JP2008131990A - 自動製パン機 - Google Patents

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Ryoichi Sakaguchi
良一 阪口
Noriko Nakahara
範子 中原
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Abstract

【課題】製品の全高に影響がなく、具入れ容器の着脱が自由であり、製パン工程終了後におけるパンケースの取り出しに支障を来たすことがないようにした自動製パン機を提供することを課題とする。
【解決手段】本体胴部11のオーブン12上に着脱自在にセットされた具投入装置24として、これを上下方向に開放された具入れ口を有するフレーム32と、前記具入れ口の下方を受ける具投入部材34と、前記フレーム32に取付けられたロック部材33とにより構成し、外部からロック部材33を作動させて具投入部材34のロックを解除して内部の具をオーブン12内に落下させるとともに、ロック部材33をそれ自体の付勢力で後退させ、該ロック部材33に設けられた可動フック62を本体蓋セット18の固定フック73に係合させ、本体蓋セット18の開放時に具投入装置24をそのセット位置から本体蓋セット18とともに取り外すようにした。
【選択図】図1

Description

この発明は、自動製パン機に関し、特に製パン工程の途中においてレーズン、ナッツ等の具その他の製パン材料(以下、単に具と称する。)を追加的に自動投入できるようにした具投入装置を備えた自動製パン機に関するものである。
製パン工程の途中において必要に応じてパン生地に具を自動投入できるようにした具投入装置付き自動製パン機が従来から知られている。従来の具投入装置付き自動製パン機は、本体胴部の内部にオーブンが設けられるとともにその本体胴部に取付けられた蓋セット内部に具入れ容器が取付けられ、製パン工程の適宜な時期に作動機構部によって具入れ容器が開放され、その内部の具をオーブン内のパンケース内に落下させるようになっている(特許文献1)。
この場合の具投入装置は、蓋セットを構成する内蓋と外蓋との間に設けられた収納部と、その収納部に出し入れ自在に収納された具入れ容器からなる。前記収納部の上面となる外蓋の部分に手動で操作される開閉蓋が設けられる一方、収納部の底面となる内蓋の部分に自動開放される扉が設けられる。その扉が作動機構部によって自動開放されると、内部の具入れ容器が扉の開放と共に傾いて内部の具をオーブン内部に落下させる。
その他の従来例として、蓋セットを構成する内蓋に上面開放の具入れ容器が回転可能に軸支され、その上方の外蓋下面に前記具入れ容器を受け入れる空間が設けられ、作動機構部によってその具入れ容器を前記空間内に半回転させ上下逆様状態に反転させることにより、内部の具をオーブン内部に落下させるようにしたものもある(特許文献2)。この場合の具入れ容器は必要に応じて取り外すことができる。
特開平9−117375号公報 特開平11−346930号公報
従来の具投入装置付き自動製パン機は、前記のように、具入れ容器が蓋の内部に設けられていたので、具入れ容器の高さが直接蓋セットの厚さに影響する構成である。このため、所定量の具の容量を確保しようとした場合に具入れ容器が高くなり、その結果蓋セットが厚くなり、必然的に製品の全高が高くなるという問題があった。
また、特許文献2の場合は、具の投入を必要としない場合は具入れ容器を取り外すことができるが、蓋内部に設けられた回転動作のための空間はそのまま残るため、蓋セットの厚さが具入れ容器の高さに影響されることについては前記の場合と変わりがない。
具入れ容器の高さが蓋セットの厚さに影響しないようにするため、具入れ容器を本体胴部内部のオーブン上部に着脱自在に取付ける構成が考えられる。この構成を採用すると、具入れ容器の高さが蓋セットの厚さに関係しないため製品の全高に影響がなく、また具投入の必要がない場合は取り外しが可能である便利さもある。しかし、具入れ容器をオーブン上部に取付ける構成であるため、製パン工程終了後オーブン内部のパンケースを取り出す際に、まず具入れ容器を取り外す必要があるため、利便性の点から改良の余地がある。
そこで、この発明は、製品の全高に影響がなく、具入れ容器の着脱が自由であり、更に、製パン工程終了後におけるパンケースの取り出しに支障を来たすことがないようにした自動製パン機を提供することを課題とする。
前記の課題を解決するために、この発明は、図1に示したように、本体胴部11と、その本体胴部11に開閉自在に取付けられた本体蓋セット18と、前記本体胴部11の内部に設けられたオーブン12と、前記本体胴部11のオーブン12上に上方より着脱自在にセットされた具投入装置24と、該具投入装置24のロック解除機構部25とを有し、製パン工程の途中において制御部からの指令により前記具投入装置24の具投入部材34のロックを解除してこれを開放することにより前記オーブン12内のパンケース15に具を投入するようにした自動製パン機を前提とする。
前記の自動製パン機において、この発明は、本体蓋セット18の内面に固定フック73が設けられ、前記具投入装置24のロック部材33に前記固定フック73に対し該ロック部材33のスライド方向に対向した可動フック62が設けられ、前記ロック部材33が、その初期位置(イ)(図5(b)参照)から前記ロック解除機構部25によって作動されるロック解除ストロークS1と、前記初期位置(イ)を越えて戻る戻りストロークS2を有し、そのロック解除ストロークS1の範囲内で前記具投入部材34のロックが解除され、戻りストロークS2の前記初期位置(イ)を越え終端に至る範囲内において前記可動フック62が前記固定フック73に係合されるように構成した。
なお、具を入れないで製パンする場合は、具投入装置24をオーブン12から取外しておくことができる。
前記の構成をもった自動製パン機は、ロック解除機構部25の作動によってロック部材33がその初期位置(イ)からロック解除ストロークS1だけスライドする範囲内において具投入部材34のロックが解除されることにより該具投入部材34が開放され、その下方にパンの膨張空間を確保するとともに内部の具をオーブン12のパンケース15内に落下させる。ロック部材33がロック解除ストロークS1の終端位置(ロ)(図5(b)参照)から逆転し、戻りストロークS2のスライドの途中で前記初期位置(イ)を越え終端位置(ハ)に達する範囲内において、ロック部材33に設けられた可動フック62が本体蓋セット18内面の固定フック73に係合される。その結果、製パン工程の終了後、本体蓋セット18を開放すると、具投入装置24が該本体蓋セット18の開放とともにオーブン12上部のセット位置から抜け出し、該蓋セット18とともに開放される。
前記具投入装置24の一層具体的な構成として、該具投入装置24が前記オーブン12上部に着脱可能に取付けられたフレーム32と、該フレーム32の具入れ口48の下方を受ける具投入部材34と、前記フレーム32にスライド自在に取付けられた前記のロック部材33とからなり、前記具投入部材34が開放方向に付勢されて該フレーム32に揺動自在に取付けられ、該具投入部材34にロック部材33が係合されたロック状態において前記ロック部材33の初期位置(イ)が設定されるようにした構成をとることができる。この構成によると、初期位置(イ)にあるロック部材33がロック解除されると、具投入部材34が自動的に全開され、具投入装置24の内部の具をオーブン12の内部に落下させる。
また、前記ロック部材33として、その後面部55に後方に突き出したロック解除凸部59が設けられ、前記ロック解除機構部25の操作部29が該ロック解除凸部59の後方に対向配置された構成をとることができる。この構成によると、ロック解除機構部25の作動により初期位置(イ)にあるロック部材33が前記のロック解除ストロークS1のスライドを行う。
さらに、前記フレーム32の具入れ口48の左右両側辺に下向きの内側面部49、前記ロック部材33の後辺に下向きの後面部55、及び前記具投入部材34に上向きの両側面部66がそれぞれ形成され、前記内側面部49と側面部66、前記後面部55及び前記具投入部材34の底面部64によって具収納部70が形成された構成をとることができる。この構成によると、フレーム32、ロック部材33及び具投入部材34の組み合わせによって具収納部70が形成されるので、具を収納する容器部品が不要となる。
この発明は、以上のようなものであるから、以下のような効果を奏することができる。
1)製パン工程終了後、本体蓋セット18を開放した場合、具投入装置24が本体蓋セット18と共に開放されるのでパンケース15の取り出しに支障を来たすことがない。
2)具投入装置24の高さが本体蓋セット18の厚さに影響を与えることがないので製品の全高を増加させることがない。
3)具投入装置24が着脱自在に取付けられるので、具投入の必要のない場合は取り外しておくことができる。
4)具の投入後はフレーム32とロック部材33のアセンブリーと、具投入部材34が両側に分かれるように開放されるので、これらの下方においてパンの膨張空間を確保することができる。
以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
図1に示したように、実施例の自動製パン機は、本体胴部11の内部にオーブン12が設けられ、そのオーブン12の底部にモーター等の駆動装置13、オーブン12の内部にヒーター14が設けられる。オーブン12の内部にパンケース15が出し入れ自在に設置され、パンケース15の内底面に駆動軸16が挿通され、その駆動軸16に混練羽根17が着脱自在に取付けられる。
前記本体胴部11の後端部において本体ヒンジ軸19により本体蓋セット18が開閉自在に取付けられる。本体蓋セット18は、外蓋21と内蓋22からなり、その内蓋22が前記オーブン12の蓋となる。外蓋21に透明板が装着された覗き窓23が設けられる。前記本体蓋セット18の内面、即ち内蓋22内面の中央部から後方(本体ヒンジ軸19の方向)に片寄ったほぼ半分の範囲に具投入装置24が着脱自在にセットされる。
本体ヒンジ軸19の下方の本体胴部11の内部にロック解除機構部25が設けられる。このロック解除機構部25は、上下方向に配置された作動レバー26と、ソレノイド28によって構成され、作動レバー26は水平方向の支点軸27によって前後方向に揺動自在に支持される。作動レバー26の下端部はソレノイド28に係合されるとともに、上端の操作部29がオーブン12の内部に露出され、後述のロック部材33の後方に接近して対向する。作動レバー26は付勢ばね30によって操作部29がロック部材33から離れる方向に付勢される。ソレノイド28は図示省略の制御部からの具投入信号によって作動され、作動レバー26を介してロック部材33を作動させる。
次に、前記具投入装置24について説明する。具投入装置24は、図2に示したように、フレーム32、ロック部材33、具投入部材34、ヒンジ軸35、一対のヒンジばね36及び一対の付勢ばね37からなる。
フレーム32は、金属板を屈曲形成して上面部38、その上面部38の両側縁を下向きに屈曲して両側面部39が形成され、さらに、上面部38の後端縁を下向きに屈曲して後面部41が形成される。フレーム32の前面と下面は開放されている。上面部38の後縁部と両側縁との間のコーナ部分はアールが付けられ、そのアールの部分に後面部41の左右両側部分から延長された円弧部42が側面部39に至る範囲に形成される。円弧部42の側面部39側の前端部に設けられた端片43が側面部39の裏面に沿うように折り曲げられ、円弧部42の浮き上がりを防止することにより該円弧部42と側面部39を同一面に保持するようにしている。
前記各側面部39の下端に外向きの屈曲部44を介して下向きに屈曲された両側差し込み片45が設けられ、同様に後面部41の下端にも、同様に外向きの屈曲部46を介して下向きに屈曲された後端差し込み片47が設けられる(図3、図4参照)。
前記上面部38の中央部に四角形の具入れ口48(図2参照)が設けられ、その具入れ口48の左右両側辺が下向きに屈曲され内側面部49が形成される。各内側面部49に沿った上面部38の部分に前後方向に一定間隔をおいて前後一対の矩形のスライド規制穴51が形成される。
前記の両側面部39には、その一部を内向きに切り起こすことにより、前記付勢ばね37の一方のばね受け片52となる部分が設けられ、また、該側面部39の前端上部に軸穴53が形成される。また、前記後面部41の中央部に円形穴54が形成される。前記のばね受け片52は、ロック部材33との組み合わせる前においては折り込み前の状態(側面部39と同一面の状態)にあり、後述のように、ロック部材33と組み合わされた後に内向きに折り込まれる。
前記ロック部材33(図3参照)は樹脂成形品であり、後辺に後面部55を有し、その両端から前方に屈曲された側面部56を有する平面視がコの字形をなす(図2参照)。後面部55及び側面部56の背面には断面外向きコの字形となる上面部57とこれに対向した下面部58が形成される。このロック部材33は前記のフレーム32の両側面部39の内面及び上面部38の下面に沿って前後方向に一定ストロークをもって前後方向にスライドできるように嵌合される(図4から図6参照)。
前記後面部55の背面に形成された下面部58の中央部には、円筒形のロック解除凸部59が設けられる(図4、図6参照)。また、前記両側面部56の後端寄りの下端に後方に開放されたロックフック61が設けられ、上面部57に前後方向に一定の間隔をおき、係合部が後方を向いた逆L字形の前後一対の可動フック62が前記フレーム32のスライド規制穴51に対応した間隔で設けられる。また、可動フック62の下方の下面部58の一部には、付勢ばね37の装着用の矩形穴63が設けられる。その矩形穴63の後方に補強用隔壁を兼ねたばね受け部60が設けられる(図5参照)。
前記具投入部材34は、図2及び図3に示したように、金属板を屈曲して形成され、底面部64の前端に傾斜前面部65が設けられるとともに、その底面部64の両側縁に上向きに屈曲された側面部66が設けられ、更に、傾斜前面部65の両側にも上向きに屈曲された傾斜側面部67が設けられる。両側面部66の後端上部に外向きに屈曲されたフランジ部68が設けられ、また傾斜側面部67の前端部に軸穴69が設けられる。
前記フレーム32に対してロック部材33及び具投入部材34を組み付ける際は、先にロック部材33を組み付ける。ロック部材33をフレーム32の上面部38の下面及び両側面部39の内面に沿って前方から組み付け、ロック解除凸部59を円形穴54に挿入するとともに、ロック部材33の各可動フック62をスライド規制穴51にその下方から挿入して上面部38の上方に突き出す(図5参照)。その後、前記のばね受け片52を内向きに折り込む。ばね受け片52は、前記の矩形穴63の前方に位置し、その後方に位置する前述のばね受け部60に対向する。また、折り込まれたばね受け片52は、ロック部材33の上面部57の下面に接触することにより(図5、図6参照)、前記ロック解除凸部59を支持する円形穴54の部分と合わせてロック部材33を前後方向にスライド自在に支持する。
更に、前記矩形穴63の下方から付勢ばね37を挿入し、これを前記のばね受け片52とばね受け部60との間に介在させると、ロック部材33はその付勢力によってフレーム32の後方に向けた付勢力を受ける(図5の矢印a参照)。
具投入部材34は、その底面部64がフレーム32の具入れ口48の下方に臨み、また両側面部66がフレーム32の内側面部49の下面に接近又は接触し(図6参照)、同時に底面部64の後端辺がロック部材33の後面部55の下端に接近又は接触する。その状態で、フレーム32の軸穴53と具投入部材34の軸穴69及びヒンジばね36の芯合わせを行い、ヒンジ軸35を挿通する。ヒンジばね36の一端はフレーム32、他端は具投入部材34にそれぞれ係合される(図4参照)。具投入部材34は常時具入れ口48の下方の閉鎖位置から開放方向に向けて付勢される。
具投入部材34は、ヒンジ軸35を中心にしてフレーム32の下方において前後方向に揺動自在となり、最も前方に揺動した全開状態で、フレーム32の上面部38の高さまで開放される(図8の二点鎖線参照)。また、人の手の力で強制的に後方(閉鎖方向)に揺動させると、フランジ部68がロック部材33のロックフック61の傾斜面61a(図2、図5(a)参照)に当たり、ロック部材33を付勢ばね37の付勢力に対向して強制的に前方に移動させながら傾斜面61aでガイドされフック凹部61bに係合される。これにより、具投入部材34は開放方向に付勢された状態で閉鎖され、かつロックされる。(図5(a)参照)。
前記のロック状態において、フレーム32の具入れ口48の下方に臨んだ具投入部材34の底面部64、傾斜前面部65と、これらの側面部66、傾斜側面部67、フレーム32側の両内側面部49及びロック部材33の後面部55によって上端開放の具収納部70(図7参照)が構成される。
また、ロック部材33の可動フック62は前述のロック状態においては、図5(b)に示したように、スライド規制穴51の前後方向のほぼ中間部分にある。ロック部材33のこの位置を初期位置と称し(イ)で示す。初期位置(イ)からスライド規制穴51の前端までのストロークをロック解除ストロークS1と称し、そのストロークS1の終端位置を(ロ)で示す。また、その終端位置(ロ)から反転して初期位置(イ)を越えてスライド規制穴51の後端までのストロークを戻りストロークS2と称し、その戻りストロークS2の終端位置を(ハ)で示す。
図5(a)に示したように、ロックフック61のフランジ部68に対する係合ストロークS3は、前記のロック解除ストロークS1より小さく設定される。
図7に示したように、本体胴部11のオーブン12の両内側面のパンケース15より高い位置において、該側面の前後方向の中間部より若干後方寄りの部分に上下方向に開放された両側差し込み部71が設けられるとともに、同じ高さにおいて同様に上下方向に開放された後部差し込み部72が設けられる。後部差し込み部72は左右方向に並んで2個所に設けられる。
また、本体蓋セット18の内面において4個所の固定フック73がその内蓋22に設けられる。これらの固定フック73は、係合部分が前方を向いたL形に形成され、前記具投入装置24の4個所の可動フック62の後方において初期位置(イ)にある可動フック62の先端と固定フック73の先端が間隔S(図5(b)参照)をおいて対向する。この間隔Sの存在によって、具投入装置24は本体蓋セット18に対しては非係合状態にある。
前記の間隔Sを、前記の戻りストロークS2とロック解除ストロークS1の差より小さく設定しておく(0<S<S2−S1)ことにより、戻りストロークS2が初期位置(イ)を越えて終端位置(ハ)に達する範囲内において可動フック62が固定フック73に係合する。
実施例の自動製パン機は以上のような構成であり、次にその作用について説明する。
製パンを開始するに際し、予めパン生地の材料をパンケース15に入れ、その後所望の具を具収納部70に収納した具投入装置24の両側差し込み片45と後端差し込み片47を、図7の一点鎖線で示したように、オーブン12内部の両側差し込み部71及び後部差し込み部72に上方より差し込み、具投入装置24をオーブン12上方の後方(本体ヒンジ軸19側)に片寄った位置にセットする(図1、図8参照)。本体蓋セット18を閉鎖した状態でその固定フック73に対して可動フック62はその前方に前記の間隔Sだけ離れた位置にあって非係合状態にある。また、ロック解除機構部25の操作部29は、ロック解除凸部59の後方に接近した状態に対向する。
製パン工程の途中において、制御部からの具投入信号によってロック解除機構部25の作動レバー26がソレノイド28によって作動されると、上端の操作部29によってロック解除凸部59が押し込まれ、ロック部材33がロック解除ストロークS1だけ付勢ばね37のばね力に対抗して前進される(図8の二点鎖線参照)。この前進と同時にロックフック61が係合ストロークS3以上前進するためフランジ部68から外れ、具投入部材34のロックが解除される。
その解除によって具投入部材34はヒンジばね36のばね力によって全開され(図8の二点鎖線矢印参照)、内部の具をパンケース15内に落下させる。具投入部材34の全開によって具投入装置24は、本体蓋セット18の内面においてヒンジ軸35を中心として後端側の半分の範囲にフレーム32とロック部材33のアセンブリーが残り、前端側の半分の範囲に具投入部材34がそれぞれ内蓋22に接近した状態に保持されるので、具投入装置24の高さが両側に分散される。その結果、これらの下方においてパンA(図8参照)の膨張空間を確保することができる。
また、前記のロックの解除と同時に、ロック部材33自体はその付勢ばね37のばね力によって戻りストロークS2の終端位置(ハ)まで後退(図9の二点鎖線の位置から実線の位置まで後退)して停止する。これにより可動フック62が固定フック73に係合され、具投入装置24全体が本体蓋セット18の内面に係合一体化される。
製パン工程が完了して本体蓋セット18を開放したとき、具投入装置24は、本体蓋セット18の開放とともに各差し込み片45、47がオーブン12側の各差し込み部71、72から上方に抜け出し、具投入装置24は本体蓋セット18と一体となって開放される(図10参照)。従って、その後パンケース15を取り出す際に、具投入装置24の存在が支障を来たすことがない。
なお、本端蓋セット18から具投入装置24を外す際は、具投入部材34を元の状態に閉じたうえで、可動フック62を固定フック73から外せばよい。
以上述べた実施例においては、本端蓋セット18の本体ヒンジ軸19側を「後方」又は「後」、その反対側を「前方」又は「前」と称し、ロック解除機構部25を本体胴部11の後部に設けるとともに、具投入装置24をオーブン12上部において後方に片寄った位置にセットし、具投入部材34が前方に開放する構成としている。しかし、この発明においては前記の構成に限られず、ロック解除機構部25を本体胴部11の前部に設けるとともに、具投入装置24をオーブン12上部において前方に片寄った位置にセットし、具投入部材34が後方に開放する構成をとることもできる。
実施例の断面図 同上の具投入装置の分解斜視図 同上の横断平面図 図3のX1−X1線の断面図 図3のX2−X2線の断面図 図3のX3−X3線の断面図 実施例の具投入装置装着時の一部分解斜視図 同上の具投入装置装着状態の一部断面図 同上の具投入装置作動時の一部断面図 同上の製パン終了後の本体蓋セット開放状態の一部断面図
符号の説明
11 本体胴部
12 オーブン
13 駆動装置
14 ヒーター
15 パンケース
16 駆動軸
17 混練羽根
18 本体蓋セット
19 本体ヒンジ軸
21 外蓋
22 内蓋
23 覗き窓
24 具投入装置
25 ロック解除機構部
26 作動レバー
27 支点軸
28 ソレノイド
29 操作部
30 付勢ばね
32 フレーム
33 ロック部材
34 具投入部材
35 ヒンジ軸
36 ヒンジばね
37 付勢ばね
38 上面部
39 側面部
41 後面部
42 円弧部
43 端片
44 屈曲部
45 両側差し込み片
46 屈曲部
47 後端差し込み片
48 具入れ口
49 内側面部
51 スライド規制穴
52 ばね受け片
53 軸穴
54 円形穴
55 後面部
56 側面部
57 上面部
58 下面部
59 ロック解除凸部
60 ばね受け部
61 ロックフック
61a 傾斜面
61b フック凹部
62 可動フック
63 矩形穴
64 底面部
65 傾斜前面部
66 側面部
67 傾斜側面部
68 フランジ部
69 軸穴
70 具収納部
71 両側差し込み部
72 後部差し込み部
73 固定フック

Claims (4)

  1. 本体胴部(11)と、その本体胴部(11)に開閉自在に取付けられた本体蓋セット(18)と、前記本体胴部(11)の内部に設けられたオーブン(12)と、前記本体胴部(11)のオーブン(12)上に上方より着脱自在にセットされた具投入装置(24)と、該具投入装置(24)のロック解除機構部(25)とを有し、製パン工程の途中において制御部からの指令により前記具投入装置(24)の具投入部材34のロックを解除してこれを開放することにより前記オーブン(12)内のパンケース(15)に具を投入するようにした自動製パン機において、前記本体蓋セット(18)の内面に固定フック(73)が設けられ、前記具投入装置(24)のロック部材(33)に前記固定フック(73)に対し該ロック部材(33)のスライド方向に対向した可動フック(62)が設けられ、前記ロック部材(33)が、その初期位置(イ)から前記ロック解除機構部(25)によって作動されるロック解除ストロークS1と、前記初期位置(イ)を越えて戻る戻りストロークS2を有し、そのロック解除ストロークS1の範囲内で前記具投入部材(34)のロックが解除され、戻りストロークS2の前記初期位置(イ)を越え終端に至る範囲内において前記可動フック(62)が前記固定フック(73)に係合されることを特徴とする自動製パン機。
  2. 前記具投入装置(24)が、前記オーブン(12)上部に着脱可能に取付けられたフレーム(32)と、該フレーム(32)の具入れ口(48)の下方を受ける具投入部材(34)と、前記フレーム(32)にスライド自在に取付けられた前記のロック部材(33)とからなり、前記具投入部材(34)が開放方向に付勢されて該フレーム(32)に揺動自在に取付けられ、該具投入部材(34)にロック部材(33)が係合されたロック状態において前記ロック部材(33)の前記の初期位置(イ)が設定されることを特徴とする請求項1に記載の自動製パン機。
  3. 前記ロック部材(33)は、その後面部(55)に後方に突き出したロック解除凸部(59)が設けられ、前記ロック解除機構部(25)の操作部(29)が該ロック解除凸部(59)の後方に対向配置されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の自動製パン機。
  4. 前記フレーム(32)の具入れ口(48)の左右両側辺に下向きの内側面部(49)、前記ロック部材(33)の後辺に下向きの後面部(55)、及び前記具投入部材(34)に上向きの両側面部(66)がそれぞれ形成され、前記内側面部(49)と側面部(66)、前記後面部(55)及び前記具投入部材(34)の底面部(64)によって具収納部(70)が形成されたことを特徴とする請求項2又は3に記載の自動製パン機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010115323A1 (zh) * 2009-04-10 2010-10-14 广东新宝电器股份有限公司 一种能自动加果料的面包机

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