JP2004212855A - シート材接着装置 - Google Patents

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JP2004212855A JP2003002097A JP2003002097A JP2004212855A JP 2004212855 A JP2004212855 A JP 2004212855A JP 2003002097 A JP2003002097 A JP 2003002097A JP 2003002097 A JP2003002097 A JP 2003002097A JP 2004212855 A JP2004212855 A JP 2004212855A
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Osamu Hoshii
修 星井
Naonori Shikayama
直則 鹿山
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    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/65Apparatus which relate to the handling of copy material
    • G03G15/6538Devices for collating sheet copy material, e.g. sorters, control, copies in staples form
    • G03G15/6541Binding sets of sheets, e.g. by stapling, glueing
    • G03G15/6544Details about the binding means or procedure

Abstract

【課題】各シート材間の接着力が均一で接着能力が高く、浮き等が生じず、低消費電力で、寿命が長く、シート材の汚れがないシート材接着装置等を提供する。
【解決手段】接着用のトナー層が形成されたシート材を積載し、加熱加圧部材が複数の加熱加圧位置において加熱加圧して接着するシート材接着装置等で、シート材の一枚目を除き、加熱加圧部材と逆側の面には、全加熱加圧位置に対してトナー層を形成し、N枚目を除き、加熱加圧部材側の面には、加熱加圧部材が接触しない全加熱加圧位置に対してトナー層を形成した。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、レーザビームプリンタ、ファクシミリ等の電子写真方式を採用した画像形成装置に関し、詳しくは前記画像形成装置によってシート材の接着部に形成されたトナー層を利用して、シート材相互を接着させるシート材接着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のレーザビームプリンタ等の電子写真方式を採用した画像形成装置としては、たとえば、レーザ光等によって感光ドラム(感光回転体)に描かれた潜像を現像せしめる現像装置と、現像されたトナー像をシート材に転写せしめる転写手段と、転写されたトナー像をシート材上に定着せしめる定着装置とを備えたものが主流となっている。
【0003】
近年では、この画像形成が完了して排出されたシート材を任意の枚数で綴じるための綴じ装置を有するものがある。綴じ装置はステープラーを用いた方式のものが主流であるが、ステープラーの場合、シート材の再利用をする際に金属の針が障害になるなどの問題があり、ステープラー針を補充するなどのメンテナンスが必要であった。
【0004】
そこで、電子写真方式の画像形成装置では接着部に原稿画像とは別にトナー層を形成して、このトナー層を加熱及び加圧することでシート材同士を接着する方式が考えられている。
【0005】
図11はトナー層を形成したシート材を加熱及び加圧して接着するシート材接着装置100の概略図である。この方式では従来から画像形成のために使用しているトナーによって接着を行うため、シート材の再利用にも問題が無く、メンテナンスも従来どおりのトナーの補充だけでよい。
【0006】
図9及び図10は従来の技術におけるシート材接着動作の例を示す図である。図9〜図11を参照して、従来のシート材接着装置におけるシート材の接着方法について説明する。シート材Sの接着部には両面にトナー層が帯状に形成されている。片側の面だけにトナー層を形成することも考えられるが、それでは十分な接着力が得られないため、通常、接着する両面にトナー層を形成するのである。
【0007】
そして、図11のように加熱加圧部材114はヒータ116を内蔵しており、帯状のトナー層117を一様に加熱加圧可能なようにトナー層と同様の帯形状をしている。
【0008】
接着方法として、先ずは図9に示すようなものが挙げられる。図9においては、シート材Sがシート材積載トレイ106上に所定枚数、積載され、水平方向の位置が整合された状態で、加熱加圧部材114は図中矢印にて表されるようにシート材表面と垂直方向に接するように移動する。
【0009】
そして、積載トレイ106上に設けられた加圧部材115とシート材Sの綴代部を狭持して、該綴代部を加熱加圧し、シート材Sに設けられたトナー層117を溶融してシート材同士を接着させていた。
【0010】
また、別の接着方法としては、図10に示すものが挙げられる。図10においては、図10(a)に示すように1枚目のシート材S1が積載トレイ106に供給されて、2枚目のシート材S2が供給され整合が終わると、加熱加圧部材114は図中矢印にて表されるように2枚目のシート材S2に接するように移動し、加圧部材115との間でシート材S1及びS2の綴代部を挟持し、表面のトナー層117に触れて裏面のトナー層117同士を加熱加圧し、トナーを溶融させてシート材同士を接着させる。
【0011】
そして、加熱加圧部材114はシート材間の接着が終わると、シート材S2表面から離間する。図10(b)を例として、その後に供給されるシート材S3以降に対しても、この一連の動作を繰り返し行われることによってシート材束は接着されていた。
【0012】
そして、図10(c)に示すように、最終枚目の接着作業が終わったシート材束は、図11で示すように搬送ローラ107、108によって搬送され、排出ローラ対109を介して、シート材接着装置100側面に設けられた排紙トレイ110上に排出されていた。図11において、加熱加圧部材114はシート材Sとの位置調整のために図中両矢印X方向に移動可能となっていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術の場合には、下記のような問題が生じていた。図9に示したようなシート材接着動作では、加熱及び加圧手段から離れたシート材のトナー層への加熱及び加圧が不十分になるため、シート材同士の接着力が弱まるという問題点があった。
【0014】
そこで、シート材束の加熱及び加圧手段から離れたシート材同士を接着させるために加熱量を増やすと、画像形成装置の消費電力が増大し、かつ加熱加圧部材に接するページが過分に加熱されるため焼け跡が残りシート材の美観を損ねてしまう。
【0015】
一方、図10に示したような一枚ずつ重ね合わせる毎に逐次加熱加圧する方法では、各シート材のトナー層117に加熱加圧部材が接触するために、加熱加圧部材の表面がトナーで汚れてしまい、その汚れがシート材に付着して美観を損ねてしまう。また、汚れのために加熱の効率が落ちてしまい装置としての寿命が短いという問題点があった。
【0016】
本発明の目的は、電子写真方式の画像形成手段で、接着部に原稿画像とは別にトナー層を形成し、このトナー層を加熱及び加圧することでシート材同士を接着するシート材接着装置及び画像形成装置及びシート材接着方法において、各シート材間の接着力が均一で接着能力が高く、接着後のシート材の品質が高いシート材接着装置および画像形成装置及びシート材接着方法を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は以下のような手段とした。
【0018】
すなわち、電子写真方式の画像形成手段により接着用のトナー層が形成された複数のシート材を積載し、前記接着用のトナー層が形成された接着部を加熱及び加圧することによってシート材同士を接着させるシート材接着装置において、複数の加熱加圧位置の間を移動して、前記シート材の接着部を加熱及び加圧する加熱加圧部材と、前記シート材を積載収納する積載トレイと、を備え、N枚のシート材を接着する際に、前記画像形成手段は、一枚目に積載されたシート材を除く各シート材の積載トレイ側の面については、前記加熱加圧部材がとりうる全ての加熱加圧位置に対応する接着部にトナー層を形成し、N枚目に積載されたシート材を除く各シート材の加熱加圧部材側の面については、加熱加圧部材が該各シート材に接触して加熱及び加圧する加熱加圧位置を除いて、前記加熱加圧部材がとりうる加熱加圧位置のうちの少なくとも一の加熱加圧位置に対応する接着部にトナー層を形成することを特徴とする。
【0019】
このようにすることにより、シート材接着装置はシート材毎に接着部を確実に加熱加圧できるので、各シート材の接着部の接着力は均一にすることが可能である。また、全てのシート材間において、全ての接着部で接着されているので、シート材間に浮き等が生じることがなく、接着能力も高い。
【0020】
さらに、加熱加圧部材はトナー層と触れることがないためトナーによる汚れを回避できるので、シート材表面を汚す事もなく、接着後のシート材について高い品質を得ることが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照し、この発明の実施の形態について詳細に説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。また、以下の図面において、前述の従来技術の説明で用いた図面に記載された部材と同様の部材には同じ番号を付す。
【0022】
(第1の実施の形態)
図1〜図6を参照して、第1の実施の形態に係る画像形成手段として、レーザビームプリンタ1について説明する。図1には、第1の実施の形態の構成例としてレーザビームプリンタ1が示されている。図2は第1の実施の形態に係る画像形成手段としてのレーザビームプリンタ1とシート材接着装置からなる画像形成装置の断面図、図3は第1の実施の形態に係るシート材接着装置の整合部の詳細図である。このレーザビームプリンタ1の全体的構成および機能について説明する。
【0023】
プリンタ1内には、レーザスキャナ2、感光ドラム3と、一次帯電器16と現像器17を含む印字プロセスユニット13、転写ローラ9、定着器4、レジストローラ対8、給紙カセット6と給紙ローラ(ピックアップローラ)7等が設置されている。
【0024】
給紙カセット6内に積載収納されたシート状の記録材(以下、単に「シート材S」と称す)は、図中反時計方向に回転する給紙ローラ7により給送され、シート材ガイド18に導かれてレジストローラ対8のニップ部へ搬送される。次いで、シート材Sはレジストローラ対8によって感光ドラム3と転写ローラ9との間に搬送される。
【0025】
感光ドラム3は図中時計方向に回転しており、一次帯電器16で均一に帯電されている。そして、その外周面には、レーザスキャナ2からのレーザ光により静電潜像が順次形成され、続いてその静電潜像が現像器17で現像され、トナー像が形成される。そして、感光ドラム3と転写ローラ9との間に送られたシート材Sには、感光ドラム3上のトナー像が転写ローラ9により順次転写される。
【0026】
このようにしてトナー像が転写されたシート材Sは定着器4へ送られ、ここで加熱加圧される。定着器4内には、定着ローラ22、加圧ローラ21が設けられ、ニップ部を形成している。このニップ部を通過することにより、トナー像は、シート材Sに定着する。前述の接着用のトナー層117は、上記のようなプリンタ1の画像形成プロセスによって、シート材Sの画像形成と同時にシート材Sの一部に形成される。
【0027】
プリンタ装置本体1の内部には、両面搬送ユニット15が設けられている。トナー像が定着したシート材Sは、フラッパ12によってプリンタ装置本体1の上部および側面に用意された排紙口、または両面搬送ユニット15に選択的に分岐される。
【0028】
両面搬送ユニット15に分岐したシート材Sは、反転搬送路20を通過して反転し、両面搬送路23を搬送される。そして、シート材ガイド24に導かれてレジストローラ対8のニップ部に送られ、プリンタ1において片面側の印字と同様に残りの面が印字される。
【0029】
印字されたシート材Sは、搬送ローラ対10により排紙ローラ対5に送られ、排紙ローラ対5によって装置本体1上面の排紙トレイ19上に画像面を下に向けた、いわゆるフェースダウンで排出される。なお搬送切替ガイド11、フラッパ12を切り替えることにより、他の排紙ローラ対14を介して、画像面を上に向けた、いわゆるフェースアップでプリンタ1の側面に排紙することもできる。
【0030】
図2は本実施の形態に係るシート材接着装置100を画像形成手段であるレーザビームプリンタ1に装着した状態を示した図である。プリンタ1でトナー像を形成されたシート材Sは、排紙ローラ対14を介して、シート材接着装置100に搬送される。シート材Sは、シート材ガイド101、搬送ローラ対102、103に導かれ、反転搬送路104で反転し、再び搬送ローラ対103に導かれる。
【0031】
シート材Sは搬送ローラ対103のニップ部から排出され、シート材ガイド105に導かれ、積載トレイ106上に積載される。尚、図2においては、シート材Sを接着するための加熱加圧部材114については省略されている。
【0032】
そして、図2のように、積載されたシート材Sの後端はシート材Sの落下と伴って縦レジ整合壁111に突き当たり、シート材Sの縦方向は整合される。また、シート材Sの横方向は、図3のように一端が横レジ整合板112につきあたり、横レジ整合板112が横方向に駆動することによって、もう一端が横レジ整合壁113に突き当り整合される。
【0033】
なお、加熱加圧部材114は、複数の加熱加圧位置をとるために図3中紙面に垂直方向(Y方向)に移動可能であると同時に、シート材Sとの距離に対して位置調整を行うために図中両矢印X方向に移動可能となっている。また、横レジ整合板112は、シート材Sのサイズに応じて位置調整を行うために図中両矢印Z方向に移動可能となっている。
【0034】
図4は第1の実施の形態に係るシート材のトナー層117の配置を示した図、図5は第1の実施の形態に係るシート材接着動作を示す図、図6は第1の実施の形態に係るシート材接着装置の詳細を示す断面図である。
【0035】
本実施の形態において、接着部118は、シート材同士を接着するために、トナー層117が形成されるべきシート材上の部分を意味しており、本実施の形態では、シート材Sの綴じ代部に、8箇所に分けて設けられている。
【0036】
プリンタ1からシート材接着装置100に供給されて、積載トレイ106上で整合されたシート材Sは順次重ねられる毎に加熱加圧部材114と積載トレイ106上に設けられた加圧部材115とに挟持されて接着される。
【0037】
この際、図4のようにシート材一枚目を除くS2〜S4の積載トレイ側の面には、トナー層117が一定間隔を開け8箇所全ての接着部118に形成されている。
【0038】
シート材一枚目であるS1の積載トレイ側にはトナー層117は形成されていない。それに対し、シート材S1とS3の加熱加圧部材側の面には、上述した8箇所の接着部118のうち、上から奇数番目の接着部118にのみトナー層117が形成され、シート材S2の加熱加圧部材側の面には、上述した8個の接着部118のうち、上から偶数番目の接着部118にのみトナー層117が形成されている。
【0039】
シート材の最終枚目であるS4の加熱加圧部材側の面には、トナー層117は形成されていない。そして、加熱加圧部材114は、これらシート材間毎のトナー層117の位置に対応して移動を行うことになる。
【0040】
図6に示すとおり、加熱加圧部材114は、実際には、4箇所でシート材Sに接触するように歯形形状をしており、4箇所の接触部114aにはヒータ116が内蔵されている。そして、積載されたうちの最上のシート材Sの加熱加圧部材側表面の、トナー層117が形成されていない接着部118に接触部114aを当接してシート材Sの接着を行う。
【0041】
図5では、本実施の形態におけるシート材接着装置において、4枚のシート材が接着され、一つの束になる例を示している。
【0042】
図5(a)に示すように、1枚目のシート材S1が供給されたあと、2枚目のシート材S2が供給され整合が終わると、加熱加圧部材114は図中矢印にて表されるように第一の加熱加圧位置において2枚目のシート材S2表面の垂直方向から接するように移動して、加圧部材115との間で接着部118を狭持する。
【0043】
そして加熱加圧部材114側にトナー層117が形成されてない接着部118に接触部114aを接触させることによりシート材S2越しにトナー層117同士を加熱加圧し、トナーを溶融させてシート材S1とS2を接着させる。
【0044】
シート材S1の加熱加圧部材側の面は第一の加熱加圧位置に対応する接着部118にトナー層117を形成し、シート材S2の積載トレイ側の面には第一及び第二両方の加熱加圧位置に対応する接着部118にトナー層117を形成してある。
【0045】
また、シート材S2の加熱加圧部材側の面には、第一の加熱加圧位置でシート材S1とS2を接着するために加熱加圧部材の接触部114aが直接接触するため、この第一の加熱加圧位置に対応する接着部118にはトナー層117は形成されておらず、シート材S3との接着のための第二の加熱加圧位置に対応する接着部118にはトナー層117が形成されている。
【0046】
従って、シート材S2の加熱加圧部材側の面にトナー層117が形成されてない接着部118に接触部114aを接触させることによりシート材S2越しにトナー層117同士を加熱加圧し、トナーを溶融させてシート材S1とS2を接着させることになる。
【0047】
図5(a)に示す第一の加熱加圧位置で加熱及び加圧することによって、シート材S1とS2の第一の加熱加圧位置に対応する接着部118が接着完了する。
【0048】
そして、加熱加圧部材114はシート材S1とS2間の接着が終わるとシート材S2表面から離間し、接着位置を変更するために第二の加熱加圧位置に移動する。
【0049】
次に図5(b)に示すように、3枚目のシート材S3は接着済シート材束上に供給され整合される。整合後、加熱加圧部材114は図中矢印にて表されるように、第二の加熱加圧位置において3枚目のシート材S3表面の垂直方向から接するように移動し、加圧部材115との間で接着部118を狭持する。
【0050】
この際には、シート材S3の積載トレイ側の面は、シート材S2と同様に、第一及び第二両方の加熱加圧位置に対応する接着部118にトナー層117を形成してある。シート材S3の加熱加圧部材側の面は、第二の加熱加圧位置で加熱加圧部材表面が直接接触するので、第一の加熱加圧位置に対応する接着部118のみにトナー層117が形成されている。
【0051】
そしてシート材S3の加熱加圧部材側の面にトナー層117が形成されてない接着部118に接触部114aを接触させることによりシート材S3越しにトナー層117を加熱加圧し、トナーを溶融させてシート材同士を接着させる。
【0052】
図5(b)に示す加熱及び加圧においては、シート材S2とS3が第二の加熱加圧位置に対応する接着部118で接着され、同時にシート材S2の積載トレイ側の面で第二の加熱加圧位置に対応する接着部118に形成したトナー層117も加熱及び加圧される。従って、シート材S1とS2は第一及び第二の加熱加圧位置の両方に対応する接着部118で接着されたことになる。
【0053】
加熱加圧部材114はシート材間の接着が終わるとシート材S3表面から離間し、接着位置を変更するために第一の加熱加圧位置に移動する。
【0054】
さらに図5(c)に示すように、4枚目のシート材S4は接着済シート材束上に供給され整合される。整合後、加熱加圧部材114は図中矢印にて表されるように4枚目のシート材S4表面の垂直方向から接するように移動し、加圧部材115との間で接着部118を狭持して、シート材S4越しにトナー層117を加熱加圧して、トナーを溶融させシート材同士を接着させる。
【0055】
シート材S4の積載トレイ側の面は、シート材S2及びS3と同様に、第一及び第二両方の加熱加圧位置に対応する接着部118にトナー層117を形成しておく。シート材S4は本例では最終のページであるため、S4の加熱加圧部材側の面には接着のためのトナー層117は設けない。
【0056】
図5(c)に示すように、まず第一の加熱加圧位置で加熱及び加圧する。この時、シート材S3を積載後の加熱及び加圧と同じように、シート材S3とS4が第一の加熱加圧位置に対応する接着部118で接着され、シート材S2とS3の第一の加熱加圧位置に対応する接着部118でも接着される。
【0057】
さらに、最終ページである4枚目を積載後には、図5(d)に示すように、第一の加熱加圧位置で加熱及び加圧した後、第二の加熱加圧位置でも加熱及び加圧する。これによってシート材S3とS4の第二の加熱加圧位置に対応する接着部118をも接着する。
【0058】
以上のように、各シート材表面に接着用のトナー層117を設けて加熱及び加圧を繰り返すことで、シート材を接着する一辺がどのページにおいても同様に接着される。
【0059】
接着するシート材の枚数が多い場合には、図5(a)、(b)に示した一連の動作が繰り返し行われ、最終枚目接着に関しては、図5(c)、(d)に示した動作が行われる。
【0060】
そして最終枚目の接着作業が終わるとシート材束は、図6のように搬送ローラ107,108によって排出ローラ対109を介して、シート材接着装置100側面に設けられた排紙トレイ110上に排出される。図6において、前述のように、加熱加圧部材114はシート材Sとの位置調整のために図中両矢印X方向及びY方向に移動可能となっている。
【0061】
このように第1の実施形態によれば、シート材接着装置100はシート材S毎に接着部118を確実に加熱加圧できるので、各シート材Sの接着部118の接着力は均一にすることが可能である。また、全てのシート材間において、全ての接着部118で接着されているので、シート材間に浮き等が生じることがなく、接着能力も高い。
【0062】
さらに、加熱加圧部材114はトナー層117と触れることがないためトナーによる汚れを回避出来るので本体の寿命が延び、かつシート材S表面を汚す事も回避できシート材Sの美観を損なわない。加えて、加熱するためのヒータ116の発熱量を小さくすることができるので消費電力を小さくすることが可能となる。
【0063】
尚、本実施の形態では、加熱加圧部材114は、シート材間の接着が終わるとシート材面から離間し、すぐに次の加熱加圧位置に移動しているが、次のシート材がシート材束上に供給され整合された後に次の加熱加圧位置に移動してもよいことはもちろんである。
【0064】
(第2の実施形態)
図7、図8には、第2の実施の形態について示されている。図7は第2の実施形態に係るシート材接着動作を示す図である。図8は第2の実施形態に係るシート材接着装置を示す断面図である。上記第1の実施形態では、トナー層117が形成された接着部118の位置に対応して加熱加圧部材114が移動可能な構成としたが、第2の実施の形態では、トナー層117が形成された接着部118の位置に対応して積載トレイ106が移動可能な構成とした。その他の構成および作用については第1の実施形態と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0065】
第1の実施形態と同様に、プリンタ1によってトナー像を形成されたシート材Sはシート材接着装置100に供給され、積載トレイ106に積載される。第1の実施形態と同様に、シート材Sは順次重ねられる毎に加熱加圧部材114と積載トレイ106上に設けられた加圧部材115とに挟持されて接着される。
【0066】
この際、図4に示す、シート材Sへのトナー層117の配置方法は第1の実施の形態と同様のものを採用する。
【0067】
そして、積載トレイ106は、これらシート材間毎のトナー層117の位置に対応して移動を行うことになる。
【0068】
図8に示すとおり、加熱加圧部材114は、第1の実施の形態と同様、実際には、4箇所でシート材Sに接触するように歯形形状をしており、4箇所の接触部114aにはヒータ116が内蔵されている。そして、シート材S表面上において、加熱加圧部材側の面にトナー層117が形成されていない接着部118に加熱加圧部材114の接触部114aを当接してシート材Sの接着を行う。
【0069】
しかし、第2の実施の形態では、加熱加圧部材114は、図中矢印に示すX方向にのみ移動可能になっており、加熱加圧部材114がシート材Sに対して、加熱加圧位置を相対的に移動するために、積載トレイ106が、図中矢印に示すY方向に移動可能になっている。
【0070】
図7では、本実施の形態におけるシート材接着装置において、4枚のシート材が接着され、一つの束になる例を示している。
【0071】
図7(a)に示すように、1枚目のシート材Sが供給されたあと、2枚目のシート材Sが供給され整合が終わると、加熱加圧部材114は図中矢印にて表されるように第一の加熱加圧位置において2枚目のシート材S2表面の垂直方向から接するように移動して、加圧部材115との間で接着部118を挟持する。
【0072】
そしてシート材S2の加熱加圧部材側の面にはトナー層117が形成されてない接着部118に接触部114aを接触させることによりシート材S2越しにトナー層117同士を加熱加圧し、トナーを溶融させてシート材S1とS2を接着させる。
【0073】
シート材S1の加熱加圧部材側の面は第一の加熱加圧位置に対応する接着部118にトナー層117を形成し、シート材S2の積載トレイ側の面には第一及び第二両方の加熱加圧位置に対応する接着部118にトナー層117を形成してある。
【0074】
また、シート材S2の加熱加圧部材側の面には、第一の加熱加圧位置でシート材S1とS2を接着するために加熱加圧部材表面が直接接触するため、この第一の加熱加圧位置に対応する接着部118にはトナー層117を形成されておらず、シート材S3との接着のための第二の加熱加圧位置に対応する接着部118にはトナー層117を形成されている。
【0075】
従って、シート材S2の加熱加圧部材側の面にトナー層117が形成されてない接着部118に接触部114aを接触させることによりシート材S2越しにトナー層117同士を加熱加圧し、トナーを溶融させてシート材S1とS2を接着させることになる。図7(a)に示す第一の加熱加圧位置で加熱及び加圧することによって、シート材S1とS2の第一の加熱加圧位置に対応する接着部118が接着完了する。
【0076】
そして、加熱加圧部材114はシート材S1とS2間の接着が終わるとシート材S2表面から離間する。
【0077】
次に図7(b)に示すように、3枚目のシート材S3は接着済シート材束上に供給され整合される。整合後、積載トレイ106は、図中矢印にて表されるように、加熱加圧部材114がシート材S3に対して、第二の加熱加圧位置に位置するまで移動する。その後、加熱加圧部材114は、3枚目のシート材S3表面の垂直方向から接するように移動し、加圧部材115との間で接着部118を狭持する。
【0078】
この際には、シート材S3の積載トレイ側の面は、シート材S2と同様に、第一及び第二両方の加熱加圧位置に対応する接着部118にトナー層117を形成してある。シート材S3の加熱加圧部材側の面は、第二の加熱加圧位置で加熱加圧部材表面が直接接触するので、第一の加熱加圧位置に対応する接着部118のみにトナー層117が形成されている。
【0079】
そしてシート材S3の加熱加圧部材側の面にトナー層117が形成されてない接着部118に接触部114aを接触させることによりシート材S3越しにトナー層117を加熱加圧し、トナーを溶融させてシート材同士を接着させる。
【0080】
図7(b)に示す加熱及び加圧においては、シート材S2とS3が第二の加熱加圧位置に対応する接着部118で接着され、同時にシート材S2の積載トレイ側の面で第二の加熱加圧位置に対応する接着部118に形成したトナー層117も加熱及び加圧される。従って、シート材S1とS2は第一及び第二の加熱加圧位置の両方に対応する接着部118で接着されたことになる。加熱加圧部材114はシート材間の接着が終わるとシート材S表面から離間する。
【0081】
さらに図7(c)に示すように、4枚目のシート材S4は接着済シート材束上に供給され整合される。整合後、積載トレイ106は、図中矢印にて表されるように、加熱加圧部材114がシート材S3に対して、第一の加熱加圧位置に位置するまで移動する。
【0082】
その後、加熱加圧部材114は、4枚目のシート材S表面の垂直方向から接するように移動し、加圧部材115との間で接着部118を挟持して、シート材S4越しにトナー層117を加熱加圧して、トナーを溶融させシート材同士を接着させる。
【0083】
シート材S4の積載トレイ側の面は、シート材S2及びS3と同様に、第一及び第二両方の加熱加圧位置に対応する接着部118にトナー層117を形成しておく。シート材S4は本実施の形態では最終のページであるため、S4の加熱加圧部材側の面には接着のためのトナー層117は設けない。図7(c)に示すように、まず第一の加熱加圧位置で加熱及び加圧する。
【0084】
この時、シート材S3を積載後の加熱及び加圧と同じように、シート材S3とS4が第一の加熱加圧位置に対応する接着部118で接着され、シート材S2とS3の第一の加熱加圧位置に対応する接着部118でも接着される。
【0085】
さらに、最終ページである4枚目を積載後には、図7(d)に示すように、第一の加熱加圧位置で加熱及び加圧した後、第二の加熱加圧位置でも加熱及び加圧する。これによってシート材S3とS4の第二の加熱加圧位置に対応する接着部118を接着する。
【0086】
接着するシート材の枚数が多い場合には、図7(a)、(b)に示した一連の動作が繰り返し行われ、最終枚目接着に関しては、図7(c)、(d)に示した動作が行われる。そして最終枚目の接着作業が終わるとシート材束は、図8のように搬送ローラ107,108によって排出ローラ対109を介して、シート材接着装置100側面に設けられた排紙トレイ110上に排出される。
【0087】
このように第2の実施形態によっても、第1の実施形態によると同様シート材接着装置100はシート材S毎に接着部118を確実に加熱加圧できるので、各シート材Sの接着部118の接着力は均一にすることが可能である。
【0088】
また、全てのシート材間において、全ての接着部118で接着されているので、シート材間に浮き等が生じることがなく、接着能力も高い。さらに、加熱加圧部材114はトナー層117と触れることがないためトナーによる汚れを回避出来るので本体の寿命が延び、かつシート材S表面を汚す事も回避できシート材Sの美観を損なわない。加えて、加熱するためのヒータ116の発熱量を小さくすることができるので消費電力を小さくすることが可能となる。
【0089】
なお、本実施の形態においては、画像形成装置の構成例としてレーザビームプリンタが挙げられているが、これに限定する趣旨ではなく、画像形成手段に電子写真方式を採用した、ファクシミリ、モノクロ複写機、フルカラー複写機等のシート材接着装置を備えたものにも適用できる。
【0090】
また、上記の実施の形態ではシート材を一枚積載する毎に加熱及び加圧しているが、加熱及び加圧による接着力が十分であれば、二枚、三枚など複数枚積載する毎に加熱及び加圧することも可能である。
【0091】
本発明の実施態様の例を以下に列挙する。
【0092】
〔実施態様1〕
電子写真方式の画像形成手段により接着用のトナー層が形成された複数のシート材を積載し、前記接着用のトナー層が形成された接着部を加熱及び加圧することによってシート材同士を接着させるシート材接着装置において、複数の加熱加圧位置の間を移動して、前記シート材の接着部を加熱及び加圧する加熱加圧部材と、前記シート材を積載収納する積載トレイと、を備え、N枚のシート材を接着する際に、前記画像形成手段は、一枚目に積載されたシート材を除く各シート材の積載トレイ側の面については、前記加熱加圧部材がとりうる全ての加熱加圧位置に対応する接着部にトナー層を形成し、N枚目に積載されたシート材を除く各シート材の加熱加圧部材側の面については、加熱加圧部材が該各シート材に接触して加熱及び加圧する加熱加圧位置を除いて、前記加熱加圧部材がとりうる加熱加圧位置のうちの少なくとも一の加熱加圧位置に対応する接着部にトナー層を形成することを特徴とするシート材接着装置。
【0093】
〔実施態様2〕
電子写真方式の画像形成手段により接着用のトナー層が形成された複数のシート材を積載し、前記接着用のトナー層が形成された接着部を加熱及び加圧することによってシート材同士を接着させるシート材接着装置において、複数の加熱加圧位置の間を移動して、前記シート材の接着部を加熱及び加圧する加熱加圧部材と、前記シート材を積載収納する積載トレイと、を備え、N枚のシート材を接着する際に、前記画像形成手段は、一枚目に積載されたシート材を除く各シート材の積載トレイ側の面については、前記加熱加圧部材がとりうる全ての加熱加圧位置に対応する接着部にトナー層を形成し、N枚目に積載されたシート材を除く各シート材の加熱加圧部材側の面については、加熱加圧部材が該各シート材に接触して加熱及び加圧する加熱加圧位置を除いて、前記加熱加圧部材がとりうる全ての加熱加圧位置に対応する接着部にトナー層を形成することを特徴とするシート材接着装置。
【0094】
〔実施態様3〕
電子写真方式の画像形成手段により接着用のトナー層が形成された複数のシート材を積載し、前記接着用のトナー層が形成された接着部を加熱及び加圧することによってシート材同士を接着させるシート材接着装置において、前記シート材の接着部を加熱及び加圧する加熱加圧部材と、前記シート材を積載収納し、前記加熱加圧部材が前記シート材に対して複数の加熱加圧位置をとるように移動する積載トレイと、を備え、N枚のシート材を接着する際に、前記画像形成手段は、一枚目に積載されたシート材を除く各シート材の積載トレイ側の面については、前記加熱加圧部材がシート材に対してとりうる全ての加熱加圧位置に対応する接着部にトナー層を形成し、N枚目に積載されたシート材を除く各シート材の加熱加圧部材側の面については、加熱加圧部材が該各シート材に接触して加熱及び加圧する加熱加圧位置を除いて、前記加熱加圧部材がシート材に対してとりうる加熱加圧位置のうちの少なくとも一の加熱加圧位置に対応する接着部にトナー層を形成することを特徴とするシート材接着装置。
【0095】
〔実施態様4〕
電子写真方式の画像形成手段により接着用のトナー層が形成された複数のシート材を積載し、前記接着用のトナー層が形成された接着部を加熱及び加圧することによってシート材同士を接着させるシート材接着装置において、前記シート材の接着部を加熱及び加圧する加熱加圧部材と、前記シート材を積載収納し、前記加熱加圧部材が前記シート材に対して複数の加熱加圧位置をとるように移動する積載トレイと、を備え、N枚のシート材を接着する際に、前記画像形成手段は、一枚目に積載されたシート材を除く各シート材の積載トレイ側の面については、前記加熱加圧部材がシート材に対してとりうる全ての加熱加圧位置に対応する接着部にトナー層を形成し、N枚目に積載されたシート材を除く各シート材の加熱加圧部材側の面については、加熱加圧部材が該各シート材に接触して加熱及び加圧する加熱加圧位置を除いて、前記加熱加圧部材がシート材に対してとりうる全ての加熱加圧位置に対応する接着部にトナー層を形成することを特徴とするシート材接着装置。
【0096】
〔実施態様5〕
前記画像形成手段は、前記N枚目に積載されたシート材の加熱加圧部材側の面にはトナー層を形成せず、前記加熱加圧部材は、該加熱加圧部材がとりうる全ての加熱加圧位置において該N枚目に積載されたシート材を加熱加圧することを特徴とする実施態様1乃至4のいずれかに記載のシート材接着装置。
【0097】
〔実施態様6〕
前記画像形成手段は、前記1枚目に積載されたシート材の積載トレイ側の面にはトナー層を形成しないことを特徴とする実施態様1乃至5のいずれかに記載のシート材接着装置。
【0098】
〔実施態様7〕
シート材上に画像を形成するとともに、シート材同士の接着部にトナー層を形成する電子写真方式の画像形成手段と、前記画像形成手段により接着用のトナー層が形成されたシート材を積載し、前記接着用のトナー層が形成された接着部を加熱および加圧することによって各シート材同士を接着させるシート材接着装置と、を備えた画像形成装置において、複数の加熱加圧位置の間を移動して、前記シート材の接着部を加熱及び加圧する加熱加圧部材と、前記シート材を積載収納する積載トレイと、を備え、N枚のシート材を接着する際に、前記画像形成手段は、一枚目に積載されたシート材を除く各シート材の積載トレイ側の面については、前記加熱加圧部材がとりうる全ての加熱加圧位置に対応する接着部にトナー層を形成し、N枚目に積載されたシート材を除く各シート材の加熱加圧部材側の面については、加熱加圧部材が該各シート材に接触して加熱及び加圧する加熱加圧位置を除いて、前記加熱加圧部材がとりうる加熱加圧位置のうちの少なくとも一の加熱加圧位置に対応する接着部にトナー層を形成することを特徴とする画像形成装置。
【0099】
〔実施態様8〕
シート材上に画像を形成するとともに、シート材同士の接着部にトナー層を形成する電子写真方式の画像形成手段と、前記画像形成手段により接着用のトナー層が形成されたシート材を積載し、前記接着用のトナー層が形成された接着部を加熱および加圧することによって各シート材同士を接着させるシート材接着装置と、を備えた画像形成装置において、複数の加熱加圧位置の間を移動して、前記シート材の接着部を加熱及び加圧する加熱加圧部材と、前記シート材を積載収納する積載トレイと、を備え、N枚のシート材を接着する際に、前記画像形成手段は、一枚目に積載されたシート材を除く各シート材の積載トレイ側の面については、前記加熱加圧部材がとりうる全ての加熱加圧位置に対応する接着部にトナー層を形成し、N枚目に積載されたシート材を除く各シート材の加熱加圧部材側の面については、加熱加圧部材が該各シート材に接触して加熱及び加圧する加熱加圧位置を除いて、前記加熱加圧部材がとりうる全ての加熱加圧位置に対応する接着部にトナー層を形成することを特徴とする画像形成装置。
【0100】
〔実施態様9〕
シート材上に画像を形成するとともに、シート材同士の接着部にトナー層を形成する電子写真方式の画像形成手段と、前記画像形成手段により接着用のトナー層が形成されたシート材を積載し、前記接着用のトナー層が形成された接着部を加熱および加圧することによって各シート材同士を接着させるシート材接着装置と、を備えた画像形成装置において、前記シート材の接着部を加熱及び加圧する加熱加圧部材と、前記シート材を積載収納し、前記加熱加圧部材が前記シート材に対して複数の加熱加圧位置をとるように移動する積載トレイと、を備え、N枚のシート材を接着する際に、前記画像形成手段は、一枚目に積載されたシート材を除く各シート材の積載トレイ側の面については、前記加熱加圧部材がシート材に対してとりうる全ての加熱加圧位置に対応する接着部にトナー層を形成し、N枚目に積載されたシート材を除く各シート材の加熱加圧部材側の面については、加熱加圧部材が該各シート材に接触して加熱及び加圧する加熱加圧位置を除いて、前記加熱加圧部材がシート材に対してとりうる加熱加圧位置のうちの少なくとも一の加熱加圧位置に対応する接着部にトナー層を形成することを特徴とする画像形成装置。
【0101】
〔実施態様10〕
シート材上に画像を形成するとともに、シート材同士の接着部にトナー層を形成する電子写真方式の画像形成手段と、前記画像形成手段により接着用のトナー層が形成されたシート材を積載し、前記接着用のトナー層が形成された接着部を加熱および加圧することによって各シート材同士を接着させるシート材接着装置と、を備えた画像形成装置において、前記シート材の接着部を加熱及び加圧する加熱加圧部材と、前記シート材を積載収納し、前記加熱加圧部材が前記シート材に対して複数の加熱加圧位置をとるように移動する積載トレイと、を備え、N枚のシート材を接着する際に、前記画像形成手段は、一枚目に積載されたシート材を除く各シート材の積載トレイ側の面については、前記加熱加圧部材がシート材に対してとりうる全ての加熱加圧位置に対応する接着部にトナー層を形成し、N枚目に積載されたシート材を除く各シート材の加熱加圧部材側の面については、加熱加圧部材が該各シート材に接触して加熱及び加圧する加熱加圧位置を除いて、前記加熱加圧部材がシート材に対してとりうる全ての加熱加圧位置に対応する接着部にトナー層を形成することを特徴とする画像形成装置。
【0102】
〔実施態様11〕
前記画像形成手段は、前記N枚目に積載されたシート材の加熱加圧部材側の面にはトナー層を形成せず、前記加熱加圧部材がとりうる全ての加熱加圧位置において該N枚目に積載されたシート材を加熱加圧することを特徴とする実施態様7乃至10のいずれかに記載の画像形成装置。
【0103】
〔実施態様12〕
前記画像形成手段は、前記1枚目に積載されたシート材の積載トレイ側の面にはトナー層を形成しないことを特徴とする実施態様7乃至11のいずれかに記載の画像形成装置。
【0104】
〔実施態様13〕
接着用のトナー層が形成されたシート材を積載し、前記シート材を所定枚数積載する毎に、発熱体が、該シート材上の位置を相対的に変えて、最上のシート材に接触し、加熱及び加圧するシート材接着方法において、N枚のシート材を接着する場合に、一枚目に積載されたシート材を除く各シート材の発熱体と逆側の面については、前記発熱体が接触しうる全ての位置に対してトナー層を形成し、N枚目に積載されたシート材を除く各シート材の発熱体側の面については、前記発熱体が該各シート材に実際に接触する位置を除いて、前記発熱体が接触しうる位置のうちの少なくとも一の位置に対してトナー層を形成したことを特徴とするシート材接着方法。
【0105】
〔実施態様14〕
接着用のトナー層が形成されたシート材を積載し、前記シート材を所定枚数積載する毎に、発熱体が、該シート材上の位置を相対的に変えて、最上のシート材に接触し、加熱及び加圧するシート材接着方法において、N枚のシート材を接着する場合に、一枚目に積載されたシート材を除く各シート材の発熱体と逆側の面については、前記発熱体が接触しうる全ての位置に対してトナー層を形成し、N枚目に積載されたシート材を除く各シート材の発熱体側の面については、前記発熱体が該各シート材に実際に接触する位置を除いて、前記発熱体が接触しうる全ての位置に対してトナー層を形成したことを特徴とするシート材接着方法。
【0106】
〔実施態様15〕
前記N枚目に積載されたシート材の発熱体側の面には、トナー層を形成せず、前記発熱体が接触しうる全ての位置において、発熱体が、前記N枚目に積載されたシート材に接触し、加熱及び加圧することを特徴とする実施態様13または14に記載のシート材接着方法。
【0107】
〔実施態様16〕
前記1枚目に積載されたシート材の発熱体と逆側の面には、トナー層を形成しないことを特徴とする実施態様13,14または15に記載のシート材接着方法。
【0108】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、シート材接着装置はシート材毎に接着部を確実に加熱加圧できるので、各シート材の接着部の接着力は均一にすることが可能である。また、全てのシート材間において、全ての接着部で接着されているので、シート材間に浮き等が生じることがなく、接着能力も高い。
【0109】
さらに、加熱加圧部材はトナー層と触れることがないためトナーによる汚れを回避できるので、シート材表面を汚す事もなく、接着後のシート材について高い品質を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施の形態に係る画像形成手段の断面図である。
【図2】図2は本発明の第1の実施の形態に係る画像形成手段とシート材接着装置からなる画像形成装置の断面図である。
【図3】図3は本発明の第1の実施の形態に係るシート材接着装置の整合部の詳細図である。
【図4】図4は本発明の第1の実施の形態に係るシート材のトナー層の配置を示した図である。
【図5】図5は本発明の第1の実施の形態に係るシート材接着動作を示す図である。
【図6】図6は本発明の第1の実施の形態に係るシート材接着装置の詳細を示す断面図である。
【図7】図7は本発明の第2の実施の形態に係るシート材接着動作を示す図である。
【図8】図8は本発明の第2の実施の形態に係るシート材接着装置の詳細を示す断面図である。
【図9】図9は従来の技術におけるシート材接着動作を示す図である。
【図10】図10は従来の技術におけるシート材接着動作を示す図である。
【図11】図11は従来の技術におけるシート材接着装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 (レーザビーム)プリンタ
2 レーザスキャナ
3 感光ドラム
4 定着器
5 排紙ローラ対
6 給紙カセット
7 給紙ローラ
8 レジストローラ対
9 転写ローラ
10 搬送ローラ対
11 搬送切替ガイド
12 フラッパ
13 印字プロセスユニット
14 排紙ローラ対
15 両面搬送ユニット
16 一次帯電器
17 現像器
18 シート材ガイド
19 排紙トレイ
20 反転搬送路
21 加圧ローラ
22 定着ローラ
23 両面搬送路
24 シート材ガイド
100 シート材接着装置
101 シート材ガイド
102 搬送ローラ対
103 搬送ローラ対
104 反転搬送路
105 シート材ガイド
106 積載トレイ
107 搬送ローラ
108 搬送ローラ
109 排出ローラ対
110 排紙トレイ
111 縦レジ整合壁
112 横レジ整合板
113 横レジ整合壁
114 加熱加圧部材
114a 接触部
115 加圧部材
116 ヒータ
117 トナー層
118 接着部
S シート材

Claims (1)

  1. 電子写真方式の画像形成手段により接着用のトナー層が形成された複数のシート材を積載し、前記接着用のトナー層が形成された接着部を加熱及び加圧することによってシート材同士を接着させるシート材接着装置において、複数の加熱加圧位置の間を移動して、前記シート材の接着部を加熱及び加圧する加熱加圧部材と、前記シート材を積載収納する積載トレイと、を備え、N枚のシート材を接着する際に、前記画像形成手段は、一枚目に積載されたシート材を除く各シート材の積載トレイ側の面については、前記加熱加圧部材がとりうる全ての加熱加圧位置に対応する接着部にトナー層を形成し、N枚目に積載されたシート材を除く各シート材の加熱加圧部材側の面については、加熱加圧部材が該各シート材に接触して加熱及び加圧する加熱加圧位置を除いて、前記加熱加圧部材がとりうる加熱加圧位置のうちの少なくとも一の加熱加圧位置に対応する接着部にトナー層を形成することを特徴とするシート材接着装置。
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