JP2004208761A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】鍵操作を行うだけで皿装置を備えた前面パネルを開放できるとともに連通部を閉じるようにシャッタを作動させることができる遊技機を提供することを目的とする。
【解決手段】遊技機本体(内枠6)に対して開閉可能な前面パネル4に設けられた皿装置と、遊技機本体に設けられた蓄球タンク10と、皿装置2と蓄球タンク10との連通部16と、遊技機本体に設けられて連通部16を開閉するシャッタ17と、遊技機本体に設けられた鍵機構と、遊技機本体に対して前面パネルが閉じられた状態から鍵機構を操作して前面パネルを開放可能な状態としたとき鍵機構に連動して連通部16を閉じる状態にシャッタ17を作動させるシャッタ閉じ作動機構(シャッタ作動機構30)とを備えた。
【選択図】 図6
【解決手段】遊技機本体(内枠6)に対して開閉可能な前面パネル4に設けられた皿装置と、遊技機本体に設けられた蓄球タンク10と、皿装置2と蓄球タンク10との連通部16と、遊技機本体に設けられて連通部16を開閉するシャッタ17と、遊技機本体に設けられた鍵機構と、遊技機本体に対して前面パネルが閉じられた状態から鍵機構を操作して前面パネルを開放可能な状態としたとき鍵機構に連動して連通部16を閉じる状態にシャッタ17を作動させるシャッタ閉じ作動機構(シャッタ作動機構30)とを備えた。
【選択図】 図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は遊技球を用いるパチンコ機やスロットマシン等の遊技機に関し、特に前面パネルに設けられた皿装置と遊技機本体に設けられた蓄球タンクとの間の連通部を開閉するシャッタを備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
ヒンジによってドア状に片開き開閉可能となった下側前面パネルに皿装置を設けるとともに皿装置の奥に蓄球タンクを設け、皿装置と奥の蓄球タンクとは仕切壁によって前後に仕切り、仕切壁に形成した連通部を通して遊技球が皿装置に排出されるように構成されたパチンコ機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のパチンコ機においては、遊技盤の交換や調整等において下側前面パネルを開くと、皿装置とその奥に設けられた蓄球タンクとが下側前面パネルに付いて移動する構成となっているために、遊技球が皿装置と蓄球タンクとに満載された場合には下側前面パネルの重量が大きくなりすぎて、下側前面パネルのヒンジ部に大きな負担がかかり、ヒンジ部が破損するおそれがあるといった問題があった。
そこで、本出願人は上記問題を解決するために、皿装置と蓄球タンクとを分離して、蓄球タンクをパチンコ機本体側に、皿装置を下側前面パネル側に設けて下側前面パネル側での重量負荷を軽減した発明を出願した(特願2001−321746)。この発明では、皿装置と蓄球タンクとを分離したため、下側前面パネル開放時に皿装置と蓄球タンクとの連通部から遊技球がこぼれ落ちないように蓄球タンク側の連通口にシャッタを設けている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−293128号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特願2001−321746では、皿装置が設けられた下側前面パネルと遊技盤の遊技領域と対向するガラス等の透過性パネルが設けられた上側前面パネルとが分離されているために、まず鍵装置を鍵プレートで操作して上側前面パネルを開いた後に、下側前面パネル開錠用の押しボタンを押さなければ下側前面パネルは開かないし、また、シャッタも連通部を閉じる状態に作動しない。即ち、下側前面パネルを開く場合において連通部を閉じるようにシャッタを作動させるためには、鍵装置に鍵プレートを差し入れて上側前面パネルを開く操作と下側前面パネル開錠用の押しボタン(特願2001−321746の明細書の段落0102等に記載されたボタン114)を押す操作の2つの操作を行わなければならず、煩雑であった。
本発明は鍵操作を行うだけで皿装置を備えた前面パネルを開放できるとともに連通部を閉じるようにシャッタを作動させることができる遊技機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の遊技機は、遊技機本体に対して開閉可能な前面パネルに設けられた皿装置と、遊技機本体に設けられた蓄球タンクと、皿装置と蓄球タンクとの連通部と、遊技機本体に設けられて連通部を開閉するシャッタと、遊技機本体に設けられた鍵機構と、遊技機本体に対して前面パネルが閉じられた状態から鍵機構を操作して前面パネルを開放可能な状態としたとき鍵機構に連動して連通部を閉じる状態にシャッタを作動させるシャッタ閉じ作動機構とを備えたので、鍵操作を行うだけで皿装置を備えた前面パネルを開放できるとともに連通部を閉じるようにシャッタを作動させることができる。
また、前面パネルの裏側に解除部材を設け、前面パネルを開放状態から閉じたときに解除部材により連通部を開く状態にシャッタを作動させるシャッタ開き作動機構を備えたので、前面パネルを閉じるだけで連通部を開くようにシャッタを作動させることができるようになる。
また、遊技機本体に対して開閉可能な前面パネルに設けられた皿装置と、遊技機本体に設けられた蓄球タンクと、皿装置と蓄球タンクとの連通部と、遊技機本体に設けられて連通部を開閉するシャッタと、遊技機本体に設けられた鍵装置と、前面パネルと係合して前面パネルを開放不能とするとともに鍵装置が解除操作されることにより前面パネルとの係合を解除して前面パネルを開放可能とする鍵操作係合解除部材と、連通部を閉じる状態にシャッタを移動させるシャッタ操作部材と、連通部を閉じたシャッタに係合してシャッタの位置を維持するシャッタ係合部材と、鍵操作係合解除部材に設けられてシャッタ操作部材を作動させる作動部材とを備え、鍵操作係合解除部材が前面パネルを開放可能とする状態に操作されたときに作動部材がシャッタ操作部材を作動させてシャッタが連通部を閉じるので、鍵操作を行うだけで皿装置を備えた前面パネルを開放できるとともに連通部を閉じるようにシャッタを作動させることができるとともに、作動部材により連通部を閉じるようにシャッタを確実に作動させることが可能となり、シャッタ係合部材により連通部を閉じた状態にシャッタを確実に維持できるようになる。
また、前面パネルの裏側に解除部材を設け、前面パネルを開放状態から閉じたときに解除部材がシャッタ係合部材のシャッタとの係合状態を解除するので、前面パネルを閉じるだけで連通部を開くようにシャッタを確実に作動させることができるようになる。
【0006】
【発明の実施の形態】
図を参照し、本発明の実施形態による遊技機1を説明する。図1は遊技機1の全体斜視図、図2は遊技機1の前面パネル4を取外した状態を示す斜視図、図3は内枠6の斜視図、図4は鍵機構20を示す斜視図、図5はシャッタ作動機構30の拡大斜視図、図6はシャッタ作動機構30の動作説明図である。
【0007】
遊技機1は、皿装置2及び前面飾り3を備えた前面パネル4と、回胴表示装置5及び遊技部品収納部100に図外の制御装置その他の遊技部品が取り付けられた内枠6(遊技機本体)と、外枠7とで構成される。この遊技機1は、球を投入することにより回胴表示装置5の図柄を変動させる遊技を行う遊技機であり、俗称「パチスロ」等と呼称されている。前面パネル4は上下ヒンジ8,9を介して内枠6に対して片開き可能に取り付けられている。皿装置2の前面及び上面には遊技操作ボタン等が設けられている。102は球貸機、103はスピーカ、104は球払出機構、200は遊技部品収納部100の前方に取付けられる前パネルである。
【0008】
内枠6には蓄球タンク10が設けられている。蓄球タンク10の前方開口11は連通口12を残してカバー13で塞がれている。皿装置2の後壁14には蓄球タンク10の連通口12と連通する球取り込み口15が設けられ、図1のように前面パネル4が閉じられた状態で球取り込み口15と連通口12とが連通して連通部16が形成される。内枠6における蓄球タンク10の連通口12の下方には連通部16を開閉するシャッタ17が設けられている。内枠6に設けられる図4に示す鍵機構20は、鍵装置21と、前面パネル4に設けられた図外のロック片に係合するとともに鍵装置21を図外の鍵プレートで操作することにより前面パネル4のロック片との係合が解除される上,下係合片22,23を備えた鍵操作係合解除部材24と、取付ベース25とで構成される。即ち、鍵装置21とが鍵操作係合解除部材24とが連結されていてこれらが取付ベース25を介して内枠6に取付けられている。上,下係合片22,23は内枠6に形成された縦長孔105を介して前面パネル4側に突出し、鍵プレート操作により下方向に移動して前面パネルを開放可能状態にし、また、前面パネル4を閉じることにより下方向に移動した後上方向に図外のばねで復帰して上記ロック片に係合するので前面パネル4は開放不可能となる。尚、26,27は外枠7に設けられた図外のロック片に係合して内枠6を外枠7に対して開放不能とし、鍵プレートで上記鍵装置21を逆方向に操作することで内枠6を外枠7に対して開放可能とする係合片である。
【0009】
連通部16を閉じる状態及び開く状態にシャッタ17を作動させるシャッタ作動機構30(シャッタ閉じ作動機構、シャッタ開き作動機構)は、図5,6に詳細に示すように、内枠6における連通口12の下方における内枠6の部分に固定されるベース部材31と、ベース部材31の表面32との間にシャッタ収納部33を形成してベース部材31の表面32に取り付けられるカバー34と、連通部16を閉じる状態にシャッタ17を移動させるシャッタ操作部材35と、連通部16を閉じたシャッタ17に係合してシャッタ17の位置を維持するシャッタ係合部材36とを備える。
【0010】
シャッタ17は、連通口12から球取り込み口15への球の移動を阻止する阻止部40を上部に備え、カバー34に設けられた開口41を介してカバー34の表側に突出し上記シャッタ操作部材35及びシャッタ係合部材36に係合する係合部42を中央部に備え、ベース部材31の下部に設けられた開口43を介してベース部材31の表面32の裏側に突出する被軸支部51を下部に備える。この被軸支部51は、孔44,45を介してベース部材31の上下フランジ46,47に固定された軸50に移動可能に取り付けられている。尚、ベース部材31の上下には取付係止片31a,31aが設けられており、これを内枠6の係止部6aに係止することで内枠6にベース部材31が取付けられている。
上記被軸支部51とベース部材31の上フランジ46との間には被軸支部51を下フランジ47の方向に付勢するコイルばね55が設けられている。52,53は軸受兼コイルばねの固定部である。シャッタ係合部材36はカバー34の表面56に設けられ、これはフランジ57,57間に固定された軸58とこの軸58に回動可能に取り付けられたロック部材60とこのロック部材60とカバー34の表面32に設けられたばね固定部61とロック部材60に設けられたばね固定部62とに取付けられたロック付勢ばね63とで構成される。
ロック部材60の下可動片64には係合片65を備え、この係合片65がシャッタ17の下縁66に係止することでシャッタ17が連通部16を閉じた状態にロックされる。
シャッタ操作部材35はベース部材31に設けられた支軸71と、この支軸71で中央側が支持されカバー34の表面56と平行する面に沿って回転可能な操作レバー72とで構成される。
操作係合解除部材24の下係合片23にはシャッタ操作部材35を作動させる作動部材75が設けられている。
皿装置2を備えた前面パネル4の裏側4aにはロック部材60の上可動片73を押圧する解除部材81が設けられている。
【0011】
次にシャッタ作動機構30の動作を説明する。鍵装置21に鍵プレートを差し込んで鍵操作係合解除部材24の上下係合片22,23が前面パネル4を開放可能とする状態に操作されたときに上記作動部材75の押圧部76が下方に移動するので操作レバー72の一端72aが下方に押圧される。これにより図6(b)に示すように操作レバー72の他端74がシャッタ17の係合部42とカバー34との間に入り込んだ状態でコイルばね55に抗してシャッタ17を押し上げるのでシャッタ17が連通部16を閉じる。このとき、ロック部材60の下可動片64の係合片65がシャッタ17の下縁66に係止するので、シャッタ17は連通部16を閉じる状態にロックされて蓄球タンク10の連通口12から皿装置2の球取込み口15への球Pの移動及び連通口12からの球Pのこぼれ落ちが防止されるとともにロック部材60の上可動片73がロック付勢ばね63で付勢されて前方に移動し解除部材81を押圧するので前面パネル4が前方に移動する。また、前面パネル4を開放状態から閉じたとき図6(a)に示すように解除部材81でロック部材60の上可動片73が押圧されるのでロック部材60の下可動片64の係合片65とシャッタ17の下縁66との係止が解除され、これによりシャッタ17はコイルばね55で付勢されて下方に移動し、連通部16を開くので、連通口12及び球取込み口15を介して皿装置2の球受皿2A内に球Pが移動可能となる。
尚、前面パネル4が閉じられてシャッタ17が連通部16を開けている状態においても操作レバー72の一端72aの上方への移動は上記作動部材75の押圧部76により規制されており、この状態においても操作レバー72の他端74はシャッタ17の係合部42とカバー34との間に入り込んだ状態となっている。
【0012】
以上により、鍵操作を行うだけで皿装置2を備えた前面パネル4を開放できるとともに連通部16を閉じるようにシャッタ17を作動させることができる遊技機1が得られる。また、前面パネル4を閉じるだけで連通部16を開くようにシャッタ17を作動させることができ、遊技機1を稼動できる状態にできる。
【0013】
尚、前面パネル4を皿装置2の部分とその上側の部分とに分離してもよい。また、本発明はパチンコ機にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による遊技機の全体斜視図。
【図2】実施形態の遊技機の前面パネルを取外した状態を示す斜視図。
【図3】実施形態の遊技機の内枠の斜視図。
【図4】実施形態の遊技機の内枠の斜視図。
【図5】実施形態の遊技機のシャッタ作動機構の拡大斜視図。
【図6】実施形態の遊技機のシャッタ作動機構の動作説明図。
【符号の説明】
1 遊技機、2 皿装置、4 前面パネル、4a 前面パネルの裏側、
6 内枠(遊技機本体)、10 蓄球タンク、16 連通部、17 シャッタ、20 鍵機構、21 鍵装置、24 鍵操作係合解除部材、
30 シャッタ作動機構、35 シャッタ操作部材、36 シャッタ係合部材、75 作動部材、81 解除部材。
【発明の属する技術分野】
本発明は遊技球を用いるパチンコ機やスロットマシン等の遊技機に関し、特に前面パネルに設けられた皿装置と遊技機本体に設けられた蓄球タンクとの間の連通部を開閉するシャッタを備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
ヒンジによってドア状に片開き開閉可能となった下側前面パネルに皿装置を設けるとともに皿装置の奥に蓄球タンクを設け、皿装置と奥の蓄球タンクとは仕切壁によって前後に仕切り、仕切壁に形成した連通部を通して遊技球が皿装置に排出されるように構成されたパチンコ機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のパチンコ機においては、遊技盤の交換や調整等において下側前面パネルを開くと、皿装置とその奥に設けられた蓄球タンクとが下側前面パネルに付いて移動する構成となっているために、遊技球が皿装置と蓄球タンクとに満載された場合には下側前面パネルの重量が大きくなりすぎて、下側前面パネルのヒンジ部に大きな負担がかかり、ヒンジ部が破損するおそれがあるといった問題があった。
そこで、本出願人は上記問題を解決するために、皿装置と蓄球タンクとを分離して、蓄球タンクをパチンコ機本体側に、皿装置を下側前面パネル側に設けて下側前面パネル側での重量負荷を軽減した発明を出願した(特願2001−321746)。この発明では、皿装置と蓄球タンクとを分離したため、下側前面パネル開放時に皿装置と蓄球タンクとの連通部から遊技球がこぼれ落ちないように蓄球タンク側の連通口にシャッタを設けている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−293128号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特願2001−321746では、皿装置が設けられた下側前面パネルと遊技盤の遊技領域と対向するガラス等の透過性パネルが設けられた上側前面パネルとが分離されているために、まず鍵装置を鍵プレートで操作して上側前面パネルを開いた後に、下側前面パネル開錠用の押しボタンを押さなければ下側前面パネルは開かないし、また、シャッタも連通部を閉じる状態に作動しない。即ち、下側前面パネルを開く場合において連通部を閉じるようにシャッタを作動させるためには、鍵装置に鍵プレートを差し入れて上側前面パネルを開く操作と下側前面パネル開錠用の押しボタン(特願2001−321746の明細書の段落0102等に記載されたボタン114)を押す操作の2つの操作を行わなければならず、煩雑であった。
本発明は鍵操作を行うだけで皿装置を備えた前面パネルを開放できるとともに連通部を閉じるようにシャッタを作動させることができる遊技機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の遊技機は、遊技機本体に対して開閉可能な前面パネルに設けられた皿装置と、遊技機本体に設けられた蓄球タンクと、皿装置と蓄球タンクとの連通部と、遊技機本体に設けられて連通部を開閉するシャッタと、遊技機本体に設けられた鍵機構と、遊技機本体に対して前面パネルが閉じられた状態から鍵機構を操作して前面パネルを開放可能な状態としたとき鍵機構に連動して連通部を閉じる状態にシャッタを作動させるシャッタ閉じ作動機構とを備えたので、鍵操作を行うだけで皿装置を備えた前面パネルを開放できるとともに連通部を閉じるようにシャッタを作動させることができる。
また、前面パネルの裏側に解除部材を設け、前面パネルを開放状態から閉じたときに解除部材により連通部を開く状態にシャッタを作動させるシャッタ開き作動機構を備えたので、前面パネルを閉じるだけで連通部を開くようにシャッタを作動させることができるようになる。
また、遊技機本体に対して開閉可能な前面パネルに設けられた皿装置と、遊技機本体に設けられた蓄球タンクと、皿装置と蓄球タンクとの連通部と、遊技機本体に設けられて連通部を開閉するシャッタと、遊技機本体に設けられた鍵装置と、前面パネルと係合して前面パネルを開放不能とするとともに鍵装置が解除操作されることにより前面パネルとの係合を解除して前面パネルを開放可能とする鍵操作係合解除部材と、連通部を閉じる状態にシャッタを移動させるシャッタ操作部材と、連通部を閉じたシャッタに係合してシャッタの位置を維持するシャッタ係合部材と、鍵操作係合解除部材に設けられてシャッタ操作部材を作動させる作動部材とを備え、鍵操作係合解除部材が前面パネルを開放可能とする状態に操作されたときに作動部材がシャッタ操作部材を作動させてシャッタが連通部を閉じるので、鍵操作を行うだけで皿装置を備えた前面パネルを開放できるとともに連通部を閉じるようにシャッタを作動させることができるとともに、作動部材により連通部を閉じるようにシャッタを確実に作動させることが可能となり、シャッタ係合部材により連通部を閉じた状態にシャッタを確実に維持できるようになる。
また、前面パネルの裏側に解除部材を設け、前面パネルを開放状態から閉じたときに解除部材がシャッタ係合部材のシャッタとの係合状態を解除するので、前面パネルを閉じるだけで連通部を開くようにシャッタを確実に作動させることができるようになる。
【0006】
【発明の実施の形態】
図を参照し、本発明の実施形態による遊技機1を説明する。図1は遊技機1の全体斜視図、図2は遊技機1の前面パネル4を取外した状態を示す斜視図、図3は内枠6の斜視図、図4は鍵機構20を示す斜視図、図5はシャッタ作動機構30の拡大斜視図、図6はシャッタ作動機構30の動作説明図である。
【0007】
遊技機1は、皿装置2及び前面飾り3を備えた前面パネル4と、回胴表示装置5及び遊技部品収納部100に図外の制御装置その他の遊技部品が取り付けられた内枠6(遊技機本体)と、外枠7とで構成される。この遊技機1は、球を投入することにより回胴表示装置5の図柄を変動させる遊技を行う遊技機であり、俗称「パチスロ」等と呼称されている。前面パネル4は上下ヒンジ8,9を介して内枠6に対して片開き可能に取り付けられている。皿装置2の前面及び上面には遊技操作ボタン等が設けられている。102は球貸機、103はスピーカ、104は球払出機構、200は遊技部品収納部100の前方に取付けられる前パネルである。
【0008】
内枠6には蓄球タンク10が設けられている。蓄球タンク10の前方開口11は連通口12を残してカバー13で塞がれている。皿装置2の後壁14には蓄球タンク10の連通口12と連通する球取り込み口15が設けられ、図1のように前面パネル4が閉じられた状態で球取り込み口15と連通口12とが連通して連通部16が形成される。内枠6における蓄球タンク10の連通口12の下方には連通部16を開閉するシャッタ17が設けられている。内枠6に設けられる図4に示す鍵機構20は、鍵装置21と、前面パネル4に設けられた図外のロック片に係合するとともに鍵装置21を図外の鍵プレートで操作することにより前面パネル4のロック片との係合が解除される上,下係合片22,23を備えた鍵操作係合解除部材24と、取付ベース25とで構成される。即ち、鍵装置21とが鍵操作係合解除部材24とが連結されていてこれらが取付ベース25を介して内枠6に取付けられている。上,下係合片22,23は内枠6に形成された縦長孔105を介して前面パネル4側に突出し、鍵プレート操作により下方向に移動して前面パネルを開放可能状態にし、また、前面パネル4を閉じることにより下方向に移動した後上方向に図外のばねで復帰して上記ロック片に係合するので前面パネル4は開放不可能となる。尚、26,27は外枠7に設けられた図外のロック片に係合して内枠6を外枠7に対して開放不能とし、鍵プレートで上記鍵装置21を逆方向に操作することで内枠6を外枠7に対して開放可能とする係合片である。
【0009】
連通部16を閉じる状態及び開く状態にシャッタ17を作動させるシャッタ作動機構30(シャッタ閉じ作動機構、シャッタ開き作動機構)は、図5,6に詳細に示すように、内枠6における連通口12の下方における内枠6の部分に固定されるベース部材31と、ベース部材31の表面32との間にシャッタ収納部33を形成してベース部材31の表面32に取り付けられるカバー34と、連通部16を閉じる状態にシャッタ17を移動させるシャッタ操作部材35と、連通部16を閉じたシャッタ17に係合してシャッタ17の位置を維持するシャッタ係合部材36とを備える。
【0010】
シャッタ17は、連通口12から球取り込み口15への球の移動を阻止する阻止部40を上部に備え、カバー34に設けられた開口41を介してカバー34の表側に突出し上記シャッタ操作部材35及びシャッタ係合部材36に係合する係合部42を中央部に備え、ベース部材31の下部に設けられた開口43を介してベース部材31の表面32の裏側に突出する被軸支部51を下部に備える。この被軸支部51は、孔44,45を介してベース部材31の上下フランジ46,47に固定された軸50に移動可能に取り付けられている。尚、ベース部材31の上下には取付係止片31a,31aが設けられており、これを内枠6の係止部6aに係止することで内枠6にベース部材31が取付けられている。
上記被軸支部51とベース部材31の上フランジ46との間には被軸支部51を下フランジ47の方向に付勢するコイルばね55が設けられている。52,53は軸受兼コイルばねの固定部である。シャッタ係合部材36はカバー34の表面56に設けられ、これはフランジ57,57間に固定された軸58とこの軸58に回動可能に取り付けられたロック部材60とこのロック部材60とカバー34の表面32に設けられたばね固定部61とロック部材60に設けられたばね固定部62とに取付けられたロック付勢ばね63とで構成される。
ロック部材60の下可動片64には係合片65を備え、この係合片65がシャッタ17の下縁66に係止することでシャッタ17が連通部16を閉じた状態にロックされる。
シャッタ操作部材35はベース部材31に設けられた支軸71と、この支軸71で中央側が支持されカバー34の表面56と平行する面に沿って回転可能な操作レバー72とで構成される。
操作係合解除部材24の下係合片23にはシャッタ操作部材35を作動させる作動部材75が設けられている。
皿装置2を備えた前面パネル4の裏側4aにはロック部材60の上可動片73を押圧する解除部材81が設けられている。
【0011】
次にシャッタ作動機構30の動作を説明する。鍵装置21に鍵プレートを差し込んで鍵操作係合解除部材24の上下係合片22,23が前面パネル4を開放可能とする状態に操作されたときに上記作動部材75の押圧部76が下方に移動するので操作レバー72の一端72aが下方に押圧される。これにより図6(b)に示すように操作レバー72の他端74がシャッタ17の係合部42とカバー34との間に入り込んだ状態でコイルばね55に抗してシャッタ17を押し上げるのでシャッタ17が連通部16を閉じる。このとき、ロック部材60の下可動片64の係合片65がシャッタ17の下縁66に係止するので、シャッタ17は連通部16を閉じる状態にロックされて蓄球タンク10の連通口12から皿装置2の球取込み口15への球Pの移動及び連通口12からの球Pのこぼれ落ちが防止されるとともにロック部材60の上可動片73がロック付勢ばね63で付勢されて前方に移動し解除部材81を押圧するので前面パネル4が前方に移動する。また、前面パネル4を開放状態から閉じたとき図6(a)に示すように解除部材81でロック部材60の上可動片73が押圧されるのでロック部材60の下可動片64の係合片65とシャッタ17の下縁66との係止が解除され、これによりシャッタ17はコイルばね55で付勢されて下方に移動し、連通部16を開くので、連通口12及び球取込み口15を介して皿装置2の球受皿2A内に球Pが移動可能となる。
尚、前面パネル4が閉じられてシャッタ17が連通部16を開けている状態においても操作レバー72の一端72aの上方への移動は上記作動部材75の押圧部76により規制されており、この状態においても操作レバー72の他端74はシャッタ17の係合部42とカバー34との間に入り込んだ状態となっている。
【0012】
以上により、鍵操作を行うだけで皿装置2を備えた前面パネル4を開放できるとともに連通部16を閉じるようにシャッタ17を作動させることができる遊技機1が得られる。また、前面パネル4を閉じるだけで連通部16を開くようにシャッタ17を作動させることができ、遊技機1を稼動できる状態にできる。
【0013】
尚、前面パネル4を皿装置2の部分とその上側の部分とに分離してもよい。また、本発明はパチンコ機にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による遊技機の全体斜視図。
【図2】実施形態の遊技機の前面パネルを取外した状態を示す斜視図。
【図3】実施形態の遊技機の内枠の斜視図。
【図4】実施形態の遊技機の内枠の斜視図。
【図5】実施形態の遊技機のシャッタ作動機構の拡大斜視図。
【図6】実施形態の遊技機のシャッタ作動機構の動作説明図。
【符号の説明】
1 遊技機、2 皿装置、4 前面パネル、4a 前面パネルの裏側、
6 内枠(遊技機本体)、10 蓄球タンク、16 連通部、17 シャッタ、20 鍵機構、21 鍵装置、24 鍵操作係合解除部材、
30 シャッタ作動機構、35 シャッタ操作部材、36 シャッタ係合部材、75 作動部材、81 解除部材。
Claims (4)
- 遊技機本体に対して開閉可能な前面パネルに設けられた皿装置と、遊技機本体に設けられた蓄球タンクと、皿装置と蓄球タンクとの連通部と、遊技機本体に設けられて連通部を開閉するシャッタと、遊技機本体に設けられた鍵機構と、遊技機本体に対して前面パネルが閉じられた状態から鍵機構を操作して前面パネルを開放可能な状態としたとき鍵機構に連動して連通部を閉じる状態にシャッタを作動させるシャッタ閉じ作動機構とを備えたことを特徴とする遊技機。
- 前面パネルの裏側に解除部材を設け、前面パネルを開放状態から閉じたときに解除部材により連通部を開く状態にシャッタを作動させるシャッタ開き作動機構を備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 遊技機本体に対して開閉可能な前面パネルに設けられた皿装置と、遊技機本体に設けられた蓄球タンクと、皿装置と蓄球タンクとの連通部と、遊技機本体に設けられて連通部を開閉するシャッタと、遊技機本体に設けられた鍵装置と、前面パネルと係合して前面パネルを開放不能とするとともに鍵装置が解除操作されることにより前面パネルとの係合を解除して前面パネルを開放可能とする鍵操作係合解除部材と、連通部を閉じる状態にシャッタを移動させるシャッタ操作部材と、連通部を閉じたシャッタに係合してシャッタの位置を維持するシャッタ係合部材と、鍵操作係合解除部材に設けられてシャッタ操作部材を作動させる作動部材とを備え、鍵操作係合解除部材が前面パネルを開放可能とする状態に操作されたときに作動部材がシャッタ操作部材を作動させてシャッタが連通部を閉じることを特徴とする遊技機。
- 前面パネルの裏側に解除部材を設け、前面パネルを開放状態から閉じたときに解除部材がシャッタ係合部材のシャッタとの係合状態を解除することを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
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JP2002379075A JP2004208761A (ja) | 2002-12-27 | 2002-12-27 | 遊技機 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008000453A (ja) * | 2006-06-23 | 2008-01-10 | Maruhon Ind Co Ltd | 遊技機 |
JP2008279106A (ja) * | 2007-05-11 | 2008-11-20 | Sophia Co Ltd | 遊技機 |
-
2002
- 2002-12-27 JP JP2002379075A patent/JP2004208761A/ja active Pending
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