、複数のオプションの組み合わせによる新車の補修部品の販売口座が登録される販売口座供給管理データベースと、国内に設置され、専用電子通信回線を介して供給部品リストデータの送信と、発注書データの受信とを行い、受信した発注書データを販売口座受発注管理データベースに登録するとともに、その登録した発注書データの販売口座が販売口座供給管理データベースに登録されている場合には、部品メーカーに対する補修部品の販売口座の発注と納期日の一括受発注管理を行う機能を有するサーバとを備えることを特徴とする。なお、新車としては、四輪・二輪・汎用製品を含むようにすることができる。また、回線の無い拠点とは電話・FAX等で代用するようにすることができる。
また、サーバは、供給部品リストデータを送信する補修部品関連情報送信部と、発注書データを受信する発注データ受信部と、販売口座受発注管理データベースに登録された発注書データの販売口座と販売口座供給管理データベースに登録されている販売口座とを照合し、発注書データの販売口座のいずれかが販売口座供給管理データベースに登録されていない場合や、販売口座供給管理データベースに登録されているが、部品メーカーがまだ決まっていない販売口座を抽出する補修部品照合部と、発注書データの販売口座の全てが販売口座供給管理データベースに登録されている場合、販売口座受発注管理データベースに部品メーカー側に発注すべき販売口座を登録するとともに、部品メーカー側の端末に対して発注書データの販売口座の一括受発注指示を出す一括受発注指示部とを備えるようにすることができる。
また、一括受発注指示部は、補修部品照合部による照合の結果、発注書データの販売口座のいずれかが販売口座供給管理データベースに登録されていない場合や、部品メーカーがまだ決まっていない販売口座があると、補修部品照合部によって抽出された販売口座のデータをエラーリストとして出力するようにすることができる。
本発明の補修部品受発注管理方法は、海外の複数の営業拠点からの複数のオプションの組み合わせによる新車の補修部品の一括受発注管理を行う補修部品受発注管理方法であって、複数の営業拠点に設置された複数の端末により、専用電子通信回線を介し、初期在庫数が入った供給部品リストデータの受信と、その供給部品リストデータに基づいた発注書データの送信とが行われる工程と、国内に設置される販売口座受発注管理データベースに、複数の端末からの発注書データと、部品メーカー側の端末に対し一括で受発注すべき補修部品の販売口座とが登録される工程と、国内に設置される販売口座供給管理データベースに、複数のオプションの組み合わせによる新車の補修部品の販売口座が登録される工程と、国内に設置されるサーバにより、専用電子通信回線を介して供給部品リストデータの送信と、発注書データの受信とが行われ、受信した発注書データが販売口座受発注管理データベースに登録されるとともに、その登録された発注書データの販売口座が販売口座供給管理データベースに登録されている場合には、部品メーカーに対する補修部品の販売口座の発注と納期日の一括受発注管理が行われる工程とを有することを特徴とする。なお、新車としては、四輪・二輪・汎用製品を含むようにすることができる。また、回線の無い拠点とは電話・FAX等で代用するようにすることができる。
また、補修部品関連情報送信部により、供給部品リストデータが送信される工程と、発注データ受信部により、発注書データが受信される工程と、補修部品照合部により、販売口座受発注管理データベースに登録された発注書データの販売口座と販売口座供給管理データベースに登録されている販売口座とが照合され、発注書データの販売口座のいずれかが販売口座供給管理データベースに登録されていない場合や、販売口座供給管理データベースに登録されているが、部品メーカーがまだ決まっていない販売口座が抽出される工程と、一括受発注指示部により、発注書データの販売口座の全てが販売口座供給管理データベースに登録されている場合、販売口座受発注管理データベースに部品メーカー側に発注すべき販売口座が登録されるとともに、部品メーカー側の端末に対して発注書データの販売口座の一括受発注指示が出される工程とを有するようにすることができる。
また、一括受発注指示部により、補修部品照合部による照合の結果、発注書データの販売口座のいずれかが販売口座供給管理データベースに登録されていない場合や、部品メーカーがまだ決まっていない販売口座があると、補修部品照合部によって抽出された販売口座のデータがエラーリストとして出力される工程を有するようにすることができる。
【0009】
【発明の作用効果】
以上の如く本発明に係る補修部品受発注管理システムによれば、海外の複数の営業拠点に設置された複数の端末により、専用電子通信回線を介し、初期在庫数が入った供給部品リストデータの受信と、その供給部品リストデータに基づいた発注書データの送信とが行われ、国内に設置される販売口座受発注管理データベースに、複数の端末からの発注書データと、部品メーカー側の端末に対し一括で受発注すべき補修部品の販売口座とが登録され、国内に設置される販売口座供給管理データベースに、複数のオプションの組み合わせによる新車の補修部品の販売口座が登録され、国内に設置されるサーバにより、専用電子通信回線(回線の無い拠点は電話・FAXで代用する)を介して供給部品リストデータの送信と、発注書データの受信とが行われ、受信した発注書データが販売口座受発注管理データベースに登録されるとともに、その登録された発注書データの販売口座が販売口座供給管理データベースに登録されている場合には、部品メーカーに対する補修部品の販売口座の発注と納期日の一括受発注管理が行われるようにしたので、海外の複数の営業拠点からの発注書(ROQ 確定書)の内容に従い、補修部品の受発注を容易かつ確実に管理することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の補修部品受発注管理システムの一実施の形態に係る概念を説明するための図、図2は、図1の補修部門側サーバの詳細を示すブロック図、図3は、図1の補修部品受発注管理システムによる補修部品受発注管理方法を説明するためのフローチャート、図4〜図7は、図1の補修部品受発注管理システムによる補修部品受発注管理方法を説明するための図である。
【0011】
図1に示す補修部品受発注管理システムは、補修部門側サーバ10、販売口座受発注管理データベース20、販売口座供給管理データベース30、営業拠点A側端末40A、営業拠点B側端末40B及び営業拠点C側端末40Cを備えている。また、これら営業拠点A側端末40A、営業拠点B側端末40B及び営業拠点C側端末40Cは、INS(International Network System)やGIFT(Global Integrated File Transfer System)等の専用電子通信回線50を介して相互に通信できるように接続されている。
補修部門側サーバ10は、国内に設置されるものであり、海外のそれぞれの営業拠点A〜Cの営業拠点A側端末40A、営業拠点B側端末40B及び営業拠点C側端末40Cからの新車の補修部品の発注書(ROQ 確定書)データの内容に従い、部品メーカーに対する補修部品の受発注を管理する機能を有しているが、その詳細は後述する。
【0012】
販売口座受発注管理データベース20には、営業拠点A〜Cの営業拠点A側端末40A、営業拠点B側端末40B及び営業拠点C側端末40Cからの新車(四輪・二輪・汎用製品を含む)の補修部品の発注書(ROQ 確定書)データと、部品メーカー側の図示しない端末に対し一括で受発注すべき販売口座とが登録される。
販売口座供給管理データベース30には、複数のオプションの組み合わせで複数の販売モデルがMTOC(Model,Type,Option,Collar)別に設定された際のそれぞれの販売モデルの補修部品の販売口座が登録される。ここで、販売口座とは、補修部品リスト(パーツリスト)に載せられる数字やアルファベット等からなる補修部品の番号である。なお、これら販売口座受発注管理データベース20及び販売口座供給管理データベース30も国内に設置されている。
【0013】
営業拠点A側端末40Aは、海外の営業拠点Aに設置されるものであり、補修部門側サーバ10に対し、専用電子通信回線50を介してデータのやり取りを行う機能を有している。営業拠点B側端末40Bは、海外の営業拠点Bに設置されるものであり、補修部門側サーバ10に対し、専用電子通信回線50を介してデータのやり取りを行う機能を有している。営業拠点C側端末40Cは、海外の営業拠点Cに設置されるものであり、補修部門側サーバ10に対し、専用電子通信回線50を介してデータのやり取りを行う機能を有している。
営業拠点A側端末40A、営業拠点B側端末40B及び営業拠点C側端末40Cは、データのやり取りを行う機能を有するものであればよく、デスクトップパソコン、ノートパソコン、PDA等の電子機器を用いることができる。
【0014】
次に、補修部門側サーバ10の詳細について説明する。
図2に示すように、補修部門側サーバ10は、補修部品関連情報送信部11、発注データ受信部12、発注データ登録制御部13、補修部品照合部14、一括受発注指示部15を備えている。
補修部品関連情報送信部11は、オプションのモデル毎に初期在庫数(ROQ:Recommend Order Quantity)が入った供給部品リスト(IDL:Initial Delivery List)データを営業拠点A側端末40A、営業拠点B側端末40B及び営業拠点C側端末40Cのそれぞれに送信するものである。
発注データ受信部12は、営業拠点A側端末40A、営業拠点B側端末40B及び営業拠点C側端末40Cのそれぞれからの発注書(ROQ 確定書)データを受信するものである。
発注データ登録制御部13は、発注データ受信部12によって受信された発注書(ROQ 確定書)データを販売口座受発注管理データベース20に登録するものである。
【0015】
補修部品照合部14は、販売口座受発注管理データベース20に登録された発注書(ROQ 確定書)データの販売口座と販売口座供給管理データベース30に登録されている販売口座とを照合し、たとえば発注書(ROQ 確定書)データの販売口座のいずれかが販売口座供給管理データベース30に登録されていない場合や、販売口座供給管理データベース30に登録されているが、部品メーカーがまだ決まっていない販売口座を抽出するものである。
一括受発注指示部15は、発注書(ROQ 確定書)データの販売口座の全てが販売口座供給管理データベース30に登録されている場合、販売口座受発注管理データベース20に部品メーカー側に発注すべき販売口座を登録するとともに、部品メーカー側の図示しない端末に対して発注書(ROQ 確定書)データの販売口座の一括受発注指示を出すものである。この場合、図4に示すような画面により、部品メーカーに対して、販売口座の一括発注指示と、発注した販売口座の納期日の指示とが行われる。また、図4に示すような画面により、部品メーカーに対して、販売口座の一括発注指示と、発注した販売口座の納期日の指示とが行われるとき、部品メーカー側の図示しない端末には、図5に示すようなイニシャルオーダーリスト(サマリー)や図6に示すようなイニシャルオーダーリスト(明細)を示す情報が送信される。
【0016】
また、この場合、部品メーカー側の図示しない端末によって販売口座供給管理データベース30にアクセスできるようにし、部品メーカー側が登録されている販売口座を確認して一括発注指示を受けるようにしてもよい。また、一括受発注指示部15は、補修部品照合部14による照合の結果、発注書(ROQ 確定書)データの販売口座のいずれかが販売口座供給管理データベース30に登録されていない場合や、部品メーカーがまだ決まっていない販売口座があると、補修部品照合部14によって抽出された販売口座のデータを、図7に示すようなエラーリスト(イニシャルオーダーエラーリスト)として出力する。
【0017】
次に、補修部品受発注管理方法について説明する。
まず、図3に示すように、新車(四輪・二輪・汎用製品を含む)が開発されると、複数のオプションの組み合わせによる複数の販売モデルの補修部品の販売口座が販売口座供給管理データベース30に登録される(ステップS1)。
次いで、オプションのモデル毎に初期在庫数が入った供給部品リストデータが補修部門側サーバ10の補修部品関連情報送信部11により、営業拠点A側端末40A、営業拠点B側端末40B及び営業拠点C側端末40Cのそれぞれに送信される(ステップS2)。初期在庫数が入った供給部品リストデータを受け取ったそれぞれの営業拠点A〜Cでは、現地調達可能部品や在庫部品等を検討し、国内に発注する分を決定すると、営業拠点A側端末40A、営業拠点B側端末40B及び営業拠点C側端末40Cのそれぞれから発注書(ROQ 確定書)データが送信される(ステップS3)。
【0018】
補修部門側サーバ10の発注データ受信部12により、営業拠点A側端末40A、営業拠点B側端末40B及び営業拠点C側端末40Cのそれぞれからの発注書データが受信されると(ステップS4)、発注データ登録制御部13により、その発注書データ(ROQ 確定書)が販売口座受発注管理データベース20に登録される(ステップS5)。
次いで、補修部品照合部14により、販売口座受発注管理データベース20に登録された発注書データの販売口座と販売口座供給管理データベース30に登録されている販売口座とが照合される(ステップS6)。ここで、発注書(ROQ 確定書)データの販売口座の全てが販売口座供給管理データベース30に登録されている場合には(ステップS7)、販売口座受発注管理データベース20に部品メーカー側に発注すべき販売口座が登録されるとともに(ステップS8)、部品メーカー側の図示しない端末に対して発注書(ROQ 確定書)データの販売口座の一括受発注指示が出される(ステップS9)。この場合、上述したように、図4に示すような画面により、部品メーカーに対して、販売口座の一括発注指示と、発注した販売口座の納期日の指示とが行われる。また、図4に示すような画面により、部品メーカーに対して、販売口座の一括発注指示と、発注した販売口座の納期日の指示とが行われるとき、上述したように、部品メーカー側の図示しない端末には、図5に示すようなイニシャルオーダーリスト(サマリー)や図6に示すようなイニシャルオーダーリスト(明細)を示す情報が送信される。また、この場合、上述したように、部品メーカー側の図示しない端末によって販売口座供給管理データベース30にアクセスできるようにし、部品メーカー側が登録されている販売口座を確認して一括発注指示を受けるようにしてもよい。
【0019】
これに対し、発注書(ROQ 確定書)データの販売口座のいずれかが販売口座供給管理データベース30に登録されていない場合には(ステップS7)、補修部品照合部14によって抽出された販売口座のデータが、図7に示すようなエラーリスト(イニシャルオーダーエラーリスト)として出力される(ステップS10)。
そして、そのエラーリストに基づいたエラーが解消されると(ステップS11)、(ステップ8)に戻り、販売口座受発注管理データベース20に部品メーカー側に発注すべき販売口座が登録されるとともに、部品メーカー側の図示しない端末に対して発注書(ROQ 確定書)データの販売口座の一括受発注指示が出される(ステップS9)。ここで、そのエラーリストに基づいたエラーが解消されると、たとえば発注書(ROQ 確定書)データの販売口座のいずれかが販売口座供給管理データベース30に登録されていない場合には、その販売口座のいずれかを販売口座供給管理データベース30に登録したり、部品メーカーがまだ決まっていない販売口座については部品メーカーを決定して販売口座供給管理データベース30に登録したりすることである。
【0020】
このように、本実施の形態では、海外の複数の営業拠点A〜Cに設置される営業拠点A側端末40A、営業拠点B側端末40B及び営業拠点C側端末40Cにより、専用電子通信回線50を介し、初期在庫数が入った供給部品リストデータの受信と、その供給部品リストデータに基づいた発注書(ROQ 確定書)データの送信とが行われ、国内に設置される販売口座受発注管理データベース20に、複数の営業拠点A側端末40A、営業拠点B側端末40B及び営業拠点C側端末40Cからの発注書(ROQ 確定書)データと、部品メーカー側の端末に対し一括で受発注すべき補修部品の販売口座とが登録され、国内に設置される販売口座供給管理データベース30に、複数のオプションの組み合わによる新車(四輪・二輪・汎用製品を含む)の補修部品の販売口座が登録され、国内に設置される補修部門側サーバ10により、専用電子通信回線50を介して供給部品リストデータの送信と、発注書(ROQ 確定書)データの受信とが行われ、受信した発注書(ROQ 確定書)データが販売口座受発注管理データベース20に登録されるとともに、その登録された発注書(ROQ 確定書)データの販売口座が販売口座供給管理データベース30に登録されている場合には、部品メーカーに対する補修部品の販売口座の発注と納期日の一括受発注管理が行われるようにした。
【0021】
これにより、海外の複数の営業拠点A〜Cからの発注書(ROQ 確定書)データが販売口座受発注管理データベース20に自動的に登録されるため、発注書(ROQ 確定書)データの登録に要する時間が大幅に削減されるとともに、その登録ミスも確実に防ぐことができる。
また、補修部門側サーバ10の一括受発注指示部15により、発注書(ROQ 確定書)データの販売口座の全てが販売口座供給管理データベース30に登録されている場合、販売口座受発注管理データベース20に部品メーカー側に発注すべき販売口座を登録するとともに、部品メーカー側の図示しない端末に対して発注書(ROQ 確定書)データの販売口座の発注と納期日の一括受発注指示が出されるので、補修部品の納期の遅れを防止することができる。
また、一括受発注指示部15により、補修部品照合部14による照合の結果、発注書(ROQ 確定書)データの販売口座のいずれかが販売口座供給管理データベース30に登録されていない場合や、部品メーカーがまだ決まっていない販売口座があると、補修部品照合部14によって抽出された販売口座のデータがエラーリストとして出力されるので、補修部品の発注漏れを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の補修部品受発注管理システムの一実施の形態に係る概念を説明するための図である。
【図2】図1の補修部門側サーバの詳細を示すブロック図である。
【図3】図1の補修部品受発注管理システムによる補修部品受発注管理方法を説明するためのフローチャートである。
【図4】図1の補修部品受発注管理システムによる補修部品受発注管理方法を説明するための図である。
【図5】図1の補修部品受発注管理システムによる補修部品受発注管理方法を説明するための図である。
【図6】図1の補修部品受発注管理システムによる補修部品受発注管理方法を説明するための図である。
【図7】図1の補修部品受発注管理システムによる補修部品受発注管理方法を説明するための図である。
【符号の説明】
10 補修部門側サーバ
11 補修部品関連情報送信部
12 発注データ受信部
13 発注データ登録制御部
14 補修部品照合部
15 一括受発注指示部
20 販売口座受発注管理データベース
30 販売口座供給管理データベース
40A 営業拠点A側端末
40B 営業拠点B側端末
40C 営業拠点C側端末
50 専用電子通信回線
Claims (6)
- 海外の複数の営業拠点からの複数のオプションの組み合わせによる新車の補修部品の一括受発注管理を行う補修部品受発注管理システムであって、
前記複数の営業拠点に設置され、専用電子通信回線を介し、初期在庫数が入った供給部品リストデータの受信と、その供給部品リストデータに基づいた発注書データの送信とを行う機能を有する複数の端末と、
国内に設置され、前記複数の端末からの前記発注書データと、部品メーカー側の端末に対し一括で受発注すべき前記補修部品の販売口座とが登録される販売口座受発注管理データベースと、
国内に設置され、前記複数のオプションの組み合わせによる新車の補修部品の販売口座が登録される販売口座供給管理データベースと、
国内に設置され、前記専用電子通信回線を介して前記供給部品リストデータの送信と、前記発注書データの受信とを行い、受信した前記発注書データを前記販売口座受発注管理データベースに登録するとともに、その登録した発注書データの販売口座が前記販売口座供給管理データベースに登録されている場合には、部品メーカーに対する前記補修部品の販売口座の発注と納期日の一括受発注管理を行う機能を有するサーバとを備える
ことを特徴とする補修部品受発注管理システム。 - 前記サーバは、
前記供給部品リストデータを送信する補修部品関連情報送信部と、
前記発注書データを受信する発注データ受信部と、
前記販売口座受発注管理データベースに登録された発注書データの販売口座と前記販売口座供給管理データベースに登録されている販売口座とを照合し、前記発注書データの販売口座のいずれかが前記販売口座供給管理データベースに登録されていない場合や、前記販売口座供給管理データベースに登録されているが、部品メーカーがまだ決まっていない販売口座を抽出する補修部品照合部と、
前記発注書データの販売口座の全てが前記販売口座供給管理データベースに登録されている場合、前記販売口座受発注管理データベースに部品メーカー側に発注すべき販売口座を登録するとともに、部品メーカー側の端末に対して前記発注書データの販売口座の一括受発注指示を出す一括受発注指示部とを備える
ことを特徴とする請求項1に記載の補修部品受発注管理システム。 - 前記一括受発注指示部は、前記補修部品照合部による照合の結果、前記発注書データの販売口座のいずれかが前記販売口座供給管理データベースに登録されていない場合や、部品メーカーがまだ決まっていない販売口座があると、前記補修部品照合部によって抽出された販売口座のデータをエラーリストとして出力することを特徴とする請求項2に記載の補修部品受発注管理システム。
- 海外の複数の営業拠点からの複数のオプションの組み合わせによる新車(四輪・二輪・汎用製品を含む)の補修部品の一括受発注管理を行う補修部品受発注管理方法であって、
前記複数の営業拠点に設置された複数の端末により、専用電子通信回線を介し、初期在庫数が入った供給部品リストデータの受信と、その供給部品リストデータに基づいた発注書データの送信とが行われる工程と、
国内に設置される販売口座受発注管理データベースに、前記複数の端末からの前記発注書データと、部品メーカー側の端末に対し一括で受発注すべき前記補修部品の販売口座とが登録される工程と、
国内に設置される販売口座供給管理データベースに、前記複数のオプションの組み合わせによる新車の補修部品の販売口座が登録される工程と、
国内に設置されるサーバにより、前記専用電子通信回線を介して前記供給部品リストデータの送信と、前記発注書データの受信とが行われ、受信した前記発注書データが前記販売口座受発注管理データベースに登録されるとともに、その登録された発注書データの販売口座が前記販売口座供給管理データベースに登録されている場合には、部品メーカーに対する前記補修部品の販売口座の発注と納期日の一括受発注管理が行われる工程とを有する
ことを特徴とする補修部品受発注管理方法。 - 補修部品関連情報送信部により、前記供給部品リストデータが送信される工程と、
発注データ受信部により、前記発注書データが受信される工程と、
補修部品照合部により、前記販売口座受発注管理データベースに登録された発注書データの販売口座と前記販売口座供給管理データベースに登録されている販売口座とが照合され、前記発注書データの販売口座のいずれかが前記販売口座供給管理データベースに登録されていない場合や、前記販売口座供給管理データベースに登録されているが、部品メーカーがまだ決まっていない販売口座が抽出される工程と、
一括受発注指示部により、前記発注書データの販売口座の全てが前記販売口座供給管理データベースに登録されている場合、前記販売口座受発注管理データベースに部品メーカー側に発注すべき販売口座が登録されるとともに、部品メーカー側の端末に対して前記発注書データの販売口座の一括受発注指示が出される工程とを有する
ことを特徴とする請求項4に記載の補修部品受発注管理方法。 - 前記一括受発注指示部により、前記補修部品照合部による照合の結果、前記発注書データの販売口座のいずれかが前記販売口座供給管理データベースに登録されていない場合や、部品メーカーがまだ決まっていない販売口座があると、前記補修部品照合部によって抽出された販売口座のデータがエラーリストとして出力される工程を有することを特徴とする請求項5に記載の補修部品受発注管理方法。
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WO2022030049A1 (ja) * | 2020-08-04 | 2022-02-10 | 株式会社日立製作所 | 蓄電池保守システム、蓄電池保守方法 |
-
2002
- 2002-12-27 JP JP2002380880A patent/JP2004213244A/ja not_active Withdrawn
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JP7430802B2 (ja) | 2020-08-04 | 2024-02-13 | 株式会社日立製作所 | 蓄電池保守システム、蓄電池保守方法 |
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