JP2003094854A - シート材接着装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

シート材接着装置及びこれを備えた画像形成装置

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JP2003094854A
JP2003094854A JP2001292268A JP2001292268A JP2003094854A JP 2003094854 A JP2003094854 A JP 2003094854A JP 2001292268 A JP2001292268 A JP 2001292268A JP 2001292268 A JP2001292268 A JP 2001292268A JP 2003094854 A JP2003094854 A JP 2003094854A
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heating
adhering
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sheet
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直則 鹿山
Osamu Hoshii
修 星井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接着能力が高く、消費電力の小さく、かつ装
置寿命の長いシート材接着装置及びこれを備えた画像形
成装置を提供する。 【解決手段】 電子写真方式の印字プロセスユニット1
3により接着用のトナー層117が形成されたシート材
Sを積載し、接着用のトナー層117が形成された接着
部を加熱および加圧することによって各シート材S同士
を接着させるシート材接着装置100において、シート
材Sを積載収納する積載トレイ106と、積載トレイ1
06に積載されたシート材Sの接着部を加熱及び加圧す
る加熱加圧部材114とを備え、接着部の位置に対応し
て加熱加圧部材114が移動可能とし、または加熱加圧
部材114の位置に対応して積載トレイ106が移動可
能とした。そして、加熱加圧部材114は、直接トナー
層117に触れずにシート材S間に形成されたトナー層
117を加熱加圧して接着させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、レーザビ
ームプリンタ、ファクシミリ等の電子写真方式を採用し
た画像形成装置に関し、詳しくは前記画像形成装置によ
ってシートの接着部に形成されたトナー層を利用して、
シート相互を接着させるシート材接着装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のレーザビームプリンタ等
の電子写真方式を採用した画像形成装置としては、たと
えば、レーザ光等によって感光ドラム(感光回転体)に描
かれた潜像を現像せしめる現像装置と、現像されたトナ
ー像をシート材に転写せしめる転写手段と、転写された
トナー像をシート材上に定着せしめる定着器(定着装置)
とを備えたものが主流となっている。
【0003】さらに、レーザビームプリンタ等の画像形
成装置においては、原稿画像とは別にシートの端部にト
ナーを付着させてこのトナーを加熱及び加圧することで
シート材同士の接着するシート材接着装置を備えている
ものがある。
【0004】図9及び図10は従来の技術におけるシー
ト材接着動作を示す図、図11は従来の技術におけるシ
ート材接着装置を示す断面図である。図9〜図11を参
照して、従来のシート材接着装置におけるシート材の接
着方法について説明する。シート材Sの接着部には両面
にはトナー層が帯状に印字されている。そして、図11
のように加熱加圧部材114はヒータ116を内蔵して
おり、帯状のトナー層117を一様に加熱加圧可能なよ
うにトナー層と同様の帯形状をしている。
【0005】接着方法としては、図9に示すようにシー
ト材Sがシート材積載トレイに所定枚数、積載され整合
された状態で、加熱加圧部材114は図中矢印α9にて
表されるようにシート材表面と垂直方向に接するように
移動し、加圧部材115と綴代部を狭持して、シート材
Sの綴代部を加熱加圧し、シート材Sに設けられたトナ
ー層117を溶融してシート材同士を接着させていた。
【0006】または、図10(a)に示すように1枚目の
シート材Sが積載トレイ106に供給されて、2枚目の
シート材Sが供給され整合が終わると、加熱加圧部材1
14は図中矢印α10にて表されるように2枚目のシー
ト材Sに接するようにシート材Sの表面と垂直方向に接
するように移動し、加圧部材115との間で糊代部を狭
持し、表面のトナー層117に触れて裏面のトナー層1
17同士を加熱加圧しトナーを溶融させてシート材同士
を接着させる。そして、加熱加圧部材114はシート材
間の接着が終わると、シート材S表面から離間する。図
10(b)を例として、その後に供給されるシート材Sに
対しても、この一連の動作を繰り返し行われることによ
ってシート束は接着されていた。
【0007】そして、図10(c)に示すように、最終枚
目の接着作業が終わったシート束は、図11で示すよう
に搬送ローラ107、108によって搬送され、排出ロ
ーラ対109を介して、シート材接着装置100側面に
設けられた排紙トレイ110上に排出されていた。図1
1において、加熱加圧部材114はシート材Sとの位置
調整のために図中両矢印X方向に移動可能となってい
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の場合には、下記のような問題が生じていた。図
9に示したようなシート材接着装置では、加熱及び加圧
手段から離れたシート材のトナー層への加熱及び加圧が
不十分になるため、シート材同士の接着力が弱まるとい
う問題点があった。そこで、シート束の加熱及び加圧手
段から離れたシート材同士を接着させるために加熱量を
増やすと、画像形成装置の消費電力が増大し、かつ加熱
加圧部材に接するページが過分に加熱されるため焼け跡
が残りシート材の美観を損ねてしまう。
【0009】一方、図10に示したような一枚ずつ重ね
合わせる毎に逐次加熱加圧する方法では、各シート材の
トナー層に加熱加圧部材が接触するために、加熱加圧部
材の表面がトナーで汚れてしまい、その汚れがシート材
に付着して美観を損ねてしまう。また、汚れのために加
熱の効率が落ちてしまい装置としての寿命が短いという
問題点があった。
【0010】本発明は上記事項を鑑みてなされたもので
あり、接着能力が高く、消費電力の小さく、かつ装置寿
命の長いシート材接着装置を提供することを課題とす
る。また、接着能力が高く、消費電力の小さく、かつ装
置寿命の長いシート材接着装置を備えた画像形成装置を
提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は以下のような手段とした。
【0012】すなわち、本発明のシート材接着装置は、
搬送されてくるシート材を積載するシート材積載部(積
載トレイ)と、前記シート材積載部に搬送されてくるシ
ート材の端部を整合させてシート束を形成するシート整
合機構と、前記シート材を接着させる接着機構(加熱加
圧部材)とを備えたものであって、前記シート材接着機
構はシート材を加熱および加圧する部材は、直接トナー
層に触れずにシート材間に形成されたトナー層を加熱加
圧して接着させることを特徴とする。
【0013】具体的には、電子写真方式の画像形成手段
により接着用のトナー層が形成されたシート材を積載
し、前記接着用のトナー層が形成された接着部を加熱お
よび加圧することによって各シート材同士を接着させる
シート材接着装置において、前記シート材を積載収納す
る積載トレイと、前記積載トレイに積載されたシート材
の接着部を加熱及び加圧する加熱加圧部材とを備え、前
記接着部の位置に対応して前記加熱加圧部材が移動可能
とした。
【0014】電子写真方式の画像形成手段により接着用
のトナー層が形成されたシート材を積載し、前記接着用
のトナー層が形成された接着部を加熱および加圧するこ
とによって各シート材同士を接着させるシート材接着装
置において、前記シート材を積載収納する積載トレイ
と、前記積載トレイに積載されたシート材の接着部を加
熱及び加圧する加熱加圧部材とを備え、前記加熱加圧部
材の位置に対応して前記積載トレイが移動可能とした。
【0015】前記トナー層による接着部が間隔を開け複
数箇所に分けて形成されていることが望ましい。そし
て、前記複数の接着部がシート材の表裏交互に形成され
ていることが望ましい。さらに、前記シート材表面上に
おいて、接着部と接着部との間の部分に前記加熱加圧部
材を当接してシート材の接着を行うことが望ましい。
【0016】上記のような手段により、シート材接着装
置はシート材毎に接着部を加熱加圧できるので、各シー
ト材の接着部の接着力は均一にすることが可能であり、
また、加熱加圧部材はトナー層と触れることがないため
トナーによる汚れを回避出来るので本体の寿命が延び、
かつシート材表面を汚す事も回避できシート材の美観を
損なわない。
【0017】また、シート材上に画像を形成するととも
に、シート材同士の接着部にトナー層を形成する電子写
真方式の画像形成手段と、前記画像形成手段により接着
用のトナー層が形成されたシート材を積載し、前記接着
用のトナー層が形成された接着部を加熱および加圧する
ことによって各シート材同士を接着させるシート材接着
装置と、を備えた画像形成装置において、上記のような
構成のシート材接着装置を備えた画像形成装置とした。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照し、この発明の
実施の形態について詳細に説明する。ただし、この実施
の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、
その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、
この発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のも
のではない。また、以下の図面において、前述の従来技
術の説明で用いた図面に記載された部材と同様の部材に
は同じ番号を付す。
【0019】(第1の実施形態)図1〜図6を参照して、
第1の実施の形態に係るレーザビームプリンタ(画像形
成装置)1について説明する。図1には、その構成例と
してレーザビームプリンタ1が示されている。図2はレ
ーザビームプリンタ1とシート材接着装置の断面図、図
3はシート材接着装置の整合部の詳細図である。このレ
ーザビームプリンタ1(以下、プリンタ1と称す)の全体
的構成および機能について説明する。
【0020】プリンタ1内には、レーザスキャナ2、感
光ドラム3と、一次帯電器16と現像器17を含む印字
プロセスユニット(画像形成手段)13、転写ローラ9、
定着器4、搬送ローラ対8、給紙カセット6と給紙ロー
ラ(ピックアップローラ)7等が設置されている。
【0021】給紙カセット6内に積載収納されたシート
状の記録材(以下、単に「シート材S」と称す)は、図中
時計方向に回転する給紙ローラ7により給送され、シー
ト材ガイド18に導かれてレジストローラ対8のニップ
部へ搬送される。次いで、シート材Sはレジストローラ
対8によって感光ドラム3と転写ローラ9との間に搬送
される。
【0022】感光ドラム3は図中時計方向に回転してお
り、一次帯電器16で均一に帯電されている。そして、
その外周面には、レーザスキャナ2からのレーザ光によ
り静電潜像が順次形成され、続いてその静電潜像が現像
器17で現像され、トナー像が形成される。そして、感
光ドラム3と転写ローラ9との間に送られたシート材S
には、感光ドラム3上のトナー像が転写ローラ9により
順次転写される。
【0023】このようにしてトナー像が転写されたシー
ト材Sは定着器4へ送られ、ここで、加熱加圧される。
定着器4内には、定着ローラ22、加圧ローラ21が設
けられ、ニップを形成している。このニップ部を通過す
ることにより、トナー像は、シート材Sに定着する。前
述の製本用のトナー層は、上記のようなプリンタ1の画
像形成プロセスによって、シート材Sの画像形成と同時
にシート材Sの一部に形成される。
【0024】プリンタ装置本体1の内部には、両面搬送
ユニット15が設けられている。トナー像が定着したシ
ート材Sは、フラッパ12によってプリンタ装置本体1
の上部および側面に用意された排紙口、または両面搬送
ユニット15に選択的に分岐される。
【0025】両面搬送ユニット15に分岐したシート材
Sは、反転搬送路20を通過して反転し、両面搬送路2
3を搬送される。そして、シート材ガイド24に導かれ
てレジストローラ対8のニップ部に送られ、プリンタ1
において片面側の印字と同様に残りの面が印字される。
【0026】印字されたシート材Sは、搬送ローラ対1
0により排紙ローラ対5に送られ、排紙ローラ対5によ
って装置本体1上面の排紙トレイ19上に画像面を下に
向けた、いわゆるフェースダウンで排出される。なお搬
送切替ガイド17を切り替えることにより、他の排紙ロ
ーラ対14を介して、画像面を上に向けた、いわゆるフ
ェースアップでプリンタ1の側面に排紙することもでき
る。
【0027】図2は本発明のシート材接着装置100を
プリンタ1が装着した状態を示した図である。プリンタ
1でトナー像を形成されたシート材Sは、排紙ローラ対
14を介して、シート材接着装置100に搬送される。
シート材Sは、シート材ガイド101、搬送ローラ対1
02、103に導かれ、反転搬送路104で反転し、再
び搬送ローラ対103に導かれる。シート材Sは搬送ロ
ーラ対103のニップ部から排出され、シート材ガイド
105に導かれ、積載トレイ106上に積載される。
【0028】そして、図3のように、積載されたシート
材Sの後端はシート材Sの落下と伴って縦レジ整合壁1
11に突き当たり、シート材Sの縦方向は整合される。
また、シート材Sの横方向は、図3のように一端が横レ
ジ整合板112につきあたり、横レジ整合板112が横
方向に駆動することによって、もう一端が横レジ整合壁
113に突き当り整合される。なお、加熱加圧部材11
4は、シート材Sとの距離に対して位置調整を行うため
に図中両矢印X方向に移動可能となっている。また、横
レジ整合板112は、シート材Sのサイズに応じて位置
調整を行うために図中両矢印Z方向に移動可能となって
いる。
【0029】図4はシート材のトナー層の配置を示した
図、図5はシート束接着動作を示す図、図6はシート材
接着装置を示す断面図である。プリンタ1からシート材
接着装置100に供給されて、積載トレイ106上で整
合されたシート材Sは順次重ねられる毎に加熱加圧部材
114と加圧部材115とに狭持されて接着される。
【0030】この際、図4のようにシート材Sの表面側
と裏面側には互い違いにトナー層117が一定間隔を開
け複数箇所に分けて形成されている。すなわち、表面側
でトナー層117がある部分の裏面側にはトナー層11
7が形成されていない。そして、加熱加圧部材114
は、これらシート材間毎のトナー層117の位置に対応
して移動を行う。図5のようにシート材Sの接着部に接
するための部材は、加熱加圧部材114の複数が一体に
構成された歯形形状をしており、各部材にはヒータ11
6が内蔵されている。そして、シート材S表面上におい
て、接着部と接着部との間の部分に加熱加圧部材114
を当接してシート材Sの接着を行う。
【0031】図5(a)に示すように、1枚目のシート材
Sが供給されたあと、2枚目のシート材Sが供給され整
合が終わると、加熱加圧部材114は図中矢印α1にて
表されるように2枚目のシート材S表面の垂直方向から
接するように移動して、加熱加圧部材115との間で接
着部を狭持して、トナー層が形成されてない箇所におい
てシート材S越しにトナー層117同士を加熱加圧し
て、トナーを溶融させてシート材S同士を接着させる。
そして、加熱加圧部材114はシート材間の接着が終わ
るとシート材S表面から離間し、接着位置を変更するた
めに移動する。
【0032】次に図5(b)に示すように、3枚目のシー
ト材Sは接着済シート束上に供給され整合される。整合
後、加熱加圧部材114は図中矢印α2にて表されるよ
うに3枚目のシート材S表面の垂直方向から接するよう
に移動し、加圧部材115との間で接着部を狭持して、
シート材S越しにトナー層117を加熱加圧して、トナ
ーを溶融させシート材同士を接着させる。加熱加圧部材
114はシート材間の接着が終わるとシート材S表面か
ら離間し、接着位置を変更するために移動する。
【0033】さらに図5(c)に示すように、4枚目のシ
ート材Sは接着済シート束上に供給され整合される。整
合後、加熱加圧部材114は図中矢印α3にて表される
ように4枚目のシート材S表面の垂直方向から接するよ
うに移動し、加圧部材115との間で接着部を狭持し
て、シート材S越しにトナー層117を加熱加圧して、
トナーを溶融させシート材同士を接着させる。加熱加圧
部材114はシート材間の接着が終わるとシート材S表
面から離間し、接着位置を変更するために移動する。
【0034】その後に供給されるシート材Sに対して
も、この一連の動作が繰り返し行われることによってシ
ート束は接着される。そして図5(d)に示すように、最終
枚目の接着作業が終わるとシート束は、図6のように搬
送ローラ107,108によって排出ローラ対109を
介して、シート材接着装置100側面に設けられた排紙
トレイ110上に排出される。図6において、加熱加圧
部材114はシート材Sとの位置調整のために図中両矢
印X方向及びY方向に移動可能となっている。
【0035】このように第1の実施形態によれば、シー
ト材接着装置100はシート材S毎に接着部を加熱加圧
できるので、各シート材Sの接着部の接着力は均一にす
ることが可能であり、また、加熱加圧部材114はトナ
ー層と触れることがないためトナーによる汚れを回避出
来るので本体の寿命が延び、かつシート材S表面を汚す
事も回避できシート材Sの美観を損なわない。また、加
熱するためのヒータ116を小さくすることが可能なの
で消費電力を小さくすることが可能となる。
【0036】(第2の実施形態)図7、図8には、第2の
実施の形態が示されている。上記第1の実施形態では、
接着部の位置に対応して加熱加圧部材114が移動可能
な構成とした。その他の構成および作用については第1
の実施形態と同一なので、同一の構成部分については同
一の符号を付して、その説明は省略する。
【0037】第1の実施形態と同様に、プリンタ1によ
ってトナー像を形成されたシート材Sはシート材接着装
置100に供給され、シート材積載部106に積載され
る。第1の実施形態と同様に、シート材Sは順次重ねら
れる毎に加熱加圧部材114と加圧部材115とに狭持
されて接着される。
【0038】この際、図4のようにシート材Sの表面側
と裏面側には互い違いにトナー層117が一定間隔を開
け複数箇所に分けて形成されている。すなわち、表面側
でトナー層117がある部分の裏面側にはトナー層11
7が形成されていない。そして、加熱加圧部材114
は、これらシート材間毎のトナー層117の位置に対応
して移動を行う。図7のようにシート材Sの接着部に接
するための部材は、加熱加圧部材114の複数が一体に
構成された歯形形状をしており、各部材にはヒータ11
6が内蔵されている。そして、シート材S表面上におい
て、接着部と接着部との間の部分に加熱加圧部材114
を当接してシート材Sの接着を行う。
【0039】図7(a)に示すように、1枚目のシート材
Sが供給されて、2枚目のシート材Sが供給され整合が
終わると、加熱加圧部材114は図中矢印α5にて表さ
れるように2枚目のシート材S表面の垂直方向から接す
るように移動し、加熱加圧部材115との間で接着部を
狭持して、トナー層が形成されてない箇所においてシー
ト材S越しにトナー層117同士を加熱加圧して、トナ
ーを溶融させシート材S同士を接着させる。そして、加
熱加圧部材114はシート材間の接着が終わると、シー
ト材S表面から離間する。
【0040】次に図7(b)に示すように、3枚目のシー
ト材Sが接着済シート束上に供給され整合される。整合
後、シート材積載部106は図中矢印β1にて表される
ように加熱加圧部材114の位置にシート材間毎のトナ
ー層117の位置が対応するように移動する。その後、
加熱加圧部材114は図中矢印α6にて表されるように
接着部に接するようにシート材Sの表面の垂直方向から
接するように移動し、加圧部材115との間で接着部を
狭持する。そして、トナー層が形成されてない箇所にお
いてシート材越しにトナー層117同士を加熱加圧し
て、トナーを溶融させシート材同士を接着させる。
【0041】さらに図7(c)に示すように、4枚目のシ
ート材Sが接着済シート束上に供給され整合される。整
合後、シート材積載部106は図中矢印β2にて表され
るように加熱加圧部材114の位置にシート材間毎のト
ナー層117の位置が対応するように移動する。その
後、加熱加圧部材114は図中矢印α7にて表されるよ
うに接着部に接するように4枚目のシート材S表面の垂
直方向から接するように移動し、加圧部材115との間
で接着部を狭持する。そして、トナー層が形成されてな
い箇所においてシート材越しにトナー層117同士を加
熱加圧して、トナーを溶融させシート材同士を接着させ
る。
【0042】その後に供給されるシート材Sに対して
も、この一連の動作を繰り返し行われることによってシ
ート束は接着される。そして図7(d)に示すように、最終
枚目の接着作業が終わるとシート束は、図8のように搬
送ローラ107,108によって排出ローラ対109を
介して、シート材接着装置100側面に設けられた排紙
トレイ110上に排出される。図8において、加熱加圧
部材114はシート材Sとの位置調整のために図中両矢
印X方向に、シート材積載部106は図中両矢印Y方向
に、それぞれ移動可能となっている。
【0043】このように第2の実施形態においても第1
の実施形態と同様に、シート材接着装置100はシート
材S毎に接着部を加熱加圧できるので、各シート材Sの
接着部の接着力は均一にすることが可能であり、また、
加熱加圧部材114はトナー層と触れることがないため
トナーによる汚れを回避出来るので本体の寿命が延び、
かつシート材S表面を汚す事も回避できシート材Sの美
観を損なわない。また、加熱するためのヒータ116を
小さくすることが可能なので消費電力を小さくすること
が可能となる。
【0044】なお、本発明の実施形態においては、画像
形成装置の構成例としてレーザビームプリンタが挙げら
れているが、これに限定する趣旨ではなく、画像形成手
段に電子写真方式を採用した、ファクシミリ、モノクロ
複写機、フルカラー複写機等のシート材接着装置を備え
たものにも適用できる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、電子写
真方式の画像形成手段により接着用のトナー層が形成さ
れたシート材を積載し、前記接着用のトナー層が形成さ
れた接着部を加熱および加圧することによって各シート
材同士を接着させるシート材接着装置において、前記シ
ート材を積載収納する積載トレイと、前記積載トレイに
積載されたシート材の接着部を加熱及び加圧する加熱加
圧部材とを備え、前記接着部の位置に対応して前記加熱
加圧部材が移動可能とし、又は前記加熱加圧部材の位置
に対応して前記積載トレイが移動可能としたので、接着
能力が高く、消費電力の小さく、かつ装置寿命の長いシ
ート材接着装置を提供できる。また、接着能力が高く、
消費電力の小さく、かつ装置寿命の長いシート材接着装
置を備えた画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる画像形成装置の断
面図である。
【図2】本発明の実施の形態にかかる画像形成装置とシ
ート材接着装置の断面図である。
【図3】本発明の実施の形態にかかるシート材接着装置
の整合部の詳細図である。
【図4】本発明の実施の形態にかかるシート材のトナー
層の配置を示した図である。
【図5】第1の実施形態にかかるシート束接着動作を示
す図である。
【図6】第1の実施形態にかかるシート材接着装置を示
す断面図である。
【図7】第2の実施形態にかかるシート材接着動作を示
す図である。
【図8】第2の実施形態にかかるシート材接着装置を示
す断面図である。
【図9】従来の技術におけるシート材接着動作を示す図
である。
【図10】従来の技術におけるシート材接着動作を示す
図である。
【図11】従来の技術におけるシート材接着装置を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 (レーザビーム)プリンタ 2 レーザスキャナ 3 感光ドラム 4 定着器 5 排紙ローラ対 6 給紙カセット 7 給紙ローラ 8 搬送ローラ対 9 転写ローラ 10 搬送ローラ対 11 搬送切替ガイド 12 搬送切替ガイド 13 印字プロセスユニット 14 排紙ローラ対 15 両面搬送ユニット 16 一次帯電器 17 現像器 18 シート材ガイド 19 排紙トレイ 20 反転搬送路 21 加圧ローラ 22 定着ローラ 23 両面搬送路 24 シート材ガイド 100 シート材接着装置 101 シート材ガイド 102 搬送ローラ対 103 搬送ローラ対 104 縦レジ整合壁 105 シート材ガイド 106 積載トレイ 107 搬送ローラ 108 搬送ローラ 109 排出ローラ対 110 排紙トレイ 111 縦レジ整合壁 112 横レジ整合板 113 横レジ整合壁 114 加熱加圧部材 115 加圧部材 116 ヒータ 117 トナー層 S シート材
フロントページの続き Fターム(参考) 2H072 GA09 3F108 GA02 GA03 GA04 GB01 HA02 HA12

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真方式の画像形成手段により接着
    用のトナー層が形成されたシート材を積載し、前記接着
    用のトナー層が形成された接着部を加熱および加圧する
    ことによって各シート材同士を接着させるシート材接着
    装置において、 前記シート材を積載収納する積載トレイと、前記積載ト
    レイに積載されたシート材の接着部を加熱及び加圧する
    加熱加圧部材とを備え、前記接着部の位置に対応して前
    記加熱加圧部材が移動可能であることを特徴としたシー
    ト材接着装置。
  2. 【請求項2】 電子写真方式の画像形成手段により接着
    用のトナー層が形成されたシート材を積載し、前記接着
    用のトナー層が形成された接着部を加熱および加圧する
    ことによって各シート材同士を接着させるシート材接着
    装置において、 前記シート材を積載収納する積載トレイと、前記積載ト
    レイに積載されたシート材の接着部を加熱及び加圧する
    加熱加圧部材とを備え、前記加熱加圧部材の位置に対応
    して前記積載トレイが移動可能であることを特徴とした
    シート材接着装置。
  3. 【請求項3】 前記トナー層による接着部が間隔を開け
    複数箇所に分けて形成されていることを特徴とする請求
    項1又は2に記載のシート材接着装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の接着部がシート材の表裏交互
    に形成されていることを特徴とする請求項1から3何れ
    かに記載のシート材接着装置。
  5. 【請求項5】 前記シート材表面上において、接着部と
    接着部との間の部分に前記加熱加圧部材を当接してシー
    ト材の接着を行うことを特徴とする請求項1から4何れ
    かに記載のシート材接着装置。
  6. 【請求項6】 シート材上に画像を形成するとともに、
    シート材同士の接着部にトナー層を形成する電子写真方
    式の画像形成手段と、 前記画像形成手段により接着用のトナー層が形成された
    シート材を積載し、前記接着用のトナー層が形成された
    接着部を加熱および加圧することによって各シート材同
    士を接着させるシート材接着装置と、を備えた画像形成
    装置において、 前記シート材接着装置は、前記シート材を積載収納する
    積載トレイと、前記積載トレイに積載されたシート材の
    接着部を加熱及び加圧する加熱加圧部材とを備え、前記
    接着部の位置に対応して前記加熱加圧部材が移動可能で
    あることを特徴とした画像形成装置。
  7. 【請求項7】 シート材上に画像を形成するとともに、
    シート材同士の接着部にトナー層を形成する電子写真方
    式の画像形成手段と、 前記画像形成手段により接着用のトナー層が形成された
    シート材を積載し、前記接着用のトナー層が形成された
    接着部を加熱および加圧することによって各シート材同
    士を接着させるシート材接着装置と、を備えた画像形成
    装置において、 前記シート材接着装置は、前記シート材を積載収納する
    積載トレイと、前記積載トレイに積載されたシート材の
    接着部を加熱及び加圧する加熱加圧部材とを備え、前記
    加熱加圧部材の位置に対応して前記積載トレイが移動可
    能であることを特徴とした画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記シート材接着装置は、前記トナー層
    による接着部が間隔を開け複数箇所に分けて形成されて
    いることを特徴とする請求項6又は7に記載の画像形成
    装置。
  9. 【請求項9】 前記シート材接着装置は、前記複数の接
    着部がシート材の表裏交互に形成されていることを特徴
    とする請求項6〜8何れかに記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記シート材表面上において、前記シ
    ート材接着装置が、接着部と接着部との間の部分に前記
    加熱加圧部材を当接してシート材の接着を行うことを特
    徴とする請求項6〜9何れかに記載の画像形成装置。
JP2001292268A 2001-09-25 2001-09-25 シート材接着装置及びこれを備えた画像形成装置 Withdrawn JP2003094854A (ja)

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CN102566378A (zh) * 2010-12-17 2012-07-11 株式会社理光 将未定影的调色剂用作粘附剂的图书装订系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102566378A (zh) * 2010-12-17 2012-07-11 株式会社理光 将未定影的调色剂用作粘附剂的图书装订系统
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